JPH06179507A - 2連の搬送用コンベア間の動力伝達機構及びこれを用いた格納搬送装置 - Google Patents
2連の搬送用コンベア間の動力伝達機構及びこれを用いた格納搬送装置Info
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- JPH06179507A JPH06179507A JP33207292A JP33207292A JPH06179507A JP H06179507 A JPH06179507 A JP H06179507A JP 33207292 A JP33207292 A JP 33207292A JP 33207292 A JP33207292 A JP 33207292A JP H06179507 A JPH06179507 A JP H06179507A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2連以上のコンベアの配列に対して唯一つの
駆動源によって各コンベアへの動力を伝達可能とする機
構を提供し、この機構を格納搬送装置に適用することに
よって効率的な製品のハンドリングを可能とすること。 【構成】 2連のコンベアの一方に電動機を設け、この
電動機によって駆動される回転軸の周りに伝達子を回動
自在に連接すると共に回転軸によって回転駆動される伝
達帯を伝達子の周りに備え、他方のコンベアの回転駆動
系には伝達子の伝達帯に係合可能な被動環を備え、伝達
帯を回転軸周りにシフトさせることによって伝達帯と被
動環とを係合させ、他方のコンベアの回転駆動系を動作
させる。そして、この連動の際には、両方のコンベアの
走行方向が同じ向きとなるようにすることで、一方のコ
ンベアから他方のコンベアへの製品の移送を可能とす
る。また、多段式の格納棚を持つものであっても、単一
の電動機による稼働を可能とする。
駆動源によって各コンベアへの動力を伝達可能とする機
構を提供し、この機構を格納搬送装置に適用することに
よって効率的な製品のハンドリングを可能とすること。 【構成】 2連のコンベアの一方に電動機を設け、この
電動機によって駆動される回転軸の周りに伝達子を回動
自在に連接すると共に回転軸によって回転駆動される伝
達帯を伝達子の周りに備え、他方のコンベアの回転駆動
系には伝達子の伝達帯に係合可能な被動環を備え、伝達
帯を回転軸周りにシフトさせることによって伝達帯と被
動環とを係合させ、他方のコンベアの回転駆動系を動作
させる。そして、この連動の際には、両方のコンベアの
走行方向が同じ向きとなるようにすることで、一方のコ
ンベアから他方のコンベアへの製品の移送を可能とす
る。また、多段式の格納棚を持つものであっても、単一
の電動機による稼働を可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送用のコンベアを2
連以上配置し一つのコンベアの駆動力をそのまま他のコ
ンベアの作動に転用可能とした動力伝達機構に係り、更
にはこの動力伝達機構を利用して長尺材の一時的な保管
に使用する格納搬送装置に関する。
連以上配置し一つのコンベアの駆動力をそのまま他のコ
ンベアの作動に転用可能とした動力伝達機構に係り、更
にはこの動力伝達機構を利用して長尺材の一時的な保管
に使用する格納搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管や鋼棒の製造過程では、これらの製
品を前後工程の間にラインから外して一時的に所定の場
所に格納保管することが一般に行われる。そして、この
ような格納保管に際しては、処理工程の手順に対応させ
るため、速やかな製品のハンドリングを実行することが
生産性やラインの稼働率の面からみて重要である。
品を前後工程の間にラインから外して一時的に所定の場
所に格納保管することが一般に行われる。そして、この
ような格納保管に際しては、処理工程の手順に対応させ
るため、速やかな製品のハンドリングを実行することが
生産性やラインの稼働率の面からみて重要である。
【0003】鋼管や鋼棒を格納保管する装置としては、
たとえば特開平3−79502号公報に記載されたもの
がある。これは、比較的長い鋼管や鋼棒を水平姿勢に保
持する格納棚を上下方向に多段式に並べた立体格納庫と
したものである。
たとえば特開平3−79502号公報に記載されたもの
がある。これは、比較的長い鋼管や鋼棒を水平姿勢に保
持する格納棚を上下方向に多段式に並べた立体格納庫と
したものである。
【0004】この公報に記載のものも含めて、鋼管や鋼
棒等の格納庫の一般的な構造は、多段式で設ける格納棚
をたとえば左右2列として縦方向に配列し、これらの格
納棚の間にヤードからの製品の受渡し及び格納棚への移
載及び受取りのための昇降フレームを設けるというもの
である。
棒等の格納庫の一般的な構造は、多段式で設ける格納棚
をたとえば左右2列として縦方向に配列し、これらの格
納棚の間にヤードからの製品の受渡し及び格納棚への移
載及び受取りのための昇降フレームを設けるというもの
である。
【0005】昇降フレームには製品を受け取って格納棚
へ払い出すためのコンベアを設け、一方格納棚にも同様
に製品の受取りと昇降フレーム側への払い出しのための
コンベアを備える。そして、これらのコンベアは、それ
ぞれに備えた電動機によって駆動され、コンピュータ管
理によって格納棚を指定して昇降フレームを作動させ、
コンベアの駆動によって製品をハンドリングする。
へ払い出すためのコンベアを設け、一方格納棚にも同様
に製品の受取りと昇降フレーム側への払い出しのための
コンベアを備える。そして、これらのコンベアは、それ
ぞれに備えた電動機によって駆動され、コンピュータ管
理によって格納棚を指定して昇降フレームを作動させ、
コンベアの駆動によって製品をハンドリングする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、昇降フレー
ムに電動機とコンベアを備えることは製品のハンドリン
グに必須ではあっても、格納棚の全てにコンベアの駆動
のための電動機を備えることは、格納棚が随時稼働する
ものではない点からみれば設備費用の無駄が多い。
ムに電動機とコンベアを備えることは製品のハンドリン
グに必須ではあっても、格納棚の全てにコンベアの駆動
のための電動機を備えることは、格納棚が随時稼働する
ものではない点からみれば設備費用の無駄が多い。
【0007】また、格納棚の容量も巨大化する傾向にあ
り、高層での電動機やその他の駆動系の保守点検の際の
作業の危険性が高く、作業時間も長くなるので生産性に
も少なからず影響を与えてしまう。
り、高層での電動機やその他の駆動系の保守点検の際の
作業の危険性が高く、作業時間も長くなるので生産性に
も少なからず影響を与えてしまう。
【0008】このように、従来の格納搬送装置では、設
備費用の点及び生産性の点での障害があった。
備費用の点及び生産性の点での障害があった。
【0009】本発明において解決すべき課題は、2連以
上のコンベアの配列に対して唯一つの駆動源によって各
コンベアへの動力を伝達可能とする機構を提供し、この
機構を格納搬送装置に適用することによって効率的な製
品のハンドリングを可能とすることにある。
上のコンベアの配列に対して唯一つの駆動源によって各
コンベアへの動力を伝達可能とする機構を提供し、この
機構を格納搬送装置に適用することによって効率的な製
品のハンドリングを可能とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の2連の搬送用コ
ンベア間の動力伝達機構は、2連の搬送用のコンベアを
それぞれの搬送方向の端部が近接するように配置し、一
方のコンベアに駆動用の電動機と、該電動機によって回
転する回転軸と、該回転軸に連接され他方のコンベアに
駆動力を伝達する伝達子とを備え、前記伝達子は前記回
転軸の周りに回動可能に連接すると共に前記回転軸に連
接して走行する無端の伝達帯を備え、他方のコンベアは
前記伝達帯に係合可能な被動環を回転駆動系に備え、前
記伝達帯と被動環の係合時において、前記コンベアの走
行方向を同じ向きとするように前記電動機及び被動環と
それぞれのコンベアとの連接関係としてなることを特徴
とする。
ンベア間の動力伝達機構は、2連の搬送用のコンベアを
それぞれの搬送方向の端部が近接するように配置し、一
方のコンベアに駆動用の電動機と、該電動機によって回
転する回転軸と、該回転軸に連接され他方のコンベアに
駆動力を伝達する伝達子とを備え、前記伝達子は前記回
転軸の周りに回動可能に連接すると共に前記回転軸に連
接して走行する無端の伝達帯を備え、他方のコンベアは
前記伝達帯に係合可能な被動環を回転駆動系に備え、前
記伝達帯と被動環の係合時において、前記コンベアの走
行方向を同じ向きとするように前記電動機及び被動環と
それぞれのコンベアとの連接関係としてなることを特徴
とする。
【0011】また、上記の動力伝達機構を用いた格納搬
送装置は、格納棚を上下方向に配列すると共にこれらの
格納棚にそれぞれ格納コンベアを設け、前記格納棚に沿
って昇降動作可能な昇降ベースを備え、該昇降ベースに
前記格納コンベアとの間で長尺材等を受渡しするための
搬送コンベアを備えた格納搬送装置において、前記昇降
ベースに、前記搬送コンベアを走行駆動する電動機と、
該電動機によって回転する回転軸と、該回転軸に連接さ
れ前記格納コンベアに駆動力を伝達する伝達子とを備
え、前記伝達子は前記回転軸の周りに回動可能に連接す
ると共に前記回転軸に連接して走行する無端の伝達帯を
備え、前記格納コンベアは前記伝達帯に係合可能な被動
環を回転駆動系に備え、前記伝達帯と被動環の係合時に
おいて、前記搬送コンベアと格納コンベアのそれぞれの
走行方向を同じ向きとするように前記電動機及び被動環
とそれぞれの搬送コンベア及び格納コンベアとの連接関
係としてなることを特徴とする。
送装置は、格納棚を上下方向に配列すると共にこれらの
格納棚にそれぞれ格納コンベアを設け、前記格納棚に沿
って昇降動作可能な昇降ベースを備え、該昇降ベースに
前記格納コンベアとの間で長尺材等を受渡しするための
搬送コンベアを備えた格納搬送装置において、前記昇降
ベースに、前記搬送コンベアを走行駆動する電動機と、
該電動機によって回転する回転軸と、該回転軸に連接さ
れ前記格納コンベアに駆動力を伝達する伝達子とを備
え、前記伝達子は前記回転軸の周りに回動可能に連接す
ると共に前記回転軸に連接して走行する無端の伝達帯を
備え、前記格納コンベアは前記伝達帯に係合可能な被動
環を回転駆動系に備え、前記伝達帯と被動環の係合時に
おいて、前記搬送コンベアと格納コンベアのそれぞれの
走行方向を同じ向きとするように前記電動機及び被動環
とそれぞれの搬送コンベア及び格納コンベアとの連接関
係としてなることを特徴とする。
【0012】
【作用】駆動用の電動機を作動させると、この電動機を
備えた側のコンベアが走行すると同時に回転軸も回転す
る。このとき、回転軸に対して伝達子は回動自在である
ため、その周面の伝達帯が他方のコンベアの被動環に係
合する姿勢とすれば、回転軸の回転によって走行する伝
達帯によって被動環が回転駆動され、この被動環を回転
駆動系に含む他方のコンベアが走行駆動される。
備えた側のコンベアが走行すると同時に回転軸も回転す
る。このとき、回転軸に対して伝達子は回動自在である
ため、その周面の伝達帯が他方のコンベアの被動環に係
合する姿勢とすれば、回転軸の回転によって走行する伝
達帯によって被動環が回転駆動され、この被動環を回転
駆動系に含む他方のコンベアが走行駆動される。
【0013】そして、この伝達子によるコンベア間の駆
動力の伝達において、両方のコンベアの走行方向を同じ
向きとするように電動機及び被動環とそれぞれのコンベ
アとの連接関係を設定すれば、一方のコンベアから他方
のコンベアへの品物の移送及びその逆向きへの移送が可
能となり、いずれか一方のコンベアのみに電動機を備え
るだけの設備で済む。
動力の伝達において、両方のコンベアの走行方向を同じ
向きとするように電動機及び被動環とそれぞれのコンベ
アとの連接関係を設定すれば、一方のコンベアから他方
のコンベアへの品物の移送及びその逆向きへの移送が可
能となり、いずれか一方のコンベアのみに電動機を備え
るだけの設備で済む。
【0014】また、格納搬送装置に適用した場合でも同
様であり、昇降ベース側のみに電動機を備えて搬送コン
ベアを駆動しさえすれば、伝達子によって格納棚の格納
コンベアを駆動することができ、格納棚に電動機等の駆
動装置を備える必要がなくなる。
様であり、昇降ベース側のみに電動機を備えて搬送コン
ベアを駆動しさえすれば、伝達子によって格納棚の格納
コンベアを駆動することができ、格納棚に電動機等の駆
動装置を備える必要がなくなる。
【0015】
【実施例】図1は鋼管の格納搬送装置の概要を示す全体
正面図である。
正面図である。
【0016】図において、格納搬送装置はフレーム1に
よって全体が構築され、左右には多段の格納棚2,3が
それぞれ配置されている。そして、これらの格納棚2,
3の間にはガイドフレーム4を立ち上げ、このガイドフ
レーム4に昇降ベース5を連接している。
よって全体が構築され、左右には多段の格納棚2,3が
それぞれ配置されている。そして、これらの格納棚2,
3の間にはガイドフレーム4を立ち上げ、このガイドフ
レーム4に昇降ベース5を連接している。
【0017】格納棚2,3のそれぞれには、図において
左右方向に走行する格納コンベア2a,3aを設け、鋼
管Pを昇降ベース5との間で授受可能としたもので、昇
降ベース5側に臨む端面にはスプロケット2b,3bを
設け、このスプロケット2b,3bの回転軸にそれぞれ
格納コンベア2a,3aを連接した構成を持つ。
左右方向に走行する格納コンベア2a,3aを設け、鋼
管Pを昇降ベース5との間で授受可能としたもので、昇
降ベース5側に臨む端面にはスプロケット2b,3bを
設け、このスプロケット2b,3bの回転軸にそれぞれ
格納コンベア2a,3aを連接した構成を持つ。
【0018】昇降ベース5はその上面に鋼管Pを搭載
し、電動機と吊りワイヤー(図示せず)によってガイド
フレーム4に沿うホイール5aで案内させることで、上
下に移動可能としたものである。そして、この昇降ベー
ス5の左右には格納棚2,3のスプロケット2b,3b
に駆動力を伝達するための伝達ユニットR,Lを設け
る。
し、電動機と吊りワイヤー(図示せず)によってガイド
フレーム4に沿うホイール5aで案内させることで、上
下に移動可能としたものである。そして、この昇降ベー
ス5の左右には格納棚2,3のスプロケット2b,3b
に駆動力を伝達するための伝達ユニットR,Lを設け
る。
【0019】図2は右側配置の伝達ユニットRの詳細を
示す正面図、図3はその平面図である。
示す正面図、図3はその平面図である。
【0020】昇降ベース5には、図1において奥行き方
向に複数列の搬送コンベア5bを配列し(図3では端部
の1本のみを示す)、これらの搬送コンベア5bを一つ
の電動機6によって走行駆動させる。
向に複数列の搬送コンベア5bを配列し(図3では端部
の1本のみを示す)、これらの搬送コンベア5bを一つ
の電動機6によって走行駆動させる。
【0021】搬送コンベア5bはたとえばチェインを利
用したものであり、昇降ベース5の左右方向の両端に設
けたスプロケット式のプーリ5c,5dに巻き掛けて設
ける(図4参照)。一方、電動機6はその出力軸6aを
フレーム1の奥行き方向に伸ばして設け、各搬送コンベ
ア5bに対応する位置に駆動スプロケット6bを設け、
これを搬送コンベア5bに係合させて走行駆動可能とす
る。
用したものであり、昇降ベース5の左右方向の両端に設
けたスプロケット式のプーリ5c,5dに巻き掛けて設
ける(図4参照)。一方、電動機6はその出力軸6aを
フレーム1の奥行き方向に伸ばして設け、各搬送コンベ
ア5bに対応する位置に駆動スプロケット6bを設け、
これを搬送コンベア5bに係合させて走行駆動可能とす
る。
【0022】プーリ5cを貫通して互いに回転自由とし
た回転軸7が電動機6の出力軸6aと同様にフレーム1
の奥行き方向に配置され、各搬送コンベア5bに対応し
てそれぞれプーリ5cを設ける。そして、出力軸6aか
ら回転軸7への回転の伝達系として、それぞれの軸6
a,7にスプロケット6c,7aを設け、これらの間を
チェイン7bによって連接する。
た回転軸7が電動機6の出力軸6aと同様にフレーム1
の奥行き方向に配置され、各搬送コンベア5bに対応し
てそれぞれプーリ5cを設ける。そして、出力軸6aか
ら回転軸7への回転の伝達系として、それぞれの軸6
a,7にスプロケット6c,7aを設け、これらの間を
チェイン7bによって連接する。
【0023】更に、回転軸7には、搬送コンベア5bを
挟んでスプロケット7aと対を組む伝達子8を設ける。
この伝達子8は、軸受8aによって回転軸7に対して回
動自在に連接した主フレーム8bを備え、この主フレー
ム8bをシリンダ9のロッド9aによって昇降ベース5
側に連接したものである。
挟んでスプロケット7aと対を組む伝達子8を設ける。
この伝達子8は、軸受8aによって回転軸7に対して回
動自在に連接した主フレーム8bを備え、この主フレー
ム8bをシリンダ9のロッド9aによって昇降ベース5
側に連接したものである。
【0024】主フレーム8bの両端にはスプロケット8
c,8dを設け、更にこれらのスプロケット8c,8d
を結ぶ線分と直交する方向にプッシャ8eを備える。こ
のプッシャ8eは、スプリング内蔵のガイドロッド8f
によって図2において左側に付勢され、その端面のプロ
フィルを円弧状の滑らかな面としたものである。そし
て、これらのスプロケット8c,8d及びプッシャ8e
の周りにチェイン8gを掛け回す。
c,8dを設け、更にこれらのスプロケット8c,8d
を結ぶ線分と直交する方向にプッシャ8eを備える。こ
のプッシャ8eは、スプリング内蔵のガイドロッド8f
によって図2において左側に付勢され、その端面のプロ
フィルを円弧状の滑らかな面としたものである。そし
て、これらのスプロケット8c,8d及びプッシャ8e
の周りにチェイン8gを掛け回す。
【0025】一方、格納棚2に設けた格納コンベア2a
は、図3に示すように昇降ベース5側の搬送コンベア5
bの延長線上に位置し、スプロケット2bは伝達子8の
チェイン8gと整合する位置にある。なお、格納コンベ
ア2a及びスプロケット2bも昇降ベース5側と同様
に、奥行き方向に複数列配置される。
は、図3に示すように昇降ベース5側の搬送コンベア5
bの延長線上に位置し、スプロケット2bは伝達子8の
チェイン8gと整合する位置にある。なお、格納コンベ
ア2a及びスプロケット2bも昇降ベース5側と同様
に、奥行き方向に複数列配置される。
【0026】なお、伝達子8は昇降ベース5の左側にも
同様に配置され、昇降ベース5と格納棚3との間での鋼
管Pの受渡しを可能とする。
同様に配置され、昇降ベース5と格納棚3との間での鋼
管Pの受渡しを可能とする。
【0027】以上の構成において、ヤードからの鋼管P
を右側の最上段の格納棚2まで搬送してこの中に格納す
る作業は次のとおりである。
を右側の最上段の格納棚2まで搬送してこの中に格納す
る作業は次のとおりである。
【0028】昇降ベース5を図1の実線で示すレベルに
下げておき、その上に鋼管Pを搭載する。そして、昇降
ベース5のガイドフレーム4に沿って上昇させ、図中の
一点鎖線で示す位置に停止させる。このとき、昇降ベー
ス5は、その搬送コンベア5bの上面が最上段の格納棚
2の格納コンベア2aのそれとほぼ一致する高さに設定
する。
下げておき、その上に鋼管Pを搭載する。そして、昇降
ベース5のガイドフレーム4に沿って上昇させ、図中の
一点鎖線で示す位置に停止させる。このとき、昇降ベー
ス5は、その搬送コンベア5bの上面が最上段の格納棚
2の格納コンベア2aのそれとほぼ一致する高さに設定
する。
【0029】次いで、シリンダ9のロッド9aを進出さ
せ、伝達子8をその軸受8a周りに図2において反時計
方向に回動させる。これにより、伝達子8の周りに設け
たチェイン8gが格納棚2側のスプロケット2bに係合
する姿勢に設定される。
せ、伝達子8をその軸受8a周りに図2において反時計
方向に回動させる。これにより、伝達子8の周りに設け
たチェイン8gが格納棚2側のスプロケット2bに係合
する姿勢に設定される。
【0030】図4は伝達子8の動きを示す概略図であ
り、シリンダ9のロッド9aの進出によって同図の
(a)のように伝達子8のチェイン8gがスプロケット
2bに係合する。このとき、シリンダ9のロッド9aの
進出量を適切にすることによって、図示のようにチェイ
ン8gが撓むようになるまで強くスプロケット2b側に
押し付けることができる。
り、シリンダ9のロッド9aの進出によって同図の
(a)のように伝達子8のチェイン8gがスプロケット
2bに係合する。このとき、シリンダ9のロッド9aの
進出量を適切にすることによって、図示のようにチェイ
ン8gが撓むようになるまで強くスプロケット2b側に
押し付けることができる。
【0031】この後、昇降ベース5の電動機6を作動さ
せ、駆動スプロケット6b及びスプロケット6cを図2
において反時計方向に回転させる。これにより、搬送コ
ンベア5bは駆動スプロケット6bとの係合により、鋼
管Pを格納棚2側へ送る方向に走行する。また、スプロ
ケット6c,7aの間のチェイン7bによって回転軸7
も図2において反時計方向に回転する。したがって、こ
の回転軸7に一体とした主フレーム8bも反時計方向に
回転し、チェイン8gを図4の(a)の矢印方向に走行
させる。これにより、チェイン8gに係合しているスプ
ロケット2bは時計方向に回転し、格納コンベア2aを
図中の矢印方向に走行させる。
せ、駆動スプロケット6b及びスプロケット6cを図2
において反時計方向に回転させる。これにより、搬送コ
ンベア5bは駆動スプロケット6bとの係合により、鋼
管Pを格納棚2側へ送る方向に走行する。また、スプロ
ケット6c,7aの間のチェイン7bによって回転軸7
も図2において反時計方向に回転する。したがって、こ
の回転軸7に一体とした主フレーム8bも反時計方向に
回転し、チェイン8gを図4の(a)の矢印方向に走行
させる。これにより、チェイン8gに係合しているスプ
ロケット2bは時計方向に回転し、格納コンベア2aを
図中の矢印方向に走行させる。
【0032】このように、電動機6の作動によって、搬
送コンベア5b及び格納コンベア2aをそれぞれ同じ方
向に走行させることができ、搬送コンベア5bの上の鋼
管Pは移動して格納コンベア2a側に移り、格納棚2の
中に格納される。
送コンベア5b及び格納コンベア2aをそれぞれ同じ方
向に走行させることができ、搬送コンベア5bの上の鋼
管Pは移動して格納コンベア2a側に移り、格納棚2の
中に格納される。
【0033】また、格納棚2の中の鋼管Pをヤードに戻
すときは、先の例と同様にシリンダ9によって伝達子8
のチェイン8gをスプロケット2bに係合させ、電動機
6の出力軸6aを反対方向に回転させる。これにより、
図4の(b)のように、スプロケット6b,6cが時計
方向に回転して、搬送コンベア5bは図の矢印方向に走
行する。また、回転軸7も時計方向に回転し、スプロケ
ット5cによってチェイン8gも時計周りに移動する。
したがって、スプロケット2bは反時計方向に回転し、
格納コンベア2aはその搬送面が昇降ベース5側に向け
て移動するようになる。
すときは、先の例と同様にシリンダ9によって伝達子8
のチェイン8gをスプロケット2bに係合させ、電動機
6の出力軸6aを反対方向に回転させる。これにより、
図4の(b)のように、スプロケット6b,6cが時計
方向に回転して、搬送コンベア5bは図の矢印方向に走
行する。また、回転軸7も時計方向に回転し、スプロケ
ット5cによってチェイン8gも時計周りに移動する。
したがって、スプロケット2bは反時計方向に回転し、
格納コンベア2aはその搬送面が昇降ベース5側に向け
て移動するようになる。
【0034】以上により、格納コンベア2aの上の鋼管
Pは、次第に搬送コンベア5bに移載され、昇降ベース
5を図1の元の位置まで下降させれば、鋼管Pをヤード
側に回収することができる。
Pは、次第に搬送コンベア5bに移載され、昇降ベース
5を図1の元の位置まで下降させれば、鋼管Pをヤード
側に回収することができる。
【0035】なお、左側の格納棚3との間での鋼管Pの
受渡し作業も全く同様に行うことができる。
受渡し作業も全く同様に行うことができる。
【0036】図5は伝達子8の別の例を示す要部の正面
図である。
図である。
【0037】この例は、主フレーム8bとプッシャ8e
との間にスプリング8hを組み込んだもので、その他の
構成は先の例と全く同様である。
との間にスプリング8hを組み込んだもので、その他の
構成は先の例と全く同様である。
【0038】シリンダ9のロッド9aを進出させて伝達
子8の姿勢を図中の一点鎖線のように設定すると、チェ
イン8gの中に格納棚2のスプロケット2bが落ち込む
ようにして係合する。このとき、スプリング8hによっ
てプッシャ8eがチェイン8gをスプロケット2bから
離れる方向に付勢するので、チェイン8gの全体にテン
ションを掛けながらの走行が可能となる。したがって、
回転軸7及びスプロケット8cからの回転が確実にスプ
ロケット2b側に伝達され、スリップ等を生じることが
ない。
子8の姿勢を図中の一点鎖線のように設定すると、チェ
イン8gの中に格納棚2のスプロケット2bが落ち込む
ようにして係合する。このとき、スプリング8hによっ
てプッシャ8eがチェイン8gをスプロケット2bから
離れる方向に付勢するので、チェイン8gの全体にテン
ションを掛けながらの走行が可能となる。したがって、
回転軸7及びスプロケット8cからの回転が確実にスプ
ロケット2b側に伝達され、スリップ等を生じることが
ない。
【0039】また、スプリング8hによってチェイン8
gのテンションを発生させるので、昇降ベース5の上昇
レベルが格納棚2に対して低すぎたり高すぎたりして
も、スプロケット2bとチェイン8gとの係合が確実に
行われる。したがって、昇降ベース5の位置決めに遊び
を持たせることができ、制御もしやすくなる。
gのテンションを発生させるので、昇降ベース5の上昇
レベルが格納棚2に対して低すぎたり高すぎたりして
も、スプロケット2bとチェイン8gとの係合が確実に
行われる。したがって、昇降ベース5の位置決めに遊び
を持たせることができ、制御もしやすくなる。
【0040】なお、実施例では伝達子8を格納搬送装置
に適用した構成を説明したが、その他の各種の分野でも
この伝達構造を用いることができることは無論である。
に適用した構成を説明したが、その他の各種の分野でも
この伝達構造を用いることができることは無論である。
【0041】
【発明の効果】本発明では、2連のコンベアのうちいず
れか一方のみに駆動装置を備えていればよいので、設備
が簡略化される。また、動力伝達機構を多段の格納搬送
装置に適用した場合では、駆動源は昇降ベースに取付け
た電動機のみで済み、格納棚側の駆動源が不要となるた
め、設備費の低減と保守の簡便化が可能となる。
れか一方のみに駆動装置を備えていればよいので、設備
が簡略化される。また、動力伝達機構を多段の格納搬送
装置に適用した場合では、駆動源は昇降ベースに取付け
た電動機のみで済み、格納棚側の駆動源が不要となるた
め、設備費の低減と保守の簡便化が可能となる。
【図1】 本発明の動力伝達機構を備えた鋼管用の格納
搬送装置の概要を示す正面図である。
搬送装置の概要を示す正面図である。
【図2】 伝達ユニットの要部を示す正面図である。
【図3】 図2の平面図である。
【図4】 伝達子による昇降ベースと格納棚との間の伝
達系を示す図であって、同図の(a)は格納棚への移送
及び同図の(b)は格納棚から昇降ベースへの回収の際
の動きを示す図である。
達系を示す図であって、同図の(a)は格納棚への移送
及び同図の(b)は格納棚から昇降ベースへの回収の際
の動きを示す図である。
【図5】 主フレームとプッシャとの間にスプリングを
備えた伝達子の例を示す要部の正面図である。
備えた伝達子の例を示す要部の正面図である。
1 フレーム 8 伝達
子 2 格納棚 8a 軸受 2a 格納コンベア 8b 主フ
レーム 2b スプロケット 8c スプ
ロケット 3 格納棚 8d スプ
ロケット 3a 格納コンベア 8e プッ
シャ 3b スプロケット 8f ガイ
ドロッド 4 ガイドフレーム 8g チェ
イン 5 昇降ベース 8h スプ
リング 5b 搬送コンベア 9 シリ
ンダ 6 電動機 9a ロッ
ド 6a 出力軸 6b 駆動スプロケット 7 回転軸
子 2 格納棚 8a 軸受 2a 格納コンベア 8b 主フ
レーム 2b スプロケット 8c スプ
ロケット 3 格納棚 8d スプ
ロケット 3a 格納コンベア 8e プッ
シャ 3b スプロケット 8f ガイ
ドロッド 4 ガイドフレーム 8g チェ
イン 5 昇降ベース 8h スプ
リング 5b 搬送コンベア 9 シリ
ンダ 6 電動機 9a ロッ
ド 6a 出力軸 6b 駆動スプロケット 7 回転軸
Claims (2)
- 【請求項1】 2連の搬送用のコンベアをそれぞれの搬
送方向の端部が近接するように配置し、一方のコンベア
に駆動用の電動機と、該電動機によって回転する回転軸
と、該回転軸に連接され他方のコンベアに駆動力を伝達
する伝達子とを備え、前記伝達子は前記回転軸の周りに
回動可能に連接すると共に前記回転軸に連接して走行す
る無端の伝達帯を備え、他方のコンベアは前記伝達帯に
係合可能な被動環を回転駆動系に備え、前記伝達帯と被
動環の係合時において、前記コンベアの走行方向を同じ
向きとするように前記電動機及び被動環とそれぞれのコ
ンベアとの連接関係としてなる2連の搬送用コンベア間
の動力伝達機構。 - 【請求項2】 格納棚を上下方向に配列すると共にこれ
らの格納棚にそれぞれ格納コンベアを設け、前記格納棚
に沿って昇降動作可能な昇降ベースを備え、該昇降ベー
スに前記格納コンベアとの間で長尺材等を受渡しするた
めの搬送コンベアを備えた格納搬送装置において、前記
昇降ベースに、前記搬送コンベアを走行駆動する電動機
と、該電動機によって回転する回転軸と、該回転軸に連
接され前記格納コンベアに駆動力を伝達する伝達子とを
備え、前記伝達子は前記回転軸の周りに回動可能に連接
すると共に前記回転軸に連接して走行する無端の伝達帯
を備え、前記格納コンベアは前記伝達帯に係合可能な被
動環を回転駆動系に備え、前記伝達帯と被動環の係合時
において、前記搬送コンベアと格納コンベアのそれぞれ
の走行方向を同じ向きとするように前記電動機及び被動
環とそれぞれの搬送コンベア及び格納コンベアとの連接
関係としてなる格納搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33207292A JPH06179507A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 2連の搬送用コンベア間の動力伝達機構及びこれを用いた格納搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33207292A JPH06179507A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 2連の搬送用コンベア間の動力伝達機構及びこれを用いた格納搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06179507A true JPH06179507A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18250837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33207292A Withdrawn JPH06179507A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 2連の搬送用コンベア間の動力伝達機構及びこれを用いた格納搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06179507A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013043744A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Star Techno Co Ltd | 昇降コンベヤシステム |
CN108974796A (zh) * | 2018-08-07 | 2018-12-11 | 长沙长泰智能装备有限公司 | 一种带动力的同步带过渡装置 |
EP4126708A1 (en) * | 2020-03-24 | 2023-02-08 | Autostore Technology AS | Delivery vehicle, system and method for moving storage containers between a first conveyor on the delivery vehicle and an external conveyor |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP33207292A patent/JPH06179507A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013043744A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Star Techno Co Ltd | 昇降コンベヤシステム |
CN108974796A (zh) * | 2018-08-07 | 2018-12-11 | 长沙长泰智能装备有限公司 | 一种带动力的同步带过渡装置 |
EP4126708A1 (en) * | 2020-03-24 | 2023-02-08 | Autostore Technology AS | Delivery vehicle, system and method for moving storage containers between a first conveyor on the delivery vehicle and an external conveyor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |