JPH1187460A - 基板収納容器供給装置 - Google Patents

基板収納容器供給装置

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Publication number
JPH1187460A
JPH1187460A JP24361997A JP24361997A JPH1187460A JP H1187460 A JPH1187460 A JP H1187460A JP 24361997 A JP24361997 A JP 24361997A JP 24361997 A JP24361997 A JP 24361997A JP H1187460 A JPH1187460 A JP H1187460A
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JP
Japan
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door
storage container
substrate storage
substrate
integrated cassette
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Pending
Application number
JP24361997A
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English (en)
Inventor
Hideki Adachi
秀喜 足立
Takashi Kawamura
隆 河村
Yukihiro Takamura
幸宏 高村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさの異なる基板収納容器を取り扱うこと
が可能な基板収納容器供給装置を提供する。 【解決手段】 一体型カセット90を支持する移動機構
部の移動経路中に一体型カセット90の大きさを検出す
るサイズ検出用センサを設ける。移動機構部から受け取
った一体型カセット90を回転機構部に保持し、扉開閉
機構部70に扉92を正対させる。サイズ検出用センサ
22からの出力に応じて昇降機構部が回転機構部を昇降
移動させ、一体型カセット90の扉92のキー孔93に
扉開閉機構部70のラッチキー121が挿入しうるよう
に鉛直方向の位置調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板収納容器を基
板の処理を行う基板処理部へ基板を供給するための所定
の位置に供給する基板収納容器供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示用ガラス基板、
フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等
の基板に種々の処理を行うために基板処理装置が用いら
れている。基板処理装置は、工場のクリーンルーム内に
配置され、複数の基板を収納する基板収納容器が搬送ロ
ボットによって供給される。この基板収納容器の一つ
に、取り外し自在な扉を有し、内部に多数の基板を収納
するいわゆる一体型カセットと呼ばれる型式のものがあ
る。
【0003】図26は、従来の基板収納容器供給装置を
備えた基板処理装置における基板搬入動作を示す模式図
である。基板収納容器供給部260は、基板処理装置の
基板処理部250の一端に配置され、カセット載置部2
61および扉開閉機構部262を有している。カセット
載置部261の下方には電装系ユニット280が設けら
れている。
【0004】搬送ロボットにより移送された一体型カセ
ット270は、カセット載置部261上の所定位置に供
給される。そして、扉開閉機構部262が一体型カセッ
ト270の扉を取り外して一体型カセット270の前面
の開口部を開放する。
【0005】図27は扉開閉機構部の斜視図である。図
27において、扉開閉機構部262は、一体型カセット
270の本体から扉を取り外して保持する扉開閉保持部
263と、扉開閉保持部263を上下に移動させる昇降
部264とを備える。
【0006】一体型カセット270がカセット載置部2
61に載置されると、扉開閉保持部263が一体型カセ
ット270の扉に対向する位置まで上昇し、さらに水平
方向に移動して一体型カセット270の本体から扉を取
り外して保持する。そして、昇降部264が、扉を保持
した扉開閉保持部263を下降させる。これにより、一
体型カセット270の前面が開放され、基板処理部25
0に配設された基板搬送ロボットにより一体型カセット
270内から基板が取り出される。
【0007】一体型カセット270には、基板の収納枚
数が例えば13枚と25枚の2通りの形式のものがあ
る。基板の収納枚数が異なると、一体型カセット270
の鉛直方向の大きさが異なり、さらに扉に設けられた扉
取り外しのための複数のキー孔や位置決め孔等の間隔も
異なる。例えば半導体装置の処理工程では、このような
基板の収納枚数の異なる一体型カセット270が混在し
て基板収納容器供給部260に供給される場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の基板収納容器供給装置は、一定の大きさの一体型カ
セット270のみを取り扱うように構成されている。こ
のため、大きさの異なる一体型カセット270が供給さ
れた場合には、一体型カセット270の扉を開放して基
板処理部250に供給することができない。
【0009】本発明の目的は、大きさの異なる基板収納
容器を取り扱うことが可能な基板収納容器供給装置を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る基板収納容器供給装置は、開口部を有する容
器本体と開口部に対して取り外し自在であって取り外し
操作のための被操作部を有する扉とを備えた基板収納容
器を基板の処理を行う基板処理部へ基板を供給するため
の所定の位置へ供給する基板収納容器供給装置であっ
て、基板収納容器を支持する支持部と、被操作部を操作
する操作部材を有し、支持部に支持された基板収納容器
の扉を容器本体から取り外す取り外し手段と、取り外し
手段の操作部材が支持部に支持された基板収納容器の扉
の被操作部に対応する位置になるように、支持部と取り
外し手段とを相対的に移動させる移動手段とを備えたも
のである。
【0011】第1の発明に係る基板収納容器供給装置に
おいては、移動手段によって取り外し手段と支持部とが
相対的に移動可能に構成されている。したがって、支持
部に支持された基板収納容器の扉の被操作部の位置が取
り外し手段の操作部材の位置と異なる場合には、取り外
し手段と支持部とを相対的に移動させて扉の被操作部と
取り外し手段の操作部材の位置を一致させ、操作部材に
より扉を取り外すことができる。これにより、扉の被操
作部が異なる位置に形成された種々の基板収納容器が支
持部に支持された場合でも、取り外し手段によって扉を
取り外すことが可能となる。
【0012】第2の発明に係る基板収納容器供給装置
は、第1の発明に係る基板収納容器供給装置の構成にお
いて、被操作部は、操作部材と係合可能な取り外し用の
孔部であるものである。
【0013】この場合、取り外し手段が有する操作部材
と扉が有する取り外し用の孔部が係合可能であるので、
取り外し手段は確実に扉を外すことができる。
【0014】第3の発明に係る基板収納容器供給装置
は、第1または第2の発明に係る基板収納容器供給装置
の構成において、支持部に支持される基板収納容器の種
類を検出する検出手段をさらに備え、移動手段は検出手
段により検出された基板収納容器の種類に応じて取り外
し手段と支持部とを相対的に移動させるものである。
【0015】これにより、基板収納容器供給装置に供給
される基板収納容器の種類が検出手段により検出され、
移動手段によって取り外し手段と支持部との位置関係が
調整される。したがって、異なる種類の基板収納容器が
供給された場合でも、その種類に応じて取り外し手段の
相対位置を調整して容器本体から扉を取り外すことが可
能となる。
【0016】第4の発明に係る基板収納容器供給装置
は、第3の発明に係る基板収納容器供給装置の構成にお
いて、基板収納容器の扉は位置決め用の孔部を有し、取
り外し手段は、基板収納容器の位置決め用の孔部に挿入
される複数の位置決め用部材と、複数の位置決め用部材
から検出手段により検出された基板収納容器の種類に応
じた位置決め用部材を選択する選択手段を備えたもので
ある。
【0017】この場合、選択手段は、取り外し手段に設
けられた複数の位置決め用部材の中から、基板収納容器
の種類に応じた位置決め部材を選択手段によって選択
し、選択された位置決め部材が扉の位置決め用の孔部に
挿入される。これにより、扉と取り外し手段との位置決
めが行われ、操作部材による扉の取り外し動作を正確に
行わせることができる。
【0018】第5の発明に係る基板収納容器供給装置
は、第1〜第4のいずれかの発明に係る基板収納容器供
給装置の構成において、取り外し手段は、操作部材を支
持部に支持された基板収納容器に対して前進および後退
させる進退機構を備えたものである。
【0019】進退機構は、操作部材を前進させて扉の被
操作部を操作して扉の係止状態を解除し、さらに操作部
材を後退させることにより扉を容器本体から取り外して
保持する。これにより、基板収納容器の扉の取り外し作
業を容易に行うことができる。
【0020】第6の発明に係る基板収納容器供給装置
は、第4の発明に係る基板収納容器供給装置の構成にお
いて、取り外し手段は、位置決め用部材を支持部に支持
された基板収納容器に対して前進および後退させる進退
機構を備えたものである。
【0021】進退機構は、位置決め用部材を基板収納容
器の扉に対して前進させて扉の位置決め用の孔部に位置
決め用部材を挿入させて扉と取り外し手段との位置決め
を行わせる。さらに、位置決め用部材を後退させて扉と
取り外し手段との位置決め状態を解除する。これによ
り、扉と取り外し手段との位置決め作業を容易に行うこ
とができる。
【0022】第7の発明に係る基板収納容器供給装置
は、第2〜第6のいずれかの発明に係る基板収納容器供
給装置の構成において、取り外し手段は、操作部材を回
動させる回動機構を有するものである。
【0023】回動機構が操作部材を回動させることによ
り扉の被操作部材が操作され、扉が容器本体から取り外
し可能な状態になる。このような構成により容器本体か
ら扉を容易に取り外すことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例による基
板収納容器供給装置を備えた基板処理装置の模式的平面
図であり、図2は図1の基板処理装置の模式的側面図で
ある。以下の説明において、水平面内の互いに直交する
2方向をX方向およびY方向とし、鉛直方向をZ方向と
する。また、X方向は、基板収納容器供給部1と基板処
理部2とが整列された方向を示し、Y方向はX方向に直
交する方向を示すものとする。
【0025】図1および図2において、基板処理装置
は、基板収納容器供給部1と基板処理部2とを備える。
基板処理部2は、回転式塗布ユニット、現像ユニット、
基板加熱ユニットあるいは基板冷却ユニット等の種々の
処理ユニット3が基板搬送ロボット4を中心とした円周
状に配置されてなる。基板搬送ロボット4は基板を保持
するアーム4aを備える。このアーム4aは、水平面内
で各処理ユニット3および基板収納容器供給部1側に進
退移動可能であり、さらにZ方向に昇降移動可能かつ鉛
直軸周りに回動可能に構成されている。これにより、基
板搬送ロボット4はアーム4aに基板を保持して処理ユ
ニット3と基板収納容器供給部1との間で基板を受け渡
すことができる。
【0026】また、基板収納容器供給部1は基板処理部
2のX方向の一方端部に配置され、移動機構部10、回
転機構部30、昇降機構部50および扉開閉機構部70
から構成されている。なお、図2においては、扉開閉機
構部70の図示を省略している。
【0027】移動機構部10、回転機構部30および扉
開閉機構部70は昇降機構部50の両側の領域S,Dに
対称に配置されている。一方の領域Sには、一体型カセ
ット内の基板を基板処理部2へ供給するための移動機構
部10、回転機構部30、扉開閉機構部70および昇降
機構部50が配置され、他方の領域Dには、処理済みの
基板を収納した一体型カセットを基板処理装置の外部に
排出するための移動機構部10、回転機構部30、扉開
閉機構部70および昇降機構部50が配置されている。
以下、領域Sを基板供給領域と称し、領域Dを基板排出
領域と称する。
【0028】図2に示すように、昇降機構部50は基板
供給領域S側および基板排出領域D側にそれぞれ昇降台
55を有する。各昇降台55の上段部55aおよび下段
部55bにはそれぞれ回転機構部30が配設されてい
る。
【0029】図3は一体型カセットの斜視図であり、図
4は図3の一体型カセットの正面図であり、図5は図3
の一体型カセットの底面図である。図3〜図5におい
て、一体型カセット90は、内部に複数枚の基板を収納
する棚(図示せず)が設けられた中空の容器本体91
と、容器本体91の前面の開口部を閉塞する取外し自在
な扉92とから構成される。扉92の表面には、一対の
キー孔93が設けられている。このキー孔93に後述す
るラッチキーが差し込まれ、回転されると、図4に示す
ように扉92の上端部および下端部に設けられたロック
プレート95が矢印に示すように上下に突出し、あるい
は後退する。これにより、扉92が容器本体91にロッ
クされ、あるいはロックが解除される。
【0030】一体型カセット90の載置基準位置Fから
キー孔93までの高さHは一体型カセット90の基板の
収納枚数に応じて異なる。
【0031】また、扉92の表面には、一対の位置決め
孔94が形成されている。この位置決め孔94には、扉
92の開閉時に、後述する扉開閉機構部70の位置決め
ピンが挿入される。一対の位置決め孔94間の距離Lは
一体型カセット90の基板の収納枚数によって異なる。
【0032】さらに、図5に示すように、一体型カセッ
ト90の底面には、三角形状の3つのピン孔を一組とす
る2組のピン孔96,97と開口部98とが形成されて
いる。このピン孔96,97および開口部98の作用に
ついては後述する。
【0033】図6は、基板供給領域の移動機構部および
回転機構部の平面図であり、図7は、図6中のA−A線
断面図であり、図8は、図6中のB−B線断面図であ
る。なお、図6および図7において回転機構部30およ
び扉開閉機構部70は模式的に示されている。
【0034】移動機構部10は、ベース11の上方に、
X方向に移動自在なXスライドプレート12と、Y方向
に移動自在なYスライドプレート16とを備えている。
ベース11の上面には、X方向に平行に延びる一対のX
レール13が取り付けられている。Xスライドプレート
12の下面にはXレール13に係合するガイド14が取
り付けられている。そして、ベース11の上面に取り付
けられたエアシリンダ15により、Xスライドプレート
12がX方向に往復移動する。
【0035】また、Xスライドプレート12の上面には
Y方向に平行に延びる一対のYレール18が取り付けら
れている。Yスライドプレート16の下面には、Yレー
ル18に係合するガイド17が取り付けられている。そ
して、Xスライドプレート12の上面に取り付けられた
エアシリンダ19により、Yスライドプレート16がX
スライドプレート12に対してY方向に往復移動する。
【0036】また、Yスライドプレート16の上面に
は、三角形状に配置された3本の支持ピン20が形成さ
れている。これらの支持ピン20は、図5に示す一体型
カセット90の裏面に形成された1組(3個)のピン孔
97に嵌合される。これにより、Yスライドプレート1
6上に一体型カセット90を支持することができる。
【0037】移動機構部10と回転機構部30との間に
は一体型カセット90の大きさ(大型、小型の種類)を
検出するためのサイズ検出用センサ22が設けられてい
る。サイズ検出用センサ22には透過型の光センサが用
いられる。図7においては、基板の収納枚数の多い大型
の一体型カセット90を90aで示し、基板の収納枚数
の少ない小型の一体型カセット90を90bで示す。
【0038】図7において、サイズ検出用センサ22
は、主に小型の一体型カセット90bを検出するための
下センサ22bと、主に大型の一体型カセット90aを
検出するための上センサ22aとからなる。そして、一
体型カセット90を支持した移動機構部10のYスライ
ドプレート16がサイズ検出用センサ22を通過する際
の上センサ22aおよび下センサ22bからの出力によ
って一体型カセット90の大きさが検出される。
【0039】図9は昇降機構部の正面図である。図9に
おいて、昇降機構部50は、フレーム51によって鉛直
方向に支持されたボールねじ52を有する。ボールねじ
52の下端にはモータ54が連結されている。さらに、
ボールねじ52には昇降台55がブラケット55cを介
して係合されている。昇降台55はコの字形のフレーム
材からなり、その下段部55bおよび上段部55aにそ
れぞれ回転機構部30が取り付けられている。また、昇
降台55の一部は、ボールねじ52に平行に配置された
一対のリニアガイド53に係合している。
【0040】モータ54が回転すると、ボールねじ52
が回転し、これによって昇降台55がリニアガイド53
に案内されて鉛直方向に昇降移動する。それによって、
昇降台55の回転機構部30に支持された一体型カセッ
ト90が昇降移動される。なお、図9においては、一方
の昇降台55のみを詳細に図示したが、これと反対側に
配置される昇降台55およびその昇降機構部分も同様の
構造を有する。
【0041】図10は回転機構部の断面図である。図1
0において、回転機構部30は、昇降台55の上段部5
5aまたは下段部55bに固定される固定ベース31上
に、回転自在な回動プレート34と、回動プレート34
の中央に配置された中央固定部40と、回動プレート3
4の周囲を覆うカバー48とを備える。
【0042】回動プレート34は、固定ベース31の上
面に形成された環状固定部32との間に環状のベアリン
グ33を介して回動自在に取り付けられている。回動プ
レート34の上面には一体型カセット90の底面の1組
のピン孔96(図5参照)に嵌合される3本の支持ピン
39が形成されている。3本の支持ピン39は、移動機
構部10のYスライドプレート16上に形成された3本
の支持ピン20よりも径の大きい円周上に配置されてい
る。これにより、Yスライドプレート16上の支持ピン
20と回動プレート34上の支持ピン39とが干渉する
ことなくYスライドプレート16と回動プレート34と
の間で一体型カセット90を受け渡すことができる。な
お、一体型カセット90の受け渡し動作については後述
する。
【0043】また、回動プレート34の外周面にはギア
部35が形成されている。この回動プレート34のギア
部35には、ピニオン36を介してモータ38の回転軸
に取り付けられたギア37が係合している。モータ38
が回転すると、モータの回転力がピニオン36を介して
回動プレート34に伝えられ、回動プレート34が回転
する。これにより、回動プレート34上の支持ピン39
に支持された一体型カセット90が回転する。
【0044】また、固定ベース31上の中央固定部40
には、一体型カセット90を強固に保持するための固定
部材41が配設されている。固定部材41の基部は回動
ピン43に回動自在に取り付けられ、先端部には固定ば
ね42が形成されている。回動ピン43は、連結部材4
4を介してエアシリンダ46のロッド45に連結されて
いる。エアシリンダ46の本体端部は固定ピン47によ
り固定されている。
【0045】エアシリンダ46のロッド45が伸長する
と、固定部材41が回動ピン43の周りに回動し、固定
ばね42が一体型カセット90の底面の開口部98に設
けられた突出部98aに係合し、固定ばね42の弾性力
により一体型カセット90を回動プレート34に対して
固定保持する。
【0046】次に、扉開閉機構部70について説明す
る。扉開閉機構部70は、機能上、水平移動機構部と、
ピン切換部と、ラッチキー回動機構部とに大別される。
そこで、ここでは説明の便宜上、各機構部毎に分けて図
示して説明する。
【0047】まず、図11は扉開閉機構部の水平移動機
構部の側面図であり、図11(a)は待機時の状態を示
し、図11(b)は扉開閉動作時の状態を示している。
図11において、扉開閉機構部70の水平移動機構部7
0aは、基板収納容器供給部1の本体に固定される固定
プレート71と、一体型カセット90の扉92に対して
進退移動される扉保持プレート84とを備える。固定プ
レート71と扉保持プレート84との間には一対のリン
ク72,73が2組平行に配設されている。一対のリン
ク72,73は連結ピン80により連結されている。リ
ンク72の一端は固定プレート71の固定ブラケット7
4に回転自在に取り付けられ、他端はスライド部材75
に取り付けられている。スライド部材75は、扉保持プ
レート84の裏面84bに取り付けられたレール79に
摺動自在に取り付けられている。
【0048】また、リンク73の一端は扉保持プレート
84の固定ブラケット76に回転自在に取り付けられ、
他端はスライド部材77に取り付けられている。スライ
ド部材77は、固定プレート71の表面71aに取り付
けられたレール78に摺動自在に取り付けられている。
さらに、一対のスライド部材77は連結部材83に連結
されている。連結部材83には、固定プレート71の表
面71aに配設されたエアシリンダ81のロッド82が
連結されている。
【0049】さらに、扉保持プレート84には、2組の
位置決めピン86,87と、ラッチキー121とが形成
されている。位置決めピン86,87はそれぞれ2個形
成されており、後述するピン切換部85により選択され
た一方の位置決めピンが一体型カセット90の扉92の
位置決め孔94に挿入される。これにより扉92と扉保
持プレート84との位置決めが行われる。
【0050】また、ラッチキー121は所定位置に2個
設けられており、一体型カセット90の扉92に設けら
れたキー孔93に挿入して係合され、一体型カセット9
0の容器本体91と扉92とのロックを解除するととも
に扉92を扉保持プレート84に保持させる。
【0051】図11(a)に示すように、エアシリンダ
81のロッド82が伸長された状態では、リンク72,
73が折り畳まれ、扉保持プレート84が一体型カセッ
ト90の扉92から離間している。図11(b)に示す
ように、エアシリンダ81のロッド82が縮退される
と、リンク72,73が延ばされ、扉保持プレート84
が一体型カセット90の扉92に密着する。さらに、エ
アシリンダ81のロッド82が再び伸長されると、扉保
持プレート84が扉92を一体型カセット90の容器本
体91から取り外して後退する。
【0052】次に、ピン切換部について説明する。図1
2は、扉開閉機構部のピン切換部の側面図であり、図1
3は扉保持プレートの正面図である。なお、ピン切換部
85は扉保持プレート84に2組設けられているが、図
12では1組のみ図示している。このピン切換部85は
一体型カセット90の大きさに対応した位置決めピンを
選択するための機構を有している。
【0053】すなわち、図4で示した一体型カセット9
0の扉92に形成された一対の位置決め孔94間の距離
Lは、一体型カセット90の大きさによって異なる。例
えば、13枚の基板を収納する一体型カセット90に比
べると、25枚の基板を収納する一体型カセット90の
位置決め孔94間の距離Lは大きくなる。それゆえ、一
体型カセット90の扉92の位置決め孔間の距離Lに応
じて扉保持プレート84の位置決めピン86,87を切
り換える必要がある。
【0054】そこで、ピン切換部85は、扉保持プレー
ト84を貫通して移動可能な位置決めピン86,87
と、位置決めピン86,87のいずれか一方側を突出さ
せる揺動プレート111と、揺動プレート111を揺動
させるエアシリンダ113とを備えている。揺動プレー
ト111は扉保持プレート84の裏面84bに固定され
た支持ブラケット110に揺動自在に取り付けられ、3
つの腕部のうちの1つの腕部111aに位置決めピン8
6が連結され、他の1つの腕部111bに位置決めピン
87が連結され、残りの腕部111cにエアシリンダ1
13のロッド112の先端が連結されている。
【0055】このような構造により、エアシリンダ11
3のロッド112が伸長すると、一方の位置決めピン8
6のみが扉保持プレート84の表面84aから突出し、
一体型カセット90の扉92の位置決め孔94に挿入さ
れ、扉保持プレート84と扉92とが位置決めされる。
また、エアシリンダ113のロッド112が縮退する
と、他方の位置決めピン87のみが扉保持プレート84
の表面84aから突出し、一体型カセット90の扉92
の位置決め孔94に挿入され、扉保持プレート84と扉
92とが位置決めされる。
【0056】次に、ラッチキー回動機構部について説明
する。図14は回転機構部と反対側から見たラッチキー
回動機構部の正面図である。ラッチキー回動機構部11
5は、ラッチキー121およびラッチキー121を回動
させる機構部から構成され、ラッチキー121を図4に
示す一体型カセット90の扉92のキー孔93に挿入し
て回動することによって扉92のロックを解除し、かつ
扉92を保持する。
【0057】ラッチキー121の先端は扉保持プレート
84の表面84aから突出しており、基部は扉保持プレ
ート84の裏面84b側において揺動プレート116の
回転ピン116aおよび揺動プレート118の回転ピン
118aに一体的に接続されている。また、揺動プレー
ト116の先端部116bと揺動プレート118の先端
部118bとが連結棒117によって連結されている。
さらに、揺動プレート118の他の先端部118cには
エアシリンダ119のロッド120の先端部が連結され
ている。
【0058】このような構造により、図14においてエ
アシリンダ119のロッド120が伸長すると、揺動プ
レート118,116が時計方向に回動し、ラッチキー
121が時計方向に回動する。また、ロッド120が縮
退すると、揺動プレート118,116が反時計方向に
回動し、ラッチキー121も同じ方向に回動する。ラッ
チキー121が一体型カセット90の扉92のキー孔9
3に挿入された状態でラッチキー121を回動させるこ
とにより、扉92と容器本体91とのロックを解除し、
かつ扉92を保持することができる。
【0059】図15は、基板処理装置の制御系のブロッ
ク図である。基板処理装置は、移動機構部10のXスラ
イドプレート12およびYスライドプレート16を駆動
するエアシリンダ15,19を制御する移動機構コント
ローラ210、昇降機構部50の昇降台55を昇降移動
させるモータ54を駆動する昇降機構コントローラ25
0、回転機構部30の回動プレート34を回転させるモ
ータ38の動作を制御する回転機構コントローラ23
0、扉開閉機構部70の各エアシリンダ81,113,
119の動作を制御する扉開閉機構コントローラ21
5、および基板処理部2の基板搬送ロボット4を駆動す
る基板搬送コントローラ204を備えている。移動機構
コントローラ210、昇降機構コントローラ250、扉
開閉機構コントローラ215、回転機構コントローラ2
30および基板搬送コントローラ204は制御部130
に接続され、制御部130によって各コントローラの動
作が制御される。さらに、制御部130には一体型カセ
ット90の大きさを検出するサイズ検出用センサ22が
接続されている。
【0060】上記構成において、回転機構部30が本発
明の支持部に相当し、扉開閉機構部70が取り外し手段
に相当し、昇降機構部50が移動手段に相当する。さら
に、サイズ検出用センサ22が本発明の検出手段に相当
し、ピン切換部85が選択手段に相当する。さらに、ラ
ッチキー121、位置決めピン86,87がそれぞれ本
発明の操作部材、位置決め用部材に相当し、水平移動機
構部70aが本発明の進退機構に相当する。さらに、一
体型カセット90の扉92のキー孔93およびロックプ
レート95が本発明の被操作部に相当し、特にキー孔9
3が取り外し用の孔部に相当し、位置決め孔94が位置
決め用の孔部に相当する。
【0061】以下、基板収納容器供給装置の動作につい
て説明する。図16〜図18は基板収納容器供給部の一
体型カセットの搬入搬出動作の説明図である。なお、以
下の動作は図15に示す制御部130によって制御され
る。
【0062】まず、図16(a)に示すように、外部の
搬送ロボットにより搬送された一体型カセット90が移
動機構部10のYスライドプレート16(図6参照)上
に載置される。搬送ロボットは一体型カセット90の扉
92が基板処理部2側に向くように移動機構部10に一
体型カセット90を供給する。
【0063】次に、図16(b)に示すように、移動機
構部10は、Xスライドプレート12およびYスライド
プレート16により一体型カセット90を矢印Cに沿っ
て移動させて回転機構部30側に搬送する。搬送経路中
に一体型カセット90がサイズ検出用センサ22を通過
すると、サイズ検出用センサ22により一体型カセット
90の大きさを示す出力信号が制御部130に出力され
る。制御部130は、その出力信号に基づいて一体型カ
セット90の大きさを判定する。一体型カセット90が
回転機構部30側に到達すると、移動機構部10のYス
ライドプレート16と回転機構部30との間で一体型カ
セット90の受け渡しを行う。
【0064】図19は一体型カセットの受け渡し動作の
説明図である。図19(a)に示すように、昇降台55
は、回転機構部30の支持ピン39が移動機構部10の
Yスライドプレート16上の一体型カセット90に衝突
しない下方の位置に待機している。そして、Yスライド
プレート16が回転機構部30の上方に一体型カセット
90を保持して移動する。
【0065】次に、図19(b)に示すように、回転機
構部30はモータ54(図9参照)を駆動し、昇降台5
5を上昇させる。これにより、回転機構部30の支持ピ
ン39が一体型カセット90の底面のピン孔97に嵌合
され、一体型カセット90をYスライドプレート16の
上方に持ち上げる。これにより、Yスライドプレート1
6の支持ピン20が一体型カセット90のピン孔96か
ら離脱する。
【0066】その後、図19(c)に示すように、Yス
ライドプレート16が元の位置に水平移動する。以上の
動作により、一体型カセット90がYスライドプレート
16から回転機構部30の回動プレート34に受け渡さ
れる。
【0067】さらに、図16(c)に示すように、回転
機構部30に受け渡された一体型カセット90は、回動
プレート34の回転により180°回転され、扉92が
扉開閉機構部70に正対する位置に停止される。この位
置を扉取り外し位置と称する。そして、扉開閉機構部7
0により扉92が容器本体91から取り外される。
【0068】図20は回転機構部と扉開閉機構部との位
置合わせ動作の説明図である。制御部130は、サイズ
検出用センサ22からの出力に基づき一体型カセット9
0の大きさを検出し、載置基準位置Fからキー孔93ま
での高さHを求める。そして、回転機構部30のモータ
54を駆動して昇降台55を昇降移動させ、回転機構部
30上の一体型カセット90の扉92のキー孔93の鉛
直方向の位置と、扉開閉機構部70のラッチキー121
の鉛直方向の位置とを一致させる。
【0069】図21は扉の取外し動作の説明図である。
図21(a)に示すように、制御部130は扉開閉機構
コントローラ15を駆動し、サイズ検出用センサ22に
より検出された一体型カセット90の大きさに応じた位
置決めピン86,87を選択する。ここでは、大型の一
体型カセット90に対応した位置決めピン86が選択さ
れるものとする。この場合、扉保持プレート84からは
一対の位置決めピン86が突出する。
【0070】次に、図21(b)に示すように、エアシ
リンダ81のロッド82が縮退され、リンク72,73
が前方に延ばされる。これにより、扉保持プレート84
が扉92に密着し、位置決めピン86が扉92の位置決
め孔94内に挿入され、扉保持プレート84と扉92と
の位置が定められる。また同時にラッチキー121が扉
92のキー孔93に挿入される。そして、ラッチキー回
動機構部115によりラッチキー121が回動され、扉
92のロックが解除される。
【0071】その後、図21(c)の示すように、エア
シリンダ81のロッド82が再び伸長され、扉保持プレ
ート84は扉92を保持した状態で後退する。これによ
り、一体型カセット90の前面が開放される。
【0072】さらに、図17に示すように、扉92が取
り外されると、回転機構部30は回動プレート34を回
転し、一体型カセット90の開口部が基板処理部2の基
板搬送ロボット4に正対する位置に一体型カセット90
を停止させる。この位置を基板供給位置と称する。ま
た、基板排出領域Dの回転機構部30には処理済み基板
を収納するための空の一体型カセット90が所定のタイ
ミングで図示の状態に設定されている。
【0073】この状態で基板処理部2による基板の処理
が開始される。基板搬送ロボット4は基板が収納された
基板供給領域Sの一体型カセット90から基板を取り出
し、所定の処理ユニット3に搬送する。また、処理ユニ
ット3によって処理された基板を基板排出領域Dの一体
型カセット90の内部に収納する。この動作を繰り返し
行う。これにより、基板供給領域Sの一体型カセット9
0が空になり、基板排出領域Dの一体型カセット90に
処理済みの基板が収納される。
【0074】次に、基板排出領域Dの一体型カセット9
0の排出工程に移る。図18(a)に示すように、回転
機構部30が回動プレート34を回転し、一体型カセッ
ト90の開口部が扉開閉機構部70に正対する位置に停
止させる。そして、図22に示す扉の取り外し動作と逆
の動作を行い、扉開閉機構部70に保持された扉92を
一体型カセット90の開口部に取り付ける。これによ
り、一体型カセット90が密閉される。
【0075】さらに、図18(b)に示すように、回転
機構部30が一体型カセット90を180°回転させ
る。そして、移動機構部10が駆動され、Yスライドプ
レート16が回転機構部30に移動する。そして、図1
9に示す一体型カセット90の受け渡し動作と逆の動作
により、一体型カセット90を回転機構部30からYス
ライドプレート16へ引き渡す。
【0076】さらに、図18(c)に示すように、移動
機構部10が矢印Eに沿ってY方向に移動し、さらにX
方向と反対方向に移動して基板収納容器供給部1の排出
位置に一体型カセット90を待機させる。
【0077】処理済みの基板が収納された一体型カセッ
ト90はさらに搬送ロボットに受け渡され、次の工程へ
移送される。
【0078】以上の動作により、一体型カセット90に
収納された基板は、基板収納容器供給部1から基板処理
部2に供給され、処理済みの基板が基板処理部2から空
の一体型カセット90に収納され、基板収納容器供給部
1から排出される。
【0079】上記実施例による基板収納容器供給部1に
おいては、サイズ検出用センサ22により一体型カセッ
ト90の大きさを検出し、これに応じて扉開閉機構部7
0と一体型カセット90との鉛直方向の位置調整を行う
ように構成されている。これにより、大きさの異なる一
体型カセット90が投入された場合でも、扉開閉機構部
70のラッチキー121および位置決めピン86,87
と、一体型カセット90の扉92のキー孔93および位
置決め孔94との位置がそれぞれ整合され、扉92の開
閉動作を行うことができる。
【0080】また、本実施例による基板収納容器供給部
1においては、扉開閉機構部70が一体型カセット90
の基板処理部2側への基板の供給位置にある回転機構部
30を挟んで基板処理部2と反対側に配置されている。
このため、扉開閉機構部70をクリーンルーム内の通路
側に配置することが可能となり、作業者が容易に接近す
ることができる。これにより、扉開閉機構部70の保守
容易性が向上する。
【0081】さらに、扉開閉機構部70は一体型カセッ
ト90の前面から扉92を取り外し、水平方向に短い距
離だけ移動させた状態で保持する。このため、扉開閉機
構部70は扉92の水平方向の移動機構のみから構成さ
れることになり、鉛直方向への移動機構も必要とする従
来の扉開閉機構部に比べて構成が簡素化される。
【0082】さらに、本実施例による基板収納容器供給
部1においては、回転機構部30により一体型カセット
90を扉開閉機構部70に正対する扉取り外し位置と、
基板搬送ロボット4に正対する基板供給位置とに回転移
動させることができる。このため、扉開閉機構部70を
基板処理部2と反対側に配置することが可能となるとと
もに、基板収納容器供給部1を小型化することができ
る。
【0083】ここで、上記実施例の基板収納容器供給部
1については、以下のような他の実施例の適用が可能で
ある。
【0084】まず、上記実施例においては、扉開閉機構
部70はリンク機構を用いて扉保持プレート84を移動
させる構成について説明したが、他の機構を用いて構成
してもよい。例えば、図22は扉開閉機構部の他の実施
例を示す平面図である。この実施例による扉開閉機構部
70は、リンク機構を使用せず直接エアシリンダ140
によって扉保持プレート84を水平移動させるものであ
る。エアシリンダ140の先端は扉保持プレート84の
裏面84bに固定されている。また、エアシリンダ14
0の両側には一対のリニアガイド141が設けられてい
る。これにより、扉保持プレート84が固定プレート7
1に対して平行に移動される。なお、この扉開閉機構部
70において、ピン切換部85およびラッチキー回動機
構部115の構成は図12〜図14に示す実施例の構成
と同様の構成を用いることができる。
【0085】また、扉開閉機構部70は、図1に示す位
置のみならず、例えば図23に示すように、移動機構部
10の側面側に配置してもよい。この場合にも、作業者
が扉開閉機構部70に接近することが容易となり、保守
容易性を向上することができる。なお、この場合には、
一体型カセット90は扉92が扉開閉機構部70に正対
する向きで基板収納容器供給部1に供給される。
【0086】さらに、扉開閉機構部70は、図24に示
すように、基板収納容器供給部1の一体型カセット90
が搬送ロボットから供給される位置と基板処理部2との
間および一体型カセット90が搬送ロボットへ排出され
る位置と基板処理部2との間に設けられてもよい。この
場合、供給された一体型カセット90は、水平移動自在
な支持部に支持され、扉開閉機構部70により扉92が
取り外された後、直線駆動手段(図示せず)によって、
基板搬送ロボット4への基板供給位置に直線移動され
る。また、基板排出用の一体型カセット90(図示せ
ず)は、水平移動自在な支持部に支持され、扉開閉機構
部70により扉92が取り外された後、直線駆動手段
(図示せず)によって基板搬送ロボット4に正対する位
置に直線移動される。このような構成によっても、扉開
閉機構部70への保守作業を容易にすることができる。
【0087】さらに、上記の実施例においては、一体型
カセット90の種類の検出手段としてサイズ検出用セン
サ22を用いているが、一体型カセット90の表面にバ
ーコードを設け、基板収納容器供給部1に設けたバーコ
ード読み取り装置によって読み取るように構成してもよ
い。この場合、バーコードには一体型カセット90の大
きさを示す情報を含める。
【0088】また、上記実施例において、扉開閉機構部
70は鉛直方向に移動しないように構成されているが、
扉開閉機構部70を昇降機構を用いて鉛直方向に移動可
能に構成してもよい。図25は、本発明の他の実施例に
よる昇降自在な扉開閉機構部を有する基板収納容器供給
部の模式的平面図(a)および模式的側面図(b)であ
る。
【0089】図25において、基板収納容器供給部16
0は、カセット載置部161、扉開閉機構部162およ
びサイズ検出用センサ163を備える。サイズ検出用セ
ンサ163は一体型カセット90の鉛直方向の大きさを
光学的に検出し、検出信号を制御部164に出力する。
制御部164は、検出信号に基づいて一体型カセット9
0の大きさを判定し、判定結果に従って扉開閉機構部1
62を昇降移動する。そして、扉開閉機構部162に設
けられた扉を開閉するためのラッチキーや位置決めピン
と、一体型カセット90の扉に設けられたキー孔や位置
決め孔との鉛直方向の位置を一致させる。さらに、扉開
閉機構部162によって扉を取り外し、鉛直下方に降下
して扉を保持する。これにより、一体型カセット90の
開口部の前面が開放され、基板の供給が可能となる。
【0090】ここで、扉開閉機構部162が本発明の取
り外し手段、移動手段および進退機構に相当し、サイズ
検出用センサ163が検出手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による基板収納容器供給部を備
えた基板処理装置の模式的平面図である。
【図2】図1の基板処理装置の模式的側面図である。
【図3】一体型カセットの斜視図である。
【図4】図3の一体型カセットの正面図である。
【図5】図3の一体型カセットの底面図である。
【図6】移動機構部近傍の平面図である。
【図7】図6中のA−A線断面図である。
【図8】図6中のB−B線断面図である。
【図9】昇降機構部の正面図である。
【図10】回転機構部の断面図である。
【図11】扉開閉機構部の水平移動機構部の側面図であ
る。
【図12】扉開閉機構部のピン切換部の側面図である。
【図13】扉保持プレートの正面図である。
【図14】回転機構部と反対側から見たラッチキー回動
機構部の正面図である。
【図15】基板処理装置の制御系のブロック図である。
【図16】基板収納容器供給部における一体型カセット
の搬入搬出動作の説明図である。
【図17】基板収納容器供給部における一体型カセット
の搬入搬出動作の説明図である。
【図18】基板収納容器供給部における一体型カセット
の搬入搬出動作の説明図である。
【図19】移動機構部と回転機構部との一体型カセット
の受渡し動作の説明図である。
【図20】回転機構部と扉開閉機構部との位置合わせ動
作の説明図である。
【図21】扉開閉機構部の扉開閉動作の説明図である。
【図22】本発明の他の実施例による扉開閉機構部の平
面図である。
【図23】本発明のさらに他の実施例による基板処理装
置の模式的平面図である。
【図24】本発明のさらに他の実施例による基板処理装
置の模式的平面図である。
【図25】本発明のさらに他の実施例による基板収納容
器供給装置の模式図である。
【図26】従来の基板処理装置への基板搬入動作を示す
模式図である。
【図27】従来の扉開閉機構部の斜視図である。
【符号の説明】
1,160 基板収納容器供給部 2 基板処理部 3 処理ユニット 4 基板搬送ロボット 10 移動機構部 12 Xスライドプレート 16 Yスライドプレート 20 支持ピン 22 サイズ検出用センサ 30 回転機構部 34 回動プレート 39 支持ピン 50 昇降機構部 52 ボールねじ 54 モータ 55 昇降台 70,162 扉開閉機構部 71 固定プレート 84 扉保持プレート 85 ピン切換部 86,87 位置決めピン 90 一体型カセット 91 本体 92 扉 93 キー孔 94 位置決め孔 96,97 ピン孔 115 ラッチキー回動機構部 121 ラッチキー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する容器本体と前記開口部に
    対して取り外し自在であって取り外し操作のための被操
    作部を有する扉とを備えた基板収納容器を基板の処理を
    行う基板処理部へ基板を供給するための所定の位置へ供
    給する基板収納容器供給装置であって、 前記基板収納容器を支持する支持部と、 前記被操作部を操作する操作部材を有し、前記支持部に
    支持された前記基板収納容器の前記扉を前記容器本体か
    ら取り外す取り外し手段と、 前記取り外し手段の操作部材が前記支持部に支持された
    前記基板収納容器の前記扉の被操作部に対応する位置に
    なるように、前記支持部と前記取り外し手段とを相対的
    に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする基板
    収納容器供給装置。
  2. 【請求項2】 前記被操作部は、前記操作部材と係合可
    能な取り外し用の孔部であることを特徴とする請求項1
    記載の基板収納容器供給装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部に支持される前記基板収納容
    器の種類を検出する検出手段をさらに備え、 前記移動手段は、前記検出手段により検出された基板収
    納容器の種類に応じて前記取り外し手段と前記支持部と
    を相対的に移動させることを特徴とする請求項1または
    2記載の基板収納容器供給装置。
  4. 【請求項4】 前記基板収納容器の扉は、位置決め用の
    孔部を有し、 前記取り外し手段は、前記基板収納容器の扉の前記位置
    決め用の孔部に挿入される複数の位置決め用部材と、前
    記複数の位置決め用部材から前記検出手段により検出さ
    れた基板収納容器の種類に応じた位置決め用部材を選択
    する選択手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載
    の基板収納容器供給装置。
  5. 【請求項5】 前記取り外し手段は、前記操作部材を前
    記支持部に支持された基板収納容器に対して前進および
    後退させる進退機構を備えたことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の基板収納容器供給装置。
  6. 【請求項6】 前記取り外し手段は、前記位置決め部材
    を前記支持部に支持された基板収納容器に対して前進お
    よび後退させる進退機構を備えたことを特徴とする請求
    項4記載の基板収納容器供給装置。
  7. 【請求項7】 前記取り外し手段は、前記操作部材を回
    動させる回動機構を有することを特徴とする請求項2〜
    6のいずれかに記載の基板収納容器供給装置。
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