JPH0616920U - フォーカス調節機構 - Google Patents

フォーカス調節機構

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JPH0616920U
JPH0616920U JP5643692U JP5643692U JPH0616920U JP H0616920 U JPH0616920 U JP H0616920U JP 5643692 U JP5643692 U JP 5643692U JP 5643692 U JP5643692 U JP 5643692U JP H0616920 U JPH0616920 U JP H0616920U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確に微調整ができ、小形化、薄形化が容易
で、更に、組み立て作業性がよく、破損要因の少ないフ
ォーカス調節機構を提案すること。 【構成】 前記移動側のレンズ群を収めた移動側レンズ
枠を、レンズ固定板と押え板との間に配し、該移動側レ
ンズ枠の外周面に雄ねじを螺刻し、前記移動側のレンズ
枠の雄ねじに外嵌螺合して周方向にのみ回転可能するレ
ンズ駆動リングの外周面に平歯を刻設し、前記レンズ駆
動リングの外周面の平歯に噛合する平歯を周面に有する
摘み歯車を回転可能に備えたフォーカス調節機構であっ
て、前記押え板をレンズ固定板に弾性結合させるととも
に、前記摘み歯車を押え板とレンズ固定板との間に軸支
し、更に、前記摘み歯車の一面に回転を一回転以内とす
るストッパーを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ等でレンズの焦点合わせに用いられるフォーカス調節機構に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラなどでの撮影レンズの焦点距離の調節は、外装部材の内側に所定 の間隔でレンズの光軸上に配設された複数の撮影レンズ群のうち、一方のレンズ 群の位置を固定とし、他方のレンズ群をレンズの光軸に沿って前後方向に移動可 能としておき、この他方の移動側レンズ群をレンズの光軸に沿って前後方向に移 動させ、複数のレンズ群間の間隔を拡縮することによって行なわれている。上記 移動側のレンズ群をレンズの光軸に沿って前後方向に移動させる手段としては、 例えば、偏心ピンと周溝との係合によるものや、ヘリコイドねじを用いたもの( 実公昭55−10964号)などが知られている。
【0003】 上記偏心ピンと周溝との係合によるものは、図4に示すように、レンズ群が内 側に保持された筒状体のレンズ枠21が固定筒20内にレンズの光軸に沿って前 後方向に移動可能に配設され、レンズ枠21の外周には周方向に沿って溝22が 形成され、この溝22内の側壁に調節摘み23の軸端に設けられた偏心ピン24 の端部が係合されている。したがって、調節摘み23を回転操作することによっ てレンズ枠21全体が固定筒20内をレンズの光軸に沿って前後方向に移動可能 となっている。
【0004】 また、上記ヘリコイドねじを用いたものは、図5に示すように、固定筒26と フォーカスリング25とレンズ枠27とからなり、フォーカスリング25の内側 に突設された延出片25aの内外周部に螺刻された両雄ねじが、固定筒26の内 側の周面に螺刻された雌ねじと、レンズ枠27の外周面に螺刻された雌ねじとに それぞれ螺合して構成されている。この延出片25aの内外周部には、例えば、 内周部には左ねじ、外周部には右ねじというように、互いに異なる方向に雄ねじ が螺刻されており、これらと相対して螺合する固定筒26及びレンズ枠27にも 雌ねじが同一方向にそれぞれ螺刻されている。また、固定筒26の内壁に突設さ れた直進キー28が、レンズ枠27に形成された直進キー溝29に係合しており 、レンズ枠27の回転運動を制止している。したがって、フォーカスリング25 を被写体に向って、例えば右回転操作すると、フォーカスリング25自体が被写 体側Fへ移動するのに加え、レンズ枠27全体がさらに被写体側Fへと直進的に 移動する。
【0005】 ところが、上記従来のフォーカス調節機構によれば、偏心ピンと周溝との係合 によるものの場合、機構自体は簡単であるが、調節摘みの回転角度に対するレン ズ枠の移動量が直線的でなく、このため微調整が難しいという問題点がある。一 方、ヘリコイドねじを用いたものの場合、精度の高いフォーカス調節ができる反 面、機構そのものが複雑となり、レンズ部分を小形化してもレンズユニット全体 の小形化が図りにくく、特に機構上からレンズの光軸方向に対して薄型化が難し いという問題点がある。
【0006】 そこで、本考案者等は先に実願平3−66147号を以て、簡単な機構で、し かも精度よくフォーカス調節ができ、さらにレンズユニット全体の小形化及び薄 型化を可能とするフォーカス調節機構を提案した。
【0007】 ここで、上記先願考案のフォーカス調節機構を図面に基づき説明すると、図1 、図2は上記先願のフォーカス調節機構1の分解斜視図ならびに縦断面図をそれ ぞれ示しており、各図中、左側が被写体側Fである(右側が撮像面側R)。この フォーカス調節機構1は、概ね、固定側レンズ枠2と、移動側レンズ枠4と、押 え板5と、レンズ駆動リング6と、摘み歯車7と、レンズ固定板8とから構成さ れ、それぞれが外装ケース14内に配設されている。
【0008】 上記固定側レンズ枠2は、図2に示すように、内側に凸レンズが保持された筒 状体からなり、被写体側Fに向って上記外装ケース14に固設されている。
【0009】 上記移動側レンズ枠4は、大小異なる径で形成された筒状体からなり、内側に は複数のレンズ群がレンズの光軸を一致させた状態で保持されており、上記外装 ケース14内のレンズの光軸上に、上記固定側レンズ枠2に対して所定の間隔を 有して配設され、上記固定側レンズ枠2に向って進退可能となっている。また、 大径部の周面には、雄ねじ4aが左ねじで螺刻されており、後述するレンズ駆動 リング6の内周面に螺刻された雌ねじ6aに螺合している。さらに、小径部の周 面には、図3に示すように、レンズの光軸に沿って上下2箇所に当接部4b,4 bが形成されており、この各当接部4b,4bが後述するレンズ固定板8の挿入 孔8dに形成されている各平面部8b,8bに当接している。なお、移動側レン ズ枠4の被写体側Fの端面には絞り部3が組付けられている。
【0010】 上記押え板5は、内径が移動側レンズ枠4の大径部の径より大きめに形成され たリング形状の板材からなり、図1に示すように、周縁部の4個所に取付ネジ1 2が挿入される挿入穴5bが設けられており、図2に示すように、後述するレン ズ固定板8の被写体側Fの端面に、取付ネジ12によって螺着されている。また 、周縁上部には後述する摘み歯車7の支軸7bを軸支するための軸孔5aが設け られている。
【0011】 上記レンズ駆動リング6は、図1に示すようなリング状部材からなり、後述す るレンズ固定板8に設けられた凹部8a内に収められており、内側の周面には、 図2に示すように、上記移動側レンズ枠4の大径部周面に螺刻された雄ねじ4a に螺合する雌ねじ6aが螺刻され、外側の周面には、図3にも示すように、後述 する摘み歯車7の周面に刻設された平歯7aに歯合する平歯6bが刻設されてい る。これにより、後述する摘み歯車7の回転操作による回転駆動を上記移動側レ ンズ枠4に伝達している。また、撮像面側Rの端面には、周縁に沿って浅い溝6 cが設けられ、この溝6c内に後述する複数の板バネ11がそれぞれ間隔をおい て配設されており、各板バネ11の付勢力によってねじ部のガタが均一に取除か れ、レンズの倒れが防止されている。
【0012】 上記摘み歯車7は、大小異なる径で形成された略円柱形状からなり、両端部中 央にはそれぞれ支軸7b,7bが突設されており、被写体側Fの一方の支軸7b は、上記押え板5に設けられた軸孔5aに軸支され、他方の支軸7bは後述する レンズ固定板8に設けられた軸孔8cに軸支され、回転可能となっている。また 、小径部の周面には、上記レンズ駆動リング6の外周面に刻設された平歯6bに 歯合する平歯7aが刻設され、大径部は上記外装ケース14より外部に露出され ており、手動による回転操作が可能となっている。
【0013】 上記レンズ固定板8は、図1に示すように、厚みの薄い略円柱形状に形成され ており、被写体側Fの端面には、上記レンズ駆動リング6の外寸よりも大きめの 弧状の凹部8aが形成されている。この凹部8aの周縁部には、上記取付ネジ1 2を螺入するネジ穴が4箇所に設けられており、上記レンズ駆動リング6が、図 2に示すように、取付ネジ12による上記押え板5の螺着によって凹部8a内に 封入されている。これにより、上記レンズ駆動リング6が周方向にのみ回転可能 となっている。また、凹部8aの中央部には、図3に示すように、移動側レンズ 枠4の小径部が挿入される挿入孔8dが設けられている。この挿入孔8dの側壁 弧面には、移動側レンズ枠4の小径部の断面形状に合わせて上下2箇所に平面部 8b,8bが形成されており、挿入された移動側レンズ枠4の小径部当接部4b ,4bに当接することによって、移動側レンズ枠4の周方向への回転を制止して いる。これにより、移動側レンズ枠4が被写体側Fに向って直進的に前後方向に 移動可能となり、摘み歯車7の回転操作によるレンズ駆動リング6の回転駆動が 移動側レンズ枠4の前後方向への移動となる。さらに、レンズ固定板8の上部に は、凹部8aの一部を抉るように切欠部8eが形成されており、この切欠部8e 内に上記摘み歯車7の他方の支軸7bが軸支されている。さらにまた、撮像側R の端面には、図2及び図3に示すように、矩形状の凹部8fが設けられており、 この凹部8f内にCCDカメラ9が撮像面を被写体側Fに向けて嵌装され、撮像 面側Rの端面に設けられた2箇所のネジ穴に、CCDカメラ9を制御する回路基 板10を介して取付ネジ13が螺入されている。
【0014】 このようなフォーカス調節機構においては、レンズの焦点調節時に、摘み歯車 7を、例えば右回転操作すると、この摘み歯車7に噛合しているレンズ駆動リン グ6が周方向に左回転駆動される。このとき、レンズ駆動リング6の内側の周面 に螺合している移動側レンズ枠4もレンズ駆動リング6と一緒に左回転駆動され ようとするが、移動側レンズ枠4の小径部に設けられた当接部4bがレンズ固定 板8の挿入孔8dに形成された平面部8bに当接しているので、移動側レンズ枠 4は回転駆動はされずにレンズの光軸に沿ってレンズ駆動リング6に引き込まれ るように後方へと直進的に移動する。また、逆に摘み歯車7を左回転操作すると 、レンズ駆動リング6が右回転駆動され、移動側レンズ枠4はレンズ駆動リング 6から押出されるように前方へと移動する。また、移動側レンズ枠4の直進方向 への移動量は、ねじ部や歯車のピッチにより任意に設定することができ、各ピッ チを細かく刻むことでレンズの焦点合わせの際の微調節を更にきめ細かなものと することができる。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記フォーカス調節機構では、押え板5の周縁部4個所に挿入穴5b を設け、該押え板5を、図2に示すように、取付ネジ12によってレンズ固定板 8の被写体側Fの端面に、螺着する構成となっており、組み立てが面倒である。 また、摘み歯車7を過回転させたとき、移動側レンズ枠4が隣接している他部材 で押圧され、それがために、レンズに負荷が掛ると共に回転操作力に変動が生じ 、ねじ山に破損を生じ易かった。本考案は上記問題点を解決すべくなされたもの である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案フォーカス調節機構は、外装部材の内側に所定の間隔をもっ てレンズの光軸上に配設された固定側及び移動側のレンズ群のうち、移動側のレ ンズ群を固定側のレンズ群に対してレンズの光軸方向に進退させ、両レンズ群間 の間隔を拡縮してレンズの焦点合わせを行うフォーカス調節機構であり、且つ、 前記移動側のレンズ群を収めた移動側レンズ枠を、レンズ固定板と押え板との間 に配し、該移動側レンズ枠の外周面に雄ねじを螺刻し、前記移動側のレンズ枠の 雄ねじに外嵌螺合して周方向にのみ回転可能とするレンズ駆動リングの外周面に 平歯を刻設し、前記レンズ駆動リングの外周面の平歯に噛合する平歯を周面に有 する摘み歯車を回転可能に備えたものであって、 前記押え板をレンズ固定板に弾性結合させるとともに、前記摘み歯車を押え板 とレンズ固定板との間に軸支し、更に、前記摘み歯車の一面に回転を一回転以内 とするストッパーを設けたものである。
【0017】
【作用】
本考案においては、レンズ固定板に移動側レンズ枠を保持させるとともに、摘 み歯車をレンズ固定板に支持させ、この状態下に押え板を上記レンズ固定板に弾 性結合して移動側レンズ枠及び摘み歯車を一括固定する如く組み立てる。
【0018】 そして、摘み歯車を回転操作すると、この摘み歯車に噛合しているレンズ駆動 リングが周方向に一回転の範囲において回転駆動され、移動側レンズ枠はレンズ の光軸に沿って前方或いは後方に直進的に移動する。
【0019】
【実施例】
以下、本考案を図6乃至図10に基づき説明する。尚、本考案は、上記実願平 3−66147号考案の改良考案に属し、押え板5及び摘み歯車7の取付け構造 並びに押え板5、レンズ固定板8及び摘み歯車7の構造に要点がある。したがっ て、上記実願平3−66147号考案を構成している部材・部分と同一の部材・ 部分及び該当する部材・部分は同一符号を用いて説明を省略する。
【0020】 本考案に係るフォーカス調節機構も、移動側のレンズ群を収めた移動側レンズ 枠4を、レンズ固定板8と押え板5との間に配している。そして上記移動側レン ズ枠4の外周面に雄ねじ4aを螺刻し、該移動側レンズ枠4の雄ねじ4aに外嵌 螺合して周方向にのみ回転可能するレンズ駆動リング6の外周面に平歯6bを刻 設し、上記レンズ駆動リング6の外周面の平歯6bに噛合する平歯7aを周面に 有する摘み歯車7を回転可能に備えたものである。しかし、本考案の押え板5及 び摘み歯車7の取付け構造並びに押え板5、レンズ固定板8及び摘み歯車7の構 造は、先願考案のものと異なる。
【0021】 図6は本願考案に係るレンズ固定板8の正面図そして図7は同右側面図であり、 また、図8は押え板5の背面図そして図9は図8におけるA−A断面図である。
【0022】 本考案に係る上記押え板5は、レンズ固定板8に弾性結合される。すなわち、 押え板5は、その両側背面にレンズ固定板8側に向って突出した弾性爪脚5Aを 備え、他方、上記レンズ固定板8は、押え板5に向う面に上記弾性爪脚5Aを圧 入するための嵌入穴8Aを備え、該嵌入穴8Aの中途部に上記弾性爪脚5Aの先 端爪を掛止するための掛止段部8Bが形成されている。ここで、上記嵌入穴8A に対する弾性爪脚5Aの嵌合状態は、ガタツキを防止する意味で精嵌状態が望ま しい。なお、本願実施例では、上記ガタツキをより確実に防止するため、レンズ 固定板8の前面側に複数本の突子8Cを押え板5に向って突設し、他方、押え板 5の両側背面に上記突子8Cを嵌入するための筒体5Bをレンズ固定板8側に向 って突設している。
【0023】 したがって本考案では、摘み歯車7は、第10図に示すように、押え板5とレ ンズ固定板8との間に軸支される。なお、実施例図ではレンズ固定板8の頂端に 受け溝8Dを形成し、該受け溝8Dに摘み歯車7の一方の支軸7bを軸支させて いる。5Cは、摘み歯車7の他方の支軸7bを軸支すべく、押え板5に形成した 受け筒である。
【0024】 そして、本考案にあっては、上記摘み歯車7の一面に、該摘み歯車7の回転を 一回転以内とするストッパー7Aが設けられている。例示図面では、摘み歯車7 のレンズ固定板8に対面する面に、ストッパー7Aを突設し、レンズ固定板8 の摘み歯車7に対面する面に、上記ストッパー7Aに当接して摘み歯車7の回転 を一回転以内に規制する突部(図示せず)を設けている。
【0025】 つまり、本考案では、レンズ固定板8に移動側レンズ枠4を保持させるととも に、摘み歯車7の一方の支軸7bを受け溝8Dに挿入して摘み歯車7をレンズ固 定板8に支持させ、この状態下に押え板5の弾性爪脚5Aを、レンズ固定板8の 嵌入穴8Aに圧入して、該弾性爪脚5Aの先端爪を掛止段部8Bに掛止する。こ の際に、 固定板8の前面側に突設されている複数本の突子8Cが、押え板5 の背面に突設されている筒体5Bに嵌入され、摘み歯車7の他方の支軸7bが、 押え板5に形成されている受け筒5Cに軸支される。
【0026】 かくして組付けられた摘み歯車7を回転操作すると、この摘み歯車7に噛合し ているレンズ駆動リング6が周方向に一回転の範囲において回転駆動され、移動 側レンズ枠4はレンズの光軸に沿って前方或いは後方に直進的に移動する。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、レンズユニット全体の小形化及び薄型化が可能 であり、精度の高いフォーカス調節が可能であるという先願の効益をそのまま保 持している。そして、本考案は、レンズ固定板と押え板との結合をネジ止めでな く弾性結合に委ねているため、組付け作業性がよく、更に、摘み歯車の過回転が 防止されていて不慮の破損を招かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係り、フォーカス調節機構を
示す分解斜視図である。
【図2】フォーカス調節機構を示す縦断面図である。
【図3】要部を示す分解斜視図である。
【図4】偏心ピンと周溝との係合による従来のフォーカ
ス調節機構を示す概略図である。
【図5】ヘリコイドねじを用いた従来のフォーカス調節
機構を示す縦断面図である。
【図6】本考案に用いるレンズ固定板の正面図である。
【図7】同、右側面図である。
【図8】本考案に用いる押え板の背面図である。
【図9】図8におけるA−A断面図である。
【図10】レンズ固定板、押え板及び摘み歯車の組付け
状態における断面図である。
【符号の説明】
1 フォーカス調節機構 4 移動側レンズ枠 5 押え板 5A 弾性爪脚 6 レンズ駆動リング 7 摘み歯車 7A ストッパー 8 レンズ固定板 8A 嵌入穴 8B 掛止段部 8D 受け溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部材の内側に所定の間隔をもってレ
    ンズの光軸上に配設された固定側及び移動側のレンズ群
    のうち、移動側のレンズ群を固定側のレンズ群に対して
    レンズの光軸方向に進退させ、両レンズ群間の間隔を拡
    縮してレンズの焦点合わせを行うフォーカス調節機構で
    あり、且つ、 前記移動側のレンズ群を収めた移動側レンズ枠を、レン
    ズ固定板と押え板との間に配し、該移動側レンズ枠の外
    周面に雄ねじを螺刻し、前記移動側のレンズ枠の雄ねじ
    に外嵌螺合して周方向にのみ回転可能するレンズ駆動リ
    ングの外周面に平歯を刻設し、前記レンズ駆動リングの
    外周面の平歯に噛合する平歯を周面に有する摘み歯車を
    回転可能に備えたものであって、 前記押え板をレンズ固定板に弾性結合させるとともに、
    前記摘み歯車を押え板とレンズ固定板との間に軸支し、
    更に、前記摘み歯車の一面に回転を一回転以内とするス
    トッパーを設けたことを特徴とするフォーカス調節機
    構。
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