JPH06182275A - 封止キャップ及び塗装方法 - Google Patents

封止キャップ及び塗装方法

Info

Publication number
JPH06182275A
JPH06182275A JP4336426A JP33642692A JPH06182275A JP H06182275 A JPH06182275 A JP H06182275A JP 4336426 A JP4336426 A JP 4336426A JP 33642692 A JP33642692 A JP 33642692A JP H06182275 A JPH06182275 A JP H06182275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing cap
coating
spray gun
slit
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4336426A
Other languages
English (en)
Inventor
Suketaka Kai
祐貴 甲斐
Akio Yano
晃男 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP4336426A priority Critical patent/JPH06182275A/ja
Publication of JPH06182275A publication Critical patent/JPH06182275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 弾性材からなる天板部と該天板部から垂下し
た嵌着片とを有し、板材に形成された孔に装着して該孔
を封止する封止キャップであって、該キャップの天板部
に、棒状の挿入部材が貫通自在なスリットが形成されて
いる。 【効果】 板材に形成された孔を、弾性材からなり天板
部にスリットの形成された封止キャップで封止するもの
で、スリットが塗装用スプレーガンのような棒状の挿入
部材が貫通自在になるように形成されることで、孔をキ
ャップで封止した後に、挿入部材を孔を貫通させること
ができる。従って、孔をキャップで封止した後に、板材
の一方の面を一様に塗装すること、また、スプレーガン
を孔を貫通させて板材の他方の面側を塗装することが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車等に塗装
を施す場合であって、塗装困難な箇所に塗装を施す方法
およびその際に使用する部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体には各部に応じて様々な塗
装またはコーティングがなされている。例えば、鉄製の
車体には表面ばかりでなく、裏面にも防錆ワックス等が
塗布される。また、タイヤが配置されるホイールハウス
内はチッピングダメージを受け易いため、特にアンダー
コーティングが形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鋼板をプレ
スして成形した後に、車体の裏面に防錆ワックス等を塗
布することは、スプレーガンを側方から近づけ難いこと
などにより困難である。そこで、図4に示すように、ホ
イールハウス10を形成するハウスウォール16に作業
用の挿入孔12を形成し、その挿入孔12にホイールハ
ウス10側から塗装用スプレーガンを差し込み、貫通さ
せて車体の裏面にワックス等を塗布していた。そして、
車体の裏面にホイールハウス10からの水等の侵入を防
ぐ為に、塗布後には、スプレーガンを引き抜き、挿入孔
12を封止する図3に示すような封止キャップ18を装
着していた。ホイールハウス10内はチッピングダメー
ジを受け易いため、車体の裏面の塗装前に、ハウスウォ
ール16のホイールハウス10側にはアンダーコーティ
ング20が形成される。アンダーコーティング20はチ
ッピングダメージを防ぐもので、特にホイールハウス1
0には必要なものである。このアンダーコーティング2
0は車体のハウスウォール16のホイールハウス10側
に吹き付けて形成するもので、任意の膜厚を有するもの
である。また、封止キャップ18をハウスウォール16
に装着するためには、ハウスウォール16の封止キャッ
プ18を取り付ける部分が平坦でなければならず、従っ
て、アンダーコーティング20を塗布する際には挿入孔
12の周部22にマスキングを施し、挿入孔12の周部
22にはアンダーコーティング20が形成されないよう
にしていた。この為、封止キャップ18を装着した後で
あっても、封止キャップ18の周部にアンダーコーティ
ング20の形成されない非コーティング部分22が存在
してしまっていた。この非コーティング部分22は当然
ながらチッピングダメージを受けてしまい、車体の劣化
を早めてしまう一要因になってしまうものであった。
【0004】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、アンダーコーティングの形成されない部分を
なくすことのできる封止キャップ及び塗装方法を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の封止キャップ
は、弾性材からなる天板部と該天板部から垂下した嵌着
片とを有し、板材に形成された孔に装着して該孔を封止
する封止キャップであって、該キャップの天板部に、棒
状の挿入部材が貫通自在なスリットが形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0006】本発明の塗装方法は、板材に形成された孔
に装着した封止キャップの天板部に形成されたスリット
に、板材の一方の面側から塗装用スプレーガンを貫通さ
せ、貫通したスプレーガンから塗料を吐出して該板材の
他方の面側を塗装することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明では、スリットが形成されて棒状の挿入
部材が貫通自在なキャップで板材に形成された孔を封止
するもので、孔を封止キャップで封止した後に、挿入部
材が板材を貫通することができる。従って、孔を封止キ
ャップで封止した後に、板材の表面側の全面塗装と、棒
状のスプレーガンによる裏面側の塗装を行なうことが可
能となる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。自動車の車体の塗装困難なリヤホイールハウス10
の前部の裏面を塗装する際に、図4に示すようにホイー
ルハウス10のハウスウォール16に、ハウスウォール
16を貫通する挿入孔12を形成しておく。そして、挿
入孔12に、挿入孔12を封止する図1に示す封止キャ
ップ24を装着する。封止キャップ24はゴム等の弾性
材料で構成されるもので、円板状の天板部26と、天板
部26から垂下した嵌着片28とからなる。嵌着片28
の外側面には嵌合溝30が形成されており、嵌着片28
を挿入孔12に嵌め込むことで、嵌合溝30が挿入孔1
2においてハウスウォール16に嵌合し、封止キャップ
24はハウスウォール16に装着され、挿入孔12を封
止する。天板部26にはスリット32が形成されてい
る。天板部26は弾性材料からなるために、スリット3
2は外力が加えられていないときは閉じているが、棒状
の挿入部材、本実施例では円筒状のスプレーガンが押し
付けられることで押し拡げられて、拡開する。尚、スリ
ット32は、図1に示すような一条のものに限定される
ものではなく、十字状、複数本からなる放射線状のもの
であっても良い。
【0009】本実施例の塗装方法では、挿入孔12に封
止キャップ24を装着した後に、ハウスウォール16の
ホイールハウス10側にアンダーコーティング20を塗
布する。その際、アンダーコーティング20を封止キャ
ップ24の天板部26上も覆うように全面に塗布する。
従って、挿入孔12の周部であってもアンダーコーティ
ングの施されない箇所が無くなる。その後、円筒状のス
プレーガン14をホイールハウス10側から封止キャッ
プ24のスリット32に押し付け、スプレーガン14の
先端部を貫通させ、図2に示すように、スプレーガン1
4の先端部をハウスウォール16に対しホイールハウス
10の反対側に臨ませる。そして、スプレーガン14の
先端から塗料を吐出して車体の裏面を塗装する。塗装後
は、スプレーガン14をスリット32から抜き出す。ス
プレーガン14をスリット32から抜き出すことで、ス
リット32は再び閉ざされる。
【0010】本実施例の封止キャップ24を使用した塗
装方法であれば、挿入孔12にスプレーガン14を貫通
して塗装するにもかかわらず、ハウスウォール16のホ
イールハウス10側の全面にアンダーコーティングを施
すので、非コーティング部分が無く、チッピングダメー
ジによる劣化を防止することができる。また、全面にア
ンダーコーティングを塗布することから、挿入孔12の
周部にマスキングを施す必要がなく、作業が簡易化され
製造コストを低減することができる。また、封止キャッ
プ24上にもアンダーコーティング20が塗布されるこ
とで、封止キャップ24が挿入孔12から脱落しにくく
なる。よって、スプレーガン14を引き抜く際の脱落、
または塗装後に車体に加えられる振動による脱落を防止
することができる。
【0011】尚、本実施例では自動車の車体のホイール
ハウスを形成するハウスウォールの外面側から挿入孔を
利用して内面側を塗装する塗装工程の場合を適用した
が、本発明の封止キャップ及び塗装方法はこれに限定さ
れるものではない。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、板材に形成された孔
を、弾性材からなり天板部にスリットの形成された封止
キャップで封止するもので、スリットが塗装用スプレー
ガンのような棒状の挿入部材が貫通自在になるように形
成されることで、孔をキャップで封止した後に、挿入部
材を孔を貫通させることができる。従って、孔をキャッ
プで封止した後に、板材の一方の面を一様に塗装するこ
と、また、スプレーガンを孔を貫通させて板材の他方の
面側を塗装することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の封止キャップを示す斜視図で、図1
(a)は前方斜視図、図1(b)は後方斜視図である。
【図2】本実施例の塗布方法を示す断面図である。
【図3】従来例の封止キャップが孔に装着されたところ
を示す断面図である。
【図4】自動車の部分後方斜視図である。
【符号の説明】
10 ホイールハウス 12 孔 14 スプレーガン 16 ハウスウォール 18 封止キャップ 24 封止キャップ 26 天板部 28 嵌着片 32 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材からなる天板部と該天板部から垂
    下した嵌着片とを有し、板材に形成された孔に装着して
    該孔を封止する封止キャップであって、該キャップの天
    板部に、棒状の挿入部材が貫通自在なスリットが形成さ
    れていることを特徴とする封止キャップ。
  2. 【請求項2】 板材に形成された孔に装着した封止キャ
    ップの天板部に形成されたスリットに、板材の一方の面
    側から塗装用スプレーガンを貫通させ、貫通したスプレ
    ーガンから塗料を吐出して該板材の他方の面側を塗装す
    ることを特徴とする塗装方法。
JP4336426A 1992-12-16 1992-12-16 封止キャップ及び塗装方法 Pending JPH06182275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4336426A JPH06182275A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 封止キャップ及び塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4336426A JPH06182275A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 封止キャップ及び塗装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06182275A true JPH06182275A (ja) 1994-07-05

Family

ID=18299012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4336426A Pending JPH06182275A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 封止キャップ及び塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06182275A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398434B1 (ko) * 2001-08-29 2003-09-19 현대자동차주식회사 도장용 마스킹 플러그
KR100483115B1 (ko) * 2002-04-10 2005-04-14 현대자동차주식회사 왁스 작업용 플러그 구조
KR101250452B1 (ko) * 2007-12-13 2013-04-08 현대자동차주식회사 차량 무빙판넬용 왁스 홀 밀폐구조
EP3374672B1 (en) * 2015-11-10 2020-03-04 Trelleborg Sealing Solutions Kalmar AB Sealing cap and method for manufacturing a sealing cap

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398434B1 (ko) * 2001-08-29 2003-09-19 현대자동차주식회사 도장용 마스킹 플러그
KR100483115B1 (ko) * 2002-04-10 2005-04-14 현대자동차주식회사 왁스 작업용 플러그 구조
KR101250452B1 (ko) * 2007-12-13 2013-04-08 현대자동차주식회사 차량 무빙판넬용 왁스 홀 밀폐구조
EP3374672B1 (en) * 2015-11-10 2020-03-04 Trelleborg Sealing Solutions Kalmar AB Sealing cap and method for manufacturing a sealing cap

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5829482A (en) Method of plugging up coating material introduction apertures formed in hollow structural member and plugs used in performing such method
CA2174316A1 (en) Method of forming a protective film on a coated surface and apparatus for carrying out the same
CA2012159A1 (en) Method of painting water base metallic paint
HK1052150A1 (en) A method for applying a polymer coating to the internal surface of a container
JPH05255895A (ja) ナット付き板金部品の製造方法並びに該方法の実施に使用するナット及びボルト・ナット・アッセンブリ
JPH06182275A (ja) 封止キャップ及び塗装方法
US6376016B1 (en) Method for painting a vehicle with at least two colors
JPS60248249A (ja) 塗装用マスキング
WO2001081008A3 (en) Polysaccharide-based protective coating compositions and methods of use thereof
JP3051543U (ja) 塗装用ボルト隠蔽具
JP3129006B2 (ja) 塗装方法
JP3043230U (ja) 塗装用螺子穴遮蔽具
JPH0275363A (ja) 分布制御式スプレーノズル並びに該スプレーノズルを用いたスプレー装置
JP3047146U (ja) 塗装ガン装置
JPH0326379A (ja) 塗装方法
JPH0910637A (ja) 塗装用マスキング材および塗装方法
JP2727472B2 (ja) 自動車車体の静電塗装法
JP2983264B2 (ja) 塗装用ノズル
JP2739226B2 (ja) 耐チッピング塗料塗装方法
JPH0111332Y2 (ja)
JPH0720573B2 (ja) マスク塗装方法と塗装用マスク
JPH0776381A (ja) エアゾール装置の製法
JPS60251970A (ja) 塗装用マスキング方法
JPH08219135A (ja) 塗装用ボルト隠蔽具
JPS5965780U (ja) マスキング治具

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010828