JPH0617649Y2 - 自動車用盗難防止装置 - Google Patents

自動車用盗難防止装置

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JPH0617649Y2
JPH0617649Y2 JP1984180334U JP18033484U JPH0617649Y2 JP H0617649 Y2 JPH0617649 Y2 JP H0617649Y2 JP 1984180334 U JP1984180334 U JP 1984180334U JP 18033484 U JP18033484 U JP 18033484U JP H0617649 Y2 JPH0617649 Y2 JP H0617649Y2
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JP
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switch
door
control unit
turned
alarm
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JP1984180334U
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俊一 津山
雅和 熊野
忠彦 櫛田
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株式会社ユ−シン
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、キー以外の不正な手段や方法により、自動車
のいずれかのドアやボンネットもしくはトランクがロッ
ク解除されたときに警報を発する自動車用盗難防止装置
に関するものである。
(従来技術) 近年、ロックされている自動車のドア、ボンネットもし
くはトランク等が、キー以外の不正な手段や方法によっ
て開かれると警報を発する盗難防止装置が開発され、自
動車に実際に装備されている。
この種の自動車用盗難防止装置は、例えば、自動車のあ
る隠された場所に設けたスイッチ等を操作するとそれ以
後は待機状態に移行し、もしも、キー以外の不正な手段
によってこの自動車のドア等が開かれると直ちに警報を
発するように構成されていた。
ところで、このような自動車用盗難防止装置を装備した
自動車では、運転者以外の者が誤ってスイッチに触れた
りすると、直ちに待機状態に移行され、たとえば座席に
乗車していた人が降車しようとして、ドアのインナロッ
クノブをアンロック側に操作すると警報装置が作動して
しまう。また、降車後トランクから物を取出すために、
トランクのロックを降車前に解除したうえで、直ちに降
車後誤ってスイッチを操作してしまうと、警報が発せら
れて運転者本人がびっくりさせられるといった問題もあ
る。さらに自動車を他の自動車に非常に接近して駐車さ
せる等、駐車場所によっては、自動車用盗難防止装置を
待機状態とするスイッチに手が届かずこのスイッチを操
作することができなくなるといった問題もあった。
また、従来、警報待機状態にするか否かが選択できなか
った。そのため、例えば人が眠っている車を施錠して離
れた後に目覚めた人が外へ出ようとインナロックノブを
上げると警報が発せられてしまう、という不具合があっ
た。
(考案の目的) 本考案は従来の自動車用盗難防止装置における上記不具
合を解消すべくなされたものであって、自動車の駐車場
所に関係なく待機状態にすることができるようにするた
め、イグニッションスイッチからキーが抜かれた状態で
前部座席側のドアがキーを使用せずにロックされた場
合、いわゆるキーレスロックされた場合、ある時間的な
猶予でもって、待機状態に移行してよいか否かをシステ
ム的に確認し、確認された場合にだけ待機状態に移行す
るようにした自動車用盗難防止装置を提供することを目
的としている。
(考案の構成) このため、本考案は、第1図に示すように、自動車の前
部座席側のドアをキーレスロックすると所定時間経過後
に警報発生の待機状態となる待機装置1を備えている。
この待機装置1には、キー以外の手段により上記自動車
のいずれかのドア,ボンネットあるいはトランク等がロ
ック解除されたとき、あるいは自動車のタイヤの盗難に
より自動車の車体が傾いたとき等、少なくとも盗難に関
連する異常が生じると異常検出装置2から異常信号が入
力される。上記待機装置1が待機状態にあり、異常検出
装置2が異常信号を出力したときに、待機装置1からの
指令により警報装置3が警報を発する。この警報は具体
的には、上記自動車のクラクション(ホーン)のオン、
オフ動作や全ターンシグナルランプの点滅等により行わ
れる。
すなわち、警報装置3は、自動車の前部座席側のドアが
キーレスロックされてから所定時間経過し、待機装置1
が待機状態に入るまでは、自動車のドアがロック解除さ
れても警報動作を行わない。この所定時間内に待機状態
に移行してよいか否かをシステム的に確認し、確認され
た場合にだけ待機状態に移行するようにしている。そし
て、この待機装置が待機状態に移行した後においては、
キー以外の手段により自動車のいずれかのドアがロック
解除される等、少なくとも盗難に関連する異常が発生す
ると、異常検出装置2から異常信号が出力し、警報装置
3から警報が発せられる。
(考案の効果) 本考案によれば、前部座席側ドアのみのキーレスロック
操作により、待機状態にすることができるようにしてい
るため前部座席の乗員のみが待機状態にすることができ
るので、全部座席の乗員以外の者が誤って待機状態にセ
ットして警報が発せられるということがない。そして駐
車場所により運転席側のドアを自由に開閉できない場合
も、前部座席の助手席側のドアをキーレスロック操作す
ることにより待機状態とすることができる。
また、キーレスロック操作により待機状態にするように
しているため車室内外に余分なスイッチ等を設ける必要
がなく、スイッチ操作等の別の操作も不要となる。
その上、前部座席の一方のドアがロックされた状態で他
方のドアがキーを使用せずにロックされた場合に待機状
態となるようになっているため、ドアがロックされずに
待機状態となったり、それによって誤警報を発したりす
ることはない。また、イグニッションスイッチからキー
が抜かれた状態で運転席側のドアをキーを使用せずにロ
ックするとカウントを開始し、所定時間経過してカウン
トがカウントアップした後、自動車の各ロック部がロッ
クされているか否かの検出を行い、各ロック部の全ての
ロックが確認されると、警報発生の待機状態となるよう
にしているため、トランク等が開かれた状態でキーレス
ロック操作されても直ちに警報を発することはなく、無
用な警報によって周囲を混乱させるようなことはない。
なお、各ロック部が全てロックされ、ロック状態が所定
時間持続すると警報発生の待機状態となるようにしてい
るため、不完全な閉じ操作により瞬間的にロック部がロ
ック状態となっても待機状態にはならず警報を発するこ
ともない。
なお、イグニッションスイッチからキーを抜くのを忘れ
てキーレスロックした場合には、自動車の所有車等の正
規な人でもキーを使用せずアンロックすることが考えら
れるが、この場合には警報を発することがない。
最近では、キー抜き忘れ警報を備えたものが多く、また
キーを差し込んだ状態ではエンジンが駆動しているた
め、間違ってキーレスロックしたことにすぐに気が付く
ものであるが、キーを座席等においたままキーレスロッ
クをすると、エンジンは停止しており、気が付かずにそ
のまま車を離れてしまう可能性が非常に高い。そしてこ
の場合、キーが座席等にあり盗難に合う可能性が非常に
高いものである。しかしこの場合には必ず警報発生の待
機状態になっており、キー以外の手段でドア等が開けら
れると警報を発するようになっているため盗難に合うこ
とはない。
更に本考案では、単に自宅の駐車場等でロックせずに駐
車し警報を発する必要がない場合、また仮にロックして
はいるが警報を発する必要がない場合、ロックをして警
報を発することが必要な場合等、必要に応じて運転者が
自由に待機状態にするかどうかを選択できる等の効果を
備えている。
また、本願考案では警報中にドアシリンダスイッチをオ
ンにすると警報状態が解除されるようになっている。し
たがって、もし警報が作動してしまった場合でもドアに
キーを差し込みどちらかに回せば警報解除でき特にアン
ロック方向に回さなければ解除できない訳ではない。こ
れにより警報状態を速やかに解除することができ、近所
の迷惑もみぜんに防止できる。
(実施例) 以下、第2図から第7図を参照して本考案の具体的な実
施例を説明する。
第2図において、コントロールユニット11は第1図の
待機装置1としての機能を有するもので、ワンチップ化
されたマイクロコンピュータ及びそれに付随した部品よ
り構成されている。
このコントロールユニット11は、後述する各種の異常
信号が夫々入力する異常信号等の入力端子11a,11
b,…,11o,システムの動作状態を示す信号を出力
する出力端子11p,…,11p,警報を指令する
信号を出力する出力端子11q,…,11u,電源端子
11vおよびアース端子11wを有している。
コントロールユニット11の入力端子11aはイグニッ
ションスイッチ12のイグニッション端子IG1に接続
されている。このイグニッションスイッチ12には、キ
ー(図示せず。)が差し込まれて所定位置以上回動され
たときから戻し回動しキーが引き抜かれるまでオンし、
キーが引き抜かれているとき、およびキーが差し込まれ
て所定位置まで回動する間にはオフするキーレススイッ
チ13が設けられ、このキーレススイッチ13は、ヒュ
ーズF,Fを介して、負極が設置されたバッテリB
の正極とコントロールユニット11の入力端子11bと
の間に接続されている。
また、上記コントロールユニット11の入力端子11c
とアースとの間、入力端子11dとアースとの間および
入力端子11eとアースとの間には、第3図に示すよう
に、自動車14の助手席側のドア15Lに設けられたド
アキーシリンダスイッチ16L、運転席側のドア15R
に設けられたドアキーシリンダスイッチ16Rおよびト
ランク(5ドア車の場合はバックドア)17に設けられ
たキーシリンダスイッチ18が夫々接続されている。
上記コントロールユニット11の入力端子11fとアー
スとの間には、第3図に示すように、運転席側のドア1
5Rおよび助手席側のドア15Lに夫々設けられたフロ
ントロックリンクスイッチ19Rおよび19Lが接続さ
れている。
上記コントロールユニット11の入力端子11gとアー
スとの間には、第3図に示すように、後部座席の右側の
ドア20Rに設けられたリヤロックリンクスイッチ21
Rと、後部座席の左側のドア20Lに設けられたリヤロ
ックリンクスイッチ21Lとが夫々接続されている。
上記コントロールユニット11の入力端子11hとアー
スとの間には、第3図に示すように、運転席側のドア1
5Rに設けられたインナロックスイッチ22Rと、助手
席側のドア15Lに設けられたインナロックスイッチ2
2Lとが接続されている。
同様に、上記コントロールユニット11の入力端子11
iとアースとの間には、第3図に示すように、後部座席
の右側のドア20Rに設けられたインナロックスイッチ
23Rと、後部座席の左側のドア20Lに設けられたイ
ンナロックスイッチ23Lとが接続されている。
ところで、自動車14のドア15R等をロックおよびロ
ック解除する機構は、第4図に運転席側のドア15Rに
ついて示すように、ドア15Rの外側に設けられたアウ
タハンドル24およびドア15Rの内側に設けられたイ
ンナハンドル25の作用を、ロック機構26を介して、
ドアロック機構27に伝達するようにしており、ドアキ
ーシリンダ28もしくはインナロックノブ29がロック
側に操作されたときには、上記ロック機構26が作用し
て上記アウタハンドル24およびインナハンドル25の
作用が遮断され、ドアロックが行われる。
上記第4図において、キーシリンダスイッチ16Rはド
アキーシリンダ28のキー操作期間だけオンし、それ以
外の状態ではオフする。また、インナロックスイッチ2
2Rはインナロックノブ29をアンロック位置方向に操
作しているときにオンとなる。さらに、ロックリンクス
イッチ19Rはロック機構26がアンロック操作される
とオンする。助手席側のドア15Lをロックおよびロッ
ク解除する機構も第4図と全く同様の構成を有する。
なお、後部座席のドア20Rおよび20Lには、ドアキ
ーシリンダ28は設けられていない。
再び第2図において、コントロールユニット11の入力
端子11jとアースとの間には、助手席側のドアスイッ
チ31L,後部座席の右側のドアスイッチ32Rおよび
左側のドアスイッチ32Lが接続されている。また、コ
ントロールユニット11の上記入力端子11jにはダイ
オードDのカソードが接続されている。そしてコント
ロールユニット11の入力端子11kとアースとの間に
は、運転席側のドアスイッチ31Rおよび助手席側のド
アスイッチ31Lが接続され、さらにコントロールユニ
ット11の入力端子11kには、ダイオードDのカソ
ードが接続されている。
上記4個のドアスイッチ31R,31L,32Rおよび
32Lは夫々ドア15R,15L,20Rおよび20L
が開くとオンし、閉じるとオフする。
コントロールユニット11の残る入力端子11l,11
m,11n,および11oとアースとの間には夫々トラ
ンクスイッチ33,ボンネットスイッチ34,傾斜セン
サ35およびオプションスイッチ36が接続されてい
る。
ここで、以上に説明したスイッチのオン、オフとこれら
スイッチが取着された部材の状態との関係は次表のよう
になる。
一方、上記コントロールユニット11の出力端子11p
,11p,11p,11pおよび11pと、
ヒューズFを通してバッテリBの正極に接続された電
源ラインlBとの間には、本自動車用盗難防止装置がキ
ー以外の手段によりドア15R等が開けられたときに警
報を発生する待機状態にセットされる過程で順次点灯も
しくは点滅して装置の動作状態を確認するためのモード
ランプM,M,M,MおよびMが夫々接続さ
れている。
上記コントロールユニット11の出力端子11qと電源
ラインlBとの間には、スタータカットリレー38の駆
動コイルXが接続されている。
このスタータカットリレー38は、上記警報の発生時
に、スタータソレノイド39への供電を遮断し、自動車
14のエンジンの始動ができないようにするためのリレ
ーである。上記スタータカットリレー38の常閉接点X
−bは、その一端がイグニッションスイッチ12のス
タータ端子STに接続されている。また、この常閉接点
−bの他端とアースとの間には、自動車14が自動
変速機(図示せず。)を備えている場合は、インヒビタ
スイッチ41とスタータソレノイド39とが直列に接続
される。上記インヒビタスイッチ41は、自動車14の
シフトレバーがN(中立)もしくはP(駐車)レンジに
あるときにオンし、エンジン始動はこのNもしくはPレ
ンジにおいてのみ行えるようにしている。
上記コントロールユニット11の出力端子11rとアー
スとの間にはホーンスイッチ42が接続される一方、上
記出力端子11rと電源ラインlBとの間にはホーンリ
レー43の駆動コイルXとヒューズFとが直列に接
続されている。ホーンリレー43の常開接点X−aの
一端はヒューズFを通して電源ラインlBに接続さ
れ、ホーンリレー43の常開接点X−aの他端とアー
スとの間にはホーン44と45とが並列に接続されてい
る。
上記コントロールユニット11の出力端子11sとアー
スとの間には、ターンシグナルランプ51,52および
53が接続され、また、上記出力端子11sと電源ライ
ンlBとの間には、ハザードスイッチ54の接点55と
フラッシャ56とが直列に接続されている。
上記コントロールユニット11の出力端子11tとアー
スとの間には、ターンシグナルランプ57,58および
59が接続されている。
上記コントロールユニット11の出力端子11sと出力
端子11tとの間にはリレー61の常閉接点X−bが
接続され、さらに、出力端子11sは、方向指示用のコ
ンビスイッチ62の左折側固定接点62Lに接続され、
また、出力端子11tは、上記コンビスイッチ62の右
折側固定接点62Rに接続されている。上記コンビスイ
ッチ62の可動接点62cとフラッシャ56との間に
は、リレー63の常開接点X−aが接続されている。
リレー63の駆動コイルXおよびリレー61の駆動コ
イルXはその各一端がいずれもイグニッションスイッ
チ12のイグニッション端子IG1に接続され、各他端
はハザードスイッチ54のいま一つの接点64を通して
アースに接続されている。
なお、第2図において、65,66はルームランプで、
67はルームランプスイッチであり、68はオルタネー
タで、コントロールユニット11の電源端子11vはヒ
ューズFを通して電源ラインlBに接続され、アース
端子11wはアースに接続されている。
次に、以上に構成を説明した自動車用盗難防止装置の動
作を、第5図、第6図および第7図に示すフローチャー
トに基いて説明する。
第2図の自動車用盗難防止装置は、自動車14の運転席
側のドア15Rもしくは助手席側のドア15Lがキーレ
スロックされる前の状態から、このドア15Rもしくは
15Lがキーレスロックされ、所定時間後に待機状態と
なり、警報状態もしくは警報状態解除となるまで、次の
(a)ないし(g)のモード零からモード6の動作を行
う。
(a)モード零は、イグニッションスイッチ12にキー
が差し込まれている場合の動作であって、第5図のステ
ップ1000のスタートからステップ1001の初期化
の後、ステップ1002,1003,1004および1
005を実行することにより行われる。
(b)モード1はイグニッションスイッチ12からキー
が抜かれているが未だ運転席側のドア15Rもしくは助
手席側のドア15Lが開かれていないときの動作であっ
て、モード1の状態では、モードランプMが30秒間
点灯し、モード1状態にあることを表示する。モード1
は第5図のステップ1002,1003,1006,1
007,1008,1009,1010および1011
を実行することにより行われる。
(c)モード2はイグニッションスイッチ12からキー
が抜かれ、運転席側のドア15Rもしくは助手席側のド
ア15Lが開かれ、さらに他のドア20R,20L,ボ
ンネット30(第3図参照)もしくはトランク17のい
ずれかが開かれているときの動作であって、モード2の
状態では、モードランプMが30秒間点灯する。モー
ド2は第5図のステップ1002,1003,100
6,1012,1013を実行し、ステップ1014,
1015,1016もしくは1017のいずれかを実行
した後、ステップ901,902および903を実行す
ることにより行われる。
(d)モード3はイグニッションスイッチ12からキー
が抜かれ、運転席側のドア15Rもしくは助手席側のド
ア15Lのいずれかが開で、他のドア20R,20L,
トランク17およびボンネット30がいずれも閉じられ
かつ、すべてのドア15R,15L,20R,20Lの
ロックリンクスイッチ19R,19L,21R,21L
がオフのときの動作であって、モード3の状態では、モ
ードランプMが30秒間点灯する。モード3は第5図
のステップ1002,1003,1006,1012,
1013,1014,1015,1016,1017,
1018,1019および1020を実行することによ
り行われる。
(e)モード4は運転席側のドア15Rもしくは助手席
側のドア15Lのいずれかがキーレスロックされ、警報
状態に入る前の動作で、モード4の状態では、モードラ
ンプMは30秒間点灯する。モード4は第5図のステ
ップ1002,1003,ステップ1006ないし10
11,およびステップ1021ないし1032を実行す
ることにより行われる。
なおステップ1025でカウントアップの判定をしたと
きに、ボンネット30,ドア15R,15L,20R,
20L,もしくはトランク17のいずれかが開かれてい
た場合、またはオプションスイッチ36がオンになって
いると再びサブルーチン1002に戻りモード4の状態
を継続する。
(f)モード5は待機状態の動作で、モードランプM
は30秒間点灯する。モード5は第6図のステップ20
01ないし2014,2026,2016,2017,
2032を実行することにより行われる。
(g)モード6は警報状態および警報状態解除時の動作
である。モード6は第7図のステップ3001から30
13を実行することにより行われる。
次に、モード零からモード6まで、順を追って第2図の
自動車用盗難防止装置の動作を説明する。
(a)モード零 自動車14(第3図参照)のエンジンが回転しているか
イグニッションスイッチ12にキーが差し込まれている
ときは、コントロールユニット11(第2図参照)は、
第5図のステップ1000,1001を実行後、ステッ
プ1002にて関連する各スイッチの状態をチェックす
るサブルーチンを実行し、ステップ1003にてキーレ
ススイッチ13がオンであるか否かを判定する。キーが
イグニッションスイッチ12に差し込まれている場合、
ステップ1004にて、キーレススイッチ13がオフで
運転席側のドアスイッチ31Rおよび助手席側のドアス
イッチ31Lがオンとなったことがないというセットを
行い(TJCNT←0)、ステップ1005にて、モー
ドを零にする(MODE←0)。その後、ステップ10
02,1003,1004および1005を繰り返し実
行する。
(b)モード1 モード零の状態において、イグニッションスイッチ12
からキーが抜かれると、コントロールユニット11はス
テップ1006を実行し、運転席側のドア15Rのドア
スイッチ31Rおよび助手席側のドア15Lのドアスイ
ッチ31Lがオンかオフ(ドア15Rおよび15Lが開
いているか閉じているか)を判定し、ドア15Rおよび
15Lが閉じている場合は、ステップ1007で、現在
モードが4であるか否かを判定する。
この時点では、モードは零であるから、上記コントロー
ルユニット11はステップ1008を実行し、さらに、
現在モードが1であるか否かを判定する。この時点では
モードは零であるから、コントロールユニット11はス
テップ1009を実行し、モードを1にセット(MOD
E←1)した後、モードランプMを30秒間点灯させ
る(SET30)。コントロールユニット11は、ステ
ップ1011にて、キーレススイッチ13がオフでドア
スイッチ31Rもしくは31Lがオンとなった(TJC
NT=1)ことがあるか否かを判定する。このときはT
JCNT=0であるから、コントロールユニット11は
再びサブルーチン1002からステップ1003,10
06,1007,1008を実行するがこのときにはモ
ードが1になっているから次にステップ1011を実行
する。その後はサブルーチン1002からステップ10
03,1006,1007,1008および1011の
ステップを繰り返し実行する。
(c)モード2 モード1の状態において、運転席側のドア15Rもしく
は助手席側のドア15Lが開き、ドアスイッチ31Rも
しくは31Lがオンすると、コントロールユニット11
はステップ1006からステップ1012を実行し、キ
ーレススイッチ13がオフで運転席側のドア15Rのド
アスイッチ31Rもしくは助手席側のドア15Lのドア
スイッチ31Lがオンとなった(TJCNT←1)とい
うセットを実行した後、スイッチ1013にて、上記ド
アスイッチ31Rもしくは31Lがオフでフロントロッ
クリンクスイッチ19Rもしくは19Lの4秒間判定必
要(FKCNT←0)と設定する。コントロールユニッ
ト11は、その後、ステップ1014ないし1017の
判定を実行し、前部座席以外のドアスイッチ32R,3
2Lのオン,オフ,トランクスイッチ33のオン,オ
フ,ボンネットスイッチ34のオン,オフ,リヤロック
リンクスイッチ21R,21Lのオン,オフを判定す
る。これらスイッチの少なくとも一つがオンしていると
きは、コントロールユニット11は、ステップ901に
て、現在、モード2であるか否かを判定する。この時点
では、モードは1であるから、コントロールユニット1
1は、ステップ902を実行し、モードを2とした(M
ODE←2)後、ステップ903にて、モードランプM
を30秒間点灯させる。コントロールユニット11は
次のタイミングで、サブルーチン1002からステップ
1003,1006,1012,1013を実行し、1
004ないし1007のいずれかのステップまで実行し
た後、ステップ901を実行しサブルーチン1002に
戻り、以後このループを繰り返し実行する。
(d)モード3 上記状態にて、前部座席以外のドアスイッチ32R,3
2Lがオフ,トランクスイッチ33がオフ,ボンネット
スイッチ34がオフし、全てのロックリンクスイッチ1
9R,19L,21R,21Lのいずれもオフする。す
なわち、前部座席以外のドア20R,20L,トランク
17およびボンネット30のいずれもが閉じかつ、すべ
てのロックリンクスイッチ19R,19L,21R,2
1Lがオフすると、コントロールユニット11は、ステ
ップ1019にて、モードを3とし(MODE←3)、
ステップ1020にてモードランプMを30秒間点灯
させる。
次にサブルーチン1002,ステップ1003,100
6およびステップ1012から1018が実行されるが
この時点でモードは3であり、ステップ1018からサ
ブルーチン1002に戻る。
以後、サブルーチン1002,ステップ1003,10
06およびステップ1012から1018が繰り返し実
行される。
(e)モード4 次に、上記モード3の状態において、運転席側のドア1
5Rもしくは助手席側のドア15Lのいずれか一方が閉
じられ、他方がキーレスロックされる(一方が開かれた
状態で他方がキーレスロックされてもモード3のままで
ある。)、すなわち、キーレススイッチ13がオフ,ド
アスイッチ31Rおよびドアスイッチ31Lがオフする
と、コントロールユニット11は、ステップ1007に
て、現在モードが4であるか否かを判定する。この時点
ではモードは3であるから、コントロールユニット11
は、ステップ1008にてモードが1であるか否かを判
定し、ステップ1009にてモードを一時的に1に設定
してステップ1010を再び実行する。
その後、コントロールユニット11は、ステップ101
1にて、キーレススイッチ13がオフでドアスイッチ3
1Rもしくは31Lがオンとなったことがある(TJC
NT=1)、すなわち、イグニッションスイッチ12か
らキーが引き抜かれて、運転席側のドア15Rもしくは
助手席側のドア15Lが開いたことがあるかを判定す
る。この時点では、イグニッションスイッチ12からキ
ーが引き抜かれて、運転席側のドア15Rもしくは助手
席側のドア15Lが開いたことがあるから、コントロー
ルユニット11はステップ1021を実行し、運転席側
のドア15Rのフロントロックリンクスイッチ19Rお
よび助手席側のドア15Lのフロントロックリンクスイ
ッチ19Lがオフであるか否かを判定する。
このときは運転席側のドア15Rもしくは助手席側のド
ア15Lのいずれか一方はロックされた状態で他方がキ
ーレスロックされているから、フロントロックリンクス
イッチ19Rおよび19Lはオフでコントロールユニッ
ト11はステップ1022にて、現在、モードが4であ
るか否かを判定するが、この時点でモードは1に設定さ
れているため、ステップ1023にて、運転席側のドア
15Rもしくは助手席側のドア15Lがキーレスロック
されてから待機状態に入るまでの時間を規定する待機猶
予用のカウントを開始させた後、ステップ1024にて
モードを4とし、具体的な図示及び説明はなされていな
いが再びサブルーチン1002に戻りサブルーチン10
02が実行される際にモードランプMを30秒間点灯
させるようにしている。
コントロールユニット11は、ステップ1025にて、
上記でスタートされたカウントがカウントアップしたか
否かを判定する。この時点ではカウントがアップしてい
ないためコントロールユニット11はステップ1034
にていま一つのカウントを開始させた後、再びサブルー
チン1002に戻り、ステップ1003,1006,1
007を実行する。この時点ではモードは4になってい
るから、次にステップ1021,1022,1025,
1034を実行した後、ステップ1002に戻る。その
後ステップ1023にて開始させたカウントがカウント
アップするまでは、コントロールユニット11は、以上
の動作を繰り返す。
待機猶予時間が経過して上記カウントがカウントアップ
すると、コントロールユニット11はステップ102
6,1027,1028および1029を順次実行し、
ボンネットスイッチ34,オプションスイッチ36,前
部座席以外のドアスイッチ32R,32Lおよびトラン
クスイッチ33がオフであるか否かを判定する。これら
ボンネットスイッチ34,オプションスイッチ36,ド
アスイッチ32R,32Lおよびトランクスイッチ33
の少なくとも一つがオンしている場合は、コントロール
ユニット11は、ステップ1034にて再び上記のいま
一つのカウントを開始させ、サブルーチン1002に戻
って以上の動作を繰り返す。
なお、このとき、上記トランクスイッチ33がオンして
いる場合、コントロールユニット11はステップ103
3にて30秒経過アップにセット後、ステップ1034
にて上記いま一つのカウントを開始する。
この状態にて、上記ボンネットスイッチ34,オプショ
ンスイッチ36,ドアスイッチ32R,32Lおよびト
ランクスイッチ33が全てオフとなると、カウント開始
が繰り返されていた上記いま一つのカウントが開始さ
れ、コントロールユニット11は、ステップ1030に
て、このカウントがカウントアップしたか否かを判定す
る。このカウントは、カウント開始からカウントアップ
まで約1.5秒に設定されている。従って、ボンネット
30,ドア20R,20Lおよびトランク17等のいず
れかを閉じたが完全に閉じず、再び開いたような場合に
は、上記カウントは再びカウントが開始されるが、カウ
ントアップはしない。すなわち、ボンネット30,ドア
20R,20Lおよびトランク17等の不完全な閉じ動
作により、待機状態に入ることは防止される。
上記いま一つのカウントがカウントアップすると、コン
トロールユニット11はステップ1031を実行し、ス
テップ1035にて、後述するステップ1025および
2027にて実行した30秒カウントをしている状態
(TKCNT=1)か否かを判定する。
この時点では、TKCNT=1ではないから、コントロ
ールユニット11はステップ1032を実行し、ドアス
イッチ31R,31L,32R,32Lがオフで、ロッ
クリンクスイッチ19R,19L,21R,21Lがオ
フ状態の4秒間判定が不必要(FKCNT=1)である
か否かを判定する。
なお、TKCNT=1の場合は、コントロールユニット
11はステップ1035を実行し、上記30秒カウント
の判定を行う。
(f)モード5 FKCNT=1でない場合は、第6図に示すように、ス
テップ2001にて3分カウントを開始させる。これ
は、自動車14の車室内に子供等が残り、インナロック
ノブ29が不用意に操作された場合に、警報状態に入る
のを防止するためである。TKCNT=1で30秒経過
した時およびFKCNT=1のときはこの3分カウント
開始は行われない。
その後、コントロールユニット11は、ステップ200
2にてモードを5とし(MODE←5)てモードランプ
を30秒間点灯させステップ2003にてドアスイ
ッチ31R,31L,32R,32Lのオフ,ロックリ
ンクスイッチ19R,19L,21R,21Lのオフ状
態の4秒間判定が必要にセット(FKCNT←0)し、
さらにステップ2004にて自動車14の駐車位置にお
ける傾斜センサ35の初期値の記憶もしくは傾斜センサ
35の初期位置のセット(傾斜センサセット)を行う。
コントロールユニット11は、サブルーチン2005に
て、自動車14のドアスイッチ31R,31L,32
R,32L,ボンネットスイッチ34等の既に説明した
全てのスイッチおよび傾斜センサ35の出力、すなわ
ち、各センサ出力の読み込みを行い、以下のステップ2
006ないし2020のステップにて、これらセンサか
ら異常信号が出力されているか否かを判定する。
すなわち、コントロールユニット11は、上記ステップ
2006ないし2020のうちのステップ2006ない
し2028において、傾斜センサ35,ドアスイッチ3
1R,31L,32R,32Lもしくはボンネットスイ
ッチ34のうちのいずれか一つがオンであると判定する
と、待機状態に入って3分以内であるか否かに関係な
く、後述する警報状態に入る。
また、コントロールユニット11は、ステップ2009
にて入力端子11aがオンであると判定すると、キーレ
ススイッチ13がオフで正常なキーを使用せずにエンジ
ンを始動させようとした場合は警報状態となり、キーレ
ススイッチ13がオンの場合、すなわち、正常なキーを
使用してエンジンを始動させる場合には、再び第5図の
ラベル初期化(サブルーチン1001)に戻る。
コントロールユニット11は、ステップ2010にて、
オプションスイッチ36がオンであると判定した場合に
も警報状態に入る。
上記ステップ2009および2010も、待機状態に入
って3分以内であるか否かに関係なく実行される。
コントロールユニット11は、上記ステップ2010を
実行後、インナロックステップ21R,21L,23
R,23Lのオン,オフの判定、すなわち、インナロッ
クノブ29がアンロック位置側に操作されているかどう
かを判定する。インナロックノブ29が車室内に残った
子供等の不用意な操作によりアンロック位置になった場
合は、ステップ2023にて、T秒カウント開始した
後、ステップ2024にて、既に、ステップ2001に
て3分カウント開始している3分カウントがカウントア
ップしているか否か(待機状態に入って3分経過してい
るか否か)を判定する。
待機状態になって3分以内であれば、すなわち、キーレ
スロックした自動車14の車内に残った子供等によるイ
ンナロックノブ29の不用意なアンロック位置への操作
が待機状態となって3分以内に行われた場合には、コン
トロールユニット11は、ステップ2028にてFKC
NTを1とし(FKCNT←1)、ステップ2029に
て再びモードを4とし、ステップ2030にて傾斜セン
サ35をセット解除した後、第5図のサブルーチン10
02に戻る。
以後、コントロールユニット11は、待機状態となって
3分以内は、このサブルーチン1002から、ステップ
1003,1006,1007,1021,1022,
1025ないし1032,2002ないし2011,2
023,2024のループを繰り返し実行するがインナ
ロックノブ29が操作されると若干遅れてフロントロッ
クリンクスイッチ19R,19Lもしくはリヤロックリ
ンクスイッチ21R,21Lのいずれかがオンになりコ
ントロールユニット11はサブルーチン1002からス
テップ1003,1006,1007,1021,10
36を実行し再びサブルーチン1002に戻るループを
繰り返す。
このループの実行中、インナロックノブ29がロック位
置に戻されてフロントロックリンクスイッチ19R,1
9Lもしくはリヤロックリンクスイッチ21R,21L
がオフすると、コントロールユニット11はサブルーチ
ン1002からステップ1003,1006,100
7,1021,1022,1025ないし1032,2
002ないし2014,2026,2016,201
7,2032を実行し、サブルーチン2005に戻る。
以後、コントロールユニット11はサブルーチン200
5,ステップ2006ないし2014,2026,20
16,2017,2032からサブルーチン2005に
戻るループを繰り返し実行し待機状態となる。
上記ステップ2023にてT秒カウントが開始される
が、これはインナロックノブ29の操作時間が極度に短
かった場合、インナロックスイッチ22R,22L,2
3Rもしくは23Lがオフした後、フロントロックリン
クスイッチ19R,19Lもしくはリヤロックリンクス
イッチ21R,21Lのいずれかが遅れてオンし、ただ
ちに警報状態に入るのを防止するためのものである。す
なわち待機状態となって3分以内の時に、インナロック
スイッチ22R,22L,23Rもしくは23Lがオフ
してもT秒カウント中はコントロールユニット11は
2012から2024,2028ないし2030を実行
し、サブルーチン1002に戻り、ステップ1003,
1006,1007,1021,1022,1025な
いし1032,2002ないし2012,2024,2
028ないし2023のループを繰り返し実行するよう
にし、その間にフロントロックリンクスイッチ19R,
19Lもしくはリヤロックリンクスイッチ21R,21
Lのいずれかがオンするようにしている。フロントロッ
クリンクスイッチ19R,19Lもしくはリヤロックリ
ンクスイッチ21R,21Lのいずれかがオンするとコ
ントロールユニット11はサブルーチン1002からス
テップ1003,1006,1007,1021,10
36を実行し再びサブルーチン1002に戻るループを
繰り返し実行する。
待機状態となって3分間経過すると自動車14のドア1
5R,15L,20R,20Lやトランク17が不正に
開かれるといったことがない限り、コントロールユニッ
ト11は、サブルーチン2005,ステップ2006な
いし2014,2026,2016,2017,203
2より、再びサブルーチン2005に戻るループを繰り
返し実行し、実質的な待機状態に入る。
この待機中に、傾斜センサ35,ドアスイッチ31R,
31L,32R,32L,ボンネットスイッチ34,も
しくはオプションスイッチ36のいずれかがオンの場
合、およびイグニッションスイッチ12がオンでキーレ
ススイッチ13がオフの場合には、いずれも後述する警
報状態となる。
また、トランク17のトランクキーシリンダスイッチ1
8がオフでトランクスイッチ33がオンし、かつT
カウントがアップした場合にも、後述する警報状態とな
る。このT秒カウントは、トランクキーシリンダスイ
ッチ18とトランクスイッチ33の組付時のバラツキに
より、トランク17を開いたとき、誤って警報が発生さ
れるのを防止するためのものである。すなわち、トラン
クキーシリンダスイッチ18がオフになっているにもか
かわらずトランクスイッチ33がオンした場合、コント
ロールユニット11は、直ちに警報状態とすることな
く、T秒経過した後のこれらトランクキーシリンダス
イッチ18とトランクスイッチ33の状態を判定し、T
秒経過後もトランクキーシリンダスイッチ18がオフ
でトランクスイッチ33がオンしている場合には、不正
にトランク17が開かれるものとして警報状態とする。
一方、トランクスイッチ33がオンしても、T秒以内
にトランクキーシリンダスイッチ18がオンすると、コ
ントロールユニット11はステップ2025,2027
ないし2030から第5図のサブルーチン1002の実
行に戻り、以後、サブルーチン1002からステップ1
003,1006,1007,1021,1022,1
025ないし1029,1033,1034を実行して
再びサブルーチン1002に戻るループを繰り返し、待
機状態は解除され、その後トランク17を閉じると再び
待機状態となる。なおステップ2027にて30秒カウ
ントを開始するようにしているのは、トランク17の上
に荷物等を置いていた場合、正常なキー操作によりトラ
ンク17を開けようとしてもトランク17が途中までし
か開かずトランクスイッチ33はオフの状態を維持す
る。この場合手動にてトランク17を開くことになるが
この時すでにトランクキーシリンダスイッチ18がオフ
になっているため警報状態となるが、これを防止するた
めのものである。
ドアキーシリンダスイッチ16R,16Lはいずれもキ
ー操作されている間だけオン状態となるスイッチである
が、このドアキーシリンダスイッチ16R,16Lが通
常のキー操作によりオンとなった場合も、次のようにし
て、待機状態が解除される。
たとえば、ドアキーシリンダスイッチ16Rが通常のキ
ー操作によりオンすると、コントロールユニット11
は、ステップ2031にてキーシリンダタイマカウント
を開始する。
ところで、ドアキーシリンダスイッチ16Rとロックリ
ンクスイッチ19Rとの間にも、トランクキーシリンダ
スイッチ18とトランクスイッチ33と同様の事情が存
在し、両者の組付のバラツキにより、ロックリンクスイ
ッチ19Rは、ドアキーシリンダスイッチ16Rがオン
した後のタイミングでオンする場合と、ドアキーシリン
ダスイッチ16Rがオンする前のタイミングでオンする
場合とがある。
以下、この2つの場合の動作について説明する。
[ドアキーシリンダスイッチが先にオンする場合] ドアキーシリンダスイッチ16Rがオンした後にロック
リンクスイッチ19Rがオンする場合には、コントロー
ルユニット11は、ステップ2016からステップ20
31を実行し、キーシリンダタイマカウント開始した
後、ステップ2017にてロックリンクスイッチ19R
がオフであると判定し、ステップ2032からサブルー
チン2005の実行に戻る。
その後、ロックリンクスイッチ19Rがオンすると、コ
ントロールユニット11は、ステップ2018にて、上
記でカウント開始されたキーシリンダタイマアップの判
定を実行する。
通常ドアキーシリンダスイッチ16Rがオンしていると
きにロックリンクスイッチ19Rがオンするものである
が少なくともドアキーシリンダスイッチ16Rがオフし
た後タイマアップするまでにロックリンクスイッチ19
Rがオンするようにしているためコントロールユニット
11は、正常にドアロックが解除されたものとみなし
て、ステップ2021にてキーシリンダタイマアップお
よびロックリンクタイマアップとして第5図のサブルー
チン1001に戻り、待機状態は解除される。
[ロックリンクスイッチが先にオンする場合] ドアキーシリンダスイッチ16Rがオンする前にロック
リンクスイッチ19Rがオンする場合には、コントロー
ルユニット11はステップ2016からステップ201
7を実行し、ロックリンクスイッチ19Rがオンである
と判定した後、ステップ2018にて、キーシリンダタ
イマアップか否かを判定する。この場合、通常はキーシ
リンダタイマカウントが開始されていないから、コント
ロールユニット11は、キーシリンダタイマがタイマア
ップしたと判定し、ステップ2019,2033を実行
した後サブルーチン2005に戻る。そして、ロックリ
ンクタイマがタイマアップするまでサブルーチン200
5,ステップ2006ないし2014,2026ないし
2019,2033から再びサブルーチン2005に戻
るループを繰り返し実行する。正常なキー操作でロック
リンクスイッチ19Rがオンされた場合にはドアキーシ
リンダスイッチ16Rとロックリンクスイッチ19Rと
の組付のバラツキによるドアキーシリンダスイッチ16
Rのオンの遅れ時間が生じてもロックリンクタイマがタ
イマアップする前にドアキーシリンダスイッチ16Rが
オンし、コントロールユニット11は、ステップ202
1を実行し、第5図のサブルーチン1001に戻り、待
機状態が解除される。また、ロックリンクタイマアップ
の前にドアキーシリンダスイッチ16Rがオンしないと
きは、正常なキー操作が行われていない場合であり、こ
のときは警報状態となる。
なお、ドアキーシリンダスイッチ16Lによる待機状態
解除も、上記と同様にして行われる。
(g)モード6 モード5の状態から既に説明した警報を発すべきいずれ
かの状況が発生すると、コントロールユニット11は、
第7図のステップ3001にて警報持続時間である3分
間カウントを開始した後、ステップ3002にてモード
を6とし、モードランプM,M,M,M,M
を同時に30秒間点滅させる。
次いで、コントロールユニット11は、ステップ300
3にてその出力端子11qから「ロー」レベルの信号を
出力して第2図に示すスタータカットリレー38のソレ
ノイドXを付勢し、その常閉接点X−bをオフとし
てエンジンの始動ができないようにする。また、コント
ロールユニット11は、ステップ3004にて、オプシ
ョンの出力端子11uから「ロー」レベルの信号を出力
する。このオプションの出力端子11uと電源ラインl
Bとの間に、たとえば音声合成装置等からなる警報装置
(図示せず。)を接続すれば、自動車14が盗難状態に
あることを音声等により警報させることができる。
次いで、コントロールユニット11は、ステップ300
5にて、3分カウントがアップしたか否かを判定し、こ
の3分カウントがアップしていない場合は、ステップ3
006にて出力端子11rの出力を周期的に「ロー」レ
ベルと「ハイ」レベルとし、第2図におけるホーンリレ
ー43の駆動コイルXを上記周期で付勢および消勢
し、ホーン44,45から警報音を断続的に発生させ
る。
コントロールユニット11は、同時に、ステップ300
7にてその出力端子11sおよび11tの出力を周期的
に「ロー」レベルと「ハイ」レベルとし、第2図のター
ンシグナルランプ51,52,53,57,58および
59を点滅させる。
コントロールユニット11は、サブルーチン3008に
てドアキーシリンダスイッチ16R,16L,キーレス
スイッチ13および入力端子11aの出力の読込みのル
ーチンを実行し、以下、ステップ3009にてドアキー
シリンダスイッチ16R,16Lのオン,オフを、ステ
ップ3010にてキーレススイッチ13のオン,オフ
を、また、スイッチ3011にて入力端子11aのオ
ン,オフを夫々判定する。
すなわち、ドアキーシリンダスイッチ16R,16Lが
オフかつキーレススイッチ13がオフの場合、もしく
は、ドアキーシリンダスイッチ16R,16Lがオフか
つキーレススイッチ13がオンで入力端子11aがオフ
の場合には、上記3分カウントがアップするまで警報動
作が行われる。
上記警報動作中においても、ドアキーシリンダスイッチ
16R,16Lがオンとなった場合すなわち、ドアシリ
ンダがロック方向,アンロック方向のいずれかに操作さ
れた場合に、もしくはキーレススイッチ13と入力端子
11aがオンした場合には、コントロールユニット11
は、第5図のサブルーチン1001に戻り、警報状態は
解除される。
また、3分カウントがアップした場合には、コントロー
ルユニット11は、ステップ3012にて、ホーンリレ
ー43の駆動コイルXの付勢を停止し、次いでステッ
プ3013にてターンシグナルランプ51,52,5
3,57,58および59の点滅を停止し、警報動作を
停止させる。
尚、引き続きスタータカットリレー38はオンしオプシ
ョンの出力端子11aからは「ロー」レベルの信号を出
力し続ける。
以上に説明した実施例によれば、自動車14の前部座席
側のドア15Rもしくは15Lがキーレスロックされた
後、所定時間内に待機状態に移行して良いか否かをシス
テム的に確認し、確認された場合にだけ待機状態に入る
ようにしているので、すなわちキーレスロック時に自動
車14の前部座席以外のドア20Rおよび20L,ボン
ネット30,トランク17等が開かれていた場合には、
直ちに待機状態にはされずその後それらが閉じられた場
合に待機状態にされるようになっているため、誤って警
報状態になることはない。また運転席側のドア15Rが
駐車場所の制約から自由に開閉できない場合には、助手
席側のドア15Lを使用して本装置を待機状態とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用盗難防止装置の概略を示
す説明図、 第2図は本考案に係る自動車用盗難防止装置の一実施例
の具体的な回路図、 第3図は各種センサの取付位置の説明図、 第4図はドアキーシリンダスイッチ,インナロックスイ
ッチおよびロックリンクスイッチとこれらスイッチを作
動させるための機構との関係を示す説明図、 第5図,第6図および第7図は第2図の自動車用盗難防
止装置の動作を説明するためのフローチャートである。 1……待機装置、2……異常検出装置、 3……警報装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−83641(JP,A) 特開 昭55−51641(JP,A) 特表 昭59−500464(JP,A) 特開 昭58−35694(JP,A) 特開 昭57−104439(JP,A) 特開 昭54−95431(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】イグニッションスイッチからキーが抜かれ
    た状態でかつ前部座席の一方のドアがロツクされた状態
    で他方のドアをキーを使用せずにロックするとカウント
    を開始し、所定時間経過してカウントがカウントアップ
    した後、自動車の各ロック部がロックされているか否か
    の検出を行い、各ロック部の全てがロックされ、ロック
    状態が所定時間持続すると警報発生の待機状態となり、
    キーにより自動車の各ロック部のいずれかがアンロック
    されると待機状態が解除される待機装置と、 キー以外の手段により上記各ロック部のいずれかがアン
    ロックされると異常信号を出力する異常検出装置と、 待機装置が待機状態で異常検出装置が異常信号を出力し
    たときに警報を発生する警報装置とを、 備えたことを特徴とする自動車用盗難防止装置。
JP1984180334U 1984-11-27 1984-11-27 自動車用盗難防止装置 Expired - Lifetime JPH0617649Y2 (ja)

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JPS5835694A (ja) * 1981-08-26 1983-03-02 日産自動車株式会社 自動車用盗難防止制御装置
JPH0617648Y2 (ja) * 1984-10-18 1994-05-11 株式会社ユ−シン 自動車用盗難防止装置

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