JPH061828U - ネジ頭部のカバー - Google Patents

ネジ頭部のカバー

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Publication number
JPH061828U
JPH061828U JP4250892U JP4250892U JPH061828U JP H061828 U JPH061828 U JP H061828U JP 4250892 U JP4250892 U JP 4250892U JP 4250892 U JP4250892 U JP 4250892U JP H061828 U JPH061828 U JP H061828U
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
screw head
cover
head
recess
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Pending
Application number
JP4250892U
Other languages
English (en)
Inventor
猛 刑部
亢亮 後藤
Original Assignee
富士電気化学株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
Priority to JP4250892U priority Critical patent/JPH061828U/ja
Publication of JPH061828U publication Critical patent/JPH061828U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の形式、寸法のネジ頭部にある程度汎用
的に使用することができ、ネジの取り付け状況にかかわ
らず簡単に装着することができ、ねじ回し工具用の凹部
にゴミやスラッジなどが付着するのを効果的に防止する
ことができるカバーを実現する。 【構成】 カバー5は比較的柔軟性のあるプラスチック
の一体成形品であり、円形の大径板状部分5aと、その
下面中央から下方に円錐状に突出する止着凸部5bとか
らなる。ネジ頭部2のねじ回し工具用の凹部3,8自体
または細孔6に止着凸部5を押し込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、いわゆるマイナスネジ、プラスネジ、六角穴付きネジなどの頭部 に防塵などの目的で装着するネジ頭部のカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種の機械装置の締結部品要素としてネジが多用されている。部品としてネジ が使用されている機械装置の使用環境によっては、例えば工作機械のように、ゴ ミやスラッジなどがネジ部分にも付着することがある。雄ネジの頭部にはドライ バや六角レンチなどのねじ回し工具に合せた凹部(マイナスドライバ用の溝、プ ラスドライバ用の十字溝、六角レンチ用の六角穴など)があり、状況によっては ネジ頭部の付着物により前記凹部が埋ってしまうことがある。ねじ回し工具用の 凹部がゴミで埋ってしまうと、修理や保守点検などに伴ってネジの回転操作を行 う際に、例えばワイヤブラシなどでネジ頭部の付着物を取り除く作業が必要にな り、たいへん面倒である。ドライバ用の溝にスラッジなどが詰まって油などで固 まったようになっていると、これを取り除いてドライバを使えるようにするのは 簡単ではない。
【0003】 そのため従来からネジ頭部に装着する図1に示すような防塵キャップが知られ ている。この従来例は六角穴付きネジ用のキャップである。図1において、1は 雄ネジ、2はネジ頭部、3はネジ頭部2に形成されている六角レンチ用の六角穴 である。キャップ4は比較的柔軟なプラスチック製の成形部品で、ネジ頭部2の 外径とほぼ同じ内径の円筒容器型に形成されている。ネジ1を機器のネジ穴に装 着した上で、そのネジ頭部2にキャップ4を被せるように装着する。そうすると キャップ4によってネジ頭部2の六角穴3がおおい隠され、六角穴3にゴミやス ラッジなどが付着するのを防止することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 前述した図1の従来のキャップ4は特定寸法の特定形式のネジ頭部専用に近く 、汎用性は著しく乏しいものであった。図1の例において、六角穴付きのネジ頭 部2の外径寸法が変ると、同一のキャップ4は使用することができず、寸法の異 なる別のキャップを用意しなければならない。また、六角穴付きネジ用のキャッ プは皿ネジなどの他の形式のネジ頭部には使用することができない。さらに、キ ャップ4をネジ頭部2の外周にはめ込むように装着するので、雌ネジ側がザグリ 穴になっていて、そこにネジ頭部2が埋没する形でネジ1が取り付けられる場合 、ザグリ穴とネジ頭部2の外周との間にほとんど隙間がなくなり、そのネジ頭部 2にキャップ4を装着するのは困難になる。
【0005】 この考案は前述した従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、各種の 形式、寸法のネジ頭部にある程度汎用的に使用することができ、ネジの取り付け 状況にかかわらず簡単に装着することができ、ねじ回し工具用の凹部にゴミやス ラッジなどが付着するのを効果的に防止することができるようにしたネジ頭部の カバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るカバーは、ネジ頭部の前記ねじ回し工具用の凹部を外側からお おい隠す大径板状部分と、この大径板状部分の下面側中央に一体に突出形成され ていて、前記凹部自体あるいは前記凹部内に付設されている細孔に嵌合して摩擦 により前記ネジ頭部に止着する止着凸部とを有するプラスチック製の一体成形部 品である。
【0007】
【作用】
前記のカバーは、ネジ頭部の外周に嵌合して装着されるのではなく、前記止着 凸部を前記凹部内に差し込むことで、当該カバーがネジ頭部に装着(止着)され る。装着状態では、当該カバーの前記大径板状部分がネジ頭部のねじ回し工具用 の凹部を外側からおおい隠す。
【0008】
【実施例】
図2はこの考案の第1実施例によるネジ頭部カバーの形態を示している。この カバー5は比較的柔軟性のあるプラスチックの一体成形品であり、円形の大径板 状部分5aと、その下面中央から下方に円錐状に突出する止着凸部5bとからな る。この実施例の大径板状部分5aは球面状に若干湾曲しているが、本考案はこ の形態に限定されるものではなく、大径板状部分5aは平面でもよい。
【0009】 前記のカバー5をネジ頭部に装着した状態の2つの例を図3に示している。A 図のネジは六角穴付きネジである。つまり雄ネジ1の頭部2に六角レンチ用の六 角穴3が形成されている。この六角穴3の底部中心にカバー取り付け用の細孔6 が付設されている。カバー5を装着するには、止着凸部5bを細孔6に押し込め ばよい。止着凸部5bは細孔6に柔軟に変形しながらはまり込み、両者の摩擦力 で止着凸部5bがペグのように働き、カバー5がネジ頭部2に止着される。この とき大径板状部分5aによってネジ頭部2の六角穴3の上面部分がおおい隠され る。B図のネジはプラスドライバ用の皿ネジである。つまり、雄ネジ1の頭部7 は半球状に形成され、ドライバ用の十字溝8が形成されている。この十字溝8の 中心にカバー取り付け用の細孔6が付設されている。この細孔6にカバー5の止 着凸部5bを押し込めば、カバー5がネジ頭部7にセットされ、大径板上部分5 aで十字溝8の上面側がおおい隠される。このように本実施例のカバー5はネジ 頭部の形式や寸法に対して相当の範囲で融通がきき、汎用的に使用することがで きる。
【0010】 図4にこの考案の第2実施例によるカバー5の形態を示している。このカバー 5も柔軟なプラスチックの一体成形品であり、フラットな大径板状部分5cの下 面中央に球塊状の止着凸部5dが突出形成されている。そして図5に示すように 、六角穴付きネジ頭部2の六角穴3内にカバー5の止着凸部5bを押し込むこと で、カバー5がネジ頭部2にセットされて、六角穴3の上面側が大径板状部分5 dでおおい隠される。なお、カバー5の素材に防錆効果のあるものを使用すれば 、これをネジに取り付けた状態にてネジのサビ止めにもなる。
【0011】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案のネジ頭部カバーは、ネジ頭部の上面側 のに簡単に取り付けることができ、取り外しも同様に簡単であり、ネジの取り付 け環境にほとんど影響されずに、多くの場合において使用可能である。取り付け 状態ではカバーの大径板状部分でネジ頭部のねじ回し工具用の凹部がほぼ完全に おおい隠され、環境が悪くてもゴミやスラッジなどが前記凹部に詰まることを効 果的に防止することができる。さらに、同一のカバーでもって形式や寸法の異な るネジ頭部に相当広範囲に対応することができ、従来のものに比べて汎用性が大 幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の防塵用キャップの使用状態を示す概略図
である。
【図2】この考案の第1実施例によるカバーの断面図で
ある。
【図3】同上第1実施例のカバーの使用状態を示す概略
図である。
【図4】この考案の第2実施例によるカバーの断面図で
ある。
【図5】同上第2実施例のカバーの使用状態を示す概略
図である。
【符号の説明】
1 雄ネジ 2,7 ネジ頭部 3,8 ねじ回し工具用凹部 4 キャップ(従来) 5 カバー 5a,5c 大径板状部分 5b,5d 止着凸部 6 細孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバあるいは六角レンチなどのねじ
    回し工具に対応した凹部をネジ頭部に有する雄ネジに装
    着するプラスチック製の一体成形部品であって、前記ネ
    ジ頭部の前記凹部を外側からおおい隠す大径板状部分
    と、この大径板状部分の下面側中央に一体に突出形成さ
    れていて、前記凹部自体あるいは前記凹部内に付設され
    ている細孔に嵌合して摩擦により前記ネジ頭部に止着す
    る止着凸部とを有することを特徴とするネジ頭部のカバ
    ー。
JP4250892U 1992-06-19 1992-06-19 ネジ頭部のカバー Pending JPH061828U (ja)

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JPH061828U true JPH061828U (ja) 1994-01-14

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003090322A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Mamoru Ueno 防犯ネジ及びネジ頭の埋込材及びネジ用防犯座並びに防犯ネジセット
JP6097375B1 (ja) * 2015-11-12 2017-03-15 株式会社フジクラ 締結部材用のキャップ

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