JPH0617548A - 屋根の取付方法 - Google Patents
屋根の取付方法Info
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- JPH0617548A JPH0617548A JP17332192A JP17332192A JPH0617548A JP H0617548 A JPH0617548 A JP H0617548A JP 17332192 A JP17332192 A JP 17332192A JP 17332192 A JP17332192 A JP 17332192A JP H0617548 A JPH0617548 A JP H0617548A
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- Japan
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- roof
- frame
- mounting
- column
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少ない人員で、短時間に、しかも安全に屋根
の取付け作業を行うことができる屋根の取付方法を提供
する。 【構成】 支柱2に対して屋根枠の一方側3のみを回動
可能に取付け、傾斜させた状態で屋根の組立てを行い、
屋根の組立完了後に当該屋根を巻上げ治具19によって
上方に回動させて、前記屋根枠の他方の側5を前記支柱
2の上端から延出するアーム1に固定する。
の取付け作業を行うことができる屋根の取付方法を提供
する。 【構成】 支柱2に対して屋根枠の一方側3のみを回動
可能に取付け、傾斜させた状態で屋根の組立てを行い、
屋根の組立完了後に当該屋根を巻上げ治具19によって
上方に回動させて、前記屋根枠の他方の側5を前記支柱
2の上端から延出するアーム1に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカーポートやテ
ラス,自転車置場などの屋根を支柱に取付けるのに利用
される屋根の取付方法に係わり、詳しくは、高所作業を
減らすことができ、作業の安全性を高めることが可能で
あるとともに、作業人員の削減と作業時間の短縮が可能
な屋根の取付方法に関するものである。
ラス,自転車置場などの屋根を支柱に取付けるのに利用
される屋根の取付方法に係わり、詳しくは、高所作業を
減らすことができ、作業の安全性を高めることが可能で
あるとともに、作業人員の削減と作業時間の短縮が可能
な屋根の取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、カーポートの施工にあた
っては、図21に示すような施工手順によって行われて
いた。
っては、図21に示すような施工手順によって行われて
いた。
【0003】すなわち、図21は、片側支持式のカーポ
ート100の施工手順を示し、まず、図21(a)に示
すように、敷地内の所定の位置に基礎穴を掘り、梁10
1,101等の上部構造を組立てた支柱102,102
を前記基礎穴に立設する。
ート100の施工手順を示し、まず、図21(a)に示
すように、敷地内の所定の位置に基礎穴を掘り、梁10
1,101等の上部構造を組立てた支柱102,102
を前記基礎穴に立設する。
【0004】そして、図21(b)に示すように、前記
支柱102,102および梁101,101に樋付き枠
103および前枠104それぞれ取付けると共に、図2
1(c)に示すように、枠103および104に側枠1
05,105を取付ける。
支柱102,102および梁101,101に樋付き枠
103および前枠104それぞれ取付けると共に、図2
1(c)に示すように、枠103および104に側枠1
05,105を取付ける。
【0005】次に、図21(d)に示すように、数本の
垂木106および中骨107をそれぞれ取付けた後、最
後に図21(e)に示すように、屋根パネル108およ
びパネル押さえを取付けるようにしていた。
垂木106および中骨107をそれぞれ取付けた後、最
後に図21(e)に示すように、屋根パネル108およ
びパネル押さえを取付けるようにしていた。
【0006】なお、両側支持式のカーポートの場合は、
両側に立設した支柱に取付けた桁(前記枠103,10
4に相当)の前後端に妻垂木(前記側枠105に相当)
を取付け、さらに垂木および棟木(中骨107に相当)
を取付けた後、屋根パネルおよびパネル押さえを取付け
るものであって、片側支持式のカーポート100の場合
と基本的に相違するものではない。
両側に立設した支柱に取付けた桁(前記枠103,10
4に相当)の前後端に妻垂木(前記側枠105に相当)
を取付け、さらに垂木および棟木(中骨107に相当)
を取付けた後、屋根パネルおよびパネル押さえを取付け
るものであって、片側支持式のカーポート100の場合
と基本的に相違するものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の施工手順において、図21(b)に示した枠10
3,104の取付け作業以降は、すべて脚立に乗っての
高所作業になるため、多少の危険性が付随すると共に、
各部材の運搬や工具の交換のたびに脚立を乗り降りした
り、脚立を移動させたりすることが必要であって、その
ためにかなりの時間と労力が費やされるという問題があ
り、人手不足と作業者の高齢化という昨今の社会的環境
に対応することができず、これらの問題点を解決するこ
とが課題となっていた。
来の施工手順において、図21(b)に示した枠10
3,104の取付け作業以降は、すべて脚立に乗っての
高所作業になるため、多少の危険性が付随すると共に、
各部材の運搬や工具の交換のたびに脚立を乗り降りした
り、脚立を移動させたりすることが必要であって、その
ためにかなりの時間と労力が費やされるという問題があ
り、人手不足と作業者の高齢化という昨今の社会的環境
に対応することができず、これらの問題点を解決するこ
とが課題となっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来のカーポートなどの屋根
の取付け施工における上記課題に着目してなされたもの
であって、高所作業の頻度を大幅に削減することがで
き、少ない人員で、短時間に、しかも安全に屋根の取付
け作業を行うことができる屋根の取付方法を提供するこ
とを目的としている。
の取付け施工における上記課題に着目してなされたもの
であって、高所作業の頻度を大幅に削減することがで
き、少ない人員で、短時間に、しかも安全に屋根の取付
け作業を行うことができる屋根の取付方法を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる屋根の取
付方法は、支柱または躯体に対して屋根枠の一方側のみ
をその取付け位置で回動可能に取付け、前記屋根枠を下
方に傾斜もしくは垂下させた状態で屋根の組立てを行
い、屋根の組立後に、巻上げ治具によって前記屋根を上
方に回動させて前記屋根枠の他方側をその取付け高さ位
置で取付ける構成としており、屋根の取付方法における
上記構成を従来の課題を解決するための手段としたこと
を特徴としている。
付方法は、支柱または躯体に対して屋根枠の一方側のみ
をその取付け位置で回動可能に取付け、前記屋根枠を下
方に傾斜もしくは垂下させた状態で屋根の組立てを行
い、屋根の組立後に、巻上げ治具によって前記屋根を上
方に回動させて前記屋根枠の他方側をその取付け高さ位
置で取付ける構成としており、屋根の取付方法における
上記構成を従来の課題を解決するための手段としたこと
を特徴としている。
【0010】
【発明の作用】本発明に係わる屋根の取付方法において
は、屋根枠の一方側のみをその取付け高さ位置で支柱あ
るいは躯体に回動可能に取付け、屋根枠を下方に傾斜さ
せた状態、あるいは支柱から垂下させた状態で屋根枠に
垂木や中骨,屋根パネルなどの屋根部材を取付けるよう
にしており、屋根の組立て後(分割屋根のときは、例え
ば、個々の屋根の組立て後)に、屋根枠の他方側を巻上
げ治具を用いて持ち上げることによって、屋根を屋根枠
の一方側を中心に上方に回動させ、前記屋根枠の他方側
を所定の取付け高さ位置、すなわち、もう一方の支柱
(両側支持式屋根の場合)や前記支柱あるいは躯体から
延出させた梁材あるいは支持アームなど(片側支持式屋
根の場合)に固定するようにしている。 したがって、
垂木や中骨,屋根パネルなどの屋根部の組立てがほとん
ど地上で行われるようになるため、高所作業の危険性が
軽減され、脚立の乗り降りや脚立移動に要する時間や労
力が減少することになる。
は、屋根枠の一方側のみをその取付け高さ位置で支柱あ
るいは躯体に回動可能に取付け、屋根枠を下方に傾斜さ
せた状態、あるいは支柱から垂下させた状態で屋根枠に
垂木や中骨,屋根パネルなどの屋根部材を取付けるよう
にしており、屋根の組立て後(分割屋根のときは、例え
ば、個々の屋根の組立て後)に、屋根枠の他方側を巻上
げ治具を用いて持ち上げることによって、屋根を屋根枠
の一方側を中心に上方に回動させ、前記屋根枠の他方側
を所定の取付け高さ位置、すなわち、もう一方の支柱
(両側支持式屋根の場合)や前記支柱あるいは躯体から
延出させた梁材あるいは支持アームなど(片側支持式屋
根の場合)に固定するようにしている。 したがって、
垂木や中骨,屋根パネルなどの屋根部の組立てがほとん
ど地上で行われるようになるため、高所作業の危険性が
軽減され、脚立の乗り降りや脚立移動に要する時間や労
力が減少することになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいてより具体的
に説明する。
に説明する。
【0012】実施例1 図1ないし図6は本発明に係わる屋根の取付方法の第1
の実施例として、片側支持方式のカーポートの場合を順
次説明するものである。
の実施例として、片側支持方式のカーポートの場合を順
次説明するものである。
【0013】まず、図1に示すように、敷地内の所定の
位置に支柱立設用の基礎穴を掘り、図示しない金属製の
基礎部品を埋め込んだのち、上端部にアーム1,1を取
付けた支柱2,2の下端部を前記基礎穴中の基礎部品に
差し込むことによって、支柱2,2を立設する。 な
お、立設に先立って前記支柱2,2の所定の位置には、
図2に拡大して示す回動金具10を3本のボルト15に
よって取付けておく(図3(a)参照)。
位置に支柱立設用の基礎穴を掘り、図示しない金属製の
基礎部品を埋め込んだのち、上端部にアーム1,1を取
付けた支柱2,2の下端部を前記基礎穴中の基礎部品に
差し込むことによって、支柱2,2を立設する。 な
お、立設に先立って前記支柱2,2の所定の位置には、
図2に拡大して示す回動金具10を3本のボルト15に
よって取付けておく(図3(a)参照)。
【0014】この回動金具10はアルミニウム合金の押
出し形材からなるものであって、図2に示すように、前
記支柱2に固定される支柱側部材11に、後述する樋付
き枠3に固定される屋根側部材12を2本のボルト13
および14によって固定した構造を有しており、前記2
本のうちのボルト13を抜くことによって前記屋根側部
材12がボルト14を軸にして回動可能となるようにし
たものである。
出し形材からなるものであって、図2に示すように、前
記支柱2に固定される支柱側部材11に、後述する樋付
き枠3に固定される屋根側部材12を2本のボルト13
および14によって固定した構造を有しており、前記2
本のうちのボルト13を抜くことによって前記屋根側部
材12がボルト14を軸にして回動可能となるようにし
たものである。
【0015】次に、前記支柱2に樋付き枠3(一方側の
屋根枠)を前記回動金具10を介して回動可能に取付け
る。
屋根枠)を前記回動金具10を介して回動可能に取付け
る。
【0016】すなわち図3は、支柱2と樋付き枠3との
間の取付け状態を示す斜視図であって、ボルト13,1
4によって固定された状態の回動金具10は、前述のよ
うに3本のボルト15によって前記支柱2に固定されて
おり、この回動金具10に設けたボルト挿通孔12a,
12aに通したボルト16,16を樋付き枠3のガイド
溝3a内を通したスライド裏板3bのねじ孔に捩じ込む
ことによって当該回動金具10に樋付き枠3を固定し、
図3(b)に示すように両支柱2,2に樋付き枠3を取
付ける。 そして、この状態で前記ボルト13を取り外
すことによって、前記樋付き枠3が支柱2に対して回動
するようにしておく。
間の取付け状態を示す斜視図であって、ボルト13,1
4によって固定された状態の回動金具10は、前述のよ
うに3本のボルト15によって前記支柱2に固定されて
おり、この回動金具10に設けたボルト挿通孔12a,
12aに通したボルト16,16を樋付き枠3のガイド
溝3a内を通したスライド裏板3bのねじ孔に捩じ込む
ことによって当該回動金具10に樋付き枠3を固定し、
図3(b)に示すように両支柱2,2に樋付き枠3を取
付ける。 そして、この状態で前記ボルト13を取り外
すことによって、前記樋付き枠3が支柱2に対して回動
するようにしておく。
【0017】次いで、樋付き枠3を図3(a)において
右方向(時針方向)に回動した後、図4(a)に示すよ
うに、前記樋付き枠3に側枠4,4および前枠5(他方
側の屋根枠)を取付ける。 このとき、前記前枠5は地
上に載置されることになるが、作業がしやすいように、
あるいは屋根枠が汚れたり、傷ついたりしないように段
ボール箱などで適当な処置をする。
右方向(時針方向)に回動した後、図4(a)に示すよ
うに、前記樋付き枠3に側枠4,4および前枠5(他方
側の屋根枠)を取付ける。 このとき、前記前枠5は地
上に載置されることになるが、作業がしやすいように、
あるいは屋根枠が汚れたり、傷ついたりしないように段
ボール箱などで適当な処置をする。
【0018】そして次に、図4(b)に示すように、垂
木6および中骨7を取付けたのち、図4(c)に示すよ
うに屋根パネル8とともに図示しないパネル押さえを取
付けることによって、屋根部の組立てを終了する。
木6および中骨7を取付けたのち、図4(c)に示すよ
うに屋根パネル8とともに図示しないパネル押さえを取
付けることによって、屋根部の組立てを終了する。
【0019】これら図4(a)〜(c)に示した屋根部
の組立て作業は、屋根枠の一方側のみをその取付け高さ
位置で支柱に取付け、屋根枠を下方に傾斜させた状態で
行われるので、ほとんど地上で行うことができ、高所作
業の危険が回避されるとともに、脚立の乗り降りや脚立
移動の頻度が大幅に減少して作業能率が向上する。
の組立て作業は、屋根枠の一方側のみをその取付け高さ
位置で支柱に取付け、屋根枠を下方に傾斜させた状態で
行われるので、ほとんど地上で行うことができ、高所作
業の危険が回避されるとともに、脚立の乗り降りや脚立
移動の頻度が大幅に減少して作業能率が向上する。
【0020】屋根部の組立てが終了したら、図5(a)
に示すように、前記前枠5のガイド溝5a内に裏板5b
を挿入し、スライド板17を介して吊上げリング18の
おねじ18aを前記裏板5bに設けためねじ5cに捩じ
込むと共に、当該前枠5の長手方向にスライドさせ、前
記吊上げリング18を前枠5のほぼ中央部に取付ける。
なお、前記裏板5bは、前記ガイド溝5aの開口部を
斜めに通過できるような寸法および形状となっており、
そのつまみ部5dを持ってガイド溝5aの上方側から着
脱できるようになっている。
に示すように、前記前枠5のガイド溝5a内に裏板5b
を挿入し、スライド板17を介して吊上げリング18の
おねじ18aを前記裏板5bに設けためねじ5cに捩じ
込むと共に、当該前枠5の長手方向にスライドさせ、前
記吊上げリング18を前枠5のほぼ中央部に取付ける。
なお、前記裏板5bは、前記ガイド溝5aの開口部を
斜めに通過できるような寸法および形状となっており、
そのつまみ部5dを持ってガイド溝5aの上方側から着
脱できるようになっている。
【0021】そして、図5(b)に示すように、前枠5
に取付けた前記吊上げリング18に、巻上げ治具19の
フックを掛止し、前記巻上げ治具19のウィンチ19a
をゆっくりと巻上げることによって、前記回動金具10
のボルト14を軸にして、図中矢印の方向に屋根全体を
回動させ、前枠5が支柱2の上端部から延出するアーム
1,1の先端部に当接したところで、アーム取付金具5
e,5e(図6参照)によって前枠5を前記アーム1,
1に固定すると共に、前記吊上げリング18,スライド
板17および裏板5bを取り外し、前記前枠5のガイド
溝5aを図示しない目板を用いてカバーする。 このと
き、前記巻上げ治具19を、屋根が所定の位置に吊上げ
られた状態、すなわち、アーム1,1の先端部に前枠5
が当接した状態で、前枠5と巻上げ治具19のポール1
9bとが当接するようにセットすることにより、巻上げ
治具19を持っていなくても前記巻上げ治具19が直立
状態に保持されるので、一人作業での組立て施工が可能
になる。
に取付けた前記吊上げリング18に、巻上げ治具19の
フックを掛止し、前記巻上げ治具19のウィンチ19a
をゆっくりと巻上げることによって、前記回動金具10
のボルト14を軸にして、図中矢印の方向に屋根全体を
回動させ、前枠5が支柱2の上端部から延出するアーム
1,1の先端部に当接したところで、アーム取付金具5
e,5e(図6参照)によって前枠5を前記アーム1,
1に固定すると共に、前記吊上げリング18,スライド
板17および裏板5bを取り外し、前記前枠5のガイド
溝5aを図示しない目板を用いてカバーする。 このと
き、前記巻上げ治具19を、屋根が所定の位置に吊上げ
られた状態、すなわち、アーム1,1の先端部に前枠5
が当接した状態で、前枠5と巻上げ治具19のポール1
9bとが当接するようにセットすることにより、巻上げ
治具19を持っていなくても前記巻上げ治具19が直立
状態に保持されるので、一人作業での組立て施工が可能
になる。
【0022】そして最後に、取付金具10の屋根側部材
12が支柱側部材11に対して回動しないように、図3
(b)の過程で外しておいたボルト13を締め直すこと
によって、前記樋付き枠3が支柱2に固定され、図6に
示すように片側支持方式のカーポートが完成する。
12が支柱側部材11に対して回動しないように、図3
(b)の過程で外しておいたボルト13を締め直すこと
によって、前記樋付き枠3が支柱2に固定され、図6に
示すように片側支持方式のカーポートが完成する。
【0023】実施例2 図7ないし図9は本発明に係わる屋根の取付方法の第2
の実施例として、前記実施例1と同じく片側支持方式の
カーポートの屋根を取付施工治具と従来タイプの屋根受
け金具とを用いて取付ける場合を説明するものである。
なお、この実施例における施工手順は、用いる金具の
構造を除いて前記実施例1と何ら変わるところはない。
の実施例として、前記実施例1と同じく片側支持方式の
カーポートの屋根を取付施工治具と従来タイプの屋根受
け金具とを用いて取付ける場合を説明するものである。
なお、この実施例における施工手順は、用いる金具の
構造を除いて前記実施例1と何ら変わるところはない。
【0024】まず、図1と同様に、敷地内の所定の位置
に設けた基礎穴に、その上端部にアーム1,1を取付け
た支柱2,2を立設するが、それに先だって、取付施工
治具20を前記支柱2の所定の位置に屋根受け金具25
と共に取付けておく。
に設けた基礎穴に、その上端部にアーム1,1を取付け
た支柱2,2を立設するが、それに先だって、取付施工
治具20を前記支柱2の所定の位置に屋根受け金具25
と共に取付けておく。
【0025】取付施工治具20は、図7に示すように、
屋根枠の他方側、すなわち前枠5が固定されるまでのあ
いだ前記支柱2に仮固定される支柱側部材21と、同じ
く前枠5が固定されるまでのあいだ樋付き枠3に仮固定
される屋根側部材22とをピン23によって回動可能に
連結したものであって、屋根の取付完了後には前記支柱
2および樋付き枠3から取り外されるようになっている
ものであり、前記支柱側部材21には当該支柱側部材2
1を支柱2に取付けるためのボルトを通す取付孔21a
が、屋根側部材22には当該屋根側部材22を樋付き枠
3に取付けるためのボルトを通す取付孔22a,22a
がそれぞれ設けてある。
屋根枠の他方側、すなわち前枠5が固定されるまでのあ
いだ前記支柱2に仮固定される支柱側部材21と、同じ
く前枠5が固定されるまでのあいだ樋付き枠3に仮固定
される屋根側部材22とをピン23によって回動可能に
連結したものであって、屋根の取付完了後には前記支柱
2および樋付き枠3から取り外されるようになっている
ものであり、前記支柱側部材21には当該支柱側部材2
1を支柱2に取付けるためのボルトを通す取付孔21a
が、屋根側部材22には当該屋根側部材22を樋付き枠
3に取付けるためのボルトを通す取付孔22a,22a
がそれぞれ設けてある。
【0026】この施工治具20の取付けに際しては、図
8に示すように、支柱2の所定の位置に、まず屋根受け
金具25をボルト26,26によって取付け、さらに前
記取付施工治具20の取付孔21aに挿通したボルト2
7を屋根受け金具25のねじ挿通孔25aに通して支柱
2に捩じ込み、屋根受け金具25に重ねるようにして取
付ける。 なお、前記屋根受け金具25は、前記実施例
1において使用した回動金具10と回動部分の構造を除
いて、ほぼ同様の寸法,形状を有し、アルミニウム合金
の押出し形材から一体成形したものであって、屋根枠3
を固定するためのねじ挿通孔25b,25bを備えてい
る。
8に示すように、支柱2の所定の位置に、まず屋根受け
金具25をボルト26,26によって取付け、さらに前
記取付施工治具20の取付孔21aに挿通したボルト2
7を屋根受け金具25のねじ挿通孔25aに通して支柱
2に捩じ込み、屋根受け金具25に重ねるようにして取
付ける。 なお、前記屋根受け金具25は、前記実施例
1において使用した回動金具10と回動部分の構造を除
いて、ほぼ同様の寸法,形状を有し、アルミニウム合金
の押出し形材から一体成形したものであって、屋根枠3
を固定するためのねじ挿通孔25b,25bを備えてい
る。
【0027】そして、図9に示すように、屋根受け金具
25と共に支柱2に取付けた前記施工治具20の取付孔
22a,22aに通したボルト28,28を樋付き枠3
のガイド溝3a内を通したスライド裏板3b,3bのね
じ孔に捩じ込むことによって樋付き枠3が屋根側部材2
2に固定され、図3(b)と同様に、樋付き枠3が支柱
2,2に回動可能に取付けられる。
25と共に支柱2に取付けた前記施工治具20の取付孔
22a,22aに通したボルト28,28を樋付き枠3
のガイド溝3a内を通したスライド裏板3b,3bのね
じ孔に捩じ込むことによって樋付き枠3が屋根側部材2
2に固定され、図3(b)と同様に、樋付き枠3が支柱
2,2に回動可能に取付けられる。
【0028】次に、前記樋付き枠3の回動状態を確認
し、樋付き枠3を図9において右方向に回動した後、図
4(a)〜(c)に示したように、前記実施例1と同様
の手順により屋根部の組立てを行い、屋根部の組立てを
終えたら、図5(a),(b)に示したように、巻上げ
治具19を用いて前枠5の側を持ち上げることによっ
て、屋根全体を回動させ、図6に示したようにアーム取
付金具5e,5eによって前枠5を前記支柱2,2の上
端部から延出しているアーム1、1に固定する。
し、樋付き枠3を図9において右方向に回動した後、図
4(a)〜(c)に示したように、前記実施例1と同様
の手順により屋根部の組立てを行い、屋根部の組立てを
終えたら、図5(a),(b)に示したように、巻上げ
治具19を用いて前枠5の側を持ち上げることによっ
て、屋根全体を回動させ、図6に示したようにアーム取
付金具5e,5eによって前枠5を前記支柱2,2の上
端部から延出しているアーム1、1に固定する。
【0029】そして、前枠5とアーム1との固定を終え
たら、施工治具20を支柱2および樋付き枠3に取付け
ていたボルト27およびボルト28,28をいったん抜
き、前記施工治具20を取り外したのち、ボルト27を
前記屋根受け金具25のねじ挿通孔25aに通して支柱
2に再度捩じ込むと共に、ボルト28,28を屋根受け
金具25のねじ挿通孔25b,25bに通してスライド
裏板3b,3bのねじ孔に再度捩じ込むことによって支
柱2に樋付き枠3を固定する。
たら、施工治具20を支柱2および樋付き枠3に取付け
ていたボルト27およびボルト28,28をいったん抜
き、前記施工治具20を取り外したのち、ボルト27を
前記屋根受け金具25のねじ挿通孔25aに通して支柱
2に再度捩じ込むと共に、ボルト28,28を屋根受け
金具25のねじ挿通孔25b,25bに通してスライド
裏板3b,3bのねじ孔に再度捩じ込むことによって支
柱2に樋付き枠3を固定する。
【0030】実施例3 図10ないし図15は本発明に係わる屋根の取付方法の
第3の実施例として、両側支持方式のカーポートの場合
を説明するものである。
第3の実施例として、両側支持方式のカーポートの場合
を説明するものである。
【0031】すなわち、図10に示すように、まず、所
定の敷地内の四隅に支柱立設用の基礎穴を掘り、図示し
ないスチール製の基礎部品をそれぞれ埋め込んだのち、
上端部に屋根受け金具30をそれぞれ取付けた支柱3
1,31および32,32を前記基礎穴中の基礎部品に
差し込んで立設する。 なお、このとき前記各支柱のう
ち、一方の側の支柱31,31の屋根受け金具30に
は、後述する取付施工治具40を取付けておくと共に、
他方側の支柱32,32は固定することなく差し込んだ
ままとし、図に示すように外側に傾けておく。
定の敷地内の四隅に支柱立設用の基礎穴を掘り、図示し
ないスチール製の基礎部品をそれぞれ埋め込んだのち、
上端部に屋根受け金具30をそれぞれ取付けた支柱3
1,31および32,32を前記基礎穴中の基礎部品に
差し込んで立設する。 なお、このとき前記各支柱のう
ち、一方の側の支柱31,31の屋根受け金具30に
は、後述する取付施工治具40を取付けておくと共に、
他方側の支柱32,32は固定することなく差し込んだ
ままとし、図に示すように外側に傾けておく。
【0032】前記取付施工治具40は、図11に示すよ
うに、前記支柱31に取付けられた屋根受け金具30に
仮固定される支柱側部材41と、後述する桁33に同じ
く仮固定される屋根側部材42とを樹脂製(ポリアミ
ド)ワッシャ43を介してボルト44とナット45によ
って回動可能に連結したものであって、前記実施例2の
施工治具20と同様に、屋根の取付完了後には前記支柱
31および桁33から取り外されるようになっており、
前記支柱側部材41には当該支柱側部材41を前記屋根
受け金具30に取付けるためのねじ孔41aが切ってあ
ると共に、屋根側部材42には当該屋根側部材42を桁
33に取付けるためのボルトを通す取付孔42aが設け
てある。
うに、前記支柱31に取付けられた屋根受け金具30に
仮固定される支柱側部材41と、後述する桁33に同じ
く仮固定される屋根側部材42とを樹脂製(ポリアミ
ド)ワッシャ43を介してボルト44とナット45によ
って回動可能に連結したものであって、前記実施例2の
施工治具20と同様に、屋根の取付完了後には前記支柱
31および桁33から取り外されるようになっており、
前記支柱側部材41には当該支柱側部材41を前記屋根
受け金具30に取付けるためのねじ孔41aが切ってあ
ると共に、屋根側部材42には当該屋根側部材42を桁
33に取付けるためのボルトを通す取付孔42aが設け
てある。
【0033】前記施工治具40は、図12に示すよう
に、支柱31に取付けられた屋根受け金具30に設けた
ボルト挿通孔30aに通したボルト46を支柱側部材4
1に設けたねじ孔41aに捩じ込むことによって取付け
られる。
に、支柱31に取付けられた屋根受け金具30に設けた
ボルト挿通孔30aに通したボルト46を支柱側部材4
1に設けたねじ孔41aに捩じ込むことによって取付け
られる。
【0034】そして、図13に示すように、予め地上で
妻垂木34,34を取付けておいた桁33(一方側の屋
根枠)に設けたガイド溝33a内にその頭部を通した四
角ボルト47を前記施工治具40の取付孔42aに挿通
したうえでナット48を締め付けることにより、当該桁
33を前記施工治具40を介して支柱31,31に回動
可能に取付けたのち、図14(a)に示すように桁35
(他方側の屋根枠)を前記妻垂木34,34に取付け
る。
妻垂木34,34を取付けておいた桁33(一方側の屋
根枠)に設けたガイド溝33a内にその頭部を通した四
角ボルト47を前記施工治具40の取付孔42aに挿通
したうえでナット48を締め付けることにより、当該桁
33を前記施工治具40を介して支柱31,31に回動
可能に取付けたのち、図14(a)に示すように桁35
(他方側の屋根枠)を前記妻垂木34,34に取付け
る。
【0035】次に、図14(b)に示すように、妻木3
6および棟木37を取付けたのち、図14(c)におい
て屋根パネル38とともに図示しないパネル押さえを取
付けることによって、屋根部の組立てを終了する。
6および棟木37を取付けたのち、図14(c)におい
て屋根パネル38とともに図示しないパネル押さえを取
付けることによって、屋根部の組立てを終了する。
【0036】屋根部の組立てが終了したら、図5
(a),(b)に示した第1実施例の場合と同じ要領
で、巻上げ治具19を用いて前記桁35の側を持ち上げ
ることによって、屋根全体を回動させ、図15に示すよ
うに、桁35のガイド溝35a内にその頭部を通すとと
もに支柱32に取付けた屋根受け金具30のボルト挿通
孔30a,30aにそのねじ部を挿通した四角ボルト4
9,49にナット50を締め付けることによって支柱3
2に前記桁35を固定する。
(a),(b)に示した第1実施例の場合と同じ要領
で、巻上げ治具19を用いて前記桁35の側を持ち上げ
ることによって、屋根全体を回動させ、図15に示すよ
うに、桁35のガイド溝35a内にその頭部を通すとと
もに支柱32に取付けた屋根受け金具30のボルト挿通
孔30a,30aにそのねじ部を挿通した四角ボルト4
9,49にナット50を締め付けることによって支柱3
2に前記桁35を固定する。
【0037】そして最後に、施工治具40を屋根受け金
具30および桁35に取付けていたボルト46およびナ
ット48を抜き取り、前記施工治具40を取り外したの
ち、図15と同じ要領で、前記四角ボルト47,47を
前記支柱31の屋根受け金具30のボルト挿通孔30
a,30aに通し、ナット48、48を締め直すことに
よって桁33が支柱31に固定され、図16に示すよう
に両側支持方式のカーポートが完成する。
具30および桁35に取付けていたボルト46およびナ
ット48を抜き取り、前記施工治具40を取り外したの
ち、図15と同じ要領で、前記四角ボルト47,47を
前記支柱31の屋根受け金具30のボルト挿通孔30
a,30aに通し、ナット48、48を締め直すことに
よって桁33が支柱31に固定され、図16に示すよう
に両側支持方式のカーポートが完成する。
【0038】この実施例に係わる屋根の取付方法は、前
記実施例2と同様に、安全性および作業能率の向上とい
う実施例1と同じ作用効果を有すると共に、従来タイプ
の屋根受け金具を使用することができ、完成状態におい
て従来の施工手順によるものとまったく同一の外観とな
るという特徴を有するものである。
記実施例2と同様に、安全性および作業能率の向上とい
う実施例1と同じ作用効果を有すると共に、従来タイプ
の屋根受け金具を使用することができ、完成状態におい
て従来の施工手順によるものとまったく同一の外観とな
るという特徴を有するものである。
【0039】なお、図17は、実施例3に示した両側支
持方式のカーポートに適用する取付施工治具の他の形状
例を示すものであって、図に示す施工治具60は、支柱
側部材61の両端に2個の屋根側部材62を設けてお
り、より大型の屋根の取付けに適したものである。
持方式のカーポートに適用する取付施工治具の他の形状
例を示すものであって、図に示す施工治具60は、支柱
側部材61の両端に2個の屋根側部材62を設けてお
り、より大型の屋根の取付けに適したものである。
【0040】実施例4 図18ないし図20は、本発明の第4の実施例として、
前記第1実施例と同じく片持支持方式のカーポートの施
工手順を示すものである。
前記第1実施例と同じく片持支持方式のカーポートの施
工手順を示すものである。
【0041】まず、前記第1実施例と同様、図1に示す
ように、上端部にアーム1,1を取付けた支柱2,2を
立設する。 このとき、前記支柱2,2の所定の位置に
は、図18に示すように、屋根受け金具65を3本のボ
ルト66によって取付けておく。
ように、上端部にアーム1,1を取付けた支柱2,2を
立設する。 このとき、前記支柱2,2の所定の位置に
は、図18に示すように、屋根受け金具65を3本のボ
ルト66によって取付けておく。
【0042】この屋根受け金具65は、前記実施例2で
用いた屋根受け金具25とほぼ同様の寸法・形状を有
し、後述する蝶番67の軸部を受入れる凹部65aを備
えている。
用いた屋根受け金具25とほぼ同様の寸法・形状を有
し、後述する蝶番67の軸部を受入れる凹部65aを備
えている。
【0043】一方、樋付き枠3には、図19に示すよう
に、蝶番67の一方のプレート67aに設けた通し孔6
7b,67bに挿通した皿ねじ68,68を当該樋付き
枠3のガイド溝3a内を通したスライド裏板3bのねじ
孔に捩じ込むことによって、蝶番67を取付けておく。
なお、前記蝶番67の他方側のプレート67cには、
めねじ67d,67dが形成してある。
に、蝶番67の一方のプレート67aに設けた通し孔6
7b,67bに挿通した皿ねじ68,68を当該樋付き
枠3のガイド溝3a内を通したスライド裏板3bのねじ
孔に捩じ込むことによって、蝶番67を取付けておく。
なお、前記蝶番67の他方側のプレート67cには、
めねじ67d,67dが形成してある。
【0044】次に、図20に示すように、ボルト69,
69を前記屋根受け金具65に設けた通し孔65b,6
5bを通して、蝶番67の他方側のプレート67cのめ
ねじ67d,67dに捩じ込み、前記蝶番67の他方側
のプレート67cを屋根受け金具65に固定することに
よって、図3(b)と同様に、支柱2,2に対して樋付
き枠3を回動可能に取付ける。
69を前記屋根受け金具65に設けた通し孔65b,6
5bを通して、蝶番67の他方側のプレート67cのめ
ねじ67d,67dに捩じ込み、前記蝶番67の他方側
のプレート67cを屋根受け金具65に固定することに
よって、図3(b)と同様に、支柱2,2に対して樋付
き枠3を回動可能に取付ける。
【0045】次いで、樋付き枠3を図20において右方
向(時針方向)に回動した後、図4(a)〜(c)に示
した前記実施例1と同様の手順により屋根部の組立てを
行い、組立て終了後に、巻上げ治具19を使用し、図5
(a),(b)に示した要領によって、前記蝶番67を
中心にして屋根全体を回動させ、前枠5が支柱2,2の
上端部から延出するアーム1,1に当接したところで、
前記前枠5をアーム取付金具5e,5eによってアーム
1,1に固定することによって、図6のような片側支持
式のカーポートが完成する。
向(時針方向)に回動した後、図4(a)〜(c)に示
した前記実施例1と同様の手順により屋根部の組立てを
行い、組立て終了後に、巻上げ治具19を使用し、図5
(a),(b)に示した要領によって、前記蝶番67を
中心にして屋根全体を回動させ、前枠5が支柱2,2の
上端部から延出するアーム1,1に当接したところで、
前記前枠5をアーム取付金具5e,5eによってアーム
1,1に固定することによって、図6のような片側支持
式のカーポートが完成する。
【0046】なお、上記各実施例においては、いずれも
一体的に組立てた屋根を回動させる例を示したが、屋根
を分割構造として別々に持ち上げるようにすることもで
き、これによって屋根の吊り上げ作業が容易となって、
一人作業も可能となり、より大型の屋根の施工にも対応
することができるようになる。
一体的に組立てた屋根を回動させる例を示したが、屋根
を分割構造として別々に持ち上げるようにすることもで
き、これによって屋根の吊り上げ作業が容易となって、
一人作業も可能となり、より大型の屋根の施工にも対応
することができるようになる。
【0047】また、屋根の吊上げに際しても、必ずしも
吊上げリング18を用いる必要はなく、他の手段によっ
て巻上げ治具19のフックを掛止して屋根を吊り上げて
もよい。
吊上げリング18を用いる必要はなく、他の手段によっ
て巻上げ治具19のフックを掛止して屋根を吊り上げて
もよい。
【0048】さらに、屋根枠は、支柱のみならず躯体、
例えば建物の外壁面などに取付けることができ、建物の
壁際に物置や自転車置き場などの屋根を取付けるのにも
本発明に係わる屋根の取付け方法が適用できる。
例えば建物の外壁面などに取付けることができ、建物の
壁際に物置や自転車置き場などの屋根を取付けるのにも
本発明に係わる屋根の取付け方法が適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる取
付方法においては、屋根枠の一方側のみを支柱にその取
付け高さ位置で回動可能に取付けた状態で屋根の組立て
を行い、屋根部分の組立て後に、巻上げ治具によって屋
根枠の他方側を持ち上げ、当該屋根枠の他方側をその取
付け高さ位置で取付けるようにしたものであるから、垂
木や中骨,屋根パネルなどの屋根部分の組立てをほとん
ど地上で行うことができるようになるため、脚立の乗り
降りや脚立移動に要する時間や労力が軽減されると共
に、高所作業の危険性が解消され、少ない人員で、短時
間に、しかも安全に屋根の取付け作業を行うことができ
るという極めて優れた効果がもたらされる。
付方法においては、屋根枠の一方側のみを支柱にその取
付け高さ位置で回動可能に取付けた状態で屋根の組立て
を行い、屋根部分の組立て後に、巻上げ治具によって屋
根枠の他方側を持ち上げ、当該屋根枠の他方側をその取
付け高さ位置で取付けるようにしたものであるから、垂
木や中骨,屋根パネルなどの屋根部分の組立てをほとん
ど地上で行うことができるようになるため、脚立の乗り
降りや脚立移動に要する時間や労力が軽減されると共
に、高所作業の危険性が解消され、少ない人員で、短時
間に、しかも安全に屋根の取付け作業を行うことができ
るという極めて優れた効果がもたらされる。
【図1】本発明に係わる屋根の取付方法の第1の実施例
として、片持支持式カーポートの支柱立設状況を示す斜
視図である。
として、片持支持式カーポートの支柱立設状況を示す斜
視図である。
【図2】図1に示した支柱に取付ける回動金具の形状を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図3】(a)は図2に示した回動金具を用いて屋根の
樋付き枠を支柱に取付ける要領を示す斜視図である。
(b)は樋付き枠を両支柱に回動自在に取付けた状態を
全体的に示す斜視図である。
樋付き枠を支柱に取付ける要領を示す斜視図である。
(b)は樋付き枠を両支柱に回動自在に取付けた状態を
全体的に示す斜視図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明に係わる屋根の取付方
法おける片持支持式カーポートの屋根部の組立て手順を
示す斜視図である。
法おける片持支持式カーポートの屋根部の組立て手順を
示す斜視図である。
【図5】(a)は図4に示した前枠への吊上げリングの
取付け要領を示す斜視図である。(b)は巻上げ治具に
よる屋根の吊上げ要領を説明する斜視図である。
取付け要領を示す斜視図である。(b)は巻上げ治具に
よる屋根の吊上げ要領を説明する斜視図である。
【図6】本発明に係わる屋根の取付け方法による片持支
持式カーポートの完成状態を示す斜視図である。
持式カーポートの完成状態を示す斜視図である。
【図7】本発明に係わる屋根の取付け方法の第2の実施
例に用いる取付施工治具の形状を示す分解斜視図であ
る。
例に用いる取付施工治具の形状を示す分解斜視図であ
る。
【図8】図7に示した取付施工治具の支柱への取付要領
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図9】図8に示した取付施工治具と屋根の樋付き枠と
の取付要領を示す斜視図である。
の取付要領を示す斜視図である。
【図10】本発明に係わる屋根の取付方法の第3の実施
例として、両側支持式カーポートの支柱立設状況を示す
斜視図である。
例として、両側支持式カーポートの支柱立設状況を示す
斜視図である。
【図11】図10に示した支柱に取付ける取付施工治具
の形状を示す分解斜視図である。
の形状を示す分解斜視図である。
【図12】図11に示した取付施工治具の支柱への取付
け要領を示す斜視図である。
け要領を示す斜視図である。
【図13】図11に示した取付施工治具の屋根枠への取
付け要領を示す断面図である。
付け要領を示す断面図である。
【図14】(a)〜(c)は本発明に係わる屋根の取付
方法による両側支持式カーポートの屋根部の組立て手順
を示す斜視図である。
方法による両側支持式カーポートの屋根部の組立て手順
を示す斜視図である。
【図15】本発明に係わる屋根の取付方法による両側支
持式カーポートの支柱と屋根枠との固定要領を示す斜視
図である。
持式カーポートの支柱と屋根枠との固定要領を示す斜視
図である。
【図16】本発明に係わる屋根の取付方法による両側支
持式カーポートの完成状態を示す斜視図である。
持式カーポートの完成状態を示す斜視図である。
【図17】図11に示した両側支持式カーポートに使用
する取付施工治具の他の形状例を示す斜視図である。
する取付施工治具の他の形状例を示す斜視図である。
【図18】本発明に係わる屋根の取付け方法の第4の実
施例において使用する屋根受け金具の形状と支柱へのそ
の取付け要領を示す斜視図である。
施例において使用する屋根受け金具の形状と支柱へのそ
の取付け要領を示す斜視図である。
【図19】本発明の第4実施例における樋付き枠と蝶番
との取付け要領を示す斜視図である。
との取付け要領を示す斜視図である。
【図20】図19に示した樋付き枠と支柱と取付け要領
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図21】(a)〜(f)は片持支持式カーポートの従
来の施工手順を説明する斜視図である。
来の施工手順を説明する斜視図である。
2,31 支柱 3 樋付き枠(一方側の屋根枠) 5 前枠(他方側の屋根枠) 19 巻き上げ治具 33 桁(一方側の屋根枠) 35 桁(他方側の屋根枠)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢 田 一 夫 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 支柱または躯体に対して屋根枠の一方側
のみをその取付け位置で回動可能に取付け、前記屋根枠
を下方に傾斜もしくは垂下させた状態で屋根の組立てを
行い、屋根の組立後に、巻上げ治具によって前記屋根を
上方に回動させて前記屋根枠の他方側をその取付け高さ
位置で取付けることを特徴とする屋根の取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17332192A JPH0617548A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 屋根の取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17332192A JPH0617548A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 屋根の取付方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24335596A Division JPH09105196A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 屋根の取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617548A true JPH0617548A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15958271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17332192A Pending JPH0617548A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 屋根の取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617548A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100650A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | East Japan Railway Co | 回転式ホーム上家の構築方法と回転式ホーム上家 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17332192A patent/JPH0617548A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100650A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | East Japan Railway Co | 回転式ホーム上家の構築方法と回転式ホーム上家 |
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