JPH08257489A - キャンディトーンのツートン塗装方法 - Google Patents

キャンディトーンのツートン塗装方法

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JPH08257489A
JPH08257489A JP6584895A JP6584895A JPH08257489A JP H08257489 A JPH08257489 A JP H08257489A JP 6584895 A JP6584895 A JP 6584895A JP 6584895 A JP6584895 A JP 6584895A JP H08257489 A JPH08257489 A JP H08257489A
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Ryuichi Akita
龍一 秋田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材上に、オーバコートクリヤー仕様によ
る、キャンディトーンのツートン塗装方法であって、見
切り線の鮮明な、外観品質のよい、キャンディトーンの
ツートン塗装を低コストで得る。 【構成】 基材1上に、ツートン部分がアンダーコート
色のみで印刷された、デザインとして未完成なストライ
プ2を貼り付け、その上のマスキングテープを剥がした
後、アンダーコート9、トップコート10およびオーバ
クリヤーコート11を順に塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車用部品等
の、合成樹脂製基材に施される、ツートン塗装、特にオ
ーバコートクリヤー仕様による、キャンディトーンのツ
ートン塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動二輪車の燃料タンク、カウリ
ング等の鉄製、合成樹脂製等の構成部品の外表面には、
アクセントとして、あるいは意匠効果を高めるためにキ
ャンディトーンのツートン塗装が施され、さらに品質、
外観上の体裁を高めるために、キャンディトーンのツー
トン塗装上にオーバコートクリヤー塗装を施した、オー
バコートクリヤー仕様によるキャンディトーンのツート
ン塗装が採用されている。
【0003】ところで従来のかかる塗装方法は、概ね次
の工程よりなっており、この工程を図10〜13を参照
して説明する。
【0004】図10は従来方法の工程を示すブロック
図、図11〜13はその工程順を示す、塗装部の断面図
である。
【0005】.前処理ラインで、前処理を行い、水切
り乾燥した合成樹脂製基材01を、塗装ラインへと移送
し、ここでまず基材01上に、キャンディトーンのツー
トン部分のデザインとして完成された、ベタ貼り用スト
ライプ02を貼り付ける。このストライプ02は、フィ
ルム03の上面にキャンディトーンのツートン部分05
と、見切り線に沿うピンストライプ06が印刷されてお
り、その上にはマスキングアプリケーションテープ07
が貼着され、またその下面には接着剤04が塗布されて
おり、この接着剤04により基材01上に貼り付けられ
る(図11参照)。
【0006】.次に基材01上には、清掃後プライマ
ー(下塗り)08を塗装し、さらにその上にボデーカラ
ーとなるアンダーコート(たとえばシルバー)09を塗
装し、さらにその上にボデーカラーとなるトップコート
010としてのカラークリヤー(たとえばレッドカラ
ー)を塗装する(図12参照)。
【0007】.次にベタ貼り用ストライプ02上のマ
スキングアプリケーションテープ07を剥がしたのち、
該ストライプ02およびトップコート010上の全面に
オーバクリヤーコート011を塗装して、仕上げ乾燥を
行い(図13参照)、塗装ラインより払い出す。
【0008】以上.〜.の工程により、オーバコー
トクリヤー仕様による、キャンディトーンのツートン塗
装がなされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来の塗
装方法によれば、ストライプの上面を被覆するマスキン
グアプリケーションテープ上に、アンダーコートおよび
トップコートが塗装されるため、そのマスキングアプリ
ケーションテープを剥がすと、図13(a)に示すよう
にストライプ02の見切り線に沿いキャンディトーンの
アンダーコート09が、ストライプ02端縁とトップコ
ート010との間に露出して外部からアンダーコート色
が見えてしまい、さらにマスキングアプリケーションテ
ープ07を剥がす際に、ウエット状態のトップコート0
10がストライプ02のエッジのところで糸引きを生起
してしまい、見切り線を鮮明に現出するのが難しく、品
質の低下を招くばかりでなく、不良品の発生率が高くな
るという課題がある。
【0010】そこでかかる課題を解決するために、基材
上にプライマー、アンダーコート、トップコートを順に
全面に塗装したのち、一回目の硬化乾燥(ベーク)を行
い、次いでツートン・カラー部分のベタ貼りストライプ
を貼り付けた後、オーバコートクリヤーを塗装して再び
二回目の硬化乾燥を行ない、キャンディトーンのツート
ン塗装を得られるようにした、塗装手段が知られている
が、この手段では少なくとも二回の硬化乾燥が必要であ
り、全体の工程時間が長くなり、大幅な生産コスト増を
招くという別の課題がある。
【0011】本発明はかかる実状に鑑みてなされたもの
で、前記課題をすべて解決した、新規なキャンディトー
ンのツートン塗装方法を提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の特徴とするところは、基材上にキャンディトー
ンのツートン塗装を施すにあたり、前処理後の前記基材
上に、ツートン部分がアンダーコート色のみで印刷され
た、デザインとして未完成なベタ貼り用ストライプを貼
り付ける工程と、前記基材上に、プライマーを塗装する
工程と、前記プライマー上にボデーカラーであるアンダ
ーコートを塗装する工程と、前記ストライプ上のマスキ
ングアプリケーションテープを剥がす工程と、前記スト
ライプとアンダーコートとの両面に同時にボデーカラー
であるトップコートとしてのカラークリヤーを塗装する
工程と、前記トップコートに透明なオーバクリヤーコー
トを塗装する工程と、を少なくとも備えることにある。
【0013】
【作用】ツートン部分がデザインとして未完成なストラ
イプ上のマスキングアプリケーションテープを剥がして
から、このストライプおよびボデーカラーのアンダーコ
ートとの両面上に同時にボデーカラーのトップコートを
塗装したことにより、キャンディトーンの、アンダーコ
ート色が、ストライプとトップコートとの見切り線上に
露出したり、ストライプからマスキングアプリケーショ
ンテープを剥がすときに、糸引きを生起することがな
く、しかも一回の仕上乾燥により、見切り線の鮮明な品
質のよい、オーバコートクリヤー仕様による、キャンデ
ィトーンのツートン塗装が得られる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜9を参照して本発明の好適な実
施例について詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明方法によるキャンディトー
ンのツートン塗装の施された、自動二輪車用サイドカバ
ーの斜視図、図2は、本発明の方法による工程を示すブ
ロック図、図3〜7は、本発明の塗装工程の順序を示
す、塗装部の断面図、図8は、図3の8矢視拡大部分平
面図、図9は、マスキングアプリケーションテープの部
分斜視図である。
【0016】この実施例では、本発明方法を自動二輪車
用のサイドカバーSに実施した場合で、図1に示すよう
に、前記サイドカバーSには、オーバコートクリヤー仕
様による、キャンディトーンのツートン塗装が施され
る。
【0017】前記サイドカバーSを構成する、硬質合成
樹脂製基材1の外表面には、前記キャンディトーンのツ
ートン塗装が施される。
【0018】(1).まず前処理ラインにおいて、合成樹脂
製基材1に通常の前処理を施し、水切り乾燥した後、基
材1を前処理ラインから塗装ラインへと移送する。
【0019】(2).塗装ラインにおいて、基材1の表面適
所に、キャンディトーンのツートン部分のデザインとし
て未完成な、ベタ貼り用ストライプ2を貼着する。この
ベタ貼り用ストライプ2は、フイルム3の下面に、基材
用接着剤4が塗布され、またその上面の中央部分には、
キャンディトーンのツートン部分となるアンダーコート
色のみ(たとえばダークグレーメタリック)5が印刷さ
れると共にその周囲に見切り用のピンストライプ色(た
とえば黄色)6が印刷されている。またこのデザインと
して未完成なベタ貼り用ストライプ2の上面には透明な
マスキングアプリケーションテープ7が貼着されてお
り、このマスキングアプリケーションテープ7を残した
ままこのベタ貼り用ストライプ2を基材1上に接着剤4
により貼り付ける(図3参照)。
【0020】而してこのマスキングアプリケーションテ
ープ7は後述するようにウエット状態で塗布されるプラ
イマー8とアンダーコート9とを傷付けることなく、前
記ベタ貼り用ストライプ2から容易に剥がせるように、
図8,9に示すように、その外縁の一部にタブ片71
一体に延長されており、このタブ片71 の基部にはマス
キングアプリケーションテープ7の輪郭線に沿うように
ミシン目72 が入れてありこのタブ片71 を内側に折る
ときにこれがそのミシン目72 のところでシャープに直
線状に折れるようにしている。そしてこのタブ片71
図8に示すように内側に折り込んだ状態でベタ貼り用ス
トライプ2上重ねられる。
【0021】(3).前記ベタ貼り用ストライプ2を貼り付
けた後、被塗装面を清掃して、基材1の表面にはプライ
マー(下塗り)8を吹き付け塗装し、さらにそのプライ
マー8上にボデーカラーとしてのアンダーコート(たと
えばメタリックシルバー)9を吹き付け塗装する(図4
参照)。
【0022】(4).次にそのアンダーコート9が未だ乾燥
しないウエット状態で、マスキングアプリケーションテ
ープ7を剥がす(図5参照)。
【0023】ところでこのマスキングアプリケーション
テープ7を剥がすときは、ミシン目72 に沿って予め内
側に折り畳まれている前記タブ片71 を摘んで起立させ
てから該テープ7を剥がすことにより、ピンストライプ
印刷部分6の見切り線をシャープにして、しかもウエッ
ト状態のボデーカラー9を傷つけることがない。
【0024】(5).次にボデーカラーとなる、アンダーコ
ート9およびツートン部分となる、デザインとして未完
成なベタ貼り用ストライプ2との全面に同時に、キャン
ディトーン部分であるボデーカラーとしてのトップコー
ト(たとえば赤色クリヤー)10を吹き付け塗装する
(図6参照)。
【0025】(6).最後に、前記トップコート10上に、
ウエット状態の透明なオーバコートクリヤー11を吹き
付け塗装した後、仕上硬化乾燥を行い、塗装ラインより
払い出す(図7参照)。
【0026】以上のように(1).〜(6).の工程によれば、
オーバコートクリヤー仕様によるのキャンディトーンの
ツートン塗装が完成する。
【0027】ところでこの塗装方法によれば、マスキン
グアプリケーションテープ7をストライプ2より剥がし
てから、トップコート10を前記キャンディトーンのデ
ザインとして未完成なストライプ2およびアンダーコー
ト9との両面に同時に塗装することにより、キャンディ
トーンカラーを完成させることができるので、前記アン
ダーコート9が、ストライプ2の端縁とトップコート1
0の間から露出したり、またマスキングアプリケーショ
ンテープ7を剥がすときに、糸引を生起することがな
く、前記従来方法の欠点を解消して、品質の向上が図れ
ると共に不良品の発生を低減することができる。
【0028】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実施
例では基材として硬質合成樹脂が使用されるが、前記塗
装が可能な基材であれば、その材質を問わない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基材上に
キャンディトーンのツートン塗装を施すにあたり、前処
理後の前記基材上に、ツートン部分がアンダーコート色
のみで印刷された、デザインとして未完成なベタ貼り用
ストライプを貼り付ける工程と、前記基材上に、プライ
マーを塗装する工程と、前記プライマー上にボデーカラ
ーであるアンダーコートを塗装する工程と、前記ストラ
イプ上のマスキングアプリケーションテープを剥がす工
程と、前記ストライプとアンダーコートとの両面に同時
にボデーカラーであるトップコートとしてのカラークリ
ヤーを塗装する工程と、前記トップコートに透明なオー
バクリヤーコートを塗装する工程とを少なくとも備える
ので、見切り線を鮮明な外観品質のよい、キャンディト
ーンのツートン塗装を、低コストにて得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によるキャンディトーンのツートン
塗装の施された、自動二輪車用サイドカバーの斜視図
【図2】本発明方法による塗装工程を示すブロック図
【図3】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
【図4】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
【図5】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
【図6】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
【図7】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
【図8】図3の8矢視拡大部分平面図
【図9】マスキングアプリケーションテープの部分斜視
【図10】従来方法の塗装工程を示すブロック図
【図11】従来方法の塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
【図12】従来方法の塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
【図13】従来方法の塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・基材 2・・・・・・・デザインとして未完成なベタ貼り用ス
トライプ 3・・・・・・・マスキングアプリケーションテープ 8・・・・・・・プライマー 9・・・・・・・アンダーコート 10・・・・・・トップコート 11・・・・・・オーバクリヤーコート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材(1)上にキャンディトーンのツー
    トン塗装を施すにあたり、 前処理後の前記基材(1)上に、ツートン部分がアンダ
    ーコート色のみで印刷された、デザインとして未完成な
    ベタ貼り用ストライプ(2)を貼り付ける工程と、 前記基材(1)上に、プライマー(8)を塗装する工程
    と、 前記プライマー(8)上にボデーカラーであるアンダー
    コート(9)を塗装する工程と、 前記ストライプ(2)上のマスキングアプリケーション
    テープ(7)を剥がす工程と、 前記ストライプ(2)とアンダーコート(9)との両面
    に同時にボデーカラーであるトップコート(10)とし
    てのカラークリヤーを塗装する工程と、 前記トップコート(10)に透明なオーバクリヤーコー
    ト(11)を塗装する工程と、 を少なくとも備えることを特徴とする、キャンディトー
    ンのツートン塗装方法。
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