JP2571054Y2 - ワーブルトーン発生器 - Google Patents

ワーブルトーン発生器

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JP2571054Y2
JP2571054Y2 JP10277591U JP10277591U JP2571054Y2 JP 2571054 Y2 JP2571054 Y2 JP 2571054Y2 JP 10277591 U JP10277591 U JP 10277591U JP 10277591 U JP10277591 U JP 10277591U JP 2571054 Y2 JP2571054 Y2 JP 2571054Y2
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resistor
fet
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Inventor
紀之 関口
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アツデン株式会社
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オーディオ装置を置く
部屋のスペクトル分布を測定するために用いる、ワーブ
ルトーン発生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ装置を置いて音楽等を鑑賞す
る部屋は、その造りの状況やオーディオ装置あるいは家
具などの配置の影響を受けるので、左右のスピーカを全
く同一条件で駆動したのでは、理想的な音場形成ができ
ないことが多い。そこで実際の部屋個々について音響特
性を補正することが望ましく、業務上使用される部屋
や、一部マニアのリスニングルーム等においては、その
調整が行なわれることになる。
【0003】このための音響特性補正方法としては、部
屋の両隅に左右チャンネル再生用のスピーカを置き、こ
れらスピーカからの放射音に対するリスニングポイント
にマイクロホンを置いて集音し、これをスペクトラムア
ナライザで周波数分布を監視しながらフラットとなるよ
うにイコライジング調整することになる。
【0004】このイコライジング調整は、セットされる
グラフィックイコライザのバンド周波数と同じ周波数の
正弦波をスピーカに順次加え、それぞれの周波数毎に行
なうことになる。すなわち、グラフィックイコライザが
10バンドのものであれば、その10分割された周波数のそ
れぞれについて行なうのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで従来は音源と
して正弦波信号を用いていたので、次のような問題があ
った。すなわち、マイクロホンには、スピーカから放射
された直接音と部屋の壁などに当たった反射音が干渉し
合い、これがマイクロホンの位置のずれ、あるいは周波
数の切換えによりレベル変動を起こすので、正確な調整
ができない場合があるということである。レベル変動を
起こす原因として考えられることは、信号が正弦波であ
ることから、スピーカからの直接波と、遅れて来る反射
波の山と谷の重なり具合により、増幅、打ち消しが起こ
るためである。
【0006】この問題は、スピーカに与える信号の周波
数が常時変動する、いわゆるワーブルトーンを発生さ
せ、これをスピーカに加えるようにすれば、直接音と反
射音の波に干渉が生じないので、解決されることにな
る。
【0007】本考案はこの点に鑑みて成されたものであ
り、比較的簡単な回路により音場調整に適したワーブル
トーンを発生する、ワーブルトーン発生器を提供しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、オペレーショナルアンプを2
段に接続し、初段のオペレーショナルアンプに帰還抵抗
を接続した三角波発生回路において、前記帰還抵抗にF
ETを直列接続し、該FETのゲート側に該FETのゲ
ート電圧を変化させる発振器を接続した構成としたもの
である。
【0009】
【作用】このような構成とすれば、発生する三角波は周
波数が常に変動するので、マイクロホンは、スピーカか
らの直接音と壁などに当たった反射音の影響を受けない
状態で集音することになる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1について説明
する。1は抵抗器であり、2はこの抵抗器1に直列接続
されたツェナダイオードである。3は電源正側端子、4
は電源負側端子である。電源正側端子3と電源負側端子
4との間には所定電圧が印加される。抵抗器1とツェナ
ダイオード2との接続点には一定電圧が生ずるが、この
部分に、第1のオペレーショナルアンプ5の反転入力端
が接続されている。
【0011】この第1のオペレーショナルアンプ5の非
反転入力端と出力端との間には抵抗器6が接続されてお
り、出力端は、さらに抵抗器7を介して第2のオペレー
ショナルアンプ8の反転入力端に接続されている。第2
のオペレーショナルアンプ8の出力端と第1のオペレー
ショナルアンプ5の非反転入力端との間には、抵抗器9
が接続されている。
【0012】第2のオペレーショナルアンプ8の出力端
は、抵抗器10を介してFET(電解効果トランジスタ)
11のゲートに接続されている。このFET11のソースと
ドレイン間には抵抗器12が接続され、またソースは抵抗
器13を介して正側電源に接続されている。ドレインとゲ
ートとの間には、コンデンサ14と抵抗器15とが直列に接
続されている。FET11のソースは、帰還抵抗としての
抵抗器16を介して第3のオペレーショナルアンプ17の非
反転入力端および第4のオペレーショナルアンプ18の出
力端に接続されている。
【0013】第3のオペレーショナルアンプ17は、反転
入力端が接地され、非反転入力端が抵抗器16の一端に接
続されている。出力端は抵抗器18を介して第4のオペレ
ーショナルアンプ19の反転入力端に接続されている。こ
れにより、第3のオペレーショナルアンプ17と第4のオ
ペレーショナルアンプ19とは三角波発振作用をする。第
3のオペレーショナルアンプ17の出力端は、抵抗器18の
接続部においてFET11のドレンに接続され、その部分
から抵抗器20を介して電源負側に接続されている。
【0014】第4のオペレーショナルアンプ19は、非反
転入力端が接地されており、出力端と反転入力端との間
にはコンデンサ21が接続されている。出力端には出力端
子22が接続されている。出力端子22には図示しない三角
波/正弦波変換器を介して増幅器の入力側が接続され
る。
【0015】このような構成からなるこのワーブルトー
ン発生器は、次のように作動する。まず、抵抗器1とツ
ェナダイオード2からなる一定電圧を反転入力端に受
け、非反転入力端には抵抗器6を介した自己の出力電位
と、抵抗器9を介した第2のオペレーショナルアンプ8
の出力電位を受ける第1のオペレーショナルアンプ5
と、この第1のオペレーショナルアンプ5の出力信号を
受ける第2のオペレーショナルアンプ8とが発振作用を
起こす。
【0016】FET11のゲートはこの信号を受けるの
で、ソース、ドレイン間の導電率が変わり、直列に接続
された抵抗器16の実質的な抵抗値が変わることになる。
FET11と抵抗器16の直列回路は第3のオペレーショナ
ルアンプ17の出力端と非反転入力端との間に接続されて
いるので、この第3のオペレーショナルアンプ17と第4
のオペレーショナルアンプ19の三角波発振は周波数が常
時変化することになる。
【0017】このように発振周波数が常時変化すると、
スピーカからマイクロホンに直接入る音と、壁などに当
たった反射音とは周波数がずれたものとなるので、相互
に干渉することはなく、したがって正確にイコライジン
グ調整できることになる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、オペレ
ーショナルアンプを2段に接続し、初段のオペレーショ
ナルアンプに帰還抵抗を接続した三角波発生回路におい
て、前記帰還抵抗にFETを直列接続し、該FETのゲ
ート側に該FETのゲート電圧を変化させる発振器を接
続した構成のワーブルトーン発生器であるから、少ない
部品点数と入手し易い汎用部品で回路構成することがで
き、また安定した動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路図である。
【符号の説明】
1 抵抗器 2 ツェナダイオード 5 オペレーショナルアンプ 8 オペレーショナルアンプ 11 FET 16 抵抗器 17 オペレーショナルアンプ 19 オペレーショナルアンプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーショナルアンプを2段に接続
    し、初段のオペレーショナルアンプに帰還抵抗を接続し
    た三角波発生回路において、前記帰還抵抗にFETを直
    列接続し、該FETのゲート側に該FETのゲート電圧
    を変化させる発振器を接続したことを特徴とするワーブ
    ルトーン発生器。
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