JPH0616818Y2 - 自動車の動力取出装置 - Google Patents

自動車の動力取出装置

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JPH0616818Y2
JPH0616818Y2 JP1986074115U JP7411586U JPH0616818Y2 JP H0616818 Y2 JPH0616818 Y2 JP H0616818Y2 JP 1986074115 U JP1986074115 U JP 1986074115U JP 7411586 U JP7411586 U JP 7411586U JP H0616818 Y2 JPH0616818 Y2 JP H0616818Y2
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power
shaft
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JP1986074115U
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敏夫 間
尚 土井
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の駆動側から発電機等の被駆動体に
動力を取り出す際に用いられる自動車の動力取出装置に
関する。
(従来の技術) 自動車の動力取出装置には、従来、特開昭58−535
19号公報に示されたものがある。
これによれば、動力伝達ケースに取り付けられる第1ケ
ースに一端側が回転自在に支承される動力取出軸が設け
られ、同上動力伝達ケース内の駆動部に上記動力取出軸
の一端側が連動連結され、上記第1ケースから突出した
上記動力取出軸の他端側が被駆動体への動力取出端とさ
れている。また、上記動力取出端近傍で同上動力取出軸
の軸方向中途部を支承する第2ケースが設けられ、この
第2ケースは上記動力伝達ケースに支持されている。
そして、上記動力取出軸を介して動力を被駆動体に出力
するとき、そのときの負荷で、上記動力取出軸の動力取
出端側は撓もうとするが、これは、上記第2ケースによ
る支持で防止される。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成では、第2ケースや動力取出端
は単に動力伝達ケースの外方の空間に設けられているた
め、動力取出装置が大形になっている。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、自動車の動力取出装置を小形にできるようにし、か
つ動力取出軸の支持が簡単な構成で、できるようにする
ことを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところ
は、動力伝達ケースに第1ケースを取り付け、この第1
ケースから突出した動力取出軸の突出端側を被駆動体へ
の動力取出端とし、この動力取出端近傍で同上動力取出
軸の軸方向中途部を支承する第2ケースを設け、上記動
力伝達ケースを車体フレームに対し支持ブラケットによ
り支持させた自動車の動力取出装置において、上記動力
取出端と、第2ケースとを上記支持ブラケットの内部の
空間に位置させ、上記第2ケースを上記支持ブラケット
に支持させた点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第1図から第3図により説明
する。
第2図において、1は自動車で、図中矢印Frはその前方
を示している。この自動車1は前輪2、後輪3を有し、
4と5はそれぞれ差動装置である。上記前輪2や後輪3
を駆動させるエンジン7が設けられる。このエンジン7
と、両差動装置4,5の間にはトランスミッション8と
トランスファー9が介在している。このトランスファー
9はエンジン7の動力を後輪3のみに伝達させ、もしく
はこれに加えて前輪2にも伝達させるように機能する。
10は動力取出装置で、この動力取出装置10はエンジ
ン7からトランスファー9に伝えられた動力を外部に取
り出し可能とするものである。即ち、この動力取出装置
10は動力取出軸11を有し、この動力取出軸11はト
ランスファー9における駆動部から動力を受けて回転す
る。そして、この動力取出軸11は自在継手軸12を介
して被駆動体である例えば発電機13に動力を伝達す
る。
第1図と第3図において、上記トランスファー9は動力
伝達ケースである前、後ケース14,15を有し、これ
ら両ケース14,15はシール16を挟んでボルト17
により互いにねじ止めされている。これら両ケース1
4,15は鋳造にて成形されたもので十分の剛性を有し
ている。そして、このケース14,15内にはエンジン
7により駆動される駆動部たる駆動歯車19が設けられ
ている。
前記動力取出軸11の前端側を前後一対の第1軸受2
0,20により回転自在に支承する第1ケース21が設
けられ、この第1ケース21は上記前ケース14にねじ
止めされている。
上記第1軸受20,20間で動力取出軸11に従動歯車
22がスプラインにより取り付けられる。また、上記第
1ケース21には中間軸23が回転自在に支承されると
共に、この中間軸23にアイドル歯車24がスプライン
にて取り付けられる。このアイドル歯車24は中間軸2
3に対し軸方向にのみ摺動自在とされている。
上記アイドル歯車24はその軸方向移動で駆動歯車19
と従動歯車22に噛合可能とされる。即ち、図中実線で
示す位置にアイドル歯車24を移動させると、駆動歯車
19から従動歯車22への動力伝達が切断される。ま
た、アイドル歯車24を図中二点鎖線で示す位置に移動
させると、このアイドル歯車24は駆動歯車19と従動
歯車22とにそれぞれ噛合し、駆動歯車19から従動歯
車22へ動力を伝達させる。
上記第1ケース21から後方に向って突出した動力取出
軸11の後端側が動力取出端11aでありここにはスプ
ラインが形成されている。そして、この動力取出端11
aに前記自在継手軸12の前端が連結され、この自在継
手軸12を介して発電機13に動力が伝達される。
また、上記動力取出端11a近傍で、動力取出軸11の
軸方向中途部を第2軸受26により支承する第2ケース
27が設けられる。一方、前記ボルト17により後ケー
ス15後面の鋳肌面に共締めされるブラケット板28が
設けられ、このブラケット板28の突出端に上記第2ケ
ース27がボルト29によりねじ止めされる。
従って、上記動力取出端11aに大きな荷重が負荷され
たとき、この荷重は第2軸受26、第2ケース27およ
びブラケット板28を介して後ケース15に支持され、
動力取出軸11に振動の生じることが防止される。
なお、動力取出軸11の動力取出端11a側にわずかの
撓みが生じた場合でも、第2軸受26にこぜが生じない
ようにこの第2軸受26は自動調芯型ベアリングとして
あり、また、この第2軸受26は両シール付きとされて
いる。
ところで、前記エンジン7、トランスミッション8およ
びトランスファー9は車体フレーム32に対し前、後支
持手段により支持されている。このうち、後支持手段に
つき説明すると、この後支持手段は、支持ブラケット3
0を備えている。
上記支持ブラケット30はほぼU字状の支持枠33を有
し、この支持枠33の上部両端がそれぞれボルト34に
より上記車体フレーム32にねじ止めされている。
前記ブラケット板28の後面に支持片35が突設され、
この支持片35の突出端は上記支持枠33内の空間31
下部に嵌入され、この支持片35の突出端がゴム製等弾
性の緩衝材36を介し上記支持枠33の下部上に支持さ
れている。
即ち、上記ブラケット板28、支持枠33、ボルト3
4、支持片35、および緩衝材36が上記支持ブラケッ
ト30を構成し、この支持ブラケット30により、上記
トランスファー9等が車体フレーム32に支持されてい
る。
また、前記前支持手段は、図示しないが、上記後支持手
段の構成とほぼ同様で、支持枠や緩衝材を有している。
上記動力取出端11aと、第2ケース27は上記支持ブ
ラケット30の内部の空間31に位置させられ、つま
り、余剰空間である空間31が動力取出端11aと第2
ケース27の配設に有効利用されている。
また、前記したようにブラケット板28に第2ケース2
7が支持されており、つまり、この第2ケース27は支
持ブラケット30を構成する上記ブラケット板28によ
り支持されている。
(考案の効果) この考案によれば、動力伝達ケースに第1ケースを取り
付け、この第1ケースから突出した動力取出軸の突出端
側を被駆動体への動力取出端とし、この動力取出端近傍
で同上動力取出軸の軸方向中途部を支承する第2ケース
を設け、上記動力伝達ケースを車体フレームに対し支持
ブラケットにより支持させた自動車の動力取出装置にお
いて、上記動力取出端と、第2ケースとを上記支持ブラ
ケットの内部の空間に位置させてある。
このため、上記動力取出端と第2ケースを設ける場合
に、支持ブラケットの内部の余剰空間が有効利用された
のであり、その分、動力取出装置を小形にできる。
また、上記したように支持ブラケットの内部の空間に第
2ケースを位置させたため、これら支持ブラケットと第
2ケースとは互いに近傍に位置することとなる。そし
て、上記第2ケースを上記支持ブラケットに支持させた
ため、これら両者が互いに近傍に位置する分、上記第2
ケースの支持が簡単な構成によってでき、かつ、高い剛
性によりでき、つまり、この第2ケースによる動力取出
軸の支持が簡単な構成によって、かつ、高い剛性により
できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はこの考案の実施例を示し、第1図は
側面断面図、第2図は自動車の全体線図、第3図は第1
図のIII−III線矢視部分断面図、第4図は従来例を示す
側面断面図である。 1……自動車、10……動力取出装置、11……動力取
出軸、11a……動力取出端、13……発電機(被駆動
体)、14……前ケース(動力伝達ケース)、15……
後ケース(動力伝達ケース)、19……駆動歯車(駆動
部)、21……第1ケース、27……第2ケース、30
……支持ブラケット、31……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力伝達ケースに取り付けられた第1ケー
    スに一端側が回転自在に支承される動力取出軸を設け、
    同上動力伝達ケース内の駆動部に上記動力取出軸の一端
    側を連動連結し、上記第1ケースから突出した上記動力
    取出軸の他端側を被駆動体への動力取出端とし、この動
    力取出端近傍で同上動力取出軸の軸方向中途部を支承す
    る第2ケースを設け、上記動力伝達ケースを車体フレー
    ムに対し支持ブラケットにより支持させた自動車の動力
    取出装置において、上記動力取出端と、第2ケースとを
    上記支持ブラケットの内部の空間に位置させ、上記第2
    ケースを上記支持ブラケットに支持させたことを特徴と
    する自動車の動力取出装置。
JP1986074115U 1986-05-16 1986-05-16 自動車の動力取出装置 Expired - Lifetime JPH0616818Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986074115U JPH0616818Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16 自動車の動力取出装置

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JP1986074115U JPH0616818Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16 自動車の動力取出装置

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Publication Number Publication Date
JPS62185134U JPS62185134U (ja) 1987-11-25
JPH0616818Y2 true JPH0616818Y2 (ja) 1994-05-02

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ID=30919043

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853519A (ja) * 1981-09-25 1983-03-30 Iseki & Co Ltd トラクタにおける前部動力取出装置

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JPS62185134U (ja) 1987-11-25

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