JP6682340B2 - 操作装置、レンズ装置および撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作装置レンズ装置、および撮影装置に関するものである。
従来、放送局用テレビレンズにおいて、図9に示すような、一軸二操作方式のレンズ操作方式が知られている。この操作方式においては、カメラ102にレンズ取り付け用サポーターを介して、または直接カメラに取り付けられたレンズ101に、その後方より延伸する出力軸104と、撮影者が操作時に把持する操作ノブ103からなる操作棒105が設けられる。この操作棒105を軸方向に前後させる操作(以降、この操作を押し引き操作と呼称)することでズーム操作を行い、操作棒105を出力軸回りに回転させる操作(以降、この操作を回転操作と呼称)することでフォーカス操作を行う。
操作棒の回転によるフォーカス操作には、一定の回転角度となる操作範囲が設定されている。その操作棒の操作範囲が、レンズ装置のフォーカス駆動範囲と対応しているため、撮影者は、その操作範囲の端位置からの操作棒の回転角によって、フォーカス操作位置を認識することができる。
この一軸二操作方式のレンズ操作方式において、撮像装置が高精細になるに従い、フォーカス操作をより精度良く行うため、レンズ側のフォーカス駆動範囲に対する操作棒の回転操作範囲を変更させる方法が知られている。
例えば、特許文献1では、ストッパー端位置を切り替えることで、回転操作範囲を端が無いエンドレスタイプと、端があるタイプとの切り替えが可能であり、さらに、2つ以上の異なる回転角度が設定可能となるレンズ操作装置が開示されている。
特開2004−325641号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、撮影開始前に操作棒の回転範囲を決定し、レンズのフォーカス駆動範囲と操作棒の回転範囲の関係を設定しなければ、操作範囲端からの回転操作量とフォーカス駆動量との関係が設定できない。このため、撮影中に任意の状況で操作棒の回転操作量と、レンズのフォーカス駆動量との関係を変化させることができない。
そこで、本発明例えば、操作の回転角度出力軸の回転角度との関係を切り替えるのに有利な一軸二操作方式の作装置を提供することを目的とする
上記目的を達成するために、本発明のレンズ操作装置は、力軸と、前記出力軸方向における前記出力軸の移動と前記方向を有する周りにおける前記出力軸の回転の操作をするための操作部とを有し、前記前記により、それぞれレンズ装置の第1の操作と第2の操作とを行うための一軸二操作方式操作装置であって、前記出力軸の前記回転の角度と、前記方向を有する前記軸の周りにおける前記操作部回転角度と比率を切り替える切り替え手段を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、操作の回転角度出力軸の回転角度との関係切り替えるのに有利な一軸二操作方式の作装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例を適用した操作棒の分解斜視図である。 本発明の第1の実施例を適用した操作棒の、操作ノブと出力軸が直接的に接続した粗調状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施例を適用した操作棒の、遊星歯車機構により操作ノブから出力軸へ回転操作が伝達される微調状態を示す、操作ノブ部の断面図である。 本発明の第1の実施例において、粗微調の切り替えボタンを押した場合に微調から粗調に切り替わる例を示した操作棒の断面図であり、(a)が微調の状態を、(b)が粗調の状態を示す。 本発明の第2の実施例を適用した操作棒の、操作ノブと出力軸が直接的に接続した粗調状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施例を適用した操作棒の、遊星歯車機構により操作ノブから出力軸へ回転操作が伝達される微調状態を示す、操作ノブ部の断面図である。 本発明の第3の実施例を適用した操作棒の、操作ノブと出力軸が直接的に接続した粗調状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施例を適用した操作棒の、遊星歯車機構により操作ノブから出力軸へ回転操作が伝達される状態を示す、操作ノブ部の断面図であり、(a)が1段階目の切り替え状態、(b)が2段階目の切り替え状態を示している。 一軸二操作のレンズ操作方式を用いたレンズ装置を含む撮影システム全体を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以降の説明において、操作棒の出力軸に平行な方向を「軸方向」と呼称する。また、その軸方向において、操作棒の位置から、その操作棒が装着されるレンズ装置に押し込まれる方向を「前方」、撮影者がいる方向(操作棒が装着されるレンズ装置から引き出される方向)を「後方」と呼称する。
以下、図1から図4、及び図9を参照して、本発明の第1の実施例による、操作部となるグリップ部材2の回転操作量と、出力軸3からレンズ装置に伝達される回転角度との関係を撮影中に切り替えることが可能な一軸二操作方式のレンズ操作装置であるところの操作棒1について説明する。
図1は、本実施例におけるレンズ操作装置としての操作棒1を分解した状態を示す分解斜視図である。また図2は、操作棒1が後述する粗調状態である場合における、出力軸3の中心を含む平面での断面図である。
操作棒1は、その構成を大別すると、撮影者が撮影時に把持するグリップ部材2を中心とする操作ノブ部と、操作ノブ部より前方に延伸し、操作量を不図示のレンズ装置に伝達する出力軸3とから構成される。なお、図中において出力軸3は長さを短縮させて表現している。
出力軸3の軸方向前方の先端には、レンズ装置との接続を行う接続部3aが設けられている。この接続部3aでレンズ装置との接続がなされることで、操作棒1の出力軸3に沿う方向の前後移動量(押し引き操作量)を元にズームの駆動(ズーム操作)が行われる。また同時に、出力軸3の中心軸周りの回転操作量を元にレンズ装置のフォーカスの駆動(フォーカス操作)がなされる。すなわち、出力軸3の軸方向への移動と、出力軸3の軸方向を中心とする回転により、レンズ装置の2種類の光学操作を行うことができる。このレンズ装置の駆動方法としては、操作棒1の操作量を検出する検出手段を設けて、その検出量に応じてレンズ装置内の駆動用モータの制御を行う方法や、操作棒1の操作力をレンズ装置内部の駆動機構に伝達し、メカニカルにレンズ駆動を行う方法等がある。
操作棒1は、撮影者が操作しやすいように、レンズ装置の後方より不図示のカメラの後方側にまで延伸される。そのため、カメラの後方となる位置に操作棒支え13が設けられている。この操作棒支え13は、カメラ後方に設けられ、レンズ装置まで貫通する貫通孔の出口部分に設けられる等、撮影システムによって変化するが、本実施例においては、図9に示したような三脚107等のカメラ台より延伸されたアーム部材106のようなタイプの撮影装置を想定して説明する。なお、図中において、操作棒支え13は、操作棒1の支え部周辺のみを図示しており、三脚等への固定部については省略して表現している。
操作棒1の撮影者側端には、操作時に撮影者が把持するためのグリップ部材2が設けられている。グリップ部材2は、出力軸3に対して軸受5a,5bを介して保持され、この軸受5a,5bは、指標板6によって出力軸3に対する軸方向の移動が規制される。これによって、グリップ部材2は、出力軸3に対して、出力軸3の軸方向の相対的な移動が固定されると同時に、出力軸3の軸回りの回転自在となるように保持される。これによって、グリップ部材2の押し引き操作に伴って、出力軸3も、その軸方向に可動するようになる。
ここで、指標板6は出力軸3に対して一体となるように固定される。指標板6には、撮影者側となる後方端面部に指標線6aを設けており、撮影者が出力軸3の回転量を視認可能としている。
グリップ部材2の内径部には、前側にその一部を突出させる形で、切り替え手段としての切り替えボタン7が搭載されている。切り替えボタン7の外周部には、複数のガイドピン16が、切り替えボタン7の外周部より突出する形で配置される。また、グリップ部材2の内径部には、円周方向の幅が、グリップ部材2に設けられたガイドピン16の外径と同じであり、軸方向に長いガイド溝2aが配置されている。このガイド溝2aとガイドピン16とが係合することにより、切り替えボタン7と、グリップ部材2とは、グリップ部材2の回転操作時においては一体となって回転するようになっている。その一方で、グリップ部材2に対して、切り替えボタン7は相対的に前後方向にガイド溝2aの範囲でスライド可能となっている。
切り替えボタン7の内径部には、第1の内歯車7a及び第2の内歯車7bが設けられている。その2つの内歯車7a,7bの間には、その直径が第1の内歯車7aの歯先円直径よりも大きいニゲ溝7cが設けられている。また、出力軸3には、グリップ部材2と切り替えボタン7との軸方向において間となる位置にフランジ部3bを設け、さらにその外周部に歯車3cを設けている。図2に示す状態、即ち粗調状態において、切り替えボタン7に設けられた第1の内歯車7aに対して、出力軸3に設けられた歯車3cが直接噛み合っている。このため、グリップ部材2の回転操作数と、出力軸3との回転角度は等しくなる。
出力軸3のフランジ部3bには、出力軸3と平行になるように、シャフト9が複数設けられ、そのシャフト9には回転自在となるように、遊星歯車8がそれぞれ設けられている。これによって、出力軸3のフランジ部3bは遊星歯車機構の、遊星キャリアとしての役割を果たす。
シャフト9には、出力軸3のフランジ部3bと、遊星歯車8との間の位置に、スプリング10と、ワッシャ11がそれぞれ設けられている。これにより、遊星歯車8は、出力軸3のフランジ部3bに対して軸方向前方に付勢される。さらに、切り替えボタン7には、シャフト9と出力軸3の中心からの距離が等しくなる位置に円環上のニゲ溝7dが設けられる。そのニゲ溝7dの内径側、外径側には、2つの円環状の摺動部材12a、12bが設けられている。このニゲ溝7dは、後述する微調状態への切り替え時に、切り替えボタン7とシャフト9とが接触しないようにするためのものである。
スプリング10のバネ力で付勢された遊星歯車8は、この摺動部材12a、12bに接触し、切り替えボタン7も間接的に前方側に付勢される。この時、グリップ部材2のガイド溝2aの端位置に切り替えボタン7に設けたガイドピン16が当接することで、切り替えボタン7がグリップ部材2から前方より外れないようになっている。これによって、切り替えボタン7との出力軸3の軸方向における相対位置が一定となり、切り替えボタンに7に設けられた第2の内歯車7bと、遊星歯車8とは、常に噛み合った状態となる。
出力軸3のフランジ部3bより前方側の外径部には、スライダ部材4が、2つの軸受5c,5dを介して配置されている。これによって、スライダ部材4対して、出力軸3は回転自在となる。一方で、軸受5a,5bは、出力軸3のフランジ部3bと、出力軸3に設けられた止め輪15で出力軸3に対する軸方向の移動が規制される。このため、グリップ部材2の押し引き操作がなされた場合には、このスライダ部材4は、出力軸3と、ひいてはグリップ部材2と一体となって軸方向前後に移動する。
スライダ部材4は、操作棒支え13に設けられた挿入孔13aに嵌合する。これにより、スライダ部材4を介して、操作棒1が支えられる状態になる。
また、スライダ部材4には、軸方向に延伸するガイド溝4aが設けられている。それに対して、操作棒支え(支持部)13には、このガイド溝4aの溝幅寸法と同じ外径となるガイドピン14が設けられている。スライダ部材4のガイド溝4aが、ガイドピン14と係合することで、スライダ部材4の出力軸3周りの回転は規制される。すなわち、レンズ操作装置としての操作棒1が装着されるレンズ装置の操作棒支え(支持部)13に対し、軸方向に移動可能で軸方向回りで回転不能に支持されたスライダ部材4によって、出力軸3は回転可能に軸支される。なお、ガイド溝4aの長さは、操作棒1の押し引き操作範囲に対して十分に長くしておく必要がある。
スライダ部材4の後方側端部の外周には、歯車4bが設けられている。この歯車4bは、遊星歯車8の軸方向後方の位置に配置され、図2に示す粗調状態においては、いずれの他の歯車とも噛み合わない。このため、遊星歯車8は、粗調状態においては、シャフト9を中心に回転することは無い。このため、遊星歯車8はグリップ部材2の回転操作に対して影響を与えることはない。つまり、グリップ部材(操作部)2に加えられた回転力は、第1の内歯車7a、歯車3cを介して、出力軸3へ直接伝達される(第1の伝達機構)。グリップ部材(操作部)2と出力軸は一体となって回転する。
図2に示す粗調状態から、切り替えボタン7を操作し、微調状態とした際の、グリップ部材2の周辺部を示した断面図が図3である。以降、図3を元に、微調状態の各部の挙動について説明する。微調状態への移行は、操作者が、切り替えボタン7をグリップ部材2に対して後方側に移動させ、切り替えボタン7の端面部7eが、グリップ部材2に突きあたるまでスライドすることで実施される。切り替えボタン7がこの位置までスライドすると、切り替えボタン7の内径部に設けた第1の内歯車7aと、出力軸3に設けられた歯車3cとの噛み合いが外れる。この時、出力軸3の歯車3cは、切り替えボタン7の内径のニゲ溝7cと軸方向で同じ位置になり、出力軸3の歯車3cはどの歯車とも噛み合わなくなる。
一方で、切り替えボタン7がスライドすることで、切り替えボタン7に摺動部材12a、12b越しに接触していた遊星歯車8も、シャフト9に沿ってスライドする。すると、スライダ部材4に設けられた歯車4bと、遊星歯車8とが噛み合うようになる。
この状態で、グリップ部材2の回転操作を行うと、まず粗調状態と同様に、ガイドピン16を介して、グリップ部材2と切り替えボタン7とが、一体となって回転する。切り替えボタン7の第1の内歯車7aと出力軸3の歯車3cとの噛み合いは外れているため、グリップ部材2から出力軸3に直接回転伝達はされない。一方で、スライダ部材4の歯車4bは回転が規制されているため、この歯車4bが遊星歯車機構の太陽ギアとしての役割を果たす。即ち、遊星歯車8が切り替えボタン7に設けられた第2の内歯車7bと、回転しないスライダ部材4に設けられた歯車4bとの両方と噛み合うことで、遊星歯車8は、シャフト9周りに自転しながら、出力軸3を中心に公転するようになる。
この遊星歯車8の公転が、シャフト9が取り付けられた出力軸3のフランジ部3bの回転となり、出力軸3が回転するようになる。この時、グリップ部材2の回転操作量(回転角度)と、出力軸3の回転角度の比率を表わすギア比は、第2の内歯車7bの歯数Zcと、スライダ部材4に設けられた歯車4bの歯数Zaから求められ、Zc/(Za+Zc)となる。これにより、グリップ部材2の回転操作量に対して出力軸3の回転量が小さくなり、より精細にフォーカス操作をすることが可能となる。
このように、切り替えボタン7を操作することで、グリップ部材2の回転を直接的に出力軸3に伝達する方法(第1の伝達機構)と、遊星歯車機構を介して伝達する方法(第2の伝達機構)とで切り替えることで、グリップ部材2の回転角度に対する出力軸3の回転角度を変化させることができる。なお、微調状態から粗調状態への移行は、操作者が切り替えボタン7から手を離すと、スプリング10のバネ力が、遊星歯車8を介して切り替えボタン7をフランジ部3bから前方方向へ付勢することで、実施される。
上述のように、切り替えボタン7をグリップ部材2の内径部に設けることで、撮影者は撮影中の任意の状況において、グリップ部材2を把持した状態を維持したまま粗調状態と微調状態の切り替えることが容易に可能となる。その際、回転角度の切り替えが操作棒1の内部で完結する形で行えるため、レンズ装置側の設定等は一切不要であり、既存の操作棒を用いたレンズ装置に組み込むことも容易に可能である。また、出力軸3と一体となる指標板6を設け、その回転量を撮影者が把握可能とすることによって、粗調状態と微調状態を変化させても、レンズ装置へ伝わる操作量を視覚的に把握することが出来る。
なお、本実施例においては、切り替えボタン7を操作することで、粗調状態から微調状態となり、切り替えボタン7の操作をやめると、微調状態から粗調状態になる例を示している。これは逆に、切り替え手段を操作することで微調状態から粗調状態となるようにしても良い。また、本実施例においては、切り替えボタンの7の操作に伴い、遊星歯車8もスライドさせることで、噛み合い状態を変化させていたが、これは内歯車のみをスライドする方法でも可能である。その例を図4に示す。
図4は、内歯車17aを有する切り替えボタン17をスライドさせることにより、微調状態から粗調状態へ移行する例を示しており、(a)が微調状態、(b)が粗調状態を示している。
図4に示す例では、遊星歯車8はバネで付勢されず、スペーサー19とシャフト18によって出力軸3のフランジ部3bに対して一定の距離になるように固定されている。この際、出力軸3の中心からの距離が、遊星歯車8の外径側の歯と、出力軸3に設けられた歯車3cの歯とが等しくなるように配置されている。また、切り替えボタン17は、バネ20によってスライダ部材4に対して前側に付勢されている。
微調状態においては、遊星歯車8が内歯車17a及びスライダ部材4の歯車4bの双方と噛み合い、遊星歯車機構を介してグリップ部材2の回転が出力軸3に伝達される。切り替えボタン17がスライド操作され、粗調状態となると、遊星歯車8の軸方向位置には、切り替えボタン17の内径に設けられたニゲ溝17bが重なるため、内歯車17aと遊星歯車8との噛み合いは外れる。代わりに内歯車17aと出力軸3の外径部に設けられた歯車3cとが噛み合うようになる。これによって、グリップ部材2の回転操作時には、切り替えボタン17と出力軸3とが一体となって回転するようになる。
さらに別の変更例を提示すると、本実施例においては、切り替えボタン7の操作は、軸方向を前方から後方へ操作する方法を提示したが、これは、切り替えボタンをグリップ部材の後方側に設けて、後方から前方に切り替えボタンを操作するようにしてもよい。また、グリップの外径から中心に向かう方向に操作する切り替え手段を設けて、それに連動して歯車の噛み合わせを切り替えるようにしても良い。
また、本実施例において、グリップ部材2の回転を直接出力軸3に伝達する方法として、第1の内歯車7aと出力軸3に設けられた歯車3cとを噛み合わせることで行っている。しかしこれは、歯車による接続でなくとも、回転操作に必要となる回転力を伝達出来ればどのような方法でも良い。その例としては、例えば出力軸と切り替えボタンの双方に菊座形状を設け、それを噛み合わせる方法や、摩擦力による伝達を用いる等の方法が考えられる。
また、本実施例において、遊星歯車8を付勢する方法として、各遊星歯車8のシャフト9にスプリング10を設ける方法を提示したが、これも他の付勢方法でも良い。例えば、1つのバネで複数の遊星歯車を同時に付勢する方法や、磁石を用いて、出力軸のフランジ部と遊星歯車との間に反発力を発生させる方法等が考えられる。
さらに、本実施例において、スライダ部材4の操作棒支え13に対する回転規制の方法として、スライダ部材4に設けたガイド溝4aと、操作棒支えに設けたガイドピン14を用いる方法を提示した。これについても、他の直動機構を用いるなど、操作棒の出力軸方向の操作の阻害とならない方法であれば、どのような方法でも構わない。
以下、図5から図6を参照して、本発明の第2の実施例による、スライダ部材34に内歯車34bを設けて遊星歯車機構の固定要素とした、一軸二操作方式のレンズ操作装置について説明する。なお、実施例1と同様の構成については、図中には同じ付番を配し、説明を省略する。
図5、図6は本実施例を適用した状態の操作棒31を示す断面図であり、図5が粗調状態を、図6が微調状態のグリップ部材32の周辺部を示している。
本実施例において、グリップ部材32(図中、ハッチング処理を実施)には、後方側の内径部に内歯車32aを設けている。その内歯車32aの軸方向前側には、内歯車32aの歯底円より大きい径となるニゲ溝32bを設けている。また、外径部より中心軸付近へ繋がる円板部32dを挟んで、その前方側の内径部には、遊星歯車機構における太陽ギアとしての役割を果たす、歯車32cが設けられている。
実施例1と同様に、グリップ部材32は、出力軸33に対して回転自在であり、かつ、出力軸33の軸方向への相対的な移動は規制されるように保持される。これにより、グリップ部材32を押し引き操作した際に、出力軸33も一体となって移動する。
また、実施例1と同様に、操作棒支え13に嵌合し、かつ回転が規制されるように、スライダ部材34が設けられる。スライダ部材34はグリップ部材32の内部において内歯車34bを有している。ここで、内歯車34bの軸方向の位置は、グリップ部材32に設けた歯車32cと同じ位置となっている。また、スライダ部材34は、出力軸33に対して回転自在であり、かつ、出力軸33に対する軸方向への相対的な移動は規制されるように保持される。これにより、グリップ部材32を押し引き操作した際に、スライダ部材34も一体となって移動する。
出力軸33は、実施例1と同様に前側先端にはレンズ装置との接続部33aが設けられている。また、後方側には、グリップ部材32の内歯車32aと軸方向で同じ位置に、歯車33cが設けられる。さらに、グリップ部材32とスライダ部材34との間に、遊星歯車機構のキャリアの役割を果たすフランジ部33bが設けられている。フランジ部33bには、複数のシャフト9を介して、遊星歯車8が、そのシャフト9に対して回転自在となるように設けられる。
遊星歯車8はスプリング10を用いて、ワッシャ11を介して後方側に付勢されて、粗調状態においては、グリップ部材32の歯車32cよりも、後方側の位置に、いずれの歯車とも噛み合わないように配置される。
また、本実施例において、粗調状態から微調状態への切り変え手段となる切り替えボタン37は、その一部がグリップ部材32から軸方向後方側に突出するように出力軸33の中心周りの円環形状で設けられている。切り替えボタン37の外径部には歯車37aが設けられ、粗調状態においては、グリップ部材32の内歯車32aと噛み合っている。また、切り替えボタン37の内径部には、内歯車37bが設けられ、粗調状態においては、出力軸33の歯車33cと噛み合っている。この状態でグリップ部材32の回転操作が行われると、切り替えボタン37を介して出力軸33が、グリップ部材32と一体となって回転する。
切り替えボタン前方端面には連結軸35が複数配置される。連結軸35は、グリップ部材32の円板部32dに設けられた孔を貫通し、その円板部32dの前方側で2つの円環状の摺動部材36a、36bと接続している。2つの摺動部材36a,36bは、遊星歯車8と接触するように配置される。
ここで、切り替えボタン37を操作し、微調状態(図6に示す状態)となった時の挙動について説明する。粗調状態から微調状態への切り替えは、切り替えボタン37を出力軸33の軸方向前側にスライドすることで行われる。
切り替えボタン37がグリップ部材32の円板部32dに接触するまでスライドすると、切り替えボタン37に設けられた歯車37aがグリップ部材32の内部のニゲ溝32bの位置に移動する。このため、グリップ部材32の内歯車32aと、切り替えボタン37の歯車37aとの噛み合いは外れる。また、切り替えボタン37の内歯車37bと、出力軸33の歯車33cとの噛み合いも同様に外れる。
切り替えボタン37がスライドすることで、連結された連結軸35を介して2つの摺動部材36a、36bを前方側に押す。これによって、遊星歯車8も前方側にスライドし、スライダ部材34に設けられた内歯車34bと、グリップ部材32に設けられた歯車32cの両方と噛み合う。これによって、入力が太陽歯車、出力が遊星歯車キャリアのプラネタリ型の遊星歯車機構が構成される。
この時のグリップ部材32の回転操作量(回転角度)と、出力軸33の回転角度の比を表わすギア比は、スライダ部材34の内歯車34bの歯数Zcと、グリップ部材32に設けられた歯車32cの歯数Zaから求められ、Za/(Za+Zc)となる。この方式では、実施例1に示したソーラー型の遊星歯車機構の構成に対して、ギア比を大きくすることが容易であり、粗調状態と微調状態の差を大きくさせるときには、特に有効となる。
なお、微調状態から粗調状態への移行に関しては、操作者が切り替えボタン37から手を離すと、スプリング10のバネ力が、遊星歯車8、2つの摺動部材36a,36b、連結軸35を介して、切り替えボタン7まで伝達し、切り替えボタンが図5に示す位置まで戻ることでなされる。
以下、図7から8を参照して、本発明の第3の実施例による、グリップ部材52の回転角度と、出力軸53の回転角度を多段階可変できる一軸二操作方式のレンズ操作装置について説明する。図7、図8は本実施例の操作棒を示す断面図であり、図7が初期状態(粗調状態)を示している。また、図8(a)は1段階までの切り替えを行った状態(以下、第1微調状態と呼称する)の、図8(b)2段階までの切り替えを行った状態(以下、第2微調状態と呼称する)のグリップ部材52の周辺部を抜粋して示している。なお、以降の説明にて、実施例1、2と同様の構成については、説明を省略し、図中においては同じ付番とする。
切り替えボタン57の内径部には、後方側から順に、第1の内歯車57a、第2の内歯車57b、第3の内歯車57cが配置されている。ここで、第2の内歯車57bの歯数と第3の内歯車57cの歯数とでは、第3の内歯車57cの方が大きくなっている。また、第2の内歯車57bの歯底円直径は、第3の内歯車57cの歯先円直径よりも小さい関係となっている。
第1の内歯車57aと第2の内歯車57bとの間には、その両方の歯底円径よりも大きい径を持つニゲ溝57dが設けられている。
また、切り替えボタン57の外径部に突出するようにガイドピン16を設け、グリップ部材52には、このガイドピン16に係合する長溝52aを設けており、切り替えボタン57は、グリップ部材52に対する回転が規制される。
図7に示す粗調状態においては、切り替えボタン57内部の第1の内歯車57aが、出力軸53の外径部に設けられた歯車53cと噛み合う。これによって、グリップ部材52の回転操作時には、グリップ部材52と、出力軸53とが一体となって回転する。この回転伝達は、実施例1の粗調状態と同様である。
また、スライダ部材54は、実施例1と同様に、スライダ部材54に設けたガイド溝54aと操作棒支え13に設けたガイドピン14との係合により回転が規制されるように配置される。このスライダ部材には、切り替えボタン57と、出力軸53のフランジ部3bとの間の位置に、歯数の異なる第1の歯車54bと第2の歯車54cとが、隣接するように配置されている。この時、第1の歯車54bと第2の歯車54cとは、第1の歯車54bの歯車の歯底円直径が、第2の歯車54cの歯先円直径よりも大きくなる関係となっている。
出力軸53のフランジ部53bは、実施例1と同様に遊星歯車キャリアの役割を果たす。このフランジ部3bに設けられたシャフト58には、第1の遊星歯車55と、第2の遊星歯車56とが、それぞれ独立してシャフト58を中心に回転自在となるように間にワッシャ11を挟んで配置されている。第2の遊星歯車56は、そのギア部が第1の遊星歯車55と離間するような段付形状をしている。第1の遊星歯車55と、第2の遊星歯車56は、シャフト58に設けられたスプリング10によって、前方側に付勢され、2つの摺動部材12a、12b越しに切り替えボタン57に突きあたる。これによって、第1の遊星歯車55と、切り替えボタン57内径部の第2の内歯車57bとが噛み合い関係になる。また、第2の遊星歯車56と、切り替えボタン57内径部の第3の内歯車57cとが噛み合い関係になる。
この機構における、粗調状態から第1の微調状態(図8(a)の状態)への切り替えについて説明する。切り替えは、切り替えボタン57をグリップ部材52に対して軸方向後方にスライドさせ、第1の遊星歯車55がスライダ部材54の第1の歯車54bと噛み合う位置まで来たときになされる。この位置まで切り替えボタン57が移動すると、切り替えボタン57内部のニゲ溝57dが出力軸53の歯車53cの位置まで移動するため、第1の内歯車57aと、出力軸53に設けられた歯車53cとの噛み合いは外れる。
一方で第1の遊星歯車55が、回転が規制されたスライダ部材54に設けられた第1の歯車54bに噛み合うことで、グリップ部材52の回転操作が、遊星歯車機構を介して、出力軸53に伝達されるようになる。ここで、第2の遊星歯車56は、まだスライダ部材54に設けられた第2の歯車54cと噛み合い関係にはならない。これは、スライダ部材54に設けられた第1の歯車54bと、第2の歯車54cとが隣接しているのに対して、第1の遊星歯車55と、第2の遊星歯車56のギア部が離間しているためである。
次に、第2の微調状態(図8(b)の状態)まで移行した状態について説明する。前述の第1の微調状態から、さらに切り替えボタン57を後方側にスライドさせ、切り替えボタン57の後方側端57gが、グリップ部材52に突きあたる状態まで移動させると、第2の微調状態となる。この時に、切り替えボタン57とシャフト58とが接触しないように、切り替えボタン57には、ニゲ溝57fを設けている。
この状態において、出力軸53に設けられた歯車53cと、切り替えボタン57の第1の内歯車57aとは、第1の微調状態と同様に、噛み合わない状態のままである。その一方で、第1の遊星歯車55がスライダ部材54の第1の歯車54bよりも後方側まで移動することで、この2つの歯車の噛み合いは外れる。その代わりに、第2の遊星歯車56と、スライダ部材54に設けられた第2の歯車54cとが噛み合い関係となる。
このように、異なるギア比で構成された2つの遊星歯車機構を段階的に切り替えることで、切り替え手段の操作においてグリップ部材52の回転操作量と、出力軸53の回転量とを段階的に変化させることが可能となる。
なお、本実施例において、スライダ部材54の稼動範囲の中間で、第1の微調状態となるようにしているが、この位置において、スライダ部材を固定する機構や、プランジャ等を用いて、第1の微調状態であることを、撮影者が認識できるようにする機構を設けても良い。
また、本実施例においては、1つのスライダ部材の移動量によって、第1の微調状態と第2の微調状態を変更する形態としたが、これは2つの切り替えボタンを設け、第1の微調状態への移行用と、第2の微調状態への移行用と分けても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1:操作棒(レンズ操作装置)
2:グリップ部材(操作部)
3:出力軸
7:切り替えボタン(切り替え手段)
7a:第1の内歯車(切り替え手段)
7b:第2の内歯車(切り替え手段)
8:遊星歯車(切り替え手段)

Claims (10)

  1. 力軸と、前記出力軸方向における前記出力軸の移動と前記方向を有する周りにおける前記出力軸の回転の操作をするための操作部とを有し、前記前記により、それぞれレンズ装置の第1の操作と第2の操作とを行うための一軸二操作方式操作装置であって、
    前記出力軸の前記回転の角度と、前記方向を有する前記軸の周りにおける前記操作部回転角度と比率を切り替える切り替え手段を有する、
    ことを特徴とする作装置。
  2. 前記切り替え手段は、前記操作部にされていことを特徴とする請求項1に記載の作装置。
  3. 記操作部を前記出力軸直接的に接続する第1機構と、
    遊星歯車を含み、前記遊星歯車を介して前記操作部前記出力軸に接続する第2機構と
    を有し
    前記切り替え手段は、前記第1の機構と前記第2の機構と互いに切り替える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作装置。
  4. 前記出力軸を支持するスライダ部材と、
    前記方向において移動可能に、かつ前記方向を有する軸の周りにおいて回転不能に前記スライダ部材を支持する支持部と、
    を有し、
    前記スライダ部材、前記遊星歯車とは噛み合う歯車を含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の作装置。
  5. 前記噛み合う歯車太陽ギアであることを特徴とする請求項4に記載の作装置。
  6. 前記噛み合う歯車、前記遊星歯車の外側に配された歯車であることを特徴とする請求項4に記載の作装置。
  7. 前記出力軸に固定され前記出力軸の回転量を視認可能とする指標を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の作装置。
  8. 前記第1の操作は、ズーム操作であり前記第2の操作は、フォーカス操作であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載の作装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちいずれか1項に記載の作装置を有することを特徴とするレンズ装置。
  10. 請求項9に記載のレンズ装置を有することを特徴とする撮影装置。
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