JP3059114U - ガス圧使用スプレー缶用噴嘴具及びガス圧使用スプレー缶 - Google Patents

ガス圧使用スプレー缶用噴嘴具及びガス圧使用スプレー缶

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JP3059114U
JP3059114U JP1998009035U JP903598U JP3059114U JP 3059114 U JP3059114 U JP 3059114U JP 1998009035 U JP1998009035 U JP 1998009035U JP 903598 U JP903598 U JP 903598U JP 3059114 U JP3059114 U JP 3059114U
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gas pressure
pressure spray
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JP1998009035U
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Inventor
啓臣 桑原
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華光造機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス圧使用スプレー缶に対し特殊構成の噴嘴
具を取付けて、ガス圧に関係なく効率の良い噴霧が行わ
れるようにする。 【解決手段】 スプレー缶の吐出パイプへ挿入される垂
直孔と、該垂直孔と連通して水平方向へ噴射させるノズ
ル孔を備えた板状体、該板状体のノズル孔を取囲んで放
射方向へ複数の噴射孔を等間隔に穿設すると共に、噴射
孔裏面側にエアー吹込み口を備えた閉塞板を取付けて構
成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は塗料、農薬や殺虫剤或いは洗剤などのガス圧使用スプレー缶用噴嘴具 及びガス圧使用スプレー缶に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は高圧ガスを使用した塗料、農薬や殺虫剤或いは洗剤などのスプレー缶1 であって、2は噴嘴体、3はそれを取囲んで設けた保護キャップである。ここに 、該保護キャップ3の高さは噴嘴体2のそれより少し高くなされていて、噴嘴体 が単独に他の物体と触れて不用意に作動したりすることのないよう、また操作時 に指でその上方開放口から噴嘴体2の押圧するさいのガイド役をなすのであり、 該保護キャップ3は噴嘴体2の周辺に形成したリング状突起4に係合止着させて ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の高圧ガスを使用した各種噴霧缶は指で噴嘴具を押圧するだけで、ノズル 孔から管内に封入されたガス圧の作用で塗料、農薬や殺虫剤或いは洗剤などの噴 射が迅速に行えることから簡便且つ頻繁に使用されるものとなっている。 ところで、上記に於いて初期使用の缶内ガス圧の高い時と、一定時間使用後と では缶内ガス圧に変化を生じて噴射作用が弱体化し、噴射むらを生じさせる原因 をなすものとなっている。 本考案は上記問題点を解決せんとするものである。
【0004】 本考案の噴嘴具はスプレー缶の吐出パイプへ挿入される垂直孔と、該垂直孔と 連通して水平方向へ噴射させるノズル孔を備えた板状体、該板状体のノズル孔を 取囲んで放射方向へ複数の噴射孔を等間隔に穿設すると共に、噴射孔裏面側にエ アー吹込み口を備えた閉塞板を取付けた構成とする。 而して、上記構成の噴嘴具をガス圧使用スプレー缶に取付けて使用する。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る噴嘴具5の説明図であって、Aはスプレー缶1の吐出パイ プpを挿入可能とする垂直透孔mを備え、且つ該透孔mと連通し水平方向へ噴射 可能とするノズル孔nを備えた板状体5aの一部破断斜視図であり、このさい6 はノズル孔nを取囲むようになして放射方向へ等間隔に複数配置した噴射孔であ る。
【0006】 一方、Bは上記板状体5aの裏面側へ嵌着させる閉塞板5bであって、中央に エアー吹込管口7を備えると共に内部に皿状窩室8が形成されるものとなし、該 窩室8を介して吹込缶口7から吹込まれるエアーが上記板状体5aの噴射孔6を 経て噴射されるものとなる。
【0007】 図2は上記板状体5aと閉塞板5bを一体化した本考案に係る噴嘴具5の斜視 図であり、図3は該噴嘴具5をスプレー缶1に対しその塗料、農薬や殺虫剤など 市販の噴嘴具を取除き、吐出パイプpの上端へ取付けてなる斜視図である。
【0008】 図4は使用状態図であって、使用にさいしては送風器具としてドライヤーなど の送風口とホース9を介して接続する。而して、送風器具の運転と同時に噴嘴具 5を下方へ向けて少し押圧するようになすのであり、これによりスプレー缶1内 の液剤が缶内ガス圧によってノズル孔nから噴射されるのであり、このとき該噴 射液10を取囲むようにして噴射孔6からエアー11が噴射されるものとなる。
【0009】 本考案では上記の如く噴射されるエアー11が噴射液10の外周を包囲する筒 状のカーテン12を形成し、噴射液10が外気の影響で不測に周辺へ拡散したり することのないようにするのである。 このさい、本考案では上記噴射孔6をノズル孔の水平な直線方向に対し、一定 の傾斜角即ち、1°〜15°の傾斜角θを有するようになすことができるのであ り、このようになしたものは上記筒状カーテンが旋回流kを形成するようになる 。この旋回流kとなさしめたものは、旋回流エネルギーの影響を受けて噴霧液の 外拡ミストを巻き込みながら、且つ特に強力な推力を噴霧液へ付与させながら進 行させるものとなる。 なお、上記旋回流kは左旋回流、右旋回流の何れにも形成することができるが 、噴霧液の出口側から見て左旋回流となるようにするものが、地球磁場の関係に より効果的であることが、本考案者の実験結果から得られるものとなっている。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上の通り構成するものであって、ガス圧を使用した使い捨てスプレ ー缶に対し、上記特殊構成の噴嘴具5を取付けしめ、これにより最初の使用時か ら缶内ガスの変化に関係なく均一な噴射効果の得られるものとなる。 本考案では外周のエアーカーテンが噴霧ミストを横風などからの影響を受ける ことがないようにするのであり、また噴霧ミストの速度を加速させて最初から最 後に到るまでの噴射効率の低下を抑止させるものとなる。 殺虫剤散布や塗装作業などでは風が吹くと(無風状態でも手の移動操作で横風 が起るものとなる)、この状態では噴霧ミストの飛散で環境汚染を生じさせるも のとなるが、本考案ではこのような問題を生じさせるものとならない。 なお、噴霧液の粒子速度や付着分布の均一化が図られ、作業性の向上の外に、 経済性の向上にも寄与するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る噴嘴具の分解部分説明図である。
【図2】本考案に係る噴嘴具の斜視図である。
【図3】上記噴嘴具をスプレー缶に取付けた状態の斜視
図である。
【図4】使用状態図である。
【図5】従来に於けるガス圧使用スプレー缶斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 スプレー缶 4 リング状突起 5 噴嘴具 6 噴射孔 7 エアー吹込管口 10 噴射液 11 エアー 12 筒状カーテン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプレー缶の吐出パイプへ挿入される垂
    直孔と、該垂直孔と連通して水平方向へ噴射させるノズ
    ル孔を備えた板状体、該板状体のノズル孔を取囲んで放
    射方向へ複数の噴射孔を等間隔に穿設すると共に、噴射
    孔裏面側にエアー吹込み口を備えた閉塞板を取付けて構
    成したことを特徴とするガス圧使用スプレー缶用噴嘴
    具。
  2. 【請求項2】 ガス圧使用スプレー缶の噴嘴具を取除き
    請求項1記載の噴嘴具を取付けてなるガス圧使用スプレ
    ー缶。
JP1998009035U 1998-11-16 1998-11-16 ガス圧使用スプレー缶用噴嘴具及びガス圧使用スプレー缶 Expired - Lifetime JP3059114U (ja)

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