JPH042100Y2 - - Google Patents

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JPH042100Y2
JPH042100Y2 JP1984201172U JP20117284U JPH042100Y2 JP H042100 Y2 JPH042100 Y2 JP H042100Y2 JP 1984201172 U JP1984201172 U JP 1984201172U JP 20117284 U JP20117284 U JP 20117284U JP H042100 Y2 JPH042100 Y2 JP H042100Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は車両の停止時に給電されて作動状態と
なる自動車用盗難防止システム等の車載用コント
ロールユニツトに関する。 (従来技術) 近年、ロツクされている自動車のドア、ボンネ
ツトもしくはトランク等がキー以外の不正な手段
や方法によつて開かれると警報を発する盗難防止
システムが開発され、自動車に実際に装備されて
いる。 この種の自動車用盗難防止システムは、例え
ば、自動車のある隠された場所に設けたスイツチ
等を操作するとそれ以後は待機状態に移行し、も
しも、キー以外の不正な手段によつてこの自動車
のドア等が開かれると直ちに警報を発するように
構成されている。 ところで、このような自動車用盗難防止システ
ムは、自動車のエンジンが回転していない駐車時
等のように車載のバツテリが充電されない状態
で、車載のバツテリから給電されてその動作を行
なうものであるから、自動車のエンジンが回転し
ていないとき消費電流はできるだけ少なくなるよ
うにすることが好ましい。この消費電流が大きい
場合には、比較的短期間で車載のバツテリが完全
に放電してしまう、いわゆるバツテリ上りを招
く。 (考案の目的) 本考案は車載用コントロールユニツトにおける
上記事情に鑑みてなされたものであつて、制御回
路に各種信号を供給するセンサに消費される電流
を少なくし、バツテリ上りを防止するようにした
車載用コントロールユニツトを提供することを目
的としている。 (考案の構成) このため、本考案は、車両の停止時に給電され
て作動状態となる車載用コントロールユニツトに
おいて、一端が電源側に他端がアースに接続さ
れ、車両に装着された各作動部材の動作に応じて
信号を出力する複数のセンサと、クロツク信号に
より決められたタイミングで前記各センサからの
信号を読み取る中央処理装置と、クロツク信号の
タイミングに合わせて各センサに電流を供給する
センサ給電制御回路とを備え、各センサに電流が
供給されたときの信号を読み取るようにしたこと
を特徴とする。 (考案の効果) 本考案によれば、車載用コントロールユニツト
に中央処理装置に各種信号を供給するセンサに対
してその出力の読取りの必要な期間だけ車載のバ
ツテリから電流を供給し、出力の読取りの必要で
ない期間には電流を供給しないようにしたので、
センサにより無駄に消費される電流が少なくな
り、車両の停止時にセンサにより消費される電流
によるバツテリ上りを防止することができる。 (実施例) 以下、添付図面を参照して本考案を具体的に説
明する。 本考案の原理は、車両の停止時に給電されて作
動状態となる車載用コントロールユニツトにおい
て、中央処理装置のセンサ出力の読取りのタイミ
ングに合せて各センサに電流を供給し、センサに
は必要な時以外は電流を供給しないようにして、
バツテリから無駄な電流が取り出されないように
したことである。 より具体的には、本考案は、第1図に示すよう
に、車載用コントロールユニツトの中央処理装置
1がセンサS1,S2,……,Soから入力するセンサ
信号の読取りのタイミングに合せて電流供給指令
信号を出力する電流供給指令端子OSCを備える
とともに、この電流供給指令信号が入力すると安
定化電源回路70により安定化された車載のバツ
テリBの出力電圧を各センサS1,S2,……,So
印加するセンサ給電制御回路71を備えている。 上記センサ給電制御回路71はトランジスタ
Q3,Q4を備え、トランジスタQ3はエミツタが安
定化電源回路70の出力端子に、コレクタが各セ
ンサS1,S2,……,Soに、ベースはトランジスタ
Q4のコレクタと安定化電源回路70との間に直
列に接続された抵抗R4,R5の接続点に夫々接続
され、トランジスタQ4は、エミツタがアースに、
ベースが中央処理装置1の電流供給指令端子
OSCとアースとの間に直列に接続された抵抗R2
とR3との接続点に夫々接続されている。 上記センサ給電制御回路71は、中央処理装置
1の電流供給指令端子OSCから出力する第2図
に示す電流供給指令信号によりそのトランジスタ
Q4およびQ3がオンし、センサS1,S2,……,So
に給電を行なう。中央処理装置1は、第2図に示
すように、その電流供給指令端子OSCから電流
供給指令信号を出力している時間内の時間tに
て、各センサS1,S2,……,Soの出力の読取りを
行なう。 上記センサS1,S2,……,Soには,センサ給電
制御回路71の作用により、中央処理装置1の読
取りのタイミングに合せてバツテリBから給電が
行なわれるので、センサS1,S2,……,Soに無駄
に消費される電流が少なくなる。 次に、本考案を自動車用盗難防止システムに適
用した具体的な実施例を第3図に示す。 第3図において、コントロールユニツト11
は、以下に説明する自動車用盗難防止システムの
制御回路としての機能を有するもので、ワンチツ
プ化されたマイクロコンピユータおよびそれに付
随した部品より構成されている。 このコントロールユニツト11は、後述する各
種の異常信号が夫々入力する異常信号等の入力端
子11a,11b,……11o、これら異常信号
を検出する各種のセンサ(後述)への給電および
給電停止を指令する信号を出力する出力端子11
p1、システムの動作状態を示す信号を出力する出
力端子11p2、警報時に信号を出力する出力端子
11q,……,11t、オプシヨン端子11u、
電源端子11vおよびアース端子11wを有して
いる。 上記コントロールユニツト11には、次に述べ
る安定化電源回路70からバツテリBの出力電圧
を安定化した電圧が電源端子11vに供給されて
いる。 上記安定化電源回路70は、ツエナーダイオー
ドD2、このツエナーダイオードD2に電流を供給
する抵抗R1、大電流用トランジスタQ1および小
電流用トランジスタQ2からなる。この抵抗R1
その一端が逆電圧防止用のダイオードD3のカソ
ードに接続され、他方がツエナーダイオードD2
のカソードに接続されている。このツエナーダイ
オードD2のアノードはアースに接続されている。 上記大電流用トランジスタQ1および小電流用
トランジスタQ2はダーリントン接続されている。
すなわち、上記大電流用トランジスタQ1のコレ
クタおよび小電流用トランジスタQ2のコレクタ
は相互に接続され、大電流用トランジスタQ1
ベースは小電流用トランジスタQ2のエミツタに
接続されている。 上記大電流用トランジスタQ1は、そのエミツ
タがヒユーズF4を通して、コントロールユニツ
ト11の電源端子11vに接続され、そのコレク
タがダイオードD3のカソードに接続され、また、
小電流用トランジスタQ2のベースはツエナーダ
イオードD2のカソードに接続されている。 上記ダイオードD3は、アノードがヒユーズF3
を通してバツテリBの正極に接続され、カソード
とアースとの間にはサージアブソーバZNR、ノ
イズ除去用のコンデンサC1およびC2が接続され
ている。 一方、大電流用トランジスタQ1のエミツタと
小電流用トランジスタQ2のベースとの間には発
振防止用のコンデンサC3が接続され、また、大
電流用トランジスタQ1のエミツタとアースとの
間にも、雑音除去用のコンデンサC4が接続され
ている。 以上に説明した電源回路70の出力電圧はま
た、トランジスタQ3,Q4、抵抗R2,R3,R4およ
びR5からなる本考案の特徴とするセンサ給電制
御回路71に供給されている。このセンサ給電制
御回路71は、異常信号を検出する各種センサへ
の給電を、コントロールユニツト11の出力端子
11p1から出力する電流供給指令信号によりオ
ン、オフする。 上記トランジスタQ3は、エミツタが電源回路
70の大電流用トランジスタQ1のエミツタに接
続され、ベースとエミツタとの間には抵抗R5
接続され、また、コレクタは端子71aを通して
後述する各種センサのセンサS1,S2,……,So
接続されている。 一方、トランジスタQ4は、エミツタがアース
に、ベースはコントロールユニツト11の出力端
子11p1とアースとの間に直列に接続された抵抗
R2とR3との接続点に、また、コレクタは抵抗R4
を通してトランジスタQ3のベースに接続されて
いる。 次に、コントロールユニツト11の電源端子1
1v以外の各端子に接続される回路について説明
する。 コントロールユニツト11の入力端子11aは
イグニツシヨンスイツチ12のイグニツシヨン端
子IG1に接続されている。このイグニツシヨン
スイツチ12には、キー(図示せず。)が差し込
まれて所定位置以上回動されたときから戻し回動
しキーが引き抜かれるまでオンし、キーが引き抜
かれているとき、およびキーが差し込まれて所定
位置迄回動する間にはオフするキーレススイツチ
13が設けられ、このキーレススイツチ13は、
ヒユーズF1,F2を介して、負極が接地されたバ
ツテリBの正(プラス)極とコントロールユニツ
ト11の入力端子11bとの間に接続されてい
る。 また、上記コントロールユニツト11の入力端
子11cとアースとの間、入力端子11dとアー
スとの間および入力端子11eとアースとの間に
は、第4図に示すように、自動車14の助手席側
のドア15Lに設けられたドアキーシリンダスイ
ツチ16L、運転席側のドア15Rに設けられた
ドアキーシリンダスイツチ16Rおよびトランク
(5ドア車の場合はバツクドア)17に設けられ
たキーシリンダスイツチ18が夫々接続されてい
る。 上記コントロールユニツト11の入力端子11
fとアースとの間には、第4図に示すように、運
転席側のドア15Rおよび助手席側のドア15L
に夫々設けられたフロントロツクリンクスイツチ
19Rおよび19Lが接続されている。 上記コントロールユニツト11の入力端子11
gとアースとの間には、第4図に示すように、後
部座席の左側のドア20Lに設けられたリヤロツ
クリンクスイツチ21Lと、後部座席の右側のド
ア20Rに設けられたリヤロツクリンクスイツチ
21Rとが夫々接続されている。 上記コントロールユニツト11の入力端子11
hとアースとの間には、第4図に示すように、運
転席側のドア15Rに設けられたインナロツクス
イツチ22Rと、助手席側のドア15Lに設けら
れたインナロツクスイツチ22Lとが夫々接続さ
れている。 同様に、上記コントロールユニツト11の入力
端子11iとアースとの間には、第4図に示すよ
うに、後部座席の左側のドア20Lに設けられた
インナロツクスイツチ23Lと、後部座席の右側
のドア20Rに設けられたインナロツクスイツチ
23Rとが夫々接続されている。 ところで、自動車14のドア15R等をロツク
およびロツク解除する機構は、第5図に運転席側
のドア15Rについて示すように、ドア15Rの
外側に設けられたアウタハンドル24およびドア
15Rの内側に設けられたインナハンドル25の
作用を、ロツク機構26を介して、ドアロツク機
構27に伝達するようにしており、ドアキーシリ
ンダ28もしくはインナロツクノブ29がロツク
側に操作されたときには、上記ロツク機構26が
作用して上記アウタハンドル24およびインナハ
ンドル25の作用が遮断され、ドアロツクが行な
われる。 上記第5図において、キーシリンダスイツチ1
6Rはドアキーシリンダ28のキー操作期間だけ
オンし、それ以外の状態ではオフする。また、イ
ンナロツクスイツチ22Rはインナロツクノブ2
9をアンロツク位置方向に操作しているときにオ
ンとなる。さらに、ロツクリンクスイツチ19R
はロツク機構26がアンロツク操作されるとオン
する。助手席側のドア15Lをロツクおよびロツ
ク解除する機構も第5図と全く同様の構成を有す
る。 なお、後部座席のドア20Lおよび20Rに
は、ドアキーシリンダ28は設けられていない。 再び第3図において、コントロールユニツト1
1の入力端子11jとアースとの間には、後部座
席の左側のドアスイツチ32Lおよび右側のドア
スイツチ32Rが接続されている。また、コント
ロールユニツト11の上記入力端子11jにはダ
イオードD1のカソードが接続されている。そし
てコントロールユニツト11の入力端子11kと
アースとの間には運転席側のドアスイツチ31R
および助手席側のドアスイツチ31Lが接続さ
れ、さらにコントロールユニツト11の入力端子
11kにはダイオードD2のカソードが接続され
ている。 上記4個のドアスイツチ31R,31L,32
Rおよび32Lは夫々ドア15R,15L,20
Rおよび20Lが開くとオンし、閉じるとオフす
る。 コントロールユニツト11の残る入力端子11
,11m,11nおよび11oとアースとの間
には夫々トランクドアスイツチ33、ボンネツト
スイツチ34、傾斜センサ35およびオプシヨン
スイツチ36が接続されている。 ここで、以上に説明したスイツチのオン、オフ
とこれらスイツチが取着された部材の状態との関
係は次表のようになる。
【表】 一方、上記コントロールユニツト11の出力端
子11p2と、ヒユーズF3を通してバツテリBの正
極に接続された電源ラインBとの間には、本自
動車用盗難防止システムがキー以外の手段により
ドア15R等が開けられたときに警報を発生する
待機状態にセツトされる過程で順次点灯もしくは
点滅してシステムの動作状態を確認するためのモ
ードランプMが接続されている。 上記コントロールユニツト11の出力端子11
qと電源ラインBとの間には、スタータカツト
リレー38の駆動コイルX1が接続されている。
このスタータカツトリレー38は、上記警報の発
生時に、スタータソレノイド39への給電を遮断
し、自動車14のエンジンが始動ができないよう
にするためのリレーである。上記スタータカツト
リレー38の常閉接点X1−bは、その一端がイ
グニツシヨンスイツチ12のスタータ端子STに
接続されている。また、この常閉接点X1−bの
他端とアースとの間には、自動車14が自動変速
機(図示せず。)を備えている場合は、インヒビ
タスイツチ41とスタータソレノイド39とが直
列に接続される。上記インヒビタスイツチ41
は、自動車14のシフトレバーがN(中立)もし
くはP(駐車)レンジにあるときにオンし、エン
ジン始動はこのNもしくはPレンジにおいてのみ
行なえるようにしている。 上記コントロールユニツト11の出力端子11
rとアースとの間にはホーンスイツチ42が接続
される一方、上記出力端子11rと電源ライン
Bとの間にはホーンリレー43の駆動コイルX2
とヒユーズF4とが直列に接続されている。ホー
ンリレー43の常開接点X2−aの一端はヒユー
ズF4を通して電源ラインBに接続され、ホー
ンリレー43の常開接点X2−aの他端とアース
との間にはホーン44と45とが並列に接続され
ている。 上記コントロールユニツト11の出力端子11
sとアースとの間には、ターンシグナルランプ5
1,52および53が接続され、また、上記出力
端子11sと電源ラインBとの間には、ハザー
ドスイツチ54の接点55とフラツシヤ56とが
直列に接続されている。 上記コントロールユニツト11の出力端子11
tとアースとの間には、ターンシグナルランプ5
7,58および59が接続されている。 上記コントロールユニツト11の出力端子11
sと出力端子11tとの間にはリレー61の常閉
接点X3−bが接続され、さらに、出力端子11
sは、方向指示用のコンビスイツチ62の左折側
固定接点62Lに接続され、また、出力端子11
tは、上記コンビスイツチ62の右折側固定接点
62Rに接続されている。上記コンビスイツチ6
2の可動接点62cとフラツシヤ56との間に
は、リレー63の常開接点X4−aが接続されて
いる。 リレー63の駆動コイルX4およびリレー61
の駆動コイルX3はその各一端がいずれもイグニ
ツシヨンスイツチ12のイグニツシヨン端子IG
1に接続され、各他端はハザードスイツチ54の
いま1つの接点64を通してアースに接続されて
いる。 なお、第3図において、65,66はルームラ
ンプで、67はルームランプスイツチであり、6
8はオルタネータで、コントロールユニツト11
のアース端子11wはアースに接続されている。 次に、以上に説明した自動車用盗難防止システ
ムの動作を、第6図、第7図および第8図に示す
フローチヤートに基いて説明する。 第3図の自動車用盗難防止システムは、自動車
14の運転席側のドア15Rもしくは助手席側の
ドア15Lがキーレスロツクされる前の状態か
ら、このドア15Rもしくは15Lがキーレスロ
ツクされ、所定時間後に待機状態となり、警報状
態もしくは警報状態解除となるまで、次の(a)ない
し(g)のモード零からモード6の動作を行なう。 (a) モード零は、イグニツシヨンスイツチ12に
キーが差し込まれている場合の動作であつて、
第6図のステツプ1000のスタートからステツプ
1001のラベル初期化の後、ステツプ1002,
1003、1004および1005を実行することにより行
なわれる。 (b) モード1はイグニツシヨンスイツチ12から
キーが抜かれているが未だ運転席側のドア15
Rもしくは助手席側のドア15Lが開かれてい
ないときの動作であつて、モード1の状態で
は、モードランプMが30秒間点灯し、モード1
状態にあることを表示する。モード1は第6図
のステツプ1002,1003,1006,1007,1008,
1009,1010および1011を実行することにより行
なわれる。 (c) モード2はイグニツシヨンスイツチ12から
キーが抜かれ、運転席側のドア15Rもしくは
助手席側のドア15Lが開かれ、さらに他のド
ア20R,20L、ボンネツト30(第4図参
照)もしくはトランク17のいずれかが開かれ
ているときの動作であつて、モード2の状態で
は、モードランプMが30秒間点灯する。モード
2は第6図のステツプ1002,1003,1006,
1012,1013を実行し、ステツプ1014,1015,
1016もしくは1017のいずれかを実行した後、ス
テツプ901,902および903を実行することによ
り行なわれる。 (d) モード3はイグニツシヨンスイツチ12から
キーが抜かれ、運転席側のドア15Rもしくは
助手席側のドア15Lのいずれかが開で、他の
ドア20R,20L、トランク17およびボン
ネツト30がいずれも閉じられかつ、すべての
ドア15R,15L,20R,20Lのロツク
リンクスイツチ19R,19L,21R,21
Lがオフのときの動作であつて、モード3の状
態では、モードランプMが30秒間点灯する。モ
ード3は第6図のステツプ1002,1003,1006,
1012,1013,1014,1015,1016,1017,1018,
1019および1020を実行することにより行なわれ
る。 (e) モード4は運転席側のドア15Rもしくは助
手席側のドア15Lのいずれかがキーレスロツ
クされ、警報待機状態に入る前の動作で、モー
ド4の状態では、モードランプMが30秒間点灯
する。モード4は第6図のステツプ1002,
1003,ステツプ1006ないし1011、およびステツ
プ1021ないし1032を実行することにより行なわ
れる。 尚ステツプ1025でカウントアツプの判定をし
たときに、ボンネツト30、ドア15R,15
L,20R,20Lもしくはトランク17のい
ずれかが開かれていた場合、またはオプシヨン
スイツチ36がオンになつていると再びサブル
ーチン1002に戻りモード4の状態を継続する。 (f) モード5は待機状態の動作で、モードランプ
Mは1.5秒の間隔で6回点滅する。モード5は
第7図のステツプ2001ないし2014,2026,
2016,2017,2032を実行することにより行なわ
れる。 (g) モード6は警報状態および警報状態解除時の
動作である。モード6は第8図のステツプ3001
から3013を実行することにより行なわれる。 次に、モード零からモード6まで、順を追つて
第1図の自動車用盗難防止システムの動作を説明
する。 (a) モード零 自動車14(第4図参照)のエンジンが回転し
ているか、イグニツシヨンスイツチ12にキーが
差し込まれているときは、コントロールユニツト
11(第3図参照)は、第6図のステツプ1000,
1001を実行後、ステツプ1002にて関連する各スイ
ツチの状態をチエツクするサブルーチンを実行
し、ステツプ1003にてキーレススイツチ13がオ
ンであるか否かを判定する。 上記ステツプ1002では、第3図に示すコントロ
ールユニツト11は、その出力端子11p1から電
流供給指令信号を出力する。この電流供給指令信
号により、センサ給電制御回路71のトランジス
タQ3およびQ4がオンし、各スイツチに電流を供
給する。 以下の動作において、コントロールユニツト1
1は、各スイツチの出力状態、傾斜センサ35お
よびオプシヨンスイツチ36等の出力状態を読み
込むタイミングに合わせて、センサ給電制御回路
71に電流供給指令信号を出力する。この電流供
給指令信号が入力すると、センサ給電制御回路7
1は上記と同様の動作を行ない、各スイツチ、傾
斜センサ35およびオプシヨンスイツチ36等に
電流を供給する。 キーがイグニツシヨンスイツチ12に差し込ま
れている場合、ステツプ1004にて、キーレススイ
ツチ13がオフで運転席側のドアスイツチ31R
および助手席側のドアスイツチ31Lがオンとな
つたことがないというセツトを行ない(TJCNT
←0)、ステツプ1005にて、モードを零にする
(MODE←0)。その後、ステツプ1002,1003,
1004および1005を繰り返し実行する。 (b) モード 1 モード零の状態において、イグニツシヨンスイ
ツチ12からキーが抜かれると、コントロールユ
ニツト11はステツプ1006を実行し、運転席側の
ドア15Rのドアスイツチ31Rおよび助手席側
のドア15Lのドアスイツチ31Lがオンかオフ
(ドア15Rおよび15Lが開いているか閉じて
いるか)を判定し、ドア15Rおよび15Lが閉
じている場合は、ステツプ1007で、現在、モード
が4であるか否かれ判定する。 この時点では、モードは零であるから、上記コ
ントロールユニツト11はステツプ1008を実行
し、さらに、現在モードが1であるか否かを判定
する。この時点ではモードは零であるから、コン
トロールユニツト11はステツプ1009を実行し、
モードを1にセツト(MODE←1)した後、モ
ードランプMを30秒間点灯させる(SET30)。コ
ントロールユニツト11は、ステツプ1011にて、
キーレススイツチ13がオフでドアスイツチ31
Rもしくは31Lがオンとなつた(TJCNT=
1)ことがあるか否かを判定する。このときは
TJCNT=0であるから、コントロールユニツト
11は再びサブルーチン1002からステツプ1003,
1006,1007、1008を実行するがこのときにはモー
ドが1になつているから次にステツプ1011を実行
する。その後はサブルーチン1002からステツプ
1003,1006,1007、1008および1011のステツプを
繰り返し実行する。 (c) モード 2 モード1の状態において、運転席側のドア15
Rもしくは助手席側のドア15Lが開き、ドアス
イツチ31Rもしくは31Lがオンすると、コン
トロールユニツト11はステツプ1006からステツ
プ1012を実行し、キーレススイツチ13がオフで
運転席側のドア15Rのドアスイツチ31Rもし
くは助手席側のドア15Lのドアスイツチ31L
がオンとなつた(TJCNT←1)というセツトを
実行した後、ステツプ1013にて、上記ドアスイツ
チ31Rもしくは31Lがオフでロツクリンクス
イツチ19Rの4秒間判定必要(FKCNT←0)
と設定する。コントロールユニツト11は、その
後、ステツプ1014ないし1017の判定を実行し、前
後部座席以外のドアスイツチ32R,32Lのオ
ン、オフ、トランクスイツチ33のオン、オフ、
ボンネツトスイツチ34のオン、オフ、およびリ
ヤロツクリンクスイツチ21R,21Lのオン、
オフを判定する。これらスイツチの少なくとも一
つがオンしているときは、コントロールユニツト
11は、ステツプ901にて、現在、モード2であ
るか否かを判定する。この時点では、モードは1
であるから、コントロールユニツト11はステツ
プ902を実行し、モードを2とした(MODE←
2)後、ステツプ903にて、モードランプMを30
秒間点灯させる。コントロールユニツトは次のタ
イミングで、サブルーチン1001からステツプ
1003,1006,1012,1013を実行し、1004ないし
1007のいずれかのステツプまで実行した後、ステ
ツプ901を実行しサブルーチン1002に戻り、以後
このループを繰り返し実行する。 (d) モード 3 上記状態にて、前部座席以外のドアスイツチ3
2R,32Lがオフ、トランクスイツチ33がオ
フ、ボンネツトスイツチ34がオフし、すべての
ロツクリンクスイツチ19R,19L,21R,
21Lのいずれもオフする、すなわち、前部座席
以外のドア20R,20L、トランク17および
ボンネツト30のいずれもが閉じかつ、すべての
ロツクリンクスイツチ19R,19L,21R,
21Lがオフすると、コントロールユニツト11
は、ステツプ1019にて、モードを3とし
(MODE←3)、ステツプ1020にてモードランプ
Mを30秒間点灯させる。 次にサブルーチン1002、ステツプ1003、1006お
よびステツプ1012から1018が実行されるがこの時
点でモードは3であり、ステツプ1018からサブル
ーチン1002に戻る。 以後、サブルーチン1002、ステツプ1003,1006
およびステツプ1012から1018が繰り返し実行され
る。 (e) モード 4 次に、上記モード3の状態において、運転席側
のドア15Rもしくは助手席側のドア15Lのい
づれか一方が閉じられ、他方がキーレスロツクさ
れる(一方が開かれた状態で他方がキーレスロツ
クされてもモード3のままである。)、すなわち、
キーレススイツチ13がオフ、ドアスイツチ31
Rおよびドアスイツチ31Lがオフすると、コン
トロールユニツト11は、ステツプ1007にて、現
在モードが4であるか否かを判定する。この時点
ではモードは3であるから、コントロールユニツ
ト11は、ステツプ1008にてモードが1であるか
否かを判定し、ステツプ1009にてモードを一時的
に1に設定してステツプ1010を再び実行する。 その後、コントロールユニツト11は、ステツ
プ1011にて、キーレススイツチ13がオフでドア
スイツチ31Rもしくは31Lがオンとなつたこ
とがある(TJCNT=1)、すなわち、イグニツ
シヨンスイツチ12からキーが引抜かれて、運転
席側のドア15Rもしくは助手席側のドア15L
が開いたことがあるかを判定する。この時点で
は、イグニツシヨンスイツチ12からキーが引抜
かれて、運転席側のドア15Rもしくは助手席側
のドア15Lが開いたことがあるから、コントロ
ールユニツト11はステツプ1021を実行し、運転
席側のドア15Rのフロントロツクリンクスイツ
チ19Rおよび助手席側のドア15Lのフロント
ロツクリンクスイツチ19Lがオフであるか否か
を判定する。 このときは運転席側のドア15Rもしくは助手
席側のドア15Lのいずれか一方はロツクされた
状態で、他方がキーレスロツクされているから、
フロントロツクスイツチ19Rおよび19Lはオ
フでコントロールユニツト11はステツプ1022に
て、現在、モードが4であるか否かを判定する
が、この時点でモードは1に設定されているた
め、ステツプ1023にて、運転席側のドア15Rが
キーレスロツクされてから待機状態に入るまでの
時間を規定する待機猶予用のカウントを開始させ
た後、ステツプ1024にてモードを4とし、具体的
な図示及び説明はなされていないが再びサブルー
チン1002に戻りサブルーチン1002が実行される際
にモードランプMを30秒間点灯させるようにして
いる。 コントロールユニツト11は、ステツプ1025に
て、上記でスタートされたカウントがカウントア
ツプしたか否かを判定する。この時点ではカウン
トがアツプしていないためコントロールユニツト
11はステツプ1034にていま一つのカウントを開
始させた後、再びサブルーチン1002に戻り、ステ
ツプ1003,1006,1007を実行する。この時点でモ
ードは4になつているから、次にステツプ1021,
1022,1025,1034を実行した後、ステツプ1002に
戻る。その後ステツプ1023にて開始させたカウン
トがカウントアツプするまでは、コントロールユ
ニツト11は、以上の動作を繰り返す。 待機猶予時間が経過して上記カウントがカウン
トアツプすると、コントロールユニツト11はス
テツプ1026,1027、1028および1029を順次実行
し、ボンネツトスイツチ34、オプシヨンスイツ
チ36、前部座席以外のドアスイツチ32R,3
2Lおよびトランクスイツチ33がオフであるか
否かを判定する。これらボンネツトスイツチ3
4、オプシヨンスイツチ36、ドアスイツチ32
R,32Lおよびトランクスイツチ33の少なく
とも1つがオンしている場合は、コントロールユ
ニツト11は、ステツプ1034にて、再び上記のい
ま一つのカウントを開始させ、サブルーチン1002
に戻つて以上の動作を繰り返す。 なお、このとき、上記トランクスイツチ33が
オンしている場合、コントロールユニツト11
は、ステツプ1033にて30秒経過アツプにセツト
後、ステツプ1034にて上記いま一つのカウントを
開始する。 この状態にて、上記ボンネツトスイツチ34、
オプシヨンスイツチ36、ドアスイツチ32R,
32Lおよびトランクスイツチ33が全てオフと
なると、カウント開始が繰り返えされていた上記
いま一つのカウントが開始され、コントロールユ
ニツト11は、ステツプ1030にて、このカウント
がカウントアツプしたか否かを判定する。このカ
ウントは、カウント開始からカウントアツプまで
約1.5秒でカウントアツプする。従つて、ボンネ
ツト30、ドア20R,20Lおよびトランク1
7等のいずれかを閉じたが完全に閉じず、再び開
いたような場合には、上記カウントは再びカウン
トスタートが行なわれ、カウントアツプはしな
い。すなわち、ボンネツト30、ドア20R,2
0Lおよびトランク17等の不完全な閉じ動作に
より、待機状態に入ることは防止される。 上記いま一つのカウントがカウントアツプする
と、コントロールユニツト11はステツプ1031を
実行し、ステツプ1035にて、後述するステツプ
2025および2027にて実行した30秒カウントをして
いる状態(TKCNT=1)が否かを判定する。 この時点では、TKCNT=1ではないから、
コントロールユニツト11はステツプ1032を実行
し、ドアスイツチ31R,31L,32R,32
Lがオフで、ロツクリンクスイツチ19R,19
L,21R,21Lがオフ状態の4秒間判定が不
必要(FKCNT=1)であるか否かを判定する。 なお、TKCNT=1の場合は、コントロール
ユニツト11はステツプ1035を実行し、上記30秒
カウントの判定を行なう。 (f) モード 5 FKCNT=1でない場合は、第7図に示すよう
に、ステツプ2001にて3分カウントを開始させ
る。これは、自動車14の車室内に子供等が残
り、インナロツクノブ29が不用意に操作された
場合に、警報状態に入るのを判定するためであ
る。TKCNT=1で30秒経過した時および
FKCNT=1のときはこの3分カウント開始は行
なわれない。 その後、コントロールユニツト11は、ステツ
プ2002にてモードを5とし(MODE←5)てモ
ードランプMを30秒間点灯させてステツプ2003に
てドアスイツチ31R,31L,32R,32L
のオフ、ロツクリンクスイツチ19R,19L,
20R,20Lのオフ状態の4秒間判定が必要に
セツト(FKCNT←φ)し、さらにステツプ2004
にて自動車14の駐車位置における傾斜センサ3
5の初期値の記憶もしくは傾斜センサ35の初期
位置のセツト(傾斜センサセツト)を行なう。 コントロールユニツト11は、サブルーチン
2005にて、自動車14のドアスイツチ31R,3
1L,32R,32L,ボンネツトスイツチ33
等の既に説明した全てのスイツチおよび傾斜セン
サ35の出力、すなわち、各センサ出力の読み込
みを行ない、以下のステツプ2006ないし2020のス
テツプにて、これらセンサから異常信号が出力さ
れているか否かを判定する。 すなわち、コントロールユニツト11は、上記
ステツプ2006ないし2020のステツプ2006ないし
2008において、傾斜センサ35、ドアスイツチ3
1R,31L,32R,32Lもしくはボンネツ
トスイツチ34のうちのいずれか一つがオンであ
ると判定すると、待機状態に入つて3分以内であ
るか否かに関係なく、後述する警報状態に入る。 また、コントロールユニツト11は、ステツプ
2009にて入力端子11aがオンであると判定する
と、キーレススイツチ13がオフで正常なキーを
使用せずにエンジンを始動させようとした場合は
警報状態となり、キーレススイツチ13がオンの
場合、すなわち、正常なキーを使用してエンジン
を始動させる場合には、再び第6図のラベル初期
化(サブルーチン1001)に戻る。 コントロールユニツト11は、ステツプ2010に
て、オプシヨンスイツチ36がオンであると判定
した場合にも警報状態に入る。 上記ステツプ2009および2010も、待機状態に入
つて3分以内であるか否かに関係なく実行され
る。 コントロールユニツト11は、上記ステツプ2
010を実行後、インナロツクスイツチ21R,
21L,23R,23Lのオン、オフの判定、す
なわち、インナロツクノブ29がアンロツク信号
側に操作されているかどうかを判定する。インナ
ロツクノブ29が車室内に残つた子供等の不用意
な操作によりアンロツク位置になつた場合は、ス
テツプ2023にて、T3秒カウント開始した後、ス
テツプ2024にて、既に、ステツプ2001にて3分カ
ウント開始している3分カウントがカウントアツ
プしているか否か(待機状態に入つて3分経過し
ているか否か)を判定する。 待機状態になつて3分以内であれば、すなわ
ち、キーレスロツクした自動車14の車内に残つ
た子供等によるインナロツクノブ29の不用意な
アンロツク位置への操作が待機状態となつて3分
以内に行なわれた場合には、コントロールユニツ
ト11は、ステツプ2028にてFKCNTを1とし
(FKCNT←1)、ステツプ2029にて再びモー
ドを4とし、ステツプ2030にて傾斜センサ35を
セツト解除した後、第6図のサブルーチン1002に
戻る。 以後、コントロールユニツト11は、待機状態
となつて3分以内は、このサブルーチン1002か
ら、ステツプ1003,1006,1007,1021,1022,
1025ないし1032,2002ないし2011,2023,2024の
ループを繰り返し実行するがインナロツクノブ2
9が操作されると若干遅れてフロントロツクリン
クスイツチ19R,19Lもしくはリヤロツクリ
ンクスイツチ21R,21Lのいずれかがオンに
なりコントロールユニツト11はサブルーチン
1002からステツプ1003,1006,1007,1021,1036
を実行し再びステツプ1002の戻るループを繰り返
す。 このループの実行中、インナロツクノブ29が
ロツク位置に戻されてフロントロツクリンクスイ
ツチ19R,19Lもしくはリヤロツクリンクス
イツチ21R,21Lがオフすると、コントロー
ルユニツト11はサブルーチン1002からステツプ
1003,1006,1007、1021,1022,1025ないし
1032,2002ないし2014,2026、2026,2017,2032
を実行し、サブルーチン2005に戻る。以後、コン
トロールユニツト11はサブルーチン2005、ステ
ツプ2006ないし2014、2026,2016,2017,2032か
らサブルーチン2005に戻るループを繰り返し実行
し待機状態となる。 上記ステツプ2023にてT3秒カウントが開始さ
れるが、これはインナロツクノブ29の操作時間
が極度に短かつた場合、インナロツクスイツチ2
2R,22L,23Rもしくは23Lがオフした
後、フロントロツクリンクスイツチ19R,19
Lもしくはリヤロツクリンクスイツチ21R,2
1Lのいずれかが遅れてオンし、ただちに警報状
態に入るのを防止するためのものである。すなわ
ち待機状態となつて3分以内の時に、インナロツ
クスイツチ22R,22L,23Rもしくは23
LがオフしてもT3秒カウント中はコントロール
ユニツト11は2012から2024,2028ないし2030を
実行し、サブルーチン1002に戻り、ステツプ
1003,1006,1007,1021,1022、1025ないし
1032,2002ないし2012,2024,2028ないし2023の
ループを繰り返し実行するようにし、その間にフ
ロントロツクリンクスイツチ19R,19Lもし
くはリヤロツクリンクスイツチ21R,21Lの
いずれかがオンするようにしている。フロントロ
ツクリンクスイツチ19R,19Lもしくはリヤ
ロツクリンクスイツチ21R,21Lのいずれか
がオンするとコントロールユニツト11はサブル
ーチン1002からステツプ1003,1006,1007,
1021,1036を実行し再びサブルーチン1002に戻る
ループを繰り返し実行する。 待機状態となつて3分間経過すると自動車14
のドア15R,15L,20R,20Lやトラン
ク17が不正に開かれるといつたことがない限
り、コントロールユニツト11は、サブルーチン
2005、ステツプ2006ないし2014,2026,2016,
2017,2032より、再びサブルーチン2005に戻るル
ープを繰り返し実行し、実質的な待機状態に入
る。 この待機中に、傾斜センサ35、ドアスイツチ
31R,31L,32R,32L,ボンネツトス
イツチ34、もしくはオプシヨンスイツチ36の
いずれかがオンした場合、およびイグニツシヨン
スイツチ12がオンでキーレススイツチ13がオ
フの場合には、いずれも後述する警報状態とな
る。 また、トランク17のトランクキーシリンダス
イツチ18がオフでトランクスイツチ33がオン
し、かつT1秒カウントがアツプした場合にも、
後述する警報状態となる。このT1秒カウントは、
トランクキーシリンダスイツチ18とトランクス
イツチ33の組付時のバラツキにより、トランク
17を開いたとき、誤つて警報が発生されるのを
防止するためのものである。すなわち、トランク
キーシリンダスイツチ18がオフになつているに
もかかわらずトランクスイツチ33がオンした場
合、コントロールユニツト11は、直ちに警報状
態とすることなく、T1秒経過した後のこれらト
ランクキーシリンダスイツチ18とトランクスイ
ツチ33の状態を判定し、T1秒経過後もトラン
クキーシリンダスイツチ18がオフでトランクス
イツチ33がオンしている場合には、不正にトラ
ンク17が開かれたものとして警報状態とする。 一方、トランクスイツチ33がオンしても、
T1秒以内にトランクキーシリンダスイツチ18
がオンすると、コントロールユニツト11はステ
ツプ2025,2027ないし2030から第6図のサブルー
チン1002の実行に戻り、以後、サブルーチン1002
からステツプ1003,1006,1007,1021,1022,
1025ないし1029,1033,1034を実行して再びサブ
ルーチン1002に戻るループを繰り返し、待機状態
は解除され、その後トランク17を閉じると再び
待機状態となる。尚ステツプ2027にて30秒カウン
トを開始するようにしているのは、トランク17
の上に荷物等を置いていた場合、正常なキー操作
によりトランク17を開けようとしてもトランク
17が途中までしか開かずトランクスイツチ33
はオフの状態を維持する。この場合手動にてトラ
ンク17を開くことになるがこの時すでにトラン
クキーシリンダスイツチ18がオフになつている
ため警報状態となるが、これを防止するためのも
のである。 ドアキーシリンダスイツチ16R,16Lはい
ずれもキー操作されている間だけオン状態となる
スイツチであるが、このドアキーシリンダスイツ
チ16R,16Lが通常のキー操作によりオンと
なつた場合も、次のようにして、待機状態が解除
される。 たとえば、ドアキーシリンダスイツチ16Rが
通常のキー操作によりオンすると、コントロール
ユニツト11は、ステツプ2031にてキーシリンダ
タイマカウントを開始する。 ところで、ドアキーシリンダスイツチ16Rと
ロツクリンクスイツチ19Rとの間にも、トラン
クキーシリンダスイツチ18とトランクスイツチ
33と同様の事情が存在し、両者の組付のバラツ
キにより、ロツクリンクスイツチ19Rは、ドア
キーシリンダスイツチ16Rがオンした後のタイ
ミングでオンする場合と、ドアキーシリンダスイ
ツチ16Rがオンする前のタイミングでオンする
場合とがある。 以下、この2つの場合の動作について説明す
る。 [ドアキーシリンダスイツチが先にオンする場
合] ドアキーシリンダスイツチ16Rがオンした後
にロツクリンクスイツチ19Rがオンする場合に
は、コントロールユニツト11は、ステツプ2016
からステツプ2031を実行し、キーシリンダタイマ
カウント開始した後、ステツプ2017にてロツクリ
ンクスイツチ19Rがオフであると判定し、ステ
ツプ2032からサブルーチン2005の実行に戻る。 その後、ロツクリンクスイツチ19Rがオンす
ると、コントロールユニツト11は、ステツプ
2018にて、上記でカウント開始されたキーシリン
ダタイマアツプの判定を実行する。 通常ドアキーシリンダスイツチ16Rがオンし
ているときにロツクリンクスイツチ19Rがオン
するものであるが、少なくともドアキーシリンダ
スイツチ16Rがオフした後タイマアツプするま
でにロツクリンクスイツチ19Rがオンするよう
にしているためコントロールユニツト11は、正
常にドアロツクが解除したものとみなして、ステ
ツプ2021にてキーシリンダタイマアツプおよびロ
ツクリンクタイマアツプとして第6図のサブルー
チン1001に戻り、待機状態は解除される。 [ロツクリンクスイツチが先にオンする場合] ドアキーシリンダスイツチ16Rがオンする前
にロツクリンクスイツチ19Rがオンする場合に
は、コントロールユニツト11は、ステツプ2016
からステツプ2017を実行しロツクリンクスイツチ
19Rがオンであると判定した後、ステツプ2018
にて、キーシリンダタイマアツプが否かを判定す
る。この場合、通常はキーシリンダタイマカウン
トが開始されていないから、コントロールユニツ
ト11は、キーシリンダタイマがタイマアツプし
たと判定し、ステツプ2019,2033を実行した後サ
ブルーチン2005に戻る。そしてロツクリンクタイ
マがアツプするまでサブルーチン2005、ステツプ
2006ないし2014,2026ないし2019,2033から再び
サブルーチン2005に戻るループを繰り返し実行す
る。正常なキー操作でロツクリンクスイツチ19
Rがオンされた場合にはドアキーシリンダスイツ
チ16Rとロツクリンクスイツチ19Rとの組付
のバラツキによるドアキーシリンダスイツチ16
Rのオンの遅れ時間が生じてもロツクリンクタイ
マがタイマアツプする前にドアキーシリンダスイ
ツチ16Rがオンし、コントロールユニツト11
は、ステツプ2021を実行し、第6図のサブルーチ
ン1001に戻り、待機状態は解除される。また、ロ
ツクリンクタイマアツプの前にドアキーシリンダ
スイツチ16Rがオンしないときは、正常なキー
操作が行なわれていない場合であり、このときは
警報状態となる。 なお、ドアキーシリンダスイツチ16Lによる
待機装置状態解除も、上記と同様にして行なわれ
る。 (g) モード 6 モード5の状態から既に説明した警報を発すべ
きいずれかの状況は発生すると、コントロールユ
ニツト11は、第8図のステツプ3001にて警報持
続時間である3分間カウントを開始した後、ステ
ツプ3002にてモードを6とし、モードランプMを
同時に30秒間点滅させる。 次いで、コントロールユニツト11は、ステツ
プ3003にてその出力端子11qから「ロー」レベ
ルの信号を出力して第3図に示すスタータカツト
リレー38のソレノイドX1を付勢し、その常閉
接点X1−bをオフとしてエンジンの始動ができ
ないようにする。また、コントロールユニツト1
1は、ステツプ3004にて、オプシヨンの出力端子
11uから「ロー」レベルの信号を出力する。こ
のオプシヨンの出力端子11uと電源ラインB
との間に、たとえば音声合成装置等からなる警報
装置(図示せず。)を接続すれば、自動車14が
盗難状態にあることを警報させることができる。 次いで、コントロールユニツト11は、ステツ
プ3005にて、3分カウントがアツプしたか否かを
判定し、この3分カウントがアツプしていない場
合は、ステツプ3006にて出力端子11rの出力を
周期的に「ロー」レベルと「ハイ」レベルとし、
第3図のホーンリレー43の駆動コイルX2を上
記周期で付勢および消勢し、ホーン44,45か
ら警報音を断続的に発生させる。 コントロールユニツト11は、同時に、ステツ
プ3007にてその出力端子11sおよび11tの出
力を周期的に「ロー」レベルと「ハイ」レベルと
し、第3図のターンシグナルランプ51,52,
53,57,58および59を点滅させる。 コントロールユニツト11は、サブルーチン
3008にてドアキーシリンダスイツチ16L,16
R、キーレススイツチ13および入力端子11a
の出力の読込みのルーチンを実行し、以下、ステ
ツプ3009にてドアキーシリンダスイツチ16R,
16Lのオン、オフを、ステツプ3010にてキーレ
ススイツチ13のオン、オフを、また ステツプ
3011にて入力端子11aのオン、オフを夫々判定
する。 すなわち、ドアキーシリンダスイツチ16R,
16Lがオフでキーレススイツチ13がオフの場
合、もしくはドアキーシリンダスイツチ16R,
16Lがオフ、キーレススイツチ13がオンで入
力端子11aがオフの場合には、上記3分カウン
トがアツプするまで警報動作が行なわれる。 上記警報動作中においても、ドアキーシリンダ
スイツチ16R,16Lがオンとなつた場合、も
しくはキーレススイツチ13と入力端子11aが
オンした場合には、コントロールユニツト11
は、第6図のサブルーチン1001に戻り、警報状態
は解除される。 また、3分カウントがアツプした場合には、コ
ントロールユニツト11は、ステツプ3012にて、
ホーンリレー43の駆動コイルX2の付勢を停止
し、次いでステツプ3013にてターンシグナルラン
プ51,52,53,57,58および59の点
滅を停止し、警報動作を停止させる。 尚、引き続きスタータカツトリレー38はオン
しオプシヨンの出力端子11aからは「ロー」レ
ベルの信号を出力し続ける。 以上に説明した自動車用盗難防止システムの動
作中、コントロールユニツト11は、各スイツチ
の出力状態、傾斜センサ35およびオプシヨンス
イツチ36等の出力状態の読込みのタイミングに
合わせて、センサ給電制御回路71に電流供給指
令信号を出力する。センサ給電制御回路71はこ
の電流供給指令信号により各スイツチ、傾斜セン
サ35およびオプシヨンスイツチ36等に、安定
化電源回路70を通して、バツテリBから電流を
供給する。従つて、上記各スイツチ、傾斜センサ
35およびオプシヨンスイツチ36等がオン状態
でセツトされ、常に電流を消費する状態にあつて
も、その出力の読取りに必要なときにのみバツテ
リBから電流が供給されることになり、自動車1
4の停止中にバツテリから供給される電流を大幅
に減少させることができる。 また、本考案の実施例によれば、上記各スイツ
チ、傾斜センサ35およびオプシヨンスイツチ3
6等が電流流れ出し方向に故障しても、これらス
イツチ、傾斜センサ35およびオプシヨンスイツ
チ36にバツテリBから連続して電流が供給され
てバツテリ上りを招くといつたこともなくすこと
ができる。 本考案は自動車用盗難防止システムに限らず、
一般に、車両の停止時に給電されて作動状態とな
る車載用コントロールユニツトに適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車載用コントロールユニ
ツトの基本構成を示す説明図、第2図は電流供給
指令信号およびセンサ読取りタイミングの説明
図、第3図は本考案を適用した自動車用盗難防止
システムの具体的な回路図、第4図は各種センサ
の取付位置の説明図、第5図はドアキーシリンダ
スイツチ、インナロツクスイツチおよびロツクリ
ンクスイツチとこれらスイツチを作動させるため
の機構との関係を示す説明図、第6図、第7図お
よび第8図は第3図の自動車用盗難防止システム
の動作を説明するためのフローチヤートである。 1……中央処理装置、71……センサ給電制御
回路、OSC……電流供給指令端子、S1,S2,…
…,So……センサ、B……バツテリ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両の停止時に給電されて作動状態となる車載
    用コントロールユニツトにおいて、 一端が電源側に他端がアースに接続され、車両
    に装着された各作動部材の動作に応じて信号を出
    力する複数のセンサと、クロツク信号により決め
    られたタイミングで前記各センサからの信号を読
    み取る中央処理装置と、クロツク信号のタイミン
    グに合わせて各センサに電流を供給するセンサ給
    電制御回路とを備え、各センサに電流が供給され
    たときの信号を読み取るようにしたことを特徴と
    する車載用コントロールユニツト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5857240B2 (ja) * 1980-06-19 1983-12-19 松下電器産業株式会社 ユニット型メタン醗酵槽

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