JPH06169320A - Atmセル化装置 - Google Patents

Atmセル化装置

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JPH06169320A
JPH06169320A JP7508793A JP7508793A JPH06169320A JP H06169320 A JPH06169320 A JP H06169320A JP 7508793 A JP7508793 A JP 7508793A JP 7508793 A JP7508793 A JP 7508793A JP H06169320 A JPH06169320 A JP H06169320A
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cell
unit
atm
buffer
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Takeshi Saito
健 斉藤
Akihiro Horiguchi
昭広 堀口
Muneyuki Suzuki
宗之 鈴木
Keiji Tsunoda
啓治 角田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 入力情報を蓄積しつつ、入力情報がATMセ
ルのペイロード部に格納する格納予定情報量以上になる
と随時出力する蓄積手段と、この手段から格納予定情報
が出力されたならば、格納予定情報からATMセルを生
成して外部に出力し、ATMセルが生成されなければ、
他のATMセルを外部に出力するATMセル化手段とで
構成される。 【効果】 蓄積手段の蓄積情報量がATMセルのペイロ
ードの格納予定情報量以上かどうかによって、有効セル
かその他のセルをATMセルとして送出するので、AT
Mセル化装置の下流にATM側インターフェースとの速
度を揃えるための速度整合用のバッファを用意する必要
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM通信システムに
おいて入力情報をATMセル化するためのATMセル化
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像通信、高速データ通信などの
多様な通信の要求に対して、効率的で柔軟性に富む通信
サービスを提供するために通信網の統合化、即ちB−I
SDN(広帯域サービス総合デジタル網)の構築が望ま
れている。B−ISDNの具体的な実現方法としてはA
TM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モー
ド)交換が有望視されている。ATM交換は、情報をそ
の属性に関わらずセルまたはATMセルと呼ばれる固定
長パケットに収め、このセルを交換の単位として用いる
ことにより、通信サービスを実現しようというものであ
る。
【0003】従来の通信システムでは、情報のパケット
化はデータ通信に代表されるようにリアルタイム性が求
められない通信情報に限定されており、音声・画像情報
などのリアルタイム情報の通信では、新たなパケット化
手法の開発が望まれる。リアルタイム情報のATMセル
化の手法には、(a)リアルタイム情報である入力情報
をバッファに次々と溜めてゆき、その総量が一定値、例
えばセルのペイロード部長または該セルのペイロード部
のパーシャルフィル数に達したときに、ATMヘッダ部
を付加してATMセル化する手法や、(b)入力情報の
速度とATM側の速度との比を予め決めておき、ATM
側において入力情報をATMセル化して送出する周期
と、その他のセル、例えば空セルを送出する周期とを周
期的に動かすように工夫する手法などが知られている。
【0004】しかし、(a)の手法ではATMセルの生
成周期は入力情報に同期したものとなるため、ATMセ
ル化装置の下流に伝送速度をATM側インターフェース
に合わせるための速度整合用バッファが必要となり、ハ
ードウェア量の増大を招く。一方、(b)の手法では入
力情報の速度を柔軟に設定することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のリ
アルタイム情報のためのATMセル化装置では、ATM
セルの生成周期がATMセルの送出周期にならないため
に、その下流に伝送速度をATM側インタフェースに合
わせるための速度整合用バッファを必要としてハドウェ
ア量の増大を招いたり、あるいは入出力情報の速度を一
定比率に限定してしまうため入力情報の速度を設定でき
ないという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、入力情報の速度に依存せず、しか
も下流に速度整合用バッファを必要とすることなく、所
定の周期でATMセルを送出することができ、柔軟性に
富むATMセル化装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、入力情報と非同期転送モードで
通信するために該入力情報をATMセル化してヘッダ部
とペイロード部とからなるATMセルを送出するATM
セル化装置において、入力情報を蓄積しつつ、入力情報
がATMセルのペイロード部に格納する格納予定情報量
以上になると随時出力する蓄積手段と、この蓄積手段か
ら格納予定情報が出力されたならば、格納予定情報から
ATMセルを生成して外部に出力し、蓄積手段から格納
予定情報が出力されなければ、他のATMセルを外部に
出力するATMセル化手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0008】もう1つは、入力情報を非同期転送モード
で通信するために該入力情報をATMセル化してヘッダ
部とペイロード部とからなるATMセルを送出するAT
Mセル化装置において、入力情報からATMセル化すべ
き情報を抽出する入力処理手段と、入力処理手段により
抽出された情報を蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積
された蓄積情報量をATMセルの送出周期と同一周期で
計測する計測手段と、計測手段により計測された蓄積情
報量が送出するATMセルのペイロード部に格納すべき
格納予定情報量以上かどうかを判定する判定手段と、判
定手段による判定結果に従い、計測手段により計測され
た蓄積情報量が格納予定情報量以上の場合は蓄積手段に
蓄積された情報を取り出してペイロード部に格納するこ
とによりATMセルを生成して送出し、計測手段により
計測された蓄積情報量が格納予定情報量に満たない場合
は蓄積手段に蓄積された情報を取り出さず他のセルをA
TMセルとして送出するATMセル化手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】入力情報が蓄積手段に蓄積され、ATMセルの
ペイロード部に格納できる格納予定情報量以上になると
ATMセル化手段に出力される。ATMセル化手段は、
出力されてきた格納予定情報からATMセルを生成して
外部に出力し、入力情報が格納予定情報量以下であれ
ば、その他のセル(例えば空セル)をATMセルとして
出力する。従って、任意の速度で入力された入力情報を
ATMセル流として出力できる。
【0010】計測手段と判定手段とATMセル化手段を
含むATM処理部は、ATMセルの送出周期と同じ周期
のシーケンサに従って動作をしており、蓄積手段の蓄積
情報量が次に送出するATMセルのペイロード部の格納
予定情報量以上かどうかによって、ペイロード部に情報
を格納した有効セルか、その他のセル(例えば空セル)
をATMセルとして送出する。このため、ATM処理部
からの出力は、常に所定のセル周期でATMセルが送出
される、いわゆるフルATMセル流となるので、ATM
セル化装置の下流にATM側インタフェースとの速度を
揃えるための速度整合用バッファを用意する必要はなく
なる。
【0011】また、通常、ATM処理部側の動作速度は
入力処理手段側の動作速度と比べて速いから、蓄積手段
には一定値以上の情報が蓄積されることはないと考えら
れるので、その容量は比較的小さくてよい。従って上記
の速度整合用バッファを必要としないことと相まって、
ハードウェア量の削減を図ることが可能となる。
【0012】また、この蓄積手段をデュアルポートRA
MからなるFIFOメモリ構成とすれば、入力処理手段
とATM処理部との速度変換、すなわちクロック乗換を
該蓄積手段を介して行うことができる。
【0013】さらに、ATM処理部を上記のような構成
とし、かつ蓄積手段に上記の速度変換機能を持たせれ
ば、入力処理手段側の動作速度はATM処理部側の動作
速度よりも小さい条件ではATM処理部側の動作速度に
依存しないことになるので、任意の速度の入力情報をA
TMセル化することが可能となり、柔軟性に富むATM
セル化装置となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例に係るAT
Mセル化装置の概略的構成を示すブロック図である。こ
のATMセル化装置は、電話などに代表されるSTM
(Synchronous Transfer Mode :同期転送モード)信号
をATMセル化する機能を有するものであり、基本的に
は1フレームが時分割された複数のタイムスロットより
なるSTM信号から何スロットかを選択的に抽出して、
ATMセルのペイロード部に格納することによりATM
セル化を行い、外部に出力する。
【0016】図1に示すATMセル化装置は、STM処
理部11、バッファ部12、ATM処理部13およびこれらを
制御する制御部14から構成されている。STM処理部11
は、入力されてきたSTM信号の中からATMセルに格
納して送出すべき情報を抽出し、バッファ部12に格納す
ると共に、STM信号を構成するフレーム(STMフレ
ームという)の同期に関する情報、具体的にはSTMフ
レームの先頭に関する情報もバッファ部12に格納する機
能を持つ。
【0017】バッファ部12は、デュアルポートRAM
(2P−RAM)により構成され、FIFO(first −
in first−out :先入れ/先出し)メモリの機能を有す
る。このバッファ部12は、STM側の速度とATM側の
速度との速度変換(クロック変換)を行う機能をも有す
る。
【0018】ATM処理部13は、バッファ部12から情報
を取り出してATMセルのペイロード部に格納すること
でATMセルを生成し、外部に送出すると共に、バッフ
ァ部12内に送出すべき情報つまりATMセル化すべき情
報のないときは、空セル外部に送出する機能を有する。
【0019】図2は、STM処理部11の内部構成を示
す。このSTM処理部11はSTMフレーム処理部101
と、バッファインタフェース102 からなる。STM処理
部11には、STM信号として例えば外部から8ビットパ
ラレルデータが入力される。STM信号としては、例え
ば32個のSTMタイムスロットに切られた信号が入力さ
れることも、任意の速度を持った定ビットレート信号
(CBR信号)が入力されることもある。
【0020】ここで、ATM信号として1フレームが32
個のSTMタイムスロットに切られた信号が入力される
場合には、図3に示すように、フレームの先頭毎に先頭
であることを示す信号(フレーム同期信号)がSTM信
号のデータと併せて入力される。STM信号として任意
の速度を持ったCBR信号が入力される場合には、必ず
しもこのようなフレームの先頭を示す信号が入力される
必要はない。本実施例では、このようにSTM信号が32
個のタイムスロットからなりSTMフレームに乗って入
力されるモードをSTMフレームモード、STM信号と
して任意の速度を持ったCBR信号が入力されるモード
をCBRモードと読んで区別することにする。これらの
モードは外部から、または制御部14を通して任意に設定
できるものとする。
【0021】STMフレームモードにおいては、STM
フレーム処理部101 は予め制御部14により設定されたタ
イムスロットのデータのみをSTMフレームから取り出
し、これらをバッファインタフェース102 に送出する。
また、STM信号と共に入力されるフレーム同期信号を
検出した場合は、これもバッファインタフェース102に
通知する。
【0022】CBRモードにおいては、STMフレーム
処理部101 は入力されるSTM信号をSTMフレームで
あるとは意識せず、またはSTMフレームモードにおい
て全てのタイムスロットに格納されたデータをバッファ
インタフェース102 に送出すると解釈し、入力されてき
たSTM信号のデータを全てバッファインタフェース10
2 に送出する。また、外部から何らかの同期信号が入力
されてきている場合は、これもバッファインタフェース
102 に通知する。
【0023】バッファインタフェース102 は、STMフ
レーム処理部101 からSTM信号のデータおよび同期情
報を受け取り、これらをまとめてバッファ部12に送出す
る機能を有する。ここで同期情報とは、STMフレーム
モードにおいて入力されるフレーム同期信号と、CBR
モードにおいて必要に応じて入力される同期信号の総称
である。
【0024】バッファ部12は、前述したようにデュアル
ポートRAMによって構成されたFIFOメモリであ
り、2〜3セル分の情報を蓄積する容量を有する。この
バッファ部12はSTM処理部11からの情報をSTM側の
クロック(第1のクロック)で書き込み、ATM処理部
13へATM側のクロック(第2のクロック)で読み出し
てデータを送り出す。バッファ部12には、図4に示すよ
うにSTM信号のデータと同期情報とが対応付けられて
パラレルに格納されている。
【0025】図5に、ATM処理部13の内部構成を示
す。このATM処理部13は、シーケンサ201 、FIFO
蓄積情報量計測部202 、バッファインタフェース203 、
ヘッダパターン送出部204 、ダミーパターン送出部205
、セレクタ206 、空セルパターン送出部207 、セレク
タ208 およびレジスタ演算部209 からなる。
【0026】ATM処理部13は、シーケンサ201 に従っ
てATMセル周期(具体的には内部回路が8ビットパラ
レルで動作をしているため、53クロック周期)でシーケ
ンス動作をしており、この周期で毎セルの処理を行って
いる。
【0027】FIFO蓄積情報量計測部202 は、常にリ
アルタイムに現在のFIFO(バッファ部12)の蓄積情
報量(例えばワード数)を計測し、その計測結果を出力
するモジュールである。
【0028】バッファインタフェース203 は、レジスタ
演算部209 からの指例に従いバッファ部12からデータを
取り出し、セレクタ206 に送出する機能を持つ。
【0029】ヘッダパターン送出部204 は、送出するセ
ルのヘッダパターンを生成するモジュールであり、生成
するヘッダパターンはATMセルヘッダ、AAL.SA
Rヘッダを含む。本実施例では、生成するATMセルヘ
ッダのVPI/VCI値は一時に1パターン選択するこ
とが可能であり、これは呼設定時に制御部14から設定さ
れるものとしている。また、生成するAAL/SARヘ
ッダは、その都度レジスタ演算部209 から送られてくる
ものを用いる。
【0030】ダミーパターン送出部205 は、ATMセル
のペイロード部への情報格納をパーシャルフィルにて行
う場合に、セルのペイロード部の実情報以外のスペース
に格納されるダミーパターンを送出するモジュールであ
る。
【0031】セレクタ206 は、バッファインタフェース
203 から送られてくるペイロード部に格納されるデータ
情報、ヘッダパターン送出部204 から送られてくるヘッ
ダパターン、ダミーパターン送出部205 から送られてく
るダミーパターンの中から適当なものを選択して出力す
るモジュールであり、レジスタ演算部209 により制御さ
れる。このセレクタ206 から出力されるデータは、AT
Mセルの形をなしており、有効セルパターンが出力され
る。ここで、有効セルパターンとは、STM側から入力
されたデータをATMセルに格納して外部に出力する、
いわゆる有効セルのパターンをさす。
【0032】空セルパターン生成部207 は、FIFO蓄
積情報量計測部202 及びレジスタ演算部209 により、シ
ーケンサ201 の周期に送出すべき情報がFIFO内にな
いと判別されたときに、有効セルの代わりに送出される
空セルパターンを生成するモジュールである。ここで、
空セルパターンとは、CCITTにて標準化されている
空セルのパターンをさす。
【0033】セレクタ208 は、セレクタ206 から送られ
てくる有効セルパターンと、空セルパターン生成部207
から送られてくる空セルパターンの中から適当なセルパ
ターンを選択して出力するモジュールであり、レジスタ
演算部209 により制御される。
【0034】レジスタ演算部209 は、シーケンサ201 の
周期の終わりの度にFIFO蓄積情報量計測部202 の計
測結果を参照して、バッファ部12内に次に送出する有効
セルのペイロード部に格納するのに十分な情報(以下、
これを格納予定情報量という)が蓄積されているかどう
かを判断する。そして、バッファ部12にペイロード部へ
の格納予定情報量以上の情報が蓄積されていると判断し
た場合には、レジスタ演算部209 内部にあるレジスタな
どを操作することによりAAL.SARヘッダを生成し
てヘッダパターン送出部204 に送り込み、またバッファ
インタフェーエ203 に働きかけてバッファ部12からデー
タを必要数取り出すとともに、バッファ部12からSTM
処理部11により挿入された同期情報を抽出し、この同期
情報とレジスタ演算部209 自体が内部に持つ同期情報と
を照合して、STM処理部11とATM処理13との同期が
とれているかどうかを判断する。
【0035】このようにレジスタ演算部209 は、バッフ
ァ部12から取り出した情報をヘッダパターン送出部204
から送出されるATMセルヘッダのパターン、ダミーパ
ターン送出部205 から送出されるダミーパターンとをセ
レクタ206 を制御することによりマージして有効ATM
セルを形成し、セレクタ208 を制御して外部に送出す
る。一方、バッファ部12内に次に送出する有効セルのペ
イロード部への格納予定情報量の情報が蓄積されていな
いと判断した場合には、空セルパターン生成部207 によ
り生成される空セルパターンをセレクタ208 を制御して
外部に送出する。ここで、ヘッダパターン送出部205 、
バッファインタフェース203 およびダミーパターン送出
部204 により生成される有効セルパターンと、空セルパ
ターン生成部207 により生成される空セルパターンと
は、シーケンサ201 により同位相で生成されている。
【0036】レジスタ演算部209 は、具体的には下記の
要素 (a)呼設定時に図1の制御部14から設定されるCS
−PDU長く1csを格納しておく1csレジスタ; (b)シーケンサ周期が終了した際に送信したことにな
るCS−PDU長LOCを格納するLOCレジスタ; (c)AALヘッダに含まれるシーケンス番号SNを計
数するSNCカウンタ; (d)次のシーケンサ周期にて送出すべきセルのCS−
PDU間の区切れ目またはCS−PDUとダミーデータ
の区相れ目までの長さLPを格納するLPレジスタ; (e)次のシーケンサ周期でバッファ部12から取り出そ
うとしている情報の量(次に送出すべきATMセルのペ
イロード部に格納する格納予定情報量)COFを格納す
るCOFレジスタ; (f)送出すべきATMセル(または次のATMセル)
がCS−PDUの先頭を含む時に立つフラグCSIを示
すCSIレジスタ; (g)送出すべきセル(または次のセル)にCS−PD
Uの先頭が含まれている場合に、その区切り目がセルの
ペイロード部のどこに位置しているかを示すポインタ
P; (h)得られたCSI(CS−PDUの先頭を含むこと
を示す同期ビット)、SN(シーケンス番号)を基に、
これらの誤り訂正符号およびパリティを計算する計算回
路;を含み、これらをもとに図6のようなアルゴリズム
を実行することにより、送出するALL.SARヘッダ
を生成すると共に、バッファ部12に読み出し制御信号を
送出してバッファ部12から必要なデータを取り出し、前
述のようにして有効セルパターンを形成して外部に送出
したり、空セルパターンを外部に送出する機能を有す
る。
【0037】一方、図1の制御部14はATMセル化装置
外部から設定されるか、または内部のROMなどに予め
設定されている、STMフレームのどの位置のデータを
抽出して有効セルのペイロード部に格納するかの情報
や、生成する有効セルのVPI/VCI/PT/CLP
/HECなどの値、CS−PDU長、パーシャルフィル
か否かなどの情報をSTM処理部11およびATM処理部
13などへ通知するとともに、これらを制御する機能を有
する。
【0038】次に、以上のように構成されたATMセル
化装置におけるセル化処理の流れを説明する。
【0039】STM処理部11は、STMフレームモード
の場合、送信すべき情報が到着すると、これらをデータ
と平行に流れてくるSTM同期信号を参照して必要なタ
イムスロットを抽出し、バッファインタフェース102 を
介してバッファ部12に格納すると共に、STM同期信号
も同様にバッファインタフェース102 を介してバッファ
部12に格納する。一方、CBRモードの場合は、STM
処理部11はSTMフレームモードにおいて入力されてく
るSTMフレームのタイムスロット数を“32”と解釈し
て、入力されてくるデータを全てバッファインタフェー
ス102 を介してバッファ部12に格納すると共に、CBR
信号の同期情報が外部から入力されている場合には、こ
れもバッファインタフェース102 を介してバッファ部12
に格納する。これらの動作は、全てSTM側のクロック
に従って行われる。
【0040】ATM処理部13では、内部のシーケンサ20
1 がセル周期で動作しており、各周期の最後までに次に
送出すべき有効セルのペイロードに格納すべきデータ量
(COF)を算出し、これはFIFO容量計測部202 に
より計測されたバッファ部12の蓄積情報量と比較する。
これにより、バッファ部12内に、次に送出すべき有効セ
ルを形成するに充分なデータ、すなわち次に送出するA
TMセルのペイロードへの格納予定情報量以上の情報が
蓄積されていると判断された場合には、図6に示すフロ
ーチャートに従って有効セルを形成し、これを外部に送
出する。バッファ部12内に次に送出すべき有効セルを形
成するに充分なデータを蓄積されていないと判断される
場合は、バッファ部12にはなんら働きかけず、セレクタ
208 に働きかけて、空セルパターン生成部207 で生成さ
れている空セルパターンを外部に送出する。
【0041】図6のフローチャートを参照して、AAL
・SARヘッダ生成および有効セル生成アルゴリズムに
ついて概説する。なお、図6は送出するセルをパーシャ
ルフィルを用いないで形成する場合の例である。
【0042】まず、シーケンサ201 のセル周期の終り
に、次に送出するATMセル(有効セル)のペイロード
への格納予定情報量COFとFIFO容量計測回路202
によるFIFO容量(バッファ部12の蓄積情報量)計測
結果を比較し(S1)、格納予定情報量以上の情報がバ
ッファ部12内に蓄積されていると判断された場合、セル
化を行い(S3)、ヘッダパターン送出部204 からAT
MヘッダおよびAAL・SARヘッダを送出する(S4
〜S5)。次に、今回送出したAAL・SARヘッダが
2バイトかどうかを判断し(S6)、2バイトであった
場合(送出したSARヘッダのCSI=1の場合)は、
46バイト、1バイトであった場合(CSIレジスタの値
がCSI=0の場合)は47バイトのデータをバッファ部
12からそれぞれ取り出し、各々をマージして有効セルを
形成する(S7〜S8)。
【0043】一方、S6〜S8の動作と並行して、次に
送出する有効セルに付けるAAL・SARヘッダの計算
を行う(S9)。この計算アルゴリズムにおいては、ま
ずシーケンス番号SNを計数するカウンタSNCをイン
クリメントし(S10)、次に該周期で送出し終わるCS
−PDU長LOCを算出する(S11)。
【0044】次に、該シーケンス周期で一つのCS−P
DUを送出し終わるかどうかを判断し、送出し終わると
判断した場合は、該セルに引き続いて次のCS−PDU
が乗ることから、LOCレジスタの値LOCを“46−L
P”(CS=1、即ちペイロードが46バイトの時)、ま
たは“47−LP”(CSI=0、即ちペイロードが47バ
イトの時)に入れ替わる(S12〜S17)。
【0045】続いて、次に送出するセルまたは更に次の
セルに、CS−PDUの区切れ目があるかどうかを判断
する。すなわち、1csレジスタの値からLOSレジスタ
の値を引いた値1cs−LOCが“93”より小さいかどう
かを調べ(S18)、小さい場合は次のセルにCS−PD
Uの区切れ目があると判断して次のセルのシーケンス番
号SNが偶数か奇数かをさらに調べ(S19)、偶数の時
は該セルにCSIビットが立つことからCSIに1を代
入し(S20)、更にポインタPの値を設定する(S2
1)。また、SNが奇数の時は該セルにCSIビットは
立たないことから、CSIに0を代入する(S26)。1
cs−LOCが“93”より小さくない場合には、次または
更に次のセルにCS−PDUの区切れ目はないと考えら
れるので、CSIに0を代入する(S26)。
【0046】続いて、次に送出するセルのCS−PDU
の区切れ目があるかどうかを判断する(S22,S27)。
次にセルにCS−PDUの区切れ目があると判断される
場合には、LPレジスタ(次のセルにて送出し終わるC
S−PDU長を示す)に1cs−LOCを代入し(S23,
S28)、区切れ目はないと考えられる場合には、CSI
の値に応じてLPに“46”または“47”を代入する(S
24,S29)。さらに、COFレジスタ(次のセルのペイ
ロードに入るデータの量を示す)にも、やはりCSIの
値に応じて“46”または“47”を代入する(S25,S3
0)。
【0047】以上により、CSIレジスタ、SN(シー
ケンス番号)およびP(ポインタ)の値が揃ったところ
で、CSI,SNを用いてSNP(シーケンス番号プロ
テクション)およびパリティを計算し(S31)、図8に
示すようなAAL・SARヘッダを算出して、これをヘ
ッダパターン送出部204 に渡す。
【0048】以上のアルゴリズムは、有効セルのペイロ
ードへのデータの埋め込みにパーシャルフィルを使わな
い場合であったが、パーシャルフィルを用いる場合は、
予め1csレジスタにパーシャルフィル値を制御部14を介
して格納しておき、図7に示すフローチャートに従って
AAL・SARヘッダ生成および有効セル生成を行えば
よい。
【0049】図7においては、CSIビットを0に固定
し、図6におけるステップS8を「LPバイトデータを
バッファ部から送出、続して(46−LP)バイトデータ
をダミーパターン送出部から送出」するステップS8′
に、図6におけるステップS16を「LOCに0を代入」
するステップS16′に、図6におけるステップS30「C
OFにLPを代入」するステップS30′にそれぞれ変更
すると共に、図6におけるステップS18〜S25を除去し
て、ステップS12の条件文以降から無条件にステップS
26側に分岐させている。
【0050】以上説明したように、本実施例のATMセ
ル化装置によれば、例えばSTM処理部11側でSTMフ
レームモードを用いた場合、STM信号の任意のタイム
スロットの情報をバッファ部12に収めることが可能とな
り、既存のSTM通信路上の信号を柔軟にATMセルに
乗せ込むことができると共に、1タイムスロットから任
意の大きさのタイムスロットまでの情報のATMセル化
を単一のハードウエアで実現することができる。
【0051】また、STM処理部11側でCBRモードを
用いた場合は、STM側の速度としては任意のものが選
択できるため、速度依存性のない柔軟なATMセル化装
置を構成することができる。但し、当然のことながらS
TM側の動作速度はATM側の動作速度を越えることは
出来ない。具体的には、上記実施例の場合、STM側の
動作速度≦ATM側の動作速度*47/53が限界速度とな
るので、このような条件の下でSTM側とATM側の動
作周波数比を決めるものとする。
【0052】さらに、ATM処理部13側ではセル周期の
シーケンサ201 を用い、バッファ部12内に次に送出する
有効セルのペイロードに乗せるに十分な情報が蓄えられ
ている場合に該情報を取り出して有効セルを生成して送
出し、そうでない場合には空セルを送出する構成になっ
ているため、出力されるATMセル流は一定のセル送出
周期を持つ、いわゆるフルATMセル流とすることがで
きる。従って、ATMセル化装置の下流側にATMイン
タフェースとの速度整合のためのバッファを備える必要
がなくなる。
【0053】しかも、通常ATM処理の方がSTM側よ
りも動作速度が速いことから、バッファ部12には定常的
に一定量以上のデータは溜まることがないので、バッフ
ァ部12の容量も小さい値に抑えることができ、上記速度
整合用バッファが不要であることと相まって、ハードウ
ェア量の削減を図ることができる。
【0054】本発明は、以下に列挙するように種々変形
して実施することが可能である。 (1)1csレジスタの値としては、必ずしもSTM側の
CS−PDU長の値をそのまま使う必要はなく、該CS
−PDU長の整数倍の値を用いるようにしても良い。こ
の場合、ATM処理部13内では、この値がCS−PDU
長として扱われることとなる。いずれの場合も、この値
は呼設定値に制御部14を通して外部から設定される。こ
れは、例えばSTMフレーム中のATMセル化するタイ
ムスロット数をSTM側のCS−PDU長とし、ATM
側ではその整数倍のCS−PDU長とし、複数STMフ
レームに1回の割合でSTM側とATM側の間の同期を
とる等の応用が考えられる。 (2)CBRモードでフレーム構造のデータをATMセ
ル化する場合も、上記と同一のアルゴリズムを用いるこ
とができる。 (3)STM処理部11とATM処理部13との間で同期外
れを起こしてしまう場合、例えばATM処理部13でCS
−PDUの先頭としてバッファ部12から取り出したデー
タに、STM側の同期情報が含まれていない場合などに
は、同期はずれエラーとしてATM側は例外処理を行
う。具体的には、制御部14にエラーの発生を通知すると
共に、ATM処理部13外部には空セルを出力し、更に次
の有効セル送出時に同期のあった情報を送出するべくS
TM側の同期情報を含んだデータを取り出すまでバッフ
ァ部12からデータを空読みし、STM側の同期情報を含
んだ情報を取り出した時点でバッファ部12からの読み出
しをストップし、次のシーケンスでSTM処理部11とA
TM処理部13との同期の合ったATMセル化処理を行
う。同期外れの判断は、図6または図7のフローチャー
トにおけるS4でのATMヘッダ送出を行う前に完了し
ているものとする。 (4)バッファ部12のオーバーフロー、アンダーフロー
などが起こったときにも、制御部14に通知すると共に、
例外処理を行う。例外処理とは、例えばバッファ部12が
正常な状態に戻るまで、空セルを送出するなどの処理を
さす。 (5)STMフレームモードまたはCBRモードにおい
て、CSIビットを用いた同期を行わずに、ATMセル
化を行うこともできる。この場合は、例えば前述のパー
シャルフィルを用いてATMセル化を行う場合の、パー
シャルフィル数を“47”にするなどの方法を用いて行
う。このようにCSIビットを用いた同期を行うか否か
の設定は、呼設定時などに外部から、または制御部14を
通して行うことになる。 (6)上記実施例ではFIFO容量計測部202 において
バッファ部12の蓄積情報量と、次に送出する有効セルの
ペイロートに格納すべき格納予定情報量とを比較した
が、バッファ部12の残り容量とある閾値とを比較し、例
えばバッファ部12の残り容量が閾値よりも少なければ一
定量以上の情報がバッファ部12に納まっているものと判
断してバッファ部12から情報を取り出して有効セルを形
成する構成としてもよい。 (7)図6または図7のフローチャートにおけるステッ
プS1において、各々の値の比較に余裕度を持たせ、例
えばCOFと「容量計測結果+α」とを比較するなどの
手法を用いてもよい。 (8)送出されるVPI/VCI/PT/CLPの値を
STMフレームの位置などによって可変として、一時に
複数のコネクションを設定、送出することが可能な構成
となっているような同様な構成のATMセル化装置に
も、本発明を適用することができる。 (9)ATM処理部13をセル周期のシーケンサではな
く、セル周期の整数倍のシーケンサまたはセル周期(あ
るいはその整数倍)のランダムロジックで駆動する構成
としてもよい。 (10)バッファ部12はデュアルポートRAMやFIFO
に限られず、その他のメモリ素子を用いて構成すること
も可能である。 (11)上記実施例では、いわゆるSTM/CBRデータ
のATMセル化について述べてきたが、同様の技法をV
BRデータあるいはバーストデータに対して行うことも
可能である。
【0055】次に、本発明の第2の実施例に係るATM
セル化装置について説明する。本実施例を説明する前
に、まず背景について述べる。
【0056】ATM交換を用いた通信方式(ATM通信
と呼ぶ)では、伝送路上のセルをラベル多重することに
よる統計多重効果により、網の経済化をはかるという点
に特徴の一つがある。このため、ATM通信においては
従来の通信では行われなかった呼設定時のリソース管理
が行われる。
【0057】具体的には、網内リソースをラベル多重に
より共用するに当たり、新たに通信を始める端末は、呼
設定時に通信時に該呼のピーク速度や平均速度などのパ
ラメータをUPC(Usage Paramerer Control )パラメ
ータとして網に申請し、網は該呼による通信が加わった
上で、網としての通信品質が保証されるか否かの判断を
何らかの評価関数を用いて行い、これが保証された場合
に該呼の通信を許可するとの手順で網のリソース管理が
行われる。このようにして通信を許可された端末は、通
信網側でのポリシングでセルが廃棄されないよう、通信
開始後は呼設定時に申告したUPCパラメータ(平均速
度、ピーク速度など)を遵守しながら情報セルの送出を
行い、通信を行うことが望ましい。
【0058】このUPCパラメータの遵守は、通常は伝
送路に情報を送出する前に、送出しようとしているセル
トラヒックを、UPCを満足するように変形し、この変
形トラヒックを伝送路に送出することにより行われてい
る。このような操作をトラヒックシェイピングと呼ぶ。
【0059】このトラヒックシェイピングの方法として
は従来、図13のように伝送路に出力するATMセル流に
対してシェイピングのための機構を通す形でこれを行う
方式が知られている。即ち、ATM符号化及びATMセ
ル生成部501 にて生成されたATMセル流を一度バッフ
ァ(シェイピングバッファ502 )に溜め、ここから呼設
定時に定めたUPCパラメータを遵守する形で該バッフ
ァ502 からセルを取り出す制御を行うシェイピング制御
部503 が上記条件を満たす形でATMセルを取り出し、
これを伝送路上に送出する。トラヒックシェイピングの
方法、即ち図13のシェイピング制御部503 がシェイピン
グバッファ502 からセルを取り出すアルゴリズムとし
て、リーキーバケット法やスライディングウインドウ法
などが知られている。
【0060】このように、従来の通信システムでは端末
から送出されるセル流に対し、トラヒックシェイピング
を施して伝送路に送出することによりUPCパラメータ
を遵守する形で通信を行っている。しかしながら、この
方法では図13におけるバッファ(シェイピングバッファ
502 )で、セルの溢れ(セルの廃棄)が起こる可能性が
ある。具体的には、前段のATM符号化及びATMセル
生成部501 においてピーク速度に近い符号化が継続して
行われ、トラヒックシェイピングを行う部位では一定時
間に一定量のセルしか送出が行われないことから、バッ
ファに入力されるデータ量とバッファから出力されるデ
ータ量とでアンバランスが生じ、バッファからセルが溢
れることとなる。
【0061】これに対する対処として、バッファを大容
量のものとしてセルのバッファ溢れを起こさないものと
すると、ハードウェア量の増大が懸念される。また、A
TM通信においては、通話に対する課金がその通話のピ
ークレートが高いほどその通話料金も高いといったよう
に、ピークレートに比例した体系になるものと考えられ
る。この場合、ユーザは通信コストを抑えるために該通
話のピークレートを抑えての通信を欲すると考えられ
る。このようにピークレートを抑えての通信を実現する
ためには、低い値のピークレートにて呼設定の要求を網
に出し、該通信が開始されたならば、シェイピング機構
のピークレート値を低い値に設定しておけば良い。ここ
で、符号化部のピークレートがシェイピングのピークレ
ートを上回る場合も考えられるが、このような場合も符
号化部の符号化速度によってはシェイピングバッファに
多くのセルが滞留することとなり、大容量のシェイピン
グバッファを用意する必要が生ずるが、やはり上記のよ
うにハードウェア量の増大が懸念される。
【0062】また、現在CCITTでは、網が輻輳して
いる場合、その対策として、 (a)網は、網内の輻輳点にてユーザセルに輻輳してい
る旨を知らせるフラグを立て、これを受信した受信側ユ
ーザは該フラグをもとに送信側ユーザに送信量を抑制す
るように要請し、送信側ユーザはこれに従って送信量を
抑制する(これをFECN、前方制御という) (b)網は、網内の輻輳点から送信側ユーザに輻輳通知
セルに送出し、送信量の抑制を要請する。これを受けて
送信側ユーザは送信量を抑制する(これをBECN、後
方制御という) (c)輻輳によるセルの損失を検出した受信側ユーザ
が、これにより網の輻輳を探知して、送信側ユーザに送
信量の抑制を要請し、受信側ユーザはこれを受けて送信
量を抑制する、 などの方式によって輻輳の悪化を防ぐ方式が議論されて
いる。この場合、送出量の抑制を要請された送信側端末
は、送出量の抑制の為にシェイピング制御部に働きかけ
て送出トラヒックの性質を変化させる(ピークレート、
平均レートなどを低くするなど)ことで対処すると考え
られる。ところがこの場合、符号化部の符号化速度も
(該トラヒック制御部のパラメータ変更にともなって)
変更されることが要求される。変更を行わない場合、シ
ェイピングバッファに入力されるデータ量と該バッファ
から出力されるデータ量とでアンバランスが生じる。し
かしながら、このようにシェイピング制御部、及び符号
化部のパラメータ変更はその変更箇所が複数箇所に及ぶ
ことから迅速さに欠け、またその制御を複雑なものとし
てしまう。
【0063】本実施例は、これらの問題を解決して、ト
ラヒックシェイピングを行いつつセルの廃棄の起こらな
い、また、ハードウェア量の増大を伴わない機構を有す
るATMセル化装置を提供するものである。
【0064】本実施例のATMセル化装置は、少なくと
も送出許可信号送出部と、バッファ部と符号化部を具備
する。送出許可信号送出部は、ATMセルペイロードの
送出を促す機能を有する。バッファ部は、符号化部から
送出されるデータを一時的に格納する機能を有するが、
ここからデータを取り出すことができるのは上記送出許
可信号送出部からの送出許可信号を得た場合に限る。符
号化部は、ATMセルに格納すべきデータを生成すべく
情報の符号化を行う。上記バッファ部は、自らに格納さ
れているデータ量をもって符号化部のデータ送出量、あ
るいは符号化速度を制御できるものとする。
【0065】本実施例によると、送出許可信号送出部が
バッファ部に送出許可信号を通知する際、この送出許可
信号を呼設定時に定めたUPCパラメータを満足するよ
うな形で、即ちバッファ部が該送出許可信号に従ってデ
ータを送出した場合、このデータをATMセルペイロー
ドに順次格納して外部に送出したとしても、この送出セ
ル流のトラヒックパラメータがUPCパラメータを満足
するような形で通知を行うことにより、伝送路上へのセ
ル流の送出をUPCを満足した上で行うことができる。
【0066】ここで、バッファ部は自らに格納されてい
るデータ量を監視しており、このデータ量に従って符号
化部のデータ送出量、あるいは符号化速度の制御を行
う。このバッファ部のデータ量をパラメータとした制御
により、符号化部はバッファ部でのデータ溢れを起こさ
ないような符号化速度、あるいはデータ送出速度を選択
することができ、バッファ部でのデータの廃棄を未然に
防ぐことができる。
【0067】また、通信中のUPCパラメータの変更に
対しても、送出許可信号送出部がバッファ部に送出する
送出許可信号の発生機構を変更することのみで、符号化
部のデータ送出量、あるいは符号化速度を変更、制御す
ることができ、簡便、かつ迅速な対応をすることができ
る。
【0068】なお、符号化を行うモジュールとATMセ
ル化を行うモジュールの間にバッファを設けて、お互い
にハンドシェークを行いながらその動作を進めるという
過程は、符号化データとATM伝送路との速度に通常は
差があることから、符号化データのATMセル化を行う
場合は必須の事項である。また、このバッファのデータ
量をパラメータとして符号化部のデータ送出量、あるい
は符号化速度を制御する方法も、例えばバッファ部にそ
の容量の半分のデータが溜まるように符号化速度を制御
する方法や、バッファ部の残り容量を上まらないような
符号化速度を選択するなどの方法は公知のものである。
本実施例では、このバッファ部からのデータ取り出しを
UPCパラメータを満たすように行うことによって、シ
ェイピングの機能を実現するとともに、シェイピングの
ためのバッファを不要とし、これに伴いデータの廃棄を
未然に防ぐ。また、送出トラヒック特性の変更に対して
も簡便、かつ迅速に対応できる。
【0069】図9に、本発明の第2の実施例に係るAT
Mセル化装置の構成を示す。本実施例のATMセル化装
置は、ATMセル化部301 、バッファ部302 および符号
化部303 からなる。
【0070】ATMセル化部301 は、バッファ部に対し
てデータの送出許可信号を送出して、バッファ部にデー
タの吐き出しを促すとともに、バッファ部から受け取っ
たデータをATMセル化して、これを伝送路上に送り出
すとともに、呼の設定などの制御、OAMセルの挿入な
どのATM動作部分の管理などを行うモジュールであ
る。
【0071】バッファ部302 は、デュアルポートRAM
である大容量のメモリを構成要素としており、その他
に、現在のメモリの容量をリアルタイムで符号化部303
に通知している。バッファ部302 は符号化部303 からの
データが格納され、ATMセル化部301 に該データを送
出する。このとき、ATMセル化部301 にデータを送出
できるのは、ATMセル化部301 からデータの送出許可
信号をもらっているときのみである。ここで、バッファ
部302 が有意情報をATMセル化部301 に向かって送出
している場合は、これと平行して有意・無意信号線に
て、現在送っている情報が有意であることをATMセル
化部301 に通知する(例えば、有意・無意信号線Hレベ
ルにする。)なお、バッファ部302 が送出許可信号をも
らっているにも関らず送出する情報がないときは、無意
情報をATMセル化部301 に向かって送出し、それと並
行して有意・無意信号線にて現在送出している情報が無
意であることをATMセル化部301 に通知する。(例え
ば、有意・無意信号線をLレベルにする)符号化部303
は、ATMセル化をして送出したい情報、例えば画像情
報などの符号化を行い、これをバッファ部302 に格納す
る機能を有する。この符号化は可変長符号化(VBR)
にて行われ、その符号化速度はバッファ部302 から通知
される容量によって通に制御されている。具体的には、
バッファ部302 の残り容量がある閾値を下回った場合
は、高周波域の符号化を行わないことで符号化速度を落
とし、該符号を全てバッファ部302 に格納した場合にも
バッファ部302 が溢れを起こさないような制御を行う。
この場合、高周波域の符号化を行わない旨を送出するデ
ータに格納し、受信側端末に通知することになる。な
お、このような符号化速度の選択肢を数段階に分け、バ
ッファ部302 の残り容量によって符号化速度を選択する
ようにしても良い。
【0072】図10は、ATMセル部301 の内部構成図で
ある。このようにATMセル化部301 はUPC監視部40
1 、データ・セル変換部402 、多重部403 、ATM制御
部404 からなる。
【0073】UPC監視部401 は、呼設定時にATM制
御部404 を通して定められたUPCパラメータに従っ
て、このUPCパラメータを満たすような形でバッファ
部302にデータ送出許可信号を(最大)ATMセル送出
周期にて送出するモジュールである。このデータ送出許
可信号は、例えばATMセル送出周期にて動作するリー
キーバケットや、スライディングウインドウアルゴリズ
ムを用いて生成される。
【0074】データ・セル変換部402 は、図9のバッフ
ァ部302 から受け取ったデータにATMセルヘッダ及び
アダプテーションレイヤヘッダを付与してATMセルを
形成し、多重部403 に送出する機能を有する。必要な場
合、例えばバッファ部302 から受け取るデータがセルの
ペイロードの途中で切れてしまうような場合に、この切
れ目がどこになるかの情報など、バッファ部302 から送
出されるデータ量についての情報をバッファ部302 から
受け取っても良い。また、バッファ部302 から受け取っ
た有意情報がない場合、あるいは呼の設定が行われてい
ない場合などは空セルを生成し、これを多重部403 に向
かって送出する。このため、バッファ部302 からは現在
受け取っている情報が有意のものか無意のものかを判別
する有意・無意判別信号を受信しているものとする。
【0075】多重部403 は、ATM制御部403 から送ら
れてくるシグナリングセルおよびOAMセルと、データ
・セル変換部402 から送られてくるデータセルとを多重
化して、外部の伝送路に送出する機能を有する。
【0076】ATM制御部404 は、呼設定時にシグナリ
ングセルをやり取りし、UPCパラメータを定めてこれ
をUPC監視部401 に通知するとともに、セルヘッダの
様々なパラメータ(VPI/VCIなど)を定めてデー
タ・セル変換部402 に通知し、さらに必要な場合はOA
Mセルなどを伝送路に向かって送出する。尚、このOA
Mセルはデータ・セル変換部402 から送出されるセルが
空セルである場合に、この代わりに多重部403 により送
出される。この判別のために、バッファ部302からの有
意・無意判別信号はATM制御部404 においても受信さ
れる。
【0077】本実施例のATMセル化装置によって、A
TMセル化を行った場合の流れを概説する。
【0078】呼設定が行われる以前は、本装置からはデ
ータ・セル変換部402 にて生成されている空セルが伝送
路に向けて送出されている。呼設定が行われる場合、本
装置が発呼側であるときは、ATM制御部404 を通して
シグナリングセルが生成され、網及び着呼側端末とシグ
ナリングのやり取りを行う。本装置が着呼側端末のとき
は、ATM制御部404 がシグナリングセルを受信・解析
し、網及び発呼側端末とシグナリングのやり取りを行
う。このシグナリングのやり取りを通してUPCパラメ
ータ、ATMセルヘッダパラメータを決定し、これらの
値をそれぞれUPC監視部401 、データ・セル変換部40
2 に通知する。
【0079】呼が設定され、通信が開始されると、UP
C監視部401 は内部のアルゴリズムに従って、(最高)
ATMセル送出周期にてデータを送出許可信号をバッフ
ァ部302 に向かって送出する。
【0080】バッファ部302 は、内部にデータが存在
し、かつATMセル部301 からのデータ送出許可信号を
受信している場合に、該ATMセル周期にてATMセル
に格納できる量のデータをATMセル化部310 に送出す
るとともに、データと並行して有意・無意信号をHレベ
ル(有意を示す)にする。上記の条件を満たさない場
合、バッファ部302 はATMセル部301 に向けて無意デ
ータを送出し、有意・無意信号はLレベル(無意を示
す)としておく。
【0081】バッファ部302 からデータを受け取ったデ
ータ・セル変換部402 は、これにATM制御部404 から
受け取ったATMセルヘッダパラメータを参照して作成
したATMセルヘッダ、及びアダプテーションレイヤヘ
ッダを付与してATMセルを形成し、これを多重部403
に送出する。なお、バッファ部302 から受け取るデータ
がない場合(有意・無意信号線がLレベルの時)は、空
セルを生成して多重部403 に送出する。
【0082】多重部403 では、データ・セル変換部402
からのデータセルおよび空セルにATM制御部404 から
のシグナリングセルおよびOAMセルのいずれかを選択
して多重化して、伝送路上に送出する。こうして伝送路
上に送出されるデータセルは、バッファ部302 がUPC
監視部401 により許可された場合のみデータを送出しA
TMセル化を行っていることから、設定されたUPCパ
ラメータを遵守する形で送出されていることになる。
【0083】バッファ部302 は、自らに格納されている
データの量をリアルタイムで符号化部303 に通知してい
る。符号化部は、このデータ量が一定値を越えている場
合は、現状の符号化速度で符号化を行った場合はバッフ
ァ部302 が溢れを起こす可能性があると判断し、高周波
域の符号化を行わず、符号化速度を落とす。このことに
より、符号化部303 からのデータ格納によるバッファ部
302 の溢れを未然に防止することができる構成をとるこ
とができる。なお、このように符号化速度をかえた場合
は、その旨をデータ中に書き込み、受信側端末に通知す
ることになる。
【0084】ここで、何らかの不具合でバッファ部302
がデッドロックを起こしてしまい(例えばUPC監視部
からの許可信号が来ないなど)、符号化部303 へのデー
タ格納が長期間できない場合は、バッファ部302 のリセ
ット、あるいはATMセル化部301 も含めた全体リセッ
トにより対処するものとする。
【0085】また、何らかの形でUPCパラメータの変
更を行う必要がある場合(例えば網から送出セル量の抑
制を要請されたときなど)は、ATM制御部404 を通し
てUPC監視部401 に設定されているUPCパラメータ
を変更することのみで、送出セル流のPUCパラメータ
の変更に対処することができる。
【0086】なお、マルチメディア通信などのように、
ATMセル化を行う必要のある媒体が複数個あり、図11
のように並列に、あるいは図12のように直列に扱い、全
体としてUPCパラメータを遵守するような構成となっ
ているようなATMセル化装置にも本実施例を応用でき
る。また、これらの媒体毎(メディア毎、データ生成部
毎)、あるいは複数の媒体毎にそれぞれ異なるUPCパ
ラメータを設定できる構成となっているATMセル化装
置にも本実施例を適用できる。
【0087】さらに、UPC監視部401 からの送出許可
信号送出の機構は、UPCパラメータを満たすだけでな
く、GFC(Generic Flow Control)によるフロー制御
を満たす構成になっているものでもよい。
【0088】上述した第2の実施例によると、バッファ
部302 からのデータ取り出し、及びATMセルの形成、
送出をUPCパラメータを遵守する形で行えることか
ら、ATM通信において不可欠なシェイピング機構を有
したATMセル化装置を構成することができる。
【0089】また、シェイピングを行うことに伴うシェ
イピングバッファが本実施例では不要であり、これによ
りハードウェア量の削減を図ることもできる。
【0090】また、バッファ部302 において、バッファ
部302 のデータ量をパラメータとして符号化部303 のデ
ータ送出量あるいは符号化速度を制御していることか
ら、バッファ部302 でのデータの溢れを防ぐことがで
き、シェイピングに伴うデータの廃棄を未然に防止する
ことができる。
【0091】さらに、送出ATMセル流のUPCパラメ
ータの変更をUPC監視部401 のパラメータの変更のみ
で行えることから、その変更を簡便かつ迅速に行うこと
ができる。
【0092】また、本発明の他の実施例について図29を
用いて以下に説明する。図29には、本発明のATMセル
化装置が示されている。このATMセル化装置は、例え
ば、一般の電話機やTVやコンピュータ等の既存の機器
を一度に複数接続できるものである。本実施例では、入
力線812 ,813 ,814 と2本設けられている。これらの
入力線812 ,813 ,814 には、それぞれ既存の機器が接
続される。これらの入力線812 ,813 ,814 から入力さ
れた入力情報は多重化部800 にそれぞれ入力される。多
重化部800 には、メモリ801 ,812 ,803 が各入力線81
2 ,813 ,814に対応して設けられており、これらのメ
モリ801 ,812 ,803 を制御する制御部804 も設けられ
ている。入力線812 ,813 ,814 から入力された入力情
報は一旦それぞれメモリ801 ,802 ,803 に蓄えられ、
制御部804 により選択されてバッファ部805 に出力され
る。バッファ部805 は、バッファ806 とバッファ806 を
制御する制御部807 とから成る。バッファ部805 のバッ
ファ806 に入力された情報は、一旦このバッファ806 に
蓄えられ、入力線812 ,813 ,814 に対応してそれぞれ
蓄積される。入力線812 ,813 ,814 に対応して蓄積さ
れた蓄積情報量がATMセルのペイロード部に格納でき
る情報量になると、バッファ部805 の制御部807 がバッ
ファ806 から情報を読み出してATMセル処理部808 の
セル化部809に出力する。ATMセル処理部808 は、セ
ル化部809 と空セル発生部810 と選択部811 とから成
る。セル化部809 に入力された情報は、ヘッダ部が付加
されてATMセルが生成される。セル化部809 でATM
セルが生成されると選択部811 を介して出力線815 から
の外部に出力される。もしセル化部809 にバッファ部80
5から情報が入力されなければ、選択部811 は、空セル
発生部810 から空セルを発生させて出力線815 に出力さ
せる。つまり、有効となるATMセルが無い時には、空
セル発生部810 から空セルが出力線815 に出力されてい
るので、出力線815側では常にフルATMセル流を得る
ことができる。
【0093】次に、本発明の第3実施例に係るATMデ
セル化装置について説明する。まず、背景について述べ
る。
【0094】ATMデセル化装置は、ATMセル化装置
により得られたATMセルからの情報を復元する装置で
ある。ATMデセル化装置では、ATM通信網でのセル
廃棄及びセルの到着間隔のばらつきに対応するため、こ
れらの特性を吸収・補正する機構が必須となる。
【0095】従来のリアルタイム情報のATMデセル化
の手法としては、図28に示すように受信したATMセル
を揺らぎ吸収バッファ902 と呼ばれる大容量のバッファ
に一度プールし、このバッファ902 から定期的にセルを
取り出すことによってセルの到着間隔の揺らぎを吸収す
る手法がよく知られている。その際、セルの廃棄や誤配
などがあった場合は、このバッファ902 の前後にてダミ
ーセル、またはダミーセルデータによる補間や、誤配セ
ルの廃棄を行う。
【0096】バッファ902 の後段またはバッファ902 自
身にて受信側クロックへの乗換が行われ、ATMセルか
らヘッダ等の不要な情報が取り除かれた受信側回路にて
必要なデータのみが受信側回路に渡されることになる。
【0097】ここで、受信側回路の動作周波数が定まっ
ている場合は、バッファ902 からセルを取り出すタイミ
ングをこの動作周波数に見合うものとしておくことによ
り、情報のデセル化を行っていた。しかしながら、この
手法では出力する情報の速度は一意に定まってしまうこ
ととなり、例えば同一のATMデセル化装置を様々な速
度に対応させたい場合や、出力側がSTMのタイムスロ
ットで、このタイムスロット数が時により異なる場合な
どに柔軟な対応をすることができない。
【0098】このように、従来のATMデセル化装置で
は、情報の入出力速度を一定比率に限定してしまうもの
となり、柔軟性に欠けるという問題があった。
【0099】本実施例は、このような従来のATMデセ
ル化装置の問題を解決して、種々の速度に柔軟に対応で
きるATMデセル化装置を提供するものである。
【0100】本実施例のATMデセル化装置は、少なく
ともATM処理部、バッファ部および出力処理部から構
成される。
【0101】ATM処理部は、入力されてきたATMセ
ルからデセル化される部分を少なくとも抽出し、これを
バッファ部に格納する機能を有する。また、ATM処理
部は内部に前記バッファ部の有意情報の格納されていな
い空き領域の容量を計測する計測回路を有している。バ
ッファ部は、ATM処理部から情報を受け取ると共に出
力処理部に該情報を渡す機能を有する。このバッファ部
は、デュアルポートRAM(2ポートRAM)から構成
されていても良い。出力処理部は、バッファ部から受け
取った情報を外部に出力する機能を有する。
【0102】また、ATM処理部の少なくとも一部はセ
ルの到着周期と一致する周期のシーケンサにて動作して
いる。このATM処理部は、前記計測回路を用いて、該
シーケンサにて一定周期毎にバッファ部の空き領域の容
量値を計測しており、この容量値が次に処理しようとし
ているセルのペイロードに格納されているデセル化され
る部分の情報量を等しいか、あるいは越えている場合に
は該バッファ部に該情報を格納し、空き領域の容量が該
情報量に満たない場合は、該バッファ部に該情報の格納
を行わない機能を有する。
【0103】ATM処理部は、少なくともフィルタ部と
揺らぎ吸収バッファ部およびAAL処理部から構成され
ていてもよい。フィルタ部は、外部から入力されるAT
Mセル流の中から予め設定したセルヘッダパターンを有
したセルのみを抽出し、該セルの少なくとも一部分を揺
らぎ吸収バッファ部に格納する機能を有する。揺らぎ吸
収バッファ部は、フィルタ部から情報を受け取り、これ
をAAL処理部に渡す機能を有する。AAL処理部は、
情報を揺らぎ吸収バッファ部から受け取り、この中から
少なくともデセル化される部分の情報を抽出してバッフ
ァ部に格納する機能を有する。
【0104】ここで、該フィルタ部は最初の情報の揺ら
ぎ吸収バッファ部への格納を予め設定したセルヘッダパ
ターンを有したセルの中でも、該セルのアダプテーショ
ンレイヤヘッダの同期ビット(CSIビット)が立った
セルから始めても良い。
【0105】上述したように、ATM処理部の少なくと
も一部はセルの到着周期と同じ周期のシーケンサにて動
作をしており、到着したセルのペイロードに含まれるデ
セル化すべき情報をバッファ部に格納する際、バッファ
部の空き容量の値がこの情報の大きさと等しいか、ある
いは大きい場合にはこれを格納し、小さい場合には格納
を行わないことにより、バッファ部についてはフロー制
御がかかることになるため、バッファ溢れを起こすこと
がなくなる。
【0106】また、ATM処理部の上記少なくとも一部
の情報のバッファ部への格納の速度を出力処理部の情報
の取り出し速度よりも大きいものとしておくと、バッフ
ァ部には常に一定量以上の情報が蓄積されていることと
なり、出力処理部はこのバッファ部から一定周期に一定
量の情報を取り出すという構成において、出力処理部側
が取り出す情報の速度は任意に設定することができ、出
力側の必要とする情報の速度に依存することのないAT
Mデセル化構成とすることができる。なお、この出力処
理部のバッファ部からの情報取り出し速度は、ATM処
理部の上記少なくとも一部の回路側の速度よりも小さ
く、一定周期に一定量という条件を満足する限り、様々
な値の設定をすることができる。また、バッファ部には
フロー制御がかかることから、バッファ部には一定値以
上の情報が蓄積されることはないと考えられ、バッファ
部の容量を抑える構成とする事ができ、ハードウェア量
の削減を図ることができる。
【0107】また、バッファ部をデュアルポートRAM
とすることにより、ATM処理部と出力処理部とのクロ
ックの乗換をこのバッファ部を介して行うことができ、
ATMセル流を任意の速度に直接デセル化できる機構を
提供することができる。
【0108】また、ATM処理部をフィルタ部、揺らぎ
吸収バッファ部、AAL処理部から構成し、フィルタ部
で予め設定したセルヘッダパターンを有したセルのみを
入力されるセル流から抽出し、該セルの少なくとも一部
分を揺らぎ吸収バッファ部に格納し、所定の時間の経過
後、あるいは所定の数のセルの受信後のALL処理部が
該揺らぎ吸収バッファ部から該セル(の少なくとも一部
分)を取り出し、処理を行うことにより、出力側で必要
とする情報を格納したセルのみを抽出してこれをバッフ
ァ部、出力処理部側に渡す機能を提供することができ、
さらにATM通信網にて生ずるセルの到着揺らぎの吸収
をこの揺らぎ吸収バッファを用いて行うことができる。
【0109】さらに、このセルの到着揺らぎ吸収バッフ
ァは、ATM処理部とバッファ部との間で行われるフロ
ー制御において、バッファ部に空き容量がなく、バッフ
ァ部に情報格納が行えない場合に、一時的にこの情報を
プールしておくことができ、情報の損失を防ぐことがで
きる。
【0110】また、ALL処理部においてセルの廃棄、
誤配等を検出し、適当な処理を施した上必要な情報をバ
ッファ部に格納する構成をとることにより、セル廃棄、
誤配等ATM通信網特有の現象に対処することができる
構成のATMデセル化装置を提供することができる。
【0111】ATM通信においては、CS−PDUとA
TMセル(あるいはSAR−PDU)との間での同期を
とるために、セルのアダプテーションレイヤヘッダに同
期ビット(CSIビット)が立つことがある。このビッ
トにより、ATM処理部側と出力処理部側の回路との同
期をとることができる。フィルタ部が最初の情報の揺ら
ぎ吸収バッファ部への格納を予め設定したセルヘッダパ
ターンを有したセルの中でも、該セルのアダプテーショ
ンレイヤヘッダの同期ビットが立ったセルから始め、こ
の同期情報を揺らぎ吸収バッファ部、ALL処理部、バ
ッファ部を通して出力処理部側に渡すことにより、出力
処理部側はバッファ部から最初に受け取る情報が同期の
とれたものであるとの設定をすることができ、出力処理
部側のATM処理部側との同期に関する初期設定を簡潔
に、かつ確実に行うことができる構成とすることができ
る。
【0112】図14は、本実施例に係るATMセル化装置
の概略的構成を示すブロック図である。このATMデセ
ル化装置は、入力されたATMセル流から電話などに代
表されるSTM(Synchronous Transfer Mode )信号を
再生する機能を有するものであり、入力されてきたAT
Mセルの中から必要なセルを抽出して、このセルのペイ
ロード部から必要な情報を取り出し、これをSTMフレ
ームのタイムスロットのうち所定の何スロットかを選択
して格納したり、あるいは特にフレーム構造を持たない
STM信号に再生して、外部に出力する機能を有する。
【0113】このATMデセル化装置は、ATM処理部
601 、バッファ部602 、出力処理部603 および制御部60
4 から構成されている。ATM処理部601 は、入力され
てきたATMセル流の中から、デセル化すべき情報を抽
出して取り出し、バッファ部602 に格納すると共に、ア
ダプテーションレイヤの同期に関する情報、具体的には
CS−PDUの先頭に関する情報、すなわちセルのアダ
プテーションレイヤヘッダ中に含まれる同期ビット(C
SIビット)の情報もバッファ部602 に格納する機能を
持つ。
【0114】バッファ部602 は、デュアルポートRAM
(以下、2P−RAMという)により構成されており、
この2P−RAMは先入れ先出しバッファ(FIFO)
の機能を有している。このバッファ部602 において、A
TM側の速度とSTM側の速度との速度変換(クロック
変換)を行う。
【0115】出力処理部603 は、バッファ部602 から情
報を取り出してこれをSTMフレームの定められたフレ
ーム位置に格納し、STMフレームを生成する機能を有
する。制御部604 は、ATM処理部601 、バッファ部60
2 および出力処理部603 を制御する機能を有する。
【0116】図15は、ATM処理部601 の内部構成を示
すブロック図である。同図に示されるようにATM処理
部601 は、フィルタ部611 、揺らぎ吸収バッファ部612
、AAL処理部613 および揺らぎ吸収タイマ614 から
なる。これらのモジュールは、全てATM処理部601 に
入力される父セル流の速度と同一の周波数にて動作す
る。
【0117】フィルタ部611 は、例えば外部から8ビッ
トパラレルで入力されるATMセル流中から、予め制御
部14によって設定されたセルヘッダパターンを有するセ
ルのみを抽出し、該セルから図16に示すようにATMセ
ルヘッダを取り除き、これを揺らぎ吸収バッファ部612
に格納する。その際、揺らぎ吸収バッファ部612 には図
17に示すように、データを2バイト並列に、即ちアダプ
テーションレイヤヘッダとペイロードとを並行して格納
する。これは、大容量RAMのアクセス時間の関係と、
AAL処理部613 が揺らぎ吸収バッファ部612 からアダ
プテーションレイヤヘッダを取り出して、これを参照・
解析し、続けてペイロード情報を取り出す場合、アダプ
テーションレイヤヘッダが1バイトの際に、1バイト目
のペイロード情報を取り出す場合に、再度揺らぎ吸収バ
ッファにアクセスしなくても良いようにするための配慮
である。
【0118】また、ここでフィルタ部611 に設定される
セルヘッダパターンは、例えば呼設定時などに制御部か
ら設定されるものである。さらに、このフィルタ部611
は揺らぎ吸収バッファ部612 への情報の格納を、該セル
ヘッダパターンを有したセルのうち、アダプテーション
レイヤヘッダの同期ビット(CSIビット)が立ったも
のから行うものとする。このため、フィルタ部611 はア
ダプテーションレイヤヘッダ中に含まれるSNP(シー
レンス番号プロテクション)、パリティを計算するSN
P・パリティ計算回路を内部に含み、動作開始時におい
て該セルヘッダを有するセルのうち、この計算回路にお
いて正常なアダプテーションレイヤヘッダを計算し、そ
の結果同期ビットが立っていると確認したものから揺ら
ぎ吸収バッファ部612 への情報の格納を開始する。この
SNP・パリティ計算回路は後述するALL演算部634
内の同様の回路と共有しても良い。
【0119】なお、この揺らぎ吸収バッファ部612 への
情報の格納の開始は、揺らぎ吸収タイマ614 にも通知さ
れる。フィルタ部611 の内部には、揺らぎ吸収バッファ
部612 への書き込み番地を計算するカウンタがある。こ
のカウンタは後述するように下位6ビットと上位ビット
とに分かれており、下位ビットのカウンタがセルのバイ
ト、あるいはワード単位の計数を担当し、上位ビットの
カウンタがセル単位の計数を担当する。この上位ビット
カウンタの値がAAL処理部、及び揺らぎ吸収タイマに
参照される。この上位ビットカウンタの値が揺らぎ吸収
バッファ部612にいくつのセルが格納されているかの目
安となる。
【0120】フィルタ部611 からは、セルヘッダの値に
関わらず、また動作開始時においてのアダプテーション
レイヤヘッダの同期ビットの到来と関係なく、揺らぎ吸
収バッファ部612 にセルヘッダの領域を除いたアダプテ
ーションレイヤヘッダ、及びペイロード部の格納がセル
の到来毎に常に行われる。しかし、セルヘッダの値が予
め設定した値と異なる場合、および動作開始時において
アダプテーションレイヤヘッダに同期ビットが立ってい
ないセルに関しては、そのセルの情報格納後に前記上位
ビットのカウンタのインクリメントが行われず、次に到
来したセルが該領域に上書きされる。このため、実質的
に揺らぎ吸収バッファ部612 への書き込みは予め定めら
れたセル、また立ちあげ時については同期ビットを含ん
だセルに限定されることとなる。よって、以降では揺ら
ぎ吸収バッファ部612 へのセルの格納は、予め定められ
たヘッダパターンを有するセルのみについて行うと表現
する。
【0121】フィルタ部611 は、セルの到着周期に合わ
せて動作を行うことと、基本的にATMセルが53バイト
であるため、セルの先頭を示す信号によって駆動される
53クロック周期のシーケンサによって動作を行うが、セ
ル長異常などが起こった場合は、制御部604 に通知さ
れ、このセルは揺らぎ吸収バッファ部612 に格納されな
い。すなわち、上位ビットカウンタのインクリメントは
行われず、シーケンサ623 はリセットされる。
【0122】揺らぎ吸収バッファ部612 は大容量のRA
Mであり、フィルタ部611 からの情報を受け取って、A
AL処理部613 に情報を渡す。揺らぎ吸収バッファ部61
2 は、図17に示すように16ビット=1ワードの記憶領域
となっており、32ワードを1単位に1セル分の情報を格
納する。そのため、フィルタ部611 及びAAL処理部61
3 の揺らぎ吸収バッファ部612 へのポインタは、下位6
ビットと上位ビットとが別々のカウンタにて構成され、
前者のカウンタはワード単位の動作を行い、後述するシ
ーケンサによって駆動され、後者のカウンタはセル単位
に動作し、1セル周期に高々1回のインクリメント動作
を行う。この揺らぎ吸収バッファ部612のバッファのセ
ルの格納されない領域(具体的には25ワード目以降)に
は制御情報などを格納しても良い。
【0123】AAL処理部613 は、図18に示すようにエ
ラーリカバリ部621 と、リアセンブリ部622 およびシー
ケンサ623 から構成される。AAL処理部613 は、シー
ケンサ623 によりATMセル周期で、具体的には内部回
路が8ビットパラレルで動作をしているため53クロック
周期でシーケンス動作しており、このシーケンサにより
エラーリカバリ部621 とリアセンブリ部622 を駆動して
いる。この53クロック周期とは、フィルタ部611 に到着
する正常セル(正しいセル長のセル)の到着周期と一致
する値である。
【0124】エラーリカバリ部621 は、図19に示すよう
にFIFO空き容量計測部631 、データ取り出し判定回
路632 および揺らぎ吸収バッファインタフェース部633
、AAL演算部634 からなる。
【0125】FIFO空き容量計測部631 は、常にリア
ルタイムに現在のFIFOの空き容量のワード数を計測
しており、その計測結果を出力している。また、FIF
O空き容量計測部631 はFIFOの空き容量がある値以
下になった場合、出力処理部603 に動作許可信号として
イネーブル信号を送出する機能を有する。この値は、呼
設定時に制御部604 から設定されても良いし、固定値と
して予め設定されていてもよい。
【0126】データ取り出し判定回路632 は、FIFO
空き容量計測部631 、揺らぎ吸収タイマ614 及び内部の
揺らぎ吸収バッファ部612 内に滞留しているデータ量を
計測する回路より、該シーケンサ周期において揺らぎ吸
収バッファ部612 内からデータを取り出すか否かを決定
するものである。このデータを取り出すか否かを決める
アルゴリズムについては、後述する。
【0127】揺らぎ吸収バッファインタフェース部633
は、AAL処理部613 と、揺らぎ吸収バッファ部612 の
インタフェースをなすものであり、データ取り出し判定
回路632 の判定結果に基づき、揺らぎ吸収バッファ部61
2 からアダプテーションレイヤヘッダを取り出して、A
AL演算部634 に渡すとともに、AAL演算部634 の判
断に基づいて、同ヘッダ以降のデータを揺らぎ吸収バッ
ファ部612 から取り出す機能を有する。
【0128】AAL演算部634 は、揺らぎ吸収バッファ
インタフェース部633 よりアダプテーションレイヤヘッ
ダを受け取り、このヘッダの誤り訂正・検出演算を行っ
て、図20に示すような状態遷移を行うとともに、この図
20の状態遷移図に従って現在の状態をもとに揺らぎ吸収
バッファ部612 からデータを取り入れるか否かを決定し
てデータ取り出し判定部632 に通知する。このヘッダの
誤り訂正・検出演算は、シーケンス番号プロテクション
演算とパリティビット演算を順に別々の回路で行うので
はなく、図21に示すように同一の回路で同時に行って
いる。
【0129】そして、AAL演算部634 は上記の演算結
果と実際に受信したアダプテーションレイヤヘッダとを
比較して、等しければ誤り訂正モード、等しくなければ
誤り検出モードとして、図20の状態遷移図上の状態(モ
ード)を決め、それを制御部604 に通知するとともに、
現在のモードを参照し、(A)誤り訂正モードでかつ誤
りのない場合、もしくは1ビット誤りの場合、または
(B)誤り検出モードでかつ誤りのない場合のどちらの
かの場合は、誤り訂正後の正してアダプテーションレイ
ヤヘッダを基にシーケンス番号を参照して該セルの到着
順序制御を行う。
【0130】図21に示すSNP・パリティ計算回路につ
いて概説する。1段目のEXOR(排他的論理和)回路
701 〜704 にCSIビット及びシーケンス番号(SN
3,SN2,SN1)が入力され、シーケンス番号プロ
テクション(SNP)及びパリティが計算される。図22
に、アダプテーションレイヤヘッダの構成を示す。図21
において、信号801 はSNPのMSB(SNP3)であ
り、以下信号802 がSNP2、信号803 がSNP1、信
号804 がパリティの演算結果である。これらの信号と実
際に受信したSNP・パリティと比較しているのが2段
目のEXOR回路711 〜714 であり、信号811 はCRC
3信号が誤っている場合にH(高レベル)になる信号、
同様に信号812 はCRC2、信号813 はCRC1、信号
814 はパリティビットがそれぞれ誤っている場合にHに
なる信号である。
【0131】次段のAND回路721 〜725 での演算によ
り得られる信号のうち、信号821 はSN1を訂正すべき
時にHになる信号、信号822 がCSI、信号823 がSN
2、824 がSN3を訂正すべき時にHになる信号であ
る。但し、ここで信号821 〜824 の意味が成り立つの
は、アダプテーションレイヤヘッダが1ビット誤りの場
合、または誤り無しの場合である。このため、信号831
として誤りがないときにHになる信号、信号841 の信号
として1ビット誤りの時にHになる信号を用意してお
く。
【0132】このような計算回路を用いて、SNP・パ
リティの計算を例えば831 =L,841 =H,821 =L,
822 =L,823 =H,824 =Lの時はSN2を訂正、な
どの様に行うことができる。なお、SNP・パリティビ
ットが伝送誤りを起こす可能性があるが、訂正した後に
用いるのはCSI及びSNビットのみであるので、本回
路では備える必要はない。
【0133】上記の到着順序制御は、ウインドウ制御方
式を用いる。すなわち、図23に示すように、次に到着す
るであろうシーケンス番号の期待値TN、実際に到着し
たセルのシーケンス番号SNおよびウインドウ値Wを基
に、該セルが正常な到着セルか、セル廃棄が起こってい
るか、あるいはセルの混入が起こっているかの判断を行
う。ウインドウ値Wは、呼設定時などに制御部などを通
して外部から設定されていても良いし、初めから決まっ
た値を設定しておいても良い。
【0134】正常セルと判断された場合は、これを揺ら
ぎ吸収バッファインタフェース部633 に通知し、揺らぎ
吸収バッファインタフェース部633 は該セルを揺らぎ吸
収バッファ部612 から取り出し、リアセンブリ部622 に
送出する。また、揺らぎ吸収バッファインタフェース部
633 は、データの取り出しが終了するとセルポインタを
インクリメントし、次のデータ取り出しに備える。
【0135】セルの混入が起こっていると判断した場合
は、揺らぎ吸収バッファインタフェース部633 にこれを
通知する。この場合、揺らぎ吸収バッファインタフェー
ス部633 は該セルを取り出すことはせず、または取り出
してもこれをリアセンブリ部622 に送出することはせ
ず、該セルは廃棄する。具体的には、該シーケンス周期
の最後においてセルポインタをインクリメントする。
【0136】また、セルの廃棄(セルの抜け、が起こっ
ていると判断した場合は、これも揺らぎ吸収バッファイ
ンタフェース部633 に通知する。この場合、揺らぎ吸収
バッファインタフェース部633 は該セルを次のシーケン
ス周期に再び取り出すべく、揺らぎ吸収バッファ部612
に残しておき(すなわち該シーケンス周期の最後におい
てもセルポインタをインクリメントしない)、代わりに
ダミーデータをリアセンブリ部622 に送出するととも
に、図20に示すような状態遷移をマスクする。
【0137】すなわち、セルの廃棄が起こっていると判
断した場合は、図20に示す状態遷移は行わない。セルの
廃棄が起こっている場合に状態遷移を行ってしまうと、
同一のアダプテーションレイヤヘッダに関しては複数回
状態遷移を行うことになる。従って、例えば訂正モード
においてセル廃棄ありと判断されるシーケンス番号の付
いた1ビット誤りのアダプテーションレイヤヘッダを受
け取った場合、1回目の読み出しの際に状態が誤り検出
モードに遷移し、そのまま再び揺らぎ吸収バッファ部61
2 に格納される。そして、次の読み出しの際に、同一の
ヘッダであるにも関わらず誤り検出モードにおいて1ビ
ット誤りヘッダを受け取ったと判断して、該セルが廃棄
されてしまう。上記のダミーデータ送出と状態遷移のマ
スク処理は、このような誤ったセル廃棄を防ぐための配
慮である。
【0138】なお、セルの混入またはセルの廃棄が検出
されたときは、これを制御部604 に通知し、制御部604
ではこの回数を計数する。この計数結果は外部から参照
することができる。
【0139】また、エラーリカバリ部621 が該シーケン
ス周期において有効データをリアセンブリ部622 に送出
する際には、リアセンブリ部622 にリアセンブリ処理を
行うことを指示するためにイネーブル信号を送出すると
ともに、該シーケンス周期において処理しているセルの
アダプテーションレイヤヘッダにCSIビットが立って
いる場合に、CS−PDUの区切れ目の位置を後段に通
知する必要がある。そこで、エラーリカバリ部621 は揺
らぎ吸収バッファ部612 に納められている2バイト目の
ポインタを参照し、このポインタの指すデータについて
は該データと並行して同期信号をリアセンブリ部622 に
通知する。なお、エラーリカバリ部621が該同期信号を
リアセンブリ部622 に通知する周期は、そのポインタ値
が次セルを示している場合は、次のリアセンブリ部622
のイネーブル信号をアサートするシーケンサ周期となる
こともある。
【0140】リアセンブリ部622 は、エラーリカバリ部
623 からイネーブル信号を受信したときのみ動作する。
この時、リアセンブリ部622 はデータを受け取ると、こ
の中から出力処理部603 側に渡すデータ及びATM処理
部601 と出力処理部603 間の同期に関する情報、すなわ
ちCS−PDUの先頭に関する情報をバッファ部602に
送出すべく、図24に示すようなアルゴリズムを実行し、
情報をバッファ部602に格納する機能を有する。
【0141】シーケンサ623 は、エラーリカバリ部621
とリアセンブリ部622 を駆動する機能を有しており、前
述のようにセル周期、すなわち53クロック周期にて動作
をしている。このシーケンサ623 は、フィルタ部611 内
のシーケンサと異なり、必ず53クロック周期で動作を
し、たとえATM処理部601 にセル長が異常のセルが入
って来てフィルタ部611 内のシーケンサがリセットされ
たとしても、リセットはされずに動作をし続ける。よっ
て、動作開始時にはフィルタ部611 内のシーケンサと本
シーケンサ623 との同期がとれているが、途中でその同
期がずれてしまうということも有り得る。
【0142】揺らぎ吸収タイマ614 は、フィルタ部611
からの予め設定されたヘッダを有するセルのうち、同期
ビット(CSIビット)の立った最初のセルの受信をト
リガとする通知により動作を開始し、一定数(揺らぎ吸
収セル数と呼ぶ)の該セル(予め設定されたヘッダを有
するセル)の受信の後、または一定時間(揺らぎ吸収時
間数と呼ぶ)の経過の後に、これを揺らぎ吸収タイマ61
4 の満了としてエラーリカバリ部613 (具体的に、デー
タ取り出し判定回路633 )に通知するタイマから構成さ
れている。これら揺らぎ吸収セル数または揺らぎ吸収時
間数は、予め内部のRAMなどに設定されていても良い
し、外部から制御部604 を通してその都度設定されるよ
うになっていても良い。
【0143】バッファ部602 はデュアルポートRAMを
構成要素としたFIFOであり、2〜3セル分の情報を
格納する容量を有している。バッファ部602 はATM処
理部601 からの情報をATM側のクロックで書き込ま
れ、出力処理部603 へSTM側のクロックでデータを送
り出す。図25に、バッファ部602 を構成するFIFOに
格納されるデータの形態を示す。このように、FIFO
にはデータとフレームの同期に関する情報とがパラレル
に格納されている。ここでいうフレームの同期に関する
情報とは、セルの同期ビット(CSIビット)について
の情報である。
【0144】出力処理部603 は、図26に示すようにバッ
ファインタフェース641 、STMフレーム処理部642 か
らなる。バッファインタフェース641 は、STMフレー
ム処理部642 からの指示に従い、バッファ部602 からデ
ータ及びフレームの同期に関する情報を受け取り、これ
をSTMフレーム処理部642 に通知する機能を有する。
【0145】STMフレーム処理部642 は、外部に例え
ば8ビットパラレルデータからなるSTM信号を出力す
る。この外部に出力するSTM信号として、例えば32個
のSTMタイムスロットに切られた信号が出力されるこ
とも、任意の速度を持った定ビットレート信号(CBR
信号)が出力されることもある。
【0146】ここで、STMフレーム処理部642 から32
個のSTMタイムスロットに切られた信号が出力される
場合に、図27に示すように、そのタイムスロットの周期
の先頭毎にその先頭を示す信号(フレーム同期信号)と
データがパラレルに出力される。任意の速度を持ったC
BR信号が出力される場合には、必ずしもこのようなフ
レームの先頭を示す信号が出力される必要はない。
【0147】このように32個のSTMフレームに乗って
信号が出力されるモードをSTMフレームモード、任意
の速度を持ったCBR信号が出力されるモードをCBR
モードと読んで区別することとし、これらのモードは外
部から、または制御部604 を通して設定することができ
る。
【0148】STMフレーム処理部642 の内部はSTM
フレーム周期、例えば32クロック周期のシーケンサにて
駆動されている。
【0149】STMフレームモードにおいては、STM
フレーム処理部642 は予め制御部604 により設定された
フレーム位置にバッファインタフェース641 から受け取
ったデータを格納し、これをフレーム同期信号と共に外
部に送出する。STMフレーム処理部642 では、内部の
シーケンサとATM処理部601 との同期を内部のフレー
ム先頭信号とバッファインタフェース641 から受け取る
同期情報(CSIビットに関する情報)との間でとって
いる。詳細は後述する。
【0150】CBRモードにおいては、STMフレーム
処理部642 は出力する信号をSTMフレームであるとは
意識せず、またはSTMフレームモードにおいて全ての
タイムスロットにデータを格納して外部に送出すると解
釈し、バッファインタフェース641 から入力されてきた
データ信号を全て外部に送出する。また、外部に何らか
の同期信号を出力しても良い。
【0151】なお、これらの処理はATM処理部601 側
より動作許可信号を受信してから行われる。それまで
は、出力処理部603 は外部に無意信号(例えば同一レベ
ル信号)を送出する。この時点で、内部のシーケンサが
動作を開始していて、外部への同期信号の出力を始めて
いても良い。
【0152】制御部604 は、装置外部から設定される
か、または内部のROMなどに予め設定されている。S
TMフレームのどの位置のデータを抽出して有効セルの
ペイロードに格納するか、受信する有効セルのVPI/
VCI/PT/CIP/HECなどの値、CS−PDU
長、パーシャルフィルであるか否か、揺らぎ吸収タイマ
614 の設定値、出力処理部603 の動作許可信号を送出す
るFIFO空き容量の設定値などの情報をATM処理部
601 、出力処理部603 などへ通知するとともに、これら
を制御する機能を有する。
【0153】このように構成された本実施例の装置によ
るATMデセル化処理の流れを概説する。
【0154】ATM処理部601 は、8ビットパラレルに
て入力セル流を受信する。フィルタ部611 は、入力され
たセル流の内、予め定められたヘッダパターンを有する
セルを抽出して揺らぎ吸収バッファ部612 に格納する。
この場合、格納する始めの1セル目は予め定められたヘ
ッダパターンを有し、かつアダプテーションレイヤヘッ
ダが正常な値であると認められ、かつそのアダプテーシ
ョンレイヤヘッダに同期ビット(CSIビット)が立っ
たセルとする。これは、後段のモジュールが装置の初期
立ち上げの際に同期でとれている状態で装置を起動し易
くするための配慮である。この最初の揺らぎ吸収バッフ
ァ部612 へのセルの格納は、揺らぎ吸収タイマ614 に通
知され、これにより揺らぎ吸収タイマ614 は揺らぎ吸収
時間(またはセル数)の計測に入る。
【0155】フィルタ部611 は、図16に示すように、こ
れらの条件を満たすセルからATMレイヤヘッダを除い
た領域、すなわちアダプテーションレイヤヘッダとセル
のペイロードとを図17に示すように揺らぎ吸収バッファ
部612 に格納する。これらの動作は、フィルタ部611 に
外部から入力されるセルの先頭信号をトリガとして駆動
されるセル周期のシーケンサによって駆動される。
【0156】揺らぎ吸収タイマ614 は、予め制御部604
などによって設定された揺らぎ吸収時間が経過するか、
または揺らぎ吸収バッファ部612 に格納されたセルの数
が一定数に達すると、その旨をAAL処理部613 に通知
する。AAL処理部613 は、この通知がなされる前は揺
らぎ吸収バッファ部612 からデータを取り出すことはで
きない。
【0157】AAL処理部613 は、内部のATMセル周
期のシーケンサ623 により駆動されている。このシーケ
ンサは、フィルタ部611 内のシーケンサとは別のもので
ありAAL処理部613 を構成しているエラーリカバリ部
621 と、リアセンブリ部622を共に駆動している。よっ
て、エラーリカバリ部621 とリアセンブリ部622 は常に
セル周期にて互いに同期動作をしていることになる。
【0158】ここで、フィルタ部611 は外部から入力さ
れるセル先頭信号により内部のシーケンサがリセットさ
れるため、フィルタ部611 内のシーケンサとAAL処理
部613 内のシーケンサとは常に同一位相にて動作をして
いるとは限らない。
【0159】AAL処理部613 は、以下のような一連の
動作をシーケンサ623 の駆動によりセル周期にて行う。
【0160】まず、エラーリカバリ部621 内のデータ取
り出し判定回路632 が(a)揺らぎ吸収バッファ部612
内に滞留しているデータの存在を確認、即ち揺らぎ吸収
バッファ部612 の書き込みポインタと読み出しポインタ
の値が2以上であることを確認し、かつ(b)FIFO
空き容量計測部631 において、バッファ部12に次のセル
から格納されるであろう情報量(通常、CSI=1の場
合は46バイト、CSI=0の場合は47バイト、パーシャ
ルフィルの時はCS−PDU長=1cs。なお、例えば
「47バイト」のように一定量としても良い)を格納する
ことができる空き容量があることを確認し、さらに
(c)揺らぎ吸収タイマ614 から、揺らぎ吸収時間(ま
たはセル数)が経過し、AAL処理613 が動作を開始し
て良いとの通知を受けた場合に、揺らぎ吸収バッファ部
612 からセルを取り出し、一連のAAL処理を行う。
【0161】なお、(a)の確認はフィルタ部611 が有
意セル・無意セルに関わらず、入力されてきたセルは全
て揺らぎ吸収バッファ部612 に書き込み、無意セルにつ
いては、この上に情報を上書きしていくことにより有意
セルのみの格納を行っていくため、書き込みセルポイン
タと読み出しセルポインタの値の差が1の場合、現在書
き込んでいる情報が無意セルである可能性があり、これ
を読み出すことを未然に防止するためである。
【0162】データ取り出し判定回路632 は、以上
(a)(b)(c)の判定をシーケンサの周期毎に行
う。ここで、(a)(b)(c)の3条件のいずれかが
満たされない場合は、AAL処理部613 は空回りし、揺
らぎ吸収バッファ部612 からはデータをなんら取り出さ
ず、内部の状態を変えず、バッファ部602 に対しても一
切のデータ格納を行なわないこととなる。
【0163】以上の3条件が全て満たされた場合、デー
タ取り出し判定部632 は揺らぎ吸収バッファインタフェ
ース部633 に働きかけ、これを受けて揺らぎ吸収バッフ
ァインタフェース部633 は揺らぎ吸収バッファ部612 か
らデータを取り出していくことになる。この場合、揺ら
ぎ吸収バッファインタフェース部633 は、まず揺らぎ吸
収バッファ部612 からアダプテーションレイヤヘッダを
取り出し、これをALL演算部634 に渡す。
【0164】アダプテーションレイヤヘッダを受け取っ
たAAL演算部634 は、このヘッダに対し、ヘッダの誤
り訂正・検出計算を図21に示したような計算回路を用い
て行う。そして、この計算結果に基づき図20に示したよ
うに状態遷移を行うと共に、必要な場合、即ち現在のモ
ードを参照して(A)誤り訂正モードでかつ誤りのない
場合、もししくは1ビット誤りの場合、または(B)誤
り検出モードでかつ誤りのない場合は、訂正後のアダプ
テーションレイヤヘッダを基にそのシーケンス番号を参
照して該セルの到着順序制御を行い、セルの正常到着、
混入および廃棄(抜け)の判断を行い、必要に応じて揺
らぎ吸収バッファインタフェース部633を通して残りの
データをリアセンブリ部622 に渡すと共に、リアセンブ
リ部622のイネーブル信号をアサートする。その他の詳
細な動作は、前述の通りである。
【0165】なお、上記(A)(B)以外の時は該セル
は廃棄し(即ち、揺らぎ吸収バッファ部612 の読み出し
セルポインタの値をインクリメントし)、そのシーケン
ス周期の間、AAL処理部613 は空回りする。
【0166】なお、エラーリカバル621 が最初のセルを
受信した際は、シーケンス番号の期待値(TN)の初期
値が定まっていないことから、最初に受信したセルにつ
いてはウインドウ制御は行わず、更に最初に受信したセ
ルのシーケンス番号をインクリメントした値をTNとし
て、次のセルのシーケンス番号の期待値としてセットす
る。
【0167】エラーリカバリ部612 からデータを受け取
ったリアセンブリ部622 は、送られてきたデータの中か
ら出力処理部603 に転送すべきデータなどを抽出してバ
ッファ部602 に格納する。その際、図24に示したような
アルゴリズムを実行して必要なデータを抽出し、更にC
S−PDUの区切れ目の情報、具体的にはCSIビット
に関する情報をATM処理部601 側と出力処理部603 側
の同期情報としてデータと共にバッファ部602 に送る。
具体的には、エラーリカバリ部621 がCSIビットの立
ったセルを受信した場合、該セルのアダプテーションレ
イヤヘッダのポインタ値を参照してCS−PDUの区切
れ目を検出し、その位置を同期情報としてリアセンブリ
部622 にデータと並行して送出する。リアセンブリ部62
2 では、同期情報がデータと平行してエラーリカバリ部
621 から送られてくるので、これを該当するデータ位置
に同期情報に関するビットとして立て、図25のようにデ
ータ、同期情報をバッファ部602 に格納する。
【0168】ここで、図24に示したリアセンブリ部622
のアルゴリズムについて概説する。リアセンブリ部622
もエラーリカバリ部621 と同じシーケンサにより動作を
しており、その周期はセル周期(53クロック周期)であ
る。このシーケンサの一定の位置、例えばエラーリカバ
リ部621 がアダプテーションレイヤヘッダの解析に該シ
ーケンサ周期の最初の7クロック(ヘッダ長分)を使う
と考え、シーケンサの8クロック目にリアセンブリ部62
2 はエラーリカバリ部621 からのイネーブル信号がアサ
ートされているか否かを確認する。ここで、このイネー
ブル信号がアサートされていない場合は、エラーリカバ
リ部621 からのデータがないことを意味することから、
該シーケンサ周期においてはリアセンブリ部622 はなん
ら動作をせず、バッファ部602 へのデータの格納は行わ
ない。イネーブル信号がアサートされているときは、エ
ラーリカバリ部621 からデータが送られてくることを意
味する。
【0169】この場合も、エラーリカバリ部621 から送
られてくる該セル(該シーケンサ周期において処理する
セル)がCSIビット=1のセルか否かの信号を確認
し、これにより下記のように動作を行う。
【0170】CSI=1の場合は、アダプテーションレ
イヤヘッダが2バイトであることから、ペイロードは46
バイトと考えられる。よって、該セルがパーシャルフィ
ルでない場合は、この46バイト全てに出力処理部603 に
送るべきデータが格納されていると考えられる。そこ
で、該シーケンサ周期においてバッファ部602 に格納し
たペイロードのバイト数(PFカウンタにて計数)が46
になるまでバッファ部602 にペイロードデータを格納
し、該シーケンサ周期での動作を終わる。また、該セル
がパーシャルフィルである場合は、パーシャルフィル数
(=CS−PDU数)が1csレジスタに格納されており
(この値は呼設定時に制御部604 から設定される)、P
F=1csとなるまでペイロードデータをバッファ部602
に格納し、該シーケンサ周期での動作を終わる。なお、
該シーケンサ周期の最後においてPFには0を代入し、
次シーケンサ周期に備える。
【0171】CSI=0の場合は、アダプテーションレ
イヤヘッダが1バイトであることから、ペイロードは47
バイトであると考えられる。この場合も、CSI=1の
場合のペイロード長を47と考えたような動作を行えば良
い。
【0172】なお、その通信をパーシャルフィルにて行
うか否かは呼設定時などに定められるものとする。
【0173】なお、リアセンブリ部622 内部にCSIビ
ットとCS−PDU長(1cs)との同期をとる回路を用
意しても良い。また、CS−PDU長毎に必がしもCS
I=1となっている必要はないため、回路そのことを配
慮して構成する。
【0174】また、バッファ部602 へのデータの格納
は、エラーリカバリ部621 から送られてくるデータのう
ち、同期情報が並行して送られてくるデータから行うも
のとし、それまでのデータについてはバッファ部602 へ
の格納は行わない。
【0175】ここで、リアセンブリ部622 は初めにエラ
ーリカバリ部621 から受け取ったデータをバッファ部60
2 に格納し始めた時点から、エラーリカバリ部621 内の
FIFO空き容量計測部631 を参照し、この空き容量値
が制御部604 により設定された値よりも小さくなった場
合に、出力処理部603 側にその動作開始トリガとして動
作許可信号を送る。
【0176】なお、この空き容量値は制御部604 による
設定ではなく、予め例えばハードウエア的に設定された
値を用いても良い。また、リアセンブリ部622 が内部に
FIFO空き容量計測回路を備えて、この計測回路がF
IFOに格納したデータ量を観測し、このデータ量が一
定値を越えた場合に出力処理部603 に通知する方法でも
良い。また、同様の計測回路を出力処理部603 側が有し
ても良い。
【0177】また、データ取り出し判定回路632 におい
て、揺らぎ吸収バッファ部612 のアンダーフローを検出
した場合、これはエラーではないが、揺らぎ吸収バッフ
ァ部612 のオーバーフローを検出した場合、エラーとし
て制御部604 に通知すると共に、例外処理を行う。ここ
で、例外処理とは例えば揺らぎ吸収バッファ部612 の初
期化などを行う処理である。
【0178】出力処理部603 は、例えば32クロック周期
のシーケンサにて駆動されている。そして、出力処理部
603 はAAL処理部613 からのイネーブル信号を受信し
て始めてバッファ部602 からデータを取り出し、外部に
データを送出するというデセル化動作を開始し、それま
では外部にダミーデータを送出する。
【0179】本デセル化装置がフレームモードに設定さ
れているときは、このシーケンサの動作に合わせて、予
め設定されたフレーム長のデータ量をバッファ部602 か
ら取り出し、これも予め設定されたフレーム位置に格納
してSTMフレームを形成しつつ、外部に送出する。こ
のSTMフレームのうち、バッファ部602 からのデータ
が格納されないタイムスロットにはダミーデータ(意味
のないデータ、例えばオール同一パターン)を格納す
る。このダミーパターンは制御部604 を通して外部から
その都度設定できるようになっていても良い。この際、
シーケンサの適当な位置、例えばシーケンサを構成する
カウンタの値が0の時などに上記データと共にフレーム
同期信号を図27の様に外部に送出する。このようにし
て、一定周期に一定量のデータをバッファ部602 から取
り出してSTMフレームを形成することとなる。
【0180】CBRモードの時は、出力する信号をST
Mフレームであるとは意識せず、バッファ部602 からデ
ータを常に継続して取り出し、これを外部に送出する。
この動作は、上記フレームモードの場合のフレーム長が
“32”として内部回路は動作しているものとしてもよ
い。また、外部に何らかの同期信号を出力しても良い。
【0181】ここで、出力処理部603 はバッファ部602
を通してATM処理部601 から同期情報(CSIビッ
ト)を受け取っているが、これはATM処理部601 と出
力処理部603 との同期を取るのに用いることができる。
具体的には、ATMセル化をする場合に例えばSTMフ
レームの先頭に位置しているデータをCS−PDUの先
頭とするか、または幾つかのSTMフレームの先頭毎に
CS−PDUを形成すると定め、その先頭を「CSIビ
ット+ポインタ」によって示されるデータ、すなわちバ
ッファ部602 に並行して同期情報が格納されているデー
タとする。こうすると、ATMセルのデセル化を行う場
合、ATM処理部601 から同期情報と並行して送られて
きたデータは、必ずSTMフレームの先頭に位置してい
る筈であるから、これを確認することによりATM処理
部601 と出力処理部603 との間の同期をとることができ
る。
【0182】上記のような同期を確立するためには、デ
セル化を開始する時点で初期同期をとっておく必要があ
る。このために、ATM処理部601 側から動作許可トリ
ガ信号を出力処理部603 が受信すると、次のシーケンサ
の周期の先頭においてバッファ部602 から取り出した最
初のデータをSTMフレームの初めのタイムスロット
(または同期をとることのできる定められたスロット位
置)に格納する。なぜなら、フィルタ部が揺らぎ吸収バ
ッファ部612 に格納する最初のセルは、CSIビットの
立ったセルであり、このセルはなんら問題なくエラーリ
カバリ部621 、リアセンブリ部622 を通して最初にバッ
ファ部602 に格納されるデータとなるため、このデータ
の1バイト目は必ずCS−PDUの先頭データであると
約束することができ、これをSTMフレームの先頭(ま
たは定められた位置)に格納することによりATM処理
部601 側と出力処理部603 側との初期同期を確立するこ
とができる。
【0183】なお、フレームモード、CBRモード共
に、CSIビットを用いた同期を行わない場合は、一連
のCSIビットに関する動作を行わなくて良い。即ち、
フィルタ部611は最初に受信した、予め定められたヘ
ッダパターンを有したセルを揺らぎ吸収バッファ部612
に格納して良いし、AAL処理部613 もバッファ部602
への同期情報の格納を行わなくて良い。このCSIビッ
トを用いた同期を行うか否かは外部から、または制御部
604 を通して設定することができる。
【0184】ここで、ATM処理部601 と出力処理部60
3 との間で同期外れを起こしてしまう場合、例えば出力
処理部603 でSTMフレームの先頭としてバッファ部60
2 から取り出したデータにATM処理部601 側からの同
期情報が含まれていない場合などには、同期外れエラー
として、出力処理部603 側は例外処理を行う。具体的に
は、制御部604 にエラーの発生を通知すると共に、出力
処理部603 の外部にはダミーデータを出力し、更に次の
STMフレーム送出時に同期のあった情報を送出すべ
く、ATM処理部601 側の同期情報を含んだデータを取
り出すまでバッファ部602 からデータを空読みし、AT
M処理部601 側の同期情報を含んだ情報を取り出した時
点でバッファ部602 からの読み出しをストップし、次の
シーケンスでATM処理部601 と出力処理部603 の同期
のあったATMデセル化処理を行うこととする。
【0185】また、CBRモードの場合でも出力するデ
ータが一定のCS−PDU長を持つフレーム構造を有し
ていても良い。この場合は、CS−PDU長が制御部60
4 から通知され、このCS−PDU長の周期毎に上記の
ようなATM処理部601 と出力処理部603 との同期をと
ることとなる。
【0186】また、バッファ部602 にオーバーフローや
アンダーフロー等が起こったときにも、制御部604 に通
知すると共に、例外処理を行う。例外処理とは、例えば
バッファ部602 が正常な状態に戻るまで出力処理部603
は外部にダミーデータを送出する等の処理を指す。
【0187】本実施例については、次のような変形実施
が可能である。 (1)FIFO空き容量計測部631 においては、FIF
O内部の空き容量と次にFIFOに格納する有効セルの
ペイロード中のデータ量とを比較したが、FIFO内部
のデータ格納量とある数値との比較結果、例えばFIF
O内部のデータ格納量が一定の値よりも少なければデー
タのFIFOへの格納は可能と判断してデータの格納を
行う構成としてもよい。 (2)エラーリカバリ部621 のデータ取り出し判定回路
632 において、各々の値の比較に余裕度を持たせる手
法、例えば次にバッファ部602 に格納しようとしている
データ量と「容量計測結果+α」とを比較するなどの手
法を用いてもよい。 (3)受信するVPI/VCI/PT/CLPの値をS
TMフレームの位置などによって可変のものとし、一時
に複数のコネクションを設定、受信することが可能な構
成となっているような構成のATMデセル化装置にも本
発明を適用することができる。 (4)ATM処理部601 はセル周期のシーケンサではな
く、セル周期の整数倍のシーケンサ、またはセル周期
(またはその整数倍)のランダムロジックによって駆動
する構成となっていても構わない。 (5)ATM処理部601 の後半部(AAL処理部613 )
の動作速度、またはシーケンサの周期は、入力速度ある
いはフィルタ部612 のシーケンサの周期よりも短い構成
になっていてもよい。 (6)上記実施例では、いわゆるSTM/CBRデータ
のATMデセル化について述べてきたが、同様の技法を
VBRデータ/バーストデータに対して行うことも可能
である。
【0188】このような構成によってATMデセル化を
行えば、出力処理部603 側でフレームモードを選択した
場合、バッファ部602 を通して任意のタイムスロットに
信号を格納し出力できる構成となっていることから、入
力されてきたセル流を柔軟にSTM通話路の信号に乗せ
込むことができると共に、1タイムスロットから任意の
大きさのタイムスロットまでの情報のATMデセル化処
理を単一のハードウエアにて行うことができる。
【0189】また、CBRモードを用いれば、STM側
の速度としては任意のものが選択できるため、速度依存
性のない柔軟なATMデセル化装置を構成できる。但
し、勿論のことSTM側の動作速度はATM側の動作速
度を越えることはできない。具体的には、STM側の動
作速度≦ATM側の動作速度*47/53が限界速度とな
る。このような条件の下に、出力処理部603 側とATM
処理部601 側との動作周波数比が決められているものと
する。
【0190】また、ATM処理部601 側では、受信した
情報のうち予め設定したヘッダパターンを有したセルの
みを格納する揺らぎ吸収バッファ部612 に一時的にデー
タを溜めた後、セル周期のシーケンサを用い、バッファ
部(FIFO)に空き容量がある場合にのみ、ここに出
力処理部603 側に送出すべき情報を格納するような構成
となっている。このため、バッファ部602 にはフロー制
御がかかることになり、通常ATM処理部601 側の速度
の方が出力処理部603 側の速度よりも早く動作すること
から、バッファ部602 の容量も小さい値に抑えることが
でき、ハードウエア量の削減を図ることもできる。
【0191】また、フィルタ部611 は最初の揺らぎ吸収
バッファ部612 への情報の格納を、予め設定したセルヘ
ッダパターンを有したセルの中でも、該セルのアダプテ
ーションレイヤヘッダの同期ビット(CSIビット)が
立ったセルから始めているため、ATM処理部601 側と
出力処理部603 側との初期同期の確立が容易となる。
【0192】このように本実施例のATMデセル化装置
によれは、ATM処理部の少なくとも一部の回路がセル
の到着周期と同じ周期のシーケンサにて動作をしてお
り、到着したセルのペイロードに含まれるデセル化すべ
き情報をバッファ部に格納する際、バッファ部の空き容
量の値がこの情報の大きさと等しいか、あるいは大きい
場合にこれを格納し、小さい場合には格納を行わないこ
とにより、バッファ部についてはフロー制御がかかるこ
ととなり、バッファ溢れを起こすことがなくなる。
【0193】ATM処理部の上記少なくとも一部の回路
の情報のバッファ部への格納の速度を出力処理部の情報
の取り出し速度よりも大きいものとしておくと、バッフ
ァ部には常に一定量以上の情報が蓄積されていることと
なり、ATM処理部と出力処理部間にフロー制御が働く
こととなり、出力処理部はこのバッファ部から一定周期
に一定量の情報を取り出すという構成において、出力処
理部側が取り出す情報の速度は任意に設定することがで
き、出力側の必要とする情報の速度に依存することのな
いATMデセル化構成とすることができる。なお、この
出力処理部のバッファ部からの情報取り出し速度は、A
TM処理部の上記回路側の速度よりも小さく、一定周期
に一定量という条件を満足する限り、様々な値の設定を
することができる。
【0194】また、バッファ部にはフロー制御がかかる
ことから、バッファ部には一定値以上の情報が蓄積され
ることはないと考えられ、バッファ部の容量を抑える構
成とする事ができ、ハードウエア量の削減を図ることが
できる。
【0195】また、上記バッファ部をデュアルポートR
AMとすることにより、ATM処理部と出力処理部との
クロックの変換を該バッファ部を介して行うことがで
き、ATMセル流を任意の速度に直接デセル化できる機
構を提供することができる。
【0196】また、ATM処理部をフィルタ部、揺らぎ
吸収バッファ部、AAL処理部から構成し、フィルタ部
で予め設定したセルヘッダパターンを有したセルのみを
入力されるセル流から抽出し、該セルの少なくとも一部
分を揺らぎ吸収バッファ部に格納し、所定の時間が立っ
た後、あるいは所定の数のセルの受信後にAAL処理部
が揺らぎ吸収バッファ部から該セル(の少なくとも一部
分)を取り出して処理を行うことによって、出力側で必
要とする情報を格納したセルのみを抽出してこれをバッ
ファ部、出力処理部側に渡す機能を提供することがで
き、さらにATM通信網にて生ずるセルの到着揺らぎの
吸収をこの揺らぎ吸収バッファを用いて行うことができ
る。
【0197】さらに、このセルの到着揺らぎ吸収バッフ
ァは、ATM処理部とバッファ部との間で行われるフロ
ー制御において、バッファ部に空き容量がなく、バッフ
ァ部に情報格納が行えない場合に、一時的にこの情報を
プールしておくことができ、情報の損失を防ぐことがで
きる。
【0198】また、このAAL処理部においてセルの廃
棄、誤配等を検出し、適当な処理を施した上必要な情報
をバッファ部に格納する構成をとることにより、セル廃
棄、誤配等ATM通信網特有の現象に対処することがで
きる構成のATMデセル化装置を提供することができ
る。
【0199】また、ATM通信においては、CS−PD
UとATMセル(あるいはSAR−PDU)との間での
同期をとるために、セルのアダプテーションレイヤヘッ
ダに同期ビット(CSIビット)が立つことがある。こ
のビットにより、ATM処理部側と出力処理部側の回路
との同期をとるわけであるが、フィルタ部が最初の情報
の揺らぎ吸収バッファ部への格納を予め設定したセルヘ
ッダパターンを有したセルの中でも、該セルのアダプテ
ーションレイヤヘッダの同期ビットが立ったセルから始
めて、これを揺らぎ吸収バッファ部、AAL処理部、バ
ッファ部を通して出力処理部側に渡すことにより、出力
処理部側はバッファ部から最初に受け取る情報が同期の
とれたものであるとの設定をすることができ、出力処理
部側のATM処理部側との同期に関する初期設定を簡潔
に、かつ確実に行うことが可能となる。
【0200】
【発明の効果】本発明のATMセル化装置によれば、セ
ル化手段をATMセルの送出周期と同じ周期のシーケン
サに従って動作させ、蓄積手段の蓄積情報量が次に送出
するATMセルのペイロードの格納予定情報量以上かど
うかによって、ペイロードに情報を格納した有効セル
か、その他のセルをATMセルとして送出することによ
り、ATM処理部からの出力はフルATMセル流となる
ので、ATMセル化装置の下流にATM側インタフェー
スとの速度を揃えるための速度整合用バッファを用意す
る必要がない。
【0201】また、ATM処理部側の動作速度は入力処
理手段側の動作速度と比べて速いと考えられ、蓄積手段
には一定値以上の情報が蓄積されることはないと考えら
れるので、その容量は比較的小さくてよいため、速度整
合用バッファを必要としないことと相まってハードウエ
ア量の削減を図ることが可能となる。
【0202】また、蓄積手段をデュアルポートRAMか
らなるFIFOメモリ構成とすれば、入力処理手段とA
TM処理部との速度変換、すなわちクロック変換を該蓄
積手段を介して行うことができる。さらに、このように
蓄積手段に速度変換機能を持たせれば、入力処理手段側
の動作速度はATM処理部側の動作速度よりも小さい条
件ではATM処理部側の動作速度に依存しないことにな
るので、任意の速度の入力情報を柔軟にATMセル化す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るATMセル化装
置の概略構成を示すブロック図。
【図2】 図1におけるSTM処理部の内部構成を示す
ブロック図。
【図3】 図2のSTM処理部におけるSTM側インタ
フェースのタイミングチャート。
【図4】 図1におけるバッファ部に格納されるデータ
の形態を示す図。
【図5】 図1におけるATM処理部の内部構成を示す
ブロック図。
【図6】 同実施例におけるパーシャルフィル非使用時
のAAL・SARヘッダ生成および有効セルアルゴリズ
ムを示すフローチャート。
【図7】 同実施例におけるパーシャルフィル使用時の
AAL・SARヘッダ生成および有効セル生成アルゴリ
ズムを示すフローチャート。
【図8】 同実施例における生成されるAAL・SAR
ヘッダの構成を示す図。
【図9】 本発明の第2の実施例に係るATMセル化装
置の概略構成を示すブロック図。
【図10】 図9におけるATMセル化部の内部構成を
示すブロック図。
【図11】 複数媒体の場合のATMセル化装置の構成
例を示すブロック図。
【図12】 複数媒体の場合のATMセル化装置の他の
構成例を示すブロック図。
【図13】 従来のATMセル化装置の構成を示すブロ
ック図。
【図14】 本発明の第3の実施例に係るATMデセル
化装置の概略構成を示すブロック図。
【図15】 図14におけるATM処理部の内部構成を示
すブロック図。
【図16】 図15におけるフィルタ部が揺らぎ吸収バッ
ファ部に格納するセルの領域を表す図。
【図17】 図15における揺らぎ吸収バッファ部に格納
されるデータの形態を示す図。
【図18】 図15におけるAAL処理部の内部構成を示
すブロック図。
【図19】 図18におけるエラーリカバリ部の内部構成
を示すブロック図。
【図20】 図19におけるAAL演算部の状態遷移図。
【図21】 SNP・パリティ計算回路の構成を示す回
路図。
【図22】 アダプテーションレイヤヘッダの構成図。
【図23】 ウインドウ制御方式の説明図。
【図24】 図18におけるリアセンブリ部の処理アルゴ
リズムを示すフローチャート。
【図25】 図14におけるバッファ部に格納されるデー
タの形態を示す図。
【図26】 図14における出力処理部の内部構成を示す
ブロック図。
【図27】 図14における出力処理部の外部インタフェ
ースを示す図。
【図28】 従来のATMデセル化装置の一般的構成を
示すブロック図。
【図29】 本発明の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
11…STM処理部 12…バッファ部 13…ATM処理部 14…制御部 101 …STMフレーム処理部 102 …バッファイ
ンタフェース 201 …シーケンサ 202 …FIFO容
量計測部 203 …バッファインタフェース 204 …ヘッダパタ
ーン送出部 205 …ダミーパターン送出部 206 …セレクタ 207 …空セルパターン送出部 208 …セレクタ 209 …レジスタ演算部 301 …ATMセル
化部 302 …バッファ部 303 …符号化部 401 …UPC監視部 402 …データ・セ
ル変換部 403 …多重部 404 …ATM制御
部 601 …ATM処理部 602 …バッファ部 603 …出力処理部 604 …制御部 611 …フィルタ部 612 …揺らぎ吸収
バッファ部 613 …AAL処理部 614 …揺らぎ吸収
タイマ 621 …エラーリカバリ部 622 …リアセンブ
リ部 623 …シーケンサ 631 …FIFO空
き容量計測部 632 …データ取り出し判定回路 633 …揺らぎ吸収バッファインタフェース部 634 …AAL演算部 701 〜714 ,726 …EXOR回路 721 〜725 …AN
D回路 801 〜804 …SNP・パリティ演算結果 811 〜814 …SNP・パリティ比較結果 821 〜824 …誤り位置指定信号 831 …誤り有無指示信号 841 …1ビット誤
り指示信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 啓治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力情報と非同期転送モードで通信する
    ために該入力情報をセル化してヘッダ部とペイロード部
    とからなるATMセルを送出するATMセル化装置にお
    いて、 前記入力情報を蓄積しつつ、前記入力情報が前記ATM
    セルのペイロード部に格納する格納予定情報量以上にな
    ると随時出力する蓄積手段と、 この蓄積手段から前記格納予定情報が出力されたなら
    ば、前記格納予定情報から前記ATMセルを生成して外
    部に出力し、前記蓄積手段から前記格納予定情報が出力
    されなければ、他のATMセルを外部に出力するATM
    セル化手段とを備えたことを特徴とするATMセル化装
    置。
  2. 【請求項2】 入力情報を非同期転送モードで通信する
    ために該入力情報をセル化してヘッダ部とペイロード部
    とからなるATMセルを送出するATMセル化装置にお
    いて、 前記入力情報からATMセル化すべき情報を抽出する入
    力処理手段と、 前記入力処理手段により抽出された情報を蓄積する蓄積
    手段と、 前記蓄積手段に蓄積された蓄積情報量を前記ATMセル
    の送出周期と同一周期で計測する計測手段と、 前記計測手段により計測された前記蓄積情報量が次に送
    出するATMセルのペイロード部に格納すべき格納予定
    情報量以上かどうかを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に従い、前記計測手段によ
    り計測された前記蓄積情報量が前記格納予定情報量以上
    の場合は前記蓄積手段に蓄積された情報を取り出して前
    記ペイロード部に格納することによりATMセルを生成
    して送出し、前記計測手段により計測された前記蓄積情
    報量が前記格納予定情報量に満たない場合は前記蓄積手
    段に蓄積された情報を取り出さず他のセルをATMセル
    として送出するATMセル化手段とを備えたことを特徴
    とするATMセル化装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄積手段は、先入れ先出しメモリに
    より構成され、前記入力処理手段により抽出された情報
    を前記入力情報に同期した第1のクロックにより該メモ
    リに書き込み、該メモリに書き込まれた情報を前記AT
    Mセルに同期した第2のクロックにより読み出すことを
    特徴とする請求項2記載のATMセル化装置。
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