JPH0617982A - 高強度クランプ構造体 - Google Patents
高強度クランプ構造体Info
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Abstract
て、必要なときに、所望の保持能力およびまたは再締付
け力を得るために強度を選択できるようにすることであ
る。 【構成】 オーバーラップする内側と外側の帯部分11
a,11bに、補完的な耳状構造体12a,12bが設
けられている。内側と外側の帯部分の自由端部は、対応
するオーバーラップ帯部分に連結されている。これに加
えて、あるいはその代わりに、耳状構造体が、予め決め
られたばね特性を有するばね鋼からなる外部およびまた
は内部補強部材によって補強されている。それによっ
て、特別な実施形では、ピン状保持部材を挿入および取
り外すことにより、補強部材を耳状構造体に容易に組立
分解可能である。
Description
ために補強された耳状構造体を有するホースクランプに
関し、更に詳しくは特に、耳状構造体に対して多少補完
的な形を有する1個以上の補強部材を使用することによ
り、内側およびまたは外側から補強された耳状構造体に
係る。
プの耳状構造体を補強するためにいろいろな試みがなさ
れた。この補強は、耳状構造体の保持能力およびまたは
ばね特性を高めるために行われる。ばね特性は、温度上
昇およびまたは圧力増大によってホースクランプが膨張
した場合の弾性的な再締付け力を決定する。例えば、上
から見て多少カヌーの形をしている狭い補強溝が、いわ
ゆる“オエティーカー”の耳のブリッジ部分のために、
本出願人の米国特許第3475793号明細書によって
提案された。本出願人の米国特許第3510918号明
細書は、耳の弾性特性を制御するために弾性インサート
部材の使用を提案した。棒状の弾性材料または中空ばね
鋼からなるプラグが、本出願人の米国特許第35797
54号明細書で提案された。本出願人の米国特許出願連
続番号第06/922408号明細書に開示されている
ように、耳状構造体のブリッジ部分に設けた補強窪みに
より、耳状構造体の保持能力を増大させるためのかなり
の改良が達成された。この明細書の内容はここに編入さ
れ、本出願人の対応英国特許第2160577号明細書
で発表された。この発明によれば、補強窪みは比較的に
浅く、ほぼ平なべ状の窪みである。窪みは上から見てほ
ぼ長方形であり、その辺は、非補強状態で、ブリッジ部
分の幅と長さのかなりの部分にわたって延びている。こ
れまで本出願人によって提案された、耳状構造体の保持
能力の増大およびまたは耳状構造体の弾性の制御のいろ
いろな方法は非常にうまくいったが、新しいホース材料
の出現およびまたは温度およびまたは圧力の変化の非常
に広い範囲への適用は、ホースクランプの特性を非常に
改善することを必要とする。これまで他の人がこの問題
と他の問題に取り組むために提案を行った。例えば、米
国特許第3087221号明細書は、初期および直径の
変化のときに真円を保つために、半径方向の帯の厚さが
中央の近くにおいて最も厚く、端部の方へ向かって厚さ
が累進的に薄くなっているホースクランプを提案した。
この特許の図3では、耳自体をクランプ帯と同じ方法で
作ることが提案された。すなわち、耳はその中央が最も
厚く、端部の方へ向かって薄くなっている。この特許で
提案されたクランプをどのようにして実際に実施するか
ということについての開示が欠けていることは別とし
て、この特許は当該部品の真円形状を保つことだけに関
するものであった。
は、クランプ帯に外方へ延びる円形折り曲げ部またはル
ープ部を備えたクランプ構造体のための構造を開示して
いる。この場合の弾力性は折り曲げ部またはループ部を
取り囲む穴付スリーブによって決まる。この特許によれ
ば、外方へ延びる折り曲げ部またはループ部は、本出願
人の米国特許第3475793号明細書の図1に示した
種類の折り曲げ部またはループ部の弾力性を制限する。
本出願人のこの特許では、曲がった出っ張りまたは折り
曲げ部が引張りばね要素を構成している。
力に影響を与えるための他の方法が本出願人のスイス国
特許第580247号明細書に開示されている。この明
細書では塑性変形した耳が予め定めた最大再開放力のみ
を受ける。しかしながら、耳をその最大限まで再開放す
るための力は、この構造によって影響を受けない。
号明細書は、マフラーの熱遮蔽のための縛り帯を提案し
た。この場合、オーバーラップする帯部分が、外方へ突
出する折り曲げ部を備えている。この折り曲げ部は、内
側の帯の折り曲げ部が外側の帯の折り曲げ部の噛み合い
部に収容されている。内側と外側の帯は、ひだの形成の
前に、折り曲げ部を跳ねないようにする“スナップ動
作”の特徴によって、その位置に保持される。更に、側
方の配置間違いは小さな窪みによって避けられる。この
窪みは折り曲げ部の中央区間の材料強度と硬さを増大さ
せる。しかしながら、この特許に開示された折り曲げ部
を重ねて配置することだけでは、外側の帯部分にのみ折
り曲げ部を備えているホースクランプにおいて、折り曲
げ部の保持能力を材料的に強化できないことが試験によ
って判った。
は、保持特性が大幅に改善されるホースクランプの耳状
構造体を提供することである。
く、再締付けばね特性を所与の状況の要求に従って正確
に制御できる耳状構造体を備えたホースクランプを提供
することである。
よって強度とばね特性を選択的に変更できるホースクラ
ンプ用耳状構造体を提供することである。
は圧力の変化による大きな膨張を受けるホースに使用で
きるよう、保持強度と再締付け能力が大幅に増大する耳
状構造体を備えたホースクランプを提供することであ
る。
の帯部分がそれぞれ、補完的な形の耳状構造体を備えて
いる。この耳状構造体は、内側の帯部分の耳状構造体が
外側のオーバーラップする帯部分の耳状構造体の中から
係合可能であるように配置されている。それによって少
なくとも内側の帯端部分がオーバーラップする外側の帯
部分に連結され、好ましくは外側の帯端部分が公知の連
結部材によって、オーバーラップした内側の帯部分に連
結される。
構造体を備えたホースクランプは、各々の端部に舌片状
延長部を備えたインサート部材を使用することによっ
て、その内側のクランプ表面に沿って段差のないように
形成されている。この舌片状延長部は、内側と外側の両
帯部分に設けた舌片受入れ溝に係合する。インサート部
材は公知の連結部材によって外側の帯部分に付加的に連
結される。
記の段差のないクランプは、クランプ帯に対して弾性伸
長可能性を付与する区間を使用することによって一層改
良される。この区間は内側と外側の両帯部分に設けた補
完的な形の起伏部または波形部によって構成されてい
る。それによって、内側帯部分の区間は、外側帯部分の
補完的な区間に重ね合わされた(嵌め合わせられた)状
態で係合する。このような区間が耳状構造体の両側に設
けられていることが好ましい。
保持能力およびまたは再締付け力を一層コントロールし
て増大させることができるようにするために、本発明は
他の変形実施形において、外部の補強(強化)部材を提
供する。この補強部材の主部分は、帯の厚さの数倍の厚
さを有する。補強部材の先細の側方部分は、耳状構造体
の内側端部に係合する。
ばね状部材が使用される。このばね状部材は、耳状構造
体の保持特性とばね特性に対して制御状態で影響を与え
るために、塑性変形した耳に滑動装着される。
ランプが得られる。このクランプの耳状構造体は1個以
上の補強部材を耳状構造体に挿入することによって容易
に制御可能である。この耳状構造体はクランプ帯に連結
され、温度およびまたは圧力の増大によるホースクラン
プの膨張が、耳状構造体の下側の隙間を狭めようとす
る。内側の補強部材は耳状構造体のこのような動きに逆
らう。
ピン状保持部材と関連して次のように構成および配置さ
れている。すなわち、補強部材を耳状構造体に容易に組
立および分解することができ、それによって耳状部材を
圧縮するだけでピン状保持部材を取り外しできるよう
に、構成および配置されている。
果は、本発明による幾つかの実施例を示す添付図面に関
連づけられた次の記載から一層明らかになるであろう。
けてある。図1と図2において、番号10は本発明によ
るホースクランプを示している。このホースクランプは
亜鉛メッキ鋼またはステンレス鋼のような適当な材料で
作られたクランプ帯11を含んでいる。
物、例えばホースと関連して、内側帯端部分11aと外
側帯端部分11bの領域内でオーバーラップするような
長さとなっている。オーバーラップする帯部分11a,
11bは、参照番号12によって全体を示した耳状構造
体を備えている。この耳状構造体は内側のオーバーラッ
プ帯部分11aに形成された耳状構造体12aと、外側
のオーバーラップ帯部分11bに形成された耳状構造体
12bとからなっている。好ましい実施例では、耳状構
造体12a,12bはいわゆる“オエティーカー(Oeti
ker)”の耳である。この耳は公知のごとく、ほぼ外方へ
延びかつブリッジ部分によって相互連結された脚部分を
備えている。耳状構造体12a,12bのブリッジ部分
は補強部、すなわち内側の耳状構造体12aのブリッジ
部分に設けた補強部13a(図2)と、外側の耳状構造
体12bに設けた補強部13bとを備えている。耳状構
造体12a,12bは補完的な形をしており、それによ
って内側の耳状構造体12aはホースクランプの中から
外側の耳状構造体12bに係合することができ、これら
の二つの耳状構造体12a,12bは相互に嵌まり合う
関係となっている。補強部13a,13bは公知の構造
であってもよいが、前述の本出願人の米国特許出願連続
番号第06/922408号に記載した種類のものが好
ましい。この特許出願によれば、各補強部13a,13
bは比較的に浅い窪みによって形成されている。この窪
みは上から見てほぼ長方形であり、この長方形窪みの長
さと幅は、非補強状態で各ブリッジ部分の長さと幅のか
なりの部分にわたって、少なくともブリッジ部分の長さ
と幅の半分以上にわたって延びている。浅い窪みの底
は、前記の特許出願に記載されているように、比較的に
平らであるかまたは比較的に大きな曲率半径で湾曲して
いる。本発明の耳状構造体12a,12bのブリッジ部
分に形成した補強部13a,13bに適用可能である前
記の特許出願に開示された構造的な詳細は、上述のよう
に、対応特許である英国特許第2160577号明細書
に開示されている。
って内側の帯端部分11aに連結されている。この第1
の連結部は、溶接部またはリベット止め部のような公知
の種類の連結部、内方または外方に延び他の帯部分の対
応穴に係合する公知の種類のフック、あるいはトックス
コーポレーション(Tox Corporation)によって開発さ
れたいわゆる“TOX”連結部であってもよい。本発明
の好ましい実施例では、外側帯端部分11bが第2の連
結部15によって内側帯部分に連結されている。この第
2の連結部は公知の慣用の種類のものであってもよく、
好ましくは第1の連結部14と類似している。
された帯金による試験により、帯状材料の二つの層から
なる折り曲げ部よる保持能力が、あまり改善されず、実
際には帯状材料の一つの層からなる折り曲げ部とほぼ同
じであることが判った。外側帯端部分が内側の帯部分に
連結されている、すなわち連結部15に相当する連結部
が1個だけしか設けられていないときにも、前記と同じ
ような結果が得られた。しかしながら、内側帯端部分が
オーバーラップする外側帯部分に連結されているとき、
すなわち本発明の第1の連結部14に対応する連結部を
使用することによって連結されているときには、二重帯
式耳状構造体によって驚くべき改善がなされることが判
った。更に、耳状構造体の保持能力と、ホースクランプ
の弾性的な再締付け特性の実質的な改善は、本発明に従
って第1と第2の連結部14,15の両方を使用するこ
とによって得られた。更に、米国特許第4430775
号明細書に開示されているような装置は、ホースクラン
プでは受け入れられないような帯金の強い係合解除傾向
を示した。米国特許第4430775号明細書の装置は
帯金としては適しているかもしれないが、前述の試験結
果によれば、ホースクランプ等としての使用には適して
いない。本発明の図1と2に示したようなホースクラン
プの耳状構造体12の保持強度は、米国特許第4430
775号明細書に開示された、同じ材料からなるホース
クランプの最大保持強度の75%以上増大した。
ばリベット止めされた連結部がクランプの閉鎖時にいわ
ゆる“オエティーカー”の耳の収縮によって直接応力が
加わらないということにある。なぜなら、クランプ帯材
料が耳状構造体上に2倍延びているからである。従っ
て、本発明によるクランプ構造体のためには簡単なリベ
ット止め連結部で充分である。
体の、耳状構造体12の塑性変形後の状態を示してい
る。この場合、いわゆる“TOX”装置と共に比較的に
短い帯端部分11a,11bにより、低コストで材料節
約型の構造が実現される。この“TOX”装置では、通
常例えばリベット止め連結部と関連して必要とされる打
ち抜き帯材料が不要である。
プの変形実施例を示している。この実施例では、全体を
参照番号20で示したインサート部材を使用して、内側
クランプ面が隙間と段部のない構造となっている。イン
サート部材20は主部分21を含んでいる。この主部分
は各自由端に舌片状の延長部22を備えている。この延
長部は、外側帯部分の中央領域のプレス成形溝17によ
って形成された舌片受入れ手段に係合する。この溝の両
側には、プレス成形されない部分18が設けられてい
る。プレス成形された中央溝17は、第1の段状部分1
9のところから開始形成されている。この段状部分は側
方部分18をプレス成形された溝17の半径方向距離ま
で上昇させている。中央溝17は、第1の段状部分19
から耳状構造体12とは反対の方向に延びて、クランプ
帯11内に位置する第2の段状部分16で終わってい
る。図4,5から判るように、舌片受入れ溝17は、内
側と外側の帯部分11a,11bの耳状構造体12の両
側に設けられている。それによって、インサート部材2
1は他の連結部24で外側の帯部分11bに連結され
る。この連結部は連結部14,15と同様のものでもよ
い。プレス成形された溝部分17は1回または数回の切
断によって側方帯部分18から分離されている。プレス
成形溝部分17の代わりに、例えば本出願人の米国特許
第4315348号明細書の図12に示してあるような
開口を設けることができる。図4と5による構造の場合
には、耳状構造体12の下方の隙間は、インサート部材
21によって架橋されている。それによって、舌片状延
長部22は舌片受入れ手段16,17,18,19と共
に、オーバーラップによる段部の形成を避ける。
施例と異なっている。すなわち、クランプ帯11が弾性
的に伸長できるようにするために、内側と外側の帯部分
11a,11bに、参照番号30で示す区間が設けられ
ている点が異なっている。この区間30は相互補完的な
起伏部または波形部31a,31bの形をしている。こ
の起伏部または波形部は好ましくは耳状構造体12の両
側に設けられ、内側の起伏部または波形部31aが対応
する外側の起伏部または波形部31bに嵌まることがで
きるように配置および形成されている。区間30によ
り、付加的な弾性伸長可能性がクランプ帯に付与され
る。この弾性伸長可能性は各区間にこのような起伏部を
数個設けることによって高めることができる。更に、区
間30は起伏部または波形部に制限されるものではな
く、本出願人の米国特許出願連続番号第07/4097
98号(発明の名称:耳なしクランプ)に開示されてい
るような形をしていてもよい。この特許出願では、非線
形の側方帯部分を有する一つ以上の区間によって、弾性
伸長可能性がクランプ帯に与えられる。この側方帯部分
は帯中央長手面に対して対称に配置され、中央に設けた
開口によって互いに分離されている。この開口は砂時計
に似た形をしている。
る。この変形実施例では、二重帯式耳状構造体12が外
側を補強部材によって取り囲まれている。この補強部材
は全体が参照番号35によって示してある。補強部材3
5は主部分36と、二つの側方部分37を含んでいる。
この側方部分は凸形に湾曲し、その自由端39の方へ向
かって次第に細くなっている。自由端は好ましくは、図
8に示した塑性変形状態でのクランプ帯11a,11b
からいわゆる“オエティーカー”の耳12の脚部分への
移行部の曲率半径よりも小さな曲率半径で丸められてい
る。補強部材35の主部分36は、クランプ帯の厚さよ
りも大幅に厚くなっており、更にクランプ帯の嵌められ
た二重層の厚さよりもかなり厚くなっている。主部分は
クランプ帯11の予想ねじれ力のための、要求される強
度に応じて厚くまたは薄く形成可能である。主部分の内
面はほぼ直線であり、丸くなった部分を介して側方部分
37の内面に接続している。一方、主部分36の外面3
8は好ましくはやや凸形に湾曲している。従って、主部
分36の最大厚さはその中央近くにある。しかしなが
ら、外面38は内面に対してほぼ平行であってもよい。
は、側方部分37に変形力を加えることによって、ホー
スのような固着される物品の周りに締付けられる。変形
力は塑性変形可能な耳状構造体12を変形させ、いわゆ
る“オエティーカー”の耳のために図示したほぼオメガ
の形を生じる。二重の材料層の使用によって既に増大し
た耳状構造体の保持能力は、外部補強部材35の押圧力
によって一層増大する。外部補強部材の設計は、温度お
よびまたは圧力の変化に対して補償するために、塑性変
形可能な耳状構造体の残余弾性を全部除去しないように
行われる。しかしながら、耳状構造体は、対応して設計
された補強部材35を選定することにより、その特性を
保持能力、強度等の必要または要求特性に対して容易に
合わせることが可能である。側方部分37の湾曲した外
面に合った内部顎面を有するペンチ状の工具を、耳状構
造体12,35の変形のために使用することができる。
構造体の変形実施例を示している。この変形実施例で
は、2個以上のばねクランプ135を使用することによ
って、非常に良好なばね弾性と再締付け力が得られる。
このばねクランプはばね鋼からなっている。多少部分円
の形をしたこのばねクランプ135は、その普通の小さ
な外形からそれを単に弾性的に開放することによって、
普通の方法で予め塑性変形された耳状構造体12上に容
易に取付け可能である。それによって、クランプ部材1
35は耳状構造体または既に装着されたクランプ部材上
に滑動装着可能である。クランプ部材135の端部分1
39は、その組立状態において、塑性変形した耳状構造
体12の内側脚部分の外部形状と少なくともほぼ同じ形
をしている。それによって、クランプ部材は、所望の再
締付け力と関連する所望の保持強度を得るために、塑性
変形した耳状構造体12上に、必要に応じた数だけ取付
け可能である。この所望の保持強度は、温度およびまた
は圧力の変化を受ける液体を運ぶホース、例えば内燃機
関の冷媒ホースに使用するために重要である。塑性変形
した耳上に容易に取付け可能である本発明によるばねク
ランプ135は、多くのシール上の問題を非常に簡単な
方法で解決するために役立つ。加えて、要求に応じて、
図9の本発明の使用により、簡単な手段で所定の状況の
必要性を完全に満足するホース継手、すなわち簡単なホ
ース継手あるいは高圧ホース継手を得ることができる。
従って、クランプ帯が約40kg/mm2 の引き裂き強
度を有する慣用の鋼で作られているかあるいは100k
g/mm2 を超える引き裂き強度を有するステンレス鋼
で作られているかとは関係なく、本発明による補強され
た耳状構造体によって、可能性が制限されることがな
い。図9によるばねクランプ部材の使用は、それと共に
入手可能な継手に対して、実際に制限されない万能性を
提供する。それによって勿論、薄い帯材料の使用によっ
て範囲が拡がる。
いクランプを示している。このクランプは、特にホース
内の温度と圧力の大きな変動の結果として強く膨張収縮
するホース継手に必要とされる、非常に大きな再締付け
力を提供する。同じ部品には同じ番号に100を加えた
番号が使用される図10〜14に示した実施例は、クラ
ンプ帯111を備えている。このクランプ帯の内側と外
側の帯端部分111a,111bはオーバーラップす
る。段差のない内側クランプ面を形成するために、内側
帯部分111は舌片状延長部111a′を備えている。
この舌片状延長部は外側帯部分111bの中央に位置す
るプレス成形された溝部分117に係合する。溝部分1
17の両側にはそれぞれ側方部分118が形成されてい
る。各々の側で1回または数回の切断によって側方部分
118から分離された、プレス成形溝部分117は、段
状部分119から第2の段状部分116まで形成されて
いる。第1の段状部分119により、側方部分118は
溝部分117の半径方向高さに位置する。段状部分11
9から外側帯部分111bの自由端の方へ向けて、外側
帯部分111bは長方形の開口113に隣接する、プレ
ス成形された中央の隆起部112aと、開口113の他
の側にある、同様にプレス成形された他の中央の隆起部
112′を備えている。内側の帯部分111aは、その
舌片状延長部111a′から離れた位置に円形開口11
5を備えている。この開口の後に、冷間でプレス成形さ
れたフック114が形成されている。参照番号120で
全体を示した別体の連結部材は、内側帯部分を耳状構造
体に連結し、そして図10においてその右端から反時計
回りに、プレス成形された第1の中央の隆起部分123
a、開口113とほぼ同じ寸法の長方形の開口122、
プレス成形された同様に中央の隆起部分123b、円形
の開口124およびプレス成形されたフック部分114
に係合するための矢印状の突起126を有する細長い開
口125を備えている。全体を参照番号130で示した
耳状構造体は、予め形成された形をしていて、予め選択
された厚さおよび特性を有する材料から作られている。
この耳状構造体はほぼ半円形に形成された側方部分13
2に隣接する主部分131を有する。側方部分は丸めら
れた部分134を介して脚部分133に接続している。
脚部分133は開口113,122の幅よりも狭い幅を
有し、それによって開口を通過することができ、そして
図10において一点鎖線で示した位置に達する。耳状構
造体130の中で嵌め合わせて容易に組立てることがで
きるようにするために(図11)、好ましくはやや寸法
が小さくなっている数個の補強ばね要素130a,13
0b,130cがそれぞれ、ほぼ半円形の側方部分13
2a,132b,132cに隣接する主部分131a,
131b,131cを含んでいる。第1の補強部材13
0aだけが短い脚部分133aを備え、他の補強部材1
30b,130cは、ホースの膨張収縮を制限する周方
向の隙間を不必要に小さくしないようにするために、脚
部分を備えていない。補強ばね要素130a,130
b,130cは耳状構造体130,131,132の形
に対して補完的な形をしている。それによって、補強ば
ね要素は、図10〜14に示す特殊な配置のために脚部
分133を相互の方へ移動させようとするホースクラン
プの膨張に対して、予め決めた強さで弾性的に抵抗す
る。図10〜14のホースクランプによって生じる弾性
的な締付け力は、使用される補強部材の数によって選択
的に調節可能であり、その結果段差のないホースクラン
プを実現することができる。このホースクランプは、或
る用途で要求されるときには、非常に大きな保持強度と
非常に大きな弾性的再締付け力を提供する。勿論、補強
部材の数は特別な要求に合うように選択することがで
き、この特別な要求とは実際には、耳状構造体130と
補強部材130a,130b,130cに使用される材
料の選択である。
能なばね状補強部材を備えたホースクランプの本発明に
よる他の実施例を示している。この実施例のホースクラ
ンプのクランプ帯はその一部だけが示され、参照番号2
11を付けてある。このホースクランプは全体を参照番
号230で示した耳状構造体を含んでいる。この耳状構
造体はほぼ直線状の主部分231を備えている。この主
部分はほぼ半円形に形成された側方部分232に隣接
し、この側方部分は端部分234を介してほぼ半円形の
連結部分233に接続している。この連結部分の曲率半
径は側方部分232の曲率半径よりも小さくなってい
る。このように丸められた連結部分は、ほぼ水平に延び
る端部分234(図15)とクランプ帯211を接続す
る。端部分234と連結部分233はそれぞれ中央の開
口235を備えている。この開口はクランプ帯へわずか
な距離だけ延びている。従って、適当なばね材料からな
り、ほぼ半円形の形をした補強部材240は、開口23
5を通って組立可能であり、その脚部分241a,24
1bが図17に示すように開口235へ延びている。補
強部材240は適当な厚さのふさわしいばね材料で作ら
れている。従って、その脚部分241a,241bはピ
ン状の保持部材237に力を加え、そしてこの保持部材
は、耳状構造体の下方の隙間を閉じようとする、すなわ
ちホースクランプを締付けようとする連結部分233に
力を加える。ピン状部材237は丸められた連結部分2
33と脚部分241a,241bの間の空間を通って延
びている。補強部材240は、図17に示す組立位置で
はその脚部分241a,241bがその普通の位置から
拡がって互いに離れるような形をしている。従って、補
強部材240は、耳状構造体230の下方の隙間の開放
によるホースクランプの膨張を生じないようにするため
に、耳状構造体230の強度を増大させる弾性的な力を
加える。補強部材240の幅は開口235の幅よりも狭
くなっている。よって、補強部材は、ピン状部材237
が引き抜かれた後、耳状構造体230内から容易に取出
すことができる。これは、図18において矢印で示すよ
うに、側方部分232に対して反対向きの力を加えるこ
とによって容易に行うことができる。この反対向きの力
を加えることにより、脚部分241a,241bと連結
部分233の間の空間が増大するので、ピン状部材23
7を引き抜くことができる。それによって、補強部材2
40はピン状保持部材237が引き抜かれるとすぐに、
取り外される。
造体230に加えて、例えば適当なばね鋼で作られた補
強部材240を使用することにより、弾性的な締付け力
が増大するホースクランプを提供する。耳状構造体23
0を単に圧縮することによっり2本のピン状部材237
を抜くことができ、そして再び組立てるためには、補強
部材240を挿入し、ピン状部材237を再び挿入でき
るよう耳状構造体230を再び圧縮するだけでよい。
明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、当業者は公知の多くの変形や変更を行うことができ
る。例えば図1〜7の実施例は、単一耳構造体に限定さ
れない。また、開示された特徴は、二耳構造体またはそ
れ以上の耳を有する構造体に等しく適用可能である。こ
の構造体は例えば本出願人の米国特許第4299012
号の図27に示すように連結された幾つかの部品からな
り、大きな直径、大きなクランプ範囲および大きな膨張
のために適している。更に、本発明はいわゆる“オエテ
ィーカー”の耳に限定されるものではなく、二層の締付
け手段が実現可能である他のクランプ構造体に等しく適
用可能である。更に、図6,7に示した弾性的な伸長性
を加える区間は、他の形、例えば本出願人の米国特許出
願連続番号第07/446729号明細書(発明の名
称:改良されたホースクランプ、出願日:1989年1
2月6日)に開示されているような他の形をしていても
よい。
定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に含まれ
る変形や変更をすべて包含するものである。
ンプ装置の耳状構造体の保持特性を大幅に改善する。更
に、耳状構造体の保持能力だけでなく、再締付けばね特
性を所与の状況の要求に従って正確に制御可能である。
更に、非常に簡単な手段によって耳状構造体の強度とば
ね特性を選択的に変更できる。本発明の耳状構造体は、
内部温度およびまたは圧力の変化による大きな膨張を受
けるホースに使用できるよう、保持強度と再締付け能力
が大幅に増大する。
ホースクランプの一実施例の、耳状構造体が締付けられ
ていない状態を示す斜視図である。
明による内側と外側の帯端部分の自由端の好ましい配置
を示す、図2と同様な部分的な軸方向正面図である。
クランプ面を有するホースクランプの変形実施例の、耳
状構造体が塑性変形する前の状態を示す、図1と同様な
斜視図である。
性がクランプ帯に付与されたホースクランプの変形実施
例の、図4と同様な斜視図である。
ースクランプの他の実施例の部分的な軸方向正面図であ
る。この場合、図1〜3の二重の耳状構造体が外部の補
強部材によって更に補強されている。
塑性変形した耳状構造体がそれに外部から装着された2
個以上のばねクランプ部材によって補強されている。
クランプの変形実施例の分解斜視図である。この補強耳
状構造体は所与の状態の特別な要求に合わせるために選
択的に強化することができる。
向正面図兼部分断面図である。
のいろいろな部品を示す部分軸方向正面図兼部分断面図
である。
ースクランプを下側から見た図である。
る。
ランプの他の変形実施例の部分軸方向正面図である。こ
の内部補強部材は取り外し可能なピン状保持部材を介し
て耳状構造体に取り外し可能に連結されている。
る。
る。
ン状保持部材の取り外しを可能にするために、耳状構造
体が圧縮されている。
の装置を下から見た図である。
Claims (25)
- 【請求項1】 オーバーラップする帯部分(11a,1
1b)を備えたクランプ帯(11)と、オーバーラップ
する帯部分(11a,11b)の各々に耳状手段(12
a,12b)を有する、クランプを締付けるための手段
(12)とを備え、耳状手段(12a,12b)が重ね
合わせることができるよう相互補完的な形をし、内側の
帯部分(11a)の耳状手段(12a)がクランプ内か
ら、オーバーラップする外側の帯部分(11b)の耳状
手段(12b)に係合するホースクランプにおいて、周
方向において耳状手段(12a)に続く、オーバーラッ
プした内側の帯部分(11a)の領域内に、オーバーラ
ップした内側の帯部分(11a)の少なくとも自由端部
分を、対応するオーバーラップ外側帯部分(11b)に
連結するための第1の手段(14)が設けられているこ
とを特徴とするホースクランプ。 - 【請求項2】 周方向において耳状手段(12b)に続
く、オーバーラップする外側の帯部分(11b)の領域
内に、オーバーラップする外側の帯部分(11b)の自
由端部分を、対応するオーバーラップした内側帯部分
(11a)に連結するための第2の手段(15)が設け
られていることを特徴とする請求項1のホースクラン
プ。 - 【請求項3】 第1と第2の連結手段(14,15)
が、重ね合わされた耳状手段(12a,12b)の両側
に設けられていることを特徴とする請求項1または2の
ホースクランプ。 - 【請求項4】 材料くずの量を最少にし、しかも連結手
段(14,15)の各々一つを収容するのに充分な長さ
となるように、各クランプ帯端部分(11a,11b)
が周方向において比較的に短くなっていることを特徴と
する請求項1から3までのいずれか一つのホースクラン
プ。 - 【請求項5】 各耳状手段(12a,12b)が塑性変
形可能であり、かつ外側へ延びる脚部分を含み、この脚
部分が補強手段(13a,13b)を備えたブリッジ部
分によって相互連結されている、請求項1から4までの
いずれか一つのホースクランプにおいて、各補強手段
(13a,13b)が浅くてほぼ平なべ状の窪みによっ
て形成され、この窪みが上から見てほぼ長方形の形を
し、長方形の幅と長さを構成する辺が、ブリッジ部分の
半分の幅と半分の長さ以上にわたってほぼ直線状に延び
ていることを特徴とするホースクランプ。 - 【請求項6】 段差と隙間のない内側クランプ表面を補
償する他の手段(20)が設けられ、この手段がオーバ
ーラップする内側と外側の帯部分の周方向のオーバーラ
ップ領域を内側から被覆するインサート部材(20)を
含み、インサート部材がその自由端に舌片状延長部(2
2)を有し、各々の舌片状延長部のための舌片受入れ手
段(16,17,18,19)がクランプ帯に設けら
れ、インサート部材(20)がクランプ帯(24)に連
結されていることを特徴とする請求項1から5までのい
ずれか一つのホースクランプ。 - 【請求項7】 インサート部材(20)が、外側帯部分
(11b)の自由端と反対の耳状手段(12a,12
b)の側で、外側帯部分(11b)を形成するクランプ
帯の部分に連結されていることを特徴とする請求項6の
ホースクランプ。 - 【請求項8】 舌片受入れ手段がそれぞれプレス成形さ
れた溝(17)を含み、この溝がクランプ帯の中央領域
内を周方向に延び、かつ両側に側方のクランプ帯部分
(18)を形成し、プレス成形された溝が、側方クラン
プ帯部分を溝(17)の半径方向レベルまで移動させる
段差状部分(19)の領域内から開始形成されているこ
とを特徴とする請求項7のホースクランプ。 - 【請求項9】 クランプ帯の周方向において弾性的な伸
長可能性をクランプ帯手段に付与するための付加的な手
段(30)が、オーバーラップする帯部分の、耳状手段
を除く領域に設けられ、付加的な手段が、補完的な形を
したオーバーラップ帯部分(11a,11b)の波形区
間(31a,31b)によって形成され、対応する波形
区間を互いに重ね合わせることができるようにしている
ことを特徴とする請求項1から8までのいずれか一つの
ホースクランプ。 - 【請求項10】 オーバーラップする帯部分(11a,
11b)が耳状手段(12a,12b)の両側に補完的
な波形区間(31)を備えていることを特徴とする請求
項9のホースクランプ。 - 【請求項11】 耳状手段(12a,12b)の保持能
力と弾性的な再締付け力を増大させるための別体の手段
(35;135)が設けられ、この手段が耳状手段(1
2a,12b)に取付けられた少なくとも一つのほぼ凸
形の外部ばね部材(35;135)を含み、このばね部
材(35;135)の自由端が耳状手段(12a,12
b)の脚部分の内側領域に係合していることを特徴とす
る請求項1から10までのいずれか一つのホースクラン
プ。 - 【請求項12】 別体の手段(135)がほぼ部分円状
の数個の鋼ばね部材(135′)を含み、このばね部材
が互いに重ね合わされて耳状手段(12a,12b)上
に取付けられていることを特徴とする請求項11のホー
スクランプ。 - 【請求項13】 耳状手段(12a,12b)が脚部分
を備えた請求項11のホースクランプにおいて、別体の
手段が外部補強部材(135)を含み、この補強部材が
湾曲した側方部分(34)に隣接する主部分(36)を
有し、補強部材の先細の端部分が脚部分の内側領域に係
合し、主部分(36)がクランプ帯の厚さの数倍の厚さ
を有することを特徴とするホースクランプ。 - 【請求項14】 主部分(36)の内面が少なくともほ
ぼ直線状であり、かつ湾曲部分を介して側方部分(3
7)の内面に接続しており、主部分(36)の外面(3
8)が凸形であり、その中央の領域が最も厚くなってい
ることを特徴とする請求項13のホースクランプ。 - 【請求項15】 クランプ帯(111;211)と、ホ
ースクランプの直径の弾性的な変化を可能するためにク
ランプ帯と作用的に関連する耳状手段(130;23
0)とを含み、この耳状手段(130,230)が周方
向に隙間を形成し、クランプの直径を大きくしようとす
る力によって耳状手段の下方の隙間を変えるために操作
可能であるホースクランプにおいて、耳状手段のばね特
性を選択的に変えて耳状手段(131;230)内にあ
るばね状手段(130a,130b,130c;24
0)を含めた要求にばね特性を合わせるための他の手段
が、耳状手段と作用的に関連して設けられ、かつホース
クランプを膨張させようとする内部力によってもたらさ
れた耳状手段の下方にある隙間の変化に抵抗するよう
に、耳状手段(130;230)の保持能力を強化する
ために操作可能であり、同時に、ホースクランプを膨張
させようとする力が弱まったときには再締付け力を増大
させることを特徴とするホースクランプ。 - 【請求項16】 他の手段が、耳状手段(130)の内
部形状とほぼ同じ形の少なくとも1個のばね部材(13
0a,130b,130c)によって形成されているこ
とを特徴とする請求項15のホースクランプ。 - 【請求項17】 耳状手段(130)がクランプ帯の方
へ開放した、細長い折り曲げた形をしており、各ばね部
材(130a,130b,130c)が、重ねた状態で
耳状手段(130)への挿入を可能にするために、耳状
手段(130)の形状と補完的な折り曲げた形をしてい
ることを特徴とする請求項15または16のホースクラ
ンプ。 - 【請求項18】 各耳状手段8130)とばね手段(1
30a,130b,130c)がほぼ直線状の主部分
(131,131a,131b,131c)を有し、こ
の主部分が少なくともほぼ半円形の側方部分(132,
132a,132b,132c)に隣接し、この側方部
分が主部分とほぼ平行な端部分に接続していることを特
徴とする請求項15から17までのいずれか一つのホー
スクランプ。 - 【請求項19】 数個のばね状部材(130a,130
b,130c)が他の中に嵌めて設けられ、各々のばね
部材が予備圧縮力を加えて挿入されていることを特徴と
する請求項15から18までのいずれか一つのホースク
ランプ。 - 【請求項20】 耳状手段(130)が隙間を形成する
脚部分(133)と、ホースクランプが膨張しようとす
るとき隙間が狭くなるように、脚部分をクランプ帯に連
結する連結手段(133′,122,113)とを含ん
でいることを特徴とする請求項15から19までのいず
れか一つのホースクランプ。 - 【請求項21】 連結手段が内側帯部分(111a)を
前記耳状手段(130)に作用連結する別体の連結部材
(120)を含んでいることを特徴とする請求項20の
ホースクランプ。 - 【請求項22】 段差と隙間のない内側クランプ面を保
証する他の手段が設けられ、この手段が内側帯部分(1
11a)の端部に設けられた舌片状延長部(111
a′)と、外側帯部分(111b)に設けられた舌片受
入れ手段(117)を含み、舌片受入れ手段がプレス成
形された溝(117)によって形成され、この溝がクラ
ンプ帯の周方向においてクランプ帯の中央領域内を延
び、この溝の両側に側方クランプ帯部分(118)が形
成され、プレス成形された溝(117)が段差状部分
(119)の領域内から開始形成され、この段差状部分
が側方クランプ帯部分を溝(117)の半径方向レベル
まで移動させ、隙間の領域が内側帯部分(111a)の
帯幅全体によって被覆可能であることを特徴とする請求
項15から20までのいずれか一つのホースクランプ。 - 【請求項23】 ばね状手段(240)を耳状手段(2
30)の内側に固定保持するために、取り外し可能な保
持手段(237)が設けられていることを特徴とする請
求項15のホースクランプ。 - 【請求項24】 保持手段が耳状部材(230)の圧縮
によって取り外されるピン状部材(237)であり、ピ
ン状部材(237)が外側へ向かって開放し丸くなって
いる連結部分(233)の間に固定保持され、この連結
部分が耳状手段(230)をクランプ帯(211)に連
結し、連結部分がピン状部材(237)を一方の側で部
分的に取り囲み、ばね状手段(240)が他方の側でピ
ン状部材(237)に係合していることを特徴とする請
求項23のホースクランプ。 - 【請求項25】 開口(235)が連結部分(233)
に設けられ、ばね状手段(240)の幅が開口(23
5)の幅よりも狭く、ばね状手段(240)がほぼU字
形であり、その脚部分(241a,241b)が開口
(235)の中へ延びていることを特徴とする請求項2
4のホースクランプ。
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