JPS61161148A - 籾摺選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、脱ぷ作用を受けだ穀粒を選別する籾摺選別
装置に関する。

（従来の技術） 籾摺作業において、供給穀粒が少なくなると選別粒も減
少して仕上米中に異種粒が混入し易くなるが、従来は作
業者の勘にたよって穀粒の供給量を設定していた。

（この発明が解決しようとする問題点）然し乍ら、上記
のものでは、作業者が籾摺機に供給されている穀粒を監
視していなければならないので、非常に精神的苦痛を強
いたり、あるいはうっかりしていると仕上米中に籾が混
入することがある。

（問題を解決するだめの手段） この発明は、上記した技術的課題を解決しようとするも
のであって、つぎのような技術的手段を講じた。

即ち、脱ぷ部（１）へ穀粒を供給・停止可能な脱ぷ米供
給停止手段と、残粒米を機外へ排出する残粒排出手段と
、との残粒米の有無を検出する残粒米検出手段と、仕上
米量又は仕上米中の籾混入を検出する仕上米検出手段と
、終了入力と残粒取出し入力からなる操作手段と、機体
の回転各部を駆動するモータ（２）を停止させるモータ
停止手段とを有し、該終了入力操作時には、脱ぷ未供給
停止手段と仕上米検出手段とモータ停止手段を作動させ
、残粒取出し入力操作時には、説ぶ未供給停止手段と仕
上米検出手段と残粒排出手段と残粒米検出手段とモータ
停止手段とを作動させ、且つ、該百人力操作を選択し得
るべく構成する。

（作用） 終了入力操作時には、脱ぷ未供給停止手段によって脱ぷ
装置（１）への穀粒供給が停止され、そして、仕上米量
が所定流量以下になったり、あるいは仕上米中に籾が混
入し始めることを、仕上米検出手段によって検出される
と、モータ停止手段によってモータ（２）が停止される
ので、これに関連して機体の回転各部も停止する。

つぎに、残粒取出し入力操作時には、上記と同じく脱ぷ
米供給停止手段と仕上米検出手段が順に作動された後、
残粒排出手段で残粒を機外に排出され、そしてこの残粒
米を残粒米検出手段が検出しなくなると、モ〜り停止手
段によってモータ（２）の回転を停止する。

（効果） 作業を一時中断する場合において、終了入力操作をイン
プットすれば、仕上米中に籾混入防止を図れると共に、
機体の口伝各部を自動的に停止できる。

また、作業を終了した場合には、残粒取出し入力操作を
インプットすれば、機内の残粒が機外に排出された後、
自動的に機体の回転各部を停止することができる。その
上、これらの両操作を選択できるものであるから、作業
の適応性の向上を図れる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。

まず、その構成について説明すると、籾摺機（３）は上
部に脱ぷ部（１）と、穀粒選別部（４）を並設し、下部
に吸引ファン（５）と圧風ファン（６）よりなる風選装
置と混合粒回収樋（７）と玄米回収樋（８）と籾回収樋
（，９）と、批回収樋αＱと、小米回収樋αηを有する
風選部（２）を配設している。そして、該脱ぷ部（１）
は上下端部を開口したケーシング内に異方向（矢印方向
）に回転する左右一対の悦ぶロールよりなる脱ぷ装置を
内装すると共に上側に供給漏斗α］を装着している。ま
た、該供給漏斗α埠と脱ぷｏ−／ｌ／間におけるケーシ
ング内に供給量調節弁Ｑ４部を回動自在に架設している
。

穀粒選別部（４）は内周面に多数のくぼみαυ・・・を
有し駆動輪体αＱ・・・上に載置してこれとの摩擦伝動
でもって回転するべく構成した円筒形状の選別筒αηを
内装している。そして、該選別筒αη内には、搬送方向
をこの選別筒Ｖｔの軸芯方向と同方向に位置させてなる
搬送ラセンＱＩＱ’Ｊと受ｔａ　ｍ　＠１）で構成され
た混合粒搬送装置（イ）と玄米搬送装置（転）を設置し
ている。なお、該混合粒搬送装置（イ）の搬送始端部を
前記脱ぷ装置側で穀粒選別部（４）に連設した混合粒室
（ハ）に連通させるとともに、その搬送終端部を混合粒
室（ハ）とは反対側における選別筒αηの選別始端部に
のぞませている。また、該混合粒搬送装置翰は、選別筒
αηで汲み上げてきた混合粒の一部を回収し、混合粒室
（ハ）から供給された混合粒とともに再度選別筒αηの
選別始端側に搬送するべく構成している。そして、前記
混合粒搬送装置（イ）の中間部には案内始端部を選別筒
αηの汲み上げ側で前記くぼみＱＧ・・・に接近させ、
案内終端部を選別筒αηの側面視において混合粒を搬送
する搬送ラセン（至）の軸芯直下よりも後方に位置させ
て案内始端側が案内終端側よりも上位になるべく斜設し
た案内板−と、該案内板（イ）の下面に選別筒αηの内
周面に沿わせて円弧状に形成すると共に側面現扇形状に
形成して固装してなる整流板（ホ）を有する中間棚を設
けている。該実施例では整流板翰を上端よりも下端が選
別終端側に位置するべく斜設していると共に選別方向に
所定間隔置いて複数個（実施例では３個）設けている。

そして、該中間棚（５）を挾んで選別筒Ｑ７）の選別始
端側には、矩形状の平板を側面視り状に折曲げ、且つ、
穀粒選別部（４）の左右機壁に回動自在に装着した自動
調節弁軸（至）にねじ（図示せず）で取付角度変更自在
に固着してなる自動調節弁■を設けている。まだ、その
選別終端側には、案内始端部を選別筒α力の汲み上げ側
で前記くぼみ０！１９・・・に接近させ、案内終端部を
選別筒０７）側面視において、混合粒を搬送する搬送ラ
セン０８）の軸芯直下よりも後方に位置させて案内始端
側が案内終端側よりも上位になるべく斜設した還元側（
１）を設置している。そして、上下方向において該還元
側■と受樋（イ）間に位置させ、且つ、選別筒０７）の
軸芯方向において、還元側■の中間部から選別筒αη端
にかけて開口０１１部を形成し、下端開口（至）部を＋
ｉｌ記混合粒回収随（７）に連通し得る混合粒案内筒（
図示せず）に接続してなる混合粒案内樋Ｑを設置してい
る。

玄米調節弁■は、先部を前記選別筒θ′７）の内周面に
接近させ、基部を選別部（４）の左右磯壁に回動自在に
装着した玄米調節弁軸（至）を介して前記受樋（２）の
端部に取付けている。なお、該玄米調節弁■と玄米調節
弁軸（至）はねじ（図示せず）で着脱自在に一体構成し
ている。籾回収樋（９）は選別筒αηの選別終端下方位
置に設置し、選別筒αηから排出されてくる籾の多い混
合粒を回収して、スロワ（至）で前記供給漏斗０３の還
元室（９）内に揚穀するべく構成している。

（至）は混合粒回収樋（７）で回収された混合粒を混合
粒室（ハ）へ供給するスロワ、（ト）は玄米回収樋（８
）で回収された玄米を機外に揚穀するスロワである。顧
は籾摺機（３）の吸引ファン（５）下方に位置する機枠
底面に一体構成した安定板であり、０１）は籾摺機（３
）の略重心位置で、前記機枠底面に回転可能に架設した
車輪である。なお、該車輪０１）と安定板に）は接地時
に籾摺機（３）を略水平姿勢を保持するべく構成してお
り、また、運搬時には基部を吸引ファン（５）側の機体
左右側壁に固装し、先部をこの吸引ファン（５）の吸引
案内筒（４２を取囲むべくル−プ状に形成したハンドル
卿を上方（矢印（イ）方向）に持上げて吸引ファン（５
）側を接地面から浮かせばよい。（２）はモータであっ
て、籾摺機（３）の悦ぶ部（１）と風選部（２）の回転
各部を駆動している。そして、該脱ぷ部（１）の伝動ギ
ヤボックス（図示せず）から出力軸−を突出させ、この
出力軸（ロ）を選別部（４）＠壁から悦ぶ部（１）側に
延設した前記搬送ラセン０９軸と、カップリング卿を介
して連結している。また、該搬送ラセン軸０９に割プー
リの輪体００（例えば、プーリ）を固装し、無端帯０７
）を介して、前記搬送ラセンα枠及び駆動輪体α０を回
転させる輸体軸に）の軸端部に固装した輸体−（７）を
回転するべく伝動構成している。

のりは前記悦ぶ部（１）側における混合粒室（ハ）壁に
設けた吸気網、６つは混合粒室（ハ）側における還元室
（至）壁に設けた吸気網であって、前記吸引ファン（５
）と圧風ファン（６）で形成された選別風路−に連通し
ており、混合粒室（ハ）と還元室（９）内で飛散する塵
埃がこれらの吸気網ｓ］）ａｚを通して吸引ファン（５
）で吸引され、前記選別風路−を流動する塵埃や籾殻と
ともに機外に排出されるように構成している。■は前記
還元室（９）内に設置した異物回収網である。

脱ぷ米供給停止手段は、前記供給量調節弁α４）と、こ
の調節弁α弔を回動操作する弁調節モータ（へ）で構成
されており、弁調節モータ曽を正逆回転させることによ
って供給１正調節（供給停止台’）　＋ｊＪ能にしてい
る。缶はこの調節弁−と一体的に構成した軸６７）の軸
端部に取付けてなる弁位置検出センサ（例えば、ポテン
ショメータ）である。

残粒排出手段は、前記混合粒室（ハ）に設けた混合米通
路の一部に、搬送ラセン（至）側と機外とに切換え可能
な切換弁（至）と、この切換弁−の切換操作を行なう切
換弁切換具（例えば、ソレノイド）（至）等で構成され
ている。そして、該混合米通路の機外連通路輪部には、
流下する残粒の有無を検出する残粒米検出手段を設けて
いる。なお、該残粒米検出手段としては、発光ダイオー
ドとフオットトランシスタからなる光学センサ６１）で
構成されている。

仕上米検出手段は、前記搬送ラセン０窃の搬送終端から
玄米回収樋（８）にかけて形成された仕上米流路に設け
た光学センサりので構成されており、該センサ１２は前
記残粒米検出手段と同様に、発光ダイオードとフオット
トランンータで構成されている。なお、該光学センサ６
埠は仕、１−米の流量又は籾と米を判別して籾混入を検
出するが、両方を検出してもよい。

また、該仕上米流路で仕上米検出手段と玄米回収樋（８
）間には、仕上米の流丁方向を混合粒回収樋（力又は玄
米回収ｔｉｉＩ　（８１側に切換える仕上米切換弁−を
設けている。そして、該仕上米切換弁−は仕上米切換弁
切換具−（例えば、ソレノイド）で切換え可能に構成し
ている。

輪は選別筒Ｑ７）の選別終端から籾回収樋（９４間Ｗ設
ジ零　′ け、発光ダイオードとフォットトランジスタキな（る籾
流量検出センサであって、籾（一部玄米を含む場合もあ
る）流量及び脱ぷ率を検出する。

そして、前記玄米調節弁軸（至）の一端部をカップリン
グ（図示せず）を介して玄米調節弁作動モーターと連結
し、他端部を玄米調節弁位置検出センサ＠（例えば、ポ
テンンヨメータ）と連結している。また、前記自動調節
弁軸−の一端部に自動調節弁−の位置を検出する自動調
節弁位置検出センサ（至）を連結している。

−は前記スロワ（至）で揚穀排出された玄米を選別して
小米と精粒に分離する粒選別機である。そして、該精粒
は、袋翰内に供給されて所定重量に達すると、計量シャ
ッタ（２）で供給を遮断（動作は、例えばソレノイドで
行なう）されるべく構成している。に）はモータ（２）
の負荷を検出するモータ負荷センサ。（７３は摺落米の
脱ぷ率を検出する悦ぶ率センサ。

第４図のプロンク回路について説明すると、ｆ→はマイ
クロコンピュータの演算制御部（以下、ＣＰＵと呼ぶ）
で、制御プログラム等を内蔵し、まだ必要データを記憶
するメモリ（図示せず）を始め、夫々の入力・出力に対
応した入力ポート及び出力ポートを有し、算術論理演算
及び比較演算を行なう。そして、該入力ポートには、残
粒米を検出する光学センサＱ３１）、Ｆ流危検出センサ
ー、光学センサ６２、自動調節弁位置検出センサー、モ
ータ（２）の負荷を検出するモータ負荷センサ（２）、
弁位置検出センサ、玄米調節弁位置検出センサ（２）、
説ぶ率センサｆ３及びコントロールボックス（７ｅを接
続している。そして、このコントロールボックス１７５
には、米条件、即ち、軟質米、標準米及び硬質米によっ
て機械条件（予めＣＰＵヴ勇内に組込んでいる）を選択
できる夫々のスイッチ（７Ｇ　（７ｉ’）（７枠を設け
ており、また、終了入力と残粒取出入力を選択できる夫
々のスイッチ（７１ｅｌｌｌ）を設けていると共に、モ
ータ（２）をｒＯＮＪｒＯＦＦＪするモータスイッチ６
１）□を設けている。なお、これら各スイッチ（７！　
ｎ（７υ翰■＠１）曽ハ、コントロールボックス（ハ）
内に設けていた回路（図示せず）を介して入力ポートに
入力されるように構成している。

そして、出力ポートには、モータ（２）の駆動を停止可
能な電磁スイッチ輸、弁調節モータ曽、脱ぷ装置（１）
の脱ぷロール（財）のロール間隙を調節するロー、／レ
モーター、玄米調節弁作動モーター、切換弁切換具−、
仕上米切換弁切換具（財）、計量シャッタ（７１）及び
モニタ表示部（至）を接続している。そして、該モニタ
表示部には、機械条件や作業条件等、例えば、籾詰りゃ
ベルト伸び等の異常発生や自動制御作業中等をＬＥＤで
表示する。

また、ＣＰ　Ｕ　ＣＩ４はつぎに記載する機能を有する
。すなわち、（１）混合米通路の機外連通路−に流れて
いる残粒有無の情報を取り込む。（２）選別的αη内で
回収されなかった未回収粒（主として籾）の籾流量の情
報を取り込む。（３）モータ負荷センサ（２）で検出さ
れたモータ負荷情報を取ね込む。（４）仕上米流路を流
れる仕上米流量の情報を取り込む。（５）自動調弁翰の
位置、即ち、選別筒αη内の被選別粒量の情報を取り込
む。（６）コントロールボックス（７Ｌテ指定（入力）
された情報、即ち、「終了」、「残粒取出」、「モータ
オン」、「モータオフ」、「軟質米」、「標準米」、「
硬質米」等の情報を取り込む。（７）モータオンの情報
が入力され、モータ（２）の負荷が所定以上になると電
磁スイッチ輸を［０ＦＦＪにする駆動指令信号を出す。

（８）終了入力情報または残粒取出入力情報が取り込ま
れたとき、脱ぷ装置（１）への穀粒供給を伴出するべく
供給量調節弁α◆を作動させる弁調節モータ（至）Ｋ駆
動指令信号を出す。（９）供給量調節弁Ｑ４の位置情報
を取り込む。（１０）脱ぷ率センサ（ハ）で検出された
籾・米情報が取り込まれ、この情報に基づいて悦ぶ率を
演算する。（１１）演算された悦ぶ重鎮と予め設定され
た悦ぶ重鎮（固定でもよく、また、任意に調節できるも
可）を比較演算して、設定された脱ぷ重鎮に略一致する
ように脱ぷロール間隙を調節するロールモータ輸に駆動
指令信号を出す。（１２）光学センサ６のが所定以下の
仕上米流量を検出したとき、玄米調節弁（至）を起立（
仕上米の回収を少なくする側に回動）させるべく玄米調
節弁作動モーターに駆動指令信号を出す。（１３）玄米
調節弁［有］の回動に関連して玄米調節弁（至）の位置
を検出する玄米調節弁位置検出センサ藺の情報を取り込
む。（１４）終了又は残粒取出入力が取り込まれたとき
、スロワ（至）で混合粒室（ハ）内に揚穀された混合米
を、混合粒搬送装置翰側から機外連通路輪側に流れを切
換える切換弁切換具−に駆動指令信号を出す。（１５）
光学センサーが仕上米流路を流れる仕上米流量の検出情
報、または、この仕」二米中の籾の有無を検出した情報
を取り込んだとき、仕上米の流れを玄米回収樋（８）（
混合粒回収樋（７））側から混合粒回収樋（玄米回収樋
（８））（７）側に切換えるべく、仕上米切換弁（７）
を作動させる仕上米切換弁切換具−に駆動指令信号を出
す。（１６）粒選別機−で選別された精粒が袋（７０内
に所定重量充填されたとき、精粒の供給作業を停止する
べく計上シャ７タ（至）を作動させる作動具に駆動指令
信号を出す。（１７）モニタ表示部に表示駆動指令信号
を出す。（１８）自動調節弁位置検出センサーの情報が
取り込んだとき、予めメモリ内に格納しておいた設定置
と比較演算して、供給調節弁α樽を所定位置迄作動させ
るべく弁調節モータ６９に駆動指令信号を出す。（１９
）還元籾量の入力情報によって、弁調節モーターを正逆
転させる駆動指令信号または駆動停止信号を出力する。

（２０籾流量検出七ンサ輸からの籾・米判別情報を取り
込んだとき、脱ぷ重鎮を演算するとともに、予めメモリ
内に格納している設定置ぶ重鎮と比較演算して、玄米調
節弁作動モーターに駆動指令信号を出力する。

つぎに、その作用について説明する。まず、コントＯ−
／Ｌ／ボックス（７Ｆ）に設けたメインスイッチ（図示
せず）を「ＯＮ」にしてから、標準米スイッチ（ハ）を
押し、つぎに、モータスイッチ匈を「ＯＮ」にして供給
漏斗Ｑ３内に籾を供給する。すると、この籾は、供給漏
斗α］から説ぶ部（１）側に落下して、脱ぷロールで脱
ぷ作用を受けた後風選室（２）内に落下して途中吸引フ
ァン（５）と圧風ファン（６）で構成された風選装置に
よる圧風・吸引選別作用を受は乍ら下方の混合粒回収樋
（７）に回収され、そしてスロワ（至）でもって混合粒
漏斗（ハ）内に揚穀された後これと連通させている混合
粒搬送装置＠に引継搬送されて選別筒（１７）の選別始
端部に供給される。このようにして、選別筒ａη内に供
給された穀粒（混合粒）は回転している選別筒αηのく
ぼみα０・・・内に嵌入して汲み上げられ乍ら玄米と混
合粒とに分離選別され、そして、この玄米は玄米搬送装
置−に回収されて選別筒αηの選別終端側（すなわち、
脱ぷ装置（１）側）に搬送された後案内筒（図示せず）
を介して途中風選室（２）で風選され乍ら玄米回収樋（
８）に回収され、スロワ■で機外に揚穀排出される。一
方、混合粒は選別筒αηの選別中間では整流板（１）に
よる整流作用、即ち玄米を多量に含む混合粒はこの整流
板翰によって移送抵抗を受は乍らくほみ６時・・・に汲
み上げられ、籾はこの整流板翰の後方に滑落して選別終
端側に向けて速く移動するので、玄米の回収効率を高め
ることができるとともに、案内板（イ）上に汲み上げら
れた混合粒は降積層の後方に還元されるので、選別筒Ｑ
ηの底部の比較的くぼみａＯ内への入り易さと相俟って
くぼみα０・・・による汲み上げ効率が高くなる。

また、選別筒（１？）の選別終端側では還元棚（１）に
よって汲み上げ始端側すなわち降積層の後方に還元され
るので、選別筒ａηの底部の比較的くぼみａ！１９内へ
の入り易さと相俟ってくぼみαＱ・・・による汲み上げ
効率が良く選別性能の向上を図れる。

そして、前記中間棚から還元棚■にかけて、選別筒αη
のくぼみ６時で上方に汲み上げられて玄米搬送装置−に
回収されなかった脱ぷ率の高い（即ち、玄米の混入率の
高い）混合粒は、混合粒搬送装置働で回収されて混合粒
室（ハ）から供給されてきた混合粒とともに選別筒αク
ー側に搬送されてから、この選別筒α力の選別始端部に
排出されて再選別作用を受ける。

さらに、選別筒αηの選別終端部では、くぼみα０で汲
み上げられ、且つ、混合粒搬送装置＠に回収されなかっ
た混合粒は、混合粒案内樋Ｑに回収されて穀粒選別部（
４）−側（混合粒室（ハ）側）に案内された後、落下速
時に風選されながら案内筒（図示せず）を介して混合粒
回収樋（７）に回収され、そして、スロワ（至）で再び
混合粒室（ハ）内に揚穀される。

そして、混合粒の風選時において、籾殻や塵埃等は吸引
ファン（５）と唐箕（６）の圧風・吸引風選によって、
吸引案内筒０のを介して機外に排出されるが、混合粒に
混入している批は吸引側に飛ばされて批回収樋００で回
収されてから機外に送り出される。また、玄米の風選時
において、この玄米中に混入している小米も吸引側に飛
ばされて小米回収樋（ｌυで回収されてから機外に送り
出される。このような、選別筒α力による選別作業時に
おいて、選別筒０ηの選別始端部に供給された混合粒が
増えると、この穀粒圧によって自動調節弁−は矢印（イ
）方向に回動する。そして、自動調節弁位置検出センサ
（至）で検出されたこの変化量は、デジタル量に変換さ
れてからＣＰＵ（ニア４内に取り込まれ、ここで予めメ
モリ内に記憶させておいだ設定値と比較演算されて供給
量調節弁α→の作動量が決められるので、ＣＰＵσ荀か
ら弁調節モータ（イ）に駆動指令信号が出力される。こ
れに関連して弁調節モータ鏝は正伝して供給量調節弁α
荀を上側に回動（即ち、供給漏斗α１からの籾落下量を
減少する側に回動）させるが、この調節量は弁位置検出
センサ（４）を介してＣＰＵ（７４で取り込まれる。そ
して、所定量の調節量に達したときＣＰＵ０′→から弁
調節モータ曽の駆動停止信号が出力されるので、供給量
調節弁α４）の回動も停止する。反対に、選別筒（１７
）内の被選別粒量が減少して、自動調節弁−が矢印（イ
）方向と反対側の方向に回動すると、供給量調節弁０４
）はこの変化量に見合った量だけ下側に回動して供給漏
斗α３から悦ぶ部（１）側への籾落下量を増加させる。

つぎに、脱ぷ部（１）で脱ぷ作用を受けた混合粒が混合
粒回収装置（７）で回収される間に、一部のサンプル粒
は、脱ぷ率センサ（７３で籾と米の判別作用を受けるが
、この判別信号は、入力ポートを介してＣＰＵｇ→内に
取り込まれる。そして、所定の信号数、即ち粒数になる
と、このＣＰＵ（７４は脱ぷ重鎮を演算するとともに、
作業者によって予め設定された悦ぶ車道と比較演算を行
なうので、作業時に求められた脱ぷ重鎖の方が低い場合
には、ＣＰＵ（７４）からロールモータ（至）に駆動指
令信号を出力する。すると、脱ぷ部（１）の脱ぷロー〜
の一方は、ロールモータ（ハ）によって他方のロール側
に接近してロール間隙を狭くするので、この両ロールで
脱ぷされた混合米の悦ぶ率もそれに関連して高くなる。

そして、前記測定脱ぷ重鎮が設装脱ぷ重鎖に一致又は略
一致すると、ＣＰＵ（７４）からロールモータ（至）に
駆動停止信号が出力される。

つぎに、光学センサ０２が仕上米流路を流れる仕上米の
流量が所定以下又は籾混入を検出したときは、ＣＰ　Ｕ
　（７４）から仕上木切換弁切換具−に駆動指令信号を
出力して、仕上米が仕上米回収装置（８）側から混合粒
回収装置（７）側に流れを切換えるように仕上米切換弁
−を作動する。その後、ＣＰＵ（ｉ’→は仕」−米流量
が所定以上になったとき、あるいは籾が混入していない
と光学センサ６カから情報を取り込めば、仕上米切換弁
切換具−に作動停止信号を出力して仕上米切換弁−を元
の位置に復帰させる。

また、ＣＰＵ（７→から玄米調節弁作動モーターに駆動
指令信号を出力するので、玄米調節弁＠はこのモーター
によって上側に回動（玄米回収量が少ない方向側に回動
）する。そして、玄米調節弁■の位置を、玄米調節弁位
置検出センサーが検出し、且つ位置情報をＣＰ　Ｕ　（
７４に取り込まれ、所定位置になるとＣＰＵ（７→から
の駆動指令信号の出力を停止する。

つぎに、還元籾量が所定量以上に増加したとき籾流量検
出センサーで検出された情報をＣＰＵ（７４）が取り込
むと、このＣＰＵ（７４）から弁調節モーターに駆動指
令信号を出力してモータ曽を正伝させるので、供給量調
節弁Ｑ４）は上側に回動して脱ぷ部（１）側への籾落下
量を減少する。そして、籾流量に応じた位置に供給量調
節弁Ｑ４）　ｉ＝位置すると、ＣＰＵ０′→からモータ
（至）に駆動停止信号を出力する。反対に、所定量以下
に減少したときは、ＣＰ　Ｕ　ｆ４からモータ（７）に
駆動指令信号を出力してモータ曽を逆転させるので、供
給量調節弁Ｑ４）は下側に回動して悦ぶ部（１）側への
籾落下量を増加させる。そして、上記と同様に、籾流量
に応じた位置に供給調節弁α小が位置すると、ＣＰＵ（
７４からモータ（７）に駆動停止信号を出力する。また
、籾流量検出センサーによって判別された籾と米の判別
信号がＣＰ　Ｕ（７→に取り込まれて、所定の信号数（
即ち、粒数）になると、ＣＰＵ（７４）は脱ぷ半値を演
算する。そして、この脱ぷ半値と予めメモリに格納して
いる脱ぷ率が比較演算されて、この演算結果に基づいて
玄米調節弁作動モーターにＣＰＵ（７４かも駆動指令信
号が出力されるので、玄米調節弁（至）は悦ぶ半値に応
じて」二下方向に回動調節される。即ち、悦ぶ半値が低
い場合には、玄米の回収量を減少する側に、反対に悦ぶ
半値が高い場合には、玄米の回収量を増加する側に回動
する。

つぎに、玄米は粒選別機−で選別作用を受けて精粒と小
米とに分離され、精粒は袋翰内に収納される。そして、
このとき袋（７０内に所定重量の精粒が充填されると、
この情報は適宜手段によってＣＰＵσ→内に取り込まれ
るので、ＣＰ　Ｕ　（１４から計量シャッタ（至）を作
動する作動具に駆動指令信号を出力して供給を停止する
。その後、新しい袋に交換してシャッタ（２）を開ける
（手動でも、自動でも可）と同様の作業が繰返される。

つぎに、籾詰りを生じて（これにのみ限定されるもので
ない）モータ（２）に過負荷がかかつて過熱すると、こ
れを検出する検出センサ（図示せず）からの情報がＣＰ
Ｕ（７→に取り込まれるので、ＣＰＵ（７→からリレー
（図示せず）に出力して電磁スイッチ輸を「ＯＦＦ」に
しモータ（２）の駆動を停止させる。

このような籾摺選別作業において、「終了」のスイッチ
翰を「ＯＮ」にすると、コントロールボックス（７９を
介してこの情報を取り込んだＣＰＵ（７→は、まず、弁
調節モータ曽に駆動指令信号を出力してモータ缶を正転
させるので、これに関連して供給量調節弁α荀は上側に
回動して供給漏斗α］から悦ぶ部（１）側への籾の落下
を停止する。従って、選別筒ｑη内で選別される混合米
も徐々に減少するので、玄米装置（ハ）で回収される仕
上米もそれに関連して減少する。そして、仕上米流路に
流れる仕上米量が所定以下の流量になり、又は、仕上米
中に籾が混入していることを光学センサＩＳが検出する
と、この情報を取り込んだＣＰＵ（１４は電磁スイ・シ
チ曽をｌ’−０ＦＦＪにする駆動指令信号を出し、モー
タ（２）の駆動を停止させる。

つぎに、「残粒取出」のスイ・７チ（ホ）を「ＯＮ」に
した場合について説明すると、コントロールボックス（
７９を介してこの情報を取り込んだＣＰＵＣｌ４は、ま
ず、前記「終了」スイッチ入力と同様に、弁調節モータ
（イ）に駆動指令信号を出力してこのモータ岐を正転さ
せるので、供給量調節弁Ｑ４）は上側に回動して供給漏
斗０から脱ぷ部（１）側への籾の落。

■を停止する。従って、被選別粒量も減少するので、仕
」一本流路を流れる仕上米量が所定以下の流量になり、
又は、仕上米中に籾が混入していることを光学センサ６
のが検出すると、この情報を取り込んだＣＰＵ（７→は
、切換弁切換具（ホ）に駆動指令信号を出力して切換弁
■を作動し、混合粒室（至）内に揚穀された混合米の流
れを機外連通路輪側に切換える。その後、光学センサ（
６１）がこの混合米無しを検出すると、この情報を取り
込んだＣＰＵ（７４）は電磁スイッチ役をｊ−ＯＦ　Ｆ
　ｊにする駆動指令信号を出し、モータ（２）の駆動を
自動停止させる。

つぎに、スロワ（至）で粒選別機１内に供給された玄米
は、ここで小米と精粒と釦分離されてから、この精粒が
袋ｆＯ内に回収される。そして、所定型従って、終了入
力をインプットすることによって、仕上米中への籾混入
防止を図れる上、モータを停止することができる。また
、残粒取出し入力をインプットするこ七によって、終了
入力と同様に仕上米中への籾混入防止を図れるとともに
、機内の残粒を機外に取り出しモータを停止することが
できる。その上、両入力操作を作業に応じて選択し得る
ものであるから、作業の適応性の向上を図れる。

なお、この実施例では、１個の選別筒で選別する場合の
制御であるが、複数個設けて集中制御行なうことも１可
能である。

まだ、作業開始初期においては、仕上米量が所定以下の
流量であるので、仕上米の流れは仕１−米明換弁υによ
って混合粒回収装置（７）　１ＩｌｌＩに切換えられて
いるが、その後、所定流量に上がれば自動的に仕上米回
収装置（８）側に切換えられる。従って、選別筒０７）
内の混合米ｉ７１　（被選別粒１代）かの多になって選
別不良を生じたり、あるいは、循環による玄米の損傷発
生も減少可能となる。

なお、終了入力まだは残粒取出し入力をしない場合には
、作業者は、モータスイッチ田を「ＯＦＦ」にすればモ
ータ（２）を停止させることができる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の実施例を示すものであって、第１図は
穀粒の流れを示す図、第２図は籾摺機の側断面図、第３
図は一部破断した正面図、第４図はプ０．７り回路図で
ある。 （１）は脱ぷ部、（２）はモータを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱ぷ部（１）へ穀粒を供給・停止可能な脱ぷ米供給停止
   手段と、残粒米を機外へ排出する残粒排出手段と、この
   残粒米の有無を検出する残粒米検出手段と、仕上米量又
   は仕上米中の籾混入を検出する仕上米検出手段と、終了
   入力と残粒取出し入力からなる操作手段と、機体の回転
   各部を駆動するモータ（２）を停止させるモータ停止手
   段とを有し、該終了入力操作時には、脱ぷ米供給停止手
   段と仕上米検出手段とモータ停止手段を作動させ、残粒
   取出し入力操作時には、脱ぷ米供給停止手段と仕上米検
   出手段と残粒排出手段と残粒米検出手段とモータ停止手
   段とを作動させ、且つ、該両入力操作を選択し得るべく
   構成してなる籾摺選別装置。