JPH0644504Y2 - 鋼管アップセッター用挿入装置 - Google Patents

鋼管アップセッター用挿入装置

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JPH0644504Y2
JPH0644504Y2 JP1346289U JP1346289U JPH0644504Y2 JP H0644504 Y2 JPH0644504 Y2 JP H0644504Y2 JP 1346289 U JP1346289 U JP 1346289U JP 1346289 U JP1346289 U JP 1346289U JP H0644504 Y2 JPH0644504 Y2 JP H0644504Y2
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JP1346289U
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JPH02104137U (ja
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信夫 高垣
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、短管アップセット品の製造を目的とした鋼管
アップセッター用挿入装置に関するものである。
(従来の技術) 管端ねじ部の強度低下を防止するために管端の肉厚を厚
くするアップセット設備は、アップセッター本体の前方
に設置されたフィーディングテーブルに設けられている
フラットローラを正逆回転させることによって鋼管アッ
プセッター本体の上下で対を成す金型間に挿入し、また
前記金型から抽出するもので、通常6mを越える鋼管の処
理に適するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 従って、上記したようなフィーディングテーブルを用い
て鋼管の挿入、抽出を行うアップセット設備を用いて1.
6〜3.2mの端管アップセット品を製造するに際しては、
長尺鋼管を用いて先ずその両端にアップセット加工を施
した後、一方を所要の長さに切断し、アップセット加工
部同士を溶接で結合して元の長さとした後、再び両端に
アップセット加工を施し、さらに他方を所要の長さに切
断してアップセット加工部同士を溶接し、非加工部両端
にアップセット加工を施した後、前記溶接部を切断し分
割するという煩雑な加工手順を繰り返さざるを得ず、多
大の手間と時間を要するという問題があった。
本考案は、かかる問題点を解決するためになされたもの
であり、短管をそのままチャッキングしてその先端部の
アップセッター本体の金型内への挿入、金型からの抽出
を可能とし、短管アップセット品を即製造できる鋼管ア
ップセッター用挿入装置を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するために、本考案の鋼管アップセ
ッター用挿入装置は、アップセッター本体の前方に設置
されたフィーディングテーブルの上方に設けられ、前記
フィーディングテーブルの一方側に並列配置された搬入
スキッドから短管を受け取って昇降動作する入側センタ
ーリング装置及び後述するチャッキング装置から短管を
受け取って前記フィーディングテーブルの他方側に並列
配置された搬出スキッドに受け渡すべく昇降動作する出
側センターリング装置と、入側センターリング装置で受
載し上昇した短管の後端部を挟持するチャッキング装置
と、このチャッキング装置で挟持した短管の先端面をア
ップセッター本体の金型先端面と相対する位置に昇降動
させるべくチャッキング装置の上端部に設置された昇降
機構及びこれら昇降機構・チャッキング装置の横行機構
と、これら機構によって金型先端面と相対する位置に移
動させた短管の先端を金型内所定位置に挿入位置すべく
アップセッター本体に対して短管を接近移動させ、また
アップセット加工後先端を金型内より抽出すべくアップ
セッター本体に対して短管を後退移動させる前記各機構
と装置の走行機構を備えさせているのである。
(作用) 上記した構成の本考案の鋼管アップセッター用挿入装置
では、供給される短管は、搬入スキッドの終端位置で入
側センターリング装置で受け取られた後上昇位置決めさ
れる。短管はこの位置で後端部をチャッキング装置によ
り挟持され、昇降機構,横行機構を作動させてその先端
面をアップセッター本体の金型先端面と相対する位置に
運ぶ。走行機構を作動させて短管の先端を金型内所定位
置に位置させた後第1段のアップセット加工が施され
る。次に、走行機構を作動させて短管の先端を金型内か
ら抽出した後、昇降機構を作動させて前記短管を下降
し、再度走行機構を作動させて短管の先端を金型内所定
位置に位置させ、第2段のアップセット加工を施す。ア
ップセット加工終了後は走行機構を作動させて短管の先
端を金型内から抽出し、次に横行機構,昇降機構を作動
させて前記短管を出側センターリング装置まで運び、こ
こでチャッキング装置を作動して短管を出側センターリ
ング装置に受け渡す。出側センターリング装置は短管を
降下させて搬出スキッド上に受載する。
(実施例) 以下、本考案の鋼管アップセッター用挿入装置を添付図
面に示す一実施例に基づいて説明する。
第1図において、1はアップセッター本体Aの一方側前
方に設けられた搬入スキッドであり、搬送ローラ2で管
軸方向に送られてきた短管をキッカーを介して受け取
り、これを管軸と直交する方向に転送するもので、その
終端にはストッパー3が設けられている。4はアップセ
ット加工完了後の短管を受け取り、これを管軸と直交す
る方向に転送する搬出スキッドであり、適所にストッパ
ー5を設け、その終端は可搬式ラック6の入口に達して
いる。7は前記搬入スキッド1の終端部下方に設置した
入側センターリング装置、8は搬出スキッド4の始端部
下方に設置した出側センターリング装置であり、いずれ
もエアーシリンダ9の作動をレバー10・11を介して垂直
軸12に伝え、これを上昇又は下降させることによって前
記垂直軸12の頂端に設けた受け部13に受載した短管の一
方端面をアップセッター本体Aの金型aと相対する位置
まで上昇又は前記金型aから搬出スキッド4の転送面ま
で下降させるものであって、図示省略したが前記レバー
10の可動角度を調整することにより短管の径に応じた上
昇量を決定するセンターリング上昇機構が設けられてい
る。
第1〜3図において、14はアップセッター本体Aに対し
て接離移動する走行機構であり、これはアップセッター
本体Aの前方両側に、フィーディングテーブルBの上方
所定の高さ位置に架設された架台15上にアップセッター
本体Aに向かって敷設した走行レール16に沿って移動す
る走行台車と、これを駆動させる減速機付モータ18、駆
動軸19及びこの駆動軸19の両端部に設けた歯車20、並び
に架台15上に前記走行レール16と平行状に設けた前記歯
車20と噛合するラック21によって構成されている。
また、第1〜3図において、22は前記走行台車17の移動
方向と直交する方向に移動する横行機構であり、前記走
行台車17上に敷設した横行レール23に沿って移動する横
行台車24と、これを駆動させる減速機付モータ25、駆動
軸26及びこの駆動軸26に外嵌され、これと走行台車17側
に設けたラック27を連結する歯車28とによって構成され
ている。
第1・2図及び第4図において、29は短管の後端部を挟
持するためのチャッキング装置であり、これは前記横行
機構22の横行台車24に組み込んだ昇降機構30の下端に取
付部材31で支持される軸32を介して装着され、油圧シリ
ンダ33の作動で前後進する軸端のラック34と、これに噛
合するピニオン35、更にこのピニオン35と開閉爪36の基
端に設けたラック37に噛合するピニオン38とによって構
成されている。そして、第4図に示すように、このチャ
ッキング装置29の頭部39は球面ジョイント40で接合さ
れ、上下・左右に過負荷が作用した時にはこれに応じて
首振り動作ができる機構を採用しており、通常は皿ばね
41のばね力によって第4図に示す位置にある。
前記昇降機構30は、第4図に示すように、横行台車24の
中央部に固定したリニアガイド42に沿って上下に摺動す
る昇降体43と、この昇降体43の下端に設けられ、前記取
付部材31と連結するリニアガイド44と挿入スライド用エ
アーシリンダ45及び昇降体43を段階的に動作させる2個
直列の油圧シリンダ46から成っている。
また、第1・2図において、47は前記架台15を支持する
支柱のうちの前記搬入スキッド1及び搬出スキッド4に
よる管の転送域と重なる領域にある、アップセッター本
体Aと離れた位置の支柱15aと連結してこの支柱15aを支
障するアウトリガーであり、前記搬入スキッド1及び搬
出スキッド4による転送時に支承がない短管加工時には
油圧ジャッキ48を作動させて上昇し、支柱15aの連結を
はかって走行台車17の移動等による架台15のたわみを防
止し、チャッキング装置29で挟持した短管先端部のアッ
プセッター本体Aの金型a内への挿入や、金型aからの
抽出時における昇降精度を向上させるものである。
なお、搬入スキッド1及び搬出スキッド4による転送時
に支障がある長尺管のアップセット加工時にはアウトリ
ガー47を搬入スキッド1及び搬出スキッド4の転送面よ
り下方まで下降させて長尺管の搬入、搬出を阻害しない
ようになっている。
本考案の鋼管アップセッター用挿入装置は、以上説明し
たような構成であり、搬入スキッド1に搬入され、その
転送面を転送してきた短管は終端のストッパー3で停止
する。しかる後、入側センタリング装置7を作動させて
受け部13に短管を受載し、短管の径に応じた所定の高さ
に位置決めする。続いて、走行機構14、横行機構22、昇
降機構30を作動させてチャッキング装置29で前記位置に
ある短管の後端部を挟持できる位置まで移動させた後、
チャッキング装置29を作動させて短管の後端部を挟持す
る。昇降機構30,横行機構22を作動させて前記挟持した
短管の先端面をアップセッター本体Aの第1段の金型a
先端面と相対させた後、走行機構14を作動させて短管の
先端を第1段の金型a内所定位置に位置させるべく挿入
する。
前記位置において第1段のアップセット加工が施される
と、走行機構14を作動させて短管の先端を第1段の金型
a内から抽出した後、昇降機構30を作動させて前記短管
を下降し、再度走行機構14を作動させて短管の先端を第
2段の金型a内所定位置に位置させるべく挿入し、この
位置において第2段のアップセット加工が施される。
アップセット加工終了後は走行機構14を作動させて短管
の先端を第2段の金型a内から抽出し、次に横行機構2
2,昇降機構30を作動させて前記短管を出側センターリン
グ装置8まで運び、ここでチャッキング装置29を作動し
て短管を出側センターリング装置8に受け渡す。出側セ
ンターリング装置8は短管を降下させて搬出スキッド4
上に受載し、受載された短管は転送面を転送して可搬式
ラック6に至る。
(考案の効果) 本考案の鋼管アップセッター用挿入装置は以上説明した
ように構成したので、短管品の搬入と挟持,抽出と続く
一連の加工操作を円滑かつ確実に行うことができ、従来
のような煩雑な加工手順を省略できるので、加工能率が
向上し製造コストの大幅な低減が達成できる。なお、本
実施例の鋼管アップセッター用挿入装置は、従来のアッ
プセット設備に加えて設置したものについて説明した
が、短管用として別に設置する場合には、本実施例のよ
うなアウトリガーは不要であり、アップセッター本体側
の支柱と同様に一体としたものでよいことはいうまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の鋼管アップセッター用挿入装置の一実施
例を示すものであり、第1図は装置全体の正面図、第2
図は第1図の部分右側面図、第3図は第1図の右側面図
を平面方向から見た図面、第4図は横行機構と昇降機構
及びチャッキング装置の関係構造を示す部分側面図であ
る。 1は搬入スキッド、4は搬出スキッド、7は入側センタ
ーリング装置、8は出側センターリング装置、14は走行
機構、22は横行機構、29はチャッキング装置、30は昇降
機構、Aはアップセッター本体、aは金型、Bはフィー
ディングテーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アップセッター本体Aの前方に設置された
    フィーディングテーブルBの上方に設けられ、前記フィ
    ーディングテーブルBの一方側に並列配置された搬入ス
    キッド1から短管を受け取って昇降動作する入側センタ
    ーリング装置7及び後述するチャッキング装置29から短
    管を受け取って前記フィーディングテーブルBの他方側
    に並列配置された搬出スキッド4に受け渡すべく昇降動
    作する出側センターリング装置8と、入側センターリン
    グ装置7で受載し上昇した短管の後端部を挟持するチャ
    ッキング装置29と、このチャッキング装置29で挟持した
    短管の先端面をアップセッター本体Aの金型a先端面と
    相対する位置に昇降動させるべくチャッキング装置29の
    上端部に設置された昇降機構30及びこれら昇降機構30・
    チャッキング装置29の横行機構22と、これら機構22・30
    によって金型a先端面と相対する位置に移動させた短管
    の先端を金型a内所定位置に挿入位置すべくアップセッ
    ター本体Aに対して短管を接近移動させ、またアップセ
    ット加工後先端を金型a内より抽出すべくアップセッタ
    ー本体Aに対して短管を後退移動させる前記各機構22・
    30と装置29の走行機構14を備えたことを特徴とする鋼管
    アップセッター用挿入装置。
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JPH02104137U JPH02104137U (ja) 1990-08-20
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JP2550235Y2 (ja) * 1993-08-31 1997-10-08 株式会社阪村機械製作所 圧造成形機の打痕防止装置

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