JPH06186047A - 車両用走行誘導装置 - Google Patents

車両用走行誘導装置

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JPH06186047A
JPH06186047A JP4338484A JP33848492A JPH06186047A JP H06186047 A JPH06186047 A JP H06186047A JP 4338484 A JP4338484 A JP 4338484A JP 33848492 A JP33848492 A JP 33848492A JP H06186047 A JPH06186047 A JP H06186047A
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成行 里村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両が走行途中で通過した地点で収集した道
路および交通に関する道路交通情報を有効に利用し、再
度同じ路線を走行するときの実際の路線確認の負担を軽
減する。 【構成】 制御装置1は、カメラ8,画像記録装置7を
制御し、車両が走行途中で通過した地点の道路および交
通に関する道路交通情報を収集して、画像記録装置7に
記録する。切替スイッチ6が撮影スイッチ4を選択して
いるときには、運転者が撮影スイッチ4を操作したとき
に、また、舵角センサ5が選択されている時には、車両
のハンドルが切られたときに、上記記録が画像記録装置
7にそれぞれ記録される。この画像記録装置7に記録さ
れた情報は、たとえば車両が2地点間を往復するような
場合に、復路において運転者が必要とするときにディス
プレイ9に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両が走行途中で通過
した地点の道路および交通に関する道路交通情報を収集
して記憶しておき、車両が再度その地点を通過するとき
に既に収集して記憶してある道路交通情報を運転者に提
供して車両を誘導する車両用走行誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子技術および通信技術の発展に
より、車両が現在走行している走行位置を検出し、この
車両の走行位置を含む地図とともに、車両の現在の走行
位置をCRTディスプレイ上に表示し、車両を目的地へ
誘導する、いわゆるカー・ナビゲーション・システムと
呼ばれる車両用走行誘導装置が実用化されている(たと
えば、特公平2−9688号公報参照)。
【0003】上記車両用走行誘導装置は、具体的には図
示しないが、車速センサおよび方位センサを備える一
方、車両が現在走行している路線の前方の分岐点の手前
数100メートルないし2キロメートルの範囲に設けら
れた分岐点情報発信局から、路線に沿って60メートル
程度の受信エリアを有する電波信号として発射される上
記分岐点の分岐点情報を受信する分岐点情報受信装置を
備える。そして、これら車速センサ、方位センサおよび
分岐点情報受信装置からの出力に基づいて、マイクロコ
ンピュータで車両の現在の走行位置をリアルタイムに演
算し、その演算結果とともに、上記マイクロコンピュー
タのCD−ROM等の記憶媒体に記憶された地図画像信
号をディスプレイに表示し、ディスプレイの表示画面に
表示されている地図上の車両の現在の走行位置をリアル
タイムに表示する。車両の運転者は、表示されたこの走
行位置を参照して、車両を走行させる。
【0004】また、上記車両用走行誘導装置において、
車両の位置検出の精度の関係から、車速センサ、方位セ
ンサおよび分岐点情報受信装置による車両の位置検出に
加えて、GPS(グローバル・ポジショニング・システ
ム)衛星からの電波の受信による、車両の位置決めも併
用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
車両用走行誘導装置が装備された車両により、たとえば
ある2つの地点間を往復するような場合にも、運転者
は、往路も復路もともに、CD−ROM等の記録媒体に
予め記憶させた地図を表示させ、上記のようにして検出
された自車両の位置を上記地図の上に表示させ、この自
車両の位置を参照しながら走行することになる。
【0006】したがって、従来の車両用走行誘導装置が
装備された車両により、上記のように2地点間を往復す
るような場合にも、車両用走行誘導装置は、表示する情
報に関する限り、往路も復路も記録媒体に記憶させた地
図データ上で自車両の検出位置を表示するものであり、
運転者にとって、復路において実際の路線を確認するた
めに要する心理的な負担はそれほど軽減されないという
問題があった。
【0007】本発明の目的は、車両が走行途中で通過し
た地点で収集した道路および交通に関する道路交通情報
を有効に利用し、再度同じ路線を走行するときの実際の
路線確認の負担を軽減するようにした車両用走行誘導装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、車両が走行途中で通過し
た地点の道路および交通に関する道路交通情報を収集し
て記憶する道路交通情報収集手段と、この道路交通情報
収集手段により収集した情報を上記車両の運転者が必要
とするときに運転者に提供する道路交通情報出力手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、上記目的を達成するため、請求項2
にかかる発明は、請求項1に記載の車両用走行誘導装置
において、上記道路交通情報収集手段が車両後方へ向け
たカメラを備えていることを特徴とするものである。
【0010】さらに、上記目的を達成するため、請求項
3にかかる発明は、請求項1に記載の車両用走行誘導装
置において、上記道路交通情報収集手段が運転者の指定
した地点にて道路交通情報を収集することを特徴とする
ものである。
【0011】さらにまた、上記目的を達成するため、請
求項4にかかる発明は、請求項1に記載の車両用走行誘
導装置において、上記道路交通情報収集手段が予め指定
されている地点にて道路交通情報を収集することを特徴
とするものである。
【0012】さらにまた、上記目的を達成するため、請
求項5にかかる発明は、請求項1から4のいずれか一に
記載の車両用走行誘導装置において、上記道路交通情報
提供手段が上記カメラにより撮影された画像を表示する
画像表示装置であることを特徴とするものである。
【0013】さらにまた、上記目的を達成するため、請
求項6にかかる発明は、請求項1または4のいずれか一
に記載の車両用走行誘導装置において、上記道路交通情
報提供手段が上記カメラにより撮影された画像を処理
し、交通標識を認識してその交通標識が有する情報を運
転者に知らせるものであることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【作用】上記道路交通情報収集手段は、車両が走行途中
で通過した地点の道路および交通に関する道路交通情報
を収集して記憶する。この道路交通情報収集手段により
収集された情報は、道路交通情報出力手段により、上記
車両の運転者が必要とするときに運転者に提供する。
【0015】
【発明の効果】請求項1にかかる発明によれば、車両が
走行途中で通過した地点の道路および交通に関する道路
交通情報が収集して記憶されているので、車両が同じ道
路を走行するときに、既に収集されている道路交通情報
を利用することができ、たとえばある2つの地点を往復
するような場合に、復路の走行において往路で収集した
道路交通情報を利用することができ、復路において運転
者の実際の道路確認の負担を大幅に軽減することができ
る。
【0016】また、請求項2にかかる発明によれば、画
像により道路交通情報を得ることができるので、確認が
容易に行える。
【0017】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
運転者の指定した地点にて道路交通情報を得ることがで
きるので、運転者の好みにより任意の地点を指定して道
路交通情報を得ることができる。
【0018】さらにまた、請求項4にかかる発明によれ
ば、重要な地点での道路交通情報入力が確実に行える。
【0019】さらにまた、請求項5にかかる発明によれ
ば、画像により道路交通情報を得ることができるので、
確認が容易に行える。
【0020】さらにまた、請求項6にかかる発明によれ
ば、収集された道路交通情報により、道路標識等を確認
することができ、その確認結果に応じて、一方通行等、
復路で通行できない道路の確認をすることができる。
【0021】
【実施例】以下に、添付の図面を参照して本発明の実施
例を説明する。本発明にかかる車両用走行誘導装置の構
成の概略を図1に示す。
【0022】上記車両用走行誘導装置は、車両が現在走
行している路線の前方の分岐点の手前に設けられた分岐
点情報発信局から、ビーコンと呼ばれる、電波信号とし
て発射される上記分岐点の分岐点情報およびGPS衛星
からの電波を利用する周知のナビゲーション装置1を搭
載した車両に本発明を適用したもので、制御装置3,画
像記録装置7,カメラ8を備えるとともに、運転者のマ
ニュアル操作により、カメラ8の撮影指令信号を出力す
る撮影スイッチ4,車両のハンドルの舵角を検知し、交
差点等で車両が曲がると自動的にカメラ8の撮影指令信
号および撮影停止指令信号を出力する舵角センサ5およ
びカメラ8の撮影のマニュアルとオートの切替スイッチ
6を備える。なお、上記舵角センサ5に代えて、方向指
示器の操作レバーに連動させたスイッチであってもよ
い。
【0023】上記制御装置3は、たとえばCPU,RO
MおよびRAM等からなるマイクロコンピュータとその
インターフェース回路であるA/D変換器およびD/A
変換器等の回路により構成される。また、上記画像記録
装置7は、たとえばフロッピイディスク、光磁気ディス
クあるいはビデオテープ等の記録媒体にカメラ8で撮影
された画像を記録する。さらに、上記カメラ8として
は、CCDを撮像素子として有するものを使用すること
ができ、たとえば車両が右ハンドル車の場合は、左後方
にてその撮影レンズを後方に向けて配置され、左ハンド
ル車の場合は、右後方にてその撮影レンズを後方に向け
て配置される。
【0024】上記制御装置3は、切替スイッチ6がマニ
ュアルモードに切り替えられているときには、たとえば
図2に示すように、往路で道路xと道路yとが交差する
交差点zで道路yから道路xに右折してしばらくした地
点PAにて、運転者が撮影スイッチ4を操作し、撮影ス
イッチ4から撮影指令信号が入力すると、カメラ8およ
び画像記録装置7に、撮影指令信号および録画信号をそ
れぞれ出力する。
【0025】これにより、運転者が撮影スイッチ4を操
作した上記地点PAの画像がカメラ8により撮影される
とともに、その撮影画像が画像記録装置7に録画され
る。この撮影画像は、車両が右ハンドル車の場合、左後
方にてその撮影レンズを後方に向けて配置されているの
で、図2の交差点zに関してたとえば図3に示すように
なる。
【0026】上記制御装置3はまた、切替スイッチ6が
オートモードに切り替えられている場合にも、往路で図
2に示す交差点zにて道路yから道路xに右折するため
にハンドルを右に切ると、舵角センサ5がこれを検出
し、車両が交差点zを通過した上記地点PAにて舵角セ
ンサ5が撮影指令信号を出力すると、カメラ8および画
像記録装置7に、撮影指令信号および録画信号をそれぞ
れ出力する。
【0027】これにより、往路で車両が図2の交差点z
を上記のように右折すると、上記地点PAの画像がカメ
ラ8により運転者が何等撮影操作することなく自動撮影
されるとともに、その撮影画像が画像記録装置7に録画
される。
【0028】一方、復路では、上記制御装置3は、ナビ
ゲーション装置1が車両の位置が図2に示す上記交差点
zの手前の地点PBに達したことを示す信号を受ける
と、上記カメラ8により図2の往路の地点PAで撮影さ
れ、画像記録装置7に録画されている交通標識11等を
含む図3の撮影画像を、往路での車両の走行経路12と
ともに、上記ナビゲーション装置1のディスプレイ9に
表示させる。運転者は、この交差点zの撮影画面と車両
の外部の交差点zの風景とから、復路において再び、往
路で通過(右折)した交差点zに達したことを確認する
ことができる。
【0029】上記制御装置3は、画像認識により、画像
記録装置7に録画された画像に含まれる道路標識11
(図3参照)を識別し、予めそのROMに書き込まれて
いる標識データと照合し、復路でナビゲーション装置1
のディスプレイ9に表示される道路標識11が、次に説
明するように、特に注意すべきものであるときには、運
転者にそれを報知する。
【0030】たとえば、図3に示すように、道路標識1
1が指定方向外侵入禁止を示す標識で、交差点zで左折
することができない場合は、上記ディスプレイ9には、
図4に示すように、交差点zの画像において左折する道
路yへの侵入禁止を示す標識13を点滅させて運転者に
左折禁止を報知したり、図5に示すように、交差点zと
左折禁止の標識を交互に表示して、運転者に左折禁止を
報知したり、あるいは音声合成により「左折できませ
ん」もしくは「左折禁止です。」等を発声させて、運転
者に報知することができる。
【0031】また、上記道路標識11が、たとえば図6
に示すような時間規制標識や図7に示すような車格別規
制標識を有している場合も、画像認識により、時間規制
標識や車格別規制標識の数字や文字を読取り、その規制
内容を判断して、図4や図5等で説明したのと同様の手
法で、左折禁止や侵入禁止等の規制があることを運転者
に報知する。
【0032】次に、図1の車両用走行誘導装置を装備し
た車両で2地点間を往復する場合を想定して、以上に構
成を説明した車両用走行誘導装置の動作を、図10ない
し図13のフローを参照して説明する。
【0033】往路の出発地点において、図10に示すよ
うに、上記車両用走行誘導装置の図示しないスイッチが
オン(ステップS1)すると、ステップS2にて、上記
車両用走行誘導装置が現在、撮影ルーチンにあるか否か
が判定される。なお、撮影ルーチンと画面表示ルーチン
とは、たとえばナビゲーション装置からの車両の位置検
知信号により判定される。
【0034】上記ステップS2にて、車両が往路を走行
していて撮影ルーチンであると判定すると、Aルーチン
S3が実行された後、リターンする。また、上記ステッ
プS2にて、車両が復路を走行していて撮影ルーチンで
ないと判定されると、ステップS4で画像表示ルーチン
であるか否かが判定される。このステップS4にて、画
像表示ルーチンであると判定されると、BルーチンS5
が実行された後、リターンする。上記ステップS4に
て、画像表示ルーチンでないと判定されると、そのまま
リターンする。
【0035】(Aルーチン)図11のステップS11に
て、カメラ8の撮影スイッチ(シャッタスイッチ)4が
自動モードになっているかマニュアルモードになってい
るかを判定する。このステップS11にて自動モードに
なっていると判定されると、ステップS12にて、舵角
センサ5の出力から車両のハンドルが所定値以上の切れ
角を示したか否かの判定を繰り返す。
【0036】この状態で、車両がたとえば図2で説明し
た道路xと道路yの交差点zにさしかかり、運転者が車
両のハンドルを右に切り、次いで上記交差点zを通過し
た後、道路xに侵入した後ハンドルを戻したとすると、
上記ステップS12にて、ハンドルが所定値以上の切れ
角を示したと判定され、次いで、ステップS13にて、
車両のハンドルの舵角が戻ったか否かの判定を繰り返
す。このステップS13にて、車両のハンドルの舵角が
戻ったと判定すると、ステップS15にて、撮影スイッ
チ4が図2のポイントPAでオンされ、車両後部にレン
ズを後方に向けて設置したカメラ8により図3に示す画
像が撮影される。この画像は、ステップS16にて、画
像記録装置7の記録媒体に、日時、場所とともに記録さ
れ、再び、ステップS11の実行に戻る。
【0037】一方、上記ステップS14にて、カメラ8
の撮影スイッチ(シャッタスイッチ)4がマニュアルモ
ードになっていると判定されると、ステップS14に
て、車両の運転者により、カメラ8の撮影スイッチ4が
オンされたか否かの判定を繰り返す。この状態で、たと
えば往路を直進走行中に有名建築物の近くを通過したと
きに、運転者がカメラ8のシャッタを切ると、ステップ
S15にて、撮影スイッチ4がオンされ、カメラ8によ
り上記有名建築物が撮影される。この画像は、ステップ
S16にて、画像記録装置7の記録媒体に、日時、場所
とともに記録され、再び、ステップS11の実行に戻
る。
【0038】(Bルーチン)帰路において、図12およ
び図13に示すBルーチンがスタートすると、ステップ
S21にて、往路走行の際に撮影されて画像記録装置7
に記録された画像を表示するか否かを判定し、画像を表
示しないと判定すると、Bルーチンを終了する。
【0039】この状態で、ステップS21にて、上記画
像を表示すると判定すると、ステップS22にて、画像
記録装置7に記録された表示すべき画像を画像処理し、
その中に含まれている道路標識11(図3参照)を識別
し、制御装置3のROMに記憶されている道路標識情報
と照合する。
【0040】次いで、ステップS23にて、復路(帰
路)誘導を行なうか否かを判定し、帰路誘導を行なうと
判定した場合には、車両(自車)が往路走行時に撮影し
たポイントを通過したか否かを繰り返し判定する。
【0041】上記状態で、車両がたとえば図2に示す復
路のポイントPBに達すると、ステップS27を実行
し、上記ポイントPBにて表示すべき交差点zの画像に
道路標識(規制標識)11があるか否かを判定する。
【0042】上記ステップS27において、道路標識1
1がないと判定すると、ステップS30にて、ディスプ
レイ9に、図3に示すように、往路時の車両の走行経路
12を含む交差点zの画像、あるいは図9に示すよう
に、往路時の車両の走行経路13を修正した復路時の走
行経路13を含む交差点zの画像を表示する。また、復
路の直進路を走行している時に、往路で撮影した有名建
築物の近くに達すると、この有名建築物を含む直進路画
面をディスプレイ9に表示する。
【0043】一方、上記ステップS27において、道路
標識11があると判定すると、ステップS28にてその
内容を判定し、時間もしくは車格別規制であるか否かを
判定する。このステップS28にて、上記道路標識11
が時間もしくは車格別規制でないと判定すると、既に説
明した上記ステップS30を実行する。
【0044】上記ステップS28にて、上記道路標識1
1が時間もしくは車格別規制であると判定すると、ステ
ップS29にて、現在、規制時間に該当する場合、車両
が規制車両に該当する場合はその旨を、ディスプレイ9
は、たとえば図4や図5において説明した態様で、運転
者に報知する。
【0045】なお、図12のステップS23にて、復路
(帰路)誘導を行わないと判定すると、ステップS25
およびステップS26を実行し、カメラ8により往路で
撮影して画像記録装置7に録画したポイントをメモリし
ておき、図8に示すように、随時、撮影ポイントP1
2,P3等を示すたとえば星形のランドマークにより、
ディスプレイ9に表示するとともに、運転者がこれら撮
影ポイントP1,P2,P3等を選択して、その画像表示
を行う。
【0046】以上のようにして、図1の車両用走行誘導
装置を装備した車両により、たとえば2地点間を往復す
るような場合、往路走行の際に収集した情報を利用する
ことにより、運転者は、復路走行の際に走行すべき道路
の確認が容易になり、運転者の負担が大幅に軽減され
る。
【0047】また、カメラ8により撮影された画像は、
車両の走行誘導のための画像情報として利用するほか、
ドライブ等の記録画像として利用することができる。
【0048】上記実施例では、車両により2地点間を往
復する場合の復路誘導に本発明を適用した実施例につい
て説明したが、本発明は、このような復路誘導に限ら
ず、一般に、車両が走行中に撮影した画像情報を利用し
て走行する場合に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる車両用走行誘導装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の車両用走行誘導装置の交差点における
往路における撮影ポイントと復路における交差点の画像
表示ポイントの説明図である。
【図3】 図2の交差点の撮影画面および表示画面の説
明図である。
【図4】 図3の表示画面における規制標識による左折
禁止の報知の形式の一つの例を示す説明図である。
【図5】 図3の表示画面における規制標識による左折
禁止の報知の形式のいま一つの例を示す説明図である。
【図6】 道路標識の内の時間規制標識の説明図であ
る。
【図7】 道路標識の内の車格規制標識の説明図であ
る。
【図8】 撮影ポイントの画像表示の一例を示す説明図
である。
【図9】 復路の画像表示において往路の走行経路を修
正して復路で取るべき走行経路を示す説明図である。
【図10】 図1の車両用走行誘導装置の制御フローの
メインルーチンのフローである。
【図11】 図10のAルーチンのフローである。
【図12】 図10のBルーチンのフローである。
【図13】 図10のBルーチンのフローである。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置 2 CD−ROM 3 制御装置 4 撮影スイッチ 5 舵角センサ 6 切替スイッチ 7 画像記録回路 8 カメラ 9 ディスプレイ 11 道路標識 12 走行経路(往路) 13 走行経路(復路)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が走行途中で通過した地点の道路お
    よび交通に関する道路交通情報を収集して記憶する道路
    交通情報収集手段と、この道路交通情報収集手段により
    収集した情報を上記車両の運転者が必要とするときに運
    転者に提供する道路交通情報出力手段とを備えたことを
    特徴とする車両用走行誘導装置。
  2. 【請求項2】 上記道路交通情報収集手段が車両後方へ
    向けたカメラを備えていることを特徴とする請求項1記
    載の車両用走行誘導装置。
  3. 【請求項3】 上記道路交通情報収集手段が運転者の指
    定した地点にて道路交通情報を収集することを特徴とす
    る請求項1記載の車両用走行誘導装置。
  4. 【請求項4】 上記道路交通情報収集手段が予め指定さ
    れている地点にて道路交通情報を収集することを特徴と
    する請求項1記載の車両用走行誘導装置。
  5. 【請求項5】 上記道路交通情報提供手段が上記カメラ
    により撮影された画像を表示する画像表示装置であるこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の車
    両用走行誘導装置。
  6. 【請求項6】 上記道路交通情報提供手段が上記カメラ
    により撮影された画像を処理し、交通標識を認識してそ
    の交通標識が有する情報を運転者に知らせるものである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の
    車両用走行誘導装置。
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