JPH06176341A - 磁気記録媒体及び磁気記憶装置 - Google Patents

磁気記録媒体及び磁気記憶装置

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JPH06176341A
JPH06176341A JP32915492A JP32915492A JPH06176341A JP H06176341 A JPH06176341 A JP H06176341A JP 32915492 A JP32915492 A JP 32915492A JP 32915492 A JP32915492 A JP 32915492A JP H06176341 A JPH06176341 A JP H06176341A
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JP32915492A
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English (en)
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Tomoo Yamamoto
朋生 山本
Akira Ishikawa
石川  晃
Yoshihiro Shiroishi
芳博 城石
Yuzuru Hosoe
譲 細江
Masatoshi Takeshita
正敏 竹下
Shinan Yaku
四男 屋久
Akira Ozaki
明 尾嵜
Emi Mangyo
恵美 萬行
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高密度記録時の再生信号が大きく、良好なS/
Nが得られる磁気記録媒体、及び大容量高密度磁気記憶
装置を提供する。 【構成】非磁性基板11,非磁性基板11上に設けられ
たC層12、さらにその上に非磁性下地層13を介し
て、もしくは直接設けられた単数あるいは複数の磁性層
14,14′、及び複数の磁性層の場合には磁性層の間
に配置された非磁性中間層15,15′を有する磁気記
憶媒体。この磁気記録媒体と、磁極の少なくとも一部に
金属薄膜を用いた磁気ヘッド、または再生に磁気抵抗効
果を利用した磁気ヘッドを組み合わせた磁気記憶装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高密度の記録に適し
た薄膜型の磁気記録媒体及びこのような磁気記録媒体を
用いた磁気記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における電子計算機の小型化・高速
化に伴い、磁気ディスク装置その他の外部記憶装置の大
容量化・高速アクセス化が強く望まれている。特に、磁
気ディスク記憶装置は、高密度高速記録に適した記憶装
置であり、その要望が一段と強まっている。磁気ディス
ク装置に用いられる磁気記録媒体は、酸化物磁性体の粉
末を基板上に塗布した塗布型磁気記録媒体と、金属磁性
体の薄膜を基板上に蒸着あるいはスパッタリングした薄
膜型の磁気記録媒体とが知られている。この薄膜型の磁
気記録媒体は、塗布型の磁気記録媒体に比較して記録膜
中の磁性体の密度が高いことから、より高密度の記録に
適している。
【0003】薄膜型の磁気記録媒体の通常の構造は、非
磁性基板上に非磁性下地層,磁性層を順次形成した単層
磁気記録媒体が知られている。また、最近では、より優
れた特性を持つ磁気記録媒体として、特開平1−173313
号,特開平1−217723号公報に見られるように、非磁性
基板上に非磁性下地層を形成し、その上に磁性層,非磁
性中間層を交互に順次形成した多層磁気記録媒体が知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気記録媒
体は、超高密度の記録に対応した電磁変換特性が未だ不
十分であるという問題があった。すなわち、単層磁気記
録媒体では高密度で記録再生を行う場合、磁性層の厚さ
を薄くすれば媒体S/Nは向上するが、回路及びヘッド
のノイズに比べて再生信号が微弱であるため、装置とし
て必要なS/Nを満たすことができないという問題があ
った。一方、多層磁気記録媒体では媒体S/Nを高くで
き、しかも装置として必要なS/Nも向上させることが
できるが、単層媒体に比べてヒステリシスの角形性が劣
化し、同じ磁性膜膜厚に対する再生信号の効率が悪くな
るという問題があった。なお、再生信号をS、媒体ノイ
ズをNd、ヘッドノイズをNh、アンプノイズをNaと
すると、媒体S/N,装置S/Nはそれぞれ次の数1,
数2によって与えられる。
【0005】
【数1】 媒体S/N≡20Log(S/Nd) …(数1)
【0006】
【数2】
【0007】本発明の第1の目的は、再生信号が増大
し、高密度記録時でのS/Nが良好な磁気記録媒体を提
供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、再生信号が増大
し、高密度記録時でのS/Nが良好な磁気記録媒体を用
いた磁気記憶装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、
(1)非磁性基板上にC層を形成した後、非磁性下地層
を介して、あるいは直接その上に設けられた、単数ある
いは複数の磁性層、及び複数の磁性層の場合には前記磁
性層の間に配置された非磁性中間層を有することを特徴
とする磁気記録媒体、(2)(1)に記載の磁気記録媒
体において、前記C層は0.1から1000nmの範囲
の厚さであることを特徴とする磁気記録媒体、によって
達成される。
【0010】上記第2の目的は、(3)(1)および
(2)に記載の磁気記録媒体と、記録あるいは再生用磁
極の少なくとも一部に金属薄膜を用いた磁気ヘッドとを
組み合わせたことを特徴とする磁気記憶装置、(4)
(3)に記載の磁気ヘッドが磁気抵抗効果を用いて再生
する素子を有することを特徴とする磁気記憶装置、によ
って達成される。
【0011】本発明の磁気記録媒体の磁性層は、Co
P,CoPt,CoTa,CoSi,CoCrPt,C
oCrTa,CoNiCr,CoNiPt,CoNiZ
r,CoCrPtSi,CoCrTaSi等のCoを主
たる成分とする磁性合金を用いることが、高い保磁力及
び記録密度特性を得られるので好ましい。多層媒体とす
る場合には、個々の磁性層で構成元素,組成比,成膜条
件,膜厚等を変化させてもよい。磁性層の膜厚は、単層
の場合で1から200nm、多層の場合で0.5から10
0nmの範囲であることが、S/Nを高める上で好まし
い。
【0012】非磁性中間層は、Cr,Mo,W,Ta,
Nb,C、またはこれらを主たる成分とする合金を用い
ることが、磁性層の結晶性,結晶配向性、及び結晶粒径
を制御できるために好ましい。合金として上記元素に添
加する元素は、Ti,Si,Fe,V,Ge,Cu,P
t,Rh,Ru,Re,Pd,C,N,O等が好まし
い。非磁性中間層の膜厚は、0.1 から20nmの範囲
であることが、S/Nを高める上で好ましい。
【0013】非磁性下地層を設ける場合には、非磁性中
間層と同様にCr,Mo,W,Ta,Nb,C、または
これらを主たる成分とする合金を用いることが、磁性層
の結晶性,結晶配向性、及び結晶粒径を制御できるため
に好ましい。非磁性下地層の膜厚は500nm以下、よ
り好ましくは1から500nmとすると良い。
【0014】以上の各層の形成には、スパッタリング法
の他に、蒸着法,イオンビームスパッタリング法,プラ
ズマCVD法,塗膜法,メッキ法等の様な方法でもよ
い。
【0015】
【作用】単層磁気記録媒体の磁性層の膜厚を薄くすると
結晶粒を微細化でき、再生信号の減少分以上に媒体ノイ
ズを低減できるので、再生出力と媒体ノイズの比である
媒体S/Nを高めることができる。しかし、あまり磁性
層を薄くした場合、装置を動かすために必要な再生信号
が得られないという問題があった。一方、多層磁気記録
媒体では個々の磁性層を薄くして、磁性層間に非磁性中
間層を介在させることにより、結晶粒を微細化したまま
積層でき、低ノイズ性を保つことができる。さらに、こ
の場合には薄い磁性層を何層にも積層できるため、高い
再生信号を得ることができる。しかし、単層媒体と比較
すると、ヒステリシスの角形性が劣化して、同じ磁性膜
膜厚に対する再生信号の効率が悪くなるという問題があ
った。そこで、非磁性基板上にC層を形成した後に上記
の単層媒体、あるいは多層媒体を形成すると、結晶性,
結晶配向性、及び結晶粒径を制御することが可能とな
り、従来に比較して高い再生効率の磁気記録媒体を作製
することができる。このとき、従来同様、多層媒体の方
が単層媒体よりも高い特性を得ることができる。
【0016】本発明の磁気記録媒体と、少なくとも磁極
の一部に金属薄膜を用いた誘導型磁気ヘッドとを組み合
わせて磁気記憶装置とすることで、磁極に金属薄膜を用
いない磁気ヘッドに比べて記録磁界が急峻であるため、
重ね書き特性が3dB以上向上する。そのうえ、記録し
た磁区の磁化遷移領域は狭くなり、よりノイズを低く押
さえることができ、高い装置S/Nが得られる。したが
って、従来の磁気記憶装置と比較して、1.2 倍以上の
大容量の磁気記憶装置が実現できる。さらに、磁気抵抗
効果を用いた磁気ヘッドで再生する場合には、ヘッド・
アンプノイズに比べて充分高い出力を得られるため、
1.5 から2倍以上の大容量の装置を実現できる。
【0017】
【実施例】
〈実施例1〉図1は本発明の磁気記録媒体を多層媒体と
した実施例の断面図を示す。非磁性基板11は強化ガラ
ス基板,セラミックス基板,Ni−PメッキAl合金基
板,プラスチック基板,ボロン基板,カーボン基板,T
i合金基板等が用いられる。12,12′はC層、1
3,13′はCr,Mo,W,Ta,Nb,C、または
これらを主たる成分とする合金等からなる非磁性下地
層、14,14′はCoCrPt,CoCrTa,Co
NiPt等の磁性合金からなる磁性層、15,15′は
Cr,Mo,W,C、またはこれらを主たる成分とする
合金等からなる非磁性中間層、16,16′はCoCr
Pt,CoCrTa,CoNiPt,CoNiCr,C
oNiZr等の磁性合金からなる磁性層、17,17′
はC,WC,(WMo)C,(ZrNb)N,B4C,水
素含有カーボン等からなる保護層、18,18′はパー
フルオロアルキルポリエーテル等からなる潤滑層であ
る。以下さらに詳細に本実施例について説明する。
【0018】Ni−Pを10μmメッキし、表面を略円
周方向に中心線平均面粗さで5nmとなるような微小傷
が入るように研磨した外径95mmφのAl合金からなる
非磁性基板11に、C層12,12′を形成した後、基
板温度300℃,Arガス圧力1.7mTorr,投入電力
密度5W/cm2としてDCマグネトロンスパッタリング
法で非磁性下地層13,13′を50nm形成した。非
磁性下地層13,13′は、表1に示すように、Cr,
Cr−5at%Fe,Cr−5at%V,Cr−5at
%Cu,Cr−15at%Ti,Mo−5at%Si,
Mo−5at%V,W,W−5at%Mo,Ta,Ta
−5at%Cr,Nb,Nb−5at%Wからなり、ま
た、実施例1の13,14は非磁性下地層を設けていな
い(実質的にはC下地層となる)。
【0019】次に上記と同じ方法で、下層の磁性層1
4,14′として、Co−15at%Cr−4at%P
t,Co−12at%Cr−4at%Ta、またはCo
−30at%Ni−5at%Ptをそれぞれ15nm形
成し、次いで非磁性中間層15,15′として、Cr,
W,Cr−15at%Ti,Cr−5at%Si,Cr
−5at%Nb,Cr−5at%Rh,Cr−5at%
Pt,Cr−5at%Ge,Cr−5at%Ru,Cr−
5at%W,Cr−5at%Mo,Cの膜をそれぞれ1
0nm形成し、次に上層の磁性層16,16′としてC
o−14at%Cr−4at%Pt,Co−12at%
Cr−4at%Ta,Co−20at%Ni−10at
%Cr、またはCo−35at%Ni−4at%Zrを
それぞれ15nm形成し、さらに、保護層17,17′
としてC,WC、またはWMoCを25nm形成した
後、5nmのパーフルオロアルキルポリエーテル系の潤
滑層18,18′を形成した。
【0020】作製した磁気記録媒体の電磁変換特性をN
i−Fe合金薄膜で磁気コア部を形成したギャップ長
0.4μmの薄膜型磁気ヘッドを用い、相対速度12.5
m/s,記録密度65kFCIで評価した。表1に実施
例1の1から22の磁気記録媒体の各層の組成と電磁変
換特性を示す。ここで、磁性層の欄の14,14′等の
数字は図1で示す数字に対応し、S/Nは装置S/Nを
意味する。
【0021】
【表1】
【0022】また、比較例1として、上記実施例と同じ
成膜条件のもとで、C層を設けない以外は実施例1と同
様な図2に示す媒体を作製した。比較例1の媒体の各層
の組成と電磁変換特性を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】表1,表2から明らかなように、すべての
材料の組合せにおいて、実施例1の媒体の方が比較例1
の媒体に比べて優れていることが分かる。これは、C層
を設けたことによって、再生出力が増加し、著しく装置
S/Nが向上したためである。なお、本評価条件では記
録密度を65kFCIとしたが、記録密度を60,7
0,80,90kFCIとしても傾向は同じであった。
【0025】〈実施例2〉本発明である磁気記録媒体を
単層媒体としたときの断面図を図3に示す。外径95mm
φの強化ガラス基板31上に、C層32,32′を形成
した後、非磁性下地層33,33′としてCr、または
Cr−15at%Tiを50nm形成し、次いで磁性膜
34,34′としてCo−15at%Cr−4at%P
t,Co−12at%Cr−4at%Ta、またはCo
−20at%Ni−10at%Cr、またはCo−35
at%Ni−4at%Zrを30nm形成し、保護層3
5,35′としてCを25nm形成し、最後に、実施例
1と同じ材質の潤滑層36,36′を5nm形成したも
のである。本実施例2の媒体を実施例1と同じ条件によ
って評価した結果を表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】実施例2と比較する媒体として、実施例2
と同じ成膜条件のもとで、C層を設けない以外は実施例
2と同様な図4に示す媒体を作製した。比較例2の媒体
の各層の組成と電磁変換特性を表4に示す。
【0028】
【表4】
【0029】表3,表4の結果から明らかなように、実
施例1と同様にして、C層の効果により、再生信号が大
きく、高い装置S/Nを実現できていることが分かる。
また、電磁変換特性測定の際、ヘッド相対速度を5,1
0,20m/sとしても同様な結果が得られた。
【0030】〈実施例3〉本発明の媒体は、多層とした
とき2層に限らず、図5に示すような3層、あるいはそ
れ以上積層した構造でも装置S/Nの改善が認められ
る。図5において、51は非磁性基板、52,52′は
C層、53,53′は非磁性下地層、54,54′,5
6,56′,58,58′は磁性層、55,55′,5
7,57′は非磁性中間層、59,59′は保護層であ
る。本実施例3の磁気記録媒体は、積層回数が異なる
点、および潤滑層を設けない点の他は実施例1と同じ条
件で、外径95mmφのセラミックス基板を用いて作製し
た。各層の組成,電磁変換特性の評価結果を表5に示
す。なお、電磁変換特性の評価条件は実施例1と同じで
ある。
【0031】
【表5】
【0032】本実施例3の媒体は、表2,表4に示され
る比較例1、及び比較例2の媒体に比べ、いずれも優れ
ていることが分かる。したがって、磁性層を2層以上多
層化してもC層の効果は認められ、本発明は多層媒体に
おいても有効なものであることが分かる。また、このと
き磁気ヘッドのギャップ長を0.3,0.5μmとしても
同様な結果が得られた。
【0033】〈実施例4〉表1に示した実施例1の1か
ら12の媒体について、再生に磁気抵抗効果を利用する
MRヘッドを用い、記録・再生ヘッドを分離して評価し
たときの電磁変換特性を表6に示す。表1に示した自己
録再による結果に比べて再生出力が大きくなるため、同
じ媒体でも、より著しい電磁変換特性の向上が認められ
る。
【0034】
【表6】
【0035】〈実施例5〉本発明の記憶装置の一例の上
面図を図6(a)に、そのAA′線断面図を図6(b)
に示す。磁気記録媒体61は、磁気記録媒体駆動部62
に連結する保持具に保持され、磁気記録媒体61のそれ
ぞれの面に対向して磁気ヘッド63が配置される。磁気
ヘッド63は記録再生信号処理系65から信号に基づ
き、磁気ヘッド駆動部64により駆動する。
【0036】磁気ヘッド63として、ギャップ長0.4
μm の薄膜型磁気ヘッドを用い、これと各実施例記載
の磁気記録媒体とにより磁気記憶装置を構成した。その
結果、従来の装置に比べて、約1.5 倍の容量の大容量
高密度記録に対応する磁気記憶装置が得られた。
【0037】また、磁気ヘッド63として、Ni−Fe
磁極の先端にFe−Al−Si合金薄膜を用いたメタル
インギャップタイプのヘッドを用いた場合には、従来装
置に比べ約1.2 倍の容量の磁気記憶装置ができた。さ
らに、磁気ヘッド63を記録・再生分離ヘッドとし、再
生にMRヘッドを用いた場合には、約2.0 倍の大容量
磁気記憶装置が実現できた。
【0038】以上の実施例では、ディスク状の磁気記録
媒体とそれを用いた磁気記憶装置について述べてきた
が、本発明は片面のみに磁性層を有するテープ状,カー
ド状の媒体及びこれを用いた磁気記憶装置にも適用でき
る。
【0039】また、磁気記録媒体の成膜方法はスパッタ
リング法に限らず、蒸着法,イオンビームスパッタリン
グ法,プラズマCVD法,塗膜法,メッキ法等の様な手
法を用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体は、結晶性,結晶
配向性、及び結晶粒径を制御することが可能となり、従
来に比較して高い再生効率が得られ、その結果、著しく
装置S/Nが向上した。さらに、この媒体と少なくとも
磁極の一部に金属薄膜を用いた磁気ヘッド、あるいは再
生に磁気抵抗効果を利用するMRヘッドによる記録・再
生分離ヘッドを用いることで、従来の磁気記憶装置に比
較して、大容量高密度記録の磁気記憶装置が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気記録媒体の断面図。
【図2】従来の磁気記録媒体の断面図。
【図3】本発明の一実施例の磁気記録媒体の断面図。
【図4】従来の磁気記録媒体の断面図。
【図5】本発明の一実施例の磁気記録媒体の断面図。
【図6】本発明の一実施例の磁気記憶装置の上面図およ
び縦断面図。
【符号の説明】
11…非磁性基板、12,12′…C層、13,13′
…非磁性下地層、14,14′,16,16′…磁性
層、15,15′…非磁性中間層、17,17′…保護
層、18,18′…潤滑層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細江 譲 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 竹下 正敏 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 屋久 四男 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 尾嵜 明 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 萬行 恵美 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性基板上にC層を形成した後、非磁性
    下地層を介して、あるいは直接その上に設けられた単数
    あるいは複数の磁性層、及び前記複数の磁性層の場合に
    は前記磁性層の間に配置された非磁性中間層を有するこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記C層は0.1 から
    1000nmの範囲の厚さである磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】請求項1記載の磁気記録媒体と、記録ある
    いは再生用磁極の少なくとも一部に金属薄膜を用いた磁
    気ヘッドとを組み合わせた磁気記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記磁気ヘッドが磁気
    抵抗効果を用いて再生する素子を有する磁気記憶装置。
JP32915492A 1992-12-09 1992-12-09 磁気記録媒体及び磁気記憶装置 Pending JPH06176341A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3714658A1 (de) * 1987-05-02 1988-11-17 Kurz Hessental Gmbh & Co Kg Verfahren und vorrichtung zum herstellen eines gasdichten behaelters
US5759681A (en) * 1995-02-03 1998-06-02 Hitachi, Ltd. Magnetic recording medium and magnetic recording system using the same

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