JP3118812U - 座金 - Google Patents

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芳一 阪村
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株式会社阪村機械製作所
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Abstract

【課題】 締結時座金に設けた突起部を塑性変形させて、頭付ボルトの緩み止め機能を高め、かつ、頭付ボルトの締め忘れを目で見て容易に確認できること。
【解決手段】 頭付ボルト2の軸部21が挿通される挿通孔11を有する板状の座金本体10の上面部に凹所12が形成されていると共に、凹所12の底面内から座金本体10の上面よりも上方に突出する突起部13が複数個立設され、頭付ボルト2による所定の軸力で突起部13を座金本体10の上面と面一状となるように塑性変形させるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、頭付ボルトと被締結体との間に介装される座金に関する。
従来、この種の座金としては、例えば頭付ボルトの軸部が挿通される挿通孔を有する板状の座金本体の下面に菊模様の係合溝が形成された構成となっている。そして、ネジの締結時、頭付ボルトの頭部下面を座金を介して被締結体に押し付け、その圧接抵抗で緩み止めを行うようになされている。
ところが、上記した座金のように、単に頭付ボルトの座金を介する被締結体への押し付けによる緩み防止構造では、振動や何らかの外力がかかった場合に緩みが発生し易いものであり、また、頭付ボルトを締め忘れたときに、これを目で見て容易に確認することができない問題を有していた。
そこで、本考案は、締結時座金に設けた突起部を塑性変形させて、頭付ボルトの緩み止め機能を高めることができ、その上、頭付ボルトの締め忘れを目で見て容易に確認できる座金の提供を課題とする。
上記した問題を解決するために、本願の請求項1に記載の考案は、頭付ボルトの軸部が挿通される挿通孔を有する板状の座金本体の上面部に凹所が形成されていると共に、凹所の底面内から座金の上面よりも上方に突出する突起部が複数個立設され、頭付ボルトによる所定の軸力で上記突起部を座金本体の上面と面一状となるように塑性変形させることを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の考案は、上記した請求項1に記載の構成における座金本体の下面に頭付ボルトによる所定の軸力で被締結体に係合する複数の係合突片が突設されていると共に、座金本体の上面外周部に頭付ボルトの塑性変形部と係合して緩み止めする係合凹部が形成されていることを特徴とする。
さらに、本願の請求項3に記載の考案は、頭付ボルトの軸部が挿通される挿通孔を有する板状の座金本体の下面部に凹所が形成されていると共に、凹所の底面内から座金の下面よりも下方に突出する突起部が複数個立設され、これら突起部を軟化焼鈍などにより塑性変形可能な低硬度に設定して、頭付ボルトによる所定の軸力で上記突起部を座金本体と被締結体の上面との間で塑性変形させることを特徴とする。
本考案の請求項1に記載の考案によれば、座金本体の上面部に凹所が形成されていると共に、凹所の底面内から座金の上面よりも上方に突出する突起部が複数個立設され、頭付ボルトによる所定の軸力で上記突起部のみが座金本体の上面と面一状に塑性変形するように構成したから、締結時座金に設けた突起部を塑性変形させて、頭付ボルトの緩み止め機能を高めることができ、その上、頭付ボルトの頭部下面と座金上面との密着を目視で確認することにより、つまり、頭付ボルトの締め忘れ時には、頭付ボルトの頭部下面と座金との間に隙間が生じているのでその密着を確認することにより、頭付ボルトの締め忘れを目で見て容易に確認できる。
また、請求項2に記載の考案によれば、座金本体の下面に頭付ボルトによる所定の軸力で締結物に係合する複数の係合突片が突設されていると共に、座金本体の上面外周部に頭付ボルトの塑性変形部と係合して緩み止めする係合凹部が形成されているから、係合突片の締結物への係合と、係合凹部への頭付ボルトの塑性変形部の係合とにより一層頭付ボルトの緩み止め機能を高めることができる。
さらに、請求項3に記載の考案によれば、頭付ボルトの軸部が挿通される挿通孔を有する板状の座金本体の下面部に凹所が形成されていると共に、凹所の底面内から座金の下面よりも下方に突出する突起部が複数個立設され、これら突起部を軟化焼鈍などにより塑性変形可能な低硬度に設定して、頭付ボルトによる所定の軸力で上記突起部を座金本体と被締結体の上面との間で塑性変形させるように構成したから、締結時座金に設けた突起部を塑性変形させることにより、頭付ボルトの緩み止め機能を高めることができ、しかも、頭付ボルトの回転による締め付けに際して、頭付ボルトと座金とが共回りすることなく頭付ボルトのみを回転させることができ、その上、被締結体の上面と座金下面との密着度を目視で確認することにより、つまり、頭付ボルトの締め忘れ時には、被締結体の上面と座金下面との間に隙間が生じているのでその密着度を確認することにより、頭付ボルトの締め忘れを目で見て容易に確認できる。さらに、締付後には座金が被締結体にくっつくことになり、頭付ボルトを取り外した場合にも座金が被締結体から落ちることがない。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1、2は、本考案の座金1を用いて頭付ボルト2により被締結体3を固定部材(図示せず)に締結する状態を示す。座金1は、図1及び図3に示すように頭付ボルト2の軸部21が挿通される挿通孔11を有する円板状の座金本体10の上面部に凹所12が形成されていると共に、凹所12の底面から座金1の上面よりも上方に突出する突起部13が複数個立設され、かつ、これら突起部13の硬度を座金本体10の硬度よりも低く設定して、頭付ボルト2による所定の軸力で上記突起部13みのが座金本体10の上面と面一状に塑性変形するように構成されている。また、座金本体10の上面外周部には後述する頭付ボルト2の薄肉で塑性変形可能な環状リング部25と係合して緩み止めする係合凹部14が形成されている。
頭付ボルト2は、ねじ部22を有する軸部21と鍔部23を備えた頭部24とからなり、鍔部21の下面には薄肉で塑性変形可能な環状リング部25が設けられ、また頭部24の上面には六角凹部26が形成されている。3は貫通孔31を有する板状の被締結体で、ねじ孔をもつ固定部材(図示せず)の取付面に頭付ボルト2により締結される。
次に、上記した座金の作用について説明する。
図1に示すように固定部材(図示せず)のねじ孔に被締結体3の貫通孔31と座金10の挿通孔11とを位置合わせして3者を重ね合わせる一方、頭付きボルトの軸部21を座金1の挿通孔11から被締結体3の貫通孔31を介して固定部材のねじ孔に差し込み、六角凹部26に係合する締結レンチ(図示せず)を用いて頭付ボルト2を締め付け方向に回転させて、頭付ボルト2のねじ部22を固定部材のねじ孔にねじ込んで座金1を介し被締結体3を固定部材に締結する。
この締結時、座金1には、その座金本体10の上面部に凹所12が形成されていると共に、凹所12の底面内から座金1の上面よりも外方に突出する突起部13が複数個立設され、かつ、これら突起部13の硬度を座金本体10の硬度よりも低く設定されているから、頭付ボルト2による所定の軸力で図2に示すように上記突起部13みのが座金本体10の上面と面一状に塑性変形することになる。これにより、頭付ボルト2の緩み止め機能を高めることができ、その上、頭付ボルト2の頭部24下面と座金1上面との密着具合を目視で確認することにより、つまり、頭付ボルト2の締め忘れ時には、頭付ボルト2の頭部24下面と座金1との間に隙間が生じているのでその密着を確認することにより、頭付ボルト2の締め忘れを目で見て容易に確認できる。
また、図4は、上記した実施形態の座金1の構成に加えて、座金本体10の下面に頭付ボルト2による所定の軸力で締結物3に係合する複数の係合突片15が突設されたものである。
この構成によれば、締結時に係合突片15が締結物3に食い込んで係合することにより、座金1の締結物3に対する回転を阻止してより一層頭付ボルト2の緩み止め機能を高めることができる。
さらに、座金1の突起部13は頭付ボルト2の所定の軸力にて塑性変形するため、締結レンチとして、例えばマーキングレンチを用い、締結物3と頭付ボルト1の高さH2の測定で定点に達するとマーキングレンチより締結完了の塗料が頭付ボルト2の頭部24の六角凹部26内又は上面に吹き付つけて塗着するようにしてもよい。
このように、締結完了時塗料が吹き付けられるようにすれば、頭付ボルト2の頭部24上面における塗料の有無を目視により検査することにより頭付ボルト2の締め忘れを直ちに確認することができる。
また、図5及び図6は、座金の別の実施の形態を示すもので、この座金1Aは頭付ボルト2Aの軸部21Aが挿通される挿通孔11Aを有する板状の座金本体10Aの下面部に凹所12Aが形成されていると共に、凹所12Aの底面内から座金本体10Aの下面よりも下方に突出する突起部13Aが複数個立設され、これら突起部13Aを軟化焼鈍などにより塑性変形可能な低硬度に設定して、頭付ボルト2Aによる所定の軸力で上記突起部13Aを座金本体10Aと被締結体3Aのト面との間で塑性変形させるように構成したものである。
このように構成すれば、上述した先の実施の形態と同様の締付作業で締結した時、座金本体10Aの下部に設けた突起部13Aを塑性変形させて、頭付ボルト2Aの緩み止め機能を高めることができ、しかも、頭付ボルト2Aの回転による締め付けに際して、頭付ボルト2Aと座金1Aとが共回りすることなく頭付ボルト2Aのみを回転させることができる。また、被締結体3Aの上面と座金本体10Aの下面との密着を目視で確認することにより、つまり、頭付ボルト2Aの締め忘れ時には、被締結体3Aの上面と座金本体10Aの下面との間に隙間が生じているのでその密着度を確認することにより、頭付ボルト2Aの締め忘れを目で見て容易に確認できる。さらに、締付後には座金1Aが被締結体3Aにくっつくことになり、頭付ボルト2Aを取り外した場合にも座金1Aが被締結体3Aから落ちることがなく使い勝手がよい。
なお、頭付ボルト2,2Aは上記した実施の形態のように頭部24の上面に六角凹部26を形成したものを用いる他、六角頭部をもつ頭付ボルトであってもよいことは勿論である。
本考案に係る座金の使用状態を示す一部縦断面図である。 同座金の締結状態を示す一部縦断面図である。 座金の平面図である。 別の実施形態を示す座金の使用状態を示す一部縦断面図である。 さらに別の実施形態を示す座金の使用状態を示す一部縦断面図である。 同座金の締結状態を示す一部縦断面図である。
符号の説明
1 座金
1A 座金
10 座金本体
10A 座金本体
11 挿通孔
11A 挿通孔
12 凹所
12A 凹所
13 突起部
13A 突起部
2 頭付ボルト
2A 頭付ボルト
21 軸部
21A 軸部

Claims (3)

  1. 頭付ボルトの軸部が挿通される挿通孔を有する板状の座金本体の上面部に凹所が形成されていると共に、凹所の底面内から座金の上面よりも上方に突出する突起部が複数個立設され、頭付ボルトによる所定の軸力で上記突起部を座金本体の上面と面一状となるように塑性変形させることを特徴とする座金。
  2. 座金本体の下面に頭付ボルトによる所定の軸力で被締結体に係合する複数の係合突片が突設されていると共に、座金本体の上面外周部に頭付ボルトの塑性変形部と係合して緩み止めする係合凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の座金。
  3. 頭付ボルトの軸部が挿通される挿通孔を有する板状の座金本体の下面部に凹所が形成されていると共に、凹所の底面内から座金の下面よりも下方に突出する突起部が複数個立設され、これら突起部を軟化焼鈍などにより塑性変形可能な低硬度に設定して、頭付ボルトによる所定の軸力で上記突起部を座金本体と被締結物の上面との間で塑性変形させることを特徴とする座金。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014037234A (ja) * 2013-11-22 2014-02-27 Nsk Ltd ステアリングコラム用支持装置
JP2020180571A (ja) * 2019-04-24 2020-11-05 株式会社デンソー 直流モータ

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