JPH06172729A - 感圧接着剤とその接着シ―ト類 - Google Patents
感圧接着剤とその接着シ―ト類Info
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- JPH06172729A JPH06172729A JP35255592A JP35255592A JPH06172729A JP H06172729 A JPH06172729 A JP H06172729A JP 35255592 A JP35255592 A JP 35255592A JP 35255592 A JP35255592 A JP 35255592A JP H06172729 A JPH06172729 A JP H06172729A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着性や保持性さらに耐候性などが良好です
ぐれた耐久性を示し、しかも曲面接着性にもすぐれた感
圧接着剤を提供する。 【構成】 感圧接着剤の主成分として、アクリル系単量
体50〜90重量%と環状(メタ)アクリルアミド5〜
35重量%とこれらと共重合可能な他の単量体0〜20
重量%とからなるアクリル系重合体を使用する。
ぐれた耐久性を示し、しかも曲面接着性にもすぐれた感
圧接着剤を提供する。 【構成】 感圧接着剤の主成分として、アクリル系単量
体50〜90重量%と環状(メタ)アクリルアミド5〜
35重量%とこれらと共重合可能な他の単量体0〜20
重量%とからなるアクリル系重合体を使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル系重合体を主
成分とした感圧接着剤と、これをシ―ト状やテ―プ状な
どの形態とした接着シ―ト類に関する。
成分とした感圧接着剤と、これをシ―ト状やテ―プ状な
どの形態とした接着シ―ト類に関する。
【0002】
【従来の技術】家電、建築、自動車などの業界では、工
業製品の多品種化に伴い、様々な材料や形状からなる部
品が用いられている。これら部品の接合に、最近では、
作業環境の向上や作業性の面から、液状の接着剤に代
え、シ―ト状やテ―プ状などの感圧接着剤を用いて、上
記部品を接着接合することが多くなつている。
業製品の多品種化に伴い、様々な材料や形状からなる部
品が用いられている。これら部品の接合に、最近では、
作業環境の向上や作業性の面から、液状の接着剤に代
え、シ―ト状やテ―プ状などの感圧接着剤を用いて、上
記部品を接着接合することが多くなつている。
【0003】ところで、近年、家電製品、建築物、自動
車などの外観は、角張つたものから美しい曲面を有する
ものに代わりつつあり、これら製品の表面に装飾用部品
などを装着する場合は、被着体の反りや歪で発生する力
に対して十分な抵抗性を持つ感圧接着剤を用いて、接着
接合することが望まれる。
車などの外観は、角張つたものから美しい曲面を有する
ものに代わりつつあり、これら製品の表面に装飾用部品
などを装着する場合は、被着体の反りや歪で発生する力
に対して十分な抵抗性を持つ感圧接着剤を用いて、接着
接合することが望まれる。
【0004】また、外装部品は一般に外気に暴露される
ことが多いため、これに用いる感圧接着剤は、接着性や
保持性さらに耐候性などが良好で、初期の接合強度を長
期的に保てる耐久性にすぐれたものであることが望まれ
る。
ことが多いため、これに用いる感圧接着剤は、接着性や
保持性さらに耐候性などが良好で、初期の接合強度を長
期的に保てる耐久性にすぐれたものであることが望まれ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来公
知のゴム系感圧接着剤や、粘着付与剤を含むアクリル系
感圧接着剤では、長期の耐久性に劣る難点があり、また
曲面に対する接着性もあまり満足できるものではなかつ
た。
知のゴム系感圧接着剤や、粘着付与剤を含むアクリル系
感圧接着剤では、長期の耐久性に劣る難点があり、また
曲面に対する接着性もあまり満足できるものではなかつ
た。
【0006】本発明は、上記従来の事情に鑑み、接着性
や保持性さらに耐候性などが良好ですぐれた耐久性を示
し、しかも曲面接着性にもすぐれた感圧接着剤とその接
着シ―ト類を提供することを目的としている。
や保持性さらに耐候性などが良好ですぐれた耐久性を示
し、しかも曲面接着性にもすぐれた感圧接着剤とその接
着シ―ト類を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために、鋭意検討した結果、特定の単量体
構成からなるアクリル系重合体を用いることにより、耐
久性と曲面接着性にすぐれた感圧接着剤が得られること
を知り、本発明を完成するに至つた。
的を達成するために、鋭意検討した結果、特定の単量体
構成からなるアクリル系重合体を用いることにより、耐
久性と曲面接着性にすぐれた感圧接着剤が得られること
を知り、本発明を完成するに至つた。
【0008】すなわち、本発明は、つぎのa〜c成分; a)一般式(1);CH2 =C(R1 )COOR2 (式
中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数4〜14
のアルキル基である)で表されるアクリル系単量体50
〜90重量% b)一般式(2);CH2 =C(R3 )CON<(式
中、R3 は水素またはメチル基である)で表される分子
構造を持つ環状の(メタ)アクリルアミド5〜35重量
% c)上記のa,b成分と共重合可能な他の単量体0〜2
0重量% からなるアクリル系重合体を主成分とすることを特徴と
する感圧接着剤と、支持体の片面または両面に上記の感
圧接着剤からなる層を有することを特徴とするシ―ト状
やテ―プ状などの接着シ―ト類とに係るものである。
中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数4〜14
のアルキル基である)で表されるアクリル系単量体50
〜90重量% b)一般式(2);CH2 =C(R3 )CON<(式
中、R3 は水素またはメチル基である)で表される分子
構造を持つ環状の(メタ)アクリルアミド5〜35重量
% c)上記のa,b成分と共重合可能な他の単量体0〜2
0重量% からなるアクリル系重合体を主成分とすることを特徴と
する感圧接着剤と、支持体の片面または両面に上記の感
圧接着剤からなる層を有することを特徴とするシ―ト状
やテ―プ状などの接着シ―ト類とに係るものである。
【0009】
【発明の構成・作用】本発明におけるa成分としてのア
クリル系単量体は、たとえば、一般式(1)中のR2 が
ブチル基、イソブチル基、イソアミル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、
イソノニル基、イソデシル基などのアルキル基からなる
アクリル酸またはメタクリル酸のエステルが挙げられ
る。R2の炭素数が4未満では初期接着力に乏しく、ま
た14を超えると経時の接着力上昇性に乏しくなる問題
があり、いずれも好ましくない。
クリル系単量体は、たとえば、一般式(1)中のR2 が
ブチル基、イソブチル基、イソアミル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、
イソノニル基、イソデシル基などのアルキル基からなる
アクリル酸またはメタクリル酸のエステルが挙げられ
る。R2の炭素数が4未満では初期接着力に乏しく、ま
た14を超えると経時の接着力上昇性に乏しくなる問題
があり、いずれも好ましくない。
【0010】このa成分としてのアクリル系単量体は、
単量体全体量の50〜90重量%、好ましくは60〜8
0重量%の範囲で、その1種または2種以上が用いられ
る。50重量%未満では、アクリル系感圧接着剤として
の性能が発揮されず、また90重量%を超えると、初期
接着力に乏しくなる問題がある。
単量体全体量の50〜90重量%、好ましくは60〜8
0重量%の範囲で、その1種または2種以上が用いられ
る。50重量%未満では、アクリル系感圧接着剤として
の性能が発揮されず、また90重量%を超えると、初期
接着力に乏しくなる問題がある。
【0011】本発明におけるb成分としての(メタ)ア
クリルアミドは、一般式(2)中のアミド基〔−C(=
O)N<〕のN原子が複素環の1構成原子となる環状の
(メタ)アクリルアミドであつて、上記複素環は、その
炭素鎖中にO原子やカルボニル基などを含むものであつ
てもよい。具体的には、N−(メタ)アクリロイルモル
ホリン、N−(メタ)アクリロイルピロリドン、N−
(メタ)アクリロイルピペリジン、N−(メタ)アクリ
ロイルピロリジン、N−(メタ)アクリロイル−4−ピ
ペリドンなどがある。
クリルアミドは、一般式(2)中のアミド基〔−C(=
O)N<〕のN原子が複素環の1構成原子となる環状の
(メタ)アクリルアミドであつて、上記複素環は、その
炭素鎖中にO原子やカルボニル基などを含むものであつ
てもよい。具体的には、N−(メタ)アクリロイルモル
ホリン、N−(メタ)アクリロイルピロリドン、N−
(メタ)アクリロイルピペリジン、N−(メタ)アクリ
ロイルピロリジン、N−(メタ)アクリロイル−4−ピ
ペリドンなどがある。
【0012】このb成分としての環状の(メタ)アクリ
ルアミドは、単量体全体量の5〜35重量%、好ましく
は10〜30重量%の範囲で、その1種または2種以上
が用いられる。5重量%未満では、経時の接着力上昇性
に乏しくなる問題があり、また35重量%を超えると、
初期接着力に乏しくなる問題があり、いずれも耐久性お
よび曲面接着性にすぐれる感圧接着剤が得られない。
ルアミドは、単量体全体量の5〜35重量%、好ましく
は10〜30重量%の範囲で、その1種または2種以上
が用いられる。5重量%未満では、経時の接着力上昇性
に乏しくなる問題があり、また35重量%を超えると、
初期接着力に乏しくなる問題があり、いずれも耐久性お
よび曲面接着性にすぐれる感圧接着剤が得られない。
【0013】本発明におけるc成分の単量体は、上記の
a,b二成分と共重合可能な単量体であればよく、具体
的には、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリル酸グ
リシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、クロトン酸、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル
アクリロイルホスフエ―ト、2−ヒドロキシプロピルア
クリロイルホスフエ―トなどが挙げられる。
a,b二成分と共重合可能な単量体であればよく、具体
的には、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリル酸グ
リシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、クロトン酸、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル
アクリロイルホスフエ―ト、2−ヒドロキシプロピルア
クリロイルホスフエ―トなどが挙げられる。
【0014】このc成分としての単量体は、必要により
単量体全体量の20重量%以下、好ましくは2〜15重
量%の範囲で、その1種または2種以上が用いられる。
20重量%を超えると、初期の接着力を損なつて、耐久
性および曲面接着性にすぐれる感圧接着剤を得にくくな
る。
単量体全体量の20重量%以下、好ましくは2〜15重
量%の範囲で、その1種または2種以上が用いられる。
20重量%を超えると、初期の接着力を損なつて、耐久
性および曲面接着性にすぐれる感圧接着剤を得にくくな
る。
【0015】本発明のアクリル系重合体は、上記のa,
b二成分またはa〜c三成分からなる単量体混合物を、
常法により、溶液重合法、乳化重合法、塊状重合法、懸
濁重合法などの方法で共重合させることにより、得られ
る。中でも、塊状重合法の一種として、耐熱性、環境対
策の面から、無溶剤系で重合操作を行える紫外線照射に
よる重合方式が、とくに好ましく採用される。
b二成分またはa〜c三成分からなる単量体混合物を、
常法により、溶液重合法、乳化重合法、塊状重合法、懸
濁重合法などの方法で共重合させることにより、得られ
る。中でも、塊状重合法の一種として、耐熱性、環境対
策の面から、無溶剤系で重合操作を行える紫外線照射に
よる重合方式が、とくに好ましく採用される。
【0016】この紫外線照射による重合方式では、通
常、光重合開始剤として、ベンゾインメチルエ―テル、
ベンゾインプロピルエ―テルなどのベンゾインエ―テル
類、アニゾインメチルエ―テルなどの置換ベンゾインエ
―テル類、2,2−ジエトキシアセトフエノン、2,2
−ジメトキシ−2−フエノンアセトフエノンなどの置換
アセトフエノン類、2,2−メチル−2−ヒドロキシプ
ロピオフエノンなどの置換−α−ケト―ル類、2−ナフ
タレンスルホニルクロリドなどの芳香族スルホニルクロ
リド類、1−フエノン−1,1−プロパンジオン−2−
(o−エトキシカルボニル)オキシムなどの光活性オキ
シム類があり、これらの1種または2種以上が用いられ
る。使用量は、前記の単量体混合物100重量部に対
し、0.01〜4重量部、好適には0.1〜3重量部の
割合とすればよい。
常、光重合開始剤として、ベンゾインメチルエ―テル、
ベンゾインプロピルエ―テルなどのベンゾインエ―テル
類、アニゾインメチルエ―テルなどの置換ベンゾインエ
―テル類、2,2−ジエトキシアセトフエノン、2,2
−ジメトキシ−2−フエノンアセトフエノンなどの置換
アセトフエノン類、2,2−メチル−2−ヒドロキシプ
ロピオフエノンなどの置換−α−ケト―ル類、2−ナフ
タレンスルホニルクロリドなどの芳香族スルホニルクロ
リド類、1−フエノン−1,1−プロパンジオン−2−
(o−エトキシカルボニル)オキシムなどの光活性オキ
シム類があり、これらの1種または2種以上が用いられ
る。使用量は、前記の単量体混合物100重量部に対
し、0.01〜4重量部、好適には0.1〜3重量部の
割合とすればよい。
【0017】また、上記の重合に際し、感圧接着剤の凝
集力の向上のため、必要により交叉結合剤としての多官
能(メタ)アクリレ―トを少量加えてもよい。多官能
(メタ)アクリレ―トとしては、トリメチロ―ルプロパ
ントリ(メタ)アクリレ―ト、ペンタエリスリト―ルテ
トラ(メタ)アクリレ―ト、1,2−エチレングリコ―
ルジ(メタ)アクリレ―ト、1,6−ヘキサンジオ―ル
ジ(メタ)アクリレ―トなどがある。使用量は、前記の
単量体混合物100重量部に対し、0.01〜2重量部
の割合とすればよい。
集力の向上のため、必要により交叉結合剤としての多官
能(メタ)アクリレ―トを少量加えてもよい。多官能
(メタ)アクリレ―トとしては、トリメチロ―ルプロパ
ントリ(メタ)アクリレ―ト、ペンタエリスリト―ルテ
トラ(メタ)アクリレ―ト、1,2−エチレングリコ―
ルジ(メタ)アクリレ―ト、1,6−ヘキサンジオ―ル
ジ(メタ)アクリレ―トなどがある。使用量は、前記の
単量体混合物100重量部に対し、0.01〜2重量部
の割合とすればよい。
【0018】本発明の感圧接着剤は、このようにして得
られるアクリル系重合体を主成分とし、必要によりガラ
ス繊維や金属粉などの充てん剤、顔料、着色剤などの添
加剤を、任意成分として含ませることができる。これら
任意成分の配合量は、通常用いられている使用量でよ
い。
られるアクリル系重合体を主成分とし、必要によりガラ
ス繊維や金属粉などの充てん剤、顔料、着色剤などの添
加剤を、任意成分として含ませることができる。これら
任意成分の配合量は、通常用いられている使用量でよ
い。
【0019】本発明の接着シ―ト類は、このような感圧
接着剤からなる層を、支持体の片面または両面に所望の
厚さに設けて、シ―ト状やテ―プ状などの形態としたも
のである。上記の支持体としては、プラスチツクフイル
ム、紙、不織布、金属箔などを用いることができ、また
その片面または両面に剥離処理または粘着処理を施した
ものを使用してもよい。
接着剤からなる層を、支持体の片面または両面に所望の
厚さに設けて、シ―ト状やテ―プ状などの形態としたも
のである。上記の支持体としては、プラスチツクフイル
ム、紙、不織布、金属箔などを用いることができ、また
その片面または両面に剥離処理または粘着処理を施した
ものを使用してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明では、特定の単量
体構成からなるアクリル系重合体を主成分としたことに
より、接着性、保持性および耐候性などが良好で、すぐ
れた耐久性を示し、かつ曲面接着性にもすぐれた感圧接
着剤とその接着シ―ト類を提供することができる。
体構成からなるアクリル系重合体を主成分としたことに
より、接着性、保持性および耐候性などが良好で、すぐ
れた耐久性を示し、かつ曲面接着性にもすぐれた感圧接
着剤とその接着シ―ト類を提供することができる。
【0021】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載してより具体
的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重量
部を意味する。
的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重量
部を意味する。
【0022】実施例1 冷却管、窒素導入管、温度計、紫外線照射装置および撹
拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸2−エチルヘキ
シル83部、N−アクリロイルモルホリン10部、アク
リル酸7部、重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2
−フエニルアセトフエノン0.1部を入れ、紫外線の照
射により重合して、重合率12重量%のポリマ―/モノ
マ―混合物を得た。
拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸2−エチルヘキ
シル83部、N−アクリロイルモルホリン10部、アク
リル酸7部、重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2
−フエニルアセトフエノン0.1部を入れ、紫外線の照
射により重合して、重合率12重量%のポリマ―/モノ
マ―混合物を得た。
【0023】このポリマ―/モノマ―混合物100部
に、交叉結合剤としてトリメチロ―ルプロパントリアク
リレ―ト0.1部を添加し、混合したのち、厚さ25μ
mのポリエチレンテレフタレ―トフイルム上に塗布し、
窒素雰囲気下で紫外線ランプにより2,000mj/cm2
の紫外線を照射して光重合させることにより、厚さ50
μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作製した。
に、交叉結合剤としてトリメチロ―ルプロパントリアク
リレ―ト0.1部を添加し、混合したのち、厚さ25μ
mのポリエチレンテレフタレ―トフイルム上に塗布し、
窒素雰囲気下で紫外線ランプにより2,000mj/cm2
の紫外線を照射して光重合させることにより、厚さ50
μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作製した。
【0024】実施例2 単量体組成を、アクリル酸イソノニル75部、N−アク
リロイルモルホリン20部、アクリル酸5部に変更した
以外は、実施例1と同様の紫外線照射により、重合率1
2重量%のポリマ―/モノマ―混合物を得た。つぎに、
この混合物を用いて、実施例1と同様にして、厚さ50
μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作製した。
リロイルモルホリン20部、アクリル酸5部に変更した
以外は、実施例1と同様の紫外線照射により、重合率1
2重量%のポリマ―/モノマ―混合物を得た。つぎに、
この混合物を用いて、実施例1と同様にして、厚さ50
μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作製した。
【0025】実施例3 単量体組成を、アクリル酸2−エチルヘキシル67部、
N−アクリロイルピロリジン30部、アクリル酸3部に
変更した以外は、実施例1と同様の紫外線照射により、
重合率13重量%のポリマ―/モノマ―混合物を得た。
つぎに、この混合物を用いて、実施例1と同様にして、
厚さ50μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作
製した。
N−アクリロイルピロリジン30部、アクリル酸3部に
変更した以外は、実施例1と同様の紫外線照射により、
重合率13重量%のポリマ―/モノマ―混合物を得た。
つぎに、この混合物を用いて、実施例1と同様にして、
厚さ50μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作
製した。
【0026】比較例1 単量体組成を、アクリル酸2−エチルヘキシル87部、
N−アクリロイルモルホリン3部、アクリル酸10部に
変更した以外は、実施例1と同様の紫外線照射により、
重合率12重量%のポリマ―/モノマ―混合物を得た。
つぎに、この混合物を用いて、実施例1と同様にして、
厚さ50μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作
製した。
N−アクリロイルモルホリン3部、アクリル酸10部に
変更した以外は、実施例1と同様の紫外線照射により、
重合率12重量%のポリマ―/モノマ―混合物を得た。
つぎに、この混合物を用いて、実施例1と同様にして、
厚さ50μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作
製した。
【0027】比較例2 単量体組成を、アクリル酸2−エチルヘキシル58部、
N−アクリロイルモルホリン40部、アクリル酸2部に
変更した以外は、実施例1と同様の紫外線照射により、
重合率13重量%のポリマ―/モノマ―混合物を得た。
つぎに、この混合物を用いて、実施例1と同様にして、
厚さ50μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作
製した。
N−アクリロイルモルホリン40部、アクリル酸2部に
変更した以外は、実施例1と同様の紫外線照射により、
重合率13重量%のポリマ―/モノマ―混合物を得た。
つぎに、この混合物を用いて、実施例1と同様にして、
厚さ50μmの感圧接着剤の層を有する接着テ―プを作
製した。
【0028】上記の実施例1〜3および比較例1,2の
各接着テ―プについて、剥離接着力、保持力および曲面
接着性を、それぞれ下記の要領で測定した。これらの結
果を、後記の表1に示す。
各接着テ―プについて、剥離接着力、保持力および曲面
接着性を、それぞれ下記の要領で測定した。これらの結
果を、後記の表1に示す。
【0029】<剥離接着力>20mm×100mmの接着テ
―プを、サンドペ―パ(#280)でサンデイングした
ステンレス板に、2Kgのロ―ラを1往復させる方法で圧
着し、20分放置後、23℃,65%RHの雰囲気下、
引張速度300mm/分で、180度剥離接着力を測定し
た。
―プを、サンドペ―パ(#280)でサンデイングした
ステンレス板に、2Kgのロ―ラを1往復させる方法で圧
着し、20分放置後、23℃,65%RHの雰囲気下、
引張速度300mm/分で、180度剥離接着力を測定し
た。
【0030】<保持力>幅10mmの接着テ―プを、フエ
ノ―ル樹脂板に対し10mm×20mmの接着面積で貼り付
け、20分経過後80℃に20分放置したのち、フエノ
―ル樹脂板を垂下し、接着テ―プの自由端に400gの
均一荷重を負荷して、80℃での接着テ―プの落下時間
(分)を測定した。
ノ―ル樹脂板に対し10mm×20mmの接着面積で貼り付
け、20分経過後80℃に20分放置したのち、フエノ
―ル樹脂板を垂下し、接着テ―プの自由端に400gの
均一荷重を負荷して、80℃での接着テ―プの落下時間
(分)を測定した。
【0031】<曲面接着性>厚さ2mm,大きさ10mm×
50mmの銘板に接着テ―プを貼り付けたものを、直径5
00mmのステンレス製鋼管に貼り合わせ、これを70℃
の乾燥機中に7日間投入して、浮きの有無を観察し、以
下の如く評価した。 ○ : 浮きがほとんどみられない(0.5mm未満) △ : 浮きがほんの僅かみられる(0.5mm以上2.
0mm未満) × : 浮きが明らかにみられる (2.0mm以上)
50mmの銘板に接着テ―プを貼り付けたものを、直径5
00mmのステンレス製鋼管に貼り合わせ、これを70℃
の乾燥機中に7日間投入して、浮きの有無を観察し、以
下の如く評価した。 ○ : 浮きがほとんどみられない(0.5mm未満) △ : 浮きがほんの僅かみられる(0.5mm以上2.
0mm未満) × : 浮きが明らかにみられる (2.0mm以上)
【0032】
【表1】
【0033】上記の表1の結果より、本発明の実施例1
〜3の接着テ―プは、接着力および保持力が良好で、こ
れと耐候性などの特性とにより決定される耐久性の面
で、十分に満足でき、しかも曲面接着性にもすぐれてい
ることが明らかである。
〜3の接着テ―プは、接着力および保持力が良好で、こ
れと耐候性などの特性とにより決定される耐久性の面
で、十分に満足でき、しかも曲面接着性にもすぐれてい
ることが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 佳直 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 徳永 泰之 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 つぎのa〜c成分; a)一般式(1);CH2 =C(R1 )COOR2 (式
中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数4〜14
のアルキル基である)で表されるアクリル系単量体50
〜90重量% b)一般式(2);CH2 =C(R3 )CON<(式
中、R3 は水素またはメチル基である)で表される分子
構造を持つ環状の(メタ)アクリルアミド5〜35重量
% c)上記のa,b成分と共重合可能な他の単量体0〜2
0重量%からなるアクリル系重合体を主成分とすること
を特徴とする感圧接着剤。 - 【請求項2】 支持体の片面または両面に、請求項1に
記載の感圧接着剤からなる層を有することを特徴とする
接着シ―ト類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35255592A JPH0819393B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 感圧接着剤とその接着シ―ト類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35255592A JPH0819393B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 感圧接着剤とその接着シ―ト類 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172729A true JPH06172729A (ja) | 1994-06-21 |
JPH0819393B2 JPH0819393B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=18424865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35255592A Expired - Lifetime JPH0819393B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 感圧接着剤とその接着シ―ト類 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0819393B2 (ja) |
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EP2712908A2 (en) | 2012-09-28 | 2014-04-02 | Nitto Denko Corporation | Phosphor adhesive sheet, optical semiconductor element-phosphor layer pressure-sensitive adhesive body, and optical semiconductor device |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP35255592A patent/JPH0819393B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP2712905A1 (en) | 2012-09-28 | 2014-04-02 | Nitto Denko Corporation | Phosphor layer attaching kit, optical semiconductor element-phosphor layer attaching body, and optical semiconductor device |
EP2712908A2 (en) | 2012-09-28 | 2014-04-02 | Nitto Denko Corporation | Phosphor adhesive sheet, optical semiconductor element-phosphor layer pressure-sensitive adhesive body, and optical semiconductor device |
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Publication number | Publication date |
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JPH0819393B2 (ja) | 1996-02-28 |
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