JPH0618513U - 耐火パネル取付具および耐火パネルの取付構造 - Google Patents
耐火パネル取付具および耐火パネルの取付構造Info
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- JPH0618513U JPH0618513U JP027868U JP2786893U JPH0618513U JP H0618513 U JPH0618513 U JP H0618513U JP 027868 U JP027868 U JP 027868U JP 2786893 U JP2786893 U JP 2786893U JP H0618513 U JPH0618513 U JP H0618513U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建屋側から安全にかつ容易にパネルの位置調
節および取付をおこなうことができる耐火パネルの取付
具および取付構造を提供する。 【構成】 支承片部5と背板部6と下向きに開口する開
口部9とめねじ部材10とを具備して成る受金具4の開
口部9を、建物躯体15の上面に固設した上側アングル
材16の直立辺部16aに嵌合させ、めねじ部材10に
位置調整ボルト11をねじ込む。表面側に被覆パネル3
を被着した耐火パネル2を受金具4の支承片部5上へ載
せ、位置調整ボルト11の回動操作により上下位置調整
をおこなう。パネルの固定は、耐火パネル2の下部を連
結金物21によつて上側アングル材16に連結し、耐火
パネル2の上部を連結金物23によつて、建物躯体15
の下面に固着した下側アングル材17に連結することに
よりおこなう。
節および取付をおこなうことができる耐火パネルの取付
具および取付構造を提供する。 【構成】 支承片部5と背板部6と下向きに開口する開
口部9とめねじ部材10とを具備して成る受金具4の開
口部9を、建物躯体15の上面に固設した上側アングル
材16の直立辺部16aに嵌合させ、めねじ部材10に
位置調整ボルト11をねじ込む。表面側に被覆パネル3
を被着した耐火パネル2を受金具4の支承片部5上へ載
せ、位置調整ボルト11の回動操作により上下位置調整
をおこなう。パネルの固定は、耐火パネル2の下部を連
結金物21によつて上側アングル材16に連結し、耐火
パネル2の上部を連結金物23によつて、建物躯体15
の下面に固着した下側アングル材17に連結することに
よりおこなう。
Description
【0001】
この考案は、耐火パネルを外装材として建物躯体に取付けるための取付具、お よび耐火パネルを建物躯体に取付ける取付構造に関する。
【0002】
従来、図6に示すようにたとえば軽量気泡コンクリート板から成る耐火パネル 51の表面側に金属製の被覆パネル52を被着して成る複合耐火パネル50を、 建物躯体53に取付けるには、建物躯体53にアングル材54を介して固着した 受金物55上に、ライナ56を介して耐火パネル51部の下端部を載せ、位置調 整後耐火パネル51部を連結金物57,58によりアングル材54および59に 連結して建物躯体53に固定していた。
【0003】
ところが上記工程中、パネルの位置調整は、クレーンやウインチによつてベル ト吊りされた複合耐火パネル50を人手により保持しつつパネル全体を上下させ 、パネル外方からライナ56の積層厚さを加減する方法によつていたため、パネ ル取付面の外方に足場を組む必要があり、工期と費用がかさむとともに、足場上 の前記位置調整作業は面倒であるうえ危険を伴い、好ましくなかつた。
【0004】 この考案は上記従来の問題点を解決するもので、パネル取付のために足場を組 む必要がなく、建屋側から安全かつ容易にパネルの位置調整および取付をおこな うことができる耐火パネル取付具および耐火パネルの取付構造を提供しようとす るものである。
【0005】
この出願の第1の考案の耐火パネル取付具は、耐火パネルの下端面を支承する 支承片部と該耐火パネルの背面に対向する背板部と該背板部より建屋内方側に形 成された下向きの開口部と該開口部より建屋内方側において軸線が上下方向に延 びるめねじ部材とを具備して成る受金具と、前記めねじ部材にねじ込まれる位置 調整ボルトとから成る。
【0006】 またこの出願の第2の考案の耐火パネルの取付構造は、長手方向を上下方向に 向けて耐火パネルを建物躯体に取付ける取付構造であつて、前記建物躯体に、長 手方向を水平方向に向け直立辺部を建屋外方側にして上側アングル材と下側アン グル材とを固着し、耐火パネルの下端面を支承する支承片部と該耐火パネルの背 面に対向する背板部と該背板部より建屋内方側に形成された下向きの開口部と該 開口部より建屋内方側において軸線が上下方向に延びるめねじ部材とを具備して 成る受金具を、前記開口部を前記直立辺部に嵌合させて前記上側アングル材に嵌 込み、前記めねじ部材に位置調整ボルトを先端部を下向きにしてねじ込み、前記 支承片部上に耐火パネルを載せるとともに、該耐火パネルの下部を連結金物によ つて前記上側アングル材に、該耐火パネルの上部を連結金物によつて上階側の前 記下側アングル材に、それぞれ連結したことを特徴とする。
【0007】 またこの出願の第3の考案の耐火パネルの取付構造は、長手方向を水平方向に 向けて耐火パネルを建物躯体に取付ける取付構造であつて、前記建物躯体に固着 した上下方向に延びる通しアングルに、長手方向を水平方向に向け直立辺部を建 屋外方側にして受けアングルを固着し、耐火パネルの下端面を支承する支承片部 と該耐火パネルの背面に対向する背板部と該背板部より建屋内方側に形成された 下向きの開口部と該開口部より建屋内方側において軸線が上下方向に延びるめね じ部材とを具備して成る受金具を、前記開口部を前記直立辺部に嵌合させて前記 受けアングルに嵌込み、前記めねじ部材に位置調整ボルトを先端部を下向きにし てねじ込み、前記支承片部上に耐火パネルを載せ、該耐火パネルの長手方向両端 部を連結金物によつて前記通しアングルに連結したことを特徴とする。
【0008】 またこの出願の第4の考案の耐火パネルの取付構造は、長手方向を水平方向に 向けて耐火パネルを建物躯体に取付ける取付構造であつて、前記建物躯体に固着 した上下方向に延びる通しアングルに、長手方向を水平方向に向け直立辺部を建 屋外方側にして受けアングルを固着し、耐火パネルの下端面を支承する支承片部 と該耐火パネルの背面に対向する背板部と該背板部より建屋内方側に形成された 下向きの開口部と該開口部より建屋内方側において軸線が上下方向に延びるめね じ部材とを具備して成る受金具を、前記開口部を前記直立辺部に嵌合させて前記 受けアングルに嵌込み、前記めねじ部材に位置調整ボルトを先端部を下向きにし てねじ込み、前記支承片部上に耐火パネルを載せ、該耐火パネルの長手方向両端 部を連結金物によつて前記通しアングルに連結するとともに、前記支承片部上に 載せた耐火パネルの上に1乃至複数枚の耐火パネルを載せ、これらの耐火パネル の長手方向両端部を連結金物によつて前記通しアングルに連結したことを特徴と する。
【0009】 この考案における耐火パネルとしては、軽量気泡コンクリート板、石綿セメン ト硅酸カルシウム板、石綿セメント板、石膏板、グラスフアイバー補強石膏板な どの耐火パネルの単板、またはこの耐火パネルの単板の表面側に被覆パネルを被 着した複合耐火パネルが用いられる。そしてこの被覆パネルとしては、銅板、ス テンレス板、カラー鉄板、アルミニウム板、ほうろう引きアルミニウム板、ほう ろう引き鉄板、ほうろう引きアルミニウムメツキ鋼板、合成樹脂被覆鋼板、合成 樹脂板などが用いられる。
【0010】
この考案の耐火パネル取付具は、建物躯体に固着したアングル材の直立辺部に 受金具の開口部を嵌合させ、めねじ部材に位置調整ボルトを先端部を下向きにし てねじ込んで使用する。支承片部は耐火パネルの下端面に係合して耐火パネルを 支持し、位置調整ボルトの先端部はアングル材の水平辺部に係合して、上下位置 調整時の耐火パネルの自重を支持する。位置調整ボルトの回動操作により、耐火 パネルの上下位置調整は建物躯体側から迅速容易におこなうことができる。
【0011】 またこの考案の耐火パネルの取付構造においては、受金具の開口部が上側アン グル材または受けアングル(第3および第4の考案の場合)の直立辺部に嵌合し て、受金具が上下動自在に支持される。受金具のめねじ部材に位置調整ボルトを ねじ込み、耐火パネルをクレ−ン等により吊下げ、受金具の支承片部上に載せれ ば、耐火パネルの自重は位置調整ボルトによつて支持される。耐火パネルの下部 および上部を連結金物によつて上側アングル材および下側アングル材または通し アングル(第3および第4の考案の場合)に仮止めすれば、耐火パネルが建物躯 体から外方へ離脱するおそれはない。
【0012】 この状態で耐火パネルの上下位置調整は、パネルの上端面等の基準面を建物躯 体側の墨と照合しつつ、位置調整ボルトの回動により迅速容易におこなうことが できるので、建物躯体側からの作業だけで済み、調整作業のための足場は不要と なる。
【0013】 また第4の考案の耐火パネルの取付構造においては、受金具によつて支持され 上下位置調整された下段側の耐火パネル上に配置される1または複数枚の上段側 の耐火パネルは、下段側の耐火パネル上に載置されて該耐火パネルに沿つて位置 決めされ、連結金物によつて通しアングルに取付けられる。
【0014】
以下図1および図2によりこの考案の一実施例を説明する。図中、1は複合耐 火パネルで、軽量気泡コンクリート板から成る耐火パネル2の表面側に、浅い箱 状のほうろう引き鋼板パネルから成る被覆パネル3を被覆固着したものである。 4は鋼板製の受金具で、耐火パネル2の下端面2aを支承する支承片部5に、耐 火パネル2の背面2bに対向する背板部6を連設したL形鋼片7の該背板部6に 、クランク形に折曲げた鋼板から成る挟持片8の上端部を溶接して、背板部6と 挟持片8との間に、上側アングル材16の直立辺部16a(いずれも後述)の厚 さよりやや大きいすきまの、下向きの開口部9を形成してある。そして挟持片8 の建屋内方側の正面に、長ナツトから成るめねじ部材10を下向きに突設固着し 、このめねじ部材10に、位置調整ボルト11を、先端部を下向きにしてねじ込 んである。
【0015】 一方15は建屋階床付近において水平方向に延びる建物躯体である。16はL 形鋼製の上側アングル材で、その上方に向う直立辺部16aを建屋外方側にして 、建物躯体15の上面に溶接により固着してある。また17はL形鋼製の下側ア ングル材で、その下方に向う直立辺部17aを建屋外方側にして、建物躯体15 の下面に溶接により固着してある。
【0016】 また21は耐火パネル2の下部取付用のイナズマ形の連結金物で、耐火パネル 2の左右両端部寄りの位置に1個ずつ配置され、22はこの連結金物締付用のボ ルトで、耐火パネル2に埋込固着した埋込ナツトにねじ込まれる。さらに23は 耐火パネル2の上部取付用のイナズマ形の連結金物で、耐火パネル2の左右両端 部寄りの位置に1個ずつ配置され、24はこの連結金物締付用のボルトで、前記 と同様な埋込ナツトにねじ込まれる。また25は平鋼製の吊金具で、吊穴26を 有し、ボルト27により耐火パネル2の左右両端部付近に1個ずつ締付取付され ている。
【0017】 上記構成の複合耐火パネル1を、長手方向を上下方向に向けて建物躯体に取付 けるには、先ず1枚の耐火パネル2の下部の左右両隅部付近の下端面2a部分を 支承片部5で支承できるように、一対の上記受金具4を配置し、開口部9を上側 アングル材16の直立辺部16aに嵌合させて、受金具4を上側アングル材16 に上下動自在に支持させる。そして図示しないクレーンにより吊金具25部をワ イヤ吊りして複合耐火パネル1を吊上げ、耐火パネル2の下端面2aを受金具4 の支承片部5の直上部へ位置させたのち降下させて支承片部5上へ載せ、位置調 整ボルト11の先端部を上側アングル材16の水平辺部16b上に係合させ、複 合耐火パネル1の自重を2本の位置調整ボルト11により支持した状態で保持す る。
【0018】 次いで連結金物21を耐火パネル2の下部にボルト22によりゆるく締付けて パネル下部を上側アングル材16に仮止めし、同様に連結金物23を耐火パネル 2の上部にボルト24によりゆるく締付けて耐火パネル2の下部を上階側の建物 躯体15に固着した下側アングル材17に仮止めする。そして位置調整ボルト1 1を回動操作して、図示しない建物躯体に打つた墨に従つて張つた基準線に対し て被覆パネル3の上端面を位置出しし、複合耐火パネル1の上下位置を調整する 。この調整後、ボルト22および24を締付けて耐火パネル2を下側アングル材 17および上側アングル材16に連結固定し、1枚のパネル取付を終了する。
【0019】 なお図2に示すように、後溶接として受金具4の挟持片8と上側アングル材1 6とを溶接28し、さらに連結金物21と上側アングル材16、および連結金物 23と下側アングル材17とを、溶接29すれば、各部の固定が一層確実となり 好ましい。
【0020】 上記の各作業はすべて建物躯体側から容易におこなうことができる。また受金 具4は複合耐火パネル1に取付けておく必要がないので、複合耐火パネル1の運 搬や梱包の支障とならない。
【0021】 各パネルを並設したら、被覆パネル3間の目地部には常法に従つてコーキング 材を充填し、壁面を構成するが、この充填作業は作業用ゴンドラ等を用いておこ なえばよい。
【0022】 上記実施例では吊金具25を用いたのでパネルの吊上げが容易であるが、他の 手段により吊上げをおこなつてもよい。またこの考案は、たとえば階間中間部に パネル取付専用に設けた支持梁に耐火パネルを取付ける場合にも適用できるもの であり、この支持梁も本考案にいう建物躯体に含まれるものとする。
【0023】 以上は、長手方向を上下方向に向けて耐火パネルを建物躯体に取付ける、縦貼 式の取付構造について説明したが、次に長手方向を水平方向に向けて耐火パネル を建物躯体に取付ける、横貼式の取付構造に本考案を適用した場合の一実施例を 、図3乃至図5によつて説明する。
【0024】 図中、31A〜31Cは耐火パネルで、軽量気泡コンクリ−ト板から成る耐火 パネルの単板であつて、前記実施例のような被覆パネル3を有しないものである 。34は鋼板製の受金具で、前記実施例の受金具4に比べて、L形鋼片7の長さ がやや長く、また挟持片8が広巾である点以外は、前記受金具4と同じ構成を有 するので、図1と同一または相当部分には、同一符号を付して図示してある。そ して下向きの開口部9のすきまは、受けアングル41,42の直立辺部41a, 42a(いずれも後述)の厚さよりやや大きくとつてある。また耐火パネル31 Cの長手方向両端部寄りの上端面31dには、受金具4の支承片部5挿入用の凹 部32が設けてある。
【0025】 一方35は、耐火パネル31(耐火パネル31A〜31Cの総称)の長手方向 両端部付近において上下方向に延びる柱から成る建物躯体である。36および3 7は、建物躯体35の両側に固着した上下方向に延びる通しアングルで、一辺部 36a,37aを建屋外方側にして、他辺部36b,37bを建物躯体35に上 下に間隔をあけて溶接した取付板38にボルト39により締結後、溶接してある 。
【0026】 41および42は、それぞれ通しアングル36および37に工場溶接により基 部を固着した受けアングルで、この実施例では上下方向に間隔をおいて3枚の耐 火パネル31A〜31Cごとに1個ずつ設けてある。そしてこれら受けアングル 41,42の上方に向かう直立辺部41a,42aは、建屋外方側にしてある。 41b,42bは、位置調整ボルト11の先端部を支持する受けアングルの水平 辺部である。
【0027】 また43は、耐火パネルの端部取付用のイナズマ形の連結金物で、前記実施例 における連結金物23と同様な形状を有し、各耐火パネル31の長手方向両端部 寄りの位置に1個ずつ配置され、44はこの連結金物締付用のボルトで、耐火パ ネル31に埋込固着した埋込ナツトにねじ込まれる。
【0028】 上記構成の耐火パネル31を、長手方向を水平方向に向けて建物躯体に取付け るには、先ず耐火パネル31Aの長手方向両端部付近の下端面31a部分を支承 片部5で支承できるように、一対の受金具34を配置し、開口部9を受けアング ル41および42の直立辺部41aおよび42aに嵌合させて、受金具34,3 4を受けアングル41,42に上下動自在に支持させる。
【0029】 次いで前記実施例と同様な手順で、耐火パネル31Aを吊上げてその下端面3 1aを支承片部5上へ載せ、2本の位置調整ボルト11による耐火パネル31A の上下位置の調整、連結金物43,43の(ボルト44による)締結による通し アングル36,37への固定、受金具34や連結金物43の溶接等をおこなつて 、耐火パネル31Aの取付を終了する。この状態で耐火パネル31Aの背面31 bは、通しアングル36,37の一辺部36a,37aに当接している。
【0030】 次にこの耐火パネル31Aの上に、長手方向を水平方向に向けて、上段側の耐 火パネル31Bを載せ、連結金物43,43の締付により通しアングル36,3 7への固定をおこない、要すれば連結金物43の通しアングル36,37への溶 接をおこなつて、耐火パネル31Bの建物躯体35への取付をおこなう。さらに 上段側の耐火パネル31Cについても、耐火パネル31B上に載せて、同様な工 程で建物躯体35への取付をおこなう。そしてさらにこれらの耐火パネルの上段 側については、新たな耐火パネル31A〜31Cを同様にして取付ければよい。
【0031】 上記の各作業はすべて建物躯体側から容易におこなうことができる。これによ つて、図5に鎖線45で示す通しアングルに固着した受金物(図6における受金 物55に相当する)の上にライナを介して耐火パネルを載せ、パネル外方からこ のライナ積層厚さを加減するという、図6に示す縦貼式と同様な従来の屋外側か らの作業は、一切不要となるのである。なお各耐火パネル31間の突合せ部46 には、常法に従つてコ−キング材を充填すればよいが、この充填作業は作業用ゴ ンドラ等を用いておこなうことができる。
【0032】 上記実施例では受金具34による耐火パネルの取付(支承および位置調整)を 、耐火パネル3枚ごとにおこなつたが、この受金具34による取付は、3枚以外 の複数枚の耐火パネルごとにおこなつてもよいし、全耐火パネルについて(耐火 パネル1枚ごとに)おこなつてもよい。
【0033】 この考案は上記各実施例に限定されるものではなく、たとえば受金具4や34 の形状は上記以外のものとしてもよい。またこの考案は、耐火パネル単板を建物 躯体に縦貼式に取付ける場合や、複合耐火パネルを横貼式に取付ける場合にも適 用できるものである。
【0034】
以上説明したようにこの考案によれば、建物躯体に固着した上側アングル材ま たは受けアングルの直立辺部に開口部を嵌合させた受金具の支承片部によつて耐 火パネルを支承し、受金具にねじ込んだ位置調整ボルトによりパネル重量を支持 するとともに該位置調整ボルトの回動操作によりパネル上下位置調整をおこなう ようにしたので、パネルの取付および位置調整は建屋側からの作業だけでおこな うことができ、足場は不要となり作業の安全性も向上し、またパネル位置調整作 業は迅速容易におこなうことができる。
【図1】この考案の一実施例を示す耐火パネルの取付部
の縦断面図(図2のB−B線断面図)である。
の縦断面図(図2のB−B線断面図)である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す耐火パネル取付部
の建屋側から見た略示正面図である。
の建屋側から見た略示正面図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】図3のD−D線断面図である。
【図6】従来の耐火パネルの取付部の縦断面図である。
1…複合耐火パネル、2…耐火パネル、2a…下端面、
2b…背面、3…被覆パネル、4…受金具、5…支承片
部、6…背板部、7…L形鋼片、8…挟持片、9…開口
部、10…めねじ部材、11…位置調整ボルト、15…
建物躯体、16…上側アングル材、16a…直立辺部、
17…下側アングル材、17a…直立辺部、21…連結
金物、22…ボルト、23…連結金物、24…ボルト、
31A…耐火パネル、31B…耐火パネル、31C…耐
火パネル、34…受金具、35…建物躯体、36…通し
アングル、37…通しアングル、38…取付板、41…
受けアングル、41a…直立辺部、42…受けアング
ル、42a…直立辺部、43…連結金物、44…ボル
ト。
2b…背面、3…被覆パネル、4…受金具、5…支承片
部、6…背板部、7…L形鋼片、8…挟持片、9…開口
部、10…めねじ部材、11…位置調整ボルト、15…
建物躯体、16…上側アングル材、16a…直立辺部、
17…下側アングル材、17a…直立辺部、21…連結
金物、22…ボルト、23…連結金物、24…ボルト、
31A…耐火パネル、31B…耐火パネル、31C…耐
火パネル、34…受金具、35…建物躯体、36…通し
アングル、37…通しアングル、38…取付板、41…
受けアングル、41a…直立辺部、42…受けアング
ル、42a…直立辺部、43…連結金物、44…ボル
ト。
Claims (4)
- 【請求項1】 耐火パネルの下端面を支承する支承片部
と該耐火パネルの背面に対向する背板部と該背板部より
建屋内方側に形成された下向きの開口部と該開口部より
建屋内方側において軸線が上下方向に延びるめねじ部材
とを具備して成る受金具と、前記めねじ部材にねじ込ま
れる位置調整ボルトとから成る耐火パネル取付具。 - 【請求項2】 長手方向を上下方向に向けて耐火パネル
を建物躯体に取付ける取付構造であつて、前記建物躯体
に、長手方向を水平方向に向け直立辺部を建屋外方側に
して上側アングル材と下側アングル材とを固着し、耐火
パネルの下端面を支承する支承片部と該耐火パネルの背
面に対向する背板部と該背板部より建屋内方側に形成さ
れた下向きの開口部と該開口部より建屋内方側において
軸線が上下方向に延びるめねじ部材とを具備して成る受
金具を、前記開口部を前記直立辺部に嵌合させて前記上
側アングル材に嵌込み、前記めねじ部材に位置調整ボル
トを先端部を下向きにしてねじ込み、前記支承片部上に
耐火パネルを載せるとともに、該耐火パネルの下部を連
結金物によつて前記上側アングル材に、該耐火パネルの
上部を連結金物によつて上階側の前記下側アングル材
に、それぞれ連結したことを特徴とする耐火パネルの取
付構造。 - 【請求項3】 長手方向を水平方向に向けて耐火パネル
を建物躯体に取付ける取付構造であつて、前記建物躯体
に固着した上下方向に延びる通しアングルに、長手方向
を水平方向に向け直立辺部を建屋外方側にして受けアン
グルを固着し、耐火パネルの下端面を支承する支承片部
と該耐火パネルの背面に対向する背板部と該背板部より
建屋内方側に形成された下向きの開口部と該開口部より
建屋内方側において軸線が上下方向に延びるめねじ部材
とを具備して成る受金具を、前記開口部を前記直立辺部
に嵌合させて前記受けアングルに嵌込み、前記めねじ部
材に位置調整ボルトを先端部を下向きにしてねじ込み、
前記支承片部上に耐火パネルを載せ、該耐火パネルの長
手方向両端部を連結金物によつて前記通しアングルに連
結したことを特徴とする耐火パネルの取付構造。 - 【請求項4】 長手方向を水平方向に向けて耐火パネル
を建物躯体に取付ける取付構造であつて、前記建物躯体
に固着した上下方向に延びる通しアングルに、長手方向
を水平方向に向け直立辺部を建屋外方側にして受けアン
グルを固着し、耐火パネルの下端面を支承する支承片部
と該耐火パネルの背面に対向する背板部と該背板部より
建屋内方側に形成された下向きの開口部と該開口部より
建屋内方側において軸線が上下方向に延びるめねじ部材
とを具備して成る受金具を、前記開口部を前記直立辺部
に嵌合させて前記受けアングルに嵌込み、前記めねじ部
材に位置調整ボルトを先端部を下向きにしてねじ込み、
前記支承片部上に耐火パネルを載せ、該耐火パネルの長
手方向両端部を連結金物によつて前記通しアングルに連
結するとともに、前記支承片部上に載せた耐火パネルの
上に1乃至複数枚の耐火パネルを載せ、これらの耐火パ
ネルの長手方向両端部を連結金物によつて前記通しアン
グルに連結したことを特徴とする耐火パネルの取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP027868U JPH0618513U (ja) | 1992-06-19 | 1993-04-28 | 耐火パネル取付具および耐火パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4902292 | 1992-06-19 | ||
JP4-49022 | 1992-06-19 | ||
JP027868U JPH0618513U (ja) | 1992-06-19 | 1993-04-28 | 耐火パネル取付具および耐火パネルの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618513U true JPH0618513U (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=26365860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP027868U Pending JPH0618513U (ja) | 1992-06-19 | 1993-04-28 | 耐火パネル取付具および耐火パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618513U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190614A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Takenaka Komuten Co Ltd | カーテンウォール用耐火ボード支持構造、及び建物 |
JP2016223089A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 株式会社竹中工務店 | パネルユニット取付け方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02157343A (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-18 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 高さ調整機構を有するパネル自重受け金具 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP027868U patent/JPH0618513U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02157343A (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-18 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 高さ調整機構を有するパネル自重受け金具 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011190614A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Takenaka Komuten Co Ltd | カーテンウォール用耐火ボード支持構造、及び建物 |
JP2016223089A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 株式会社竹中工務店 | パネルユニット取付け方法 |
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