JPH0616860B2 - 籾摺選別装置 - Google Patents

籾摺選別装置

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JPH0616860B2
JPH0616860B2 JP19910784A JP19910784A JPH0616860B2 JP H0616860 B2 JPH0616860 B2 JP H0616860B2 JP 19910784 A JP19910784 A JP 19910784A JP 19910784 A JP19910784 A JP 19910784A JP H0616860 B2 JPH0616860 B2 JP H0616860B2
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信政 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、脱ぷ作用を浮けた殻粒を選別する籾摺選別
装置に関する。
(従来の技術) 籾摺作業において、供給殻粒が少なくなると選別粒も減
少して仕上米中に異種粒が混入し易くなるが、従来は作
業者の勘にたよって殻粒の供給量を設定していた。
(この発明が解決しようとする問題点) 然し乍ら、上記のものでは、作業者が籾摺機に供給され
ている籾粒を監視していなければならないので、非常に
精神的苦痛を強いたり、あるいはうっかりしていると仕
上米中に殻が混入することがある。
(問題を解決するための手段) この発明は、上記した技術的課題を解決しようとするも
のであって、つぎのような技術的手段を講じた。
即ち、脱ぷ部(1)へ殻粒を供給・停止可能な脱ぷ米供給
停止手段と、残粒米を機外へ排出する残粒排出手段と、
この残粒米の有無を検出する残粒米検出手段と、仕上米
量又は仕上米中の籾混入を検出する仕上米検出手段と、
終了入力と残粒取出し入力からなる操作手段と、機体の
回転各部を駆動するモータ(2)を停止させるモータ停止
手段とを有し、該終了入力操作時には、脱ぷ米供給停止
手段と仕上米検出手段とモータ停止手段を作動させ、残
粒取出し入力操作時には、脱ぷ米供給停止手段と仕上米
検出手段と残粒排出手段と残粒米検出手段とモータ停止
手段とを作動させ、且つ、該両入力操作を選択し得るべ
く構成する。
(作用) 終了入力操作時には、脱ぷ米供給停止手段によって脱ぷ
装置(1)への殻粒供給が停止され、そして、仕上米量が
所定流量以下になったり、あるいは仕上米中に籾が混入
し始めることを、仕上米検出手段によって検出される
と、モータ停止手段によってモータ(2)が停止されるの
で、これに関連して機体の回転各部も停止する。
つぎに、残粒取出し入力操作時には、上記と同じく脱ぷ
米供給停止手段と仕上米検出手段が順に作動された後、
残粒排出手段で残粒を機外に排出され、そしてこの残粒
米を残粒米検出手段が検出しなくなると、モータ停止手
段によってモータ(2)の回転を停止する。
(効果) 作業を一時中断する場合において、終了入力操作をイン
プットすれば、仕上米中に籾混入防止を図れると共に、
機体の回転各部を自動的に停止できる。
また、作業を終了した場合には、残粒取出し入力操作を
インプットすれば、機内の残粒が機外に排出された後、
自動的に機体の回転各部を停止することができる。その
上、これらの両操作を選択できるものであるから、作業
の適応性の向上を図れる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
まず、その構成について説明すると、籾摺機(3)は上部
に脱ぷ部(1)と、殻粒選別部(4)を並設し、下部に吸引フ
アン(5)と圧風フアン(6)よりなる風選装置と混合粒回収
樋(7)と玄米回収樋(8)籾回収樋(9)と、籾回収樋(10)
と、小米回収樋(11)を有する風選部(12)を配設してい
る。そして、該脱ぷ部(1)は上下端部を開口したケーシ
ング内に異方向(矢印方向)に回転する左右一対の脱ぷ
ロールよりなる脱ぷ装置を内装すると共に上側に供給漏
斗(13)を装着している。また、該供給漏斗(13)と脱ぷロ
ール間におけるケーシング内に供給量調節弁(14)部を回
動自在に架設している。
殻粒選別部(4)は内周面に多数のくぼみ(15)・・・を有
し駆動輪体(16)・・・上に載置してこれとの摩擦伝動で
もって回転するべく構成した円筒形状の選別筒(17)を内
装している。そして、該選別筒(17)内には、搬送方向を
この選別筒(17)の軸芯方向と同方向に位置させてなる搬
送ラセン18)(19)と受樋(20)(21)で構成された混合粒搬
送装置(22)と玄米搬送装置(23)を設置している。なお、
該混合粒搬送装置(22)の搬送始端部を前記脱ぷ装置側で
殻粒選別部(4)に連設した混合粒室(24)に連通させると
ともに、その搬送終端部を混合粒室(24)とは反対側にお
ける選別筒(17)の選別始端部にのぞませている。また、
該混合粒搬送装置(22)は、選別筒(17)で汲み上げてきた
混合粒の一部を回収し、混合粒室(24)から供給された混
合粒とともに再度選別筒(17)の選別始端側に搬送するべ
く構成している。そして、前記混合粒搬送装置(22)の中
間部には案内始端部を選別筒(17)の汲み上げ側で前記く
ぼみ(15)・・・に接近させ、案内終端部を選別筒(17)の
側面視において混合粒を搬送する搬送ラセン(18)の軸芯
直下よりも後方に位置させて案内始端側が案内終端側よ
りも上位になるべく斜設した案内板(25)と、該案内板(2
5)の下面に選別筒(17)の内周面に沿わせて円弧状に形成
すると共に側面視扇形状に形成して固装してなる整流板
(26)を有する中間棚を設けている。該実施例では整流板
(26)を上端よりも下端が選別終端側に位置するべく斜設
していると共に選別方向に所定間隔置いて複数個(実施
例では3個)設けている。そして、該中間棚(27)を挟ん
で選別筒(17)の選別始端側には、矩形状の平板を側面視
L状に折曲げ、且つ、殻粒選別部(4)の左右機壁に回動
自在に装着した自動調節弁軸(28)にねじ(図示せず)で
取付角度変更自在に固着してなる自動調節弁(29)を設け
ている。また、その選別終端側には、案内始端部を選別
筒(17)の汲み上げ側で前記くぼみ(15)・・・に接近さ
せ、案内終端部を選別筒(17)側面視において、混合粒を
搬送する搬送ラセン(18)の軸芯直下よりも後方に位置さ
せて案内始端側が案内終端側よりも上位になるべく斜設
した還元棚(30)を設置している。そして、上下方向にお
いて該還元棚(30)と受樋(20)間に位置させ、且つ、選別
筒(17)の軸芯方向において、還元棚(30)の中間部から選
別筒(17)端にかけて開口部(31)部を形成し、下端開口(3
2)部を前記混合粒回収樋(7)に連通し得る混合粒案内筒
(図示せず)に接続してなる混合粒案内樋(33)を設置し
ている。
玄米調節弁(34)は、先部を前記選別筒(17)の内周面に接
近させ、基部を選別部(4)の左右機壁に回動自在に装着
した玄米調節弁軸(35)を介して前記受樋(2)の端部に取
付けている。なお、該玄米調節弁(34)と玄米調節弁軸(3
5)はねじ(図示せず)で着脱自在に一体構成している。
籾回収樋(9)は選別筒(17)の選別終端下方位置に設置
し、選別筒(17)から排出されてくる籾の多い混合粒を回
収して、スロワ(36)で前記供給漏斗(13)の還元室(37)内
に揚殻するべく構成している。
(38)は混合粒回収樋(7)で回収された混合粒を混合粒室
(24)へ供給するスロワ、(39)は玄米回収樋(8)で回収さ
れた玄米を機外に揚殻するスロワである。(40)は籾摺機
(3)の吸引フアン(5)下方に位置する機枠底面に一体構成
した安定板であり、(41)は籾摺機(3)の略重心位置で、
前記機枠底面に回転可能に架設した車輪である。なお、
該車輪(41)と安定板(40)は接地時に籾摺機(3)を略水平
姿勢を保持するべく構成しており、また、運搬時には基
部を吸引フアン(5)側の機体左右側壁に固装し、先部を
この吸引フアン(5)の吸引案内筒(42)を取囲むべくルー
プ状に形成したハンドル(43)を上方(矢印(イ)方向)に
持上げて吸引ファン(5)側を接地面から浮かせばよい。
(2)はモータであって籾摺機(3)の脱ぷ部(1)と風選部(1
2)の回転各部を駆動している。そして、該脱ぷ部(1)の
伝動ギヤボックス(図示せず)から出力軸(44)を突出さ
せ、この出力軸(44)を選別部(4)機壁から脱ぷ部(1)側に
延設した前記搬送ラセン(19)軸と、カップリング(45)を
介して連結している。また、該搬送ラセン軸(19)に割プ
ーリの輪体(46)(例えば、プーリ)を固装し、無端帯(4
7)を介して、前記搬送ラセン(18)及び駆動輪体(16)を回
転させる輪体軸(48)の軸端部に固装した輪体(49)(50)を
回転するべく伝動構成している。
(51)は前記脱ぷ部(1)側における混合粒室(24)壁に設け
た吸気網、(52)は混合粒室(24)側における還元室(37)壁
に設けた吸気網であって、前記吸引フアン(5)と圧風フ
ァン(6)で形成された選別風路(53)に連通しており、混
合粒室(24)と還元室(37)内で飛散する塵埃がこれらの吸
気網(51)(52)を通して吸引フアン(5)で吸引され、前記
選別風路(53)を流動する塵埃や籾殻とともに機外に排出
されるように構成している。(54)は前記還元室(37)内に
設置した異物回収網である。
脱ぷ米供給停止手段は、前記供給量調節弁(14)と、この
調節弁(14)を回動操作する弁調節モータ(55)で構成され
ており、弁調節モータ(55)を正逆回転させることによっ
て供給量調節(供給停止含)可能にしている。(56)はこ
の調節弁(55)と一体的に構成した軸(57)の軸端部に取付
けてなる弁位置検出センサ(例えば、ポテンショメー
タ)である。
残粒排出手段は、前記混合粒室(24)に設けた混合米通路
の一部に、搬送ラセン(18)側と機外とに切換え可能な切
換弁(58)と、この切換弁(58)の切換操作を行なう切換弁
切換具(例えば、ソレノイド)(59)等で構成されてい
る。そして、該混合米通路の機外連通路(60)部には、流
下する残流の有無を検出する残流米検出手段を設けてい
る。なお、該残流米検出手段としては、発光ダイオード
とフォットトランジスタからなる光学センサ(61)で構成
されている。
仕上米検出手段は、前記搬送ラセン(19)の搬送終端から
玄米回収樋(8)にかけて形成された仕上米流路に設けた
光学センサ(62)で構成されており、該センサ(62)は前記
残粒米検出手段と同様に、発光ダイオードとフォットト
ランジスタで構成されている。なお、該光学センサ(62)
は仕上米の流量又は籾と米を判別して籾混入を検出する
が、両方を検出してもよい。
また、該仕上米流路で仕上米検出手段と玄米回収樋(8)
間には、仕上米の流下方向を混合粒回収樋(7)又は玄米
回収樋(8)側に切換える仕上米切換弁(63)を設けてい
る。そして、該仕上米切換弁(63)は仕上米切換弁切換具
(64)(例えば、ソレノイド)で切換え可能に構成してい
る。
(65)は選別筒(17)の選別終端から籾回収樋(9)間に設
け、発光ダイオードとフオットトランジスタからなる籾
流量検出センサであって、籾(一部玄米を含む場合もあ
る)流量及び脱ぶ率を検出する。
そして、前記玄米調節弁軸(35)の一端部をカップリング
(図示せず)を介して玄米調節弁作動モータ(66)と連結
し、他端部を玄米調節弁位置検出センサ(67)(例えば、
ポテンショメータ)と連結している。また、前記自動調
節弁軸(28)の一端部に自動調節弁(29)の位置を検出する
自動調節弁位置検出センサ(68)を連結している。
(69)は前記スロワ(39)で揚殻排出された玄米を選別して
小米と精粒に分離する粒選別機である。そして、該精粒
は、袋(70)内に供給されて所定重量に達すると、計量シ
ャッタ(71)で供給を遮断(動作は、例えばソレノイドで
行なう)されるべく構成している。(72)はモータ(2)の
負荷を検出するモータ負荷センサ。(73)は摺落米の脱ぷ
率を検出する脱ぷ率センサ。
第4図のブロック回路について説明すると、(74)はマイ
クロコンピュータの演算制御部(以下、CPUと呼ぶ)
で、制御プログラム等を内蔵し、また必要データ記憶す
るメモリ(図示せず)を始め、夫々の入力・出力に対応
した入力ポート及び出力ポートを有し、算術論理演算及
び比較演算を行なう。そして、該入力ポートには、残粒
米を検出する光学センサ(61)、籾流量検出センサ(65)、
光学センサ(62)、自動調節弁位置検出センサ(68)、モー
タ(2)の負荷を検出するモータ負荷センサ(72)、弁位置
検出センサ、玄米調節弁位置検出センサ(67)、脱ぷ率セ
ンサ(73)及びコントロールボックス(75)を接続してい
る。そして、このコントロールボックス(75)には、米条
件、即ち、軟質米、標準米及び硬質米によって機械条件
(予めCPU(74)内に組込んでいる)を選択できる夫々
のスイッチ(76)(77)(78)を設けており、また、終了入力
と残粒取出入力を選択できる夫々のスイッチ(79)(80)を
設けているとと共に、モータ(2)を「ON」「OFF」
するモータスイッチ(81)(82)を設けている。なお、これ
ら各スイッチ(76)(77)(78)(79)(80)(81)(82)は、コント
ロールボックス(75)内に設けていた回路(図示せず)を
介して入力ポートに入力されるように構成している。
そして、出力ポートには、モータ(2)の駆動を停止可能
な電磁スイッチ(83)、弁調節モータ(55)、脱ぷ装置(1)
の脱ぷロール(84)のロール間隙を調節するロールモータ
(85)、玄米調節弁作動モータ(66)、切換弁切換具(59)、
仕上米切換弁切換具(64)、計量シャッタ(71)及びモニタ
表示部(86)を接続している。そして、該モニタ表示部に
は、機械条件や作業条件等、例えば、籾詰りやベルト伸
び等の異常発生や自動制御作業中等をLEDで表示す
る。
また、CPU(74)はつぎに記載する機能を有する。すな
わち、混合米通路の機該連通路(60)に流れている残粒
有無の情報を取り込む。選別筒(17)内で回収されなか
った未回収粒(主として籾)の籾流量の情報を取り込
む。モータ負荷センサ(72)で検出されたモータ負荷情
報を取り込む。仕上米流路を流れる仕上米流量の情報
を取り込む。自動調弁(29)の位置、即ち、選別筒(17)
内の被選別粒量の情報を取り込む。コントロールボッ
クス(75)で指定(入力)された情報、即ち、「終了」、
「残粒取出」、「モータオン」、「モータオフ」、「軟
質米」、「標準米」、「硬質米」等の情報を取り込む。
モータオンの情報が入力され、モータ(2)の負荷が所
定以上になると電磁スイッチ(83)を「OFF」にする駆
動指令信号を出す。終了入力情報または残粒取出入力
情報が取り込まれたとき、脱ぷ装置(1)への殻粒供給を
停止するべく供給量調節弁(14)を作動させる弁調節モー
タ(55)に駆動指令信号を出す。供給量調節弁(14)の位
置情報を取り込む。脱ぷ率センサ(73)で検出された籾
・米情報が取り込まれ、この情報に基づいて脱ぷ率を演
算する。演算された脱ぷ率値と予め設定された脱ぷ率
値(固定でもよく、また、任意に調節できるも可)を比
較演算して、設定された脱ぷ率値に略一致するように脱
ぷロール間隙を調節するロールモータ(85)に駆動指令信
号を出す。光学センサ(62)が所定以下の仕上米流量を
検出したとき、玄米調節弁(34)を起立(仕上米の回収を
少なくする側に回動)させるべく玄米調節弁作動モータ
(66)に駆動指令信号を出す。玄米調節弁(34)の回動に
関連して玄米調節弁(34)の位置を検出する玄米調節弁位
置検出センサ(67)の情報を取り込む。終了又は残粒取
出入力が取り込まれたとき、スロワ(38)で混合粒室(24)
内に揚殻された混合米を、混合粒搬送装置(22)側から機
外連通路(60)側に流れを切換える切換弁切換具(59)に駆
動指令信号を出す。光学センサ(62)が仕上米流路を流
れる仕上米流量の検出情報、または、この仕上米中の籾
の有無を検出した情報を取り込んだとき、仕上米の流れ
を玄米回収樋(8)(混合粒回収樋(7))側から混合粒回収
樋(玄米回収樋(8))(7)側に切換えるべく、仕上米切換
弁(7)を作動させる仕上米切換面切換具(64)に駆動指令
信号を出す。粒選別機(69)で選別された精粒が袋(70)
内に所定重量充填されたとき、精粒の供給作業を停止す
るべく計量シャッタ(71)を作動する作動具に駆動指令信
号を出す。モニタ表示部に表示駆動指令信号を出す。
自動調節弁位置検出センサ(68)の情報が取り込んだと
き、予めメモリ内に格納しておいた設定値と比較演算し
て、供給調節弁(14)を所定位置迄作動させるべく弁調節
モータ(55)に駆動指令信号を出す。還元籾量の入力情
報によって、弁調節モータ(55)を正逆転させる駆動指令
信号または駆動停止信号を出力する、籾流量検出セン
サ(65)からの籾・米判別情報を取り込んだとき、脱ぷ率
値を演算するとともに、予めメモリ内に格納している設
定脱ぷ率値と比較演算して、玄米調節弁作動モータ(66)
に駆動指令信号を出力する。
つぎに、その作用について説明する。まず、コントロー
ルボックス(75)に設けたメインスイッチ(図示せず)を
「ON」にしてから、標準米スイッチ(77)を押し、つぎ
に、モータスイッチ(82)を「ON」にして供給漏斗(13)
内に籾を供給する。すると、この籾は、供給漏斗(13)か
ら脱ぷ部(1)側に落下して、脱ぷロールで脱ぷ作用を受
けた後風選室(12)内に落下して途中吸引フアン(5)と圧
風フアン(6)で構成された風選装置による圧風・吸引選
別作用を受け乍ら下方の混合粒回収樋(7)に回収され、
そしてスロワ(38)でもって混合粒漏斗(24)内に揚殻され
た後これと連通されている混合粒搬送装置(22)に引継搬
送されて選別筒(17)の選別始端部に供給される。このよ
うにして、選別筒(17)内に供給された殻粒(混合粒)は
回転している選別筒(17)のくぼみ(15)・・・内に嵌入し
て汲み上げられ乍ら玄米と混合粒とに分離選別され、そ
して、この玄米は玄米搬送装置(23)に回収されて選別筒
(17)の選別終端側(すなわち、脱ぷ装置(1)側)に搬送
された後案内筒(図示せず)を介して途中風選室(12)で
風選され乍ら玄米回収樋(8)に回収され、スロワ(39)で
機外に揚殻排出される。一方、混合粒は選別筒(17)の選
別中間では整流板(26)による整流作用、即ち玄米を多量
に含む混合粒はこの整流板(26)によって移送抵抗を受け
乍らくぼみ(15)・・・に汲み上げられ、籾はこの整流板
(26)の後方に滑落して選別終端側に向けて速く移動する
ので、玄米の回収効率を高めることができるとともに、
案内板(25)上に汲み上げられた混合粒は降積層の後方に
還元されるので、選別筒(17)の底部の比較的くぼみ(15)
内への入り易さと相佚ってくぼみ(15)・・・による汲み
上げ効率が高くなる。
また、選別筒(17)の選択終端側では還元棚(30)によって
汲み上げ始端側すなわち降積層の後方に還元されるの
で、選別筒(17)の底部の比較的くぼみ(15)内への入り易
さと相佚ってくぼみ(15)・・・による汲み上げ効率が良
く選別性能の向上を図れる。
そして、前記中間棚から還元棚(30)にかけて、選別筒(1
7)のくぼみ(15)で上方に汲み上げられて玄米搬送装置(2
3)に回収されてなかった脱ぶ率の高い(即ち、玄米の混
入率の高い)混合粒は、混合粒搬送装置(22)で回収され
て混合粒室(24)から供給されてきた混合粒とともに選別
筒(17)一側に搬送されてから、この選別筒(17)の選別始
端部に排出されて再選別作用を受ける。
さらに、選別筒(17)の選別終端部では、くぼみ(15)で汲
み上げられ且つ、混合粒搬送装置(22)に回収されなかっ
た混合粒は、混合粒案内樋(33)に回収されて殻粒選別部
(4)一側(混合粒室(24)側)に案内された後、落下途時
に風選されながら案内筒(図示せず)を介して混合粒回
収樋(7)に回収され、そして、スロワ(38)で再び混合粒
室(24)内に揚殻される。
そして、混合粒の風選時において、籾殻や塵埃等は吸引
フアン(5)と唐箕(6)の圧風・吸引風選によって、吸引案
内筒(42)を介して機外に排出されるが、混合粒に混入し
ている粃は吸引側に飛ばされて粃回収樋(10)で回収され
てから機外に送り出される。また、玄米の風選時におい
て、この玄米中に混入している小米も吸引側に飛ばされ
て小米回収樋(11)で回収されてから機外に送り出され
る。このような、選別筒(17)よる選別作業時において、
選別筒(17)の選別始端部に供給された混合粒が増える
と、この殻粒圧によって自動調節弁(29)は矢印(イ)方向
に回動する。そして、自動調節弁位置検出センサ(68)で
検出されたこの変化量は、デジタル量に変換されてから
CPU(74)内に取り込まれ、ここで予めメモリ内に記憶
させておいた設定値と比較演算されて供給量調節弁(14)
作動量が決められるので、CPU(74)から弁調節モータ
(55)に駆動指令信号が出力される。これに関連して弁調
節モータ(55)は正転して供給量調節弁(14)を上側に回動
(即ち、供給漏斗(13)からの籾落下量を減少する側に回
動)させるが、この調節量は弁位置検出センサ(56)を介
してCPU(74)で取り込まれる。そして、所定量の調節
量に達したときCPU(74)から弁調節モータ(55)の駆動
停止信号が出力されるので、供給量調節弁(14)の回動も
停止する。反対に、選別筒(17)の被選別粒量が減少し
て、自動調節弁(29)が矢印(イ)方向と反対側の方向に回
動すると、供給量調節弁(14)はこの変化量に見合った量
だけ下側に回動して供給漏斗(13)から脱ぷ部(1)側への
籾落下量を増加させる。
つぎに、脱ぷ部(1)で脱ぷ作用を受けた混合粒が混合粒
回収装置(7)で回収される間に、一部のサンプル粒は、
脱ぷ率センサ(73)で籾と米の判別作用を受けるが、この
判別信号は、入力ポートを介してCPU(74)内に取り込
まれる。そして、所定の信号数、即ち粒数になると、こ
のCPU(74)は脱ぷ率値を演算するとともに、作業者に
よって予め設定された脱ぷ率値と比較演算を行なうの
で、作業時に求められた脱ぷ率値の方が低い場合には、
CPU(74)からロールモータ(85)に駆動指令信号を出力
する。すると、脱ぷ部(1)の脱ぷ部ロールの一方は、ロ
ールモータ(85)よって他方のロール側に接近してロール
間隙を狭くするので、この両ロールで脱ぷされた混合米
の脱ぷ率もそれに関連して高くなる。そして、前記測定
脱ぷ率値が設定脱ぷ率値に一致又は略一致すると、CP
U(74)からロールモータ(85)に駆動停止信号が出力され
る。
つぎに、光学センサ(62)が仕上米流路を流れる仕上米の
流量が所定以下又は混入を検出したときは、CPU(74)
から仕上米切換弁切換具(64)に駆動指令信号を出力し
て、仕上米が仕上米回収装置(8)側から混合粒回収装置
(7)側に流れを切換えるように仕上米切換弁(63)を作動
する。その後、CPU(74)は仕上米流量が所定以上にな
ったとき、あるいは籾が混入していないと光学センサ(6
2)から情報を取り込めば、仕上米切換弁切換具(64)に作
動停止信号を出力して仕上米切換弁(63)を元の位置に復
帰させる。
また、CPU(74)から玄米調節弁作動モータ(66)に駆動
指令信号を出力するので、玄米調節弁(34)はこのモータ
(66)によって上側に回動(玄米回収量が少ない方向側に
回動)する。そして、玄米調節弁(34)の位置を、玄米調
節弁位置検出センサ(67)が検出し、且つ位置情報をCP
U(74)に取り込まれ、所定位置になるとCPU(74)から
の駆動指令信号の出力を停止する。
つぎに、還元籾量が所定量以上に増加したとき籾流量検
出センサ(65)で検出された情報をCPU(74)が取り込む
と、このCPU(74)から弁調節モータ(55)に駆動指令信
号を出力してモータ(55)を正転させるので、供給量調節
弁(14)は上側に回動して脱ぷ部(1)側への籾落下量を減
少する。そして、籾流量に応じた位置に供給量調節弁(1
4)が位置すると、CPU(74)からモータ(55)に駆動停止
信号を出力する。反対に、所定量以下に減少したとき
は、CPU(74)からモータ(55)に駆動指令信号を出力し
てモータ(55)を逆転させるので、供給量調節弁(14)は下
側に回動して脱ぷ部(1)側への籾落下量を増加させる。
そして、上記と同様に、籾流量に応じた位置に供給調節
弁(14)が位置すると、CPU(74)からモータ(55)に駆動
停止信号を出力する。また、籾流量検出センサ(65)によ
って判別された籾と米の判別信号がCPU(74)に取り込
まれて、所定の信号数(即ち、粒数)になると、CPU
(74)は脱ぷ率値を演算する。そして、この脱ぷ率値と予
めメモリに格納している脱ぷ率が比較演算されて、この
演算結果に基づいて玄米調節弁作動モータ(66)CPU(7
4)から駆動指令信号が出力されるので、玄米調節弁(34)
は脱ぷ率値に応じて上下方向に回動調節される。即ち、
脱ぷ率値が低い場合には、玄米の回収量を減少する側
に、反対に脱ぷ率値が高い場合には、玄米の回収量を増
加する側に回動する。
つぎに、玄米は粒選別機(69)で選別作用を受けて精粒と
小米とに分離され、精粒は袋(70)内に収納される。そし
て、このとき袋(70)内に所定重量の精粒が充填される
と、この情報は適宜手段によってCPU(74)内に取り込
まれるので、CPU(74)から計量シャッタ(71)を作動す
る作動具に駆動指令信号を出力して供給を停止する。そ
の後、新しい袋に交換してシャッタ(71)を開ける(手動
でも、自動でも可)と同様の作業が繰返される。
つぎに、籾詰りを生じて(これにのみ限定されるもので
ない)モータ(2)に過負荷がかかって過熱すると、これ
を検出する検出センサ(図示せず)からの情報がCPU
(74)に取り込まれるので、CPU(74)からリレー(図示
せず)に出力して電磁スイッチ(83)を「OFF」にしモ
ータ(2)の駆動を停止させる。
このような籾摺選別作業において、「終了」のスイッチ
(79)「ON」にすると、コントロールボックス(75)を介
してこの情報を取り込んだCPU(74)は、まず、弁調節
モータ(55)に駆動指令信号を出力してモータ(55)は正転
させるので、これに関連して供給量調節弁(14)は上側に
回動して供給漏斗(13)から脱ぷ部(1)側への籾の落下を
停止する。従って、選別筒(17)内で選別される混合米も
徐々に減少するので、玄米装置(23)で回収される仕上米
もそれに関連して減少する。そして、仕上米流路に流れ
る仕上米量が所定以下の流量になり、又は、仕上米中に
籾が混入していることを光学センサ(62)が検出すると、
この情報を取り込んだCPU(74)は電磁スイッチ(83)を
「OFF」にする駆動指令信号を出し、モータ(2)の駆
動を停止させる。
つぎに、「残粒取出」のスイッチ(80)を「ON」にした
場合について説明すると、コントロールボックス(75)を
介してこの情報を取り込んだCPU(74)は、まず、前記
「終了」スイッチ入力と同様に、弁調節モータ(55)に駆
動指令信号を出力してこのモータ(55)を正転させるの
で、供給量調節弁(14)は上側に回動して供給漏斗(13)か
ら脱ぷ部(1)側への籾の落下を停止する。従って、被選
別粒量も減少するので、仕上米流路を流れる仕上米量が
所定以下の流量になり、又は、仕上米中に籾が混入して
いることを光学センサ(62)が検出すると、この情報を取
り込んだCPU(74)は、切換弁切換具(59)駆動指令信号
を出力して切換弁(58)を作動し、混合粒室(24)内に揚殻
された混合米の流れを機外連通路(60)側に切換える。そ
の後、光学センサ(61)がこの混合米無しを検出すると、
この情報を取り込んだCPU(74)は電磁スイッチ(83)を
「OFF」にする駆動指令信号を出し、モータ(2)の駆
動を自動停止させる。
つぎに、スロワ(39)で粒選別機(69)内に供給された玄米
は、ここで小米と精粒とに分離されてから、この精粒が
袋(70)内に回収される。そして、所定重量になると計量
シャッタ(71)で供給を遮断される。従って、計袋詰作業
を自動的に行ない得る。
従って、終了入力をインプットすることによって、仕上
米中への籾混入防止を図れる上、モータを停止すること
ができる。また、残粒取出し入力をインプットすること
によって、終了入力と同様に仕上米中への籾混入防止を
図れるとともに、機内の残粒を機外に取り出しモータを
停止することができる。その上、両入力操作を作業に応
じて選択し得るものであるから、作業の適応性の向上を
図れる。
なお、この実施例では、1個の選別筒で選別する場合の
制御であるが、複数個設けて集中制御行なうことも可能
である。
また、作業開始初期においては、仕上米量が所定以下の
流量であるので、仕上米の流れは仕上米切換弁(63)によ
って混合粒回収装置(7)側に切換えられているが、その
後、所定流量に上がれば自動的に仕上米回収装置(8)側
に切換えられる。従って、選別筒(17)内の混合米量(被
選別粒量)が過多になって選別不良を生じたり、あるい
は、循環による玄米の損傷発生も減少可能となる。
なお、終了入力または残粒取出し入力をしない場合に
は、作業者は、モータスイッチ(82)を「OFF」にすれ
ばモータ(2)を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の実施例を示すものであって、第1図は
穀粒の流れを示す図、第2図は籾摺機の側断面図、第3
図は一部破断した正面図、第4図はブロック回路図、第
5図はコントロールボックスの正面図である。 (1)は脱ぷ部、(2)はモータを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱ぷ部(1)へ穀粒を供給・停止可能な脱ぷ
    米供給停止手段と、残粒米を機外へ排出する残粒排出手
    段と、この残粒米の有無を検出する残粒米検出手段と、
    仕上米量又は仕上米中の籾混入を検出する仕上米検出手
    段と、終了入力と残粒取出し入力からなる操作手段と、
    機体の回転各部を駆動するモータ(2)を停止させるモー
    タ停止手段とを有し、該終了入力操作時には、脱ぷ米供
    給停止手段と仕上米検出手段とモータ停止手段を作動さ
    せ、残粒取出し入力操作時には、脱ぷ米供給停止手段と
    仕上米検出手段と残粒排出手段と残粒米検出手段とモー
    タ停止手段とを作動させ、且つ、該両入力操作を選択し
    得るべく構成してなる籾摺選別装置。
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