JP3047146U - 塗装ガン装置 - Google Patents

塗装ガン装置

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JP3047146U
JP3047146U JP1997008711U JP871197U JP3047146U JP 3047146 U JP3047146 U JP 3047146U JP 1997008711 U JP1997008711 U JP 1997008711U JP 871197 U JP871197 U JP 871197U JP 3047146 U JP3047146 U JP 3047146U
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compressed air
hole
mmφ
nozzle tip
nozzle body
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JP1997008711U
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English (en)
Inventor
啓臣 桑原
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華光造機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外塗装で塗料の飛散による付着率の低下を
防いだ効率の良い噴霧塗装を可能となし、同時に環境汚
染防止を図ること。 【解決手段】 噴射ノズル体を取囲んで一定容積の凹状
をなした空気溜り用窩室を設け、且つ該窩室周端縁から
外方へ向うラッパ状に拡開した傾斜壁面の凡そ中間若し
くは端縁部に対し、同心状に5〜12箇の圧縮空気の噴
出孔を設け、水平方向へ圧縮空気を噴射させるようにす
る。このさい、圧縮空気の噴出孔には孔開き或は孔閉じ
ノズルチップを脱着自在に取付け、孔開きノズルチップ
の孔径は0.5mmφ〜1.5mmφとなしたものを採
用すると良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は被塗装物に塗料を噴霧塗装する塗装ガン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
塗装噴霧の塗装ガン装置にフードを取付けることは知られており、図6は従来 装置を示す。 1はスプレーガン本体、2は本体先端の噴射ノズル体、3は該噴射ノズル体を 取囲んで取付けられるフード、4は噴射ノズル体締付ナットであって、該外周に 前記フード3をボルト5を使用して止着させる構成であり、本体1側のレバー1 a操作で微粒化した塗装液6が細線の如く被塗装物7に対して噴射されるものと なる。 上記装置の液圧は40気圧〜250気圧であり、噴霧距離が塗装面から30c m〜35cm離れた状態で最良の塗料分布が得られる。これにより離れた位置で は噴霧された塗料は貫通力を失い大部分の塗料が周辺に飛散するものとなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記に於いて塗装液6はフード3でその放射方向が定められているものの、風 の影響を受けて無雑作に飛散するものとなるのであり、このことは塗装むらや塗 装効率の低下の原因をなすものとなっている。即ち、造船所などでの屋外塗装で は塗装面に対する塗料の付着率は50%以下であり、塗料の非経済性だけの問題 でなく、塗料の飛散による工場周辺の環境問題も発生させる。この問題を解決す る現状の対策は風向きを考え、塗装工事を中止したり飛散防止ネットを使用した りすることである。 本考案は上記の問題点を簡便に解決せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、噴射ノズル体を取囲んで一定容積の凹状をなした空気溜り用窩室を 設け、且つ該窩室周端縁から外方へ向うラッパ状に拡開した傾斜壁面の凡そ中間 若しくは端縁部に対し、同心状に5〜12箇の圧縮空気の噴出孔を設け、水平方 向へ圧縮空気を噴射させる構成となしたことを特徴とする。 このさい、圧縮空気の噴出孔には孔開き或は孔閉じノズルチップを脱着自在に 取付けしめるようにすると保守管理や作業性に優れるのであり、また孔開きノズ ルチップの孔径は0.5mmφ〜1.5mmφとなしたものを採用する。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は塗装ガン装置のフード付近の部分斜視図であり、図2は中央断面図であ る。 図面で1bはノズル管、2は噴射ノズル体、3はフード、4は噴射ノズル体締 付ナット、5はネジボルトであることは従来装置のものと変りがないが、本考案 ではフード3が次の如く改良された構成となっている。
【0006】 本考案では噴射ノズル体2が位置する周辺を取囲んで一定容積の凹状窩室3a が形成されるものとなっており、該窩室3aの容積は該室内で外気の適宜な溜り が形成されるようになすのであり、その大きさはノズル体外径rの凡そ1.5r 〜2rの内径Rで、また深さsはこれと同じく1.5r〜2rの寸法を有するも のとなされる。
【0007】 8はラッパ状に拡開される傾斜壁3bの凡そ中間若しくは端縁部付近(図示例 では中間部付近)に同心状をなして5〜12箇穿設した(図示例では8箇)透孔 であり、該透孔には図3に示す如きノズルチップ9を脱着自在に嵌入させるよう にするのであり、該ノズルチップ9は9aに示す如くt=0.5mmφ〜1.5 mmφの孔あきと、9bに示す如き孔なしのものとが用意され、適宜これらを混 在させることにより5箇〜12箇の範囲で同心円状に取付け、次述する如く圧縮 空気が各透孔から噴出されるようになされる。
【0008】 図4は圧縮空気噴射部の拡大部詳細図であって、10は上記透孔の後背部を取 囲むように設けしめるケーシングであってネジボルト11で取付けられ、且つケ ーシング10には圧縮空気の導入管12及び同調整バルブ13が設けてある。
【0009】 図5は本考案装置の使用状態図であって、図示例の如く噴射ノズル体2からの 塗装液6の噴射にさいし、圧縮空気をフード3の凡そ中間付近或はその周縁部か ら水平方向へ噴出せしめてエアーカーテン14が形成されるようになさしめるの であり、噴射量調整は適宜バルブ13によって行うのである。
【0010】 上記圧縮空気の噴射は噴射ノズル体2から噴射される塗装液を外周から包囲す るエアーカーテン14の作用が得られるようにするのであり、これにより外気の 影響で不測に周辺へ拡散したりすることのないようにするものである。 このさい、本考案者の各種実験結果から圧縮空気の噴出はフードの傾斜壁の凡 そ中間付近或はそれより周端縁側から噴出されるようになすと良く、またその数 は5〜12箇とするのが良く、特に8箇としたものが好結果が得られた。
【0011】 なお、噴射ノズル体2の外周を取囲んで形成した一定容積の窩室3aは乱気流 を生じさせるための空気溜りであって、塗装液の噴霧中はフード3の傾斜壁に沿 って外気が流入して噴霧液の微細化に寄与せしめるものとなるのである。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の通り構成するものであって、フード傾斜壁面から形成されるエ アーカーテンにより塗装液が外気に影響されたり、或は外気中に拡散されたりす ることなく、被塗装物に対し効率良く付着させることのできるものとなるのであ り、本考案者の実験結果ではその付着率が3割向上し、且つ迅速で適確な塗装作 業の遂行が図られる上で著効を奏するものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗装ガン装置のフード付近の部分斜視図であ
る。
【図2】図1の中央断面図である。
【図3】本考案装置で使用する圧縮空気噴射用ノズルチ
ップの中央断面図である。
【図4】圧縮空気噴射部の拡大部分詳細図である。
【図5】使用状態図である。
【図6】従来装置の一部断面説明図である。
【符号の説明】
1 スプレーガン本体 2 噴射ノズル体 3 フード 3a 窩室 6 塗装液 8 透孔 9a,9b ノズルチップ 12 圧縮空気導入管 13 圧縮空気調整バルブ 14 エアーカーテン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射ノズル体を取囲んで一定容積の凹状
    をなした空気溜り用窩室を設け、且つ該窩室周端縁から
    外方へ向うラッパ状に拡開した傾斜壁面の凡そ中間若し
    くは端縁部に対し、同心状に5〜12箇の圧縮空気の噴
    出孔を設け、水平方向へ圧縮空気を噴射させる構成とな
    したことを特徴とする塗装ガン装置。
  2. 【請求項2】 圧縮空気の噴出孔には孔開き或は孔閉じ
    ノズルチップを脱着自在に取付けしめ、このさい孔開き
    ノズルチップの孔径は0.5mmφ〜1.5mmφとな
    した構成を特徴とする請求項1記載の塗装ガン装置。
JP1997008711U 1997-09-12 1997-09-12 塗装ガン装置 Expired - Lifetime JP3047146U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058017A1 (fr) * 1999-03-29 2000-10-05 Kabushiki Kaisha Santuuru Procede et dispositif pour appliquer un revetement par pulverisation en spirale
JP3412088B2 (ja) 1999-09-30 2003-06-03 華光造機株式会社 塗装ガン装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058017A1 (fr) * 1999-03-29 2000-10-05 Kabushiki Kaisha Santuuru Procede et dispositif pour appliquer un revetement par pulverisation en spirale
US6745948B1 (en) 1999-03-29 2004-06-08 Kabushiki Kaisha Santuuru Method and device for spiral spray coating
JP3412088B2 (ja) 1999-09-30 2003-06-03 華光造機株式会社 塗装ガン装置

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