JPH0714506Y2 - 鉄筋トラス床版 - Google Patents
鉄筋トラス床版Info
- Publication number
- JPH0714506Y2 JPH0714506Y2 JP700289U JP700289U JPH0714506Y2 JP H0714506 Y2 JPH0714506 Y2 JP H0714506Y2 JP 700289 U JP700289 U JP 700289U JP 700289 U JP700289 U JP 700289U JP H0714506 Y2 JPH0714506 Y2 JP H0714506Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor slab
- truss floor
- reinforcing bar
- bar truss
- slab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉄筋トラス床版の改良に関するものである。
(従来技術) 従来の鉄筋トラス床版1は、第3図に示すように、特殊
な鉄板2の上に複数条に鉄筋トラス3が溶接により固定
された構造になっている。この場合、鉄筋トラス3は、
吊材3aやラチス材3b等により構成されている。なお、4
はスラブ、dはスラブ4の厚みである。
な鉄板2の上に複数条に鉄筋トラス3が溶接により固定
された構造になっている。この場合、鉄筋トラス3は、
吊材3aやラチス材3b等により構成されている。なお、4
はスラブ、dはスラブ4の厚みである。
かかる鉄筋トラス床版1を型枠とした第3図のようなス
ラブ型枠組立で、梁側型枠5に該鉄筋トラス床版1を取
付ける際に既製品のため寸法上の不要部分1aが生じ、
(イ)の位置で切断する必要がある。
ラブ型枠組立で、梁側型枠5に該鉄筋トラス床版1を取
付ける際に既製品のため寸法上の不要部分1aが生じ、
(イ)の位置で切断する必要がある。
(考案が解決しようとする課題) 上記した如き寸法上の不要部分1aは、従来、鉄筋トラス
床版1を組み付ける際に鍛冶工が酸素切断器等を使用し
て切断しなければならないので、手間と時間がかかる問
題があった。また、このような鍛冶工の切断作業のた
め、工期ロスが多くなるとともに、コスト高になる問題
があった。
床版1を組み付ける際に鍛冶工が酸素切断器等を使用し
て切断しなければならないので、手間と時間がかかる問
題があった。また、このような鍛冶工の切断作業のた
め、工期ロスが多くなるとともに、コスト高になる問題
があった。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目
的は、鉄板の寸法上の不要部分の切断を容易に行うこと
ができる鉄筋トラス床版を提供することにある。
的は、鉄板の寸法上の不要部分の切断を容易に行うこと
ができる鉄筋トラス床版を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を説明する
と、本考案は鉄板の表面に鉄筋トラスが固定されてなる
鉄筋トラス床版において、前記鉄板の少なくとも周縁寄
りの部分には予め一定の間隔をもって穿設されたスリッ
トが設けられていることを特徴とする。
と、本考案は鉄板の表面に鉄筋トラスが固定されてなる
鉄筋トラス床版において、前記鉄板の少なくとも周縁寄
りの部分には予め一定の間隔をもって穿設されたスリッ
トが設けられていることを特徴とする。
(作用) 而して上記のような構成によれば、鉄板の寸法上の不要
部分を一定の間隔をもって穿設されたスリット(以下ス
リットという)を利用して容易に切断することができる
とともに、その作業は鍛冶工でなく、型枠を組立てる型
枠工自身が容易に行える。
部分を一定の間隔をもって穿設されたスリット(以下ス
リットという)を利用して容易に切断することができる
とともに、その作業は鍛冶工でなく、型枠を組立てる型
枠工自身が容易に行える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図及び第2図を参照して詳
細に説明する。なお、前述した第3図と対応する部分に
は同一符号をつけて示している。
細に説明する。なお、前述した第3図と対応する部分に
は同一符号をつけて示している。
本実施例の鉄筋トラス床版1は、鉄筋2の少なくとも周
縁寄りの部分にスリット6を入れている。該スリット6
は、例えば第2図に示すように、切断部6aが50mm、非切
断部6bが50mm、隣接ピッチが50mmとなるように設ける。
この場合、隣接するスリット6は、一方のスリット6の
切断部6aの隣りが他方のスリット6の非切断部6bとなる
ように千鳥状に設けて、機械的強度の低下を防止するの
が好ましい。
縁寄りの部分にスリット6を入れている。該スリット6
は、例えば第2図に示すように、切断部6aが50mm、非切
断部6bが50mm、隣接ピッチが50mmとなるように設ける。
この場合、隣接するスリット6は、一方のスリット6の
切断部6aの隣りが他方のスリット6の非切断部6bとなる
ように千鳥状に設けて、機械的強度の低下を防止するの
が好ましい。
このようにスリット6を設けると、寸法上の不要部分1a
は型枠工自身がスリット6を例えば数回折るか、或いは
カッターで容易に切断できる。
は型枠工自身がスリット6を例えば数回折るか、或いは
カッターで容易に切断できる。
なお、本考案の鉄筋トラス床版は、スラブの補強材とし
ての用途の他に型枠を兼ねたが、スラブの補強材のみの
用途に用い、型枠は別のものを用いてもよいことは勿論
である。
ての用途の他に型枠を兼ねたが、スラブの補強材のみの
用途に用い、型枠は別のものを用いてもよいことは勿論
である。
而して、鉄筋トラス床版1の組付けは、まず該鉄筋トラ
ス床版1を梁側型枠5間に架け渡した後、第3図に示す
ように、梁側型枠5の内側に突出した余分の鉄筋トラス
床版1を切断する。
ス床版1を梁側型枠5間に架け渡した後、第3図に示す
ように、梁側型枠5の内側に突出した余分の鉄筋トラス
床版1を切断する。
この際鉄筋トラス床版1上の鉄筋トラス3の不要部分も
切断する。
切断する。
そして、適宜長さにに切断した鉄筋トラス床版1上及び
梁側型枠5内に現場打ちコンクリートを打設してスラブ
などを形成するものである。
梁側型枠5内に現場打ちコンクリートを打設してスラブ
などを形成するものである。
(考案の効果) 本考案は以上のような構成にしたので下記のような効果
を有する。
を有する。
本考案の鉄筋トラス床版は、鉄板の周縁寄りの部分に
スリットを入れたので、寸法上の不要部分を該スリット
を利用して容易に切断することができるとともに、その
スリットの切断を鍛冶工でなく、型枠を組立てる型枠工
が行えるので、工期の短縮及びコストの低減を図ること
ができる。
スリットを入れたので、寸法上の不要部分を該スリット
を利用して容易に切断することができるとともに、その
スリットの切断を鍛冶工でなく、型枠を組立てる型枠工
が行えるので、工期の短縮及びコストの低減を図ること
ができる。
鉄筋トラス床版がスリットで容易に切断することがで
きるので、任意の形状の鉄筋トラス床版を容易に形成す
ることができる。
きるので、任意の形状の鉄筋トラス床版を容易に形成す
ることができる。
第1図は本考案に係る鉄筋トラス床版の一実施例を示す
斜視図、第2図は本実施例におけるスリットのピッチの
一例を示す平面図、第3図は従来の鉄筋トラス床版によ
る型枠の組立状況を示す断面図である。 1……鉄筋トラス床版、2……鉄板 3……鉄筋トラス、4……スラブ 6……スリット
斜視図、第2図は本実施例におけるスリットのピッチの
一例を示す平面図、第3図は従来の鉄筋トラス床版によ
る型枠の組立状況を示す断面図である。 1……鉄筋トラス床版、2……鉄板 3……鉄筋トラス、4……スラブ 6……スリット
Claims (1)
- 【請求項1】鉄板の表面に鉄筋トラスが固定されてなる
鉄筋トラス床版において、前記鉄板の少なくとも周縁寄
りの部分に予め一定の間隔をもって穿設されたスリット
が設けられていることを特徴とする鉄筋トラス床版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP700289U JPH0714506Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 鉄筋トラス床版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP700289U JPH0714506Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 鉄筋トラス床版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0299111U JPH0299111U (ja) | 1990-08-07 |
JPH0714506Y2 true JPH0714506Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31211646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP700289U Expired - Lifetime JPH0714506Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 鉄筋トラス床版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714506Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP700289U patent/JPH0714506Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0299111U (ja) | 1990-08-07 |
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