JPH061864B2 - 音声信号処理回路 - Google Patents

音声信号処理回路

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JPH061864B2
JPH061864B2 JP57016024A JP1602482A JPH061864B2 JP H061864 B2 JPH061864 B2 JP H061864B2 JP 57016024 A JP57016024 A JP 57016024A JP 1602482 A JP1602482 A JP 1602482A JP H061864 B2 JPH061864 B2 JP H061864B2
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signal
pcm
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pcm signal
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万典 山手
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、音声信号をPCM信号に変換し、そのPCM
信号をPWM信号に変換しさらにDクラスアンプで増幅
した後、低域フィルターに通して、増幅した音声信号を
再生することにより音声信号の増幅を行なう音声信号処
理回路に関する。
一般に、この種の音声信号処理回路においては音声信号
のサンプリング周波数はPCM信号を作るA/D変換器
の変換スピードによっており、通常の処理ではサンプリ
ング周波数は音声信号の帯域の2〜3倍に選ばれてい
る。この場合、PWM信号のサンプリング周波数も上記
のサンプリング周波数になっているが、PWM変調では
基本のサンプリング周波数の両側に音声信号によるサイ
ドバンドが発生するため、そのサイドバンドが音声帯域
に妨害波となって混入することにより歪特性の劣化を起
す。又、サスプリング周波数を高くしようとした場合で
も、上述の様にA/D変換器の変換スピードにより制限
を受けるため、歪の改善はあまり期待できない。
そこで、本発明は、入力される音声信号はサンプリング
周波数fでサンプリングし、これを用いて2
(nは正の整数)のサンプリング周波数のPCM信号
を全加算器を応用して作成しこれを処理することにより
歪特性の良化を図った音声処理信号回路を提供すること
を目的とするものである。
このため本発明においては、まず入力された音声信号を
A/D変換器によりサンプリング周波数fでPCM信
号に変換する。その変換されたPCM信号を1サンプリ
ング期間遅延させ、遅延させたPCM信号と次のサンプ
リング期間でのPCM信号とを加算平均する。そして、
遅延させたPCM信号と加算平均したPCM信号とをそ
れぞれマルチプレクサーに入力し、そのマルチプレクサ
ーで遅延させたPCM信号か加算平均したPCM信号か
を選択する。マルチプレクサーの出力信号はD−タイプ
フィリップフロップに入力し、そのフィリップフロップ
にサンプリング周波数2のタイミングパルスを供
給することにより、周波数2サンプルしたPCM
信号を作成する。このPCM信号をプリセッタブルカウ
ンターのプリセット入力に供給し、そのカウンターに周
波数2のタイミングパルスを入力してそのタイミ
ングパルスによりPCM信号をPPM信号に変換する。
さらに、2のタイミングパルスとPPM信号をマ
ルチバイブレーターに入力して、PWM信号に変換す
る。このPWM信号を低域フィルターに通すことにより
増幅した音声信号を得るようにしたことを特徴とするも
のである。
以下、本発明につき、その一実施例を示す図面を参照し
つつ詳細に説明する。
まず、入力音声信号をfでサンプリングして得たPC
M信号を2でサンプリングしたPCM信号に変換
する部分の原理を説明する。第1図において、Aはn=
1とした場合を示すもので2に変換するものであ
る。ここで、1は入力された音声信号で、fでサンプ
リングするものとする。τはサンプリング周期である。
ここで、任意のサンプリング時期のkτ(kは整数)の
時の入力音声信号のサンプル値2をf(kτ)とする。次
のサンプリング時期(k+1)τにおいてはサンプル値3を
f((k+1)τ)とする。そこで を作成すると、2つのサンプリング時期の中間点(k+
1/2)τでのサンプリング値4が近似的に得られる。
ここで、入力音声信号が正弦波であるとすれば であらわされる。ここで、cosτ/2はτが一定(サン
プリング周期)であるため、一定の定数となり、また、
τを十分小さくするとcosτ/21となる。従って、 となるのでf(kτ)とf((k+1)τ)との平均値をとることに
よりf((k+1/2)τ)が得られる。
また、同様の操作を行なえば、第1図Bに示す様に、n
=2の場合においてもf(kτ)とf((k+1)τ)とを用いてf
((k+1/2)τ)を作成でき、さらに、 f(kτ)とf((k+1/2)τ)とを用いてf((k+1/4)τ)のサンプ
ル値5を、またf((k+1/2)τ)とf((k+1)τ)とを用いてf
((k+3/4)τ)を作成することができる。このようにし
て、nが増加した場合でも同様の事が行なえる。
次に、上述の原理に従った動作を実現して音声信号を処
理する一実施例の回路のブロツク図とそのタイミングチ
ャート図を第2図、第3図に示す。ここで、33はクロ
ック及び各タイミングパルスの発生器である。発生器3
3よりA/D変換器8にfのA/D変換用サンプリン
グパルスを供給し、A/D変換器8で入力の音声信号7
をサンプリングし、かつA/D変換する。入力音声信号
7の振幅に応じたfでサンプルされたPCM信号10
が出力され、音声処理部11に入力される。12は音声
処理部11用の基本クロックである。音声処理部11で
処理されたfのPCM信号13はDタイプ−フリップ
フロップ(D−FF)14に入力され、タイミングパル
ス15に従ってf(kτ)のPCM信号を1サンプリング周
期分だけ遅延させる。この遅延されたPCM信号16と
次のf((k+1)τ)のPCM信号13とを全加算器17に入
力する。ここで両者を加算することにより、加算平均f
((k+1/2)τ)に対応するPCM信号18を得る。これら
のPCM信号16,18をマルチプレクサ20に入力
し、セレクトパルス19により、1/2サンプリング周期
(1/2τ)毎にPCM信号16と平均値PCM信号18とを
交互に取り出して出力する。出力されたPCM信号21
はD−FF22に入力しD−FF22では2のタ
イミングパルス23で制御されて入力のPCM信号21
より、2でサンプリングされたPCM信号24を
作成する。この出力PCM信号24をプリセッタブルな
カウンター26に入力し、タイミングパルス25でカウ
ンター26をリセットし、同時にPCM信号24の値に
応じた値をカウンター26にプリセットする。同時に、
カウンター26をクロックのカウントを開始し、プリセ
ットされた値まで、カウントを続ける。プリセットされ
た値にまでカウントした時にパルス出力27が現われ
る。この出力パルス27はタイミングパルス25の位置
からPCM信号24の値に応じた時間だけ経た位置で出
力されており、このパルス27はPCM信号がPPMに
交換されたものとなる。ここで、12はカウンター26
及び音声処理部11用の基本クロックで、その周波数を
とすればf>2f×2を満す周波数が必要で
ある。ここで、fはサンプリング周波数、PはPCM
信号のビット数を示す。次に、タイミングパルス25と
PPM信号27とをマルチバイブレーター28に入力す
る。そのマルチバイブレーター28の出力はタイミング
パルス25で高レベルとなり、PPMパルス27で低レ
ベルとなる。これによってPPM信号27からPWM信
号29への変換が行なわれる。そこでその出力のPWM
信号29をDクラス動作のアンプ30に入力して増幅
し、増幅されたPWM信号31をローパスフィルター3
2に通すことにより、増幅された音声信号が得られる。
次に、サンプリング周波数を4倍にする場合の実施例の
音声信号処理回路について第4,5図を参照して述べ
る。図中7,8,10,9,33,11の部分について
は、上述の場合と同様である。ここで、クロック発生器
33の基本発振周波数をfとすれば、f>4f×
が必要である。(PはPCM信号のビット数)。
まず、サンプリング周波数fでサンプルされたPCM
信号13がD−FF34に入力され、タイミングパルス
63に従って、遅延されたPCM信号37が出力させ
る。次のfのサンプル時期で次のPCM信号13が得
られ、両PCM信号13,37が全加算器35に入力さ
れ、加算平均されてf((k+1/2)τ)に対応するPCM信号
38が得られる。得られたf((k+1/2)τ)のPCM信号3
8とfc(k+1)τ)のPCM信号13とにより、全加算器3
6によりf((k+3/4)τ)のPCM信号39を得る。次に、
f(kτ)のPCM信号37とf((k+1/2)τ)のPCM信号3
8とを全加算器40に加えてそれらの加算平均であるf
((k+1/4)τ)のPCM信号41を得る。
以上によって得られたf(kτ),f((k+1/4)τ).f((k+1/
2)τ),f((k+3/4)τ)の各PCM信号37,41,3
8,39を4fのPCM信号にするために、PCM信
号37と41はマルチプレクサー42に、PCM信号3
8と39はマルチプレクサー43に入力する。各マルチ
プレクサー42,43には各々セレクトパルス45,4
3が入力されτ/4毎にPCM信号37,41,38,
39の順に切換えて出力される。
次に、マルチプレクサー42,43で選択された出力P
CM信号47,46はトライステートのD−FF50,
51に入力される。FF50では2fのデューティ5
0:50のパルス信号48が低レベルの時は入力された
PCM信号47が4fのサンプリングパルス52でラ
ッチされて4fのPCM信号53に変換されて出力さ
れる。又、パルス信号48が高レベルの時にはD−FF
50の出力端子はオープン状態になり、D−FF51に
パルス信号48をインバータ49で反転したパルス信号
が入力されているためD−FF51からは、マルチプレ
クサー43で選択されD−FF51でタイミングパルス
52で4fのPCM信号に変換された出力信号53が
出力される。以上によって2fにfのPCM信号が
4fのPCM信号に変換される。
ここで、nが2fと同様に、55はプリセッタブルな
カウンターで、58はマルチバイブレーターであり、5
6は4fのサンプリング用パルス、54はカウンター
用のクロック(発振器33の基本発振周波数)で、57
はPPM信号,59はPWM信号であって、上述のn=
1のときと同様の動作を行なう60はDクラスのアン
プ、61は増幅されたPWM信号、62はローパスフィ
ルターである。
以上の様に、本発明によれば、nを増加することにより
のサンプリングによるPCM信号を2のPW
M信号に変換することができ、これにより音声信号の帯
域から十分にはなれた所にPWM信号によるスペクトラ
ムがあらわれるため、音声信号の帯域内にもれこむPW
M信号のサンドバンドの影響をひじょうに小さくできる
ために、歪特性の良化効果がきわめて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本発明の音声信号処理回路の動作原理を
示す波形図、第2図は本発明の一実施例における音声信
号処理回路のブロック図、第3図はその動作を説明する
ためのタイムチャート、第4図は本発明の別の実施例に
おける音声信号処理回路ブロック図、第5図はその動作
を説明するためのタイムチャートである。 8……A/D変換器、11……音声処理部、14……D
タイプ−フリップフロップ、17……全加算器、20…
…マルチプレクサ、22……Dタイプフリップフロッ
プ、26……プリセッタブルカウンター、28……マル
チバイブレータ、30……アンプ、32……ローパスフ
ィルター。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された音声信号をA/D変換器により
    サンプリング周波数fsでPCM信号に変換する手段
    と、変換されたPCM信号を1サンプリング期間遅延さ
    せる手段と、遅延されたPCM信号と次のサンプリング
    期間でのPCM信号とを加算平均する加算手段と、サン
    プリング周期τ(=1/fs)で動作し、サンプリング
    周期の前半で上記遅延させたPCM信号を選択し、後半
    で上記加算平均したPCM信号を選択するマルチプレク
    サーと、周波数2fsで動作し、上記マルチプレクサー
    の出力を周波数2fsのPCM信号にして出力するD−
    タイプフリップフロップと、上記周波数2fsのPCM
    信号をプリセット入力に供給し、周波数2fsのタイミ
    ングパルスとにより上記PCM信号をPPM信号変換す
    るプリセッタブルカウンターと、上記周波数2fsのタ
    イミングパルスと上記PPM信号によりPWM信号に変
    換するマルチバイブレータと、上記PWM信号を増幅す
    る増幅器と、前記増幅器の出力を低減濾波する低域フィ
    ルターとからなることを特徴とする音声信号処理回路。
  2. 【請求項2】入力された音声信号をA/D変換器により
    サンプリング周波数fsでPCM信号に変換する手段
    と、変換されたPCM信号を1サンプリング期間遅延さ
    せる手段と、遅延させたPCM信号と次のサンプリング
    期間でのPCM信号とを加算平均する第1の加算手段
    と、その第1の加算平均出力信号と上記遅延させたPC
    M信号とを加算平均する第2の加算手段と、上記第1の
    加算平均出力信号と上記次のサンプリング期間でのPC
    M信号とを加算平均する第3の加算手段とを備え、サン
    プリング周期τ(=1/fs)で動作し、サンプリング
    周期の前半で上記遅延させたPCM信号を選択し、後半
    で上記第2の加算平均したPCM信号を選択する第1の
    マルチプレクサーと、サンプリング周期τで動作し、サ
    ンプリング周期の前半で上記第1の加算平均したPCM
    信号を選択し、後半で上記第3の加算平均したPCM信
    号を選択する第2のマルチプレクサーと、周波数2
    sで動作し、上記第1、第2のマルチプレクサーの出力
    を周波数2fsのPCM信号にして出力する第1、第
    2のD−タイプフリップフロップと、上記周波数2
    sのPCM信号をプリセット入力に供給し、周波数2
    fsのタイミングパルスとにより上記PCM信号をPP
    M信号変換するプリセッタブルカウンターと、上記周波
    数2fsのタイミングパルスと上記PPM信号により
    PWM信号に変換するマルチバイブレータと、上記PW
    M信号を増幅する増幅器と、前記増幅器の出力を低域濾
    波する低域フィルターとで構成されることを特徴とする
    音声信号処理回路。
JP57016024A 1982-02-03 1982-02-03 音声信号処理回路 Expired - Lifetime JPH061864B2 (ja)

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JPS58133043A JPS58133043A (ja) 1983-08-08
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JP2003060443A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Sony Corp スイッチング増幅装置
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