JPH0618555U - 板材の切断用治具 - Google Patents

板材の切断用治具

Info

Publication number
JPH0618555U
JPH0618555U JP5707292U JP5707292U JPH0618555U JP H0618555 U JPH0618555 U JP H0618555U JP 5707292 U JP5707292 U JP 5707292U JP 5707292 U JP5707292 U JP 5707292U JP H0618555 U JPH0618555 U JP H0618555U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gypsum board
plate material
jig
cut
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5707292U
Other languages
English (en)
Inventor
昌行 熊崎
Original Assignee
昌行 熊崎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昌行 熊崎 filed Critical 昌行 熊崎
Priority to JP5707292U priority Critical patent/JPH0618555U/ja
Publication of JPH0618555U publication Critical patent/JPH0618555U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石膏ボード等の建築内装用の板材を、柱材や
枠材等の各側面に張り付ける際に、これら板材の余分な
部分を角を崩さずに切断できる治具を提供する。 【構成】 治具10は、長尺状の載置部材12と、これ
と同一形状の位置決め部材14と、載置部材12と位置
決め部材14とを連結する一対の連結部材16と、連結
部材16に架けられた取っ手18とからなる。そして、
載置部材12と位置決め部材14とは、互いの間隔が切
断する石膏ボードの板厚よりも若干大きくなるように平
行に配置され、かつ、夫々の側面12aと側面14aと
が同一平面上に位置するように、各連結部材16によっ
て接続されている。また、各連結部材16は、載置部材
12と位置決め部材14との間に切断する石膏ボードを
介在させることができるだけの高さを有するコの字型に
形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平坦面を有する部材の該平坦面に隣接する側面に設けられた板材を 、該部材の平坦面に沿って切断するための板材の切断用治具であって、特に、石 膏ボード,難燃ボード,防音ボード,メラミンやアクリル等からなる樹脂板,厚 さ4mm程度までのアルミ板等の建築内装用の板材を、平坦面を有する柱材や枠材 等の側面に張り付けた際に、これら板材の、上記柱材や枠材の平坦面から突出し た部分を切断するのに好適な板材の切断用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、図3(A)に示す如く、建築内装用の板材の一つである石 膏ボード2を、四角柱状の枠材4の各側面に順次張り付けていく場合には、石膏 ボード2を図示しないネジ等によって枠材4の側面4a張り付けた後、側面4a に隣接する側面4bから突出した石膏ボード2の余分な部分を、この側面4bに 沿って切断している。そして、枠材4の各側面について順次行われるこのような 切断作業は、まず、カッターナイフ6で枠材4側から石膏ボード2に枠材4の側 面4bに沿って切込み8を入れ、その後、石膏ボード2を枠材4の反対側に折り 曲げることにより行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の切断方法では、図3(B)に示如く、枠材4が邪 魔になって、カッターナイフ6で入れる切込み8が枠材4の側面4bに対して斜 めになってしまったり、また、図3(C)に示す如く、石膏ボード2を枠材4の 反対側に折り曲げた際に、石膏ボード2の折部の内側、即ち、切断した石膏ボー ド2の外側の角が不均一な形状になったりしていた。また特に、この種の石膏ボ ードの表面には保護紙が被着されているため、石膏ボード2の外側の保護紙が切 断されない状態になってしなう。
【0004】 そして、このようになったときには、まず、カッターナイフ6で折部に残った 保護紙を切断した後、石膏ボード2の切断した端部を研磨することによって、こ の端部を枠材4の側面4bに合わせることになるが、もし、この端部の角が、枠 材4の側面4bよりも低い位置にまで達していると、研磨による手直しができな いことは勿論のこと、パテ埋めによる修正も困難になる。
【0005】 特に、通常は枠材4に張り付けた石膏ボード2の上に、更に、壁紙等を張る場 合が多く、張り付けた石膏ボード2の角が斜めになっていたり、この角が欠けて いたりすると、きれいな角ができなくなったり壁紙にしわができたりして、仕上 がりが非常に悪くなるという問題があった。
【0006】 そこで、本考案は、石膏ボード等の建築内装用の板材を、柱材や枠材等の各側 面に張り付ける際に、これら板材の余分な部分を、角を崩すことなく切断するこ とができる板材の切断用治具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記目的を達成するためになされた本考案の板材の切断用治具は、平坦 面を有する部材の該平坦面に隣接する側面に設けられた板材を、該部材の平坦面 に沿って切断するための板材の切断用治具であって、上記部材の平坦面に載置す るための平坦な第1の底部を有する載置部と、載置部の第1の底部と同一平面上 に位置し上記板材の切断位置を決めるための第2の底部を有する長尺状の位置決 め部と、上記載置部と上記位置決め部とを、該載置部と位置決め部との間に上記 板材の切断部分を介在可能に連結する連結部と、を備えたことを特徴とする板材 の切断用治具を要旨としている。
【0008】
【作用及び考案の効果】
以上のように構成された本考案の板材の切断用治具は、次のように使用するこ とができる。前提として、切断する板材は、平坦面を有する部材の該平坦面に隣 接する側面に設けられている。
【0009】 まず、上記板材の上記部材の平坦面から突出した余分な部分を、上記載置部と 上記位置決め部との間に挟むように介在させながら、該載置部をその第1の底部 で上記部材の平坦面に載置する。 ここで、上記載置部の第1の底部は平坦に形成されているため、当該載置部は 第1の底部で上記部材の平坦面に密着して載置される。そして、該載置部と上記 位置決め部とは、該載置部の第1の底部と該位置決め部の第2の底部とが同一平 面上に位置するように、上記連結部により連結されているため、該位置決め部の 第2の底部は、上記部材の平坦面と同一平面上に配置されることになる。
【0010】 次に、この状態で、ナイフ等の切断具によって上記部材の反対側から上記位置 決め部の第2の底部に沿って上記板材に切込みを入れる。 その後、本考案の板材の切断用治具を上記板材及び上記部材から取り去り、当 該板材を上記部材側に折り曲げて完全に切断する。
【0011】 以上のように、本考案の板材の切断用治具を使用すれば、上記部材の反対側か ら当該部材の平坦面に沿って板材に切込みを入れることができる。 従って、上述した従来例のように、切断する板材が設けられた部材が邪魔にな り、この切込みが斜めになってしまうことがなく、そして何よりも、図3(C) に例示したように、予想に反して、切断した板材の角の位置が上記部材の平坦面 よりも低くなってしまうようなことがない。
【0012】 即ち、切断した板材の上記部材に対して外側になる角が崩れることなく、この 板材を上記部材の平坦面に沿って切断することができる。そして、研磨による手 直しが不可能になることもない。よって、例えば、石膏ボード等の建築内装用の 板材を、平坦面を有する柱材や枠材等の各側面に張り付け、その上から壁紙等を 張るような場合でも、出来上がった部材の角がなくなってしまったり、壁紙にし わができたりせず、その仕上がりを安定して美しいものにすることができる。
【0013】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面と共に説明する。 まず、図1は、本考案が適用された、板材の切断用治具(以下、単に治具とい う)10を表わす斜視図である。尚、本実施例の治具10は、本考案が解決しよ うとする問題点を説明するための図3に示した石膏ボード2を切断するために製 作されたものである。
【0014】 図1に示す如く、本考案の治具10は、断面が長方形の中空の金属管により長 尺状に形成された載置部材12と、この載置部材12と同一の材質及び形状であ る位置決め部材14と、載置部材12及び位置決め部材14よりも細い中空の金 属管によりコの字型に形成され、この載置部材12と位置決め部材14とを連結 する一対の連結部材16と、この連結部材16の中心部同士に架けられた金属製 の取っ手18とからなっている。そして、これら構成要素同士の各部の接続には 電気溶接が用いられている。
【0015】 載置部材12は、長手方向の幅の広い面12aが底面(以下、この底面を底部 12aという)になるように配置され、これに対して位置決め部材14は、幅の 狭い面14aが底面(以下、この底面を底部14aという)になるように配置さ れている。そして、載置部材12と位置決め部材14とは、互いの間隔が切断す る石膏ボード2の板厚よりも若干大きくなるように平行に配置され、かつ、夫々 の底部12aと底部14aとが同一平面上に位置するように、各連結部材16に よって接続されている。ここで、載置部材12の底部12aが本考案の第1の底 部として、また、位置決め部材14の底部14aが本考案の第2の底部として夫 々作用する。
【0016】 また、このように載置部材12と位置決め部材14とを連結する各連結部材1 6は、石膏ボード2の切断する部分を、載置部材12と位置決め部材14との間 に介在させることができる寸法に形成されている。 次に、このように形成された治具10の使用方法について、図2を用いて説明 する。尚、本実施例では、石膏ボード2を、図3に示した四角柱状の枠材4の各 側面に張り付ける場合を例に挙げて説明する。
【0017】 図2(A)に示す如く、石膏ボード2は、図示しないネジによって枠材4の側 面4aに張り付けられており、石膏ボード2の枠材4側には、予め、表面に被着 された保護紙を切断するための切込み19が入れてある。そしてまず、枠材4の 側面4aに隣接する側面4bから突出した石膏ボード2の余分な部分を、この側 面4bに沿って切断する場合について述べる。
【0018】 まず、取っ手18を持ち、石膏ボード2の枠材4の側面4bから突出した部分 を、載置部材12と位置決め部材14との間に挟むように介在させ、位置決め部 材14の内側の側面が石膏ボード2の側面に合わさるように、載置部材12を枠 材4の側面4bに載置する。
【0019】 ここで、載置部材12の底部12aは平坦なため、載置部材12は枠材4の側 面4bにしっかりと載置される。そして、載置部材12と位置決め部材14とは 、夫々の底部12aと底部14aとが同一平面上に位置するように、各連結部材 16により連結されているため、この状態で、位置決め部材14の底部14aは 、枠材4の側面4bと同一平面上に配置されることになる。
【0020】 そして、図2(B)に示す如く、枠材4の反対側からカッターナイフ6により 、位置決め部材14の底部14aに沿って石膏ボード2に切込み20を入れる。 その後、図2(C)に示す如く、治具10を石膏ボード2及び枠材4から取り 去り、石膏ボード2を枠材4側に折り曲げて完全に切断する。
【0021】 以上のように、本実施例の治具10を使用すれば、枠材4の反対側から正確に 枠材4の側面4bに沿って石膏ボード2に切込み20を入れることができる。 よって、図3(B)に例示したように、枠材4が邪魔になり、切込み20が斜 めになってしまうことがなく、何よりも、図3(C)に例示したように、切断し た石膏ボード2の角の位置が、枠材4の側面4bよりも低くなってしまうことが ない。
【0022】 つまり、切断した石膏ボード2の枠材4に対して外側になる角が崩れることな く、石膏ボード2を正確に枠材4の側面4bに沿って切断することができる。そ して、研磨による手直しが不可能になることもない。 よって、枠材4の各側面に張り付けられた石膏ボード2の上から壁紙等を張っ た場合でも、出来上がった部材の角がなくなってしまったり、壁紙にしわができ たりせず、その仕上がりが非常に美しくなる。
【0023】 また、図2(C)に示す如く、石膏ボード2を枠材4側に折り曲げて切断した 際に、折部の端面に突起ができた場合には、研磨によって簡単に手直しすること ができる。またこれとは逆に、万が一、石膏ボード2の折部の内側(枠材4の側 面4a側)に欠けができたとしても、次の工程で枠材4の側面4bに石膏ボード 2を張り付ければ、外側からは全く見えなくなる。そして、例えばこのような欠 けが、枠材4の側面4bに張り付けた石膏ボード2にもでき、かつそれが大きな ものとなってしまっても、パテ埋めにより容易に修正することができる。
【0024】 尚、上記実施例では石膏ボードを切断する場合について説明したため、図2( A)に示したように、治具10を使用する前に、予め石膏ボードの表面に被着さ れた保護紙を切断しておくための切込み19を枠材4側から入れておいたが、こ のような保護紙がない板材を切断する際には、このような切込みを入れておく必 要はない。
【0025】 また、本実施例の治具10は、中空の金属管を用いて形成されたものであった が、例えば、樹脂の一体成形によって治具10を形成してもよい。尚この場合、 カッターナイフ6が直接当たる位置決め部材14の底部14aの部分に、金属で 形成した保護部材等を設けておけば、軽量で、耐久性にも優れた治具を得ること ができる。また更に、例えば、本実施例の治具10において、位置決め部材14 の底部14aに、ナイフの先端部のような切断具を予め貼着しておけば、より便 利な治具を得ることができる。つまり、図2(A)に示した状態で、治具10を 枠材4の長手方向にスライドさせていくだけで、石膏ボード2に切込み20を入 れることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の板材の切断用治具を表わす斜視図で
ある。
【図2】 実施例の板材の切断用治具の使用方法、及び
その効果を説明するための説明図である。
【図3】 本考案が解決しようとする問題点を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
2…石膏ボード 4…枠
材 4a,4b…側面 6…カ
ッターナイフ 8,19,20…切込み 10…
板材の切断用治具 12…載置部材 12
a,14a…底部 14…位置決め部材 16…
連結部材 18…取っ手

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦面を有する部材の該平坦面に隣接す
    る側面に設けられた板材を、該部材の平坦面に沿って切
    断するための板材の切断用治具であって、 上記部材の平坦面に載置するための平坦な第1の底部を
    有する載置部と、 載置部の第1の底部と同一平面上に位置し上記板材の切
    断位置を決めるための第2の底部を有する長尺状の位置
    決め部と、 上記載置部と上記位置決め部とを、該載置部と位置決め
    部との間に上記板材の切断部分を介在可能に連結する連
    結部と、 を備えたことを特徴とする板材の切断用治具。
JP5707292U 1992-08-13 1992-08-13 板材の切断用治具 Pending JPH0618555U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5707292U JPH0618555U (ja) 1992-08-13 1992-08-13 板材の切断用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5707292U JPH0618555U (ja) 1992-08-13 1992-08-13 板材の切断用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0618555U true JPH0618555U (ja) 1994-03-11

Family

ID=13045256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5707292U Pending JPH0618555U (ja) 1992-08-13 1992-08-13 板材の切断用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618555U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176221A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社奥村組 天井構造体の補修方法およびそれに用いる位置決め治具
JP2021147880A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社マキタ建工 施工用工具及び施工方法
JP2022050661A (ja) * 2020-03-19 2022-03-30 株式会社マキタ建工 施工用工具及び施工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176221A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社奥村組 天井構造体の補修方法およびそれに用いる位置決め治具
JP2021147880A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社マキタ建工 施工用工具及び施工方法
JP2022050661A (ja) * 2020-03-19 2022-03-30 株式会社マキタ建工 施工用工具及び施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0618555U (ja) 板材の切断用治具
JP2003176612A (ja) クロス下地用コーナー材およびクロス貼り施工法
JPH0746679Y2 (ja) 目地材
JP2995265B1 (ja) 出隅部コーナー材、及びこれを用いた屋内壁の出隅部の処理方法
JPH0560337U (ja) 入隅部用コーナー棚板
JP2577534B2 (ja) 曲面出隅付き板
JP3039754U (ja) 留め定規
KR200153030Y1 (ko) 템플레이트 겸용 크린칭 지그
JP2003174935A (ja) テーブル用天板とその製造方法
JPH0631045Y2 (ja) コンクリート型枠の連結金具
JPH0338491Y2 (ja)
JP3917745B2 (ja) 建築物の壁面における出隅構造及びその施工方法
JPH074277Y2 (ja) 天井のクロス貼り用角押え具
JP2604726Y2 (ja) 框組ドア
JPH0673843B2 (ja) 建築用飾り枠体の製造法
JPH0242819Y2 (ja)
JPS6332696Y2 (ja)
JP2596365Y2 (ja) 表面材止着位置決め治具
JPH0642034Y2 (ja) 柱カバー取付部構造
JPH0140903Y2 (ja)
JPH02793Y2 (ja)
JPH0711243Y2 (ja) 打込治具
JPH0728447U (ja) 化粧材被覆カウンター
JPH10331381A (ja) 下地材の接合具
JP2007032081A (ja) 建築板製造方法