JPH06169003A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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JPH06169003A
JPH06169003A JP34168792A JP34168792A JPH06169003A JP H06169003 A JPH06169003 A JP H06169003A JP 34168792 A JP34168792 A JP 34168792A JP 34168792 A JP34168792 A JP 34168792A JP H06169003 A JPH06169003 A JP H06169003A
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JP
Japan
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substrate
operation switch
positioning unit
arm
detection signal
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Application number
JP34168792A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yasui
弘行 保井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板載置手段を基板受け渡し部に人為的な指
示操作でもって変位するときに、基板載置手段上への基
板の有無に応じた適切な位置で、基板載置手段を基板受
け渡し部に対して変位する。 【構成】 位置決めユニットに対して進退し水平方向に
移動する基板載置アーム18と、基板載置アーム18を
昇降する昇降機構と、基板載置アーム18の水平方向へ
の移動を指示する右回転操作用スイッチ38aと、基板
載置アーム18にに基板が載置されているかどうかを検
出する基板センサを設け、右回転操作用スイッチ38a
の操作があったとき、基板センサによる基板有り検出時
には基板載置アーム18を位置決めユニットの基板支持
部よりも高い位置に変位し、基板センサによる基板無し
検出時には、基板載置アーム18を基板支持部よりも低
い位置に変位するように、昇降機構をマイクロコンピュ
ータにより制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板や液晶表示
装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディ
スク用の基板等の電子部品製造用の基板を、その表面に
形成されたフォトレジスト膜やシリコン酸化膜等の透明
薄膜の厚さを測定する光学式膜厚測定装置や金属薄膜等
を含む各種薄膜の線幅を測定する光学式線幅測定装置、
あるいは、フォトレジストや現像液などの処理液を基板
の上に供給して回転させることにより基板上に塗布液被
膜を形成したり、現像するなどの処理を行う回転式基板
処理装置等の各種の処理装置に搬送したり、各種処理装
置から搬出したりするために、基板受け渡し部に対して
進退するとともに基板を載置した状態で水平方向に移動
する基板載置手段と、その基板載置手段を昇降する昇降
機構とを備えた基板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような処理装置では、例えば、通
常、マイクロコンピュータ等の制御手段による自動的な
制御により、多数の基板を収納したカセットから順次基
板を取り出し、同じ処理を多数の基板に連続して行う自
動処理ができるようになっている。また、それととも
に、それまで行っていた処理とは別の新しい処理を行う
などの場合に、1枚の基板を試験的に搬送・搬出して処
理具合を試すとか、あるいは、研究や試験などのため
に、1枚の基板を割り込み処理するような場合が多々あ
り、そのような場合に対処するために、基板搬送装置の
基板載置手段を人為的な指示操作で水平方向に移動させ
たり、昇降機構を人為的な指示操作で操作して基板載置
手段を昇降させたりできるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板搬送装置では、搬入側や処理装置側での基板受け渡
し部に載置された基板を受け取るために、その基板受け
渡し位置より低い位置に基板載置手段を変位させたり、
また、基板搬送装置の基板載置手段に載置された基板を
基板受け渡し部に渡すために、その基板受け渡し位置よ
りも高い位置に基板載置手段を変位させたりするといっ
たことを、操作者が視覚的に確認しながら、その都度、
基板載置手段の上下動を指示操作することにより行って
いた。そのため、誤操作により、基板受け渡し部に載置
された基板に基板載置手段を衝突させたり、また、基板
載置手段に載置された基板を基板受け渡し部よりも低い
位置で水平方向に変位させて基板受け渡し部に衝突させ
たりすることがあり、基板の受け渡し不良を招き、基板
を破損したり、その表面を汚染してしまう欠点があっ
た。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板載置手段を基板受け渡し部に人為
的な指示操作でもって変位させるときに、基板載置手段
に基板が載置されているか否かに応じて適切な位置に、
基板載置手段を基板受け渡し部に対して変位させること
ができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
目的を達成するために、基板受け渡し部に対して進退す
るとともに基板を載置した状態で水平方向に移動する基
板載置手段と、その基板載置手段を昇降する昇降機構と
を備えた基板搬送装置であって、基板載置手段の水平方
向への移動を指示する指示手段と、基板載置手段に基板
が載置されているかどうかを検出し、基板の載置された
状態で載置検出信号を出力するとともに、基板が載置さ
れていない状態で非載置検出信号を出力する基板センサ
と、指示手段による指示があったときに、前記載置検出
信号に応答して基板載置手段を基板受け渡し位置よりも
高い位置に変位するとともに前記非載置検出信号に応答
して基板載置手段を基板受け渡し位置よりも低い位置に
変位するように昇降機構を作動する制御手段とを備えて
構成する。
【0006】
【作用】本発明の基板搬送装置の構成によれば、指示手
段により基板載置手段を移動させる指示があったとき
に、基板載置手段に基板が無ければ、基板センサから非
載置検出信号が出力され、制御手段は、この非載置検出
信号を取り込んで基板載置手段が基板受け渡し部に基板
を受け取りに行く状態であると判断して、昇降機構を下
降させる。これによって基板移送手段は、基板受け渡し
部に載置された基板を受け取る基板受け渡し位置よりも
低い位置に変位し、そこから上昇することによって基板
を基板受け渡し部から良好に受け取ることができる。
【0007】一方、基板載置手段に基板が有れば、基板
センサから載置検出信号が出力され、制御手段は、この
載置検出信号を取り込んで基板載置手段が基板を基板受
け渡し部に渡しに行く状態であると判断して、昇降機構
を上昇させる。これによって基板移送手段は基板を載置
すべき基板受け渡し部の基板受け渡し位置よりも高い位
置に変位し、そこから下降することによって基板を基板
受け渡し部に良好に渡すことができる。
【0008】
【実施例】
<実施例>次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1は、本発明に係る基板搬送装置を備え
た光学式自動膜厚測定装置の一部省略平面図、図2は全
体正面図であり、台1上に、カセット載置部2、移載ロ
ボット3、測定前に基板の位置決めを行う位置決めユニ
ット4および測定ステージ5、および、測定手段として
の顕微鏡に分光器を組み付けた顕微分光装置6が設けら
れている。
【0010】カセット載置部2は、複数個の基板Wを上
下方向に多段状に収納したカセット7を載置するように
構成され、移載ロボット3の駆動昇降によって所定位置
の基板Wをカセット7から取り出し、位置決めユニット
4を経て測定ステージ5に移載する。そして、顕微分光
装置6が基板W表面の所望位置の分光特性から、基板W
のその位置に形成されている薄膜の厚さを測定し、膜厚
を測定した後には移載ロボット3が測定ステージ5より
基板Wを取り出してカセット7へ収納できるように構成
されている。
【0011】図3の斜視図で示す移載ロボット3は、図
4の要部の縦断面図、図5の一部切欠正面図、および、
図6の横断面図に示すものである。それぞれの図に示す
ように、搭載台8に、一対のガイドロッド12,12を
介して昇降可能にモータ台13が設けられるとともに、
そのモータ台13の下方に突設されたネジ軸14に、内
ネジを形成したネジ部材15が螺合され、そのネジ部材
15と正逆転可能な昇降用電動モータ16とが第1のベ
ルト式伝動機構17を介して連動連結され、昇降用電動
モータ16の正逆転駆動によって移載ロボット3の真空
吸着式の基板載置アーム18を昇降するように昇降機構
19が構成されている。
【0012】モータケース21は、次のようにして回転
するように構成されている。モータケース21は、モー
タケース21の下部がモータ台13を貫通して、モータ
台13に正逆回転可能な状態で支持されている。モータ
ケース21のモータ台13より下へ貫通した部分には、
第3のベルト式伝動機構25が組み付けられている。
【0013】第3のベルト式伝動機構25は、従動プー
リー25aと駆動プーリー25bおよび回転伝達ベルト
25cから構成され、従動プーリー25aは、モータケ
ース21と一体に回転するようにモータケース21の下
端に取り付けられたプーリーである。駆動プーリー25
bは、回転軸22に環装されて、回転軸22とは一体に
回転するように回転軸22と係合し、ただし、モータ台
13と一体に昇降するようにモータ台13に正逆回転可
能に取り付けられている。回転伝達ベルト25cは、両
プーリー25a,25bに巻回されている。要するに、
第3のベルト式伝動機構25は、モータケース21を、
昇降自在な状態で、回転軸22に連れて回転するよう
に、モータケース21を回転軸22に連動連結するもの
である。
【0014】なお、回転軸22は、モータ台13が昇降
自在な状態で、モータ台13を貫通した状態で、搭載台
8に正逆回転可能に組み付けられ、第2のベルト式伝動
機構24を介して連動された左右回転用電動モータ23
によって回転駆動される。
【0015】このようにして、左右回転用電動モータ2
3の正逆回転駆動によってモータケース21を回転し、
基板載置アーム18をカセット載置部2側を向く姿勢と
位置決めユニット4を向く姿勢と、測定ステージ5側を
向く姿勢とに姿勢変更するように構成されている。
【0016】進退用電動モータ20の出力軸26には、
リンク機構27を介して基板載置アーム18が設けら
れ、進退用電動モータ20の正逆転駆動によって基板載
置アーム18の先端部が直線状の動線を描くようにして
移動するように構成されている。
【0017】すなわち、詳述しないが、リンク機構27
を構成する第1および第2のリンクケース27a,27
bそれぞれの内に固定ギアと回転ギアとが設けられると
ともにそれらギアにチェーンが巻回され、かつ、第2の
リンクケース27bに回転可能に基板載置アーム18が
取り付けられ、第1のリンクケース27aを正逆転する
ことにより第1のリンクケース27aに対して第2のリ
ンクケース27bを直列状に並ぶ進出姿勢と屈曲させた
縮退姿勢とに屈伸するとともに、第2のリンクケース2
7bに対して基板載置アーム18を回転しすることによ
り、基板載置アーム18の先端部が直線状の動線を描く
ようにして移動するように構成されている。
【0018】前記基板載置アーム18には真空吸着孔2
8…が形成され、その真空吸着孔28…と真空源29と
が、図7の概略側面図に示すように、基板載置アーム1
8、第1および第2のリンクケース27a,27bおよ
びモータケース21それぞれに形成した通気路R…を介
して接続されている。また、モータケース21内の通気
路Rには電磁開閉弁30と通気路R内の圧力によって基
板Wの有無を検出する基板センサ31とが設けられてい
る。
【0019】台1には、図8の拡大平面図に示すよう
に、人為操作用のパネル32が設けられ、このパネル3
2に、カセット載置部2に設けられカセット7内の基板
の収納位置を検出するセンサーアーム33を操作するセ
ンサーアーム上昇操作用スイッチ34aとセンサーアー
ム下降操作用スイッチ34b、移載ロボット3を操作す
るための、カセット7に沿って大きく昇降変位させる上
昇操作用スイッチ35aと下降操作用スイッチ35b、
基板Wの受け渡しのために小さく昇降変位させる微上昇
操作用スイッチ36aと微下降操作用スイッチ36b、
基板載置アーム18を進出させる進出操作用スイッチ3
7aと縮退させる縮退操作用スイッチ37b、基板載置
アーム18を時計回り方向に回転する右回転操作用スイ
ッチ38aと反時計回り方向に回転する左回転操作用ス
イッチ38b、電磁開閉弁30を開あるいは閉状態に切
換えて真空吸着を行わせるあるいは停止させる真空吸着
スイッチ39、位置決めユニット4におけるセンタリン
グ操作用スイッチ41aとオリエンテーションフラット
操作用スイッチ41b、および、移載ロボット3を手前
側のカセット7の最下部に収容された基板Wを取り出す
初期設定位置に戻す復帰操作用スイッチ42と人為(マ
ニュアル)操作を行う人為操作用スイッチ43とが備え
られている。
【0020】図9は、基板搬送装置の全体構成を示すブ
ロック図であり、カセット載置部2とそれに付設されカ
セット内の基板の収納位置を検出するセンサーアーム3
3、移載ロボット3とその基板載置アーム18における
基板の有無を検出する基板センサ31、位置決めユニッ
ト4、測定ステージ5、パネル32は、各々マイクロコ
ンピュータ44に接続されている。要部の詳細は、図1
0のブロック図に示すように、基板Wの受け渡しのため
に小さく昇降変位させる上昇操作用スイッチ36aと下
降操作用スイッチ36b、右回転操作用スイッチ38a
と左回転操作用スイッチ38b、および、基板センサ3
1がマイクロコンピュータ44に接続されるとともに、
そのマイクロコンピュータ44に昇降用電動モータ16
と電磁開閉弁30とが接続されている。なお、その他の
スイッチやモータも、図9および図10それぞれに示し
ていないがマイクロコンピュータ44に接続されてい
る。マイクロコンピュータ44には、操作判別手段45
と基板吸着判別手段46と昇降操作判別手段47と基準
高さ記憶手段50とが備えられている。
【0021】基準高さ記憶手段50には、カセット載置
部2、位置決めユニット4及び測定ステージ5と基板載
置アーム18との間で基板の受け渡しを行う時に基準と
なる基準高さが記憶されている。基準高さは、カセット
載置部2についてはそこに載置されるカセット7の最下
部にある基板支持部7aの高さ、位置決めユニット4及
び測定ステージ5についてはその各々の基板支持部4
a,5aの高さである。なお、カセット載置部2につい
ては、そこに載置されるカセット7の基板支持部7aに
おいて、原点位置とする最下段の基板収納位置が基板受
け渡し位置であり、位置決めユニット4及び測定ステー
ジ5については、その各々の基板支持部4a,5aが基
板受け渡し位置である。
【0022】操作判別手段45では、右回転操作用スイ
ッチ38aまたは左回転操作用スイッチ38bが操作さ
れるに伴って操作検出信号を基板吸着判別手段46に出
力するようになっている。
【0023】基板吸着判別手段46では、前記操作検出
信号を受けたときに、前記基板センサ31による検出結
果に基づき、基板載置アーム18に基板Wが載置されて
いるかどうかを判別し、基板Wの載置された状態で載置
検出信号を、一方、基板Wが載置されていない状態で非
載置検出信号をそれぞれ昇降用電動モータ16の駆動回
路48に出力する。駆動回路48においては、載置検出
信号に応答して昇降用電動モータ16を駆動し、基板載
置アーム18を基板受け渡し位置よりも高い位置に変位
させるとともに、非載置検出信号に応答して昇降用電動
モータ16を駆動し、基板載置アーム18を基板受け渡
し位置よりも低い位置に変位させるようになっている。
【0024】昇降操作判別手段47では、微上昇操作用
スイッチ36aと微下降操作用スイッチ36bの指示動
作を受け、微上昇操作用スイッチ36aが操作されるに
伴って電磁開閉弁30に開き信号を出力し、一方、微下
降操作用スイッチ36bが操作されるに伴って電磁開閉
弁30に閉じ信号を出力するようになっている。
【0025】移載ロボット3は、待機時には、カセット
7に収納した複数の基板の測定を連続して自動的に行う
自動処理実行の初期設定位置、即ち、カセット載置部2
の基準高さに停止しているものとする。
【0026】この状態で、臨時にカセット7に収容され
ている基板とは別の基板を割り込み処理的に膜厚測定す
る場合、本実施例に係る装置は以下のように動作する。
【0027】膜厚測定するには、基板は測定ステージ5
に対して精密に位置決めされた状態で載置されねばなら
ないため、直接的に操作者が基板を測定ステージ5に基
板を載置することはできず、移載ロボット3から位置決
めユニット4へ搬送して位置決めをした後に測定ステー
ジ5へ搬送する必要があり、操作者は移載ロボット3に
対して、(a)位置決めユニット4への基板搬入作業、
(b)位置決めユニット4からの基板搬出作業、(c)
測定ステージ5への基板搬入作業、(d)測定ステージ
5への基板搬出作業を順番に行わせる。
【0028】<(a)位置決めユニット4への基板搬入
作業>先ず、操作者は人為操作用スイッチ43を押し
て、人為操作可能な動作状態(マニュアルモード)に設
定する。そして、測定したい基板Wを基板載置アーム1
8にピンセット等を用いて載せ、真空吸着スイッチ39
を操作して電磁開閉弁30を開状態にしてその基板Wを
吸着保持させる。
【0029】次に、操作者は、基板Wを位置決めユニッ
ト4へ搬入するべく、基板載置アーム18を、位置決め
ユニット4へ向かうように90度右回転させ、位置決め
ユニット4の基板受け渡し位置より高い状態とし、位置
決めユニット4へ進出させ、そこで微降下させることで
基板Wを位置決めユニット4へ移載し、位置決めユニッ
ト4が位置決め動作をするために動くのを邪魔しないよ
うに縮退させる……以上からなる一連の動作を意図し
て、右回転操作用スイッチ38a(ただし、右回転操作
用スイッチ38aや左回転操作用スイッチ38bは、1
回押される度に基板載置アーム18を90度回転するよ
うになっており、この場合右回転操作用スイッチ38a
は1回押される)、進出操作用スイッチ37a、微下降
操作用スイッチ36b、縮退操作用スイッチ37bを順
番に指示操作する。この際、本実施例の基板搬送装置
は、次のように動作する。
【0030】先ず最初に、本実施例の基板搬送装置は操
作者から人為操作用スイッチ43が指示操作されると、
パネル32における基板載置アーム18の昇降・進退・
回転に関する各種スイッチ35a,35b、36a,3
6b、37a,37b、38a,38bのいづれかが、
指示操作されたかを監視する状態となる。[図11に示
す人為操作時動作フローチャートにおいて、ステップS
1→S2……S9→S1→S2……と周回する状態]
【0031】この状態で、前述したように操作者から最
初に指示操作されたのが右回転操作用スイッチ38aで
あるので、本実施例の基板搬送装置は「アーム18右回
転」動作を実行する。[S2→S20]
【0032】このアーム18右回転動作[S20]と
は、詳しくは図12の(a)のフローチャートに示す。
すなわち、右回転操作用スイッチ38aが指示操作され
ると、操作判別手段45が基板吸着判別手段46に検出
操作信号を出し、前述のように、すでに操作者によって
基板載置アーム18に基板Wが置かれているから、基板
吸着判別手段46において、基板吸着センサ31はON
(基板吸着状態)、つまりYESと判定し、載置検出信
号を第2の電動モータ16の駆動回路48に出力する。
[S20]
【0033】駆動回路48は、基板載置アーム18の高
さが、回転指示された向きの対応する基板受け渡し位置
にあるかを判定する。この判定は、次のように為され
る。
【0034】基板載置アーム18は90度ごとのいずれ
の方向を向いているかが、図示しない手段により常時認
識されており、前記右回転操作用スイッチ38aまたは
左回転操作用スイッチ38bが指示操作されると、指示
操作された時点での基板載置アーム18の向きと、その
押された回数から、操作判別手段45は、位置決めユニ
ット4か、カセット載置部2、測定ステージ5のいづれ
に向かうよう指示されたかを判別し、該当する向きに対
応する基板受け渡し位置を、基準高さを記憶手段50よ
り読み出し、その高さに対して、基板載置アーム18が
上位にあるかを判定する。
【0035】なお、この位置決めユニット4への基板搬
入作業では、前述のように、基板載置アーム18がカセ
ット載置部2へ向いた状態で、右回転操作用スイッチ3
8aを1回押しているので、基板載置アーム18の右9
0度方向に配備されている位置決めユニット4の基板受
け渡し位置に対して、高い位置にあるかで判定が為され
る。[ステップS22]
【0036】また、前記ステップS22では、右回転操
作用スイッチ38aが指示操作された時点での基板載置
アーム18の高さは、位置決めユニット4の基板受け渡
し位置より低い位置にあるので「NO」と判定するか
ら、高い位置となるように、マイクロコンピュータ44
から駆動回路48へ駆動信号を出力し、昇降駆動モータ
16が駆動して基板載置アーム18が上昇する。[ステ
ップS23]
【0037】このようにして、基板載置アーム18が位
置決めユニット4の基板受け渡し位置より高い位置まで
上昇し終えると、マイクロコンピュータ44からの指令
で左右回転用電動モータ23が駆動し、基板載置アーム
18が右回転する。[ステップS24]
【0038】なお、前記昇降動作と回転動作が、同時に
進行するようにしてもよい、また、左回転操作用スイッ
チ38bが指示操作された場合には、図12の(b)の
ようなフローチャートのようにしてアーム18左回転動
作が実行される。図12の(a)と図12の(b)との
違いは、ステップS24とステップS34とが違うだけ
である。
【0039】以上のようにして、図11のステップS2
0に示す「アーム18右回転」動作が終了すると、再度
ステップS1に戻るが、まだ、人為操作用スイッチ43
はONに指示操作されたままであるので、ステップS2
に進み、右回転操作用スイッチ38aもONの状態では
ないのでステップS3に進み、左回転操作用スイッチ3
8bもONの状態ではないのでステップS4に進む。
[ステップS1→S2→S3→S4]
【0040】前述したように、操作者からは、右回転操
作用スイッチ38aの次に、進出操作用スイッチ37a
が指示操作されているので、ステップS4にて、進出操
作用スイッチ37aがONであると判定し、ステップS
40の「アーム18進出動作」を実行する。[S4→S
40]
【0041】このアーム18進出動作は、進退用電動モ
ータ20を駆動することにより、基板載置アーム18に
載置された基板Wを位置決めユニット4の上方へ差し出
すように基板載置アーム18を動かす動作である[ステ
ップS44]
【0042】以上のようにして、図11のステップS4
0に示す「アーム18進出」動作が終了すると、再度ス
テップS1に戻るが、人為操作用スイッチ43はONに
指示操作されたままで、右回転操作用スイッチ38aは
ON状態でなく、左回転操作用スイッチ38b、進出操
作用スイッチ37a、縮退操作用スイッチ37b、微上
昇操作用スイッチ36aもON状態にないので、ステッ
プS7へ進む。[ステップS1→S2→S3→S4→S
5→S6→S7]
【0043】ステップS7では、前述したように操作者
から、進出操作用スイッチ37aの次に微下降操作用ス
イッチ36bが指示操作されているので、ステップS7
0へ進む。
【0044】このステップS70では、動作昇降操作判
別手段47が、微下降が指示操作された旨の判定を下
し、この昇降操作判別手段47から電磁開閉弁30に閉
じ信号を出力して基板載置アーム18の真空吸着による
吸着結合関係を解除[ステップS70]してから、続き
のステップS71にて、昇降用電動モータ16の駆動回
路48に駆動信号を出力することで基板載置アーム18
を位置決めユニット4の基板受け渡し位置より下へ下降
する。その下降する間に、基板Wは基板載置アーム18
から位置決めユニット4へ移載(図13の概略側面図参
照)される。[ステップS71]
【0045】以上のようにして、図11のステップS7
1に示す「アーム18微下降」動作が終了すると、再度
ステップS1に戻るが、まだ、人為操作用スイッチ43
はONに指示操作されたままで、右回転操作用スイッチ
38a、左回転操作用スイッチ38b、進出操作用スイ
ッチ37aはON状態にないので、ステップS5へ進
む。[ステップS1→S2→S3→S4→S5]
【0046】ステップS5では、前述したように操作者
より微下降操作用スイッチ36bの次に縮退操作用スイ
ッチ37bが指示操作されているので、「アーム18縮
退」動作を実行するように判定する。
【0047】このアーム18縮退動作は、進退用電動モ
ータ20を駆動して、基板載置アーム18を、折れ曲が
るように縮退して、位置決めユニット4から離れるよう
に動作する。[ステップS50]
【0048】以上のような一連の動作にて、操作者から
の指示操作に従って位置決めユニット4への基板搬入作
業が完了する。
【0049】なお、この位置決めユニット4への基板搬
入作業が完了した時点では、まだ人為操作用スイッチ4
3はON状態のままで、操作者から指示操作された全て
の動作が完了しているので、図11において、ステップ
S1でYES、ステップS2〜S9でNOと判定する状
況であるので、パネル32における基板載置アーム18
の回転・進退・昇降に関する各種のスイッチ35a,3
5b,36a,36b,37a,37b,38a,38
bのいづれが指示操作されるかを監視している状態にあ
る。[図11に示す人為操作時動作フローチャートにお
いて、ステップS1→S2……S9→S1→S2……と
周回する状態]
【0050】このような状態で、センタリング操作用ス
イッチ41a、オリエンテーションフラット操作用スイ
ッチ41bを操作することにより、位置決めユニット4
における基板Wの位置決め動作、即ち基板Wのセンタリ
ングやオリエンテーションフラットの位置合わせ処理が
行われる。
【0051】<(b)位置決めユニット4からの基板搬
出作業>かかる位置決め処理が終了した後、位置決めユ
ニット4から基板Wを搬出するべく操作者は、基板載置
アーム18を、位置決めユニット4の基板受け渡し位置
より低い状態で、位置決めユニット4へ進出させ、そこ
で微上昇させることで基板Wを位置決めユニット4から
基板載置アーム18へ移載し、縮退させるとの一連の動
作を意図して、進出操作用スイッチ37a,微上昇操作
用スイッチ36a,退出操作用スイッチ37aを順番に
指示操作する。
【0052】この位置決めユニット4からの基板搬出作
業において、本実施例の基板搬送装置は、次のように動
作する。
【0053】位置決めユニット4からの基板搬出作業に
おいて、前述したように操作者から最初に指示操作され
たのは、進出操作用スイッチ37aであるから、ステッ
プS4にて、進出操作用スイッチ37aがON状態と判
定され、ステップS40の「アーム18進出」動作を実
行する。
【0054】このアーム18進出動作[ステップS4
0]は、進退用電動モータ20が駆動して基板載置アー
ム18を、位置決めユニット4に支持されている基板の
下方へ差し出すように移動する。[ステップS40]
【0055】以上のようにして「アーム18進出」動作
が終了すると、再度ステップS1に戻るが、まだ、人為
操作用スイッチ43はONに指示操作されたままで、右
回転操作用スイッチ38a、左回転操作用スイッチ38
b、進出操作用スイッチ37a、縮退操作用スイッチ3
7bはON状態にないので、ステップS6へ進む。[ス
テップS1→S2→S3→S4→S5→S6]
【0056】ステップS6では、前述したように操作者
から、先の進出操作用スイッチ37aの次に微上昇操作
用スイッチ36aが指示操作されているので、「アーム
18微上昇」動作を実行するように判定が下される。
【0057】このアーム18微上昇動作とは、昇降操作
判別手段47が、微上昇が指示操作された旨の判定を下
し、この昇降操作判別手段47から電磁開閉弁30に開
信号を出力して基板載置アーム18を真空吸着可能な状
態で[ステップS60]、昇降用電動モータ16の駆動
回路48に駆動信号を出力して、基板載置アーム18が
位置決めユニット4の基板受渡し位置より上へ上昇し、
その上昇する間に、基板Wを位置決めユニット4から基
板載置アーム18へ移載(図13の概略側面図参照)す
る。[ステップS61]
【0058】以上のようにして、ステップS61に示す
「アーム18微上昇」動作が終了すると、再度ステップ
S1に戻るが、人為操作用スイッチ43はONに指示操
作されたままで、右回転操作用スイッチ38a、左回転
操作用スイッチ38b、縮退操作用スイッチ37bはO
N状態にないので、ステップS5へ進む。[ステップS
1→S2→S3→S4→S5→S6]
【0059】ステップS5では、前述したように操作者
から先の微上昇操作用スイッチ36aの次に縮退操作用
スイッチ37bが指示操作されているので、「アーム1
8縮退」動作を実行するよう判定する。このアーム18
縮退動作は、昇降操作判別手段47が、微下降が指示操
作された旨の判定を下して、昇降用電動モータ16の駆
動回路48へ駆動信号を出力し、基板載置アーム18は
折れ曲がるように縮退して、位置決めユニット4から離
れる。[ステップS50]
【0060】以上のような一連の動作にて、操作者の操
作に従って位置決めユニット4からの基板搬出作業が完
了する。
【0061】なお、この位置決めユニットからの基板搬
出作業が完了した時点は、先の位置決めユニット4への
基板搬入作業が完了した時点と同様に、図11に示す人
為操作時動作フローチャートにおいて、ステップS1で
YES、ステップS2〜S9でNOと判定される状況で
あるので、パネル32における基板載置アーム18の回
転・進退・昇降に関する各種スイッチ35a,35b,
36a,36b,37a,37b,38a,38bのい
づれかが指示操作された状況にあるかを監視する状態に
ある。[図11に示す人為操作時動作フローチャートに
おいて、ステップS1→S2……S9→S1→S2……
と周回する状態]
【0062】<(c)測定ステージへの基板搬入作業>
続いて、測定ステージ5へ基板Wを搬入するべく、操作
者は、基板載置アーム18を、測定ステージ5へ向け
て、さらに90度右回転させ、測定ステージ5の基板受
渡し位置より高い状態とし、位置決めユニット4へ進出
し、そこで微下降し、縮退させる……からなる一連の動
作を意図して、右回転操作用スイッチ38a(1回押さ
れる)、進出操作用スイッチ37a,微下降操作用スイ
ッチ36b、縮退操作用スイッチ37bを順番に指示操
作する。
【0063】この際、本実施例に係る基板搬送装置の動
作は、前記位置決めユニット4への基板搬入作業とほぼ
同様で、ステップS22における「所定の基板受け渡し
位置」が位置決めユニット4の基板受け渡し位置ではな
くて測定ステージ5の基板受け渡し位置であることが違
う。
【0064】<(d)測定ステージ5からの基板搬出作
業>最後に、測定ステージ5での測定処理が終了した
後、測定ステージ5から基板Wを搬出するべく、操作者
は、基板載置アーム18を、測定ステージ5の基板受渡
し位置より低い状態とし、測定ステージ5へ進出し、そ
こで微上昇し、縮退させる一連の動作を意図して、進出
操作用スイッチ37a,微上昇操作用スイッチ36a、
縮退操作用スイッチ37bを順番に指示操作する。
【0065】この際、本実施例に係る基板搬送装置の動
作は、前述の位置決めユニット4からの基板搬出作業と
ほぼ同様であり、ステップS32における「所定の基板
受け渡し位置」が位置決めユニット4の基板受け渡し位
置ではなくて測定ステージ5の基板受け渡し位置となる
ことが違う。
【0066】以上の構成により、基板Wを位置決めユニ
ット4やカセット載置部2、測定ステージ5などに渡す
ときには、基板Wを位置決めユニット4やカセット載置
部2、測定ステージ5に衝突させることなく渡し、一
方、基板Wを位置決めユニット4や、カセット載置部2
や、測定ステージ5から受け取るときには、基板載置ア
ーム18を基板Wに衝突させることなく受け取ることが
できる。
【0067】上記実施例では、右回転操作用スイッチ3
8aまたは左回転操作用スイッチ38bにより基板載置
アーム18を回転操作したときにのみ、基板センサ31
からの信号を受け、基板Wが載置されているかどうかを
判断しているが、位置決めユニット4や、カセット載置
部2や、測定ステージ5の配置等によっては、例えば、
前進操作用スイッチ37aで基板載置アーム18を前進
操作したときにも基板センサ31からの信号を受けるよ
うに構成しても良い。
【0068】上記実施例では、基板載置アーム18に基
板Wが載置されているかどうかを検出するのに、真空源
29に対する吸気経路の途中箇所での圧力の大きさによ
り検出するように構成しているが、例えば、静電容量式
センサを基板載置アーム18の基板載置面に設けても良
い。
【0069】本発明としては、上述実施例のような光学
式自動膜厚測定装置の基板搬送装置に限らず、各種の処
理装置の基板搬送装置に適用できる。
【0070】なお、本実施例における「位置決めユニッ
ト4」、「カセット載置部」及び「測定ステージ5」の
それぞれが、特許請求の範囲に記載するところの「基板
受け渡し部」に相当し、「基板載置アーム18」が、特
許請求の範囲に記載するところの「基板移載手段」に相
当する。
【0071】また、本実施例における「昇降機構19」
が、特許請求の範囲に記載するところの「昇降機構」に
相当し、「右回転操作用スイッチ38a」、「左回転操
作用スイッチ38b」のそれぞれが、特許請求の範囲に
記載するところの「指示手段」に相当する。さらに、
「マイクロコンピュータ44」が、特許請求の範囲に記
載するところの「制御手段」に相当する。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板搬送
装置によれば、指示手段により、基板載置手段を基板受
け渡し部に人為的な指示操作でもって変位させるとき
に、基板載置手段に基板が有るか無いかを判断し、その
有無に応じて、基板載置手段または基板受け渡し部それ
ぞれと基板とが互いに干渉しない相対上下位置に基板載
置手段を自ずと変位させるから、視覚的に位置を注意深
く確認しなくても、基板載置手段または基板受け渡し部
を基板に衝突させることを確実に回避して基板載置手段
を変位させることができ、割り込みなどによる基板の処
理を確実かつ容易に行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板用測定装置の一実施例として
の光学式自動膜厚測定装置の一部省略平面図である。
【図2】全体正面図である。
【図3】移載ロボットの斜視図である。
【図4】要部の縦断面図である。
【図5】一部切欠正面図である。
【図6】横断面図である。
【図7】吸引構成を示す概略側面図である。
【図8】パネルの正面図である。
【図9】ブロック図である。
【図10】ブロック図である。
【図11】フローチャートである。
【図12】フローチャートである。
【図13】概略側面図である。
【符号の説明】
2…カセット載置部 4…位置決めユニット 5…測定ステージ 18…基板載置アーム 19…昇降機構 31…基板センサ 37a…進出操作用スイッチ 38a…右回転操作用スイッチ 38b…左回転操作用スイッチ 44…マイクロコンピュータ W…基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板受け渡し部に対して進退するととも
    に基板を載置した状態で水平方向に移動する基板載置手
    段と、前記基板載置手段を昇降する昇降機構とを備えた
    基板搬送装置であって、 前記基板載置手段の水平方向への移動を指示する指示手
    段と、 前記基板載置手段に基板が載置されているかどうかを検
    出し、基板の載置された状態で載置検出信号を出力する
    とともに、基板が載置されていない状態で非載置検出信
    号を出力する基板センサと、 前記指示手段による指示があったときに、前記載置検出
    信号に応答して前記基板載置手段を基板受け渡し位置よ
    りも高い位置に変位するとともに前記非載置検出信号に
    応答して前記基板載置手段を基板受け渡し位置よりも低
    い位置に変位するように前記昇降機構を作動する制御手
    段とを備えたことを特徴とする基板搬送装置。
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