JPH0616948Y2 - 水噴射式織機の緯糸端保持装置 - Google Patents

水噴射式織機の緯糸端保持装置

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JPH0616948Y2
JPH0616948Y2 JP13345988U JP13345988U JPH0616948Y2 JP H0616948 Y2 JPH0616948 Y2 JP H0616948Y2 JP 13345988 U JP13345988 U JP 13345988U JP 13345988 U JP13345988 U JP 13345988U JP H0616948 Y2 JPH0616948 Y2 JP H0616948Y2
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weft
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孝雄 石藤
正己 黒田
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は反緯入れ側において緯糸端部を保持する水噴射
式織機の緯糸端保持装置に関する。
〈従来の技術〉 筬打行程において、水噴射式ノズルにより緯入れされた
緯糸の端部を反緯入れ側にて保持しつつ緯糸を筬打ち
し、織布の品質を向上させるものが提案されている すなわち、筬の反緯入れ側に平坦状のハリツケ板を設
け、緯入れされた緯糸端部を水の表面張力によって前記
ハリツケ板の板面に張付けて緯糸端部を保持するように
したものや、筬の反緯入れ側に櫛羽状の凹凸部を設ける
一方、フレーム側に前記凹凸部に噛合うツキアテ板を設
け、それらの間に緯糸端部を係止保持するようにしたも
の等が種々提案されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、前者のものでは、水の表面張力により緯糸端部
をハリツケ板の板面に単に張付けるようにしているの
で、緯糸の保持力が弱いため、緯糸が強撚糸の場合には
戻りが強く緯糸の中間部が弛み織布の品質を低下すると
いう不具合がある。また、後者のものにおいては、前記
ツキアテ板が筬に衝突し、筬を損傷する不具合があっ
た。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたもので、筬
を損傷することなく強撚糸等からなる緯糸においても充
分な保持力で緯糸端部を保持できる水噴射式織機の緯糸
端保持装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は水噴射ノズルにより経糸の開口部に
緯入れされた緯糸を筬により織前に向けて、筬打ちする
ようにしたものにおいて、前記反緯入れ側反緯入れ側の
筬よりも織前側に、緯入れ方向に所定間隔をおいて設け
た少なくても一対の屈曲部材の緯糸との接触部を緯糸を
屈曲させるように緯糸飛走線に対しオフセットして設け
るようにした。
〈作用〉 そして、筬打行程において水噴射ノズルにより緯入れさ
れた緯糸を、少なくても一対の屈曲部材間に誘導して屈
曲部材の緯糸接触部に当節させて水の表面張力により貼
り付けると共に、緯糸を緯糸接触部において屈曲するこ
とにより、緯糸に所定の戻り抵抗を付与するようにし
た。
〈実施例〉 以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図〜第9図は本考案の第1実施例を示す。
図において、織前1に向けて緯糸2を筬打ちする筬3の
一端側(緯入れ側)には水噴射ノズル4が設けられ、こ
の水噴射ノズル4により緯糸2を経糸5の開口内に飛走
させて緯入れが行われる。前記緯糸2端部を捕捉する糸
端処理糸6はスピンドル7により仮撚りされるようにな
っている。また、緯糸5と糸端処理糸7との間には織前
1よりやや前方に位置させてヒートカッタ8が設けられ
ている。14は緯糸検知器としての陽陰一対の電極であ
り、筬3と一体に揺動するように構成してある。尚、10
は織布である。また、前記筬3の反緯入れ側端部には、
緯糸保持器11が取付けられている。
緯糸保持器11には、第4図〜第7図に示すように、緯糸
導入通路部11aが前記水噴射ノズル4に向けて開口する
ように、形成され、前記緯糸導入通路部11aは第5図に
示すように水噴射ノズル4側になるに従って、織前1側
に拡開するように形成されている。すなわち、案内面11
gは緯糸飛走線1(ノズル4からの緯糸の飛走方向の延
長せん)に対して傾斜している。また、前記緯糸保持器
11には緯糸保持通路部11bが前記緯糸導入通路部11aに連
通すると共に当該緯糸導入通路部11aの反緯入れ側に位
置させて形成され、緯糸保持通路部11bの通路断面積は
前記緯糸導入通路部11aの通路断面積より小さく形成さ
れている。さらに、緯糸保持器11には屈曲部材としての
板状部材11c及び保持器11のボディ11Bが前記緯糸保持通
路部11bよりやや織前1側に位置させて緯糸導入通路部1
1a内に取付けられている。これら屈曲部材の緯糸2と接
する部位11eと11fとは緯糸飛走線に対して緯糸を屈曲さ
せるようにオフセットしてもうけてある。具体的には接
触部11eが接触部11f緯糸飛走線に対して近い。なお、ボ
ディ11Bの筬と対向する面にある部位は頻繁に緯糸と接
触するので、ステンレス等の耐摩耗性の高い材質を使用
するのが好ましい。また、筬と交差する面にある部位に
ついてはアルミ,樹脂等で軽量化を図るのがよい。
ここで、緯糸保持器11の筬3側の外壁12は、第5図に示
すように、水噴射ノズル4側端部が前記板状部材11cの
中間部に対向する位置ででテーパ状に切欠いて形成され
案内面11を構成している。13はボディ11Bに固着した筬
3と共にリードクランプにより挟持してリードホルダに
固定するための取付け用ブラケットである。
尚、14は緯糸検出用の陽陰一対の電極である。
次に作用を第8図及び第9図を参照しつつ説明する。
筬3の後退運動途中から前進運動途中において、水噴射
ノズル4により緯糸2を経糸5の開口内に飛走させて緯
入れを行う。
そして、緯入れされた緯糸2の先端部は、反緯入れ側に
おいて、第8図に示すように、ノズル4からの噴射水が
緯糸導入通路部11に進入して後案内面11により案内され
緯糸保持通路部11bに流入するため、その流れにのって
緯糸導入通路部11aから緯糸保持通路部11bに進入する。
ここで、緯糸保持通路部11は緯糸導入通路部11に比し通
路断面積が小さいため噴射水の流速が上昇して緯糸先端
部の牽引力を高める。
そして、筬3の前進により、水噴射ノズル4から噴射さ
れた水は、第9図に示すように、筬3の近傍に沿って流
れるようになり、この噴射水は案内面11hにより案内さ
れて前記緯糸保持通路部11bに導入される。したがっ
て、この噴射水によっても緯糸保持通路部11b内にある
緯糸2の先端部は牽引される。この緯糸2先端部の牽引
により、緯糸2は、第9図に示すように、板状部材11c
の接触部11eと接触部11fで屈曲される。
したがって、緯糸2は緯糸保持通路部11bの水流により
牽引されて引き延ばされた状態が前記接触部11eと11fと
の接触による摩擦抵抗により維持されるので、筬打時に
緯糸2に所定張力を付与できる。このため、緯糸に強撚
糸を用いても緯糸の中間部の弛みをなくすことができ、
織布の品質を向上できる。また、前述のように緯糸2に
所定張力を付与できるので緯糸検知時の緯糸2と電極14
との離間を抑制でき緯糸の誤検知を防止できる。
第10図は本考案の第2実施例を示す。尚、以下の実施例
においては第1実施例と同一要素には第3図と同一符号
を付して説明を省略する。
本実施例は、緯糸保持通路部11bの反緯入れ側に、屈曲
通路部21を織前側に屈曲させて連通接続したものであ
る。
かかる構成によれば、緯糸2が第10図に示すように屈曲
通路部21においても接触部11iと11jとにより屈曲される
ので、屈曲部が2対になるから摩擦抵抗が第1実施例よ
りも大きくなり、緯糸2に充分な戻り抵抗を付与させる
ことができる。
第11図は本考案の第3実施例を示す。
本実施例は、板状部11cに板バネ31を取付け、板バネ31
の先端部を緯糸保持通路部11b内壁に当接させるように
したものである。
かかる構成によれば、緯糸2先端部が緯糸導入通路部11
aに導入されるときに、第12図に示すように水流によっ
て板バネ31が屈曲されて緯糸2が緯糸保持通路部11bに
導入される。その後、板バネ31のスプリング力と水流と
によって第13図に示すように板バネ31と緯糸保持通路部
11b内壁との間隙に緯糸2が保持されるため、緯糸2の
戻り抵抗を充分に大きくできる。
第14図は本考案の第4実施例を示す。
本実施例は、前記第3実施例の変形態様であり電磁石32
を設け、この電磁石32に所定タイミングで通電すること
により、板バネ31の先端部と緯糸保持通路部11a内壁と
で緯糸2を強制的に保持するようにしたものである。こ
の場合、緯入れ後の緯糸は、電磁石により強制的に保持
されて定位置されるので緯糸の戻りを確実に防止できる
から、緯糸の検出がより確実となる。また、緯糸は緯糸
導入通路部内で強制的に緯糸を長時間保持できるので、
緯入れ後の噴射水がなくなった時点でも保持されるので
電極14により噴射水の影響を受けずに緯糸を検出するこ
とができる。その為緯糸の通電状態を見るフィラを用い
ず光センサ等の別之検出器を用いることができる。さら
に、光電式などの緯糸の検出器33を電磁石32の作用によ
り板バネ31と緯糸保持通路部11a内壁とが接触する位置
に設けてもよい。この場合、緯糸導入通路部11aよりも
ノズル4側に別に設けてある電極14のスペースをなくす
ことができ、その為緯糸導入通路部11aをノズル4側に
近づけて緯入れ糸の長さを短くできるので、糸を節約で
きるという利点がある。
〈考案の効果〉 本考案は、以上説明したように、緯入れされた緯糸端部
を噴射水によって少なくても一対の屈曲部材に接触させ
て屈曲させ、緯糸と屈曲部材との摩擦抵抗を大きくする
ことにより、所定の戻り抵抗を緯糸に付与できるため、
強撚糸等においても緯糸中間部の弛みを防止でき織布の
品質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は同上
の平面図、第3図は同上の要部拡大図、第4図は同上の
要部斜視図、第5図は同上の要部断面図、第6図は第5
図の平面図、第7図は第5図の左側面図、第8図及び第
9図は同上の作用説明図、第10図は本考案の第2実施例
を示す要部拡大図、第11図は本考案の第3実施例を示す
要部拡大図、第12図及び第13図は同上の作用説明図、第
14図は本考案の第4実施例を示す要部拡大図である。 1…織前、2…緯糸、3…筬、4…水噴射ノズル、5…
経糸、11…緯糸保持器、11a…緯糸導入通路部、11b…緯
糸保持通路部、11c…板状部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水噴射ノズル4により経糸5の開口内に緯
    入れされた緯糸2を、筬3により織前1に向けて、筬打
    ちするようにした水噴射式織機において、前記筬3の反
    緯入れ側に、反緯入れ側の筬3よりも織前1側に緯入れ
    方向に所定間隔をおいて設けた少なくても一対の屈曲部
    材の緯糸との接触部を屈曲させるように緯糸飛走線に対
    しオフセットして設けたことを特徴とする水噴射式織機
    の緯糸端保持装置。
JP13345988U 1988-10-14 1988-10-14 水噴射式織機の緯糸端保持装置 Expired - Lifetime JPH0616948Y2 (ja)

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