JPH06172017A - セラミツクス基板用グリーンシート及びセラミツクス基板 - Google Patents

セラミツクス基板用グリーンシート及びセラミツクス基板

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JPH06172017A
JPH06172017A JP4352002A JP35200292A JPH06172017A JP H06172017 A JPH06172017 A JP H06172017A JP 4352002 A JP4352002 A JP 4352002A JP 35200292 A JP35200292 A JP 35200292A JP H06172017 A JPH06172017 A JP H06172017A
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green sheet
ceramic substrate
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firing
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JP4352002A
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Shinya Tamaki
信也 玉木
Yasumitsu Watanabe
康光 渡辺
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面方向の焼成収縮率が小さく、歩留りよくセ
ラミツクス基板を製造することができ、しかも、うねり
やばらつきの少ないセラミツクス基板を得ることができ
るセラミツクス基板用グリーンシート及びこのグリーン
シートから得られるセラミツクス基板を提供する。 【構成】 焼結温度の異なる2種以上の絶縁体セラミツ
クス基板用組成物を層状に積層してなり、面方向の焼成
収縮率を厚み方向の焼成収縮率より小さくなるようにし
たことを特徴とするセラミツクス基板用グリーンシート
及びこのグリーンシートを焼成したセラミツクス基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子工業用として好適
なセラミツクス基板用グリーンシート及びセラミツクス
基板に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子回路用基板,電子部品基板
等として用いられる電子工業用のセラミツクス基板は、
セラミツクス原料粉と結合剤、可塑剤などから構成され
るグリーンシートを焼成して焼結させることにより得ら
れる。この焼成過程においては、まず、セラミツクス原
料粉間に存在している結合剤、可塑剤等の有機物が熱に
より分解除去されるため、セラミツクス原料粉の粒子間
に空隙が発生する。続いて、この空隙を埋める形でセラ
ミツクス原料粉が焼結緻密化することによりセラミツク
ス基板が製造されるので、焼成前のグリーンシートの寸
法に対して焼成後のセラミツクス基板の寸法は必然的に
収縮して小さくなる。
【0003】ここで,この収縮の大きさは下記の式によ
る焼成収縮率で表される。 この焼成収縮率は、グリーンシートの面方向(以下、長
手方向をX方向、幅方向をY方向とする)と厚み方向
(以下、Z方向とする)の収縮が均等に起こるため、
X、Y、Z方向ではほぼ同一の値を示す。
【0004】したがって、所定寸法のセラミツクス基板
を得るには、面方向の焼成収縮率を考慮して所定寸法よ
り大きい寸法のグリーンシートが必要となる。そこでグ
リーンシート単位面積当たりから得られるセラミツクス
基板の数を多くして、歩留りを上げるために、面方向の
焼成収縮率が小さいグリーンシートの提供が望まれてい
る。これは、例えば、焼成収縮率15%と焼成収縮率5%
のグリーンシートを使ったときでは、単純計算で25%以
上も多く基板を製造することができ、歩留りが向上する
からである。したがって、収縮率が小さいグリーンシー
トが望まれているが、従来のセラミツクス基板用グリー
ンシートは、セラミツクス原料粉が複数の組成を有して
いてもこれらを一括して混合粉砕しドクターブレード法
などの常法により単一層としてシート化していたので、
グリーンシートを焼成してセラミツクス基板を製造する
と焼結による収縮がシート全体で同時に進行し、面方向
の収縮を選択的に抑えることはできなかった。
【0005】また、焼成時にはセラミツクス基板に収縮
にともなううねりが発生する。このうねりの存在はセラ
ミツクス基板上への回路形成の際、回路切れなどの不具
合の原因となる。特に、電子機器の高性能化の流れの中
で回路の微細化が今後恒常的に要求されていくため、こ
のうねりの低減が強く求められている。
【0006】また、セラミツクス基板の焼成収縮率には
ばらつきが生じる。このばらつきは、セラミツクス基板
を使って最終製品をつくる場合、生産設備、各種治具と
の適合上問題になり、また、グリーンシートをセラミツ
クス多層基板として用いる場合には、導電ペーストによ
ってグリーンシート上に印刷された回路パターンは、グ
リーンシートの焼成収縮率のばらつきに従って収縮する
ので、グリーンシートの焼成収縮率にばらつきがある
と、設計値からのずれが生じ、このずれが回路密度の向
上の障害となっている。この点からも面方向の収縮率の
低減が望まれているが、これまで面方向の焼成収縮率を
大幅に低減することは困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、面方向の焼成収縮率が小さく、歩留りよくセラミツ
クス基板を製造することができ、しかも、うねりやばら
つきの少ないセラミツクス基板を製造することができる
セラミツクス基板用グリーンシートを提供することを目
的とするものであり、さらに、うねりやばらつきの少な
いセラミツクス基板を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究した結果、焼結温度の異なる2
種以上の絶縁体セラミック基板用組成物を層状に積層す
ることにより、グリーンシートの面方向の焼成収縮率が
小さくなることを見い出し、本発明に到達した。
【0009】すなわち、本発明は、焼結温度の異なる2
種以上の絶縁体セラミツクス基板用組成物を層状に積層
してなり、面方向の焼成収縮率を厚み方向の焼成収縮率
より小さくなるようにしたことを特徴とするセラミツク
ス基板用グリーンシート及び上記セラミツクス基板用グ
リーンシートを焼成したことを特徴とするセラミツクス
基板を要旨とする。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいては、焼結温度の異なる2種以上の絶縁体セラミツ
クス基板用組成物を積層してなるものであるが、ここ
で、絶縁体セラミツクス基板用組成物は絶縁体となるセ
ラミツクス原料粉単独、またはこの原料粉を適当な結合
剤、可塑剤、分散剤などにより結合させたものである。
また、結合剤はグリーンシートにおいて、セラミツクス
原料粉の粉末粒子間を結合してシート形態を保つ役目を
果たすものであって、ポリビニルブチラール、ポリアク
リル酸メチル樹脂等が挙げられ、また、可塑剤はグリー
ンシートの可塑性及び加工性を向上させるものであっ
て、ジブチルフタレート(DBP)、ジオクチルフタレ
ート(DOP)などが挙げられ、また、分散剤はセラミ
ツクス原料粉をスラリーに調製する際に、セラミツクス
原料粉の溶媒への分散性を向上させるものであって、オ
レイン酸メチル、リン酸エステル系化合物等が挙げられ
る。
【0011】また、ここで言う焼結温度は絶縁体セラミ
ツクス基板用組成物からなるグリーンシートの焼成にお
いて、焼結時間を30分間としたとき、最終焼成収縮率の
50%の収縮率を与える温度である。本発明において、焼
結温度の異なる2種以上の絶縁体セラミツクス組成物間
の焼結温度の差は、面方向の収縮を小さくするために、
大きい程好ましく、実用的には、100 ℃〜400 ℃が好ま
しい。
【0012】さらに、本発明においては、焼結温度の異
なる2種以上の絶縁体セラミツクス基板用組成物を積層
することに加えて、面方向の焼成収縮率を厚み方向の焼
成収縮率より小さくなるようにするものである。面方向
の焼成収縮率を厚み方向の焼成収縮率より小さくするこ
とによって、面方向の焼成収縮率をより小さくすること
ができる。
【0013】焼結温度の異なる2種以上の絶縁体セラミ
ツクス基板用組成物を層状に積層する方法は、特に制限
はなく、どのような方法も採用できる。例えば、各層を
形成する絶縁体セラミツクス基板用組成物を含有するス
ラリーを一層毎に順次繰り返して重ねてドクターブレー
ド法で塗工してもよいし、印刷ペースト状にした絶縁体
セラミックス組成物を印刷することにより積層してもよ
い。また、あらかじめ形成した各層のシートをプレス、
その他適当な方法で圧着積層してもよい。うねりの発生
を防ぐためには、3層以上としかつ厚み方向に各層の厚
さが全体の厚さの1/2の位置を対称軸として上下に対
称構造となることにすることが好ましい。
【0014】本発明においては、セラミツクスの焼成過
程における焼成温度が異なる複数のセラミツクス基板用
組成物を積層するので、焼成中に各層の収縮に時間差が
与えられることになり、焼成後のセラミツクス基板の面
方向の収縮を選択的に低減することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。以下の実施例において、うねりは小坂研究所製3
次元粗さ測定機(SE-3AK)を用いて測定した基板表面22
mm間のうねり曲線の最大振幅で表した。また、焼成収縮
率のばらつきは同一組成のグリーンシートを10枚作製
し、同一シート内からそれぞれ20点サンプリングを行
い、そのX、Y、Z方向の焼成収縮率を平均した値の平
均値からの測定値の幅で表したものである。
【0016】実施例1 SiO253重量%、B2O38重量%、Al2O336 重量%、その他
成分3重量%からなる焼結温度が低いセラミツクス基板
用組成物Aと、SiO259重量%、B2O34重量%、Al2O323
重量%、CaO 9重量%、MgO 4重量%、その他成分1重
量%からなる焼結温度が上記セラミツクス基板用組成物
Aより高いセラミツクス基板用組成物Bを準備した。ま
ず、それぞれの組成物に組成物重量に対して、溶媒とし
てトルエンを80重量%加え、さらに、結合剤としてポリ
アクリル酸メチル樹脂15重量%、可塑剤としてDBP5
重量%、分散剤としてリン酸エステル系分散剤0.2 重量
%を加えた。次いでそれぞれを湿式ボールミルにて平均
粒径が2μm程度になるまで混合・粉砕した。この原液
を、脱泡し、粘度を 15000cpに調整して、組成物Aを含
有するスラリーと組成物Bを含有するスラリーを得た。
【0017】次に、組成物Aを含有するスラリーをドク
ターブレード法にてシート成形して、厚さ約 0.05 mmの
第1層目のグリーンシート層を形成し、次いでこの第1
層用グリーンシート層の上に組成物Bを含有するスラリ
ーを同様の方法にてシート成形して、厚さ約 0.1mmの第
2層目のグリーンシート層を形成した。さらに、第2層
目のグリーンシート層上に組成物Aを含有するスラリー
を上記と同様の方法にてシート成形して、厚さが約 0.0
5mm の第3層目のグリーンシート層を形成し、全体の厚
みが0.2 mmの3層からなる複層構造を有するグリーンシ
ート1を得た。この各層のグリーンシート層の焼結温度
は、第1層目710 ℃、 第2層目820 ℃、第3層目710 ℃
であった。
【0018】次いで、このグリーンシート1を焼成温度
900℃で30分間焼成し、そのX、Y、Z方向の焼成収縮
率並びに焼成後のセラミツクス基板のうねり及び焼成収
縮率のばらつきを測定した。得られた結果を表1に記し
た。次に、比較のために、上記の組成物Aを含有するス
ラリー、組成物Bを含有するスラリーをそれぞれドクタ
ーブレード法にて塗工して、厚み0.2 mmの組成物A単独
のグリーンシートA及び組成物B単独のグリーンシート
Bを得た。これらのグリーンシートを上記と同様にして
焼成し、そのX、Y、Z方向の焼成収縮率並びに焼成後
のセラミツクス基板のうねり及び焼成収縮率のばらつき
を測定した。得られた結果を表1に記した。表1から明
らかなように、本発明のグリーンシート1のX、Y方向
の焼成収縮率はそれぞれ比較のグリーンシートA、Bに
比べて大幅に小さく、また得られたセラミツクス基板の
うねり及び焼成収縮率のばらつきも小さいことが分か
る。
【0019】実施例2 SiO230重量%、B2O35重量%、Al2O3 50重量%、PbO 7
重量%、CaO 4重量%、その他成分4重量%からなる焼
結温度が低いセラミツクス組成物Cと、SiO259重量%、
B2O34重量%、Al2O3 23重量%、CaO 9重量%、MgO 4
重量%、その他成分1重量%からなるセラミツクス組成
物Cより焼結温度が高いセラミツクス組成物Dを準備し
た。まず、それぞれの組成物に組成物重量に対して、溶
媒としてトルエンを80重量%加え、さらに、結合剤とし
てポリアクリル酸メチル15重量%、可塑剤としてDBP
5重量%、分散剤としてリン酸エステル系分散剤を0.2
重量%を加えた。次いで、それぞれを湿式ボールミルに
て平均粒径が2μm 程度になるまで混合・粉砕した。こ
の原液を、脱泡し、粘度を15000cp に調整して、組成物
Cを含有するスラリーと組成物Dを含有するスラリーを
得た。
【0020】次に、組成物Cを含有するスラリー及び組
成物Dを含有するスラリーをそれぞれドクターブレード
法にてシート成形して、厚さがそれぞれ0.05mm、0.1mm
のグリーンシートを得た。次いで、組成物Cを含有する
スラリーから得られた厚さが0.05mmのグリーンシートを
第1層目、組成物Dを含有するスラリーから得られた厚
さが0.1mm のグリーンシートを第2層目、組成物Cを含
有するスラリーから得られた厚さが0.05mmのグリーンシ
ートを第3層目になるように重ね合わせて、熱圧着用の
ローラーにて40℃、100 kg/cm2の条件で熱圧着し、3層
からなる厚み0.2 mmのグリーンシート2を得た。このグ
リーンシートの各層の焼結温度は第1層目から順にそれ
ぞれ680 ℃、820℃、680℃であった。
【0021】このグリーンシートを焼成温度900 ℃で 3
0 分間焼成し、そのX、Y、Z方向の焼成収縮率、うね
り及び焼成収縮率のばらつきを測定した。その結果を表
2に記した。次に、比較のために、上記組成物Cを含有
するスラリー及び組成物Dを含有するスラリーをそれぞ
れドクターブレード法にて塗工して、厚み0.2 mmの組成
物C単独のグリーンシートC及び組成物D単独のグリー
ンシートDを得た。これらのグリーンシートを実施例1
と同様にして焼成し、そのX、Y、Z方向の焼成収縮率
並びに焼成後のセラミツクス基板のうねり及び焼成収縮
率のばらつきを測定した。得られた結果を表2に記し
た。この結果より、本発明のグリーンシートのX、Y方
向の焼成収縮率はそれぞれ単独のグリーンシートに比べ
大幅に小さくなり、さらに、実施例1におけるグリーン
シート1を構成するセラミックス基板用組成物A、Bの
焼結温度差が 110℃であるのに対し、本実施例のグリー
ンシート2を構成するセラミツクス組成物C、D間の焼
結温度差は140 ℃とさらに大きいため、焼成収縮率はグ
リーンシート1より大幅に小さくなっている。それにと
もない、うねり及び焼成収縮率のばらつきも小さくなっ
ていることが分かる。
【0022】実施例3 SiO2、B2O3、PbO 、ZnO からなる焼結温度が低いセラミ
ツクス基板用組成物Eからなる印刷用ペースト及びSiO2
59重量%、B2O34重量%、 Al2O323重量%、CaO 9重量
%、 MgO4重量%、その他成分1重量%からなるセラミ
ツクス基板用組成物Eより焼結温度が高いセラミツクス
基板用組成物Fを準備した。まず、セラミツクス基板用
組成物Fの粉末に、その重量に対して、溶媒としてトル
エンを80重量%加え、さらに、結合剤としてポリアクリ
ル酸メチル15重量%、可塑剤としてDBP5重量%、分
散剤としてリン酸エステル系分散剤を0.2 重量%を加え
た。この原料を湿式ボールミルにて平均粒径が2μm 程
度になるまで混合・粉砕した。この原液を脱泡し、粘度
を 15000cpに調整し、組成物Fを含有するスラリーを得
た。
【0023】次に、この原料スラリーをドクターブレー
ド法にてシート成形して、厚さが 0.18 mmのグリーンシ
ートを得た。次に、このグリーンシートの片面に、セラ
ミツクス基板用組成物Eからなる印刷用ペーストをスク
リーン印刷法にて厚みが 0.01mm になるように印刷塗布
し、乾燥後、グリーンシートの他の面に同様にセラミツ
クス基板用組成物Eからなる印刷用ペーストをスクリー
ン印刷法にて厚みが 0.01mm になるように印刷塗布し、
乾燥して、厚み0.2 mmのグリーンシート3を得た。この
グリーンシート3のグリーンシート層の焼結温度は、82
0 ℃であり, グリーンシート層の両側の印刷層の焼結温
度は、500 ℃であった。このグリーンシートを焼成温度
900℃で30分間焼成し、そのX、Y、Z方向の焼成収縮
率、うねり及び焼成収縮率のばらつきを測定した。その
結果を表3に記した。
【0024】比較のために、セラミツクス基板用組成物
Eからなる印刷用ペーストからなるペースト塗膜、及び
セラミツクス基板用組成物Fからなるグリーンシート単
独の場合の測定値を表3に合わせて記した。ここで、ペ
ースト塗膜の測定値は、セラミツクス基板用組成物Eか
らなる印刷用ペーストを350 ℃で3時間大気中で熱処理
し、ペースト中の有機物を分解除去した後、上記グリー
ンシート層のスラリーと同様の方法にて原料スラリーを
作成し、この原料スラリーを用い、ドクターブレード法
にて塗工した厚み 0.2 mm のグリーンシートについて測
定したものである。また、セラミツクス基板用組成物F
からなるグリーンシート単独の場合は、上記グリーンシ
ート層と同様の原料スラリーを用い、ドクターブレード
法にて塗工することにより得られた厚み0.2 mmのグリー
ンシートについて測定したものである。この結果より、
本発明のグリーンシートはX、Y方向の焼成収縮率はそ
れぞれ単独のグリーンシートに比べ大幅に小さくなり、
それにともないうねり及び焼成収縮率のばらつきも小さ
くなることが分かる。
【0025】
【発明の効果】本発明のセラミツクス基板用グリーンシ
ートによると、面方向の焼成収縮率が小さく、歩留りよ
くセラミツクス基板を製造することができ、しかも、う
ねりやばらつきの少ないセラミツクス基板を製造するこ
とができる。また,本発明のセラミツクス基板は、うね
りやばらつきが少ないものである。
【表1】
【表2】
【表3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結温度の異なる2種以上の絶縁体セラ
    ミツクス基板用組成物を層状に積層してなり、面方向の
    焼成収縮率を厚み方向の焼成収縮率より小さくなるよう
    にしたことを特徴とするセラミツクス基板用グリーンシ
    ート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセラミツクス基板用グリ
    ーンシートを焼成したことを特徴とするセラミツクス基
    板。
JP4352002A 1992-12-08 1992-12-08 セラミツクス基板用グリーンシート及びセラミツクス基板 Pending JPH06172017A (ja)

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