JPH0720573B2 - マスク塗装方法と塗装用マスク - Google Patents

マスク塗装方法と塗装用マスク

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JPH0720573B2
JPH0720573B2 JP61074068A JP7406886A JPH0720573B2 JP H0720573 B2 JPH0720573 B2 JP H0720573B2 JP 61074068 A JP61074068 A JP 61074068A JP 7406886 A JP7406886 A JP 7406886A JP H0720573 B2 JPH0720573 B2 JP H0720573B2
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JP
Japan
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mask
molded product
coating method
painting
transformation temperature
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JP61074068A
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JPS62227471A (ja
Inventor
昇 伊原
達也 田村
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橋本フオ−ミング工業株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は塗装方法、特に成形品の所定部分に非塗装部
分を有する塗装方法に関する。
〔従来の技術〕
この発明に一番近い従来のこの種塗装方法としては、例
えば第8,9図に示すようなものがある。即ち、第8図に
示すように、裏面に取付部を構成するスタッドボルト1
を備える成形品2を搬送体3にステー4を介して吊り下
げ、スプレー5から塗料6を成形品2に吹き付けて塗装
する。この場合、スタッドボルト1のねじ部に塗料6が
付着して固化あるいは焼付けられると、成形品2を相手
部材に取付ける際、スタッドボルト1のねじ部にナット
を締付けるのが困難である。このため、第9図に示すよ
うに、上記塗装を施こす前に、スタッドボルト1のねじ
部に耐熱性材製のチューブ7を所要の工具で被せ、上記
塗装を施こした後に所要の工具でチューブ7をスタッド
ボルト1から取外すようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の塗装方法においては、
チューブ7の取付け、取外しを所要の工具によって行う
ので、人手を要し、コストダウンを図るにも限度がある
という問題点があった。
また、上記チューブ7の取付け,取外しを自動化するこ
とも考えられるけれども、設備費が嵩み、上記同様の問
題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の第1の発明にかかるマスク塗装方法は、所定
の変態温度でシート状に拡開変形する性質を有する素材
により作成され、かつ成形品の突起状の非塗装部分を囲
む形状に形成されたマスクで前記非塗装部分を被覆し、
この成形品に塗料を塗布した後、前記マスクに前記変態
温度を与えてマスクを拡開変形させ、前記成形品の非塗
装部分から自動的にマスクを取外すものである。
また、この発明の第2の発明にかかる塗装用マスクは、
所定の変態温度でシート状に拡開変形する性質を有する
素材によって、成形品の突起状の非塗装部分を囲む如
く、かつシート状に展開可能な筒状体に形成されて成る
ものである。
[作用] 変態温度で拡開変形するマスクを用い、このマスクを成
形品の突起状の非塗装部分を囲むように取付け、成形品
の塗装後、このマスクに所定の変態温度を与える。これ
により、マスクは拡開変形し、成形品の非塗装部分より
外れる。
[実施例] 以下、この発明を図面に基づいて説明する。第1〜6図
は、この発明の一実施例を示す図である。まず、この塗
装方法に使用するマスク10は、第1,2,3図に示すよう
に、所定の変態温度でシート状に拡開変形する性質を有
する素材としての形状記憶合金製の外筒11と、この外筒
11の内壁面に積層された例えばシリコンゴムのような耐
熱性材製の内筒12とで構成されて、第4図に示すよう
に、成形品2の突起状の非塗装部分であるスタッドボル
ト1を囲む形状に形成されている。これら外筒11と内筒
12との周壁の一部には内外に貫通するスリット13が軸方
向両端にわたって形成されている。上記外筒11を構成す
る素材は塗装を焼付ける焼付け温度t0よりも高い所定の
温度t1で円筒状からシート状に拡開変形する性質を有し
ている。上記内筒12の一端周縁にはスリット14によって
分離されて内筒12の一端開口を閉塞する複数の舌片15を
設けてある。また、上記内筒12の他端内周縁には成形品
2のスタッドボルト1のねじ部外径よりも少し小さい寸
法の内径dを有する係止突部16を備えている。
次に作用についてチャート図によって説明する。上記マ
スク10を成形品2のスタッドボルト1のねじ部に被せ、
第4図に示すように係止突部16をスタッドボルト1の根
本部外周に該係止突部16自身の弾性作用下で係着、マス
ク10の他端面を成形品2のスタッドボルト1まわりに密
接させる。次いで、この成形品2を搬送体3にステー4
を介して吊り下げて、第10図のステップ〔1〕に示すよ
うに常温でスプレーガン5で塗料6を吹き付けて下塗り
の塗装を行った後、焼付け(ステップ〔2〕)を行い、
再度塗装して上塗りを行い(ステップ〔3〕)、再度焼
付けし、(ステップ〔4〕)、ついで、ステップ〔5〕
で示すように上記焼付けの温度よりも高い変態温度で加
熱する。するとマスク10は第6図に示すようにスリット
13の両側縁が両側へ開いてスリット13がスタッドボルト
1の外径よりも大きく開口するように拡開変形して、ス
タッドボルト1から自動的に取外されて、搬送体3の下
方に設置されたマスク受取り槽17の傾斜板18上に落下し
て捕集される。この捕集したマスク10は再使用できる。
上記マスク10によれば舌片15によって、塗料6がスタッ
ドボルト1の先端にまわり込むのを阻止できる。
なお、上記実施例においては、外筒11の筒状からシート
状に拡開変形する変態性態を調整するのみならず、内筒
12の厚みや硬度を変えることによって温度と変形量を調
節することもできる。
他の実施例としては、例えば、第7図に示すようなもの
がある。つまり、同図において、マスク10のスリット13
と反対側の外側面にウエイト部19を設ける。これにより
マスク10のスリット13が上方向以外を向いてもスリット
13が開口するときにウエイト19が自重によって下側を向
くような力が作用しているのでマスク10が回動し、スリ
ット13が上側を向きスリット13の広がりによりマスクが
はずれることになる。
さらに、マスク10の外筒11の所定の変態温度を常温より
も低い低温度に設定し、第10図ステップ[5]′で示す
如くマスク10を冷却することにより、変形させて成形品
2をスタッドボルト1から自動的に取外すこともでき
る。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この第1発明によれば、塗料
前にマスクを成形品の非塗装部分に被せるだけで、非塗
装部分のマスキングを確保することができ、しかも塗装
終了後に、マスクに所定の変態温度を加えるだけでマス
クがシート状に拡開変形して、成形品の突起状の非塗装
部分から自動的にマスクが外れるので、取外しに人手を
要せずコストダウンを図ることができる。また、第2発
明によれば、成形品より突出した非塗装部分に外嵌する
だけで、マスクを非塗装部分に取付けることができるの
で、マスクの取付け作業を容易に行うことができるとい
う新規な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すマスク斜視図、第2図
は第1図のII−II線断面図、第3図は第2図のIII−III
線断面図、第4図はマスクをスタッドボルトに取付けた
状態の断面図、第5図は本発明の塗装方法を示す概略構
成図、第6図,第10図は本発明の作用説明図、第7図は
本発明他例を示す断面図、第8図は従来の塗装方法を示
す概略構成図、第9図は同従来のマスクをスタッドボル
トに取付けた状態の断面図である。 1……スタッドボルト(非塗装部分)、2……成形品、
10……マスク、11……外筒、12……内筒、13……スリッ
ト、15……舌片。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の変態温度でシート状に拡開変形する
    性質を有する素材により作成され、かつ成形品の突起状
    の非塗装部分を囲む形状に形成されたマスクで前記非塗
    装部分を被覆し、この成形品に塗料を塗布した後、前記
    マスクに前記変態温度を与えてマスクを拡開変形させ、
    前記成形品の非塗装部分から自動的にマスクを取外すこ
    とを特徴とするマスク塗装方法。
  2. 【請求項2】前記マスクの拡開変形を加熱によって行う
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のマスク塗
    装方法。
  3. 【請求項3】前記マスクの拡開変形を冷却によって行う
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のマスク塗
    装方法。
  4. 【請求項4】所定の変態温度でシート状に拡開変形する
    性質を有する素材によって、成形品の突起状の非塗装部
    分を囲む如く、かつシート状に展開可能な筒状体に形成
    されて成ることを特徴とする塗装用マスク。
  5. 【請求項5】前記筒状体の一端周縁部にその一端開口部
    を閉塞する舌片を設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載の塗装用マスク。
JP61074068A 1986-03-31 1986-03-31 マスク塗装方法と塗装用マスク Expired - Lifetime JPH0720573B2 (ja)

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JPS62227471A JPS62227471A (ja) 1987-10-06
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JPS59210219A (ja) * 1984-04-16 1984-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高電圧発生装置

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