JP2011095689A - レンズアダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成にして、ユーザによる絞りのマニュアル設定を容易に行えるレンズアダプタを提供する。
【解決手段】ユーザによる絞り操作環がなく、後端部に設けられた絞りレバーの位置により絞り値が設定されるタイプのレンズを、マウント機構の異なるカメラボディに接続するレンズアダプタであって、前記レンズのマウント部と係合するアダプタ前方マウント部と、当該アダプタ前方マウント部に対して相対的に回動可能に配置された絞り操作環と、当該絞り操作環の回動による移動量を縮小し、前記絞りレバーの一端を押圧して、前記絞り操作環の回動に応じて前記絞りレバーの位置を変化させる移動量変換伝達部と、前記カメラボディのマウント部と係合するアダプタ後方マウント部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、一眼レフカメラ等のレンズとカメラボディの接続に用いられるレンズアダプタに関する。
一眼レフカメラ等のレンズとカメラボディは互いにマウント部の係合により接続される。一つのメーカ内ではマウント部のサイズ等の機構を統一することで、種類の違う複数のレンズとカメラボディを自由に接続できるようになっている。
しかし、メーカ間ではマウント部のサイズ等の機構は統一されておらず、異なるメーカのレンズとカメラボディを接続することはできない。そのため、あるメーカにおける焦点距離等の用途の異なるレンズを複数所有しているユーザは、他社製のカメラボディを取得した場合、既存のレンズを有効利用することができない。
このような背景から、メーカの異なる、すなわちマウント部のサイズ等の機構の異なるレンズとカメラボディとを接続するために、「レンズアダプタ」と呼ばれる製品が提供されるに至っている。
レンズアダプタは、レンズのマウント部と係合する前方のマウント部と、カメラボディのマウント部と係合する後方のマウント部とを備えている。前方のマウント部はレンズのメーカの仕様に準拠したサイズ等の機構となっており、後方のマウント部はカメラボディのメーカの仕様に準拠したサイズ等の機構となっている。
レンズアダプタの厚さ(長さ)は、レンズアダプタの内部を空洞で構成する場合、レンズのマウント部における基準面(フランジ面)位置とカメラボディのマウント部における基準面(フランジ面)位置との光軸方向の差に対応した寸法となっている。同じメーカの統一された機構では基準面位置が一致しており、レンズのマウント部におけるフランジ面とカメラボディのマウント部におけるフランジ面とが直接に接する。
カメラボディのマウント部の口径がレンズのマウント部の口径に比して充分に大きい等の例外的な場合を除き、レンズをカメラボディの内部に沈み込ませて配置することは困難であることから、レンズアダプタの内部を空洞で構成する場合、レンズをカメラボディから遠ざける位置に配置できる場合に限ってレンズアダプタを設計することができる。それ以外の場合は、レンズアダプタの内部に中継レンズを内蔵させ、焦点位置を調整する必要がある。中継レンズを内蔵させる場合、中継レンズの品質によっては撮影画像に悪影響を与えることがあり、中継レンズに品質の高いものが要求される。
一方、レンズには、フォーカス(ピント)を調整するための機構と、絞り(アイリス)を調整するための機構とが設けられており、それぞれについてユーザによる操作を行えるようにした操作環がレンズの周面に設けられているものが多い。
昨今では、オートフォーカスが主流であるが、ほとんどの機種においてマニュアルフォーカスのための操作環がレンズに設けられている。フォーカスはレンズの内部に駆動用のモータが設けられ、カメラボディとは電気的接点を介して接続されるタイプと、レンズのフォーカス駆動軸をカメラボディ内のモータ軸と接続するタイプとがある。
絞りは、レンズの後端部に設けられた絞り有効(無効)レバーをカメラボディ側で制御するタイプが多く、カメラボディのファインダでレンズ透過画像を見ている場合には絞りを開放状態に維持し、シャッタを切る際に絞りをユーザ設定値にする。
レンズアダプタは、もともと異なるメーカのレンズとカメラボディとを接続するものであり、フォーカスや絞りの制御の機構も互いに異なることから、カメラボディとの接続の機構を持たないものが多く、フォーカスや絞りはマニュアル操作のみで使用する。この場合、絞りについては絞り有効(無効)レバーをユーザによる設定値となる位置に常に固定している。
特開2003−57742号公報
ところで、昨今では、絞りを調整するための機構があるにもかかわらず、ユーザによる絞りの操作環がレンズの周面に設けられていないタイプのレンズが出現してきた。これは、絞りの設定をオートとマニュアルで切り分けるのがユーザにとって煩雑であるとともに、カメラボディ側での電気的な設定で絞りの操作を行えば充分であることによる。
この種のレンズの場合、レンズの後端部に絞りレバーが設けられており、その絞りレバーをカメラボディ側で駆動することで絞り値が制御される。すなわち、絞りレバーの位置が絞り値に対応したものとなっており、操作環による絞りのマニュアル設定を有効にしたり無効にしたりする従前の絞り有効(無効)レバーとは異なる働きをする。なお、絞りの制御を電気信号のみで行うようにしたタイプのレンズも存在するが、そのようなタイプのレンズはここでは考慮しない。
この場合に問題となるのは、レンズアダプタにおいて絞りレバーの処理をどうすべきかということである。すなわち、従前の絞り有効(無効)レバーの場合はユーザ設定値となる位置に常に固定しておけばよかったが、絞りレバーの場合は絞りレバーの位置が絞り値そのものとなるため、固定すると絞り値をユーザが変えることができなくなってしまうからである。
従って、このようなタイプのレンズに従前の絞り有効(無効)レバーに対応したレンズアダプタを用いると、絞りが閉まりっぱなしであるか開放しっぱなしの状態になってしまう。ユーザによってはマッチ棒をちぎった木片等を絞りレバーの部分に挟んで所望の絞り値に設定したりして対応する者もいるようであるが、絞り値を変える必要があるたびにレンズアダプタを外して調整しなければならず、非常に煩雑であった。また、撮影時に合わせて深く絞った状態では、カメラボディのファインダから見るレンズ透過画像が暗くなってしまい、構図やフォーカスの調整等に不便をきたすという問題もあった。
一方、特許文献1には、絞りの操作環がなく、後端部に絞り連動部材(絞りレバー)が設けられているレンズを対象にした中間リング(レンズアダプタ)が開示されている。この特許文献1では、中間リングに操作環を設け、その操作環をレンズの絞り連動部材と機械的に直結することで絞り値のマニュアル設定を行えるようにしている。
しかしながら、かかる構成によれば、中間リングの操作環がレンズの絞り連動部材と直結するものであるため、レンズの絞り連動部材の移動範囲が小さい場合、中間リングの操作環の移動範囲(回動範囲)も小さくなり、細かい絞りの設定(調整)が困難になるという問題があった。絞りの操作環のないレンズは、カメラボディ側のアクチュエータにより制御されることを前提としているため、アクチュエータの小型化のために絞り連動部材の移動範囲は小さく形成される傾向があり、上記の問題は一般に発生するものである。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、簡易な構成にして、ユーザによる絞りのマニュアル設定を容易に行えるレンズアダプタを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、ユーザによる絞り操作環がなく、後端部に設けられた絞りレバーの位置により絞り値が設定されるタイプのレンズを、マウント機構の異なるカメラボディに接続するレンズアダプタであって、前記レンズのマウント部と係合するアダプタ前方マウント部と、当該アダプタ前方マウント部に対して相対的に回動可能に配置された絞り操作環と、当該絞り操作環の回動による移動量を縮小し、前記絞りレバーの一端を押圧して、前記絞り操作環の回動に応じて前記絞りレバーの位置を変化させる移動量変換伝達部と、前記カメラボディのマウント部と係合するアダプタ後方マウント部とを備えるレンズアダプタを要旨としている。
本発明のレンズアダプタにあっては、簡易な構成にして、ユーザによる絞りのマニュアル設定を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態にかかるレンズアダプタの構成例を示す外観図である。 図1に示したレンズアダプタの分解斜視図である。 レンズとレンズアダプタとの接続関係を示す図である。 レンズアダプタとカメラボディとの接続関係を示す図である。 レンズ、レンズアダプタおよびカメラボディが接続された状態を示す図である。 レンズアダプタの絞り操作環の回動によるレンズの絞りレバーの位置の変化の例を示す図である。 移動量変換伝達部の他の実現例を示す図(その1)である。 移動量変換伝達部の他の実現例を示す図(その2)である。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるレンズアダプタ2の構成例を示す外観図であり、中央の(b)は略円筒状のレンズアダプタ2を側方から見た図、(a)は(b)の左斜め手前から見た図、(c)は(b)の右斜め手前から見た図である。
図1(a)において、レンズアダプタ2は、リング状のフランジ面201と、このフランジ面201の中央開口部から後方(図の右側)にせり出す円筒部202の内面の端部に設けられた係合爪203〜205とを有している。フランジ面201と係合爪203〜205は、後述するレンズ(1)と接続するためのアダプタ前方マウント部を構成している。
また、円筒部202の奥側(図の右側)の内面には、矩形状の輪郭で浅く削られて形成された平坦部206が設けられ、この平坦部206には、移動量変換伝達部を構成する回動レバー207が軸止部208により回動可能に取り付けられている。回動レバー207は中心より左側の偏った位置が軸止部208により回動軸となっており、左端側の移動量がテコの原理により右端側では拡大(逆に言えば、右端側の移動量がテコの原理により左端側では縮小)するようになっている。そして、回動レバー207の左端側は後述するレンズ(1)の絞りレバー(108)の一端と当接し、右端側はガイドスリット209から頭を出した絞り環連結ピン210と当接するようになっている。
フランジ面201の周囲には後述するレンズ(1)と接続する際にユーザが掴む歯付けしたマウント操作環211が設けられている。フランジ面201には、後述するレンズ(1)の係止穴(109)と係合する付勢ピン212が設けられている。この付勢ピン212は、内部のバネにより所定距離だけ突出しており、ピン後退ボタン213を図の右方向に押すことで後退(フランジ面201の表面から後退)する。
また、マウント操作環211と並んで絞り操作環214が設けられており、レンズ(1)に固定されるマウント操作環211に対して絞り操作環214は回動可能となっている。
図1(c)において、レンズアダプタ2は、リング状のフランジ面215と、このフランジ面215から後方(図の右側)にせり出す円筒部216の外面に設けられた係合爪217〜219とを有している。フランジ面215と係合爪217〜219は、後述するカメラボディ(3)と接続するためのアダプタ後方マウント部を構成している。フランジ面215の一部には後述するカメラボディ(3)の付勢ピン(305)と係合する係止穴220が設けられている。
図2は図1に示したレンズアダプタ2の分解斜視図である。図2(a)はマウント操作環211を周囲に有する前方フランジ部21、図2(b)は絞り操作環214を周囲に有する可動フランジ部22、図2(c)はフランジ面215を有する後方フランジ部23を示している。ここで、図2(a)の前方フランジ部21の後端の円筒部に図2(b)の可動フランジ部22が回動可能に嵌合し、その後ろから図2(c)の後方フランジ部23が前方フランジ部21にネジ等により固定される。また、図2(b)において、絞り環連結ピン210が可動フランジ部22の円筒部の外側からネジ込まれ、図2(a)における前方フランジ部21のガイドスリット209から頭を出す。絞り環連結ピン210の内側端部は、絞り操作環214(可動フランジ部22)の回動に応じ、前方フランジ部21のガイドスリット209の円周方向の両端部間で移動する。
図3はレンズ1とレンズアダプタ2との接続関係を示す図である。
図3において、レンズ1の先端側にはフォーカス操作環101が設けられている。また、レンズ1の後端部には、リング状のフランジ面102と、このフランジ面102の中央部から後方(図の右側)にせり出す円筒部103の外面に設けられた係合爪104〜106とが設けられている。フランジ面102と係合爪104〜106は、レンズ1のマウント部を構成している。
また、レンズ1の後端部には、スライド溝107が設けられ、その中から絞りレバー108が露出している。絞りレバー108は、その円周方向の位置により絞り値が設定される。絞りレバー108は図示の下端の位置に内部のバネにより付勢されており、外部から押圧されていない状態では図示の位置にある。ここでは、絞りレバー108が下端にある状態で最も絞られた状態、上端にある状態で開放としている。その間の位置に絞りレバー108がある場合は、中間的な絞りの状態となる。なお、レンズ1には、ユーザによる絞り操作環は設けられていない。また、レンズ1には、互換性のあるカメラボディ(後述するカメラボディ3とは異なる)の付勢ピンと係合する係止穴109が設けられている。
レンズ1とレンズアダプタ2の接続にあっては、レンズ1の係合爪104〜106をレンズアダプタ2の係合爪203〜205の間の部分、すなわち係合爪203と係合爪204の間、係合爪203と係合爪205の間、および係合爪204と係合爪205の間に嵌め込み、レンズ1のフランジ面102とレンズアダプタ2のフランジ面201が接触し、互いの係合爪の軸方向位置を通り越した状態で、図の例では反時計方向にレンズ1を相対的に回すことで接続が行われる。なお、レンズ1の係合爪104〜106(レンズアダプタ2の係合爪203〜205についても同様)の角度位置は個々に変えてあるため、決められた位置以外では嵌め込みが行えないようになっている。また、レンズ1を反時計方向に回しきったところでレンズ1の係止穴109にレンズアダプタ2の付勢ピン212が係合してロック状態となる。ロックを解除する場合、レンズアダプタ2のピン後退ボタン213を押すことで付勢ピン212が後退し、レンズ1を時計方向に回すことでレンズ1をレンズアダプタ2から外すことができる。
レンズ1とレンズアダプタ2が接続された状態においては、レンズ1の絞りレバー108がレンズアダプタ2の回動レバー207の左端と当接した状態となる。
図4はレンズアダプタ2とカメラボディ3との接続関係を示す図である。なお、説明の都合からレンズアダプタ2を単体でカメラボディ3に接続する図としているが、実際にはレンズ1とレンズアダプタ2を接続した後にカメラボディ3に接続することとなる。
図4において、カメラボディ3の前面にはフランジ面301が設けられ、このフランジ面301の中央開口部の内面には係合爪302〜304が設けられている。フランジ面301と係合爪302〜304は、カメラボディ3のマウント部を構成している。また、フランジ面301には内部のバネにより所定距離だけ突出する付勢ピン305が設けられている。この付勢ピン305はピン後退ボタン306を押すことで後退(フランジ面301の表面から後退)する。
レンズアダプタ2とカメラボディ3の接続にあっては、レンズアダプタ2の係合爪217〜219をカメラボディ3の係合爪302〜304の間の部分、すなわち係合爪302と係合爪304の間、係合爪304と係合爪303の間、および係合爪303と係合爪302の間に嵌め込み、レンズアダプタ2のフランジ面215とカメラボディ3のフランジ面301が接触し、互いの係合爪の軸方向位置を通り越した状態で、図の例では時計方向にレンズアダプタ2を相対的に回すことで接続が行われる。レンズアダプタ2を時計方向に回しきったところでレンズアダプタ2の係止穴220にカメラボディ3の付勢ピン305が係合してロック状態となる。ロックを解除する場合、カメラボディ3のピン後退ボタン306を押すことで付勢ピン305が後退し、レンズアダプタ2を反時計方向に回すことでレンズアダプタ2をカメラボディ3から外すことができる。
図5はレンズ1、レンズアダプタ2およびカメラボディ3が接続された状態を示している。
図6はレンズアダプタ2の絞り操作環214の回動によるレンズ1の絞りレバー108の位置の変化の例を示す図である。
図6(a)はレンズアダプタ2の絞り環連結ピン210がガイドスリット209の奥側の端にあり、レンズ1の絞りレバー108が手前側の端にある状態を示している。また、図6(b)はレンズアダプタ2の絞り環連結ピン210がガイドスリット209の手前側の端にあり、レンズ1の絞りレバー108が奥側の端にある状態を示している。
一般に、レンズ1の絞りレバー108の移動範囲は小さいが、レンズアダプタ2の回動レバー207によるテコの原理により、レンズ1の絞りレバー108の移動範囲に比べ、レンズアダプタ2の絞り環連結ピン210の移動範囲を数倍に拡大することができる。従って、絞り環連結ピン210と一体に回動する絞り操作環214の移動範囲を大きくすることができ、細かく絞りを調整しようとするユーザに対しても操作性を損なわないものとすることができる。
図7は移動量変換伝達部の他の実現例を示す図であり、機構部を概念的に示している。
図7において、レンズアダプタ2には、絞り操作環214と一体に回動するギア片231と、レンズアダプタ2に固定のギア片232とが設けられている。ギア片231、232の歯はレンズ1の光軸方向にラック状に立っている。また、ギア片231、232の間にはギア233が設けられ、その回転軸にバカ孔を介して係合する伝達レバー234が設けられ、その伝達レバー234の端部がレンズ1の絞りレバー108を押圧するようになっている。
絞り操作環214の回動に従ってギア片231が円周方向に移動すると、固定のギア片232との間に挟まるギア233も回転しながら移動するが、その回転軸の円周方向の移動量はギア片231の円周方向の移動量の半分になる。従って、伝達レバー234による絞りレバー108の移動量と絞り操作環214の移動量とを2倍の比とすることができる。
なお、ギアが1段の例を示したが、ギアを多段とすることにより、移動量の拡大率(縮小率)を更に高めることができる。
また、ギアの歯をなくし、部材間の摩擦により駆動するようにしてもよい。この場合は製造コストが安く済む。ただし、空回りの発生により絞り操作環214の絶対位置が決まらなくなるため、絞り目盛をレンズアダプタ2の周面に設ける場合には好ましくない。
図8は移動量変換伝達部の更に他の実現例を示す図である。
図8において、レンズアダプタ2には、絞り操作環214と一体に回動するギア片241と、レンズアダプタ2に固定のギア片242とが設けられている。ギア片241、242の歯はレンズ1の半径方向にラック状に立っている。また、ギア片241、242の間にはギア243が設けられ、その回転軸にバカ孔を介して係合する伝達レバー244が設けられ、伝達レバー244の端部がレンズ1の絞りレバー108を押圧するようになっている。
絞り操作環214の回動に従ってギア片241が円周方向に移動すると、固定のギア片242との間に挟まるギア243も回転しながら移動するが、その回転軸の円周方向の移動量はギア片241の円周方向の移動量の半分になる。従って、伝達レバー244による絞りレバー108の移動量と絞り操作環214の移動量とを2倍の比とすることができる。
なお、ギアが1段の例を示したが、ギアを多段とすることにより、移動量の拡大率(縮小率)を更に高めることができる。
また、ギアの歯をなくし、部材間の摩擦により駆動するようにしてもよい。この場合は製造コストが安く済む。ただし、空回りの発生により絞り操作環214の絶対位置が決まらなくなるため、絞り目盛をレンズアダプタ2の周面に設ける場合には好ましくない。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1 レンズ
101 フォーカス操作環
102 フランジ面
103 円筒部
104〜106 係合爪
107 スライド溝
108 絞りレバー
109 係止穴
2 レンズアダプタ
201 フランジ面
202 円筒部
203〜205 係合爪
206 平坦部
207 回動レバー
208 軸止部
209 ガイドスリット
210 絞り環連結ピン
211 マウント操作環
212 付勢ピン
213 ピン後退ボタン
214 絞り操作環
215 フランジ面
216 円筒部
217〜219 係合爪
220 係止穴
231 ギア片
232 ギア片
233 ギア
234 伝達レバー
241 ギア片
242 ギア片
243 ギア
244 伝達レバー
21 前方フランジ部
22 可動フランジ部
23 後方フランジ部
3 カメラボディ
301 フランジ面
302〜304 係合爪
305 付勢ピン
306 ピン後退ボタン

Claims (1)

  1. ユーザによる絞り操作環がなく、後端部に設けられた絞りレバーの位置により絞り値が設定されるタイプのレンズを、マウント機構の異なるカメラボディに接続するレンズアダプタであって、
    前記レンズのマウント部と係合するアダプタ前方マウント部と、
    当該アダプタ前方マウント部に対して相対的に回動可能に配置された絞り操作環と、
    当該絞り操作環の回動による移動量を縮小し、前記絞りレバーの一端を押圧して、前記絞り操作環の回動に応じて前記絞りレバーの位置を変化させる移動量変換伝達部と、
    前記カメラボディのマウント部と係合するアダプタ後方マウント部と
    を備えたことを特徴とするレンズアダプタ。
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