JPH06179099A - トランスファプレスの制御方法および制御装置 - Google Patents

トランスファプレスの制御方法および制御装置

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JPH06179099A
JPH06179099A JP4333310A JP33331092A JPH06179099A JP H06179099 A JPH06179099 A JP H06179099A JP 4333310 A JP4333310 A JP 4333310A JP 33331092 A JP33331092 A JP 33331092A JP H06179099 A JPH06179099 A JP H06179099A
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press
energy
motor
transfer
feeder
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JP4333310A
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Hideaki Kawakami
秀明 川上
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/14Control arrangements for mechanically-driven presses
    • B30B15/146Control arrangements for mechanically-driven presses for synchronising a line of presses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランスファプレスのフィーダ部で消費され
るエネルギーを有効利用することにより省エネルギー化
を図る。 【構成】 フィードモータ12等の減速時には、フィー
ダコントローラ18からプレスコントローラ19へプレ
ス加速指令を出してフィードモータ12等の回生エネル
ギーをプレス部のフライホイル14に蓄積し、また、フ
ィードモータ12等の加速時には、プレス減速指令を出
してフライホイルの運動エネルギーをフィードモータ1
2等に放出する。 【効果】 フィーダ部で消費されるエネルギーの有効利
用が図れ、省エネルギー化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィーダ部の駆動エネ
ルギー消費の低減を図るようにしたトランスファプレス
の制御方法および制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トランスファプレスは、成形品
を連続多工程で加工するプレス機械であって、ワークの
加工を行うプレス部と各加工ステーションのワークを保
持して搬送するフィーダ部とを備えている。ここで、プ
レス部は、プレス駆動モータと、このプレス駆動モータ
の駆動軸に設けられるフライホイルと、このフライホイ
ルの回転をスライドに伝達するスライド駆動機構とを備
えており、プレス駆動モータの回転によりスライドが上
下動されることによって金型間に挿入されるワークの加
工が行われる。
【0003】また、フィーダ部は、トランスファバーと
称する平行配置の複数の長尺ビームと、これらトランス
ファバーに所定ピッチで取り付けられるワーク保持手段
とを備えており、これらトランスファバーが、それぞれ
ワーククランプ/アンクランプ方向,リフト/ダウン方
向およびアドバンス/リターン方向への各モーションを
行うことにより、各加工ステーションへのワークの搬送
がなされる。
【0004】ところで、前記フィーダ部の駆動方式とし
ては、プレス部からPTO(PowerTake Off)等の動力
伝達手段を介して駆動されるメカニカル式のものもある
が、最近では、トランスファモーションのフレキシブル
化を図るために、プレス部とは独立して各モーションに
対応する複数台のワーク搬送用のサーボモータを設けて
それらサーボモータによって駆動される方式(いわゆる
サーボ駆動フレキシブルフィーダ)が主流となりつつあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィー
ダ部の駆動をプレス部とは独立してサーボモータにより
行うものでは、特にフィーダ部のワーク搬送モータの減
速駆動時に回生エネルギーを熱として放散していること
から、このサーボモータの消費エネルギー分だけトラン
スファプレス全体のエネルギー消費が大きくなってしま
うという問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、トランスファプレスのフィーダ部で消費さ
れるエネルギーを有効利用することにより省エネルギー
化を図ることのできるトランスファプレスの制御方法お
よび制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プレス部のフ
ライホイルを利用することに着目し、フィーダ部で発生
する回生エネルギーを、このフライホイルに蓄積するこ
とにより前述の目的を達成することを可能にしたもので
ある。すなわち、本発明に係るトランスファプレスの制
御方法は、プレス駆動モータとそのプレス駆動モータの
駆動軸に設けられるフライホイルとを有するプレス部
と、ワーク搬送モータを有するフィーダ部とを備えるト
ランスファプレスの制御方法であって、前記ワーク搬送
モータの減速時にそのワーク搬送モータの回生エネルギ
ーを前記フライホイルに蓄積するとともに、前記ワーク
搬送モータの加速時に前記フライホイルの運動エネルギ
ーを前記ワーク搬送モータに放出することを特徴とする
ものである。
【0008】また、本発明に係るトランスファプレスの
制御装置は、図1に示されているように、プレス駆動モ
ータとそのプレス駆動モータの駆動軸に設けられるフラ
イホイルとを有するプレス部と、ワーク搬送モータを有
するフィーダ部とを備えるトランスファプレスの制御装
置であって、(a)前記プレス部のプレス角度を検出す
るプレス角度検出手段、(b)このプレス角度検出手段
の出力を受け前記プレス部の各プレス角度に対応して前
記ワーク搬送モータが授受すべきエネルギー量を演算す
るエネルギー量演算手段および、(c)このエネルギー
量演算手段の出力を受け、前記ワーク搬送モータが減速
状態にあるときに前記エネルギー量に相当する所定量だ
け前記プレス駆動モータを加速制御することにより前記
ワーク搬送モータの回生エネルギーを前記フライホイル
に蓄積するとともに、前記ワーク搬送モータが加速状態
にあるときに前記エネルギー量に相当する所定量だけ前
記プレス駆動モータを減速制御することにより前記フラ
イホイルの運動エネルギーを前記ワーク搬送モータに放
出するプレス駆動モータ制御手段を備えることを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】本発明においては、フィーダ部のワーク搬送モ
ータが減速状態に移行すると、そのワーク搬送モータの
回生エネルギーがプレス部のフライホイルに蓄積され、
また、前記ワーク搬送モータが加速状態に移行すると、
前記フライホイルの運動エネルギーが前記ワーク搬送モ
ータに放出される。
【0010】より具体的には、プレス角度検出手段によ
り検出されるプレス部のプレス角度に対応してワーク搬
送モータが授受すべきエネルギー量が演算され、このワ
ーク搬送モータが減速状態にあるときに前記エネルギー
量に相当する所定量だけプレス駆動モータが加速制御さ
れることにより前記ワーク搬送モータの回生エネルギー
がフライホイルに蓄積され、また前記ワーク搬送モータ
が加速状態にあるときに前記エネルギー量に相当する所
定量だけ前記プレス駆動モータが減速制御されることに
より前記フライホイルの運動エネルギーが前記ワーク搬
送モータに放出される。
【0011】こうしてエネルギーの有効利用を図ること
によってフィーダ部における駆動エネルギーの低減が図
られ、トランスファプレス全体としての省エネルギー化
が実現される。
【0012】
【実施例】次に、本発明によるトランスファプレスの制
御方法および制御装置の具体的実施例について、図面を
参照しつつ説明する。まず、本発明によるトランスファ
プレスにおけるフィーダ部の一実施例について、図2に
よって説明する。図示のように、フィーダ部は、トラン
スファプレスの2本のアプライトポスト1,1間にそれ
ぞれ配置されるとともに、互いに対向する2個のクラン
プボックス2,2と、これらクランプボックス2,2の
上方に前後に平行配置される2本のトランスファバー
3,3とを備えており、各トランスファバー3,3に
は、内方へ向けて突出するワーク保持アーム4,4が設
けられている。
【0013】各クランプボックス2には、アプライトポ
スト1に沿って上下方向(Z軸(リフト軸)方向)に移
動可能な支持桁5が設けられるとともに、この支持桁5
の前後位置にその支持桁5に沿って前後方向(X軸(ク
ランプ軸)方向)に摺動可能なトランスファバー支持部
材6,6が設けられている。これらトランスファバー支
持部材6,6は、前記トランスファバー3,3を支持す
るとともに、そのトランスファバー3,3を左右方向
(Y軸(フィード軸)方向)に移動自在に案内する。前
記支持桁5は、リフトモータ7の正逆回転により歯車,
螺旋体等の動力伝達機構8を介して上下動せしめられ、
また前記トランスファバー支持部材6,6は、クランプ
モータ9の正逆回転によりラック・ピニオン機構10等
を介して互いに接近離隔方向に同期して移動せしめられ
る。
【0014】また、一側のクランプボックス2の上方に
は、前後に2つのフィードキャリア11,11が配設さ
れ、これらフィードキャリア11,11には前記トラン
スファバー3,3の一端部がそれぞれ固定されている。
各フィードキャリア11,11は、フィードモータ12
の正逆回転および後述の油圧シリンダ(図2には図示せ
ず)の作動によりラック・ピニオン機構13等を介して
互いに同方向(Y軸方向)に同期して移動せしめられ
る。
【0015】このような構成よりなるフィーダ部の動作
を説明すると、まず支持桁5,5の下降位置でクランプ
モータ9,9が正方向に回転駆動されると、これらクラ
ンプモータ9,9の動力がラック・ピニオン機構10等
を介してトランスファバー支持部材6,6に伝達され、
これらトランスファバー支持部材6,6が互いに接近す
る方向に移動され、それによってトランスファバー3,
3が互いに接近する方向に移動されて、各ワーク保持ア
ーム4,4にてワーク(図示せず)がクランプされる
(クランプ動作)。
【0016】次いで、リフトモータ7が正方向に回転駆
動されると、支持桁5,5が上昇動作されることにより
トランスファバー支持部材6,6が上昇動作され、それ
に伴ってトランスファバー3,3が上昇動作される、し
たがって、各ワーク保持アーム4,4にクランプされて
いるワークは上昇位置に移動される(リフト動作)。こ
の状態でフィードモータ12が正方向に回転駆動され、
ラック・ピニオン機構13等を介してフィードキャリア
11,11がY軸方向(アドバンス方向)に移動される
と、これらフィードキャリア11,11に固定されてい
るトランスファバー3,3が同方向に移動され、それに
よって各ワーク保持アーム4,4にクランプされている
ワークが所定の加工ステーションの上方位置まで移動さ
れる(アドバンス動作)。
【0017】次いで、リフトモータ7が逆方向に回転駆
動されると、前記リフト動作と逆の動作によって、各ワ
ーク保持アーム4,4にクランプされているワークは下
降位置すなわち所定の加工ステーションに移動される
(ダウン動作)。その後、クランプモータ9,9が逆方
向に回転駆動されることによりワークのクランプが解除
され(アンクランプ動作)、さらにフィードモータ12
が逆方向に回転駆動されることによりトランスファバー
3,3がリターン方向に移動され(リターン動作)、ワ
ークの一連のフィード動作が完了する。
【0018】一方、プレス部は、図3に模式的に示され
ているように、プレス駆動モータ14と、このプレス駆
動モータ14により回転されるフライホイル15と、こ
のフライホイル15の回転をスライド16に伝達するス
ライド駆動機構17とを備えており、プレス駆動モータ
14の回転によりスライド16が上下動されることによ
って金型間に挿入されるワークの加工が行われるように
なっている。
【0019】図4に示されているように、フィーダ部の
リフトモータ7,クランプモータ9およびフィードモー
タ12はフィーダコントローラ18によって制御され
(図4にはフィードモータ12のみを図示してい
る。)、一方プレス部のプレス駆動モータ14はプレス
コントローラ19によって制御される。これら各モータ
7,9,12,14を駆動するための動力は、動力源2
0からエネルギー蓄積部21を介して供給される。ここ
で、エネルギー蓄積部21は例えばコンデンサ等によっ
て構成され、プレス部とフィーダ部との間でやり取りさ
れるエネルギーの一部を一時的に電気エネルギーの形で
蓄積する役目をする。なお、図4において符号22,2
3で示すのは、サーボアンプである。
【0020】図5には、前記フィーダコントローラ18
内の制御装置24のブロック図が示されている。図示の
ように、この制御装置24は、プレス現在位置からフィ
ーダ部のエネルギー収支の演算を行うとともに、プレス
部に対する加減速指令を算出するCPU25と、一連の
制御アルゴリズム,プログラムおよびデータテーブルを
記憶するROM26と、演算用メモリおよびフィーダ部
のモーションデータメモリとしてのRAM27と、フィ
ーダ部のエネルギー収支を演算するためのサンプリング
時間管理用タイマ28と、プレス角度検出器29からの
プレス角度信号を入力してCPU25へ伝送するI/O
制御部30と、プレス回転速度検出器31からのプレス
回転速度信号の現在値をデジタル値としてCPU25へ
伝送するA/D変換器32と、CPU25で演算される
プレス加減速データをアナログ信号に変換するD/A変
換器33とを備えている。この制御装置24には、ま
た、トランスファバー3の各軸(X,Y,Z軸)方向に
ついてのフィーダモーションデータが入力される。
【0021】次に、図4,図5に示されるシステムの動
作を図6を参照しながら説明する。図6はプレス部にお
けるスライド16およびフィーダ部におけるトランスフ
ァバー3の各軸のモーションの一例を示すものであっ
て、図6(a)はプレス角度に対するスライド16の位
置を示す線図、図6(b)はプレス角度に対するトラン
スファバー3のフィード軸(Y軸)方向の位置を示す線
図、図6(c)はプレス角度に対するトランスファバー
3のリフト軸(Z軸)方向の位置を示す線図、図6
(d)はプレス角度に対するトランスファバー3のクラ
ンプ軸(X軸)方向の位置を示す線図である。なお、こ
れらの図において白ぬきおよび黒塗りの矢印はエネルギ
ーの授受を示し、図6(a)においては白ぬきの矢印は
エネルギーを受けている状態にあることを、黒塗りの矢
印はエネルギーを放出している状態にあることをそれぞ
れ示し、図6(b)〜(d)においては白ぬきの矢印は
エネルギーを放出している状態にあることを、黒塗りの
矢印はエネルギーを受けている状態にあることをそれぞ
れ示している。
【0022】トランスファバー3がフィードモータ12
の駆動によりリターン端からアドバンス端もしくはアド
バンス端からリターン端へ移動するとき、このトランス
ファバー3は、図6(b)に示されるように、移動の前
半で加速運動、後半で減速運動をそれぞれ行い、ストロ
ークエンドにて停止する。その際、フィードモータ12
の減速時には、このフィードモータ12は運動エネルギ
ーを回生エネルギーとして放出し(図6(b)の矢印
A,G)、この放出された回生エネルギーをプレス駆動
モータ14が受け取る(図6(a)の矢印A,G)。ま
た、フィードモータ12の加速時には、プレス駆動モー
タ14がエネルギーを放出し(図6(a)の矢印F,
L)、この放出されたエネルギーをフィードモータ12
が受け取る(図6(b)の矢印F,L)。
【0023】同様にして、図6(c)(d)にそれぞれ
示されているように、トランスファバー3のリフト軸方
向およびクランプ軸方向の移動時においても、リフトモ
ータ7およびクランプモータ9はそれぞれ減速時に運動
エネルギーを回生エネルギーとして放出し、加速時に電
気エネルギーを運動エネルギーとして受け取る。前述の
ようなエネルギー授受の制御を行うため、トランスファ
バー3の減速時にはフィーダコントローラ18からプレ
スコントローラ19へプレス加速指令が出され、一方ト
ランスファバー3の加速時にはフィーダコントローラ1
8からプレスコントローラ19へプレス減速指令が出さ
れて、これら加減速指令がプレスコントローラ19に与
えられるプレス速度指令に重畳される(これら加速指令
および減速指令を図4の矢印Pで示す)。
【0024】こうしてプレスコントローラ19に対して
プレス加速指令が出されると、プレス駆動モータ14に
連結されているフライホイル15は運動エネルギーを必
要とするが、このエネルギーとして、フィーダ部の各モ
ータ7,9,12が回生で発生したエネルギーを使用す
ることで、結果的にフィーダ部の回生エネルギーがフラ
イホイル15に蓄えられることとなる(図4の矢印Q方
向へのエネルギーの受け渡し)。また、プレス減速指令
が出されたときには、プレス駆動モータ14は回生エネ
ルギーを放出し、この放出されたエネルギーがフィーダ
部の各モータ7,9,12の加速に使用される(図4の
矢印R方向へのエネルギーの受け渡し)。なお、トラン
スファバー3の各軸のモーションが重複する区間につい
ては、フィーダ部の各モータ7,9,12の総エネルギ
ーでプレスコントローラ19に加減速指令が出されるよ
うになっている。
【0025】このようなフィーダ部とプレス部との間の
エネルギー授受の制御は、次のようにしてより具体的に
は行われる。フィーダコントローラ18内の制御装置2
4のROM26には予め、図7に示されるように、与え
られるフィーダモーションデータにしたがったフィーダ
部のエネルギー授受量に係るエネルギー収支テーブルが
記憶されており、制御装置24にフィーダモーションデ
ータが入力されると、所要のエネルギー収支テーブルが
所定の数式によって算出されるかもしくは予め用意され
ている複数のテーブル中から選択される。
【0026】そして、サンプリング時間管理用タイマ2
8から割込み信号が発生されると、プレス角度検出器2
9からのプレス角度信号およびプレス回転速度検出器3
1からのプレス回転速度信号の現在値が読み込まれ、次
いでエネルギー収支テーブルから所定のサンプリング時
間においてフィーダ部が授受するエネルギーΔE、すな
わちあるサンプリング時刻(tn )におけるプレス角度
検出器29からのプレス角度読込値deg(tn )から
1つ前のサンプリング時刻(tn-1 )におけるプレス角
度読込値deg(tn-1 )までの間のエネルギー増減量
が求められる。
【0027】次に、こうして求められたΔEの値から次
式にしたがってプレス回転速度の加減速量ΔSPMが求
められ、この加減速量ΔSPMがプレス駆動モータ14
の速度制御を行うプレスコントローラ19に出力され
る。
【0028】
【数1】
【0029】式において、Kは比例定数,GD2
プレス駆動部のGD2 (主にフライホイル15のG
2 )であり、ΔSPMの符号は、プレス部を加速する
方向を正とし、プレス部を減速する方向を負としてい
る。なお、プレス角度検出器29から制御装置24にプ
レス角度信号を入力する際、フィーダ部におけるエネル
ギー授受タイミングとプレス部のフライホイル15にお
けるエネルギー授受タイミングとを一致させる必要があ
ることから、制御装置24内のエネルギー収支テーブル
へ入力されるプレス角度信号は、プレスコントローラ1
9の応答時間tr を考慮して次式に示されるように進角
補正される。
【0030】 deg’(tn )=deg(tn )+a・tr ・SPM ・・・ 式において、deg’(tn )は補正値を、deg
(tn )は検出値を、a・tr ・SPMは進角量をそれ
ぞれ表している。次に、前述の制御動作を図8に示され
ているフローチャートに基づいて説明する。なお、S1
〜S10は各ステップを示すものである。
【0031】S1:初期化によりROM26およびRA
M27のチェックを行うとともに、データの設定を行
う。 S2:フィーダモーションに変更があるかどうかを判定
し、変更があるというときにはステップS3へ進み、変
更がないというときにはステップS5へ進む。
【0032】S3:入力されるフィーダモーションデー
タの読込みを行う。 S4:ステップS3で読込まれたフィーダモーションデ
ータに応じたエネルギー収支テーブルを生成する。 S5:サンプリング時間管理用タイマ28が割込み信号
を発生しているかどうかを判定し、割込み信号を発生し
ていないときには発生するまで待機し、割込み信号を発
生すると次のステップS6へ進む。
【0033】S6:プレス角度検出器29からのプレス
角度degの現在値を読込む。 S7:プレス回転速度検出器31からのプレス回転速度
(SPM)の現在値を読込む。 S8:エネルギー収支テーブルから所定のサンプリング
時間においてフィーダ部が授受するエネルギーΔEを算
出する。
【0034】S9:プレス回転速度の加減速量ΔSPM
を前記式もしくは式によって算出する。 S10:ステップS9で求めたΔSPMをプレスコント
ローラ19に出力する。 なお、前記実施例においては、フィーダ部とプレス部と
の間でエネルギーの授受を行うようにしたものについて
説明したが、フィードモータ12の放出するエネルギー
(例えば図6(b)の矢印G)をクランプモータ9が受
け取る(例えば図6(d)の矢印H)ようにするなど、
フィーダ部の各モータ7,9,12間でエネルギーの授
受を行うようにすることも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように、フィーダ部の
減速時には、ワーク搬送モータの回生エネルギーがプレ
ス部のフライホイルに蓄積されるとともに、フィーダ部
の加速時には、フライホイルに蓄積されている運動エネ
ルギーがワーク搬送モータに放出されるようにされてい
るので、フィーダ部で消費されるエネルギーの有効利用
が図れ、したがってフィーダ部の駆動エネルギーの低減
が図れ、省エネルギー化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトランスファプレスの制御装置の
全体構成図
【図2】本発明の一実施例に係るトランスファプレスに
おけるフィーダ部の概略構成を示す斜視図
【図3】本発明の一実施例に係るトランスファプレスに
おけるプレス部を模式的に示す図
【図4】本発明の一実施例に係るトランスファプレスの
システム構成図
【図5】本発明の一実施例に係るトランスファプレスの
フィーダコントローラ内の制御装置の構成図
【図6】本発明の一実施例に係るトランスファプレスに
おけるプレス部およびフィーダ部のモーションの一例を
示す線図
【図7】本発明の一実施例に係るトランスファプレスに
おけるフィーダ部のエネルギー収支テーブルの一例を示
す線図
【図8】本発明の一実施例に係るトランスファプレスの
制御装置の制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
3 トランスファバー 7 リフトモータ 9 クランプモータ 12 フィードモータ 14 プレス駆動モータ 15 フライホイル 18 フィーダコントローラ 19 プレスコントローラ 20 駆動源 21 エネルギー蓄積部 24 制御装置 25 CPU 29 プレス角度検出器 31 プレス回転速度検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス駆動モータとそのプレス駆動モー
    タの駆動軸に設けられるフライホイルとを有するプレス
    部と、ワーク搬送モータを有するフィーダ部とを備える
    トランスファプレスの制御方法であって、前記ワーク搬
    送モータの減速時にそのワーク搬送モータの回生エネル
    ギーを前記フライホイルに蓄積するとともに、前記ワー
    ク搬送モータの加速時に前記フライホイルの運動エネル
    ギーを前記ワーク搬送モータに放出することを特徴とす
    るトランスファプレスの制御方法。
  2. 【請求項2】 プレス駆動モータとそのプレス駆動モー
    タの駆動軸に設けられるフライホイルとを有するプレス
    部と、ワーク搬送モータを有するフィーダ部とを備える
    トランスファプレスの制御装置であって、(a)前記プ
    レス部のプレス角度を検出するプレス角度検出手段、
    (b)このプレス角度検出手段の出力を受け前記プレス
    部の各プレス角度に対応して前記ワーク搬送モータが授
    受すべきエネルギー量を演算するエネルギー量演算手段
    および、(c)このエネルギー量演算手段の出力を受
    け、前記ワーク搬送モータが減速状態にあるときに前記
    エネルギー量に相当する所定量だけ前記プレス駆動モー
    タを加速制御することにより前記ワーク搬送モータの回
    生エネルギーを前記フライホイルに蓄積するとともに、
    前記ワーク搬送モータが加速状態にあるときに前記エネ
    ルギー量に相当する所定量だけ前記プレス駆動モータを
    減速制御することにより前記フライホイルの運動エネル
    ギーを前記ワーク搬送モータに放出するプレス駆動モー
    タ制御手段を備えることを特徴とするトランスファプレ
    スの制御装置。
JP4333310A 1992-12-14 1992-12-14 トランスファプレスの制御方法および制御装置 Withdrawn JPH06179099A (ja)

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