JPH06177388A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH06177388A
JPH06177388A JP32553792A JP32553792A JPH06177388A JP H06177388 A JPH06177388 A JP H06177388A JP 32553792 A JP32553792 A JP 32553792A JP 32553792 A JP32553792 A JP 32553792A JP H06177388 A JPH06177388 A JP H06177388A
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JP
Japan
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semiconductor integrated
integrated circuit
silicon
film
signal line
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Pending
Application number
JP32553792A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Doi
孝好 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、安定した化合物を生成する材料でそ
の後処理が容易であり、かつほとんどの材料に対して可
溶な材料を用いて信号線を形成し、不良発生率の少ない
ものとする。 【構成】基板(1) 上にシリコン酸化膜(3) やシリコン窒
化膜(4,6) 等のシリコン系の各薄膜を積層して形成され
る半導体集積回路において、これらシリコン系の薄膜
(7) 上に、タンタルーアルミニウムータンタル(Ta/
Al/Ta)の3層から成る信号線(8) を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタ等を
形成した半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路には、薄膜トランジスタ
やコンデンサ、抵抗等の回路素子が形成されると共に、
信号線の配線パターンが形成されている。この信号線の
材料として必要な条件は、 (1) 低抵抗であること (2) 加工が容易であること (3) 信号線の下地となる下地材料(例えば、シリコン窒
化膜等との選択エッチングが容易にできること 等の3条件が挙げられる。
【0003】このような各条件を踏まえて現在使用され
ている信号線の材料は、クロム/アルミニウム/クロム
(Cr/Al/Cr)の3層構造、又はモリブデン/ア
ルミニウム/モリブデン(Mo/Al/Mo)の3層構
造から形成されるものとなっている。
【0004】このうち、Cr/Al/Crを信号線に用
いる場合、半導体製造プロセス中にクロムを使用するこ
とになり、この際にクロム化合物が生成される。このク
ロム化合物は、可溶性のものであり、人体に入ったり粘
膜に触れたりすると毒性を示し、公害の原因となる。従
って、このクロム化合物が排出されないように処理し、
半導体工業の排出の水質汚濁規制に違反しないようにし
なければならない。このため、クロム化合物に対して排
出の水質汚濁規制を考えると、この規制にあった排水処
理工程を実現するためには、莫大な費用がかかる。
【0005】又、Mo/Al/Moの場合、Moは水溶
性の酸化物として半導体製造プロセス中のデバイス表面
上に残ることがある。このようにデバイス表面上に水溶
性の酸化物としてMoが残ると、これが原因で半導体集
積回路の不良を誘発することがある。特に半導体集積回
路は、高集積化が進んでいるため、極微小なものでもデ
バイス表面上に残ると不良と原因となる。このため、半
導体製造プロセス中の洗浄工程における洗浄条件をシビ
アに設定しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように信号線を
Cr/Al/Crにより形成する場合には、毒性を有す
るクロム化合物が生成される虞がある。又、Mo/Al
/Moでは、洗浄工程後にデバイス表面上に水溶性の酸
化物としてMoが残ることがあり、これが半導体集積回
路の不良の原因となる。
【0007】そこで本発明は、安定した化合物を生成す
る材料でその後処理が容易であり、かつほとんどの材料
に対して可溶な材料を用いて信号線を形成し、不良発生
率の少ない半導体集積回路を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上にシリ
コン酸化膜やシリコン窒化膜等のシリコン系の各薄膜を
積層して形成される半導体集積回路において、
【0009】これらシリコン系の各薄膜上に、タンタル
ーアルミニウムータンタル(Ta/Al/Ta)の3層
から成る信号線を形成して上記目的を達成しようとする
半導体集積回路である。
【0010】
【作用】このような手段を備えたことにより、Taは信
号線とするに最適な抵抗値を有するばかりでなく、下地
材料との選択エッチングもよく、かつTaの化合物は安
定性がよくその後処理も容易である。従って、半導体集
積回路の信号線をTa/Al/Taの3層構造とすれ
ば、不良発生率の少ない半導体集積回路を得ることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0012】図1は本発明の半導体集積回路を適用した
薄膜トランジスタの構成図である。ガラス基板1上に
は、マウント(MT)2が形成され、このマウント2の
上にシリコン酸化膜(SiOx)3が形成されている。
さらに、シリコン酸化膜3の上にシリコン窒化膜(Si
Nx)4、アルモファスーシリコン膜(a−Si)5が
形成されている。このa−Si膜5の上にはシリコン窒
化膜6が形成され、このシリコン窒化膜6の上面のA部
分を残してn濃度の高いアルモファスーシリコン膜(n
+ a−Si)7が形成されている。
【0013】このn+ a−Si膜7の上面には、信号線
8が形成されている。この信号線8は、Ta/Al/T
aの3層構造に形成され、その膜厚D1 、D2 はAl膜
でおよそ2000〜3000オングストローム、Ta膜
でおよそ500オングストロームに形成されている。
【0014】この場合、信号線8は、スパッタ法により
成膜し、この後に硝酸/フッ酸系の混酸のガスを用いて
エッチング処理によりA部分を除去することにより形成
される。
【0015】かかる構成であれば、信号線8を形成する
Taはその抵抗率が12.5×10-6Ω・cmであり、例え
ばCrの抵抗率12.9×10-6Ω・cm、Moの抵抗率
5.2×10-6Ω・cmとほぼ同等の抵抗値を有し、信号線
に使用するに最適である。
【0016】又、Taは、フッ酸以外の酸に対しては不
溶であり、信号線8の下地となるSiNx膜6及びn+
a−Si膜7との選択エッチングが容易となる。すなわ
ち、信号線8を形成した後、n+ a−Si膜7のA部分
がエッチングにより除去するが、この場合、エッチング
処理により信号線6及びSiNx膜6は除去されてはな
らない。この点においてTaは、上記の如くフッ酸以外
の酸に対しては不溶であるので、選択性よくn+ a−S
i膜7のA部分のみをエッチング処理できる。さらに、
Taは、安定した化合物を生成するので、毒性がなく、
比較的後処理が容易で、半導体工業の排水の水質汚濁規
制に基づいて処理することができる。従って、信号線8
をTa/Al/Taの3層構造とすることにより、不良
発生率の少ない薄膜トランジスタを得ることができる。
【0017】なお、本発明は、上記一実施例に限定され
るものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、上記一実施例では薄膜トランジスタの場合
について説明したが、これに限らずコンデンサや抵抗を
形成した半導体回路に配線する信号線にも適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、安
定した化合物を生成する材料でその後処理が容易であ
り、かつほとんどの材料に対して可溶な材料を用いて信
号線を形成し、不良発生率の少ない半導体集積回路を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体集積回路の一実施例を示
す構成図。
【図2】同集積回路における信号線の構造図。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…マウント、3…シリコン酸化膜
(SiOx)、4,6…シリコン窒化膜(SiNx)、
5…アルモファスーシリコン膜(a−Si)、7…アル
モファスーシリコン膜(n+ a−Si)、8…信号線
(Ta/Al/Ta)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にシリコン酸化膜やシリコン窒化
    膜等のシリコン系の各薄膜を積層して形成される半導体
    集積回路において、 これらシリコン系の各薄膜上に、タンタルーアルミニウ
    ムータンタルの3層から成る信号線を形成したことを特
    徴とする半導体集積回路。
JP32553792A 1992-12-04 1992-12-04 半導体集積回路 Pending JPH06177388A (ja)

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JP32553792A JPH06177388A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 半導体集積回路

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