JP2018136438A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの操作時に不用意に焦点位置が移動してしまうことを防止することができるレンズ鏡筒と撮像装置を提供する。【解決手段】レンズ鏡筒1は、複数のレンズL2,L3を有する光学系と、該光学系の一部のレンズL2を光軸方向に移動させて自動又は手動で焦点調整を行う焦点調整機構4,5を備える。焦点調整機構4,5は2つの入力部が接続している差動機構6を備え、一方の入力部には手動操作により焦点調整を行う手動焦点調整機構5が接続しており、他方の入力部にはアクチュエータを駆動して焦点調整を行う自動焦点調整機構4が接続している。手動焦点調整機構5の差動機構6への接続を解除する解除機構8を有し、レンズ鏡筒1の周面には解除機構8を操作するための解除操作部材85が周方向に移動操作可能に配設されている。【選択図】 図3

Description

本発明はレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒を用いた撮像装置に関するものである。
オートフォーカス一眼レフカメラ等に用いられる交換レンズなどのレンズ鏡筒として、自動焦点調整手段(オートフォーカス手段)と手動焦点調整手段(マニュアルフォーカス手段)とを備え、切換手段無しでいずれかの調整手段により焦点調整を行うことができるレンズ鏡筒が知られている。このようなレンズ鏡筒において、手動焦点調整手段がレンズ鏡筒内の焦点調整を行うレンズ群を駆動する駆動環に接続した構成であると、自動焦点調整手段により焦点調整を行った後にユーザーが不用意に手動焦点調整手段を操作したときに当該駆動環が移動されてしまい、レンズが調整された焦点位置からずれてしまう。
このような課題に対処するために、特許文献1には、焦点調整のための差動機構を使用して自動焦点調整と手動焦点調整を切換え無しに行えるレンズ鏡筒において、レンズ鏡筒に設けられたスイッチ摘みを光軸方向に移動させることにより、自動焦点調整時に手動焦点調整手段から差動機構への力の伝達を阻止する手段を設けた技術が提案されている。
また、特許文献2には、同様に焦点調整のための差動機構を使用して自動焦点調整と手動焦点調整を切換え無しに行えるレンズ鏡筒において、手動焦点調整用のフォーカス操作環を光軸方向に移動可能することにより、当該フォーカス操作環と差動機構とを連結し、あるいは連結を解除する技術が提案されている。
特開平3−144412号公報 特開2000−249892号公報
特許文献1,2の技術は、いずれもレンズ鏡筒に設けられている部材をレンズ鏡筒の光軸方向に移動操作して手動焦点調整手段を差動機構に連結し、あるいは連結を解除する構成となっている。そのため、ユーザーは撮影時に一方の手で当該部材を光軸方向に移動する操作が必要であり、この操作によって他方の手で保持しているカメラ等の撮像装置の保持が不安定なものになり易い。また、光軸方向の移動操作によって撮像装置自体やレンズ鏡筒自体がつられて光軸方向に微動し、焦点位置のずれが生じ易い。特に、近接撮影(マクロ撮影)時などは焦点調整がシビアとなる傾向があるため、この問題は一層顕著に現れる。
また、特許文献1の技術は、切換手段と一体となった回転防止キーがストッパー溝に入り込むことで手動焦点調整手段からの力の伝達を阻止する構成であるため、ストッパー溝と回転防止キーの位相が合わなければフォーカス操作環の回転を規制することができず、位相を合せる際に焦点位置からずれてしまうことを防止するという課題は解消できない。
他方、特許文献2は、手動焦点調整を行うためのフォーカス操作環を移動操作する構成であるため、差動機構との連結を解除すべくフォーカス操作環を光軸方向に操作したときに、フォーカス操作環が回転してしまうことを防止することが難しく、焦点位置のずれが生じ易い。
本発明は、ユーザーの操作時に不用意に焦点位置が移動してしまうことを防止することができるレンズ鏡筒と撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数のレンズを有する光学系と、該光学系の一部のレンズを光軸方向に移動させて焦点調整を行う焦点調整機構とを備え、該焦点調整機構は2つの入力部を有する差動機構を備え、一方の入力部には手動操作により焦点調整を行う手動焦点調整手段が接続しており、他方の入力部にはアクチュエータにより焦点調整を行う自動焦点調整手段が接続しているレンズ鏡筒において、手動焦点調整手段の差動機構への接続を解除する解除機構を有し、レンズ鏡筒には当該解除機構を操作するための解除操作部材がレンズ鏡筒の周方向に移動操作可能に配設されていることを特徴とする。
本発明によれば自動焦点調整手段と手動焦点調整手段とを備えるレンズ鏡筒において、ユーザーが解除操作部材を操作しても焦点位置がずれることがない。
本発明のレンズ鏡筒を装着した撮像装置(カメラ)の正面図。 実施形態1のレンズ鏡筒の一部を破断した左側面図。 実施形態1のレンズ鏡筒の光軸方向に沿った縦断面図 解除機構と差動機構を含む要部の接続時の縦断面図。 解除機構と差動機構を含む要部の解除時の縦断面図。 出力環の外観斜視図。 図4AのA−A線に沿った断面図。 解除機構の部分分解斜視図。 解除機構の動作を説明するための模式図。 実施形態2のレンズ鏡筒の接続時の縦断面図。 実施形態2のレンズ鏡筒の解除時の縦断面図。 解除機構の部分分解斜視図。 実施形態3のレンズ鏡筒の接続時の縦断面図。 実施形態3のレンズ鏡筒の解除時の縦断面図。
(実施形態1)
図1は本発明のレンズ鏡筒1をカメラボディ2に装着した状態を前面側(被写体側)から見た正面図、図2はこのレンズ鏡筒1の一部を破断した左側面図である。このレンズ鏡筒1の周面の前面側にはフォーカス操作環73が配設されており、ユーザーがこのフォーカス操作環73をレンズ鏡筒1の光軸回りに回転(以下、単に回転と称する)操作することにより手動での焦点合せを行うことができる。レンズ鏡筒1の周面の後面側(像面側)にはズーム操作環63が配設されており、ユーザーがこのズーム操作環63を回転操作することによりレンズ鏡筒1の焦点距離を変化させることができる。
レンズ鏡筒1の左側面の周面の一部には、レンズ鏡筒1の光軸方向(以下、単に光軸方向と称する)の中間位置、すなわち前記フォーカス操作環73と前記ズーム操作環63との間に、手動焦点調整を不能な状態に解除するための解除機構8の解除スイッチ85が配設されている。この解除機構8の詳細については後述するが、ユーザーが解除スイッチ85をレンズ鏡筒1の周面に沿って周方向にスライド操作することにより、フォーカス操作環73での手動焦点調整(マニュアルフォーカス)を有効にする状態と、これを解除して無効にする状態を切り替えるようになっている。ここでは、下方向にスライド操作して解除状態にしたときには、フォーカス操作環73を操作しても手動焦点調整ができなくなる。
図3はレンズ鏡筒の縦断面図であり、本発明に関連の深い部材にのみハッチングを施してある。レンズ鏡筒1内には、図3の左側、すなわち被写体側から1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3、4群レンズL4、5群レンズL5が配設されている。これら1〜5の群レンズL1〜L5は、前記ズーム操作環63を回転操作したときにレンズ鏡筒1の光軸方向に移動して当該レンズ鏡筒1の焦点距離を変化させる。また、2群レンズL2はズーム時及び焦点調整時に光軸方向に移動して焦点調整を行うためのフォーカスレンズとして構成されている。
レンズ鏡筒1内の像面側寄りにはフォーカスモーター3が配設されている。このフォーカスモーター3は、例えば前記カメラボディ2に設けられている不図示の自動焦点制御装置によって回転が制御され、回転したときに前記2群レンズL2を光軸方向に移動して自動焦点調整を実行するものである。このフォーカスモーター3は、本発明における自動焦点調整のためのアクチュエータの一部を構成する。ここではフォーカスモーター3としてDCモーターを採用しているが、ブラシレスDCモーター、ステッピングモーター、超音波モーター等であってもよい。
このように、実施形態1のレンズ鏡筒1は、図2からも判るように、フォーカスモーター3が像面側の位置にあり、フォーカス操作環73が被写体側の位置にあり、解除スイッチ85はこれらフォーカスモーター3とフォーカス操作環73の光軸方向の中間位置に設定されている。
前記レンズ鏡筒1内には、前記フォーカスモーター3により駆動される自動焦点調整機構4と、前記フォーカス操作環73により駆動される手動焦点調整機構5と、これら自動焦点調整機構4と手動焦点調整機構5を連係する差動機構6が設けられている。この差動機構6により、フォーカスモーター3が回転したときに自動焦点調整機構4により2群レンズL2を自動焦点調整し、一方ではフォーカス操作環73を手操作したときに手動焦点調整機構5により2群レンズL2を手動焦点調整することが可能となる。そして、この差動機構6に付設された前記解除スイッチ85により手動焦点調整機構5と差動機構6との連係を断続させるようになっている。連係を断にした解除状態にしたときには、前記したようにフォーカス操作環73による手動焦点調整が不能になる。
前記レンズ鏡筒1は、レンズマウント90を備えた第1固定環91を備えている。この第1固定環91には第2固定環92と、その内径側の第3固定環93が連結されている。前記フォーカス操作環73と前記ズーム操作環63はこれら第2と第3の固定環92,93に支持されている。第2固定環92の内径位置には後側支持環53が連結されており、この後側支持環53の被写体側には前側支持環50が連結されている。また、これら前後の支持環50,53の連結部には第2支持環57が連結されている。
前記後側支持環53の内径位置には内径方向に向けて順次に、直進環32とズームカム環31が同心配置されている。このズームカム環31の内径位置には、3群レンズL3を保持した3群レンズ枠21と、フォーカスカム環12と、2群レンズL2を保持した2群レンズ枠11が同心配置されている。また、ズームカム環31の被写体側の内径位置には1群レンズ枠15が配設され、像面側の内径位置には4群レンズ枠16と5群レンズ枠17が配設されている。
前記ズームカム環31は内外径に貫通するカム溝31aが設けられ、前記直進還32には光軸方向に延びる縦溝32aが設けられ、3群レンズ枠21の外周に植立したローラー(カムフォロアとも言う)21aが滑合している。また、これらズームカム環31と直進環32に設けられたカム溝31bと縦溝32bには前記1群レンズ枠15に設けられたローラー15aが滑合し、同様にカム溝31cと縦溝32cには4群レンズ枠16に設けられたローラー16aが滑合している。さらに、5群レンズ枠17に設けられたローラー17aは4群レンズ枠16に設けられた縦溝16bに滑合している。
これにより、ズーム操作環63が手動操作されてズームカム環31が回転されると、1群レンズ枠15と3群レンズ枠21は光軸方向に移動し、1群レンズL1と3群レンズL3が移動する。また、このズームカム環31の回転により、3群レンズL3とともに、1群レンズ枠15と4群レンズ枠16と5群レンズ枠17が光軸方向に移動し、さらには2群レンズ枠11も連動して光軸方向に移動する。これにより、1〜5群レンズL1〜L5が移動され、レンズ鏡筒1の焦点距離が変化する。
前記3群レンズ枠21の内周面には円周溝21bが設けられており、この円周溝21bに円周配置した複数の球14をフォーカスカム環12との間で挟持することで、フォーカスカム環12を回転自在にその内部に保持している。フォーカスカム環12は内外径に貫通するカム溝12aを有している。また、3群レンズ枠21には光軸方向に延びる縦溝21cが設けられている。その上で、2群レンズ枠11の外周に設けたローラー11aが、前記カム溝12aを貫通して縦溝21cに滑合している。これにより、2群レンズ枠11の回転を規制し、光軸方向のみ移動できるようになっている。
前記フォーカスカム環12には、光軸方向の像面側に延伸するフォーカスレバー13がネジ(符号省略)で固定されている。このフォーカスレバー13は、前記差動機構6の出力を受けて回転し、この回転によりフォーカスカム環12を一体的に回転し、かつ同時にフォーカスカム環12と共に光軸方向に進退する。
図4Aは前記差動機構6を含む領域の縦断面図であり、図3の一部のみを示し、かつ要部にのみ参照符号を付してある。この差動機構6は、前記第2固定環92と前記直進環32との径方向間の領域で、かつ前記フォーカス操作環73と、図3に示した前記フォーカスモーター3との光軸方向の間の領域に配設されている。この差動機構6は、いわゆる遊星機構で構成されており、後述するように、第1と第2の太陽車と、複数の遊星と、これら遊星を支持する遊星キャリアとを基本とする構成である。
前記後側支持環53の外径側には出力環51が配設されている。この後側支持環53の外周面には周方向の溝53aが設けられ、この溝53aに円周方向に配列した複数の球54を出力環51との間に介装することで、出力環51は後側支持環53に対して光軸方向には移動しないが、光軸回りには回転自在に保持される。
図5は前記出力環51の外観斜視図であり、図6は図4AのA−A線に沿った断面図である。出力環51には光軸方向に延びる出力レバー52がネジで固定されていて、その先端は前記フォーカスレバー13と滑合している。この滑合は、回転方向には一体で光軸方向には自由である。したがって、出力環51が回転すると出力レバー52が回転し、さらにフォーカスレバー13にその回転が伝達し、これと一体のフォーカスカム環12が回転する。このフォーカスカム環12の回転により2群レンズ枠11が光軸方向に進退して焦点調整を行うことは前記したとおりである。
また、出力環51の外周面の円周方向3箇所には、外径方向に延伸する3つの回転軸51aが等配に設けられていて、その回転軸51aには円形をした遊星コロ55が遊合している。さらに、その外径側から蓋56が出力環51にネジ固定されることで遊星コロ55の抜け止めとなっている。この遊星コロ55と出力環51は、それぞれ遊星機構の遊星と遊星キャリアを構成することになる。
図4Aに示したように、レンズ鏡筒1内には、これら3つの遊星コロ55を光軸方向に挟むように駆動ギア環61と駆動環71が配設されている。像面側の駆動ギア環61と第3固定環93との光軸方向の間には第2波ワッシャー62が介装されている。この第2波ワッシャー62は駆動ギア環61を被写体側に向けて付勢しており、この付勢力によって駆動ギア環61の被写体側の摺動面61aが遊星コロ55の像面側の周面に圧接されている。
また、前記駆動ギア環61の像面側の端縁には内歯車61bが設けられており、この内歯車61bには、前記フォーカスモーター3が不図示のギア機構を介して連結されている。これにより、駆動ギア環61はフォーカスモーター3が回転したときに、これに連動して回転する。駆動ギア環61は、この回転により圧接されている遊星コロ55を回転させて出力環51を回転させ、さらにはフォーカスカム環12を回転させて2群レンズL2による焦点調整を行うので、前記自動焦点調整機構4の一部を構成することになる。また、この駆動ギア環61は差動機構6の1つの入力部を構成しており、前記した遊星機構の第2の太陽車を構成する。
前記遊星コロ55を被写体側から挟む前記駆動環71は、像面側の端面が摺動面71aとして構成され、この摺動面71aは前記遊星コロ55に光軸方向に対向されている。また、駆動環71の中間一部に設けられた段差面(符号省略)と、前記前側支持環50との光軸方向の間に第1波ワッシャー72が介装されている。この第1波ワッシャー72は駆動環71を光軸方向の像面側に付勢しており、この付勢力により前記摺動面71aは前記遊星コロ55の被写体側の周面に圧接されている。
前記駆動環71の被写体側の外周には、円周方向の複数箇所にローラー71bが外径方向に植立されていて、これらローラー71bは前記フォーカス操作環73の内周面に設けられている複数の光軸方向の縦溝73aにそれぞれ滑合している。これにより、駆動環71はフォーカス操作環73に対して光軸方向に相対移動可能であるが、ユーザーがフォーカス操作環73を回転操作すると、縦溝73aとローラー71bとの滑合によって駆動環71が回転される。前記摺動面71aが前記遊星コロ55に圧接されているときには、駆動環71の回転により遊星コロ55を回転させて出力環51を回転させ、さらにはフォーカスカム環12を回転させて2群レンズL2による焦点調整を行うので、前記手動焦点調整機構5の一部を構成することになる。また、この駆動環71は差動機構6の他の1つの入力部を構成しており、前記した遊星機構の第1の太陽車を構成する。
この差動機構6の動作について説明する。図4Aにおいて、自動焦点調整時に、フォーカスモーター3が駆動されると、駆動ギア環61が回転され、その摺動面61aに圧接している遊星コロ55に駆動力が伝達される。遊星コロ55は出力環51の回転軸51a周りに回転する。このとき被写体側にある駆動環71は第1波ワッシャー72との間で発生する摩擦トルクにより回転せずに静止している。よって、遊星コロ55は回転軸51aの周りに自転しながら、出力環51は光軸回りに回転する。このとき出力環51は駆動ギア環61の略半分の回転量で回転することになる。
一方、ユーザーがフォーカス操作環73を操作すると駆動環71が回転され、その摺動面71aに圧接されている遊星コロ55に駆動力が伝達されて、遊星コロ55は出力環51の回転軸51a周りに回転する。このとき像面側にある駆動ギア環61は第2波ワッシャー62との間で発生する摩擦トルクにより回転せずに静止している。よって遊星コロ55は回転軸51aの周りに回転し、出力環51は光軸回りに回転する。
ここで、前記差動機構6において、2群レンズL2を光軸方向に動かすために必要な出力環51の回転トルクをT1、手動焦点調整時に回転される駆動環71の駆動トルクをT2、自動焦点調整時に回転される駆動ギア環61の駆動トルクをT3、駆動環71と第1波ワッシャー72との間で発生する摩擦トルクをT2’、駆動ギア環61と第2波ワッシャー62との間で発生する摩擦トルクをT3’、差動機構6の減速比をrとした場合、以下の関係が成り立つ必要がある。
rT1<T2
rT1<T3
T3<T2’
T2<T3’
一方でユーザーがフォーカス操作環73を操作する際の操作トルクは、駆動環71と第1波ワッシャー72との間で発生する静摩擦トルクと動摩擦トルクに因る。操作トルクは重すぎず、軽すぎず、適度なトルクとなることが望ましい。特許文献2の差動機構では摩擦トルクを与える押圧部材は本実施形態の第2波ワッシャーに相当する1つのみである。特に、自動焦点調整手段のアクチュエータに振動波モーターを採用している場合、ローターを付勢するための加圧部材が差動機構の遊星コロへ圧接するための押圧部材を兼ねているため、押圧部材の付勢力は振動波モーターが安定して動作するために必要な付勢力により決定されていた。よって、押圧部材の付勢力の決定には自由度は無く、操作環の操作トルクを適度なトルクに調整することは困難であった。
この実施形態1では、駆動環71と駆動ギア環61をそれぞれ別々の第1波ワッシャー72と第2波ワッシャー62で付勢しているため、各々独立して付勢力を調整することができる。前記したT1、T2、T3、T2’、T3’の条件を満たす範囲内であれば、例えば第1波ワッシャー72の付勢力を弱めに設定することで、フォーカス操作環73の操作トルクを軽めに設定することが可能である。
以上のようにして出力環51が回転すると、前記したように出力環51と一体の出力レバー52が回転し、さらにフォーカスレバー13にその回転が伝達し、これと一体のフォーカスカム環12が回転する。このフォーカスカム環12の回転により2群レンズ枠11が光軸方向に進退して焦点調整を行うことになる。すなわち、図4Aに示した状態では、自動焦点調整と手動焦点調整が共に可能である。そのため、自動焦点調整により焦点調整したときに、ユーザーがフォーカス操作環73を操作すると、差動機構6を介して出力環51が回転してしまい、焦点位置がずれてしまう。
このような課題を解消するための解除機構8を説明する。図7は解除機構8の部分分解斜視図であり、前記駆動環71の外径位置に円環状をした解除部材81が配設され、これを光軸方向に挟むように像面側に解除切換環82が、被写体側に押え環84が配設されている。なお、解除切換環82は前記出力環51の周囲を囲む光軸位置に配置されている。
前記解除切換環82は第2固定環92の内径位置において回転可能に保持されている。この解除切換環82が解除部材81と対向する面、すなわち軸方向の被写体側の面には円周方向に複数個(ここでは6個)の解除カム82aが形成されている。また、解除切換環82には後方に延伸する係合キー82bが設けられており、前記解除スイッチ85を支持している後述する解除スイッチ取付部材86の係合溝86aに係合している。これにより解除切換環82は解除スイッチ85に連結され、ユーザーが解除スイッチ85を円周方向に操作すると、これに連動して解除切換環82は光軸回りに回転する。
前記解除部材81は外周面に円周方向の3箇所に光軸方向に向けられた直進キー81aが設けられ、前記第2固定環92の内周面に設けられた縦溝92aに滑合していて、第2固定環92の内部において光軸回りの回転を規制されて直進可能に保持されている。また、解除部材81には前記解除切換環82の解除カム82aと光軸方向に対向する係合突起81bが設けられている。さらに、解除部材81の光軸方向の被写体側の面には全周にわたって、前記駆動環51に設けられて光軸方向の像面側に向けられた段差面(符号省略)に対向するようにリブ81cが形成されている。
前記押え環84は第2固定環92の前側部位にネジ等で固定されている。これら押え環84と解除部材81との間には円周方向の複数箇所において複数個(実施形態では6個)の圧縮コイルバネ83が介装されており、これらのバネ力によって解除部材81を光軸方向の像面側に向けて付勢している。この付勢により、解除部材81の係合突起81bは解除切換環82の解除カム82aに当接し、解除切換環82を付勢する。解除切換環82は解除部材81と第2固定環92の内周面に複数個設けられた押さえリブ92bとの間で保持されることになる。
前記解除スイッチ85は前記したように、ユーザーが解除スイッチ85をレンズ鏡筒1の周面に沿ってスライド操作することが可能となっており、前記した解除スイッチ取付部材86に支持されている。この解除スイッチ取付部材86には、導電ブラシ87、板バネ88が取り付けられている。
この導電ブラシ87はレンズ鏡筒内に配設されている不図示のフレキシブルプリント基板に電気的に接触され、解除スイッチ85の回転位置を検出する。図6に示すように、板バネ88はユーザーが操作スイッチ85を操作した際にスイッチの切り替わりを伝えるためのものであり、先端の曲げ部88aが第2固定環92の内周面に形成された谷部92c,92dに入り込むことでユーザーにクリック感としてスイッチの切り替わりを伝える。
次に解除機構8の動作について説明する。図8は解除スイッチ85と解除切換環82と押え環84の各一部を模式的に示す図であり、レンズ鏡筒の上方側から解除機構8を仮想的に見た図である。これら図8と図4A及び図4Bを参照して説明する。ユーザーが解除スイッチ85を操作して図6に示す状態、すなわちレンズ鏡筒の上側にスライド操作されているときには、板バネ88の曲げ部88aが谷部92cの位置にあり手動焦点調整が可能な状態となる。このとき、導電ブラシ87によってこの操作位置を検出することが可能である。
すなわち、図8(a)のように、解除スイッチ85が手動焦点調整が可能な位置に操作されると、解除切換環82は、解除カム82aと係合突起81bが当接しない位置まで回転される。そのため、解除部材81は圧縮コイルバネ83の付勢力により像面側に移動され、解除部材81のリブ81cは駆動環71の段差面から離間される。したがって、図4Aに示したように、駆動環71は第1波ワッシャー71の付勢力によって駆動環71の摺動面71aが遊星コロ55に圧接される。よって、ユーザーがフォーカス操作環73を操作すると出力環51が回転して手動にて焦点調整を行うことができる。
一方、図6において、解除スイッチ85が図示の位置から時計方向、すなわちレンズ鏡筒の下方に向けてスライド操作され、板バネ88の曲げ部88aが谷部92dの位置になると、手動焦点調整が解除された状態となる。図8(b)のように、解除スイッチ85が手動焦点調整を解除する位置に操作されると、解除切換環82は解除カム82aと係合突起81bが当接する位置に回転される。そのため、図4Bに示すように、解除部材81は圧縮コイルバネ83の付勢力に抗して被写体側に移動され、解除部材81のリブ81cは駆動環71の段差面に当接する。これにより、駆動環71は第1波ワッシャー71の付勢力に抗して被写体側に移動され、駆動環71の摺動面71aは遊星コロ55から離間される。よって、ユーザーがフォーカス操作環73を操作しても出力環51が回転することはなく、手動焦点調整を行うことができなくなる。
なお、導電ブラシ87により解除スイッチ85が解除位置まで操作されたことを検出したときに、説明を省略した制御回路においてフォーカスモーター3への通電を遮断して自動焦点調整による焦点調整を禁止する。
このように、実施形態1では、解除スイッチ85をレンズ鏡筒の周方向に操作することによってフォーカス操作環73による操作を可能とし、あるいはこれを解除する構成となっている。そのため、特許文献1,2のようにレンズ鏡筒の光軸方向に操作する場合に比較して、撮像時における操作性が向上するとともに、操作時における撮像装置の保持が安定なものになる。
特に、実施形態1では、相対的に重量の嵩むフォーカスモーター3がレンズ鏡筒1内の像面側寄りに配設され、解除スイッチ85はこのフォーカスモーター3よりも被写体側の位置で、しかもフォーカス操作環73よりも像面側のレンズ鏡筒1の光軸方向のほぼ中間位置に配設されているので、解除スイッチ85を操作する際にレンズ鏡筒1に生じるモーメントが小さくなり、レンズ鏡筒1の光軸方向を安定に保つ上で有利になる。
また、実施形態1では、手動焦点調整を解除する際には、解除部材81が駆動環71を押動して駆動環71と遊星コロ55との接続を解除する構成としたことにより、フォーカス操作環73の回転位置に因らず任意の位置で解除が実行でき、特許文献1において生じていたようなフォーカス操作環73の微小回転に伴う焦点位置のずれを防止することができる。さらに部品公差から生じるガタも関係ないので確実に焦点位置のずれを防止することができる。
さらに、実施形態1では、手動焦点調整の解除時には、駆動環71が被写体側に移動されて第1波ワッシャー72がより押し込まれた圧縮状態となるため、第1波ワッシャー72の弾性復帰力が増大する。したがって、フォーカス操作環73を操作する際の回転トルクが増えるので、ユーザーはフォーカス操作環73の操作力の増大から感覚的に解除されたことが分かり易くなる。
また、手動焦点調整の解除時においても、出力環51の遊星コロ55は自動焦点調整を行うための駆動ギア環61の摺動面61aに圧接された状態とされている。これにより、解除時にレンズ鏡筒1に振動等が加わった場合でも出力環51が不用意に回転してしまうことはなく、確実に焦点位置のずれを防止することができる。
(実施形態2)
図9Aは、実施形態1における解除切換環82と解除部材81を一体化した解除切換環部材82Aとして構成した実施形態2の断面図である。実施形態1と等価な部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。実施形態2では、図10に解除切換環部材82Aの斜視図を示すように、解除切換部材82Aの像面側の面にテーパ状の解除カム82aを設ける。また、この解除カム82aと光軸方向に対向している第2固定環92の光軸方向に向けられた面に係合突起92bを設ける。これら解除カム82aと係合突起92bは解除切換環部材82Aの回転位置の変化により係合し、あるいは係合しない状態とされる。そして、解除切換環部材82Aは光軸方向に若干移動できる状態で第2固定環92の内径位置に内装されるとともに、押え環84との間に介装された圧縮コイルバネ83により像面側に付勢される。この圧縮コイルバネ83は、第3波ワッシャーで構成してもよい。これにより、解除カム82aは係合突起92bに当接する方向に付勢される。
この実施形態2では、解除スイッチ85を周方向に操作したときには、図9Aのように、解除切換環部材82Aは周方向に回転し、解除カム82aが係合突起92bに当接し、あるいは当接しない状態となる。解除カム82aが係合突起92bに当接しないときには、解除切換環部材82Aは圧縮コイルバネ83の付勢力により像面側の位置にある。また、第1波ワッシャー72により駆動環71は像面側に押圧されている。これにより、駆動環71の摺動面71aは遊星コロ55に圧接される。したがって、ユーザーがフォーカス操作環73を操作すると出力環51が回転して手動による焦点調整を行うことができる。
一方、解除スイッチ85の操作により解除カム82aが係合突起92bに当接したときには、図9Bのように、解除切換環部材82Aは圧縮コイルバネ83の付勢力に抗して被写体側に移動され、駆動環71を被写体側に移動する。これにより、駆動環71の摺動面71aは遊星コロ55から離間され、解除状態となる。したがって、ユーザーがフォーカス操作環73を操作しても出力環51が回転せず、手動による焦点調整ができなくなる。
この実施形態2では、1つの解除切換環部材82Aで駆動環71を光軸方向に移動して差動機構6との接続、解除を行うことができるので、レンズ鏡筒1の部品点数の削減を図り、レンズ鏡筒1の小型化に有利となる。
(実施形態3)
図11Aは、実施形態1における解除切換環82と解除部材81をカム溝構造により構成した実施形態3の断面図である。実施形態1と等価な部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。実施形態3では、解除切換環82は筒状に形成されるとともに、その周面にカム溝82cが設けられる。解除部材81は解除切換環82の内径側に配設され、その一部に前記カム溝82cに係合するローラー81dが設けられる。さらに、駆動環71には補助駆動環71Aがネジにより光軸方向に連結されており、これら駆動環71と補助駆動環71Aとで解除部材81の一部を光軸方向に挟持している。駆動環71は像面側の摺動面71aが遊星コロ55に対向配置され、補助駆動環71Aはフォーカス操作環73に係合されている。なお、ここでは実施形態1の第1波ワッシャー72は設けられていない。
実施形態3では、解除スイッチ85を操作して解除切換環82を回転すると、図11Aのように、カム溝82cとローラー81dとの滑合により解除部材81は光軸方向の像面側に移動する。これにより、解除部材81を挟持している駆動環71と補助駆動環71Aも像面側に移動する。したがって、カム溝82cの形状を適宜に設計することにより、解除スイッチ85を手動焦点調整が可能な位置に操作したときには、駆動環71は像面側に移動して摺動面71aが遊星コロ55に圧接され、フォーカス操作環73による手動焦点調整が可能になる。
一方、解除スイッチ85を手動焦点調整を解除する位置に操作したときには、図11Bのように、解除切換環82の回転に伴うカム溝82cとローラー81dとの滑合によって解除部材81は被写体側に移動し、これと一体的に駆動環71と補助駆動環71Aは被写体側に移動する。これにより、駆動環71の摺動面71aが遊星コロ55から離間され、フォーカス操作環73による手動焦点調整ができなくなる。このとき、第2波ワッシャー62により駆動ギア環61が被写体側に移動される。実施形態3では、実施形態1,2のような後側支持環53の溝53aと球54が設けられていないため、駆動ギア環61の当該移動に伴い出力環51も被写体側に移動されるが、出力環51の被写体側の端面51aが第2支持環57に当接されるため、移動が制限され、前記した駆動環71が遊星コロ55から離間された状態が保たれる。
これら実施形態2,3においても、レンズ鏡筒1に設けた解除スイッチ85の形態は実施形態1と同じであるので、前記した実施形態1と同様な効果が期待できることは言うまでもない。
本発明は以上説明した交換レンズ等のレンズ鏡筒に限られるものではなく、カメラボディに一体化されたレンズ鏡筒にも適用できる。また、静止画撮影用カメラのレンズ鏡筒に限られるものではなく、動画撮影用カメラのレンズ鏡筒、さらにデジタル撮像装置用のレンズ鏡筒にも適用できる。さらに、本発明は、このレンズ鏡筒を交換レンズとして、あるいは、装置本体に一体的に組み込んだカメラあるいは動画撮影用の撮像装置として構成された形態を含むものであることは言うまでもない。
1 レンズ鏡筒
2 カメラボディ
3 フォーカスモーター(アクチュエータ)
4 自動焦点調整機構
5 手動焦点調整機構
6 差動機構(遊星機構)
8 解除機構
51 出力環(遊星キャリア)
55 遊星コロ(遊星)
61 駆動ギア環(第2太陽車)
71 駆動環(第1太陽車)
73 フォーカス操作環(手動焦点調整環)
81 解除部材
82 解除切換環
82A 解除切換環部材
84 押え環
85 解除スイッチ(解除操作部材)
L1〜L5 群レンズ




Claims (9)

  1. 複数のレンズを有する光学系と、該光学系の一部のレンズを光軸方向に移動させて焦点調整を行う焦点調整機構とを備え、該焦点調整機構は2つの入力部を有する差動機構を備え、一方の入力部には手動操作により焦点調整を行う手動焦点調整手段が接続しており、他方の入力部にはアクチュエータにより焦点調整を行う自動焦点調整手段が接続しているレンズ鏡筒において、
    前記手動焦点調整手段の前記差動機構への接続を解除する解除機構を有し、レンズ鏡筒の周面には当該解除機構を操作するための解除操作部材がレンズ鏡筒の周方向に移動操作可能に配設されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記手動焦点調整手段を操作するための操作環がレンズ鏡筒の被写体側に配設され、前記アクチュエータはレンズ鏡筒の像面側に配設され、前記解除操作部材はこれら操作環とアクチュエータの光軸方向の中間位置に配設されている請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記差動機構は第1及び第2の太陽車と、遊星と、遊星キャリアを有する遊星機構で構成され、第1太陽車は前記一方の入力部として構成され、第2太陽車は前記他方の入力部として構成され、遊星キャリアは前記一部のレンズを光軸方向に移動させる構成である請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記差動機構は、
    光軸回りに回転する前記遊星キャリアとしての出力部材と、
    該出力部材に設けられた光軸直交方向に延伸する軸に軸支された前記遊星としての遊星コロと、
    前記遊星コロに光軸方向の一方から対向する前記第1太陽車としての前記手動焦点調整手段と、
    前記遊星コロに光軸方向の他方から対向する前記第2太陽車としての前記自動焦点調整手段と、
    前記手動焦点調整手段を前記遊星コロに圧接させる第1押圧手段と、
    前記自動焦点調整手段を前記遊星コロに圧接させる第2押圧手段と、
    から成ることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記手動焦点調整手段は、手動操作を行うための操作環と駆動環から成り、前記駆動環は前記操作環と一体的に回転可能な一方で前記操作環に対して相対的に光軸方向に移動可能であり、前記駆動環は前記第1押圧手段により前記遊星コロに圧接するとともに、解除時に前記遊星コロとの圧接状態から解除される請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記解除機構は、前記解除操作部材の操作により光軸回りに回転する解除切換部材と、光軸方向に移動する解除部材を備え、該解除切換部材は前記解除部材にカム機構により係合され、回転したときに該解除部材を光軸方向に移動して、前記駆動環を前記第1押圧手段の圧接力に抗して前記遊星コロとの圧接状態から解除する請求項5に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記カム機構は、前記解除切換部材の前記解除部材と対向する面に周方向に設けられた複数の解除カムと、前記解除部材の前記解除切換部材と対向する面に周方向に設けられて前記解除カムに当接する複数の突起で構成される請求項6に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記解除機構は、レンズ鏡筒の固定環に対してカム係合された解除部材を備え、該解除部材は前記解除操作部材の操作により光軸回りに回転するとともに、該カム係合によって光軸方向に移動し、移動したときに前記手動焦点調整手段を前記第1押圧手段の圧接力に抗して前記遊星コロとの圧接状態から解除する請求項6に記載のレンズ鏡筒。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のレンズ鏡筒を備える撮像装置。

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