JPS5942143Y2 - 塗装用マスク治具 - Google Patents

塗装用マスク治具

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Publication number
JPS5942143Y2
JPS5942143Y2 JP8268681U JP8268681U JPS5942143Y2 JP S5942143 Y2 JPS5942143 Y2 JP S5942143Y2 JP 8268681 U JP8268681 U JP 8268681U JP 8268681 U JP8268681 U JP 8268681U JP S5942143 Y2 JPS5942143 Y2 JP S5942143Y2
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JP
Japan
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jig
resin layer
paint
mask
mask jig
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Expired
Application number
JP8268681U
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English (en)
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JPS57195483U (ja
Inventor
泰明 半田
達也 田村
Original Assignee
橋本フオ−ミング工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、塗装用のマスク治具に関するものである。
一般にマスク治具は、その周縁が被塗装物の表面に当接
するように金属板を折り曲げたり、或いはニッケル、銅
などの電鋳により製造されている。
そしてこのマスク治具を被塗装物の表面に被着させ、そ
の表面側からマスク治具を含めて、被塗装面の全面に塗
料を吹付け、被塗装物の表面に塗装部分と非塗装部分と
を形成している。
しかしながら、このような従来の塗装用マスク治具は、
金属製であるため、塗料の付着性が高く、通常io〜2
0回の塗料により、付着した塗料を取り除かなげればな
らない。
このためマスク全体を、塗料の溶解性をもつ溶剤中に浸
漬してブラシ等で洗い落とす必要があり、また、特にマ
スク治具を被塗装物の表面に被着したまま塗料の焼付ラ
インに導入して、暁付けを行うものについては、塗料が
マスク治具に焼付けられる状態になるため、剥離しにく
いなどの問題点があった。
このような点を改善するために、マスク本体にポリテト
ラフルオロエチレン、シリコンゴム等ヲ被覆したものが
提案されているが、これらの被覆はマスク本体への付着
性が悪く、塗膜を剥離すると被覆も剥離するため、溶剤
洗浄する必要があるとともに、洗浄の際被覆が溶剤によ
り膨潤して剥離しやすく、長期にわたって安定して使用
できないという問題点があった。
本考案はこのような従来の問題点に着目してなされたも
ので、マスク治具Q少なくとも周縁に。
塗料との付着性が悪い物質からなり外表面側および内面
側の連結した樹脂層を形成することにより、上記問題点
を解決することを目的としている。
即ち、本考案は治具本体の少なくとも被塗装物と当接す
る部分に、使用する塗料の付着性が悪い樹脂によって形
成され、かつ治具本体に設けられた貫通穴によって外表
面側と内面側が互いに連結された樹脂層を備えた塗料用
マスク治具である。
以下、本考案に係る塗装用マスク治具の実施例を図面に
基いて説明する。
図面は本考案を自動車用バンパーの塗装用マスク治具に
適用した実施例を示し、第1図はマスク治具の斜視図、
第2図はその縦断正面図、第3図は第2図の一部の拡大
図である。
図面において、1は治具本体で、く字状に折り曲がった
板状の全周から同じ側に折り曲がった周面2を有し、そ
の先端3は被塗装物たる成形品の表面に当接する形状に
なっている。
治具本体1は銅電鋳で製作されており、その上面には取
付け、取外しのための把手4が2箇所ろう付げ5により
固定されている。
また治具本体1はその全表面がポリプロピレンの樹脂層
6によって被覆されている。
樹脂層6の被覆はポリプロピレンゾル中に治具本体1全
体を浸漬した後に引上げ、所定の温度で焼付けることに
より形成される。
治具本体1の周面2の先端3は、第3図に示すように、
内側先端を基準として傾斜縁7が形成され、その付近お
よび上面に小さな貫通穴8が設けられており、ポリプロ
ピレンゾルに浸漬した際、外表面側の樹脂層6と内面側
面の樹脂層6とが貫通穴8に入った樹脂6aにより連結
され、これにより樹脂層6が治具本体1に物理的に固着
されている。
以上のように樹脂層6を形成した治具本体1は、被塗装
物である成形品(バンパー)の非塗装部に先端3を当接
して取付け、その表面側から塗料を吹付けて塗装を行う
この場合、治具本体10表面に塗料が付着し、特に成形
品の見切線となる周面2の先端3の付近には厚く付着す
るが、塗料と樹脂層は固着されることなく遊離状態で付
着している。
このため手で簡単に塗装膜を剥離することができる。
なお、治具本体1はニッケル電鋳その他の材料が使用で
き、その形状、構造も被塗装物に合わせて任意に決定す
ることができる。
樹脂層6を形成する塗料の付着性の悪い樹脂としてはポ
リプロピレンのほかに、ポリエチレン等の他のポリオレ
フィン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂などが使用でき
る。
さらに本考案は自動車用バンパーに限らず、他の被塗装
物の塗装にも適用可能である。
以上説明してきたように、本考案によれば、マスク治具
本体の表面に塗料が付着しにくい樹脂層を設けであるの
で、従来のように付着した塗料を溶剤で溶解して除去す
る必要はなく、単に手で引張るだけで紙状になって容易
に剥離される。
このとき外表面側および内面側の樹脂層が貫通穴内に詰
込まれた樹脂によって互いに連絡されているので、これ
により樹脂層が治具本体に一段と強固に固定され、塗料
の剥離に際して樹脂層が剥離することはなく、長期にわ
たって安定して使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る塗装用マスク治具の一実施例を示し
たもので、第1図は斜視図、第2図は縦断正面図、第3
図は第2図の一部の拡大図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は治
具本体、2はその周面、3は先端、6は樹脂層である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (リ 治具本体の少なくとも被塗装物と当接する部分に
    、使用する塗料の付着性が悪い樹脂によって形成され、
    かつ治具本体に設けられた貫通穴によって外表面側と内
    面側が互いに連結された樹脂層を備えたことを特徴とす
    る塗装用マスク治具。 (2)樹脂層は治具本体の全表面にわたって設けられて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の塗装用マスク治具。 (3)樹脂層はポリオレフィン系樹脂から成ることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記
    載の塗装用マスク治具。
JP8268681U 1981-06-05 1981-06-05 塗装用マスク治具 Expired JPS5942143Y2 (ja)

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JP8268681U JPS5942143Y2 (ja) 1981-06-05 1981-06-05 塗装用マスク治具

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JPS57195483U JPS57195483U (ja) 1982-12-11
JPS5942143Y2 true JPS5942143Y2 (ja) 1984-12-07

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