JPH0618401Y2

JPH0618401Y2 - リヤカバ−装着用レ−キ

Info

Publication number: JPH0618401Y2
Application number: JP1525887U
Authority: JP
Inventors: 博晴川口; 辰次吉留
Original assignee: セイレイ工業株式会社
Priority date: 1987-02-03
Filing date: 1987-02-03
Publication date: 1994-05-18
Anticipated expiration: 2002-02-03
Also published as: JPS63122006U

Description

【考案の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本考案はロータリー耕耘装置後部に付設したリヤカバー
の裏側に装着するレーキの構成に関するものである。

（ロ）従来技術従来から櫛状のレーキをロータリ耕耘装置の耕耘カバー
内に配設した技術は公知となっているのである。

例えば、実開昭６１−６０６０４号公報等が公知となっ
ているのである。該従来技術はロータリー耕耘装置の耕
耘カバー後端に巻込み部を有したレーキを固設し下方へ
延設した構成であった。

また、実開昭５５−１２１６０２号公報の如く、ロータ
リー耕耘装置のデプスバーに均平板を装着し、該均平板
後端にレーキを装着した技術も公知となっていたのであ
る。

（ハ）考案が解決しようとする問題点このような構成において前者は逆転耕耘時に大きい土塊
を下方へ埋め込むための技術であり、均平と同時に切株
等をすき込むことはできなかったのである。よって、埋
め込みやすき込みをするには後者の構成にしなければな
らなかったのである。

しかし、後者の場合にはレーキが均平板に固定されてい
る為、藁や夾雑物等が引っ掛かり作業時には引きずって
しまうのである。また、ロータリー耕耘装置を水平制御
しているときには地表の凹凸や車輪の落ち込み等により
左右のすき込み作業に差が生じてムラになったりしてい
たのである。

（ニ）問題を解決するための手段本考案はこのような点に鑑み、次の如く構成したもので
ある。

ロータリー耕耘装置のリヤカバー１５の下面にレーキ２
５を付設する構成において、取付プレート２６をリヤカ
バー１５の下面に固設し、該取付プレート２６は、両側
に枢支パイプ２６ａ，２６ａを設け、下方へストッパー
部２６ｂを突設し、前記レーキ取付ステー２９の枢支部
２９ａを、枢支パイプ２６ａ，２６ａの間に嵌装し、前
記枢支パイプ２６ａ，２６ａと枢支部２９ａの間にコイ
ルバル３０を介装して枢支ピン３１を貫通し、レーキ取
付ステー２９をコイルバネ３０にて、リヤカバー１５か
ら離反し、ストッパー部２６ｂと係合する下方向へ付勢
したものである。

（ホ）実施例本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面に示した
実施例の構成に基づいて、本考案の構成を説明する。

第１図はロータリー耕耘装置の側面図及び一部断面図、
第２図は同じく平面図、第３図はリヤカバー組み付け斜
視図、第４図はレーキユニットの正面図、第５図は同じ
く側面図、第６図は同じく組立斜視図である。

第１図，第２図，第３図にて全体構成から説明する。ト
ラクターのミッションケース後端に固設されたヒッチ１
に、トップリンク２が枢支され、該トップリンク２の後
端にトップマスト３が枢支されている。該トップマスト
３の後端はデプスフレーム４の高さを調節するハンドル
５を枢支し、下端はギヤボックス６に枢結されている。

また、ギヤボックス６より両側にビーム８，８を突出し
中途部にフランジ９，９を固設して、該フランジ９，９
と前記トップマスト３間にステー７，７を介装し、該フ
ランジ９，９の後部にデプスフレーム４を枢結してい
る。

前記ビーム８，８の両側端部にはチェーンケース１０及
びサイドサポート１１が固設され、下端に耕耘カバー１
２及びサイドカバー１３，１３が固設され、そして耕耘
爪軸が横架されている。前記サイドカバー１３，１３後
部にボス３２，３２が突設され、該ボス３２，３２にリ
ヤカバー１５前端側方に突出したピン１５ａ，１５ｂを
挿入して枢支している。

該リヤカバー１５はそのままではガタを生じるので、右
へスライドさせてバネ３３を左側のピン１５ａに差し込
んで隙間をなくしている。該リヤカバーの構成は後部両
側に培土板を装着するための切欠が設けられ、該切欠に
サイドリヤカバー１５Ｒ，１５Ｌが脱着可能に装着され
ており、後部中央に畝立て器等を装着するための三角形
状の切欠が設けられ、センターリヤカバー１５Ｍが脱着
可能に構成している。

また、リヤカバー１５の中央部にハンガーフック１９，
１９を立設し、耕耘カバー１２に立設した支持フレーム
２０，２０との間にハンガーロッド２１，２１を枢結
し、該ハンガーロッド２１，２１にスプリングを外嵌し
てリヤカバー１５を下方に付勢している。

そして、リヤカバー１５の回動基部にはアーム２２が立
設され、前記支持フレーム２０との間にセンサーロッド
２３が介装され、フィードバックワイヤー２４に連設し
てリヤカバー１５の回動を油圧制御装置にフィードバッ
クし、耕深を検知している。

本考案のレーキ装置は前記リヤカバー１５の裏面に装着
されるものであり、第４図，第５図，第６図に示す如
く、リヤカバー１５の裏面にボルト２７にて取付プレー
ト２６が固定され、該取付プレート２６は上部両側に枢
支パイプ２６ａ，２６ａを固設し、中央を折り曲げて下
方へ突設し、ストッパー部２６ｂとしている。

該ストッパー部２６ｂに先端を折り曲げたレーキ取付ス
テー２９の枢支部２９ａが嵌入され、前記枢支パイプ２
６ａ，２６ａと枢支部２９ａの間にコイルバネ３０，３
０を配置して枢支ピン３１を貫通し、レーキ取付ステー
２９をコイルバネ３０，３０にて付勢している。

３５は係止リングであり、３６は案内板であり、上記回
動部に土等が溜まらないようにしている。そして、レー
キ取付ステー２９にレーキ２５をフォーク状に固定して
いるのである。該レーキ２５の先端は、リヤカバー１５
の後端と同形状に曲折構成している。

（ヘ）考案の作用このような構成においてレーキ２５は、コイルバネ３
０，３０にて付勢され、リヤカバー１５から離反する下
方向へ回動し、ストッパー２６ｂに当接し、埋め込みや
すき込みをしているが、硬い土塊がある圃場を耕耘した
ときに一定以上の圧力がかかると、レーキ２５は枢支ピ
ン３１を中心に回動してリヤカバー１５に接触するまで
回動し、硬い土塊を藁等を越して藁等を引きずらないよ
うにしている。

また、水平制御時に車輪が凹部に落ちたときにおいても
レーキ２５はその凹部に追随して回動するのである。

（ト）考案の効果以上のような構成・作用により、本考案は次のような効
果が得られるのである。

第１に、レーキが回動可能なために、耕耘時に藁や土塊
があっても乗り越え、藁や土塊等の引きずりがなくな
り、耕耘仕上がりがきれいになったのである。

第２に、水平制御を行っているときであっても圃場の凹
凸に対してレーキが回動して追随するので、埋め込みや
すき込みが一様にできるようになり、仕上がりが向上し
たのである。

第３に、ロータリー耕耘装置を下降させたときにレーキ
がコイルバネ３０に抗して上方へ回動するため、地表面
との衝撃が緩和されレーキの損傷を妨げたのである。ロ
ータリー耕耘装置を上昇した時には、レーキ２５が下降
するが、該下降位置はストッパー部２６ｂにより規制さ
れるので、これ以上は下降しないのである。

【図面の簡単な説明】

第１図はロータリー耕耘装置側面図一部断面図、第２図
は同じく平面図、第３図はリヤカバー組み付け斜視図、
第４図はレーキユニット正面図、第５図は同じく側面
図、第６図は同じく組立斜視図である。１５……リヤカバー２５……レーキ２６……取付プレート２６ａ……枢支パイプ２６ｂ……ストッパー部２９……レーキ取付ステー２９ａ……枢支部３０……コイルバネ３１……枢支ピン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ロータリー耕耘装置のリヤカバー１５の下
面にレーキ２５を付設する構成において、取付プレート
２６をリヤカバー１５の下面に固設し、該取付プレート
２６は、両側に枢支パイプ２６ａ，２６ａを設け、下方
へストッパー部２６ｂを突設し、前記レーキ取付ステー
２９の枢支部２９ａを、枢支パイプ２６ａ，２６ａの間
に嵌装し、前記枢支パイプ２６ａ，２６ａと枢支部２９
ａの間にコイルバネ３０を介装して枢支ピン３１を貫通
し、レーキ取付ステー２９をコイルバネ３０にて、リヤ
カバー１５から離反し、ストッパー部２６ｂと係合する
下方向へ付勢したことを特徴とするリヤカバー装着用レ
ーキ。