JPS594741A - 立体三角トラス構造物およびコンクリート用型枠構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコン、クリート用型枠構造物に関し、さらに詳
しくは、立体三角トラス構造物と板状材を組合わせたコ
ンクＩＪ　−ト型枠兼用構造物に関するものである。

三角トラス構造物（以下、三角トラスという）は、第１
図に示すように、一本の上弦材１と一対の下弦材２Ａ、
２ＢとをＶ字形の斜材３を介して固着させたものである
。この場合、斜材３は上弦材１の両側にまたがる形で多
数設けられているが。

第２図に示すように、連続した７字形の斜材１３を上弦
材１の両側にそれぞれ平行して設けたものも用いれてい
る。このような三角トラスを用いて建設資材用のスラブ
型枠、例えばプレキャストコンクリート板を製造し、こ
れをコンクリート構造物の型枠兼骨格構造物として用い
るととが行なわれている。

しかし、このような構造物は、三角トラスと横筋からな
る構造物にコンクリートを打ち込んだものであり、工場
で生産するにはコンクリートの養生期間を要するので製
造日数が多くかかり、また半コンクリート製品のために
重量が重く、人力により簡単に移動することができない
ため取扱いが不便であり、また建設現場までの運搬に費
用がかかるという欠点がある。

一方、建設用スラブ型枠としては、鋼製のデツキプレー
ト、例えばキーストンプレート、スリットデツキプレー
ト等が知られているが、このような平板状型枠では強度
および剛性が充分でないのでスパンが広くとれず、“ま
たそのままコンクリート構造物の一部として利用できな
いという難点がある。

本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消し、強度お
よび剛性が充分あり、かつ型枠構造物がそのままコンク
リート構造物の一部として利用することができるコンク
リート用型枠構造物を提供することにある。

本発明は、一本の上弦材と二対の下弦材とを７字形の斜
材を介して固着させた立体三角トラス構造物の斜材の頂
端またけ端部を上弦材または下弦材よ恰も上方または下
方に突出させ、多数平行に配列された前記三角トラス構
造物の前記斜材の突出部をパネルに接合して一体化した
ことを特徴とする。

以下、本発明を図面によりさらに詳細に説明する。

第３図は、本発明の一実施例を示すコンクリート用型枠
構造物の断面図であし、第１図に示した三角トラスのＶ
型斜材の下端３Ａ、３Ｂを下弦材２人および２Ｂの下方
に突出させ、その突出部を鋼板４上に溶接によって固着
させたものである。

さらにこの構造物の下弦材２Ａ、２Ｂの下部には横筋５
が同様に溶接−によハ固着されている。このような構造
物は、従来の三角トラス構造物の製造工程に準じてさら
に鋼板を取付けるだけでよいので容易に製造することが
できる。このように製造された型枠構造物は、現場に輸
送してコンクリ−ト構造物の所定の位置に七ットされ、
三角トラスが設けられた側にコンクリートが打設される
が。

コンクリートが固化したのちも取抄外さずにそのままコ
ンクリート構造物の骨格の一部として利用される。なお
、」；記突出部分３Ａおよび３Ｂの長さけ、横筋５に対
して必要とされるコンクリートのかぶりに相当する深さ
以上であればよい。

次に第４図は、本発明の他の実施例を示す型枠構造物の
側面断面図を示すものであり、この場合、三角トラスと
しては、第２図に示した斜材１３の下頂部１３Ａ、１３
Ｔ３を下弦材２人および２Ｂの下方に突出させたものを
用い、またその突出部１３Ａ、１３Ｂに固着させるパネ
ルとしていわゆるキーストンプレー）４Ａを用いたもの
である。この実施例においては、キーストンプレー）４
Ａの溝方向と、三角トラスの筋の配列方向が直角になる
ように前記突出部１３Ａ、１３Ｂをプレート番人に固着
させ、かつ横筋５を前記突出部１３Ａ。

１、３　Ｂど下弦材２Ａ、２Ｂによって囲まれる半円部
に挿入して固着させたので、第１図の場合に比べてより
強固な型枠構造物とすることができる。

上記実施例におｈて、三角トラスと組合わせるパネルと
しては、平板状の鋼板番および波形のキーストンプレー
）４Ａが用いられているが、その他に例えばアルミニウ
ムなどの金属、樹脂コンクリート、陶磁器等の無機質、
繊維強化樹脂等の有機質の平板または変形板を用いても
よい、樹脂コンクリートとしてはコンクリートに樹脂を
含浸した本のの他、コンクリートに樹脂を予め配合した
本のでもよい。樹脂コンクリート、繊維強化樹脂、セラ
ミックス等を用いた場合には、防錆性、耐薬品性等がさ
らに改善され、コンクリート構造物の耐久性が向上する
。また構造物の表面に樹脂モルタルを被覆する場合には
、樹脂モルタルのかぶり部分は前記突出部１３Ａまたは
１３Ａの厚さで充分確保されいるので、その被覆厚みを
薄くすることができる。また上記実施例における三角ト
ラスとパネルとの固着は溶接によったが、これは溶接に
限定されず、例えば樹脂コンクリート、繊維強化樹脂等
のパネルを用いる場合には接着剤によって固着すること
が好ましい。なお上記実施例では三角トラスの下頂部と
下弦材の半円形部に横筋を挿入固着するものとしたが、
横筋は必らずしもこの部分に固着する必要はなく、他の
部分でもよい。

以上、本発明によれば、三角トラスの下端部を突出させ
、この部分とパネルを固着させることにより高い強度と
剛性を有するコンクリート用型枠兼構造部材を得ること
ができ、また三角トラス下端の突出部によりコンクリー
ト構造物に必要とされるかぶ抄部分を充分とることがで
きるので、防錆性が向上し、また樹脂モルタル等で被覆
する場合にもその被覆厚さを薄くすることができる。さ
らに本発明の型枠兼用構造部材は従来の三角トラスと同
様に工場生産が容易であ妙、またコンクリート部分がな
いので従来のプレキャストコンクリート板等に比べて著
しく軽量となり、輸送および取り扱いが容易となる。ま
た、本発明の構造物を用いて現場作業を行なう場合にも
、必らずしも機械に頼ることなく、人力でも容易に運搬
することができるなど、現場作業上も極めて便利である
。

さらに三角トラスとパネルとの組合わせにより、パネル
の強度が向上するので、従来のパネルと比較してスパン
を広くとることができるという利点も得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、それぞれ従来の三角トラス構造
物の例を示す斜視図、第３図および第４図は、それぞれ
本発明の実施例を示すコンクＩＪ−ト用型枠構造物の断
面図である。 １・・・・−・上弦材、２Ａ、２Ｂ・・・・・・下弦材
、３・・・・・・斜材、４・・・・・・鋼板、４Ａ・・
・・・・キーストンプレート。 ５・・・・−・横筋、１３・・・・・・斜材、突出部曲
・・３Ａ１３Ｂ、１３Ａ、１３Ｂ０ 代理人　弁理士　川　北　武　長

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）一本の上弦材と二対の下弦材とをＶ字形の斜材を
   介して固着させた立体三角トラス構造物の斜材の頂部ま
   たは端部を上弦材または下弦材よりも上方または下方に
   突出させ、多数平行に配列された前記三角トラス構造物
   の前記斜材の突出部をパネルに接合して一体化したこと
   を特徴とするコンクリート用型枠構造物。 （２、特許請求の範囲第１項において、前記パネルは平
   板または波形の板状材料からなることを特徴とするコン
   クリート用型枠構造物。 （３）特許請求の範囲第２項において、前記板状材料は
   、鋼、アルミニウム、樹脂コンクリート、陶磁器または
   繊維強化樹脂からなることを特徴とするコンクリート用
   型枠構造物。 （番）特許請求の範囲第１項または第２項において、前
   記立体三角トラス構造物の頂部を上弦材または下弦材よ
   りも上方または下方に突出させ、該突出部の半円形部分
   に横筋を挿入固着したことを特徴とするコンクリート用
   型枠構造物。