JPH05111667A - 二色塗装方法 - Google Patents

二色塗装方法

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Publication number
JPH05111667A
JPH05111667A JP27532691A JP27532691A JPH05111667A JP H05111667 A JPH05111667 A JP H05111667A JP 27532691 A JP27532691 A JP 27532691A JP 27532691 A JP27532691 A JP 27532691A JP H05111667 A JPH05111667 A JP H05111667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
groove
masking tape
coating
bumper
Prior art date
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Pending
Application number
JP27532691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Kiyama
尚志 木山
Tatsuya Takenaka
達也 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikyo Inc
Original Assignee
Daikyo Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikyo Inc filed Critical Daikyo Inc
Priority to JP27532691A priority Critical patent/JPH05111667A/ja
Publication of JPH05111667A publication Critical patent/JPH05111667A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は二色塗装方法において第2色塗装後
におけるマスキングテープの除去が容易でかつ除去跡が
きれいに仕上がる塗装方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、マスキングテープの終端が第2色
目の塗料の溜まり部に没入しないようにすることにより
上記課題が解決されることに着目してなされたもので、
成型品に形成された溝を境界として二色に色分け塗装す
る方法において、少なくとも境界線以上に第1色を塗装
した後、上記溝を介してマスキングテープを貼り第2色
を塗装するにあたり、上記マスキングテープ終端を上記
溝内で溝底面に形成される液体塗料溜まり部より上方に
位置させ、次いで第2色塗布を行い、上記マスキングテ
ープを剥離することを特徴とする二色塗布方法にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバンパー等のプラスチッ
ク成型品に形成された溝を境界として二色に色分け塗装
する方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年カラーバンパーが汎用されるに至
り、バンパーを上下に二色に色分けして塗装する場合が
ある。この場合境界線を明確に塗装するために境界線に
は図1に示すように、境界溝を形成し、第1色を塗装し
た後、境界溝にマスキングテープを貼りついで第2色を
塗装するようにしている。しかしながら、第2色目の塗
料が境界溝に溜まり易く、塗料溜まり部がマスキングテ
ープの終端にかぶさり、第2色後マスキングテープを取
外す作業がはなはだ面倒となっている。そのため、器具
等を使用すると除去跡がきれいに仕上がらず後工程によ
って塗装直しを必要とする場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
二色塗装方法において第2色塗装後におけるマスキング
テープの除去が容易でかつ除去跡がきれいに仕上がる塗
装方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、マスキングテ
ープの終端が第2色目の塗料の溜まり部に没入しないよ
うにすることにより上記課題が解決されることに着目し
てなされたもので、成型品に形成された溝を境界として
二色に色分け塗装する方法において、少なくとも境界線
以上に第1色を塗装した後、上記溝を介してマスキング
テープを貼り第2色を塗装するにあたり、上記マスキン
グテープ終端を上記溝内で溝底面に形成される液体塗料
溜まり部より上方に位置させ、次いで第2色塗布を行
い、上記マスキングテープを剥離することを特徴とする
二色塗布方法にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、マスキングテープ終端が溝の
底面より高くなるようになっているので、溝底面に塗料
液溜まりが形成されてもその溜まり部表面がテープ終端
に至ることがなく、マスキングテープの除去が容易でか
つその除去跡がきれいである。上記作用を果たすために
は図2(a)に示すように、単に溝部分を第2色側に傾斜
させてマスキングテープ終端と反対側の溝底面に塗料溜
まりが形成されるようにしてもよいが、図3(a)に示す
ように溝底面12より一段高い所に段部13を形成し、
この段部やや上方においてマスキングテープ3の終端3
1が位置するようにしてもよい。また、図3(b)に示す
ように、溝の底面断面形状をV字型溝14となし、塗料
溜まりを溝中央部に集めてテープ終端31に至ることの
ないようにすることもできる。さらに、図3(c)に示す
ように境界溝を断面U字溝15としてもよい。このU字
溝15は前二者(段付溝12、V字型溝14)に比べて
マスキングテープ貼付作業はやや困難であるが、剥離作
業が容易である。
【0006】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づ
いて詳細に説明する。図2は本発明の方法の工程を示す
もので、図1のバンパーBの表皮面に長手方向にわたっ
て形成された境界溝部1を拡大した断面側面図である。
図1のバンパー1は境界溝11を境に上方側に第1色
が、下方側に第2色が色分け塗装される。 バンパー1
はトリクロロエタンの蒸気洗浄にかけ、脱脂処理を行
い、プライマーを塗布して塗装準備を行った後、図2
(a)に示すように溝部底面ラインが水平ラインより10
〜30°傾斜するように配置される。他方、マスキング
テープを水およびイソプロパノールで拭き、エアブロー
しておく。
【0007】そこで、図2(b)に示すように溝11近傍
から上方に亘って第1色が塗装され、乾燥すると、第1
色層2が溝11の前後にわたって形成される。ついでマ
スキングテープ3を貼りつける。その際マスキングテー
プ3の終端31が溝の底面12よりやや上方に位置する
ようにする(図2(c)参照)。また、リコート用ボンドを
塗布する場合もある。
【0008】ついで第2色目をこの溝を境界線として下
方に第2色目を塗装する。その際第2色目はマスキング
テープ3上にも塗装されることになる(図2(d)参照)。
また、溝11内では塗料溜まりが生ずることになるが、
溝底面12はいま水平ラインより第2色側に10〜30
°傾斜しているから溝内に塗料が溜まっても第2色側に
偏って塗料溜まりが形成されるため、マスキングテープ
の終端31と液溜まりとは接触するに至らない。そこ
で、第2色層4を乾燥させ、マスキングテープ3をその
上の第2色層4とともに剥離すると、図2(e)に示すよ
うに第2色目の境界は溝内に収まり二色の塗装分けがき
れいにできることになる。また、マスキングテープの終
端には塗料液溜まりが至っていないので、除去作業が容
易で、かつその除去跡もきれいになる。
【0009】なお、メタリック塗装はベースコートとク
リアコートとからなるため、双方の塗装を含めて第1色
および第2色として上記工程に沿って塗装作業を行うよ
うにすればよい。
【0010】
【発明の効果】以上に説明で明らかなように、本発明に
よれば境界溝を境にして第1色と第2色とを色分けして
塗装するにあたりマスキングテープを使用した場合の剥
離上の問題を境界溝での液溜まりをマスキングテープの
終端に至ることのないように形成して解消したので、塗
装乾燥後のマスキングテープの剥離が容易となり除去跡
もきれいである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二色塗装方法が適用されるバンパー
の要部を示す斜視図である。
【図2】 本発明の二色塗装方法の工程を示す説明図で
ある。
【図3】 本発明の二色塗装方法を適用する場合の境界
溝の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 バンパー 11 境界溝 12 溝底面 2 第1色層 3 マスキングテープ 4 第2色層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成型品に形成された溝を境界として二色
    に色分け塗装する方法において、 少なくとも境界線以上に第1色を塗装した後、上記溝を
    介してマスキングテープを貼り第2色を塗装するにあた
    り、 上記マスキングテープ終端を上記溝内で溝底面に形成さ
    れる液体塗料溜まり部より上方に位置させ、次いで第2
    色塗布を行い、上記マスキングテープを剥離することを
    特徴とする二色塗布方法。
  2. 【請求項2】 上記溝底面をV字状に形成して液体塗料
    溜まり部とした請求項1記載の二色塗装方法。
JP27532691A 1991-10-23 1991-10-23 二色塗装方法 Pending JPH05111667A (ja)

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JP27532691A JPH05111667A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 二色塗装方法

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JPH05111667A true JPH05111667A (ja) 1993-05-07

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ID=17553901

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JP27532691A Pending JPH05111667A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 二色塗装方法

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JP (1) JPH05111667A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109249864A (zh) * 2017-07-14 2019-01-22 标致雪铁龙汽车股份有限公司 一种行李架及其涂装方法

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