JPH06171563A - 軸受組立装置 - Google Patents
軸受組立装置Info
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- JPH06171563A JPH06171563A JP4350562A JP35056292A JPH06171563A JP H06171563 A JPH06171563 A JP H06171563A JP 4350562 A JP4350562 A JP 4350562A JP 35056292 A JP35056292 A JP 35056292A JP H06171563 A JPH06171563 A JP H06171563A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- bearing member
- press
- holding
- shaft
- Prior art date
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 車両用ホイール(オートバイ用ホイール)に
軸受部材(ベアリング、スペーサ)を自動的に打込める
ようにする。 【構成】 水平方向に移動するコンベア2に所定の間隔
を保って直立状で下方へ移動可能に設けられた、軸受部
材6を挿入してセットする複数のシャフト4を設ける。
シャフト4の一つが所定の基準位置に達したときに、軸
受部材6の一対のベアリング8a,8b及びスペーサ7
をそれぞれ挟持する挟持機構10を設ける。挟持機構1
0が軸受部材6を挟持したときに、シャフト4を下方へ
外し、挟持機構10を車両用車輪のハブHに設けられた
穴にその軸受部材6を圧入させるプレスのプレス位置ま
で移動させる移動機構を設ける。プレスの上,下型1
2,13にそれぞれ保持ピン14,−−を設け、ベアリ
ング8a,8b、スペーサ7に挿入して保持する。
軸受部材(ベアリング、スペーサ)を自動的に打込める
ようにする。 【構成】 水平方向に移動するコンベア2に所定の間隔
を保って直立状で下方へ移動可能に設けられた、軸受部
材6を挿入してセットする複数のシャフト4を設ける。
シャフト4の一つが所定の基準位置に達したときに、軸
受部材6の一対のベアリング8a,8b及びスペーサ7
をそれぞれ挟持する挟持機構10を設ける。挟持機構1
0が軸受部材6を挟持したときに、シャフト4を下方へ
外し、挟持機構10を車両用車輪のハブHに設けられた
穴にその軸受部材6を圧入させるプレスのプレス位置ま
で移動させる移動機構を設ける。プレスの上,下型1
2,13にそれぞれ保持ピン14,−−を設け、ベアリ
ング8a,8b、スペーサ7に挿入して保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸受組立装置に係り、特
に、車両用車輪のハブ(ボス)へベアリング等からなる
軸受部材を自動的に組立てることのできるものに関す
る。
に、車両用車輪のハブ(ボス)へベアリング等からなる
軸受部材を自動的に組立てることのできるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動二輪用車輪に軸受部
材を組立てるには、先ず、アルミニウム合金等からなる
車輪(以下、ホイールという)と、そのホイール用の軸
受部材とが用意される。そして、プレスの下型には、軸
受部材のうちの一方のベアリングをセットするととも
に、プレスの上型には、軸受部材のうちのスペーサと他
方のベアリングとをセットした後、両型間にホイールを
介在させ、両型を互いに接近させて、ホイールのハブに
設けられた開孔に軸受部材を上下方向から圧入するよう
にしている。
材を組立てるには、先ず、アルミニウム合金等からなる
車輪(以下、ホイールという)と、そのホイール用の軸
受部材とが用意される。そして、プレスの下型には、軸
受部材のうちの一方のベアリングをセットするととも
に、プレスの上型には、軸受部材のうちのスペーサと他
方のベアリングとをセットした後、両型間にホイールを
介在させ、両型を互いに接近させて、ホイールのハブに
設けられた開孔に軸受部材を上下方向から圧入するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のホイールと軸受部材の組立てにおいては、軸受部材
のプレスへのセットは人手によって行なわれていたの
で、セットすべき軸受部材が他の型式のホイールのもの
であったり、あるいは一方のベアリングが欠落したまま
セットしたりするセットミスが起こりやすかった。
来のホイールと軸受部材の組立てにおいては、軸受部材
のプレスへのセットは人手によって行なわれていたの
で、セットすべき軸受部材が他の型式のホイールのもの
であったり、あるいは一方のベアリングが欠落したまま
セットしたりするセットミスが起こりやすかった。
【0004】このようなセットミスの軸受部材が、一
旦、ホイールに圧入されると、軸受部材をホイールから
取外すことは不可能で、ホイール及び軸受部材は不良品
となる欠点があった。
旦、ホイールに圧入されると、軸受部材をホイールから
取外すことは不可能で、ホイール及び軸受部材は不良品
となる欠点があった。
【0005】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、軸受部材のセ
ットミスがなく、常時、ホイールと軸受部材とが対応し
て組立てられる軸受組立装置を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、軸受部材のセ
ットミスがなく、常時、ホイールと軸受部材とが対応し
て組立てられる軸受組立装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る軸受組立装
置は、上記目的を達成するために、水平方向に移動する
コンベアに所定の間隔を保って直立状に設けられるとと
もに下方へ移動可能に設けられた、軸受部材を上方から
挿入してセットする複数のシャフトと、それらシャフト
のうちの一つが所定の基準位置に達したときに、前記軸
受部材の一対のベアリング及びその各ベアリング間に位
置するシャフトをそれぞれ挟持する挟持機構と、その挟
持機構が前記軸受部材を挟持したときに、前記一つのシ
ャフトを下方へ移動させるシャフト降下機構と、そのシ
ャフト降下機構が前記シャフトを下方へ移動させて前記
軸受部材から外れたときに、前記挟持機構をホイールの
ハブに設けられた穴にその軸受部材を圧入させるプレス
のプレス位置まで移動させる移動機構と、その移動機構
が前記プレスのプレス位置に達したときに、そのプレス
の上,下型にそれぞれ設けられた保持ピンを、その移動
機構で移動されてきた前記軸受部材の上,下方向から接
近させて、その一方の保持ピンにその軸受部材の一方の
ベアリング及びスペーサを、その他方の保持ピンに他方
のベアリングを、又はその一方の保持ピンにその軸受部
材の一方のベアリングを、その他方の保持ピンに他方の
ベアリング及びスペーサをそれぞれ挿入して保持する保
持機構とからなり、前記プレスの上,下型間に前記ホイ
ールを介在させた後、その上,下型をそれぞれ接近させ
て、そのホイールのハブの穴に前記軸受部材を圧入させ
て組立てることを特徴としている。
置は、上記目的を達成するために、水平方向に移動する
コンベアに所定の間隔を保って直立状に設けられるとと
もに下方へ移動可能に設けられた、軸受部材を上方から
挿入してセットする複数のシャフトと、それらシャフト
のうちの一つが所定の基準位置に達したときに、前記軸
受部材の一対のベアリング及びその各ベアリング間に位
置するシャフトをそれぞれ挟持する挟持機構と、その挟
持機構が前記軸受部材を挟持したときに、前記一つのシ
ャフトを下方へ移動させるシャフト降下機構と、そのシ
ャフト降下機構が前記シャフトを下方へ移動させて前記
軸受部材から外れたときに、前記挟持機構をホイールの
ハブに設けられた穴にその軸受部材を圧入させるプレス
のプレス位置まで移動させる移動機構と、その移動機構
が前記プレスのプレス位置に達したときに、そのプレス
の上,下型にそれぞれ設けられた保持ピンを、その移動
機構で移動されてきた前記軸受部材の上,下方向から接
近させて、その一方の保持ピンにその軸受部材の一方の
ベアリング及びスペーサを、その他方の保持ピンに他方
のベアリングを、又はその一方の保持ピンにその軸受部
材の一方のベアリングを、その他方の保持ピンに他方の
ベアリング及びスペーサをそれぞれ挿入して保持する保
持機構とからなり、前記プレスの上,下型間に前記ホイ
ールを介在させた後、その上,下型をそれぞれ接近させ
て、そのホイールのハブの穴に前記軸受部材を圧入させ
て組立てることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成において、シャフトに挿入されてセッ
トされた軸受部材がコンベアの移動により所定位置に達
すると、挟持機構が軸受部材を挟持する。この挟持が終
了すると、シャフトはシャフト降下機構により降下し、
軸受部材は挟持機構のみで保持される。軸受部材を挟持
した状態の挟持機構は、移動機構によりプレス位置まで
移動される。そして、移動機構が前記プレスのプレス位
置に達したときに、そのプレスの上,下型にそれぞれ設
けられた保持ピンを、その移動機構で移動されてきた前
記軸受部材の上,下方向から接近させて、その一方の保
持ピンにその軸受部材の一方のベアリング及びスペーサ
を、その他方の保持ピンに他方のベアリングを、又はそ
の一方の保持ピンにその軸受部材の一方のベアリング
を、その他方の保持ピンに他方のベアリング及びスペー
サをそれぞれ挿入して保持させる。
トされた軸受部材がコンベアの移動により所定位置に達
すると、挟持機構が軸受部材を挟持する。この挟持が終
了すると、シャフトはシャフト降下機構により降下し、
軸受部材は挟持機構のみで保持される。軸受部材を挟持
した状態の挟持機構は、移動機構によりプレス位置まで
移動される。そして、移動機構が前記プレスのプレス位
置に達したときに、そのプレスの上,下型にそれぞれ設
けられた保持ピンを、その移動機構で移動されてきた前
記軸受部材の上,下方向から接近させて、その一方の保
持ピンにその軸受部材の一方のベアリング及びスペーサ
を、その他方の保持ピンに他方のベアリングを、又はそ
の一方の保持ピンにその軸受部材の一方のベアリング
を、その他方の保持ピンに他方のベアリング及びスペー
サをそれぞれ挿入して保持させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、一実施例装置の正面図、図2は図1のA
−A線断面図である。この実施例装置は、軸受部材セッ
ト部a、移動部b及びプレス部cに大別される。
する。図1は、一実施例装置の正面図、図2は図1のA
−A線断面図である。この実施例装置は、軸受部材セッ
ト部a、移動部b及びプレス部cに大別される。
【0009】軸受部材セット部aは、左,右側に水平状
のスプロット1a,1bをそれぞれ有し、このうちの一
方のスプロット(図示の例では1a)はモータM1 によ
り回転駆動されるように構成されている。両スプロケッ
ト1a,1b間にはチェーンコンベア(本発明のコンベ
アに該当する)2が張設されている。
のスプロット1a,1bをそれぞれ有し、このうちの一
方のスプロット(図示の例では1a)はモータM1 によ
り回転駆動されるように構成されている。両スプロケッ
ト1a,1b間にはチェーンコンベア(本発明のコンベ
アに該当する)2が張設されている。
【0010】チェーンコンベア2には、所定の間隔を保
って直立した複数のホルダ3,3,…が設けられてい
る。そして、各ホルダ3には、図3に拡大して示される
ように、直立状のシャフト4が上,下方向へ移動自在に
設けられている。このシャフト4の下端には、軸受部材
セット部aの水平状の基板G面上を転動するローラ5で
移動自在に支持されているとともに、この状態でホルダ
3の上端部よりも所定長さだけ突出するように決められ
ている。この突出長さは、ホイールWのハブHの穴(図
示せず)に設けられる軸受部材6の長さ、つまりスペー
サ7の長さとこれを中間にして設けられる一対のベアリ
ング8a,8bの長さの合計長さよりも少し長く決めら
れている。
って直立した複数のホルダ3,3,…が設けられてい
る。そして、各ホルダ3には、図3に拡大して示される
ように、直立状のシャフト4が上,下方向へ移動自在に
設けられている。このシャフト4の下端には、軸受部材
セット部aの水平状の基板G面上を転動するローラ5で
移動自在に支持されているとともに、この状態でホルダ
3の上端部よりも所定長さだけ突出するように決められ
ている。この突出長さは、ホイールWのハブHの穴(図
示せず)に設けられる軸受部材6の長さ、つまりスペー
サ7の長さとこれを中間にして設けられる一対のベアリ
ング8a,8bの長さの合計長さよりも少し長く決めら
れている。
【0011】基板Gのローラ5の軌跡のうちの一個所に
は、基準位置Sが設定されている。この基準位置Sは、
図示の例では、プレス部cにローラ5の軌跡が最も接近
する位置に設けられている。
は、基準位置Sが設定されている。この基準位置Sは、
図示の例では、プレス部cにローラ5の軌跡が最も接近
する位置に設けられている。
【0012】この基準位置Sの基板Gは、図4に拡大し
て示されるように、エアシリンダ(本発明のシャフト降
下機構を構成する。)9のロッド9aが伸張したとき
に、そのロッド9aの先端位置が基板Gの面と同一にな
るように、また、ロッド9aが吸引されたときに、シャ
フト4のローラ5が下方へ移動して、シャフト4の上端
部がホルダ3の上端位置から少し下方へ位置するように
構成されている。
て示されるように、エアシリンダ(本発明のシャフト降
下機構を構成する。)9のロッド9aが伸張したとき
に、そのロッド9aの先端位置が基板Gの面と同一にな
るように、また、ロッド9aが吸引されたときに、シャ
フト4のローラ5が下方へ移動して、シャフト4の上端
部がホルダ3の上端位置から少し下方へ位置するように
構成されている。
【0013】移動部bは、基準位置Sに位置したホルダ
3とプレス部cのプレス位置P(後述の図5(b)参
照)との間を往復動するクランプ10と、このクランプ
を図示しないエアシリンダで駆動されて往復動されるア
ーム11とから構成されている。
3とプレス部cのプレス位置P(後述の図5(b)参
照)との間を往復動するクランプ10と、このクランプ
を図示しないエアシリンダで駆動されて往復動されるア
ーム11とから構成されている。
【0014】クランプ10は、ホルダ3上にセットされ
た軸受部材6の各部材を水平状の両サイドからそれぞれ
挟持できるように構成されている。すなわち、クランプ
10は、上方に位置するベアリング8aを挟持する第1
クランプ片10aと、スペーサを挟持する第2クランプ
片10bと、下方に位置するベアリング8bを挟持する
第3クランプ片10cとからなり、これらは、図示しな
いエアシリンダで閉じたり、あるいは開いたりするよう
に構成されている。
た軸受部材6の各部材を水平状の両サイドからそれぞれ
挟持できるように構成されている。すなわち、クランプ
10は、上方に位置するベアリング8aを挟持する第1
クランプ片10aと、スペーサを挟持する第2クランプ
片10bと、下方に位置するベアリング8bを挟持する
第3クランプ片10cとからなり、これらは、図示しな
いエアシリンダで閉じたり、あるいは開いたりするよう
に構成されている。
【0015】なお、クランプ10は、図4に示されるよ
うに、長さの異なる軸受部材6に対応できるように工夫
されている。すなわち、下方のベアリング8aは、どの
ような形式の軸受部材6であっても、その位置が固定で
あるので、クランプ片8cは、その下方のベアリング8
aを挟持するに足りる最低限の厚みに形成され、また、
クランプ片8bは、最も短いスペーサを挟持できる厚さ
に形成され、さらに、クランプ片8aは、最も長い形式
から最も短い形式までの範囲の軸受部材6の上方のベア
リング8aを挟持できる厚さに形成されている。したが
って、このクランプ10は、全ての形式の軸受部材6に
対応することができる。
うに、長さの異なる軸受部材6に対応できるように工夫
されている。すなわち、下方のベアリング8aは、どの
ような形式の軸受部材6であっても、その位置が固定で
あるので、クランプ片8cは、その下方のベアリング8
aを挟持するに足りる最低限の厚みに形成され、また、
クランプ片8bは、最も短いスペーサを挟持できる厚さ
に形成され、さらに、クランプ片8aは、最も長い形式
から最も短い形式までの範囲の軸受部材6の上方のベア
リング8aを挟持できる厚さに形成されている。したが
って、このクランプ10は、全ての形式の軸受部材6に
対応することができる。
【0016】プレス部cは、上型12と下型13とから
なり、油圧シリンダP1 ,P2 により互いに接近して上
型12と下型13との間に介在する物品のプレスを行
い、また互いに離反するように構成される周知のプレス
から構成されている。
なり、油圧シリンダP1 ,P2 により互いに接近して上
型12と下型13との間に介在する物品のプレスを行
い、また互いに離反するように構成される周知のプレス
から構成されている。
【0017】上型12、下型13には、互いの方向を向
くように突出したピン14,15がそれぞれ突設されて
いる。上型12のピン13の長さは、上方のベアリング
8aとスペーサ7との合計の厚さよりも少し短く、ま
た、下型13のピン15の長さは下方のベアリング8b
の厚さよりも短く決められている。また、上型12のピ
ン14のスペーサ7の位置する部分には、図5(b)の
イ部に拡大して示されるように、スプリング16でピン
14の外周面から、常時、突出するように付勢される突
出部材17が設けられている。
くように突出したピン14,15がそれぞれ突設されて
いる。上型12のピン13の長さは、上方のベアリング
8aとスペーサ7との合計の厚さよりも少し短く、ま
た、下型13のピン15の長さは下方のベアリング8b
の厚さよりも短く決められている。また、上型12のピ
ン14のスペーサ7の位置する部分には、図5(b)の
イ部に拡大して示されるように、スプリング16でピン
14の外周面から、常時、突出するように付勢される突
出部材17が設けられている。
【0018】下型13には、下型13を左右方向から挟
んで設けられたベルトコンベア18が設けられている
(図2参照)。このベルトコンベア18は、モータM2
により駆動されて、ホイールWを上型12と下型13と
の間の所定位置へ、つまり、ホイールWのハブHに設け
られている穴の軸心方向が上型12と下型13とのプレ
ス位置Pと一致するように移動して位置決めするように
構成されている。なお、この位置決めには、図示しない
がホトセンサによりホイールの位置を検出してモータM
2 が制御される。
んで設けられたベルトコンベア18が設けられている
(図2参照)。このベルトコンベア18は、モータM2
により駆動されて、ホイールWを上型12と下型13と
の間の所定位置へ、つまり、ホイールWのハブHに設け
られている穴の軸心方向が上型12と下型13とのプレ
ス位置Pと一致するように移動して位置決めするように
構成されている。なお、この位置決めには、図示しない
がホトセンサによりホイールの位置を検出してモータM
2 が制御される。
【0019】また、下型13には、上述のようにして位
置決めされたホイールWをベルトコンベア18上から持
上げて、上型12と下型13とにおけるプレス時に、ベ
ルトコンベア18を保護する持上機構19が設けられて
いる。この持上機構19は、下型13の油圧シリンダP
2 の囲りに配置された油圧シリンダにより構成されてい
る。
置決めされたホイールWをベルトコンベア18上から持
上げて、上型12と下型13とにおけるプレス時に、ベ
ルトコンベア18を保護する持上機構19が設けられて
いる。この持上機構19は、下型13の油圧シリンダP
2 の囲りに配置された油圧シリンダにより構成されてい
る。
【0020】図2中、20は軸受部材6の計測器であっ
て、複数のホトセンサから形成され、基準位置Sの手前
に位置する軸受部材6の長さ、ベアリング8a,8bの
直径及びスペーサ7の直径等を計測できるように構成さ
れている。なお、軸受部材6は形式によってホルダ3上
の高さが異なるので、この高さのみを検出する簡易型で
運転することも可能である。
て、複数のホトセンサから形成され、基準位置Sの手前
に位置する軸受部材6の長さ、ベアリング8a,8bの
直径及びスペーサ7の直径等を計測できるように構成さ
れている。なお、軸受部材6は形式によってホルダ3上
の高さが異なるので、この高さのみを検出する簡易型で
運転することも可能である。
【0021】次に上記構成の本実施例装置の組立動作に
ついて説明する。先ず、予め、プレス部cに送られてく
るホイールWの形式に合わせて軸受部材セット部aの各
シャフト4,4…にホイールWに合致した各軸受部材
6,6…を上方から挿入してセットしておく。このセッ
トは、プレス作業とは無関係でセットに専念でき、かつ
シャフト4へのセット状態を注視しながら行なわれるの
で、一方のベアリング8a(8b)のセットのし忘れ
か、シャフト7のセットのし忘れがあれば、一目瞭然で
あるので、セットミスは起こらない。もちろん、このセ
ットもロボットで自動的に行うようにしてもよい。
ついて説明する。先ず、予め、プレス部cに送られてく
るホイールWの形式に合わせて軸受部材セット部aの各
シャフト4,4…にホイールWに合致した各軸受部材
6,6…を上方から挿入してセットしておく。このセッ
トは、プレス作業とは無関係でセットに専念でき、かつ
シャフト4へのセット状態を注視しながら行なわれるの
で、一方のベアリング8a(8b)のセットのし忘れ
か、シャフト7のセットのし忘れがあれば、一目瞭然で
あるので、セットミスは起こらない。もちろん、このセ
ットもロボットで自動的に行うようにしてもよい。
【0022】チェーンコンベア2がモータM1 で駆動さ
れて移動し、軸受部材6のセットされたシャフト4が基
準位置Sに達するとモータM1 は停止される。この停止
は図示しないセンサでシャフト4の位置を検出して行な
われる。
れて移動し、軸受部材6のセットされたシャフト4が基
準位置Sに達するとモータM1 は停止される。この停止
は図示しないセンサでシャフト4の位置を検出して行な
われる。
【0023】モータM1 が停止すると、アーム11を回
動させて、クランプ10を基準位置S上の軸受部材6ま
で移動させ、そして、そのクランプ10で、一対のベア
リング8a,8b及びスペーサ7を挟持させる。この挟
持が完了したら、エアシリンダ9を作動させてシャフト
4を下げる。したがって、軸受部材6は、シャフト4か
ら解放されクランプ10のみで保持された状態となる。
動させて、クランプ10を基準位置S上の軸受部材6ま
で移動させ、そして、そのクランプ10で、一対のベア
リング8a,8b及びスペーサ7を挟持させる。この挟
持が完了したら、エアシリンダ9を作動させてシャフト
4を下げる。したがって、軸受部材6は、シャフト4か
ら解放されクランプ10のみで保持された状態となる。
【0024】なお、このクランプ10で軸受部材6が挟
持される前には、計測器20で計測されてホイールWの
形式との一致状態が判定されている。したがって、ホイ
ールWの形式に軸受部材6との形式が不一致のときは、
クランプ10が作動せず、アラームが発せられるので、
軸受部材6のセットミスを未然に防止することができ
る。
持される前には、計測器20で計測されてホイールWの
形式との一致状態が判定されている。したがって、ホイ
ールWの形式に軸受部材6との形式が不一致のときは、
クランプ10が作動せず、アラームが発せられるので、
軸受部材6のセットミスを未然に防止することができ
る。
【0025】さて、クランプ10が挟持した軸受部材6
は、アーム11の回動よりプレス位置Pまで移動され
る。次いで上型12、下型13が油圧シリンダP1 ,P
2 により互いに接近するように作動する(図5(a)参
照)。これにより、上方のベアリング8a及びスペーサ
7は上型12のピン14へ、また下方のベアリング8b
は下型13のピン15へ挿入されて保持される(図5
(b)参照)。なお、スペーサ7は突出部材17により
内側から保持されるので、上方のベアリングもピン14
に保持される。
は、アーム11の回動よりプレス位置Pまで移動され
る。次いで上型12、下型13が油圧シリンダP1 ,P
2 により互いに接近するように作動する(図5(a)参
照)。これにより、上方のベアリング8a及びスペーサ
7は上型12のピン14へ、また下方のベアリング8b
は下型13のピン15へ挿入されて保持される(図5
(b)参照)。なお、スペーサ7は突出部材17により
内側から保持されるので、上方のベアリングもピン14
に保持される。
【0026】各ピン14,15への軸受部材6の各部材
の保持が終了したら、油圧シリンダP1 ,P2 を後退さ
せる(図5(b)参照)。次いで、ホイールWをベルト
コンベア18で位置決めし、さらに持上機構19を作動
させてベルトコンベア18の上面よりも少し上まで持ち
上げ、その後、上型12、下型13を互いに接近させて
プレスする。これにより、軸受部材6はホイールWのハ
ブHの穴に圧入されて組立が完了する。プレス後、上型
12、下型13を互いに離反させ、次いで持上機構19
を下げて組立完了のホイールWをベルトコンベア18上
に載置する。そして、ベルトコンベア18を作動させて
そのホイールWを移動させる。
の保持が終了したら、油圧シリンダP1 ,P2 を後退さ
せる(図5(b)参照)。次いで、ホイールWをベルト
コンベア18で位置決めし、さらに持上機構19を作動
させてベルトコンベア18の上面よりも少し上まで持ち
上げ、その後、上型12、下型13を互いに接近させて
プレスする。これにより、軸受部材6はホイールWのハ
ブHの穴に圧入されて組立が完了する。プレス後、上型
12、下型13を互いに離反させ、次いで持上機構19
を下げて組立完了のホイールWをベルトコンベア18上
に載置する。そして、ベルトコンベア18を作動させて
そのホイールWを移動させる。
【0027】以上のように、本実施例装置は、シャフト
4にセットされた軸受部材6をクランプ10でプレス位
置Pまで移動し、上,下型12,13にそれぞれ設けら
れたピン14,15に、軸受部材6を分けて支持するよ
うにしたので、人手によらず軸受部材6をプレス位置P
にセットでき、セットミスを未然に防止することができ
る。
4にセットされた軸受部材6をクランプ10でプレス位
置Pまで移動し、上,下型12,13にそれぞれ設けら
れたピン14,15に、軸受部材6を分けて支持するよ
うにしたので、人手によらず軸受部材6をプレス位置P
にセットでき、セットミスを未然に防止することができ
る。
【0028】なお、上述の実施例では、上型12のピン
14に軸受部材6の上方のベアリング8aとスペーサ7
を保持させ、下型13のピン15に下方のベアリング8
bを保持させるようにしたが、ピン14には上方のベア
リング8aを、ピン15にはスペーサ7と下方のスペー
サ8bを保持させるようにしてもよい。この場合は、も
ちろん両ピン14,15の長さは図示例と逆転する。
14に軸受部材6の上方のベアリング8aとスペーサ7
を保持させ、下型13のピン15に下方のベアリング8
bを保持させるようにしたが、ピン14には上方のベア
リング8aを、ピン15にはスペーサ7と下方のスペー
サ8bを保持させるようにしてもよい。この場合は、も
ちろん両ピン14,15の長さは図示例と逆転する。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る軸受組立装置は、特許請求
の範囲に記載した構成により、すなわち、シャフトにセ
ットされた軸受部材をクランプでプレス位置まで移動
し、上,下型にそれぞれ設けられたピンに軸受部材を分
けて支持するようにしたので、人手によらず軸受部材を
プレス位置にセットでき、セットミスを未然に防止する
ことができる。
の範囲に記載した構成により、すなわち、シャフトにセ
ットされた軸受部材をクランプでプレス位置まで移動
し、上,下型にそれぞれ設けられたピンに軸受部材を分
けて支持するようにしたので、人手によらず軸受部材を
プレス位置にセットでき、セットミスを未然に防止する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例装置の一部を省略した正面図
である。
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】シャフト部分の詳細図である。
【図4】基準位置におけるシャフト部分の詳細図であ
る。
る。
【図5】プレス位置における軸受部材の説明図である。
2 チェーンコンベア(コンベア) 3 ホルダ 4 シャフト 6 軸受部材 7 スペーサ 8a,8b ベアリング 9 エアシリンダ(シャフト降下機構) 10 クランプ 12 上型 13 下型 14,15 ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 水平方向に移動するコンベアに所定の間
隔を保って直立状に設けられるとともに下方へ移動可能
に設けられた、軸受部材を上方から挿入してセットする
複数のシャフトと、 前記シャフトのうちの一つが所定の基準位置に達したと
きに、前記軸受部材の一対のベアリング及びその各ベア
リング間に位置するシャフトをそれぞれ挟持する挟持機
構と、 前記挟持機構が前記軸受部材を挟持したときに、前記一
つのシャフトを下方へ移動させるシャフト降下機構と、 前記シャフト降下機構が前記シャフトを下方へ移動させ
て前記軸受部材から外れたときに、前記挟持機構を車両
用車輪のハブに設けられた穴にその軸受部材を圧入させ
るプレスのプレス位置まで移動させる移動機構と、 前記移動機構が前記プレスのプレス位置に達したとき
に、そのプレスの上,下型にそれぞれ設けられた保持ピ
ンを、その移動機構で移動されてきた前記軸受部材の
上,下方向から接近させて、その一方の保持ピンにその
軸受部材の一方のベアリング及びスペーサを、その他方
の保持ピンに他方のベアリングを、又はその一方の保持
ピンにその軸受部材の一方のベアリングを、その他方の
保持ピンに他方のベアリング及びスペーサをそれぞれ挿
入して保持する保持機構と、 からなり、前記プレスの上,下型間に前記車両用車輪を
介在させた後、その上,下型をそれぞれ接近させて、そ
の車両用車輪のハブの穴に前記軸受部材を圧入させて組
立てることを特徴とする軸受組立装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4350562A JPH06171563A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 軸受組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4350562A JPH06171563A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 軸受組立装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171563A true JPH06171563A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18411341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4350562A Pending JPH06171563A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 軸受組立装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06171563A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101134611B1 (ko) * | 2009-06-16 | 2012-04-09 | 강태욱 | 압입기를 구비한 스냅링 자동조립체결장치 |
CN102581789A (zh) * | 2012-02-29 | 2012-07-18 | 江门市高翔自动化设备有限公司 | 用于接线开关装配生产线的定位机构 |
KR101310768B1 (ko) * | 2012-02-17 | 2013-09-25 | 선진기술 주식회사 | 차량용 휠 베어링의 내륜에 접촉되며 페라이트자성체가 표면에 형성된 엔코더, 베어링의 외륜에 접촉되는 외륜씰 및 엔코더와 외륜씰의 결합으로 이루어지는 엔코더씰 제조장치 |
KR20160071962A (ko) * | 2014-12-12 | 2016-06-22 | 선진기술 주식회사 | 휠 베어링 내륜에 접촉되어 차축의 회전속도를 검출하기 위한 러버마그네트가 표면에 형성되는 엔코더링 제조장치 |
CN111215871A (zh) * | 2020-02-07 | 2020-06-02 | 王炳良 | 一种按压式的配件安装加工装置 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP4350562A patent/JPH06171563A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101134611B1 (ko) * | 2009-06-16 | 2012-04-09 | 강태욱 | 압입기를 구비한 스냅링 자동조립체결장치 |
KR101310768B1 (ko) * | 2012-02-17 | 2013-09-25 | 선진기술 주식회사 | 차량용 휠 베어링의 내륜에 접촉되며 페라이트자성체가 표면에 형성된 엔코더, 베어링의 외륜에 접촉되는 외륜씰 및 엔코더와 외륜씰의 결합으로 이루어지는 엔코더씰 제조장치 |
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