JPH06181597A - スピーカの駆動装置 - Google Patents

スピーカの駆動装置

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JPH06181597A
JPH06181597A JP4360678A JP36067892A JPH06181597A JP H06181597 A JPH06181597 A JP H06181597A JP 4360678 A JP4360678 A JP 4360678A JP 36067892 A JP36067892 A JP 36067892A JP H06181597 A JPH06181597 A JP H06181597A
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Hiroshi Yamazaki
浩 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ入力信号を高周波変調し有限の質量
を有する振動板を持つスピーカを駆動する装置におい
て、広範囲な入力に対しスピーカを忠実に応答させ、か
つスピーカ駆動装置の安定な動作を得る。 【構成】 トランジスタTとTまたはTとT
接続点およびTとTまたはTとTの接続点とス
ピーカSPを接続しSPに高周波変調された入力情報を
与える、可変抵抗器VR,トランジスタT,ダイオ
ードD,D,D,Dを付加すること、およびC
を共有し同期動作は装置の動作を安定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピーカを入力情報に従
い忠実に駆動する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力信号を高周波変調しスピーカを駆動
する装置として、第1図に示すようなパルス巾変調増巾
器が知られている。
【0003】第2図に示すアナログ入力信号Vinに従
い搬送波をパルス巾変調し、変調された信号に従い
,Tを交互にオン、オフすればスピーカとインピ
ーダンスZおよびZを含む負荷回路に出力Vout
を与える。ZおよびZを介して得た出力信号VSP
をスピーカに与える。
【0004】搬送波周波数fをアナログ入力信号に含
まれる最高周波数の2倍以上に選ぶことで帯域巾を確保
する。そして、スピーカが再生し得る帯域外の信号をス
ピーカに与えるとスピーカで生ずる損失が増加するので
駆動装置の出力端子とスピーカ間には、搬送波を遮断す
るローパスフィルタZを直列またはハイカットフィル
タZを並列に接続する。その結果、スピーカには増巾
器のアナログ入力信号Vinに比例したアナログ信号V
SPが与えられる。
【0005】出力素子T,Tは単にオン、またはオ
フを繰り返すスイッチとして働くので、アナログ信号で
直接スピーカを駆動する装置の出力段に比較すれば
,Tで発生する損失は格段に少なく、駆動装置の
省電力化と小形化に有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
ピーカの駆動装置は、出力がアナログ式のスピーカ駆動
装置に比べ、装置としての電力効率は向上するが、搬送
波を遮断するフィルタネットワークを介してスピーカを
アナログ信号で駆動するため、アナログ入力信号をパル
ス巾変調、復調する過程で歪み成分が付加される。その
結果、パルス巾変調方式のスピーカ駆動装置から、アナ
ログ信号で直接スピーカを駆動する装置の出力信号と同
等以上の忠実な出力信号を得ることはできない。
【0007】スピーカは入力電圧に比例した音圧を発生
する電気音響変換装置であるが、有限の質量を有する振
動板を持つスピーカ、例えばダイナミックスピーカでは
振動板の質量や振動板の支持方法等、構造に起因し入力
信号に対する時間的遅れや第3図に示すような非直線性
を有する。
【0008】第3図において領域Bの入力に対しスピー
カの振幅LSPは直線的に変化する。過大な入力、即ち
Cの領域では主に振動板の支持方法による制約でスピー
カの振幅は入力に比例しない。また入力が小さく、振動
板の質量と支持方法により振動を開始しうる限界値V
IN(th)以下、即ちAの領域では入力に応答しな
い。
【0009】本発明の目的は、有限の質量を有する振動
板を持つスピーカを広範囲な入力に対し忠実に応答させ
ることを可能とするスピーカの駆動装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は半導体素子へ
の直流バイアスやテープレコーダ等、磁気式記録装置の
磁気交流バイアスが当該素子または当該装置の非直線性
を改善することに着目し、スピーカに交流バイアスを適
用した。非直線性を解決するために、スピーカにV
IN(th)以上の大きさの高周波を搬送波として常時
与え、アナログ入力信号で変調する手段を具える。
【0011】さらに、バイアス量、即ち搬送波が大き過
ぎるとスピーカ内での損失が増加し、スピーカへの許容
入力を制約する。そこで搬送波の大きさを可変、調整す
ることを可能にする制御回路を具える。
【0012】さらに、入力信号が極端に大きい場合、出
力素子のスイッチ動作の安定性を増すために、入力信号
を抑制する手段を具える。
【0013】さらに、ステレオシステム等、当該装置を
多数個、内蔵し同時に動作させる装置において出力素子
のスイッチ動作の安定性を増すために、当該装置の搬送
波を互いに同期させて制御する手段を具える。
【0014】
【作用】スピーカには最小入力時でさえ振動板を動かす
ことが可能なVIN(th)以上の入力が搬送波として
印加されているから、スピーカの構造に起因するV
IN(th)以下の非直線性は大幅に改善される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。 第1の実施例 第4図は本発明の第1の実施例で、アナログ入力信号か
らパルス巾変調信号を得るために例えばテキサスインス
ツルメンツ社TL494等の集積回路を用い、パワーM
OSFETをフルブリッジに構成し出力回路とした。ア
ナログ入力信号からパルス巾変調信号を得る過程は本発
明の主要部分ではないので詳細な説明は省略する。
【0016】TL494に限らず同様な機能を持つ集積
回路に共通して、発振周波数は抵抗RとコンデンサC
で決まる。パルス巾、即ち変調度はデッドタイムコン
パレータDCまたはPWMコンパレータPCでそれぞれ
独立に制御できるが、第4図では前者のデッドタイムコ
ンパレータで制御する例を示す。
【0017】TとTを同時に搬送波の周波数でオン
またはオフ、反対にTとTを搬送波の周波数で同時
にオフまたはオンさせ、スピーカSPの両端にパルス巾
変調された出力を印加する。出力端TとTの接続点
およびTとTの接続点とSPとの間には搬送波を遮
断するフィルタを挿入しないので、電源電圧Vおよび
搬送波の周波数fとSPのインダクタンスLで決定され
る搬送波がバイアスとして常にSPに与えられる。
【0018】SPと並列に接続された抵抗Rとコンデ
ンサCは搬送波よりも高い周波数成分による無線放送
等への雑音障害を防止するためであり、搬送波を遮断あ
るいは減衰させることを目的としない。図5に入力信号
が無い時SPに流れる電流波形iSP(0)、入力信号
が有る時SPに流れる電流波形iSP(1)、および入
力信号Vinを示す。
【0019】第2の実施例 図6に第2の実施例の要部を示す。即ち、スピーカに与
える搬送波電流を所定の大きさに制御する手段である。
スピーカに流れる搬送波電流の検出素子として抵抗、電
流、トランス、ホールセンサ等をスピーカと直列にAま
たはA′、あるいはスイッチ素子の一端、B,B′,
C,C′,D,D′,E,E′の内少なくとも1ケ所に
接続する。
【0020】例えば、位置Aに電流トランスの1次巻線
をスピーカと直列に接続し、2次巻線出力を演算増巾器
1で電圧に変換し、その結果を例えばダイオード等の整
流素子を介し直流出力iSP(DC)を得る。本発明は
装置にiSP(DC)、即ちSPに与える搬送波の大き
さを表示する計測器VMおよび図4の抵抗Rを可変抵
抗器VRとし、当該可変抵抗器VRと結合するダイ
ヤルを外部に設ける。当該ダイヤルによって搬送波周波
数を装置の外部から可変し、SPに与える搬送波の大き
さを調節する。
【0021】本発明に付随する他の実施例を図7に示
す。可変抵抗器をトランジスタTで置き換える。直流
出力iSP(DC)を比較器3の一端に入力し、他の入
力端の基準設定値VREFと比較し、その結果をトラン
ジスタTのゲートに与え、SPに与えた搬送波に応答
してTの導通状態を変動させ、SPに与える搬送波の
大きさを基準設定値に調節する。
【0022】第3の実施例 図8に示す第3の実施例では出力素子T,T
,Tに同じ極性のトランジスタを用いる。T
を動作させるために補助電源が必要になるが、最も
簡便な補助電源回路にダイオードD,コンデンサC
によるブートストラップ回路がある。Tに対して
,Cがブートストラップ回路による補助電源とな
る。
【0023】ブートストラップ回路は動作上T,T
の搬送波のデューティ比、即ち変調度を100%にする
ことが許されない制約がある。本発明によるダイオード
,D,D,Dからなるリミッタ回路が過大な
入力信号が与えられることを防止し当該装置の動作を安
定にする。
【0024】第4の実施例 第1,第2,第3の実施例の装置を同一のケースに多数
個内蔵し、同時に動作させる時、各装置の搬送波の違い
がビートを発生させ、動作を不安定にすることがある。
第1のスピーカ駆動装置において図4に示すパルス巾変
調集積回路のRT1,CT1端子にR,Cをそれぞ
れ接続する。図9に示すように第2のスピーカ駆動装置
のパルス巾変調集積回路の端子RT2は当該集積回路の
基準電圧端子VREF2接続し、端子CT2はCと接
続し同期させ、当該装置の動作を安定にする。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、有限の
質量を有する振動板を持つスピーカの非直線性を高周波
変調された入力を与えることで広範囲な入力に対し忠実
に応答させ、変調の搬送波の大きさと周波数を調節する
手段と入力の大きさを制限する手段とによってスピーカ
の駆動装置の安定な動作が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピーカの駆動装置の回路図である。
【図2】信号波形図である。
【図3】スピーカの振巾−入力特性図である。
【図4】本発明第1の実施例の回路図である。
【図5】変調波形図である。
【図6】本発明第2の実施例の回路図である。
【図7】本発明第2に付随する他の実施例の回路図であ
る。
【図8】本発明第3の実施例の回路図である。
【図9】本発明第4の実施例の回路図である。
【符号の説明】
HM 変調回路 HMIC 変調用集積回路 1 演算増巾器 2 比較器 D〜D ダイオード T〜T トランジスタ Z ローパスフィルタ Z ハイカットフィルタ SP スピーカ DC デッドタイムコンパレータ PC PWMコンパレータ R,R 抵抗 C,C,C,Cコンデンサ VR 可変抵抗器 VM 計測器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は半導体素子へ
の直流バイアスやテープレコーダ等、磁気式記録装置の
磁気交流バイアスが当該素子または当該装置の非直線性
を改善することに着目し、スピーカに交流バイアスを適
用した。非直線性を解決するためにVIN(th)以上
の大きさの高周波を搬送波として用い、その搬送波をア
ナログ入力信号で変調し直接スピーカに与える手段を具
える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有限の質量を有する振動板を持つスピー
    カへ高周波変調された入力情報を与える手段を具えたこ
    とを特徴とするスピーカの駆動装置
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置においてスピーカ
    に与える搬送波を所定の大きさに制御する手段を具えた
    ことを特徴とするスピーカの駆動装置
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において過大な入
    力情報を抑制する手段を具えたことを特徴とするスピー
    カの駆動装置
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の装置を多数個、内蔵し
    同時に動作させる装置においてスピーカに与える搬送波
    の周波数を等しく制御する手段を具えたことを特徴とす
    るスピーカの駆動装置
JP36067892A 1992-12-14 1992-12-14 スピーカの駆動装置 Expired - Lifetime JP3569825B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016152418A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 オンキヨー株式会社 信号受信装置、及び、スピーカー装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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