JP2003290851A - プレス機械のワーク搬送装置 - Google Patents

プレス機械のワーク搬送装置

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JP2003290851A
JP2003290851A JP2002096141A JP2002096141A JP2003290851A JP 2003290851 A JP2003290851 A JP 2003290851A JP 2002096141 A JP2002096141 A JP 2002096141A JP 2002096141 A JP2002096141 A JP 2002096141A JP 2003290851 A JP2003290851 A JP 2003290851A
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press
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JP2002096141A
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Yosuke Murai
洋介 村井
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/14Control arrangements for mechanically-driven presses
    • B30B15/146Control arrangements for mechanically-driven presses for synchronising a line of presses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、プレス機械に対する充分な追従性を
有し、高精度の位置決め可能で、シフト量の任意の設定
が可能なクロスバーシフト装置を備えたワーク搬送装置
を提供する。 【解決手段】 ワーク搬送方向と略直交する方向に設け
られ、かつワーク保持可能とするワーク保持手段(9)を
設けたクロスバー(7)を備えたプレス機械のワーク搬送
装置において、少なくとも一本のクロスバー(7)に設け
たワーク保持手段(9)を、クロスバー(7)の長手方向に沿
って移動自在とし、該ワーク保持手段(9)の移動を駆動
するリニアモータ(17)と、前記リニアモータ(17)をプレ
ス機械の運転と同期及び/又は単独で制御するコントロ
ーラ(14)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械のワー
ク搬送装置に関し、特には成形工程で複数個に分割加工
されたワークを搬送中に分離するのに好適なワーク搬送
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、トランスファプレスのようにプレ
ス本体内に複数の加工工程を有するプレスにおいては、
上流側より搬入されたワークをトランスファーフィーダ
等のワーク搬送装置により順次各加工工程へ搬送してワ
ークの成形を行っている。上記加工工程において、1個
のワークを搬送方向と直交する方向に分割する所謂前後
2個取りする場合がよくある。この2個取りされたワー
クを次の加工工程で成形する場合は、次の加工工程以降
の成形を容易にするために、両ワークの間隔を充分離し
て次工程へ搬送する必要があり、従来ではこのワーク離
間動作をワーク搬送装置に設けたワーク離間装置により
ワーク搬送中に行っているものがある。 【0003】ワーク搬送装置にワーク離間装置を設けた
ものとして、例えば、実開平4−47829号公報に
は、ワーク搬送方向と直交する方向に設けたクロスバー
にその長手方向に伸縮自在な1対のシリンダを設け、吸
着等でワークを保持可能な保持部材を前記1対のシリン
ダによってクロスバーの長手方向に沿って移動させて、
分割されたワークをワーク搬送方向の左右方向に分離す
ることが記載されている。また、実公平7−39457
号公報には、ワーク搬送方向と直交する方向に設けたク
ロスバーの長手方向に布設されたガイドレールと、バキ
ュームカップ等からなるパネル把持具を装備し、かつ前
記ガイドレールに沿って移動自在とされたシフトテーブ
ルと、前記シフトテーブルを移動させるシフトテーブル
移動装置とを設けたアタッチメントを、前記クロスバー
の両側に2組着脱自在に装着するようにしたパネルシフ
ト装置が記載されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、以下のような問題がある。実開平4−47
829号公報に記載のワーク搬送装置では、ワーク保持
部材を直接シリンダによって移動させているので、プレ
ス機械を高速運転させた場合に、これに同期してピスト
ンが高速でストローク端のストッパに衝突するためピス
トンが跳ね、保持部材の安定した位置決めが難しく、ま
たその衝撃によりワークが落下する畏れがある。さら
に、ピストンのストローク端での衝撃を緩和するために
回路に絞りを入れた場合、シリンダの動きが遅くなるの
で、プレス機械の高速運転に追従できなくなることもあ
り、前記絞りの調整が大変難しい。また、シリンダ駆動
では保持部材の移動量が所定値に固定されてしまい、保
持部材の移動量が異なる金型を使用する場合、その移動
量を前記所定値に等しくするために新たにその金型専用
のハンドリングバー(長さ調整用)を手配しなければな
らず、該バーの製造及び管理のためのコストが嵩むと言
う問題がある。 【0005】また、実公平7−39457号公報では、
同一のクロスバー上に、互いに独立したワーク離間装置
を2組着脱自在に設けているため、クロスバーの重量が
重くなる。クロスバーの重量が増えると、高速搬送した
場合、加速・減速時に搬送速度の振動的な変動が起こり
易くなって搬送装置にびびりが生じ、ミスフィードが発
生する畏れがある。また、このびびりを無くすためにワ
ーク搬送装置の速度制御サーボゲイン等を調整して速度
変化を抑えると、プレス機械の高速運転にワーク搬送装
置が追従(同期)できなくなる。さらに、これを解決す
るために高出力のサーボモータ等を用いると、装置が大
型化し、コストアップとなる。 【0006】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、ワークをクロスバーの長手方向に沿って
移動させる際、プレス機械の高速運転に追従でき、高精
度の、しかもショックやびびり等の無い安定した位置決
めが可能であり、またそれぞれのワーク保持手段で任意
の動きの設定ができるワークシフト装置を備えたワーク
搬送装置を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、ワーク搬送方向と略
直交する方向に設けられ、かつワーク保持可能とするワ
ーク保持手段を設けたクロスバーを備えたプレス機械の
ワーク搬送装置において、少なくとも一本のクロスバー
に設けたワーク保持手段を、クロスバーの長手方向に沿
って移動自在とし、該ワーク保持手段の移動を駆動する
リニアモータと、前記リニアモータをプレス機械の運転
と同期及び/又は単独で制御するコントローラとを備え
た構成としている。 【0008】第1発明によると、各ワーク保持手段のシ
フト装置にリニアモータを使用するので、各ワーク保持
手段は独立して高速移動ができ、しかも高い位置精度で
制御できる。したがって、プレス機械の高速運転に同期
させて、ワーク保持手段を駆動でき、かつ次工程の金型
位置に精度良くワークを搬送できる。また、ワーク保持
手段の動きを任意に制御できるため、位置決め停止時及
び加速・減速時においてショックの少ないモーションが
設定できる。したがって、精度の高い加工が可能になる
と共に、ワークを離間する際に位置がずれることがない
ため、不良品の発生を未然に防ぐことができ、さらにワ
ークのミスフィードを防止できる。また、それぞれのワ
ーク保持手段の動きを任意に設定できるので、複数個に
分割されたワークの形状が互いに著しく異なる場合にお
いても、それぞれのシフトストロークを異なる設定にす
ることが可能になり、金型設計の自由度が増す。さら
に、前後2個取りのみならず、前後に複数取りの加工も
可能になり、生産性の向上に寄与できる。 【0009】ワーク保持手段のシフト装置にリニアモー
タを用いたことにより、該シフト装置の重量を低減でき
るため、該シフト装置を設置したことによるクロスバー
の強度アップを最小限に抑えることができるので、クロ
スバーの重量増が少なくて済む。したがって、ワーク保
持手段のシフト装置を付属させても搬送装置全体の駆動
に要する消費電力の増加を抑えることができる。また、
クロスバーの重量増が少なくて済むので、プレスを高速
運転した場合でもワーク搬送装置の加速・減速時にリフ
トバー及びクロスバーにびびりが生じ難く、ミスフィー
ドの発生が少ない。 【0010】さらに、ワーク保持手段のシフトストロー
クが任意に設定できるので、一本のクロスバーで多数の
金型に対応でき、クロスバーの製作及び保管等にかかる
コストを抑えることができる。したがって、多品種少量
生産という市場ニーズに応えることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を、図
面を参照して詳述する。図1は、本発明のワーク搬送装
置が適用されたトランスファプレスの平面図であり、図
2は本発明の実施形態に係るワーク搬送装置の要部を示
す斜視図、また図3はクロスバーの要部を示す斜視図で
ある。図1において、トランスファプレス1は、複数
の、例えば図示で5箇所の加工工程W1〜W5を有して
おり、各加工工程W1〜W5で成形加工されたワーク1
1はワーク搬送装置20によりワーク搬送方向Aに沿っ
て順次搬送されるようになっている。トランスファプレ
ス1には、複数のアプライト43が互いにプレス正面に
向かって前後方向及び左右方向に所定距離離間して立設
されており、前後に離間するアプライト43,43の間
で、かつ昇降自在に設けられた図示しないスライドの可
動範囲の外側に、ワーク搬送方向Aに沿って一対のリフ
トビーム2,2が上下動自在に並設されている。左右一
対のリフトビーム2,2は、図示しないリフト駆動手段
によりトランスファプレス1のスライドの昇降動に同期
して上下動されるようになっていると共に、その下部両
側に長手方向に沿ってガイドレール2a,2aが突設さ
れていて、これらガイドレール2a,2aには例えば吸
着装置等からなるワーク保持手段9を設けた複数のキャ
リア3がワーク搬送方向Aに移動自在に支承されてい
る。 【0012】各キャリア3は、図1に示すように、前記
加工工程W1〜W5と等ピッチとなるように配置され、
かつ隣接するキャリア3,3間はそれぞれ連結杆4によ
り連結されている。また、最上流側に位置するキャリア
3は、トランスファプレス1の上流側に設置されたキャ
リア駆動手段5の駆動部に連結部材6を介して連結され
ている。キャリア駆動手段5は、例えばACサーボモー
タからなるフィード駆動手段5aと、ACサーボモータ
の回転動力をフィード方向に変換するピニオン5b及び
このピニオン5bに噛合するラック5c等の動力伝達手
段とを備えており、このラック5cに前記連結部材6が
連結されている。即ち、キャリア駆動手段5により各キ
ャリア3が、トランスファプレス1のスライドの昇降動
に同期してフィード方向(ワーク搬送方向A)へ往復動
されるようになっている。 【0013】互に対向するキャリア3,3の間には、ワ
ーク搬送方向Aと直交する方向に沿って設けられたクロ
スバー7がチルト手段8を介して傾動自在に、着脱自在
に横架されている。前記クロスバー7は図2に示すよう
に、例えば略角柱状をなしていて、複数のワーク保持手
段9が取り付けられており、これらワーク保持手段9に
より各加工工程W1〜W5で加工するワーク11を吸
着、保持するようになっている。ワーク保持手段9は、
バキュームカップのような複数のワーク保持具9b、及
びこのワーク保持具9bを支持する支持アーム9aを備
えている。ワーク保持具9bは、支持アーム9aを介し
て着脱自在にワーク保持手段9本体に取り付けられてい
る。 【0014】一方、複数のクロスバー7のうち、ワーク
11を前後2個取りする例えば第4加工工程W4から次
の第5加工工程W5へ搬送するクロスバー7には、2個
取りされたワーク11a,11bを互いに所定距離だけ
離間させるために、クロスバー7の長手方向にワーク保
持手段9を移動させるシフト装置10が設けられてい
る。 【0015】図3に示すように、シフト装置10はシフ
ト駆動手段としてリニアモータ17を備えており、この
リニアモータ17は互いに対向するワーク保持手段側構
成部分17Aとクロスバー側構成部分17Bとを有して
いる。クロスバー側構成部分17Bはクロスバー7の上
面に設けられており、ワーク保持手段側構成部分17A
はクロスバー7の上部に長手方向に沿って突設されたガ
イド部7aに移動自在に嵌挿して係止されている。そし
て、ワーク保持手段9の本体部は、リニアモータ17の
ワーク保持手段側構成部分17Aの上部に一体に取り付
けられており、該ワーク保持手段側構成部分17Aと共
に移動する。リニアモータ17は、ワーク保持手段側構
成部分17Aに一次コイルが、クロスバー側構成部分1
7Bに該一次コイルと対向するように二次導体又は二次
永久磁石が設けられている。なお、上記クロスバー側構
成部分17Bに一次コイルを、またワーク保持手段側構
成部分17Aに該一次コイルと対向するように二次導体
又は二次永久磁石を設けてもよい。各リニアモータ17
の一次コイルはそれぞれコントローラ14に接続され、
制御信号を入力している。 【0016】コントローラ14は、コンピュータ等の高
速演算処理装置を主体として構成されており、該コンピ
ュータの所定の記憶部内に各キャリア毎のモーションデ
ータ、すなわち各キャリア3のフィードストローク、リ
フトストローク、その速度及び動作タイミングや、対応
するワーク保持手段9の移動のタイミング、位置及び速
度等を予め記憶している。そして、コントローラ14
は、プレス機械との連動のときには、スライドのモーシ
ョンに同期するようにリフト、キャリア移動及びシフト
のそれぞれの制御指令値を演算し、演算した制御指令値
をリフト駆動手段、キャリア駆動手段及び各リニアモー
タ17の一次コイルにそれぞれ出力して、ワーク搬送を
制御するようにしている。 【0017】次に、上記構成のワーク搬送装置20によ
るワーク搬送方法を説明する。トランスファプレス1で
成形すべきワーク11は、トランスファプレス1の上流
側より図示しないローダなどのワーク搬入手段で第1加
工工程W1へ搬入され、成形が開始される。図4に示し
たように、各加工工程W1〜W5の金型18でワーク1
1を加工している間、クロスバー7は各加工工程W1〜
W5間の待機位置Bで待機しており、成形が完了する
と、トランスファプレス1のスライドの上下動に同期し
てリフト駆動手段によりリフトビーム2をリフトし、キ
ャリア駆動手段5により各キャリア3を上流側加工工程
へリターンし、リフトビーム2をダウンさせる。なお、
通常、昇降動作とフィード動作の同時動作を含み、ワー
ク搬送時間を短縮するようにモーションが設定されてい
る。この後、各クロスバー7に取り付けられたワーク保
持手段9が各加工工程での加工の完了したワーク11を
保持し、リフトビーム2をリフトし、キャリア3を下流
側加工工程までアドバンスし、そしてリフトビーム2を
ダウンさせる。次に、ワーク保持手段9がワーク11の
保持を解放して金型18に載置した後、リフトビーム2
をリフトし、キャリア3をリターンし、そしてリフトビ
ーム2をダウンさせて待機位置Bに戻る。 【0018】一方、例えば第4加工工程W4で前後2個
取りされたワーク11a,11bを次の第5加工工程W
5へ搬送する場合は、クロスバー7に設けられたシフト
装置10により、次のようにシフト動作が行なわれる。
まず、第4加工工程W4で前後2個取りされたワーク1
1a,11bは、クロスバー7にシフト自在に設けられ
た各ワーク保持手段9により図2に示すように保持され
る。そして、前述と同様にしてワーク11を次の第5加
工工程W5へ搬送している間に、コントローラ14は各
ワーク保持手段9に対応して予め設定された移動のタイ
ミング、位置及び速度に基づいてリニアモータ17を制
御して、各ワーク保持手段9をクロスバー7の長手方向
に沿って移動させる。これによって、互いに近接した状
態で2個取りされたワーク11a,11bはクロスバー
7の長手方向に所定距離離間するようにシフトされると
共に次の第5加工工程W5へ搬送され、この工程の金型
18に載置された後、加工される。そして第5加工工程
W5での加工が完了したワーク11a,11bは、次の
ワーク搬送動作で例えばトランスファプレス1の下流側
へ搬出される。 【0019】なお、上記実施形態では、第4加工工程W
4で前後2個取りされたワーク11をワーク搬送方向と
直交する方向にシフトするようにしたが、シフトする加
工工程はこれに限定されず、他の加工工程でシフトさせ
てもよいことは勿論である。また、分割されたワークを
互いに離間させるためにシフトする際に、例えば図5に
示すようにいずれか1個(同図ではワーク11b)はシ
フト装置を動かさず、残りのワーク(同図ではワーク1
1a)のみをシフトするようにしてもよく、これにより
金型設計の自由度が増す。さらに、2個に分割されたワ
ークをシフトする例で説明したが、3個以上に分割され
る場合に適用しても構わない。 【0020】上記実施形態により、以下の効果が得られ
る。複数個に分割されたワーク11をそれぞれ保持する
複数のワーク保持手段9をリニアモータ17によりワー
ク搬送方向と略直交する方向に所定距離シフトさせて、
各ワーク間を離間するようにしたため、シフト時の位置
決め精度が高く、高速でシフトできる。したがって、ミ
スフィードの発生を無くすことができ、またプレス機械
の高速運転にも容易に追従してシフトを同期制御でき
る。また、シフト駆動手段としてリニアモータ17を用
いているので、シフト装置の小型化及び軽量化ができ、
クロスバー7全体を軽量化して制御性を向上できる。さ
らに、それぞれのワーク保持手段9の動きを任意に設定
できるので、例えば、図5のように前後2個取りされた
ワークの形状が互いに著しく異なる場合においても、そ
れぞれのワークに対応するワーク保持手段のシフトスト
ロークを異なる設定にすることが可能になり、金型設計
の自由度を増すことができる。 【0021】なお、キャリア駆動手段の構成は上記実施
形態に限定するものではなく、クロスバーをフィード方
向(ワーク搬送方向)に移動できるものであればよい。
例えば、図6に示すように、各キャリア3をそれぞれリ
ニアモータ16により駆動して、各キャリア3の移動量
を任意に設定するようにしてもよい。この場合、リニア
モータ16は、各キャリア3とリフトビームとの間に設
けられる。リニアモータ16の一次コイルと、二次導体
又は二次永久磁石との取付構造、及びワーク搬送方法は
上記実施例と同様なのでその説明は省略する。 【0022】また、上記実施の形態ではリフトビーム2
に複数のキャリア3を設けて、これらキャリア3間にク
ロスバー7を横架した構造のワーク搬送装置について説
明したが、例えば図7に示すように、図示しないフィー
ド手段及びリフト手段によりフィード方向及びリフト方
向へ駆動される一対のトランスファバー15間に、ワー
ク搬送方向Aと直交するように複数のクロスバー7を横
架し、これらクロスバー7に上記実施形態と同様にワー
ク保持手段9とシフト装置10とを設けた構成であって
もよい。ワーク搬送方法は、上記実施形態と同様なので
その説明は省略する。 【0023】また上記実施の形態ではクロスバー7は、
リフトビーム2間あるいはトランスファバー15間で連
続した一本で横架されていたが、該クロスバー7を分割
して、片持ち状態にしてもよい。すなわち図8に示すよ
うにクロスバー7は、リフトビーム2間で前後に分割し
ており、したがってキャリア3から片持ち状態になって
いる。そして、これらクロスバー7に上記実施の形態と
同様にワーク保持手段9とシフト装置10を設けられて
いる。ワーク搬送方法は、上記実施例と同様なのでその
説明は省略する。 【0024】また、前後のワーク形状に合わせて、二本
のリフトビーム2又はトランスファバー15で互いにリ
フト・ダウン動のモーションを変えたり、前後のキャリ
ア又は二本のトランスファバー15で互いにアドバンス
・リターン動のモーションを変えてもよい。さらに、キ
ャリアの駆動にリニアモータを使用した場合、各工程間
毎にアドバンス・リターン動の移動量を設定してもよ
い。 【0025】また実施形態では、リフトビーム2又はト
ランスファバー15は一対であったが、図9に示すよう
に、リフトビーム2又はトランスファバー15が1本
で、かつクロスバーが片持ち状態でもよい。ワーク搬送
方法は上記実施形態と同様なのでその説明は省略する。 【0026】また実施形態では、複数の加工工程を備え
たプレスに用いられていたが、図10に示すように、ワ
ーク搬送方向に複数台のプレスを並べたタンデムプレス
ラインに用いられてもよい。ワーク搬送方法は上記実施
例と同様なのでその説明は省略する。 【0027】さらにまた、実施形態において、リフトビ
ームが分割されていてもよい。すなわち図10及び図1
1に示すように、ワーク搬送方向Aにおける各加工工程
の略中心で分割された複数のリフトビーム2に適用して
もよい。この場合、分割された各リフトビーム2はそれ
ぞれリフト駆動手段13により昇降駆動される。図11
ではそれぞれ上下動自在なスライド42を備えた複数の
プレスユニットを連結したタイプのプレスラインの例で
示しているが、これに限定されない。もちろん、この分
割は各加工工程毎でなくてもよいし、例えばタンデムプ
レスラインでプレス間にアイドル工程がある場合には、
ワーク搬送方向における該アイドル工程の略中心で分割
してもよい。各加工工程間のリフトビーム2毎にリフト
動の移動量が設定できる点を除けば、ワーク搬送方法は
上記実施形態と同様なのでその説明は省略する。 【0028】以上説明したように、本発明のワーク搬送
装置によれば以下の効果を奏する。クロスバーに設置し
たワーク保持手段によって順次ワークを次の加工工程に
搬送する間に、複数個に分割されたワークをクロスバー
に設置したシフト装置によってクロスバーの長手方向へ
移動させ、互いに離間させることができると共に、シフ
ト装置の移動駆動手段にリニアモータを使用すること
で、各ワーク保持手段が独立した高速移動ができ、かつ
高い位置精度を得ることできる。したがって、プレス機
械の高速運転にワーク保持手段の動きを追従させること
ができ、しかも次工程の金型位置に精度良くワークを搬
送することができる。 【0029】また、リニアモータによりワーク保持手段
の動きを任意に制御できるため、位置決め停止時及び加
速・減速時においてショックの少ないモーションが設定
できる。したがって、精度の高い加工が可能になると共
に、ワークの離間を高い位置精度で行うため、不良品の
発生を未然に防ぐことができ、さらにワークのミスフィ
ードを無くすことができる。 【0030】また、個々のワーク保持手段の移動量を任
意に制御しているので、分割された複数個のワークのそ
れぞれのシフトストロークを変えることが可能であり、
したがって分割するワークの各形状を全く異ならせるこ
ともでき、金型設計の自由度を増すことができる。 【0031】ワーク保持手段のシフト装置にリニアモー
タを用いたことにより、該シフト装置の重量を低減でき
るため、該シフト装置を設置したことによるクロスバー
の強度アップを最小限に抑えることができ、クロスバー
の重量増が少なくて済む。したがって、ワーク保持手段
のシフト装置を付属させても搬送装置全体の駆動に要す
る消費電力はほとんど変わらない。また、クロスバーの
重量増が少なくて済むので、プレスを高速運転した場合
でも、ワーク搬送装置の加速・減速時にリフトビーム及
びクロスバーにびびりが生じ難く、ミスフィードの発生
を少なくできる。 【0032】さらに、ワーク保持手段のシフトストロー
クを任意に設定できるので、一本のクロスバーで多数の
金型に対応でき、クロスバーの製作及び保管にかかるコ
ストを抑えることができる。したがって、多品種少量生
産という市場ニーズに応えることができる。 【0033】キャリアの移動手段にリニアモータを利用
したことにより、クロスバーのフィード方向の動きを任
意に設定できるので、各加工工程の金型毎に最適なワー
ク搬送が設定可能になる。したがって、プレスをさらに
高速運転させたとしても、ワーク搬送装置に発生する加
速・減速度を抑えるようなワーク搬送モーションを各加
工工程間で設定することにより、ミスフィードの発生を
少なくできる。 【0034】また、キャリアの移動手段にもリニアモー
タを利用したことで、ワーク搬送装置全体の重量を著し
く減らすことができ、該搬送装置の製造コストを下げる
ことができると共に、該搬送装置全体の駆動に要する消
費電力を低減できる。さらに、ワーク搬送装置全体の可
動体重量を減らすことで、プレスを高速運転した場合、
ワーク搬送装置の加速・減速時にリフトビーム及びクロ
スバーにびびりが生じ難く、ミスフィードの発生を防止
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のワーク搬送装置が適用されたトランス
ファプレスの平面図である。 【図2】本発明の実施形態に係るワーク搬送装置の要部
を示す斜視図である。 【図3】本発明の実施形態に係るクロスバーの要部を示
す斜視図である。 【図4】クロスバーの動きの説明図である。 【図5】本発明のワーク搬送例を示す上面視である。 【図6】本発明の他の実施形態になるリフトバーの要部
を示す斜視図である。 【図7】本発明の他の実施形態になるワーク搬送装置の
要部を示す斜視図である。 【図8】本発明の他の実施形態になるワーク搬送装置の
要部を示す斜視図である。 【図9】本発明の他の実施形態になるワーク搬送装置の
側面図である。 【図10】他の実施形態になるワーク搬送装置が適用さ
れるタンデムプレスラインの側面図である。 【図11】本発明の他の実施形態になるワーク搬送装置
が適用されるトランスファプレスの側面図である。 【符号の説明】 1…トランスファプレス、2…リフトビーム、3…キャ
リア、5…キャリア駆動手段、7…クロスバー、9…ワ
ーク保持手段、10…シフト装置、11,11a,11
b…ワーク、13…リフト駆動手段、14…コントロー
ラ、15…トランスファバー、16…リニアモータ、1
7…リニアモータ、18…金型、42…スライド、43
…アプライト、W1〜W5…加工ステーション、A…ワ
ーク搬送方向、B…待機位置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ワーク搬送方向と略直交する方向に設け
    られ、かつワーク保持可能とするワーク保持手段(9)を
    設けたクロスバー(7)を備えたプレス機械のワーク搬送
    装置において、 少なくとも一本のクロスバー(7)に設けたワーク保持手
    段(9)を、クロスバー(7)の長手方向に沿って移動自在と
    し、 該ワーク保持手段(9)の移動を駆動するリニアモータ(1
    7)と、 前記リニアモータ(17)をプレス機械の運転と同期及び/
    又は単独で制御するコントローラ(14)とを備えたことを
    特徴とするプレス機械のワーク搬送装置。
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