JPH06183728A - ゼオライト系抗菌剤とその製造法および抗菌性ポリマー組成物 - Google Patents

ゼオライト系抗菌剤とその製造法および抗菌性ポリマー組成物

Info

Publication number
JPH06183728A
JPH06183728A JP4355912A JP35591292A JPH06183728A JP H06183728 A JPH06183728 A JP H06183728A JP 4355912 A JP4355912 A JP 4355912A JP 35591292 A JP35591292 A JP 35591292A JP H06183728 A JPH06183728 A JP H06183728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibacterial
zeolite
antibacterial agent
agent
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4355912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3335689B2 (ja
Inventor
Muneo Mita
宗雄 三田
Hideo Noguchi
英雄 野口
Masumi Usui
真澄 臼井
Tsunenosuke Hiramatsu
恒之助 平松
Keigo Umemoto
桂吾 梅本
Masashi Sagawa
眞至 寒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOSEI KK
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
KOSEI KK
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOSEI KK, Nippon Chemical Industrial Co Ltd filed Critical KOSEI KK
Priority to JP35591292A priority Critical patent/JP3335689B2/ja
Publication of JPH06183728A publication Critical patent/JPH06183728A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3335689B2 publication Critical patent/JP3335689B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高水準の抗菌性を保持しながら光や熱に対し
て優れた耐変色性を発揮する高性能のゼオライト系抗菌
剤とその製造法、さらに前記ゼオライト系抗菌剤を含む
抗菌性ポリマー組成物を提供する。 【構成】 抗菌性イオンとして少なくとも銀イオンをイ
オン交換により担持した抗菌性ゼオライトの粒子表面
に、Ti、Zr、CeまたはZnの1種以上の金属水酸
化物または/および金属酸化物を被覆介在したゼオライ
ト系抗菌剤。製造法は、少なくとも銀イオンを担持した
抗菌性ゼオライトに前記金属の可溶性塩とアルカリ剤を
混合し、pH4〜9の範囲で中和反応をおこなう。また
抗菌性ポリマー組成物は、ポリマー100 重量部に、前記
のゼオライト系抗菌剤を0.1 〜50重量部配合した組成か
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた耐変色性を有す
る銀イオン含有質のゼオライト系抗菌剤とその製造法、
および前記のゼドライト系抗菌剤を含有する抗菌性ポリ
マー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ゼオライト担体に抗菌性の金属イオンを
イオン交換によって吸着担持させた抗菌性ゼオライトに
ついては、従来から多くの提案がなされている。例え
ば、天然ゼオライトもしくは合成ゼオライト中のイオン
交換可能なイオンを銀、銅、亜鉛等の金属イオンにより
置換した抗菌性ゼオライト(特開昭60−181002号公
報)、ゼオライト中のイオン交換可能なイオンをそれぞ
れアンモニウムと抗菌性金属イオンあるいはアルカリ土
類金属等と抗菌性金属イオンにより置換した抗菌性ゼオ
ライト(特開昭63-26580号公報、特開平1−257124号公
報)なとがこれに該当する。これらの抗菌性ゼオライト
は、種々の樹脂や塗料に配合されフイルム、繊維または
成形体等の抗菌性ポリマー材料または製品として広く利
用されている。
【0003】このうち、銀イオンを担持した白色の抗菌
性ゼオライト粉末は、特に優れた抗菌性と安定性を示す
ことから実用面で注目されている。ところが、この白色
粉末は紫外線、自然光および人工光などに曝されたり熱
に接触すると変色する現象を呈する不都合な性癖があ
り、このため樹脂や塗料等の素材に配合した際に経時的
な材質の変色を招く。ゼオライト系抗菌剤が安定で優れ
た抗菌性を備えながら工業的な使用に制約を受けている
理由は、このように耐変色性に欠ける点に大きな原因が
ある。
【0004】近時、この耐変色性を改善した抗菌性ゼオ
ライトとして、特定の組成に形成したもの(特開平4−
21517 号公報)や抗菌性ゼオライトを焼成して非ゼオラ
イト化したもの(特開平4−134009号公報) が提案され
ている。しかし、銀イオンは光や熱に非常に敏感なた
め、抗菌性を犠牲にすることなしに耐変色性を向上させ
ることは極めて困難である。例えば、耐変色性を改善し
た銀イオン含有ゼオライトを焼成セラミック化した前記
の抗菌性ゼオライトは、セラミック化する段階で担持し
た銀イオンが細孔に閉じ込められたり銀に転換したりし
て抗菌性が大きく減退する傾向を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
安定した抗菌性を保持しながら耐変色性が改善されたゼ
オライト系抗菌剤を開発することは、銀系無機抗菌剤を
扱う製造業者および使用業者にとっての重大な課題とさ
れている。本発明者らは、この課題を解決するために鋭
意研究を重ねていたところ、銀イオンを担持した抗菌性
ゼオライトの表面にTi、Zr、Ce、Znなどの金属
水酸化物または酸化物を被覆すると、抗菌能を損ねるこ
となしに耐変色性が著しく改善される事実を確認した。
【0006】本発明は上記の知見に基づいて開発された
もので、その目的は、高水準の抗菌性を保持しながら光
や熱に対して優れた耐変色性を発揮する高性能のゼオラ
イト系抗菌剤とその製造法、さらに前記ゼオライト系抗
菌剤を含有する抗菌性ポリマー組成物を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明によるゼオライト系抗菌剤は、抗菌性イオン
として少なくとも銀イオンをイオン交換により担持した
抗菌剤ゼオライトの粒子表面に、Ti、Zr、Ceまた
はZnから選ばれた1種以上の金属水酸化物または/お
よび金属酸化物が被覆介在した性状を構成上の特徴とす
る。
【0008】抗菌性ゼオライトを構成するゼオライトは
合成品に限らず天然品であっても差し支えないが、品質
上の面からA型、P型、X型またはY型結晶系の合成ゼ
オライト、その他ソーダライト、アナルサイム、モルデ
ナイト、ハイシリカゼオライト等が好適に用いられる。
コストの面を含めると、ゼオライトAが工業原料として
最も好ましい。本発明に適用できる抗菌性ゼオライト
は、このようなゼオライト担体に抗菌性金属イオンとし
て少なくとも銀イオン(錯イオンを含む)をイオン交換
により担持したものであればよく、製造履歴は限定され
ない。銀イオンの担持量は、Agとして0.5〜10重
量%、好ましくは1〜5重量%の範囲であり、他の抗菌
性金属イオンとしてZn、Cu等が任意の量比で担持さ
れる。このような抗菌性ゼオライトとしては、特開平4
−21517号公報に記載された耐変色性のものが好ま
しく適用し得る。
【0009】本発明に係るゼオライト系抗菌剤は、上記
のように少なくとも銀イオンをイオン交換により担持さ
せた抗菌性ゼオライトの粒子表面に、Ti、Zr、Ce
またはZnから選ばれた1種または2種以上の金属水酸
化物、酸化物もしくはこの両者(以下「Ti酸化物等」
という)を被覆介在させたところに性状的な特徴があ
る。抗菌性ゼオライトの表面にTi酸化物等を被覆介在
した性状とは、後述するようにTi、Zr、Ce、Zn
等の可溶性金属塩水溶液と抗菌性ゼオライトの水性スラ
リーを混合し、中和反応させることによって該ゼオライ
ト粒子面にTi酸化物等を沈積被覆させた状態を意味す
る。特にTiとZnの複合水酸化物または/および酸化
物の被覆が本発明の目的に好ましい。
【0010】Ti酸化物等の被覆介在量は、芯材となる
抗菌性ゼオライトの物性、該抗菌性ゼオライト中のAg
の含有量および用途等によって変動するが、多くの場
合、抗菌性ゼオライトに対し酸化物(非水和物)換算で
5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%の範囲で
ある。この被覆介在量が5重量%未満では抗菌剤の耐変
色性を向上させるのに不充分となり、ポリマー配合後の
熱や光に対する抵抗性も減退する。他方、50重量%を
越えると更に高い変色性の抑制効果を期待することがで
きなくなるうえ、抗菌性を減退させる原因となる。
【0011】このような性状を備えるゼオライト系抗菌
剤には、粒子の分散性改善、銀イオンのリリースの制限
あるいはこれを使用する素材との親和性向上などを付与
するため、必要に応じて疎水化処理を施すことが好まし
い態様となる。この場合の疎水化剤としては、シランカ
ップリング剤、チタンカップリング剤、高級脂肪酸金属
塩、酸性リン酸エステルなどが挙げられる。
【0012】上記性状のセオライト系抗菌剤を得るため
の本発明による製造法は、少なくとも銀イオンをイオン
交換により担持した抗菌性ゼオライトと、Ti、Zr、
CeまたはZnから選ばれた1種以上の可溶性金属塩お
よびアルカリ剤を混合してスラリー化し、該ゼオライト
水性セラリーのpHが4〜9の範囲で中和反応をおこな
うことにより前記金属の微細な水酸化物を析出させ、析
出した金属水酸化物の微粒子をゼオライト粒子表面に沈
積被覆することを工程的特徴とする。
【0013】銀イオンを担持した抗菌性ゼオライトは、
担体となるゼオライトを例えば一定pHに保持された硝
酸銀水溶液中で十分に撹拌し、イオン交換反応によりA
+を担持させる方法で作製される。抗菌性金属イオン
としてAg+ のほかにZn2+、Cu2+を担持させる場合
も同様であるが、Zn2+にあってはイオン交換反応後に
母液中に残存する亜鉛塩をアルカリ水溶液で中和すれば
ゼオライト粒子表面に水酸化亜鉛として析出するので、
沈積被覆処理を連続しておこなうことができる。Ti、
Zr、Ce、Zn等の可溶性金属塩としては、例えば硝
酸塩、硫酸塩、有機酸塩またはそれらの塩基性塩の1種
以上が、抗菌性ゼオライトに対し酸化物換算で5〜50
重量%になる範囲で用いられる。また、アルカリ剤には
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウ
ム等が用いられる。
【0014】これら成分を混合する工程には特に限定は
なく、例えば金属塩水溶液に抗菌性ゼオライトを分散さ
せたスラリーにアルカリ剤水溶液を滴下する方法、アル
カリ剤水溶液に抗菌性ゼオライトを分散したスラリーに
金属塩水溶液を滴下する方法、または抗菌性ゼオライト
の水性スラリーに金属塩水溶液とアルカリ剤水溶液を同
時に滴下する方法のいずれでもよい。しかし、抗菌性ゼ
オライトの水性スラリーを撹拌しながら金属塩水溶液と
アルカリ剤水溶液を一定pHになるように同時に添加す
る方法を採ることが最も好ましい。金属塩水溶液の濃度
は、濃すぎると析出する水酸化物がゼオライト粒子の表
面に効果的に沈積せず、遊離状態が存在し易くなる傾向
を示すため、比較的希薄の方が好結果を与える。好まし
い濃度範囲は、0.1〜1.0mol/l である。
【0015】なお、前記方法で沈積処理するに際して
は、後の使用において未被覆面が露出する現象を防ぐた
めに予め抗菌性ゼオライトの水性スラリーを十分に脱ア
グロメレートした状態としておくことが望ましい。この
ためには、必要に応じヘキサメタリン酸ナトリウム、珪
酸ナトリウムまたは界面活性剤のような分散剤を介在さ
せて強力撹拌をおこなうか、ホモジナイザー、コロイド
ミル等の強力剪断分散機にかけて均質に分散処理する方
法が採られる。スラリー濃度には特に限定はないが、生
産性および分散性の兼ね合いから通常50〜300g/l
の範囲に設定される。
【0016】中和反応は、ゼオライト水性スラリーのp
Hが4〜9、好ましくは6〜8の範囲において、室温〜
90℃、好ましくは50〜70℃の温度域でおこなう。
pHが4未満であると金属水酸化物の析出が不十分とな
るばかりでなく、抗菌性ゼオライト中の銀イオンが母液
中に溶出する虞れが生じ、pHが9を越えると金属の種
類によっては析出した水酸化物が再溶解することがあ
る。
【0017】上記のpH範囲を維持しながら緩やかな撹
拌下に中和反応を進行させ、さらに熟成することにより
金属の微細な水酸化物が析出し、該金属水酸化物の微粒
子が抗菌性ゼオライトの粒子表面に沈積し全体が被覆さ
れる。この中和反応において、2種以上の金属水酸化物
を析出させるには、金属塩の混合溶液を用いて同時に析
出させる方法あるいは各単独の金属塩水溶液とアルカリ
剤水溶液を用いて順次に多重析出させる方法が適用され
る。
【0018】中和反応によりTi、Zr、CeまたはZ
n等の金属水酸化物で沈積被覆された抗菌性ゼオライト
は、常法により、濾過、水洗したのち乾燥するが、更に
必要により200〜800℃、好ましくは300〜60
0℃の温度域で焼成処理してゼオライト水を脱離させる
とともに、表面の金属水酸化物の一部もしくは全部を酸
化物に転化させる。このようにして得られる乾燥または
脱水品は、解砕、粉砕、分級などの処理を施してゼオラ
イト系抗菌剤を得る。
【0019】本発明による抗菌性ポリマー組成物は、ポ
リマー100重量部に上記のゼオライト系抗菌剤を0.
1〜50重量部配合したものである。ポリマーとして
は、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ABS樹脂、ポリアセタール、ポリビニルアルコー
ル、ポリカーボネート、アクリル樹脂、含弗素樹脂、含
珪素樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン、レーヨン、アセテート、各種の熱可塑性エラスト
マー、天然または合成の各種水溶性樹脂、天然ゴム、合
成ゴム等を挙げることができる。
【0020】ポリマーに配合するゼオライト系抗菌剤の
配合量をポリマー100重量部当たり0.1〜50重量
部に限定する理由は、0.1重量部を下廻るとポリマー
組成物に十分な抗菌性を付与することができなくなり、
50重量部を越えると成形が困難になるなどポリマー物
性を損なうためである。ポリマー組成物の最終形態にお
いては、多くても10重量部を越えることはないが、含
有量の多い組成では抗菌性ポリマーをマスターバッチと
して取り扱うことができる。
【0021】なお、本発明に係る抗菌性ポリマー組成物
には、常用または必要に応じて配合される各種のポリマ
ー添加剤を併用することができる。この種のポリマー添
加剤としては、可塑剤、充填剤、顔料、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、安定剤、帯電防止剤、界面活性剤、難燃剤
などを挙げることができる。抗菌性ポリマー組成物の形
態は、ペレット、フイルム、シート、板、容器、繊維な
ど多様であり、用途目的に応じて成形される。このほ
か、ポリマーが塗料用であれば抗菌性塗料、接着用にも
のであれば抗菌性接着剤として利用される。
【0022】
【作用】本発明に係る性状のゼオライト系抗菌剤によれ
ば、抗菌性ゼオライトの芯材に担持された銀イオンを含
む抗菌性金属イオンが、Ti酸化物等の微細な被覆介在
層を介して徐々にリリースしながら抗菌作用を生じる。
その抗菌性は、従来のゼオライト系抗菌剤と同様に各種
バクテリアに対しては勿論のこと、真菌性細菌類に対し
ても幅広い抗菌スペクトルを示す。一方、芯材の抗菌性
ゼオライト粒子の表面に沈着被覆した微細なTi酸化物
等は、前記の抗菌作用を抑制することなしに耐変色性を
効果的に高めるために機能する。この機構の詳細につい
ては未だ解明されていないが、恐らくTi、Zr、Ce
またはZnの水酸化物または酸化物の微細粒子により被
覆形成された皮膜の高い屈折率に基づく強力な着色隠蔽
性や紫外線吸収能によって変色性が抑制された結果によ
るものと推測される。
【0023】上記の優れた抗菌性と耐変色性を併有する
高性能のゼオライト系抗菌剤は、特定pH範囲で中和反
応をおこなう本発明の製造法により工業的に製造するこ
とが可能となる。更に本発明による抗菌性ポリマー組成
物は、銀イオンがポリマー中で熱や光と直接作用するの
を防いでポリマーの変色劣化が抑制されるから、抗菌能
と併せて高い実用性が付与される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して具
体的に説明する。なお、表1に示した成分含有率、灼熱
減量および平均粒子径は下記の方法によって測定した。 成分含有率:原子吸光光度法およびICP法によって定
量分析をおこなった。 灼熱減量(水分含有量):試料1g を磁製坩堝に秤量
し、800℃で1時間加熱した後の減量から求めた。 平均粒子径:コールターカウンター〔コールターエレク
トロニクス社製〕を用い、アパチャーチューブ30μm
で測定した。
【0025】実施例1 イオン交換によりAg+ およびZn2+を金属としてそれ
ぞれ2.9重量%、12.1重量%担持した平均粒子径
3.1μm の金属置換A型ゼオライト粉末1kgを、5l
のイオン交換水に十分に脱アグロメレート処理して分散
懸濁させた。このゼオライト水性スラリーを60℃に加
温しながら、濃度0.5mol/l の硝酸亜鉛水溶液2.5
l と濃度1mol/l のアンモニア水2.5l を同時に1時
間かけて添加し、pHを8に保持しながら中和反応させ
て析出した水酸化亜鉛の微粒子をゼオライト粒子表面に
沈積被覆した。引き続き、2時間撹拌して熟成処理を施
した。ついで、常法により濾過、水洗したのち、120
℃で乾燥し、粉砕して「試料1」のゼオライト系抗菌剤
を得た。この場合に抗菌性ゼオライト粒子表面に沈積し
た水酸化亜鉛の被覆率は10.9%であった。また、前
記試料1の1部を500℃の温度で2時間焼成処理して
脱水化し、「試料2」のゼオライト系抗菌剤を得た。こ
の場合における酸化亜鉛の沈積被覆率は11.0%であ
った。これらゼオライト系抗菌剤の性状を表1に示し
た。
【0026】実施例2 平均粒子径2.8μm のナトリウムA型ゼオライト粉末
1kgを5l のイオン交換水に分散懸濁させ、濃度10g/
l の硝酸銀水溶液と濃度125g/l の硝酸亜鉛水溶液を
5l 添加し、5時間撹拌を継続してイオン交換をおこな
った。次に濃度1mol/l のアンモニア水を添加し、スラ
リーのpHを9まで上昇させて過剰のZn2+を水酸化亜
鉛としてゼオライト粒子表面に析出させた。常法によ
り、濾過、洗浄をおこなったのち、濾過ケーキをイオン
交換水に再分散させ、60℃に加温しながら濃度0.5
mol/l の硫酸チタン水溶液2.5l と濃度2mol/l のア
ンモニア水2.5l を徐々に同時添加し、pHを8に保
持しながら中和反応させて析出した水酸化チタンの微粒
子をゼオライト粒子表面に沈積被覆した。引き続き、2
時間撹拌して熟成処理を施した。ついで、常法により濾
過、水洗したのち、120℃で乾燥、粉砕して「試料
3」のゼオライト系抗菌剤を作製した。この場合に抗菌
性ゼオライト粒子表面に沈積した水酸化亜鉛の被覆率は
8.3%、水酸化チタンの被覆率は11.0%であっ
た。また、前記試料3の1部を600℃の温度で2時間
焼成して脱水化し、「試料4」のゼオライト系抗菌剤を
得た。この場合の酸化亜鉛の沈積被覆率は7.7%、酸
化チタンの被覆率は8.5%であった。これらゼオライ
ト系抗菌剤の性状を表1に併載した。
【0027】実施例3 実施例2において、濃度0.5mol/l の硫酸チタン水溶
液の代わりに濃度0.3mol/l の硝酸ジルコニル水溶液
を、また濃度2mol/l のアンモニア水の代わりに0.6
mol/l のアンモニア水を用い、その他は実施例2と同一
の条件により「試料5」(乾燥物)のゼオライト系抗菌
剤(水酸化亜鉛の被覆率8.5%、水酸化ジルコニウム
の被覆率9.2%)と「試料6」(脱水物)のゼオライ
ト系抗菌剤(酸化亜鉛の被覆率8.4%、酸化ジルコニ
ウムの被覆率8.6%)を作製した。この際の中和反応
におけるpHは8.5であった。これらゼオライト系抗
菌剤の性状を表1に併載した。
【0028】実施例4 実施例3において、濃度0.3mol/l の硝酸ジルコニル
水溶液の代わりに濃度0.2mol/l の硝酸セリウム水溶
液を用い、その他は実施例3と同一条件により「試料
7」(乾燥物)のゼオライト系抗菌剤(水酸化亜鉛の被
覆率8.7%、水酸化セリウムの被覆率7.5%)と
「試料8」(脱水物)のゼオライト系抗菌剤(酸化亜鉛
の被覆率8.5%、酸化セリウムの被覆率7.7%)を
作製した。この際の中和反応におけるpHは7.5であ
った。これらゼオライト系抗菌剤の性状を表1に併載し
た。
【0029】実施例5 実施例1で用いた金属置換A型ゼオライト1kgを5l の
イオン交換水に十分に脱アグロメレート処理して分散懸
濁させた。このゼオライト水性スラリーを60℃に加温
しながら濃度0.25mol/l の硝酸亜鉛水溶液および濃
度0.25mol/l の硫酸チタン水溶液の混合液2.5l
と濃度1.25mol/l のアンモニア水2.5l を同時に
添加し、pH7において中和反応をおこなったのち、2
時間撹拌を継続した。ついで、常法により濾過、水洗を
施し、120℃で乾燥し、粉砕して「試料9」のゼオラ
イト系抗菌剤(水酸化亜鉛の被覆率5.5%、水酸化チ
タンの被覆率6.4%)を得た。また、前記試料9の1
部を600℃の温度で焼成して脱水した「試料10」の
ゼオライト系抗菌剤(酸化亜鉛の被覆率5.5%、酸化
チタンの被覆率5.4%)を作製した。これらゼオライ
ト系抗菌剤の性状を表1に併載した。
【0030】実施例6 実施例1の金属置換A型ゼオライト粉末(平均粒子径
3.1μm )に代えてAg+ およびZn2+がイオン交換
によりそれぞれ金属として2.5重量%、11.5重量
%の比率で担持された平均粒子径4.2μm のX型ゼオ
ライト粉末を用い、そのたの条件は実施例1と同一条件
により「試料11」(乾燥物)のゼオライト系抗菌剤
(水酸化亜鉛の被覆率11.0%)と「試料12」(脱
水物)のゼオライト系抗菌剤(酸化亜鉛の被覆率11.
1%)を得た。これらゼオライト系抗菌剤の性状を表1
に併載した。
【0031】実施例7 イオン交換によりAg+ およびZn2+がそれぞれ2.8
重量%、10.7重量%担持された平均粒子径0.9μ
m のP型ゼオライト粉末の1kgを5l のイオン交換水に
十分脱アグロメレート処理して分散懸濁させた。このゼ
オライト水性スラリーを60℃に加温しながら濃度0.
5mol/l の硫酸チタン水溶液2.5l と濃度2mol/l の
アンモニア水2.5l を同時に添加し、pH8において
中和反応をおこなったのち、2時間撹拌を継続して熟成
させた。ついで、常法により濾過、水洗したのち120
℃で乾燥し、粉砕して「試料13」のゼオライト系抗菌
剤(水酸化チタンの被覆率12.6%)を作製した。ま
た、前記試料13の1部を500℃の温度に焼成して脱
水した「試料14」のゼオライト系抗菌剤(酸化チタン
の被覆率11.1%)を得た。これらゼオライト系抗菌
剤の性状を表1に併載した。
【0032】比較例1 実施例1で用いた銀および亜鉛によりイオン置換したA
型ゼオライト粉末(抗菌性ゼオライト)を「試料15」
とし、これを600℃に焼成脱水処理したものを「試料
16」とした。これら抗菌性ゼオライト粉末の性状を表
1に併載した。
【0033】
【表1】
【0034】次に、上記の各試料につき下記の方法によ
り抗菌性の評価をおこなった。試料0.5gを予め調製
した細菌汚染水(河川水を無菌水で希釈し、細菌数を1
5 個としたもの;総細菌検査用)またはカビ希釈水
(黒カビ発生壁土1g を無菌水100mlに希釈したも
の;真菌検査用)の50mlに加え、10分間マグネチッ
クスターラーで緩やかに撹拌した。ついで、この液を微
生物簡易測定器具イージーカルトTTC〔好気性菌、真
菌、酵母類検査用(三愛石油社製)〕およびイージーカ
ルトM〔真菌、酵母類検査用(三愛石油社製)〕を用い
て培養試験をおこなった。培養は、27〜30℃のイン
キュベーター中で2日間(総細菌)または4日間(真
菌)とした。
【0035】得られた抗菌性の評価結果を、試料No. と
対比させて表2に示した。表2のうち、「試料17」は
抗菌性ゼオライトを添加しない場合の比較例(ブラン
ク)である。なお、総菌数の評価は、コロニー発生度合
を予め概略求められた細菌数との関係からおこない、0
はコロニーの発生が全く認められないことを示す。また
真菌汚染度は、下記の4段階により判定評価した。 汚染なし:− 軽度汚染:+ 中度汚染:++ 強度汚染:+++
【0036】
【表2】
【0037】表2の結果から、本発明(試料No. 1〜1
4)は高水準の抗菌性を示し、金属水酸化物や酸化物の
沈積被覆による抗菌性能の減退は軽微であることが認め
られた。
【0038】実施例8〜21、比較例2〜4 試料No. 1〜17を表3に示す各種ポリマーに対し1重
量%の割合で添加混合し、射出成形によりテストピース
(長さ180mm、幅50mm、厚さ1mm)を作製した。こ
れらテストピースの成形直後と日光に30日間暴露した
後の変色状況をデジタル測色色差計算機〔スガ試験機社
製、AUD−CH−1〕を用いて白色標準板との色差
(ΔE)を求めることにより評価した。その結果を表4
に示した。
【0039】
【表3】 表注:(1) 日本ユニカー(株)製、GS−360 (2) 東燃化学(株)製、J−209 (3) 宇部興産(株)製、1013B (4) 日本ゼオン(株)製、ゼオン103EP
【0040】
【表4】
【0041】表4の結果から、実施例による抗菌性ポリ
マー組成物は比較例に比べて耐変色性、特に30日経過
後の変色度が大幅に改善されていることが認められた。
【0042】
【発明の効果】以上のとおり、少なくとも銀イオンを担
持する抗菌性ゼオライトの粒子表面にTi、Zr、Ce
またはZnから選ばれた1種以上の金属水酸化物または
/および金属酸化物が被覆介在した本発明によるゼオラ
イト系抗菌剤は、抗菌性能を損ねることなく被覆介在す
る微細な金属水酸化物や酸化物の隠蔽作用および紫外線
吸収能によって光、熱等に対して極めて安定した性状を
有している。このため、これを各種のポリマー類に配合
した場合には、従来不可能とされていた優れた抗菌性と
耐変色性を同時に兼備する抗菌性ポリマー組成物を得る
ことが可能となる。したがって、ポリマーに対する適用
範囲はこれまで以上に拡大し、フイルム、シート、板状
物、容器類、繊維等の各種成形品をはじめ、塗料、接着
剤などとして、良好な外観を呈し、かつ安全性の高い抗
菌性製品となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 臼井 真澄 東京都江東区亀戸9丁目15番1号 日本化 学工業株式会社研究開発本部内 (72)発明者 平松 恒之助 東京都中央区日本橋室町1丁目6番3号 株式会社耕正内 (72)発明者 梅本 桂吾 東京都中央区日本橋室町1丁目6番3号 栄伸化成株式会社内 (72)発明者 寒川 眞至 東京都中央区日本橋室町1丁目6番3号 栄伸化成株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性イオンとして少なくとも銀イオン
    をイオン交換により担持した抗菌性ゼオライトの粒子表
    面に、Ti、Zr、CeまたはZnから選ばれた1種以
    上の金属水酸化物または/および金属酸化物が被覆介在
    した性状を特徴とするゼオライト系抗菌剤。
  2. 【請求項2】 抗菌性ゼオライトが、A型、P型、X型
    またはY型結晶系の合成ゼオライトにAgとして0.5
    〜10重量%を担持させたものである請求項1記載のゼ
    オライト系抗菌剤。
  3. 【請求項3】 抗菌性ゼオライトに対する金属酸化物ま
    たは/および金属酸化物の被覆量が、酸化物換算で5〜
    50重量%の範囲にある請求項1又は2記載のゼオライ
    ト系抗菌剤。
  4. 【請求項4】 少なくとも銀イオンをイオン交換により
    担持した抗菌性ゼオライトと、Ti、Zr、Ceまたは
    Znから選ばれた1種以上の可溶性金属塩およびアルカ
    リ剤を混合してスラリー化し、該ゼオライト水性スラリ
    ーのpHが4〜9の範囲で中和反応をおこなうことによ
    り前記金属の微細な水酸化物を析出させ、析出した金属
    水酸化物の微粒子をゼオライトの粒子表面に沈積被覆す
    ることを特徴とするゼオライト系抗菌剤の製造法。
  5. 【請求項5】 ポリマー100重量部に対し、請求項1
    のゼオライト系抗菌剤を0.1〜50重量部配合してな
    る抗菌剤含有ポリマー組成物。
JP35591292A 1992-12-18 1992-12-18 ゼオライト系抗菌剤とその製造法および抗菌性ポリマー組成物 Expired - Lifetime JP3335689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35591292A JP3335689B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 ゼオライト系抗菌剤とその製造法および抗菌性ポリマー組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35591292A JP3335689B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 ゼオライト系抗菌剤とその製造法および抗菌性ポリマー組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06183728A true JPH06183728A (ja) 1994-07-05
JP3335689B2 JP3335689B2 (ja) 2002-10-21

Family

ID=18446374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35591292A Expired - Lifetime JP3335689B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 ゼオライト系抗菌剤とその製造法および抗菌性ポリマー組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3335689B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003525990A (ja) * 2000-03-09 2003-09-02 ノベオン・アイピー・ホールディングズ・コーポレイション 改質ゼオライト安定剤を含有するハロゲン含有ポリマー配合物
JP2008001557A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Sinanen Zeomic Co Ltd 抗菌性ゼオライト粒子及び抗菌性樹脂組成物
JP6083773B1 (ja) * 2016-05-20 2017-02-22 秋山錠剤株式会社 脱臭塗膜と該脱臭塗膜の成膜方法および脱臭面保有設備機器
JP2017043559A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 抗菌剤組成物
WO2018189919A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 株式会社アドマテックス 樹脂組成物用フィラー、フィラー含有スラリー組成物、及びフィラー含有樹脂組成物
KR20190098729A (ko) * 2018-02-14 2019-08-22 주식회사 지오엔 분자체 결정 입자-코팅된 비드 복합체 및 상기 비드 복합체를 함유하는 물품
JP2020132760A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 オーウエル株式会社 光硬化性組成物、硬化物、及びレンズ
CN115093630A (zh) * 2022-05-20 2022-09-23 广东粤港澳大湾区国家纳米科技创新研究院 聚乙烯塑料母粒及其制备方法与应用
CN115197544A (zh) * 2021-04-14 2022-10-18 上海沪正实业有限公司 医用卫生抗菌防紫外功能填充母粒及其用途
CN115281214A (zh) * 2022-08-26 2022-11-04 厦门稀土材料研究所 一种抗菌助剂、制备方法及双组分抗菌防霉环氧彩砂
US11613625B2 (en) 2017-04-10 2023-03-28 Admatechs Co., Ltd. Filler for resinous composition, filler-containing slurry composition and filler-containing resinous composition

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164722A (ja) * 1987-12-22 1989-06-28 Hagiwara Giken:Kk 耐候性抗菌ゼオライト組成物
JPH01286913A (ja) * 1988-05-13 1989-11-17 Shinagawa Nenryo Kk 抗菌性アルミノケイ酸塩
JPH03269030A (ja) * 1990-03-16 1991-11-29 Sintokogio Ltd 樹脂用変色防止剤を配合した無機抗菌剤のマスターバッチおよび抗菌性樹脂組成物
JPH04219143A (ja) * 1990-12-18 1992-08-10 Tosoh Corp 排ガス浄化触媒
JPH0558620A (ja) * 1991-09-03 1993-03-09 Nippon Chem Ind Co Ltd 導電性ゼオライト組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164722A (ja) * 1987-12-22 1989-06-28 Hagiwara Giken:Kk 耐候性抗菌ゼオライト組成物
JPH01286913A (ja) * 1988-05-13 1989-11-17 Shinagawa Nenryo Kk 抗菌性アルミノケイ酸塩
JPH03269030A (ja) * 1990-03-16 1991-11-29 Sintokogio Ltd 樹脂用変色防止剤を配合した無機抗菌剤のマスターバッチおよび抗菌性樹脂組成物
JPH04219143A (ja) * 1990-12-18 1992-08-10 Tosoh Corp 排ガス浄化触媒
JPH0558620A (ja) * 1991-09-03 1993-03-09 Nippon Chem Ind Co Ltd 導電性ゼオライト組成物

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003525990A (ja) * 2000-03-09 2003-09-02 ノベオン・アイピー・ホールディングズ・コーポレイション 改質ゼオライト安定剤を含有するハロゲン含有ポリマー配合物
JP2008001557A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Sinanen Zeomic Co Ltd 抗菌性ゼオライト粒子及び抗菌性樹脂組成物
EP1869980A3 (en) * 2006-06-22 2012-02-29 Sinanen Zeomic Co., Ltd. Antibacterial zeolite particles and antibacterial resin composition
AU2007202262B2 (en) * 2006-06-22 2013-03-28 Sinanen Zeomic Co., Ltd. Antibacterial zeolite particles and antibacterial resin composition
US8568791B2 (en) 2006-06-22 2013-10-29 Sinanen Zeomic Co., Ltd. Antibacterial zeolite particles and antibacterial resin composition
JP2017043559A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 抗菌剤組成物
JP6083773B1 (ja) * 2016-05-20 2017-02-22 秋山錠剤株式会社 脱臭塗膜と該脱臭塗膜の成膜方法および脱臭面保有設備機器
JP2018178112A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社アドマテックス 樹脂組成物用フィラー、フィラー含有スラリー組成物、及びフィラー含有樹脂組成物
WO2018189919A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 株式会社アドマテックス 樹脂組成物用フィラー、フィラー含有スラリー組成物、及びフィラー含有樹脂組成物
KR20190084332A (ko) * 2017-04-10 2019-07-16 가부시키가이샤 아도마텍쿠스 수지 조성물용 필러, 필러 함유 슬러리 조성물, 및 필러 함유 수지 조성물
US11613625B2 (en) 2017-04-10 2023-03-28 Admatechs Co., Ltd. Filler for resinous composition, filler-containing slurry composition and filler-containing resinous composition
KR20190098729A (ko) * 2018-02-14 2019-08-22 주식회사 지오엔 분자체 결정 입자-코팅된 비드 복합체 및 상기 비드 복합체를 함유하는 물품
JP2020132760A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 オーウエル株式会社 光硬化性組成物、硬化物、及びレンズ
CN115197544A (zh) * 2021-04-14 2022-10-18 上海沪正实业有限公司 医用卫生抗菌防紫外功能填充母粒及其用途
CN115197544B (zh) * 2021-04-14 2024-01-02 上海沪正实业有限公司 医用卫生抗菌防紫外功能填充母粒及其用途
CN115093630A (zh) * 2022-05-20 2022-09-23 广东粤港澳大湾区国家纳米科技创新研究院 聚乙烯塑料母粒及其制备方法与应用
CN115281214A (zh) * 2022-08-26 2022-11-04 厦门稀土材料研究所 一种抗菌助剂、制备方法及双组分抗菌防霉环氧彩砂
CN115281214B (zh) * 2022-08-26 2024-02-13 厦门稀土材料研究所 一种抗菌助剂、制备方法及双组分抗菌防霉环氧彩砂

Also Published As

Publication number Publication date
JP3335689B2 (ja) 2002-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2988790B2 (ja) 抗菌剤
US6187824B1 (en) Zinc oxide sol and method of making
AU675000B2 (en) Dendrite or asteroidal titanium dioxide micro-particles and process for producing the same
KR101233570B1 (ko) 항균성 소취제 및 그 제조방법
US4737194A (en) Titanium dioxide pigment coated with cerium cations, selected acid anions, and alumina
JPH06183728A (ja) ゼオライト系抗菌剤とその製造法および抗菌性ポリマー組成物
JP3484011B2 (ja) 紫外線防御剤およびその利用
AU681712B2 (en) Durable pigmentary titanium dioxide and methods of producing the same
JPH04300644A (ja) 酸化第二セリウムゾル
JPH0733616A (ja) 抗菌剤
US5922464A (en) Iron oxide particles
JP4382607B2 (ja) 酸化チタン粒子
JP2008069193A (ja) 微粒子二酸化チタン組成物およびその製造方法
JP4849778B2 (ja) 抗菌性消臭剤およびその製造方法
AU701754B2 (en) A crystalline antimicrobial composition
JP3063019B2 (ja) 銀系無機抗菌剤微粒子の水系懸濁液、及びその製造方法
JPH07150075A (ja) 抗菌性塗料組成物および塗膜
JP4382872B1 (ja) 酸化チタン粒子の作製方法
JP5147176B2 (ja) 抗菌剤
JP3732265B2 (ja) 紡錘状微粒子二酸化チタン及びその製造方法
JP4964331B2 (ja) 抗菌性消臭剤の製造方法
JP3159854B2 (ja) 抗菌性合成樹脂組成物および抗菌性合成樹脂成型物
JPH0559308A (ja) 抗菌性塗料組成物
JPH0859404A (ja) 抗菌性無機酸化物粒子
JP2009209089A (ja) 抗菌消臭剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120802

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130802

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130802

Year of fee payment: 11