JP2010122658A - レンズ鏡筒の位置調整機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】光軸方向の位置調整を起因とした角度調整時のトルク変動が生じず、調整操作性に優れたレンズ鏡筒の位置調整機構を提供する。
【解決手段】押さえ部材29とベース部材28の結合体を光軸方向に付勢して、ベース部材28とマウントリング30の間の相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材33;を備え、撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、可変結合手段によって、マウントリング30に対して押さえ部材29の光軸方向位置を変化させずにベース部材28の光軸方向位置のみ変化させることを特徴としたレンズ鏡筒の位置調整機構。
【選択図】図2

Description

本発明はレンズ鏡筒の位置調整機構に関し、特に撮像面に対する光軸方向位置を調整させるフランジバック調整機構に関する。
CCTV(Closed-circuit Television)カメラ用のレンズ鏡筒では、カメラ本体部に取り付けた状態で、光軸を中心とした回転方向へのレンズ鏡筒の角度調整を可能としたタイプが多用されている。この角度調整機構は、撮像光学系を支持するベース部材を、カメラ本体部に対して固定されるマウントリングに対して相対回転可能に支持させ、通常使用状態では、光軸方向への付勢力によって両者の間にフリクション(摩擦係合)を与えて相対回転を規制しておくという構造が多い。そして、レンズ鏡筒の角度調整を行うときには、このフリクションに抗して回転方向の力を与える。
特開2000−69347号公報
以上のようなマウント部分で角度調整を可能としたレンズ鏡筒において、撮像面に対する光学系全体の光軸方向位置調整、すなわちフランジバック調整を行うと、前述した付勢部材の負荷が変動して角度調整時のトルクが変化し、操作感が損なわれるおそれがあった。具体的には、次のような構造下においてこの問題が生じていた。まず、撮像光学系を支持するベース部材とマウントリングの間に挿入したワッシャバネなどの付勢部材によって光軸方向(前後いずれか)に付勢されている。ベース部材にはマウント固定リングが締結され、このマウント固定リングがマウントリングに係合することによって、付勢部材の付勢方向への移動端を定める。マウント固定リングとベース部材の間には、互いの光軸方向間隔を定める調整ワッシャなどのスペーサーが挟まれていて、このスペーサーを厚みの異なるものに換装することによってベース部材の光軸方向位置が変化(調整)される。そして、ベース部材の光軸方向位置が変化すると、該ベース部材とマウントリングにおける付勢部材の当接面の間隔が変化してしまい、その結果、付勢部材の荷重が変動してしまう。
本発明は以上の問題点を解消すべくなされたものであり、簡単な構造でありながら、光軸方向の位置調整を起因とした角度調整時のトルク変動が生じず、調整操作性に優れたレンズ鏡筒の位置調整機構を提供することを目的とする。
本発明のレンズ鏡筒の位置調整機構は、カメラ本体部に固定されるマウントリング;撮像光学系を支持し、マウントリングに対して相対回転可能かつ光軸方向に移動可能に支持されたベース部材;ベース部材との間に光軸方向へ離間する対をなす対向部を形成し、該対向部の間にマウントリングに設けた光軸方向位置基準部を位置させる押さえ部材;ベース部材と押さえ部材を、対をなす対向部の光軸方向間隔を調整可能に結合させる可変結合手段;押さえ部材とマウントリングの間に光軸方向に弾性変形可能に挿入され、該マウントリングの光軸方向位置基準部に対して対をなす対向部のいずれか一方を接近させるように押さえ部材とベース部材の結合体を光軸方向に付勢して、ベース部材とマウントリングの間の相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材;を備え、撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、可変結合手段によって、マウントリングに対して押さえ部材の光軸方向位置を変化させずにベース部材の光軸方向位置のみ変化させることを特徴としている。
可変結合手段の具体的構成として、ベース部材と押さえ部材の間に挟持されて、上記対をなす対向部の光軸方向間隔を定めるスペーサーと、光軸を中心とする相対回転によってベース部材と押さえ部材に光軸方向の相対位置変化を生じさせるネジ螺合部とを有し、撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、板厚の異なるスペーサーへの換装またはスペーサーの枚数変更によってスペーサーが占める光軸方向幅を変化させると共に、該スペーサーにおける光軸方向幅の変化に応じてネジ螺合部の螺合量を変化させるようにするとよい。光軸に対する倒れなどを防いで高精度な位置決めを達成するべく、このスペーサーと付勢部材はそれぞれ、光軸を中心とした環状体からなることが好ましい。
より具体的には、第1の形態として次のような構成が可能である。まず、マウントリングの光軸方向位置基準部は、前後に光軸直交平面を有する第1のフランジ部からなり、ベース部材は、該第1のフランジ部の光軸方向前方に対向して位置する第2のフランジ部を有する。押さえ部材は、マウント固定リングとマウントスペースリングの2パートからなり、マウント固定リングは、マウントリングの第1のフランジ部の光軸方向後面に当接する第3のフランジ部を有し、ベース部材に対してネジ螺合部を介して支持される。一方、マウントスペースリングは、マウントリングの第1のフランジ部とベース部材の第2のフランジ部との間に位置する第4のフランジ部を有し、マウント固定リングの第3フランジ部に当接して該マウント固定リングとの光軸方向の相対位置が一定に保たれる。そして、ベース部材の第2のフランジ部とマウントスペースリングの第4のフランジ部の間にスペーサーが挟着される。また、マウントリングの第1のフランジ部とマウントスペースリングの第4のフランジ部の間に付勢部材が挟着され、該付勢部材の付勢力により、ベース部材、マウントスペースリング及びマウント固定リングがマウントリングに対して光軸方向前方に向けて付勢される。
また、第2の形態として次のような構成にすることもできる。マウントリングの第1のフランジ部とベース部材の第2のフランジ部については、第1の形態と同様に構成される。押さえ部材がマウント固定リングとマウントスペースリングの2パートからなる点も第1の形態と共通するが、マウント固定リングに設ける第3のフランジ部は、マウントリングの第1のフランジ部に対して直接当接しない状態で光軸方向後方に位置され、該第1のマウント部と第3のフランジ部の間に付勢部材が挟着される。マウントスペースリングは、マウントリングの第1のフランジ部とベース部材の第2のフランジ部との間に第4のフランジ部を位置させ、この第4のフランジ部を第1のフランジ部に当接させて光軸方向後方への移動が規制される。また、マウントスペースリングは、マウント固定リングの第3のフランジ部に当接して該マウント固定リングとの光軸方向の相対位置が一定に保たれる。そして、ベース部材の第2のフランジ部とマウントスペースリングの第4のフランジ部の間にスペーサーが挟着される。付勢部材の付勢力により、ベース部材、マウントスペースリング及びマウント固定リングがマウントリングに対して光軸方向後方に向けて付勢される。
また、第3の形態として次のような構成することもできる。まず、マウントリングの光軸方向位置基準部は、前後に光軸直交平面を有する第1のフランジ部からなり、ベース部材は、該第1のフランジ部の光軸方向前方に対向して位置する第2のフランジ部を有する。押さえ部材は、ベース部材に対してネジ螺合部を介して支持されたマウント固定リングからなり、ベース部材の第2のフランジ部の光軸方向後面に対向する第3のフランジ部と、マウントリングの第1のフランジ部の光軸方向後面に対向する第4のフランジ部を有する。そして、ベース部材の第2のフランジ部と、マウントリングの第1のフランジ部及びマウント固定リングの第3のフランジ部との間にスペーサーが挟着される。また、マウントリングの第1のフランジ部とマウント固定リングの第4のフランジ部の間に付勢部材が挟着され、該付勢部材の付勢力により、ベース部材及びマウント固定リングがマウントリングに対して光軸方向前方に向けて付勢される。
また、本発明のレンズ鏡筒の位置調整機構は、カメラ本体部に固定されるマウントリング;撮像光学系を支持し、マウントリングに対して相対回転可能かつ光軸方向に移動可能に支持されたベース部材;ベース部材に対してネジ螺合部を介して光軸方向に位置調整可能に結合され、マウントリングに設けた光軸方向位置基準部に対して光軸方向後方から当接するマウント固定リング;マウント固定リングに当接して該マウント固定リングに対する光軸方向後方への相対移動が規制されたマウントスペースリング;マウントスペースリングとベース部材の間に挟着され、ベース部材に対するマウントスペースリングの光軸方向前方への相対移動を規制するスペーサー;マウントスペースリングとマウントリングの間に光軸方向に弾性変形可能に挿入され、該マウントリングに対してマウントスペースリング、ベース部材及びマウント固定リングを光軸方向前方に付勢して、ベース部材とマウントリングの間の相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材;を備え、撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、スペーサーが占める光軸方向幅を変化させると共に、該スペーサーにおける光軸方向幅の変化に応じてネジ螺合部の螺合量を変化させ、マウントリングに対するマウント固定リング及びマウントスペースリングの光軸方向位置を変化させずにベース部材の光軸方向位置のみ変化させることを特徴としている。
また、本発明のレンズ鏡筒の位置調整機構は、カメラ本体部に固定されるマウントリング;撮像光学系を支持し、マウントリングに対して相対回転可能かつ光軸方向に移動可能に支持されたベース部材;ベース部材に対してネジ螺合部を介して光軸方向に位置調整可能に結合されたマウント固定リング;マウントリングに設けた光軸方向位置基準部に対して光軸方向前方から当接し、かつマウント固定リングに当接して該マウント固定リングに対する光軸方向後方への相対移動が規制されたマウントスペースリング;マウントスペースリングとベース部材の間に挟着され、ベース部材に対するマウントスペースリングの光軸方向前方への相対移動を規制するスペーサー;マウントリングとマウント固定リングの間に光軸方向に弾性変形可能に挿入され、該マウントリングに対してマウントスペースリング、ベース部材及びマウント固定リングを光軸方向後方に付勢して、ベース部材とマウントリングの間の上記相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材;を備え、撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、スペーサーが占める光軸方向幅を変化させると共に、該スペーサーにおける光軸方向幅の変化に応じてネジ螺合部の螺合量を変化させ、マウントリングに対するマウント固定リング及びマウントスペースリングの光軸方向位置を変化させずにベース部材の光軸方向位置のみ変化させることを特徴としている。
また、本発明のレンズ鏡筒の位置調整機構は、カメラ本体部に固定されるマウントリング;マウントリングに設けた光軸方向位置基準部に対して光軸方向前方から当接するスペーサー;撮像光学系を支持し、マウントリングに対して相対回転可能かつ光軸方向に移動可能に支持され、スペーサーに対して光軸方向前方から当接するベース部材;ベース部材に対してネジ螺合部を介して光軸方向に位置調整可能に結合され、スペーサーに対して光軸方向後方から当接するマウント固定リング;マウント固定リングとマウントリングの間に光軸方向に弾性変形可能に挿入され、該マウントリングに対してマウント固定リング及びベース部材を光軸方向後方に付勢して、ベース部材とマウントリングの間の相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材;を備え、撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、スペーサーが占める光軸方向幅を変化させると共に、該スペーサーにおける光軸方向幅の変化に応じてネジ螺合部の螺合量を変化させ、マウントリングに対するマウント固定リングの光軸方向位置を変化させずにベース部材の光軸方向位置のみ変化させることを特徴としている。
以上の本発明によれば、撮像光学系を支持したベース部材の光軸方向位置を変化させても、フリクション付与用の付勢部材を間に保持する2部材の光軸方向位置は変化されないため、光軸方向の位置調整を起因とした角度調整時のトルク変動が生じず、調整操作性に優れたレンズ鏡筒の位置調整機構が得られる。また、この位置調整機構は、従来のレンズ鏡筒における角度調整可能なマウント構造部とほぼ同程度の部品点数で構成することができ、構造も簡単である。
本発明の第1の実施形態に係るレンズ鏡筒の上半を断面とした側面図である。 同レンズ鏡筒のマウント部分付近を拡大した断面図である。 同レンズ鏡筒を構成する後部化粧リングの前方斜視図である。 同レンズ鏡筒を構成する後部化粧リングの後方斜視図である。 同レンズ鏡筒を構成するマウント固定リングの前方斜視図である。 同レンズ鏡筒を構成するマウント固定リングの後方斜視図である。 同レンズ鏡筒を構成するマウントリングの前方斜視図である。 同レンズ鏡筒を構成するマウントリングの後方斜視図である。 同レンズ鏡筒を構成するマウントスペースリングの前方斜視図である。 同レンズ鏡筒を構成するマウントスペースリングの後方斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るレンズ鏡筒の上半を断面とした側面図である。 同レンズ鏡筒のマウント部分付近を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るレンズ鏡筒のマウント部分付近を拡大した断面図である。
図1は、本発明による位置調整機構を適用したレンズ鏡筒10の全体構造を示している。レンズ鏡筒10はCCTVカメラ用の変倍レンズ鏡筒であり、その撮像光学系の光学要素として前群レンズL1、絞り羽根S、後群レンズL2を有している。以下の説明では、この撮像光学系の光軸Oに沿う方向を光軸方向と呼び、被写体側を前方、像面側を後方と呼ぶ。
レンズ鏡筒10は、撮像光学系全体を支持するベース部材である固定枠11を有する。固定枠11には、前群レンズL1を保持する前群保持枠12と後群レンズL2を保持する後群保持枠13をそれぞれ光軸方向に直進案内する直進案内溝が形成されている。固定枠11は、光軸方向前方に位置する大径筒部11aと、大径筒部11aよりも小径で光軸方向後方に位置する小径筒部11bを備え、大径筒部11aの内側には、前群保持枠12(前群レンズL1)の光軸方向移動を制御するカム溝が形成された前方カム環14が回転可能に支持され、小径筒部11bの外側には、後群保持枠13(後群レンズL2)の光軸方向移動を制御するカム溝が形成された後方カム環15が回転可能に支持されている。前方カム環14と後方カム環15は、変倍操作レバー17を支持ずる変倍リング16の回転操作によって一体的に回転され、該回転によって前群保持枠12(前群レンズL1)と後群保持枠13(後群レンズL2)をそれぞれのカム溝によって所定の軌跡で光軸方向へ移動させ、これにより焦点距離が変化される。また、前方カム環14は、大径筒部11aの外側にフォーカスネジ19を介して支持されたフォーカスリング20に対して、相対回転可能かつ光軸方向に一体化されている。フォーカスレバー21を介してフォーカスリング20を回転操作すると、フォーカスネジ19に従って、フォーカスリング20と前方カム環14が光軸方向に移動され、前方カム環14と共に前群保持枠12(前群レンズL1)も光軸方向へ移動される。これによりフォーカシングが行われる。絞り羽根Sを備える自動絞りメーター22は、固定枠11の大径筒部11aと小径筒部11bの間に形成したスリット部11c内に挿入支持されている。よって、レンズ鏡筒10の撮像光学系を構成する光学要素と、これら光学要素の支持及び駆動に関係する部材は全て、最終的に固定枠11によって支持されている。
固定枠11に対して、固定ネジ25を介して中継固定リング26が固定されている。中継固定リング26は後方カム環15の外側を囲む環体形状をなし、該中継固定リング26の後部にさらに、固定ネジ27を介して後部化粧リング28が固定されている。すなわち、固定枠11、中継固定リング26及び後部化粧リング28は一体化された関係にあり、固定枠11に加えて中継固定リング26と後部化粧リング28も、撮像光学系全体を支持するベース部材を構成している。レンズ鏡筒10の後端部には、図示しないカメラ本体部のボディマウントに螺合固定可能なマウントリング30が設けられ、該マウントリング30と後部化粧リング28の間に、マウントリング30に対するレンズ鏡筒10全体の光軸方向の位置調整及び光軸中心の回転方向への角度調整を許容した支持構造が備えられている。図2以下を主に参照して、この支持構造について説明する。
図3及び図4に示すように、後部化粧リング28は、固定ネジ27を挿通させる3つのネジ挿通穴28fを有する環状の前方フランジ部(ベース部材側の対向部、第2のフランジ部)28aと、前方フランジ部28aの外径部分から後方に突出する外側円筒部28bと、前方フランジ部28aの内径部分から後方に突出して後方カム環15の外側を囲む内側円筒部28cと、内側円筒部28cの後端部から内径方向に向けて突出形成した環状の後方フランジ部28dを有している。後方フランジ部28dの内周部が、固定枠11の小径筒部11bの外周面上に支持されることによって、後部化粧リング28は固定枠11に対して同心状に位置されている。
後部化粧リング28の外側円筒部28bの外周部には調整ネジ(可変結合手段、ネジ螺合部)28eが形成され、図2に示すように、この調整ネジ28eに対してマウント固定リング(押さえ部材)29に形成した調整ネジ(可変結合手段、ネジ螺合部)29cが螺合している。図5及び図6に示すように、マウント固定リング29は、内周面に調整ネジ29cが形成された円筒部29aと、この円筒部29aの後端部から内径方向に向けて突出形成した環状の後方フランジ部(押さえ部材側の対向部、第3のフランジ部)29bを有している。
図2に示すように、後部化粧リング28の内側円筒部28cの外周面上には、マウントリング30が支持されている。マウントリング30は、調整ワッシャ(可変結合手段、スペーサー)31、マウントスペースリング(押さえ部材)32及びマウントバネ(付勢部材)33と共に、後部化粧リング28の前方フランジ部28aとマウント固定リング29の後方フランジ部29b間に挟まれて保持されている。
詳細には、図7及び図8に示すように、マウントリング30の前端部には、外径方向に突出する環状の前方フランジ部(光軸方向位置基準部、第1のフランジ部)30aが設けられ、前方フランジ部30aの後面が、マウント固定リング29の後方フランジ部29bの前面に当て付いている。この前方フランジ部30aと後方フランジ部29bの当接面はいずれも光軸Oと直交する平面である。また、前方フランジ部30aの内径部から後方に向けて円筒部30bが突出され、この円筒部30bの内周面が、後部化粧リング28の内側円筒部28cの外周面上に支持されている(図2)。後部化粧リング28とマウントリング30の関係に限れば、この内側円筒部28cの外周面と円筒部30bの内周面の間は、光軸方向の相対移動と、光軸Oを中心とする相対回転を許容した摺接関係を有しているが、以下に説明する構造によって、レンズ鏡筒10の通常の使用状態では、後部化粧リング28とマウントリング30の光軸方向の相対移動及び相対回転が規制される。なお、マウントリング30には、円筒部30bの外周面にマウントネジ30cが形成され、このマウントネジ30cを、カメラの本体部に設けたボディ側マウントのネジ(不図示)に螺合させることによって、カメラ本体部に対して固定される。
図9及び図10に示すように、マウントスペースリング32は、環状の前方フランジ部(第4のフランジ部)32aと、前方フランジ部32aの外径部から後方に向けて突出された円筒部32bを有する。図2に示すように、マウントスペースリング32の前方フランジ部32は、光軸方向において、後部化粧リング28の前方フランジ部28aの後面とマウントリング30の前方フランジ部30aの前面の間に位置している。また、円筒部32bの後端部がマウント固定リング29の後方フランジ部29bに対して当接可能である。この円筒部32bはさらに、鏡筒の半径方向には、後部化粧リング28の外側円筒部28bと、マウントリング30の前方フランジ部30aの外周部の間に位置している。
調整ワッシャ31は、光軸Oを略中心とする環状体からなり、後部化粧リング28の前方フランジ部28aの後面と、マウントスペースリング32の前方フランジ部32aの前面の間に挟まれる。この前方フランジ部28a、32aにおける調整ワッシャ31の挟着面はいずれも光軸Oと直交する平面である。調整ワッシャ31と同様にマウントバネ33も光軸Oを略中心とする環状をなし、マウントスペースリング32の前方フランジ部32の後面と、マウントリング30の前方フランジ部30aの前面の間に挿入される。この前方フランジ部32a、30aにおけるマウントバネ33の当接面は、いずれも光軸Oと直交する平面である。マウントバネ33は、光軸方向へ弾性変形可能なウエーブワッシャなどから構成され、マウントリング30とマウントスペースリング32を光軸方向において互いに離間させる方向の付勢力を与える。すなわち、カメラ本体部に固定されたマウントリング30に対してマウントスペースリング32を前方(図2中の左方)に向けて押圧し、調整ワッシャ31を介して後部化粧リング28にも前方への付勢力が作用する。ここで、調整ネジ28e、29cを介して後部化粧リング28と結合されたマウント固定リング29は、後方フランジ部29bが前方フランジ部30aに当て付くことでマウントリング30に対する前方移動が規制される。つまり、後部化粧リング28、マウント固定リング29、調整ワッシャ31及びマウントスペースリング32はそれぞれ、マウントバネ33の付勢力により、マウントリング30に対して図2に示す光軸方向位置に保持される。そして、後部化粧リング28とマウントリング30の間は、前述のように相対回転が許容された支持構造になっているが、特別な外力を与えない状態では、マウントバネ33の押し付け力で得られるフリクション(摩擦係合)によって、マウントリング30に対する後部化粧リング28とマウント固定リング29の角度位置が一定に保たれる。つまり、マウントリング30からマウント固定リング29、後部化粧リング28、中継固定リング26及び固定枠11までが、レンズ鏡筒10の通常の使用状態でカメラ本体部に対して固定的に支持される部分となる。
以上の構成のレンズ鏡筒10において、光軸Oを中心とした回転方向の角度調整を行う場合、カメラ本体部に対して鏡筒全体を光軸方向後方(カメラ本体部側)に押し込む。この押し込み力は、固定枠11の後部に結合された後部化粧リング28とマウント固定リング29を図2の右方に変位させる力として作用する。マウント固定リング29は、図2の左方(光軸方向前方)へはマウントリング30の前方フランジ部30aによって移動規制されているが、右方への移動は規制されていないため、押し込み力によって、マウントバネ33の付勢力に抗して(マウントバネ33を圧縮させながら)、マウントリング30を除くレンズ鏡筒10の全体が後方へ移動される。すると、後部化粧リング28及びマウント固定リング29とマウントリング30との間のフリクション結合が解消されるため、後方への押し込みを維持しつつ回転方向の力を与えることで、レンズ鏡筒10のベース部材を構成する後部化粧リング28や固定枠11の角度調整を行うことができる。角度調整が完了したら、レンズ鏡筒10に対する光軸方向後方への押し込みを解除する。すると、マウントバネ33の付勢力によって、マウントリング30に対して後部化粧リング28及びマウント固定リング29がフリクション結合する角度固定状態に復帰する。
レンズ鏡筒10においては、撮像面に対する撮像光学系全体の光軸方向位置を変化させる、いわゆるフランジバック調整も可能である。このフランジバック調整に際しては、後部化粧リング28とマウントスペースリング32の間に挿入される調整ワッシャ31が占める光軸方向幅(厚み)を変化させる。例えば、図2の状態よりも前方(被写体側)へ撮像光学系を変位させる場合、図2よりも厚い(板厚が大きい)調整ワッシャ31に換装する。あるいは、挿入する調整ワッシャ31の枚数を増やしてもよい。すなわち、挿入する枚数に関わりなく、挿入される調整ワッシャ31全体が占める光軸方向幅を増大させる。後部化粧リング28は、マウント固定リング29の後方フランジ部29bとマウントリング30の前方フランジ部30aの係合により前方への移動が規制されており、単に調整ワッシャ31を換装したり枚数を増やしたりするだけでは後部化粧リング28を前方に変位させることができないので、この調整ワッシャ31が占める光軸方向幅(厚さ)の変化に応じて調整ネジ28e、29cの螺合量を変化させて、マウント固定リング29に対して後部化粧リング28を前方へ相対移動させる。具体的な作業としては、挿入された厚肉の(もしくは枚数を増やした)調整ワッシャ31を後部化粧リング28とマウントスペースリング32の前方フランジ部28a、32aによって遊びなく確実に挟着させる状態まで、調整ネジ28e、29cが締め込まれる。以上の作業により、マウント固定リング29に対して、後部化粧リング28及びその前部に固定された固定枠11の光軸方向位置が前方に変化する。すなわち、撮像光学系の後端を撮像面から離間させる方向(前方)へのフランジバック調整が行われたことになる。逆に、撮像光学系を撮像面に接近させる方向(後方)へのフランジバック調整では、挿入する調整ワッシャ31を薄いものにするか、挿入する調整ワッシャ31の枚数を減らすかして、調整ワッシャ31が占める光軸方向幅を小さくさせる。そして、この調整ワッシャ31を後部化粧リング28とマウントスペースリング32前方フランジ部28a、32aによって遊びなく確実に挟着させる位置まで調整ネジ28e、29cを締め込むと、マウント固定リング29に対して、後部化粧リング28及びその前部に固定された固定枠11の光軸方向位置が後方に変化する。
以上のレンズ鏡筒10のフランジバック調整に際して、固定枠11や後部化粧リング28の光軸方向位置は変化するが、前述のようにマウント固定リング29の光軸方向位置は変化しない。マウントスペースリング32は、マウント固定リング29の後方フランジ部29bに当て付いて後方への移動が規制されており、かつ前方への移動は調整ワッシャ31に当て付くことで規制されている(調整ワッシャ31の厚みを変えても、その後面側の位置は変化しない)。そのため、マウントスペースリング32の光軸方向位置も変化しない。そして、マウントバネ33は、この光軸方向位置の変化しないマウントスペースリング32とマウントリング30の間に支持されているので、フランジバック調整を行ってもマウントバネ33による負荷は変化せず一定に保たれる。したがって、レンズ鏡筒10における角度調整時の操作トルクがフランジバック調整の影響で変化してしまうことがなく、優れた調整作業性を得ることができる。なお、この実施形態のレンズ鏡筒10は、角度調整に際してカメラ本体部側に押し込みながら回転させるという操作態様であるため、力を加えやすく、この点でも調整作業性に優れている。
図11及び図12は、本発明の第2の実施形態に係るレンズ鏡筒110を示している。このレンズ鏡筒110で特に言及しない部分については、既述の第1の実施形態のレンズ鏡筒10と共通する構造を備えているものとし、重複部分の説明は省略する。第1の実施形態では、マウントスペースリング32の前方フランジ部32aとマウントリング30の前方フランジ部30aの間にマウントバネ33が挟持されているのに対し、この第2の実施形態では、マウントリング30の前方フランジ部(光軸方向位置基準部、第1のフランジ部)130aとマウント固定リング29の後端フランジ部(押さえ部材側の対向部、第3のフランジ部)129bの間にマウントバネ133が挟持されている点が相違する。マウントリング30の前方フランジ部130aの前面に対して、マウントスペースリング32の前方フランジ部(第4のフランジ部)132aの後面が当接することで、マウントリング30に対するマウントスペースリング32の後方への移動が規制される。前方フランジ部130aの前面と前方フランジ部132aの後面は、いずれも光軸Oと直交する平面である。マウントスペースリング32の前方フランジ部132aの前面と、後部化粧リング28の前方フランジ部(ベース部材側の対向部、第2のフランジ部)128aの後面の間に調整ワッシャ31が挟まれる。また、マウント固定リング29の後端フランジ部129bの前面に対して、マウントスペースリング32の円筒部32bの後端部が当接する。以上の構成において、マウントリング30の前方フランジ部130aによってマウントスペースリング32の後方移動が規制されることにより、調整ワッシャ31を挟んで該マウントスペースリング32の前方に位置する後部化粧リング28と、該後部化粧リング28と螺合するマウント固定リング29の後方移動も規制される。
マウントバネ133を挟む前方フランジ部130aの後面と後端フランジ部129bの前面も光軸Oと直交する平面であり、マウントバネ133によって互いに離間する方向への付勢力を受ける。すなわち、マウントバネ133は、カメラ本体部に固定されるマウントリング30に対してマウント固定リング29を後方(図12中の右方)に向けて押圧し、調整ネジ28e、29cを介して該マウント固定リング29とねじ結合された後部化粧リング28にも後方への付勢力が作用する。すると、調整ワッシャ31を介してマウントスペースリング32が後方へ押圧され、マウントスペースリング32は、前方フランジ部132aが前方フランジ部130aに当て付き、前述した通り、該前方フランジ部130aによって後方移動が規制される。つまり、後部化粧リング28、マウント固定リング29、調整ワッシャ31及びマウントスペースリング32はそれぞれ、マウントバネ133の付勢力により、マウントリング30に対して図12に示す光軸方向位置に保持される。特別な外力を与えない状態では、マウントバネ133の押し付け力で得られるフリクション(摩擦係合)によって、マウントリング30に対する後部化粧リング28とマウント固定リング29の角度位置が一定に保たれる。
レンズ鏡筒110において、光軸Oを中心とした回転方向の角度調整を行う場合、カメラ本体部に対して鏡筒全体を光軸方向前方に引っ張る。この引っ張り力は、固定枠11の後部に結合された後部化粧リング28とマウント固定リング29を図12の左方に変位させる力として作用する。マウント固定リング29は、同図の右方(光軸方向後方)へは、調整ワッシャ31とマウントスペースリング32を挟んでマウントリング30の前方フランジ部130aによって移動規制されているが、マウントリング30に対する左方(光軸方向前方)への移動は許容されているため、引っ張り力によって、マウントバネ133の付勢力に抗して(マウントバネ133を圧縮させながら)、マウントリング30を除くレンズ鏡筒110の全体が前方へ移動される。すると、マウントスペースリング32(及び後部化粧リング28、マウント固定リング29)とマウントリング30との間のフリクション結合が解消されるため、前方への引っ張りを維持しつつ回転方向の力を与えることで、レンズ鏡筒110のベース部材を構成する後部化粧リング28や固定枠11の角度調整を行うことができる。角度調整が完了したら、レンズ鏡筒110に対する光軸方向前方への引っ張りを解除する。すると、マウントバネ133の付勢力によって、マウントリング30に対して後部化粧リング28、マウント固定リング29及びマウントスペースリング32がフリクション結合する角度固定状態に復帰する。
レンズ鏡筒110では、先に説明したレンズ鏡筒10と同様に、調整ワッシャ31が占める光軸方向幅(厚み)を変化させ、これに応じて調整ネジ28e、29cの螺合量を変化させることによってフランジバック調整を行うことが可能である。マウントスペースリング32は、前方フランジ部132aをマウントリング30の前方フランジ部130aに当て付けることで後方への移動が規制されており、かつ前方への移動は調整ワッシャ31に当て付くことで規制されているため、フランジバック調整を行っても、マウントスペースリング32の光軸方向位置は変化しない。また、マウント固定リング29は、後端フランジ部129bをマウントスペースリング32の円筒部32bに当接させることで、同様に光軸方向位置が一定に保たれる。マウントバネ133は、この光軸方向位置の変化しないマウント固定リング29とマウントリング30の間に支持されているので、フランジバック調整を行ってもマウントバネ133による負荷は変化しない。
図13は、本発明の第3の実施形態に係るレンズ鏡筒40のマウント部付近を示している。レンズ鏡筒40の撮像光学系は、図13に現れている後群レンズL2′と、後群レンズL2′の前方に位置する前群レンズ(不図示)を有している。固定枠41は、第1及び第2の実施形態の固定枠11や後部化粧リング28に相当するベース部材であり、前群レンズと後群レンズL2′を含む撮像光学系の構成要素は全て、最終的に固定枠41に支持されている。具体的には、固定枠41は、撮像光学系の光軸Oを囲む円筒部41aと、該円筒部41aから外径方向に突出する環状の外径フランジ部(ベース部材側の対向部、第2のフランジ部)41bを有し、円筒部41aの内周面に、後群保持枠42に対して螺合するヘリコイド部41cが形成されている。後群保持枠42は、図示を省略した回転伝達部材によって光軸Oを中心とする回転力が与えられ、回転されるとヘリコイド部41cに従って光軸方向に移動される。
固定枠41の外径フランジ部41bの外周部には調整ネジ(可変結合手段、ネジ螺合部)41dが形成され、この調整ネジ41dに対してマウント固定リング(押さえ部材)44に形成した調整ネジ(可変結合手段、ネジ螺合部)44dが螺合している。マウント固定リング44は、内周面に調整ネジ44dが形成された円筒部44aと、円筒部44aの後部に位置し該円筒部44aよりも内径方向に突出する中間フランジ部(第3のフランジ部)44bと、中間フランジ部44bの後方に位置し該中間フランジ部44bよりもさらに内径方向に突出する後方フランジ部(押さえ部材側の対向部、第4のフランジ部)44cを有している。
固定枠41の円筒部41aの後端部付近の外周面上には、マウントリング45が支持されている。マウントリング45の前端部には、外径方向に突出する環状の前方フランジ部(光軸方向位置基準部、第1のフランジ部)45aが設けられ、前方フランジ部45aの後面が、マウント固定リング44の後方フランジ部44cの前面に対向している。また、前方フランジ部45aの内径部から後方に向けて円筒部45bが突出され、この円筒部45bの内周面が、固定枠41の円筒部41aの外周面上に支持されている。固定枠41とマウントリング45の関係に限れば、この円筒部41aの外周面と円筒部45bの内周面の間は、光軸方向の相対移動と、光軸Oを中心とする相対回転を許容した摺接関係を有しているが、以下に説明するように、レンズ鏡筒40の通常の使用状態では、固定枠41とマウントリング45の光軸方向の相対移動及び相対回転が規制される。なお、マウントリング45には、円筒部45bの外周面にマウントネジ45cが形成され、このマウントネジ45cを、カメラの本体部に設けたボディ側マウントのネジ(不図示)に螺合させることによって、カメラ本体部に対して固定される。
マウントリング45の前方フランジ部45a及びマウント固定リング44の中間フランジ部44bの前面と、固定枠41の外径フランジ部41bの後面との間に調整ワッシャ(可変結合手段、スペーサー)46が挟着される。調整ワッシャ46に対するこれらの挟着面は全て光軸Oと直交する平面であり、マウントリング45の前方フランジ部45aの前面と、マウント固定リング44の中間フランジ部44bの前面は、互いに光軸方向の同一平面上に位置している(面一である)。調整ワッシャ46は光軸Oを略中心とする環状体からなり、マウントリング45の前方フランジ部45aとマウント固定リング44の中間フランジ部44bに亘って同時に当接するように、その内周部から外周部までの径方向サイズが設定されている。
また、マウントリング45の前方フランジ部45aの後面と、マウント固定リング44の後方フランジ部44cの前面の間には、光軸Oを略中心とする環状をなすマウントバネ(付勢部材)47が挿入されている。この前方フランジ部45aと後方フランジ部44cにおけるマウントバネ47の当接面は、いずれも光軸Oと直交する平面である。マウントバネ47は光軸方向へ伸縮可能なウエーブワッシャなどから構成され、マウント固定リング44とマウントリング47を光軸方向において互いに離間させる方向の付勢力を与える。すなわち、カメラ本体部に固定されたマウントリング45に対してマウント固定リング44を後方(図11中の右方)に向けて押圧し、調整ネジ41d、44dを介して結合された固定枠41にも後方への付勢力が作用する。ここで、マウント固定リング44は、マウントリング45の前方フランジ部45aに当て付いている調整ワッシャ46を介して後方への移動が規制される。つまり、固定枠41とマウント固定リング44はそれぞれ、マウントバネ47の付勢力により、マウントリング45に対して図11に示す光軸方向位置に保持される。そして、固定枠41とマウントリング45は、前述のように相対回転が許容された支持構造になっているが、特別な外力を与えない状態では、マウントバネ47の押し付け力で得られるフリクション(摩擦係合)によって、マウントリング45に対する固定枠41とマウント固定リング44の角度位置が一定に保たれる。つまり、マウントリング45からマウント固定リング44及び固定枠41までは、レンズ鏡筒40の通常の使用状態でカメラ本体部に対して固定的に支持される部分となる。
以上の構成のレンズ鏡筒40において、光軸Oを中心とした回転方向の角度調整を行う場合、カメラ本体部に対して鏡筒全体を光軸方向前方に引っ張る。この引っ張り力は、固定枠41とマウント固定リング44を図11の左方に変位させる力として作用する。固定枠41は、図11の右方(光軸方向後方)へはマウントリング45の前方フランジ部45aによって移動規制されているが、左方への移動は規制されていないため、引っ張り力によって、マウントバネ47の付勢力に抗して(マウントバネ47を圧縮させながら)、マウントリング45を除くレンズ鏡筒40の全体が後方へ移動される。すると、固定枠41及びマウント固定リング44とマウントリング45との間のフリクション結合が解消されるため、前方への引っ張り状態を維持しつつ回転方向の力を与えることで、レンズ鏡筒40のベース部分を構成する固定枠41の角度調整を行うことができる。角度調整が完了したら、レンズ鏡筒40に対する光軸方向前方への引っ張りを解除する。すると、マウントバネ47の付勢力によって、調整ワッシャ46を挟んでマウントリング45と固定枠41がフリクション結合する角度固定状態に復帰する。
レンズ鏡筒40において撮像面に対する撮像光学系全体の光軸方向位置を変化させるフランジバック調整を行う場合、全体として調整ワッシャ46が占める光軸方向幅を大きくする。例えば、図11の状態よりも前方(被写体側)へ撮像光学系を変位させる場合、図11よりも厚い調整ワッシャ46を挿入するか、挿入する調整ワッシャ46の枚数を増やす。これによりマウントリング45に対する固定枠41の位置が前方に変位されるが、マウント固定リング44は、中間フランジ部44bが調整ワッシャ46に当て付くことにより前方への変位が規制される。このとき、調整ネジ41d、44dの螺合量を変化させることで、マウント固定リング44の光軸方向の位置を変化させずに、固定枠41のみ前方へ移動させることができる。これにより、撮像光学系の後端を撮像面から離間させる方向(前方)へのフランジバック調整が行われる。逆に、撮像光学系を撮像面に接近させる方向(後方)へのフランジバック調整では、調整ワッシャ46を薄いものに換装するか、挿入する調整ワッシャ46の枚数を減らし、全体として調整ワッシャ46が占める光軸方向幅を小さくさせる。すると、固定枠41の外径フランジ部41bがマウントリング45の前端フランジ部45aに接近する。その際に、調整ネジ41d、44dの螺合量を変化させ、マウント固定リング44については光軸方向の位置を変化させず、固定枠41のみを後方へ相対移動させる。
以上のレンズ鏡筒40のフランジバック調整に際して、固定枠41の光軸方向位置は変化するが、前述のようにマウント固定リング44の光軸方向位置は変化しない。そして、マウントバネ47は、この光軸方向位置の変化しないマウント固定リング44とマウントリング45の間に支持されているので、フランジバック調整を行ってもマウントバネ47による負荷を変化させず一定に保つことができる。したがって、レンズ鏡筒40における角度調整時の操作トルクがフランジバック調整の影響で変化してしまうことがなく、優れた調整作業性を得ることができる。また、この実施形態のレンズ鏡筒40は、第1及び第2の実施形態のレンズ鏡筒10、110のマウントスペースリング32に相当する部材を備えないため、部品点数の少なさという点で優れている。
以上説明した第1の実施形態のレンズ鏡筒10、第2の実施形態のレンズ鏡筒110及び第3の実施形態のレンズ鏡筒40は、細部において相違するが、以下の共通要素を有している。
1:撮像光学系を支持するベース部材(11+26+28、41)をマウントリング(30、45)に対してフリクション結合させるための付勢部材(33、133、47)を、ベース部材に直接当接させず、該ベース部材に対して光軸方向位置を調整可能に結合された押さえ部材(29+32、44)と、マウントリングとの間に挿入されている。
2:フランジバック調整時には、マウントリングに対する押さえ部材の光軸方向位置を変化させずに、ベース部材のみを光軸方向に位置変化させる。
これらの共通要素を満たす構成を備えることによって、フランジバック調整を行った場合でも付勢部材の負荷、すなわち角度調整用の操作トルクが変化しない、操作性に優れた位置調整機構が得られる。
なお、以上の各実施形態では、レンズ鏡筒の角度調整時に、光軸方向後方へレンズ鏡筒を押し込んだり、光軸方向前方へレンズ鏡筒を引っ張ったりしてマウントバネ33、133及び47を圧縮させるものとしたが、これらのマウントバネによるレンズ鏡筒の角度保持は、機械的係合ではなく摩擦抵抗によるものであるため、レンズ鏡筒に対して光軸方向への押し引きを行わずに回転方向の力(摩擦抵抗よりも大きい力)のみ与えて角度調整を行うことも可能である。
以上、図示実施形態に基づき説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態のレンズ鏡筒10、110及び40は焦点距離可変の変倍レンズ鏡筒であるが、本発明は単焦点レンズでも適用が可能である。変倍レンズ鏡筒の場合は、像面位置を変えずに連続的に焦点距離を変化させるズームレンズと、焦点距離の変化に応じて像面位置が変化するバリフォーカルレンズのいずれのタイプにも適用が可能である。また、実施形態はCCTVカメラ用のレンズ鏡筒への適用例であるが、異なるタイプの撮像装置のレンズ鏡筒としても本発明は適用可能である。
10 レンズ鏡筒
11 固定枠(ベース部材)
12 前群保持枠
13 後群保持枠
14 前方カム環
15 後方カム環
16 変倍リング
20 フォーカスリング
26 中継固定リング(ベース部材)
28 後部化粧リング(ベース部材)
28a 前方フランジ部(ベース部材側の対向部、第2のフランジ部)
28b 外側円筒部
28c 内側円筒部
28d 後方フランジ部
28e 調整ネジ(可変結合手段、ネジ螺合部)
29 マウント固定リング(押さえ部材)
29a 円筒部
29b 後方フランジ部(押さえ部材側の対向部、第3のフランジ部)
29c 調整ネジ(可変結合手段、ネジ螺合部)
30 マウントリング
30a 前方フランジ部(光軸方向位置基準部、第1のフランジ部)
30b 円筒部
30c マウントネジ
31 調整ワッシャ(可変結合手段、スペーサー)
32 マウントスペースリング(押さえ部材)
32a 前方フランジ部(第4のフランジ部)
32b 円筒部
33 マウントバネ(付勢部材)
40 レンズ鏡筒
41 固定枠(ベース部材)
41a 円筒部
41b 外径フランジ部(ベース部材側の対向部、第2のフランジ部)
41c ヘリコイド部
41d 調整ネジ(可変結合手段、ネジ螺合部)
42 後群保持枠
44 マウント固定リング(押さえ部材)
44a 円筒部
44b 中間フランジ部(第3のフランジ部)
44c 後方フランジ部(押さえ部材側の対向部、第4のフランジ部)
44d 調整ネジ(可変結合手段、ネジ螺合部)
45 マウントリング
45a 前方フランジ部(光軸方向位置基準部、第1のフランジ部)
45b 円筒部
45c マウントネジ
46 調整ワッシャ(可変結合手段、スペーサー)
47 マウントバネ(付勢部材)
110 レンズ鏡筒
128a 前方フランジ部(ベース部材側の対向部、第2のフランジ部)
129b 後端フランジ部(押さえ部材側の対向部、第3のフランジ部)
130a 前方フランジ部(光軸方向位置基準部、第1のフランジ部)
132a 前方フランジ部(第4のフランジ部)
133マウントバネ(付勢部材)
L1 前群レンズ
L2 L2′ 後群レンズ
O 光軸
S 絞り羽根

Claims (9)

  1. カメラ本体部に固定されるマウントリング;
    撮像光学系を支持し、上記マウントリングに対して相対回転可能かつ光軸方向に移動可能に支持されたベース部材;
    上記ベース部材との間に光軸方向へ離間する対をなす対向部を形成し、該対向部の間に上記マウントリングに設けた光軸方向位置基準部を位置させる押さえ部材;
    上記ベース部材と押さえ部材を、上記対をなす対向部の光軸方向間隔を調整可能に結合させる可変結合手段;
    上記押さえ部材とマウントリングの間に光軸方向に弾性変形可能に挿入され、該マウントリングの光軸方向位置基準部に対して上記対をなす対向部のいずれか一方を接近させるように上記押さえ部材とベース部材の結合体を光軸方向に付勢して、上記ベース部材とマウントリングの間の上記相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材;
    を備え、
    上記撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、上記可変結合手段によって、上記マウントリングに対して上記押さえ部材の光軸方向位置を変化させずに上記ベース部材の光軸方向位置のみ変化させることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
  2. 請求項1記載のレンズ鏡筒の位置調整において、上記可変結合手段は、
    上記ベース部材と押さえ部材の間に挟持されて、上記対をなす対向部の光軸方向間隔を定めるスペーサーと;
    上記ベース部材と押さえ部材の間に形成され、光軸を中心とする相対回転によって該ベース部材と押さえ部材に光軸方向の相対位置変化を生じさせるネジ螺合部と;
    を有し、上記撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、上記スペーサーが占める光軸方向幅を変化させると共に、該スペーサーにおける光軸方向幅の変化に応じてネジ螺合部の螺合量を変化させることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
  3. 請求項2記載のレンズ鏡筒の位置調整機構において、上記スペーサーと付勢部材はそれぞれ光軸を中心とした環状体からなることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
  4. 請求項2または3記載のレンズ鏡筒の位置調整機構において、
    上記マウントリングの光軸方向位置基準部は、前後に光軸直交平面を有する第1のフランジ部からなり、
    上記ベース部材は、該第1のフランジ部の光軸方向前方に対向して位置する第2のフランジ部を有し、
    上記押さえ部材は、
    上記マウントリングの第1のフランジ部の光軸方向後面に当接する第3のフランジ部を有し、上記ベース部材に対して上記ネジ螺合部を介して支持されたマウント固定リングと;
    上記マウントリングの第1のフランジ部と上記ベース部材の第2のフランジ部との間に位置する第4のフランジ部を有し、上記マウント固定リングの第3フランジ部に当接して該マウント固定リングとの光軸方向の相対位置が一定に保たれるマウントスペースリングと;
    からなり、
    上記ベース部材の第2のフランジ部とマウントスペースリングの第4のフランジ部の間に上記スペーサーが挟着され、上記マウントリングの第1のフランジ部とマウントスペースリングの第4のフランジ部の間に上記付勢部材が挟着され、
    該付勢部材の付勢力により、ベース部材、マウントスペースリング及びマウント固定リングがマウントリングに対して光軸方向前方に向けて付勢されることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
  5. 請求項2または3記載のレンズ鏡筒の位置調整機構において、
    上記マウントリングの光軸方向位置基準部は、前後に光軸直交平面を有する第1のフランジ部からなり、
    上記ベース部材は、該第1のフランジ部の光軸方向前方に対向して位置する第2のフランジ部を有し、
    上記押さえ部材は、
    上記マウントリングの第1のフランジ部の光軸方向後方に位置する第3のフランジ部を有し、上記ベース部材に対して上記ネジ螺合部を介して支持されたマウント固定リングと;
    上記マウントリングの第1のフランジ部と上記ベース部材の第2のフランジ部との間に位置する第4のフランジ部を有し、上記マウントリングの第1のフランジ部に当接して光軸方向後方への移動が規制され、かつ上記マウント固定リングの第3のフランジ部に当接して該マウント固定リングとの光軸方向の相対位置が一定に保たれるマウントスペースリングと;
    からなり、
    上記ベース部材の第2のフランジ部とマウントスペースリングの第4のフランジ部の間に上記スペーサーが挟着され、上記マウントリングの第1のフランジ部とマウント固定リングの第3のフランジ部の間に上記付勢部材が挟着され、
    該付勢部材の付勢力により、ベース部材、マウントスペースリング及びマウント固定リングがマウントリングに対して光軸方向後方に向けて付勢されることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
  6. 請求項2または3記載のレンズ鏡筒の位置調整機構において、
    上記マウントリングの光軸方向位置基準部は、前後に光軸直交平面を有する第1のフランジ部からなり、
    上記ベース部材は、該第1のフランジ部の光軸方向前方に対向して位置する第2のフランジ部を有し、
    上記押さえ部材は、上記ベース部材の第2のフランジ部の光軸方向後面に対向する第3のフランジ部と、上記マウントリングの第1のフランジ部の光軸方向後面に対向する第4のフランジ部を有し、上記ベース部材に対して上記ネジ螺合部を介して支持されたマウント固定リングからなり、
    上記ベース部材の第2のフランジ部と、上記マウントリングの第1のフランジ部及び上記マウント固定リングの第3のフランジ部との間に上記スペーサーが挟着され、
    上記マウントリングの第1のフランジ部と上記マウント固定リングの第4のフランジ部の間に上記付勢部材が挟着され、
    該付勢部材の付勢力により、ベース部材及びマウント固定リングがマウントリングに対して光軸方向前方に向けて付勢されることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
  7. カメラ本体部に固定されるマウントリング;
    撮像光学系を支持し、上記マウントリングに対して相対回転可能かつ光軸方向に移動可能に支持されたベース部材;
    上記ベース部材に対してネジ螺合部を介して光軸方向に位置調整可能に結合され、上記マウントリングに設けた光軸方向位置基準部に対して光軸方向後方から当接するマウント固定リング;
    上記マウント固定リングに当接して該マウント固定リングに対する光軸方向後方への相対移動が規制されたマウントスペースリング;
    上記マウントスペースリングと上記ベース部材の間に挟着され、ベース部材に対するマウントスペースリングの光軸方向前方への相対移動を規制するスペーサー;
    上記マウントスペースリングと上記マウントリングの間に光軸方向に弾性変形可能に挿入され、該マウントリングに対してマウントスペースリング、ベース部材及びマウント固定リングを光軸方向前方に付勢して、ベース部材とマウントリングの間の上記相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材;
    を備え、
    上記撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、上記スペーサーが占める光軸方向幅を変化させると共に、該スペーサーにおける光軸方向幅の変化に応じて上記ネジ螺合部の螺合量を変化させ、上記マウントリングに対する上記マウント固定リング及びマウントスペースリングの光軸方向位置を変化させずに上記ベース部材の光軸方向位置のみ変化させることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
  8. カメラ本体部に固定されるマウントリング;
    撮像光学系を支持し、上記マウントリングに対して相対回転可能かつ光軸方向に移動可能に支持されたベース部材;
    上記ベース部材に対してネジ螺合部を介して光軸方向に位置調整可能に結合されたマウント固定リング;
    上記マウントリングに設けた光軸方向位置基準部に対して光軸方向前方から当接し、かつ上記マウント固定リングに当接して該マウント固定リングに対する光軸方向後方への相対移動が規制されたマウントスペースリング;
    上記マウントスペースリングと上記ベース部材の間に挟着され、ベース部材に対するマウントスペースリングの光軸方向前方への相対移動を規制するスペーサー;
    上記マウントリングと上記マウント固定リングの間に光軸方向に弾性変形可能に挿入され、該マウントリングに対してマウントスペースリング、ベース部材及びマウント固定リングを光軸方向後方に付勢して、ベース部材とマウントリングの間の上記相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材;
    を備え、
    上記撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、上記スペーサーが占める光軸方向幅を変化させると共に、該スペーサーにおける光軸方向幅の変化に応じて上記ネジ螺合部の螺合量を変化させ、上記マウントリングに対する上記マウント固定リング及びマウントスペースリングの光軸方向位置を変化させずに上記ベース部材の光軸方向位置のみ変化させることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
  9. カメラ本体部に固定されるマウントリング;
    上記マウントリングに設けた光軸方向位置基準部に対して光軸方向前方から当接するスペーサー;
    撮像光学系を支持し、上記マウントリングに対して相対回転可能かつ光軸方向に移動可能に支持され、上記スペーサーに対して光軸方向前方から当接するベース部材;
    上記ベース部材に対してネジ螺合部を介して光軸方向に位置調整可能に結合され、上記スペーサーに対して光軸方向後方から当接するマウント固定リング;
    上記マウント固定リングと上記マウントリングの間に光軸方向に弾性変形可能に挿入され、該マウントリングに対してマウント固定リング及びベース部材を光軸方向後方に付勢して、ベース部材とマウントリングの間の上記相対回転を規制するフリクションを付与する付勢部材;
    を備え、
    上記撮像光学系の光軸方向の位置調整を行うとき、上記スペーサーが占める光軸方向幅を変化させると共に、該スペーサーにおける光軸方向幅の変化に応じて上記ネジ螺合部の螺合量を変化させ、上記マウントリングに対する上記マウント固定リングの光軸方向位置を変化させずに上記ベース部材の光軸方向位置のみ変化させることを特徴とするレンズ鏡筒の位置調整機構。
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