JPH0544214Y2 - - Google Patents

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JPH0544214Y2
JPH0544214Y2 JP1986067023U JP6702386U JPH0544214Y2 JP H0544214 Y2 JPH0544214 Y2 JP H0544214Y2 JP 1986067023 U JP1986067023 U JP 1986067023U JP 6702386 U JP6702386 U JP 6702386U JP H0544214 Y2 JPH0544214 Y2 JP H0544214Y2
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JP
Japan
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circuit
power supply
power
switch
supply line
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は自動車の盗難防止回路に関するもので
ある。
(ロ) 従来の技術 通常、自動車にはドアロツクが設けられ、この
ロツクを行うことにより自動車自体、或るいは其
の装備品、自動車室内に置かれた品物を盗難から
防止するものであるが、時としてドアのロツクを
しなかつたり、或るいはロツクをしているにもか
かわらず、ロツクを解除されたりして、盗難にあ
うことがある。
そこで、従来ではイグニツシヨンキーの抜き取
りによりステアリングをロツクし、運転不能状態
にしたり、或るいはイグニツシヨンキーの抜き忘
れ時に警報音を発生し、キーの抜き忘れを防止し
たりして盗難の発生確率を低減するようにしてい
る。
然し乍ら、イグニツシヨンキーは機械的な鍵で
あるため、形をいくら複雑にしてもその数は限ら
れている。従つて、基本的な形の鍵を持つていれ
ばどんな自動車も簡単にエンジンを始動させるこ
とが可能である。
又、イグニツシヨンキーがなくても、スタータ
回路及び点火コイルにバツテリーを直結すれば、
自動車のエンジンを始動出来、よつて盗難に遭遇
してしまうという問題がある。
斯る問題を解決する方法としては、特公昭56−
8773号公報に開示されたものが知られている。
即ち、操作者が手動でコード信号を入力し、こ
のコード信号と予じめ設定された設定コード信号
とを照合する。斯る照合の結果、上記両信号が一
致すれば電気経路を正常動作状態に切り換え、エ
ンジンの始動を可能にするものである。
上記従来の技術では、自動車自体の盗難を防止
することができるものの、コード信号を入力する
ための手段及びこの入力コード信号と設定コード
信号とを照合するための手段を必要とするため、
回路構成が複雑となるものであつた。
斯る問題を解決するものとして、第1図のごと
き構成が考えられる。
第1図において、1はバツテリー、2はイグニ
ツシヨンキーの操作位置に基づき各部への電源供
給を制御するキースイツチ、3はエンジンを始動
させるためのスタータ回路、4及び5はエンジン
始動可否を制御する第1及び第2スイツチで、第
1スイツチ4が始動不能スイツチ、第2スイツチ
5が始動可能スイツチとなる。6はスイツチ4及
び5の操作状態を記憶する記憶回路となるフリツ
プフロツプ、7はフリツプフロツプ6の出力に基
づきスタータ回路3を制御する制御回路で、ダー
リントン接続されたトランジスタ8及び9と、抵
抗10及び11と、トランジスタ保護用及びパル
ス吸収用のダイオード12と、ノイズ吸収用コン
デンサ13と、リレーコイル14と、リレースイ
ツチ15とより構成されている。
斯る第1図の回路において、第1スイツチ4が
操作された場合には、フリツプフロツプ6を構成
するNORゲート6aの一入力端子[フリツプフ
ロツプ6のセツト入力端子]にHレベル信号が印
加されるため、フリツプフロツプ6がセツトさ
れ、フリツプフロツプ6を構成するNORゲート
6bの出力がHレベルとなる。
斯る状態において、イグニツシヨンキーを操作
し、エンジン始動位置(スタート位置)に設定す
ると、斯るキー操作に基づきキースイツチ2より
線路16を介してリレーコイル14へ電流が供給
されるため、リレーコイル14が励磁され、リレ
ースイツチ15をa側へ切り換える。従つて、キ
ースイツチ2からの電源はスタータ回路3のコイ
ル3aへは供給されず、またバツテリー1からの
電源電圧もセルモータへ供給されないため、イグ
ニツシヨンキーの操作に拘わらずエンジンは始動
されない。
また、第2スイツチ5が操作された場合には、
フリツプフロツプ6を構成するNORゲート6b
の一入力端子[フリツプフロツプ6のリセツト入
力端子]にHレベル信号が印加されるため、フリ
ツプフロツプ6がリセツトされ、フリツプフロツ
プ6を構成するNORゲート6bの出力がLレベ
ルとなる。
従つて、斯る状態において、イグニツシヨンキ
ーを操作し、エンジン始動位置(スタート位置)
に設定されたとしても、リレーコイル14は励磁
されないため、リレースイツチ15はb側に切り
換えられ、キースイツチ2からの電流がスタータ
回路3のコイル3aに供給される。
従つて、スタータ回路3のスイツチ3bが閉成
され、セルモータへ電源が供給されるため、エン
ジンが始動される。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記技術では、スタータ回路へ供給される電源
を制御回路の電源としても用いているため、誤動
作を生じる虞がある。
即ち、スタータ回路のコイルは、セルスタート
時、リレーを導通させるために多くの電流を必要
とするため、イグニツシヨンキーをスタート位置
に設定すると、電圧の低下により、リレースイツ
チ15の動作状態を保持し得なくなる虞がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、イグニツシヨンキーの操作位置に応
じて第1の電源供給線路及び第2の電源供給線路
を介して電源を供するキースイツチと、前記第1
の電源供給線路を介して電源が供給されるスター
タ回路と、エンジン始動可否を制御するスイツチ
と、このスイツチの操作状態を記憶する記憶回路
と、前記第2の電源供給線路を介して電源が供給
され、前記記憶回路の出力に基づき前記第1の電
源供給線路を介した前記スタータ回路への電源供
給を制御する制御回路とを備え、前記記憶回路が
第1操作状態を記憶している際には、前記制御回
路にて前記スタータ回路への電源供給を許容し、
前記記憶回路が第2操作状態を記憶している際に
は、前記制御回路にて前記スタータ回路への電源
供給を遮断することを特徴とする。
(ホ) 作用 上記の構成において、記憶回路が第1操作状態
を記憶している際には、前記制御回路にて前記ス
タータ回路への電源供給を許容し、前記記憶回路
が第2操作状態を記憶している際には、前記制御
回路にて前記スタータ回路への電源供給を遮断す
る。
(ヘ) 実施例 第2図は本考案の一実施例を示す図で、第1図
と同一部分には同一符号を付すとともに、説明を
省略する。
第2図では、イグニツシヨンキーがエンジン始
動位置(スタート位置)に設定されたとき、キー
スイツチ2からスタータ回路3へ電源を供給する
第1の電源供給線路17に制御回路7のリレース
イツチ15を配置するとともにイグニツシヨンキ
ーがオン位置に設定されたとき、キースイツチ2
から制御回路7のトランジスタ8及び9へ第2の
電源供給線路18を介して電源を供給するように
している。
第2図において、イグニツシヨンキーを操作し
てオン位置に設定すると、第2の電源供給線路1
8を介してトランジスタ8及び9に電源が供給さ
れるので、フリツプフロツプ6を構成するNOR
ゲート6bの出力がHレベルであれば、トランジ
スタ8及び9が導通し、リレーコイル14が励磁
される。従つて、リレースイツチ15がa側に設
定される。
また、前記NORゲート6bの出力がLレベル
であれば、トランジスタ8及び9は非導通とな
り、リレースイツチ15はb側に設定される。
然る後、イグニツシヨンキーを操作し、スター
ト位置に設定されると、リレースイツチ15がb
側に設定されている場合には、スタータ回路3の
コイル3aへ電流が供給されるため、リレースイ
ツチ15が閉成され、以つてセルモータへ電源が
供給される。
一方、リレースイツチ15がa側に設定されて
いる場合には、スタータ回路3へ電源が供給され
ず、イグニツシヨンキーの操作に拘わらずエンジ
ンは始動されない。
而して、スタータ回路3への電源供給以前に制
御回路7が動作し、誤動作を生じることがない。
ところで、実施例では記憶回路としてフリツプ
フロツプを用いた場合について説明したが、斯る
実施例に限定されることなく例えばマイクロコン
ピユータ等を用いてもよい。また、第1及び第2
スイツチは、自動車のダツシユボードの目視し難
いところ或るいは車載用機器の前面に配設され、
またマイクロコンピユータを記憶回路として用い
れば、車載用機器に付設された操作釦と兼用使用
することができる。
(ト) 考案の効果 本考案によれば、イグニツシヨンキーの操作位
置に応じて第1の電源供給線路及び第2の電源供
給線路を介して電源を供するキースイツチと、前
記第1の電源供給線路を介して電源が供給される
スタータ回路と、エンジン始動可否を制御するス
イツチと、このスイツチの操作状態を記憶する記
憶回路と、前記第2の電源供給線路を介して電源
が供給され、前記記憶回路の出力に基づき前記第
1の電源供給線路を介した前記スタータ回路への
電源供給を制御する制御回路とを備え、前記記憶
回路が第1操作状態を記憶している際には、前記
制御回路にて前記スタータ回路への電源供給を許
容し、前記記憶回路が第2操作状態を記憶してい
る際には、前記制御回路にて前記スタータ回路へ
の電源供給を遮断するようにしたので、スタータ
回路動作時に誤動作を生じることなく、簡単な構
成にて自動車の盗難を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す図、第2図は本考案の一
実施例を示す図である。 3……スタータ回路、4,5……第1及び第2
スイツチ、6……記憶回路となるフリツプフロツ
プ、7……制御回路、17……第1の電源供給線
路、18……第2の電源供給線路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. イグニツシヨンキーの操作位置に応じて第1の
    電源供給線路及び第2の電源供給線路を介して電
    源を供するキースイツチと、前記第1の電源供給
    線路を介して電源が供給されるスタータ回路と、
    エンジン始動可否を制御するスイツチと、このス
    イツチの操作状態を記憶する記憶回路と、前記第
    2の電源供給線路を介して電源が供給されるとと
    もに、前記記憶回路の出力に基づき前記第1の電
    源供給線路を介した前記スタータ回路への電源供
    給を制御する制御回路とを備え、前記記憶回路が
    第1操作状態を記憶している際には、前記制御回
    路にて前記スタータ回路への電源供給を許容し、
    前記記憶回路が第2操作状態を記憶している際に
    は、前記制御回路にて前記スタータ回路への電源
    供給を遮断することを特徴とする自動車の盗難防
    止回路。
JP1986067023U 1985-07-30 1986-05-02 Expired - Lifetime JPH0544214Y2 (ja)

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JP1986067023U JPH0544214Y2 (ja) 1985-07-30 1986-05-02

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JP11717885 1985-07-30
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Publication Number Publication Date
JPS6291757U JPS6291757U (ja) 1987-06-11
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546253A (en) * 1977-06-13 1979-01-18 Bernier Raymond Burglarproof device of automobile
JPS5923456B2 (ja) * 1978-10-13 1984-06-02 松下電器産業株式会社 巻線装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923456U (ja) * 1982-08-04 1984-02-14 詰光 一仁 自動車の防犯装置

Patent Citations (2)

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