JPH06168020A - 表示属性可変式数値制御装置 - Google Patents
表示属性可変式数値制御装置Info
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- JPH06168020A JPH06168020A JP4321822A JP32182292A JPH06168020A JP H06168020 A JPH06168020 A JP H06168020A JP 4321822 A JP4321822 A JP 4321822A JP 32182292 A JP32182292 A JP 32182292A JP H06168020 A JPH06168020 A JP H06168020A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示属性の変更やその管理を容易に行える表
示属性可変式数値制御装置を提供すること。 【構成】 属性テーブル32に表示条件に応じた表示属性
をまとめておき、表示命令18A があった際には属性選択
ルーチン31で属性テーブル32を参照して適合する表示属
性を選択し、表示制御ルーチン19に送って表示させるこ
とにより、表示属性の設定等は属性テーブル32に対して
行えばよいようにして変更や管理等を容易化する。
示属性可変式数値制御装置を提供すること。 【構成】 属性テーブル32に表示条件に応じた表示属性
をまとめておき、表示命令18A があった際には属性選択
ルーチン31で属性テーブル32を参照して適合する表示属
性を選択し、表示制御ルーチン19に送って表示させるこ
とにより、表示属性の設定等は属性テーブル32に対して
行えばよいようにして変更や管理等を容易化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械等の動作制御
を行うための数値制御装置に関し、特に各種情報の表示
を行う際に表示属性をつけて視認性を高めた表示属性可
変式数値制御装置に関する。
を行うための数値制御装置に関し、特に各種情報の表示
を行う際に表示属性をつけて視認性を高めた表示属性可
変式数値制御装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工作機械の運転にあたっては、
その動作制御に数値制御装置(NC装置)が用いられて
いる。数値制御装置は、所定のNCプログラムに基づい
て工作機械の動作制御を行うとともに、所定のマンマシ
ン制御プログラムに基づいて工作機械各部の状態を示す
情報や動作状況を示す情報、異常事態の警告等の情報を
作業管理者に表示する処理を行うようになっている。こ
のような情報の表示にあたっては、数値制御装置本体の
CRT等による画面表示の他、プリンタ等による印刷表
示や警報音の発生等が行われている。
その動作制御に数値制御装置(NC装置)が用いられて
いる。数値制御装置は、所定のNCプログラムに基づい
て工作機械の動作制御を行うとともに、所定のマンマシ
ン制御プログラムに基づいて工作機械各部の状態を示す
情報や動作状況を示す情報、異常事態の警告等の情報を
作業管理者に表示する処理を行うようになっている。こ
のような情報の表示にあたっては、数値制御装置本体の
CRT等による画面表示の他、プリンタ等による印刷表
示や警報音の発生等が行われている。
【0003】ところで、前述のような各種情報の画面表
示あるいは印刷表示の際には、表示情報の視認性を高め
るために、各種の強調表示等が行われている。例えば、
画面表示においては、表示される文字や図形の色を変化
させたり、拡大表示や反転表示、ブリンク表示等が用い
られている。また、数値制御装置の表示画面には現在の
動作状態等を示す多数の情報等を同時並列的に表示する
必要があり、画面の混乱による視認性の低下を回避する
ためにグループ毎に情報表示を色分けする等の対応も行
われている。
示あるいは印刷表示の際には、表示情報の視認性を高め
るために、各種の強調表示等が行われている。例えば、
画面表示においては、表示される文字や図形の色を変化
させたり、拡大表示や反転表示、ブリンク表示等が用い
られている。また、数値制御装置の表示画面には現在の
動作状態等を示す多数の情報等を同時並列的に表示する
必要があり、画面の混乱による視認性の低下を回避する
ためにグループ毎に情報表示を色分けする等の対応も行
われている。
【0004】これらの情報表示の変化を実現するため
に、情報の表示にあたって表示内容を示すデータの他
に、表示状態等を示す表示属性データが用いられてい
る。例えば、色情報および反転やブリンク等の属性が特
定ビットに割り当てられた表示属性データを設定してお
き、このデータをマンマシン制御プログラムの表示命令
のつど表示すべき文字列とともに表示制御部分に送り、
ここで各ビットに対応した属性で文字列を画面表示させ
る方式が用いられている。また、表示のつど文字列等の
表示内容とともに表示属性データを送るのではなく、任
意の表示属性データを含む属性指定命令が送られるとそ
のデータによる属性設定が表示制御部分で維持され、以
後の表示命令がその属性で表示される等の処理もなされ
ている。
に、情報の表示にあたって表示内容を示すデータの他
に、表示状態等を示す表示属性データが用いられてい
る。例えば、色情報および反転やブリンク等の属性が特
定ビットに割り当てられた表示属性データを設定してお
き、このデータをマンマシン制御プログラムの表示命令
のつど表示すべき文字列とともに表示制御部分に送り、
ここで各ビットに対応した属性で文字列を画面表示させ
る方式が用いられている。また、表示のつど文字列等の
表示内容とともに表示属性データを送るのではなく、任
意の表示属性データを含む属性指定命令が送られるとそ
のデータによる属性設定が表示制御部分で維持され、以
後の表示命令がその属性で表示される等の処理もなされ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な属性つきで表示を行う数値制御装置においては、強調
やグループ分け等に用いられる色等の表示属性は製造時
に予め設定されており、変更ができないものが一般的で
あった。しかし、使用環境によっては他の表示色のほう
が視認性が高い場合があり、また使用者の好みに応じて
別の表示色が望まれる場合もある。このため、使用者が
表示属性を任意に変更できるように様々な対応が検討さ
れているが、対応では様々な問題があった。
な属性つきで表示を行う数値制御装置においては、強調
やグループ分け等に用いられる色等の表示属性は製造時
に予め設定されており、変更ができないものが一般的で
あった。しかし、使用環境によっては他の表示色のほう
が視認性が高い場合があり、また使用者の好みに応じて
別の表示色が望まれる場合もある。このため、使用者が
表示属性を任意に変更できるように様々な対応が検討さ
れているが、対応では様々な問題があった。
【0006】例えば、最も単純な方式として、マンマシ
ン制御プログラム中の表示命令の表示属性データを個別
に書き換えれば、任意の表示属性が得られることにな
る。しかし、この方式では表示属性の変更のつど書換え
作業が必要になり、作業が煩雑すぎるとともにプログラ
ム管理に支障をきたすという問題がある。
ン制御プログラム中の表示命令の表示属性データを個別
に書き換えれば、任意の表示属性が得られることにな
る。しかし、この方式では表示属性の変更のつど書換え
作業が必要になり、作業が煩雑すぎるとともにプログラ
ム管理に支障をきたすという問題がある。
【0007】一方、マンマシン制御プログラム中の表示
命令の表示属性データを属性パラメータで記述しておけ
ば、このプログラムの実行時に属性パラメータの内容を
任意のデータに設定することで、表示の際の属性を任意
のものに変更できる。しかし、この方式は表示属性を基
本とした単なる間接指定化であり、各属性パラメータが
どの部分に使用されているかが分かりにくく、どの表示
が何色になるか等の識別が難しい。従って、強調表示の
種類やグループ分けの種類が多数におよぶ場合には属性
パラメータの管理が煩雑になるという問題がある。
命令の表示属性データを属性パラメータで記述しておけ
ば、このプログラムの実行時に属性パラメータの内容を
任意のデータに設定することで、表示の際の属性を任意
のものに変更できる。しかし、この方式は表示属性を基
本とした単なる間接指定化であり、各属性パラメータが
どの部分に使用されているかが分かりにくく、どの表示
が何色になるか等の識別が難しい。従って、強調表示の
種類やグループ分けの種類が多数におよぶ場合には属性
パラメータの管理が煩雑になるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、表示属性の変更やその管
理が容易にできる表示属性可変式数値制御装置を提供す
ることにある。
理が容易にできる表示属性可変式数値制御装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示部に各種
情報を所定の表示属性で表示しかつ当該表示属性を変更
設定可能な表示属性可変式数値制御装置であって、情報
の表示条件に応じた表示属性を保持する属性テーブル
と、情報表示命令に応じて前記属性テーブルを参照して
当該命令で表示すべき情報の表示条件に対応した表示属
性を選択する属性選択部と、選択された表示属性に基づ
いて前記表示すべき情報を表示する表示制御部とを備え
ていることを特徴とする。また、本発明は、所定の言語
で記述された表示属性ファイルに基づいてその内容に応
じた前記属性テーブルを作成する属性テーブル展開部を
備えていることを特徴とする。
情報を所定の表示属性で表示しかつ当該表示属性を変更
設定可能な表示属性可変式数値制御装置であって、情報
の表示条件に応じた表示属性を保持する属性テーブル
と、情報表示命令に応じて前記属性テーブルを参照して
当該命令で表示すべき情報の表示条件に対応した表示属
性を選択する属性選択部と、選択された表示属性に基づ
いて前記表示すべき情報を表示する表示制御部とを備え
ていることを特徴とする。また、本発明は、所定の言語
で記述された表示属性ファイルに基づいてその内容に応
じた前記属性テーブルを作成する属性テーブル展開部を
備えていることを特徴とする。
【0010】ここで、前記表示条件とは、表示命令によ
る情報の表示位置(画面上の座標位置あるいは特定の表
示枠等)、表示種別(一般的な表示か特殊な表示か
等)、表示命令を出したプログラムの別等である。例え
ば、「プログラム番号1の実行時に画面最下行に表示す
る文字列は(表示条件)黄色の反転表示にする(表示属
性)」、「どのプログラム実行中であってももタイトル
指定された文字列は(表示条件)反転表示にする(表示
属性)」等としておく。
る情報の表示位置(画面上の座標位置あるいは特定の表
示枠等)、表示種別(一般的な表示か特殊な表示か
等)、表示命令を出したプログラムの別等である。例え
ば、「プログラム番号1の実行時に画面最下行に表示す
る文字列は(表示条件)黄色の反転表示にする(表示属
性)」、「どのプログラム実行中であってももタイトル
指定された文字列は(表示条件)反転表示にする(表示
属性)」等としておく。
【0011】
【作 用】このような本発明においては、予め表示条件
毎に表示属性を割当てた属性テーブルを設定しておく。
このような設定のもとで、数値制御装置でマンマシン制
御プログラムに基づいて表示命令が生じると、属性選択
部によりその表示命令に応じた表示属性が属性テーブル
から選択され、表示制御部によりこの表示属性で表示命
令された情報が表示される。従って、先の属性テーブル
の設定により使用者が任意に表示属性を変更することが
可能となるとともに、マンマシン制御プログラムには変
更を加える必要がなくなり、かつ属性テーブルの設定は
表示条件に基づいて行えるようになるため識別が容易と
なる。これらにより、表示属性の変更やその管理が容易
に行えるようになって前記目的が達成される。
毎に表示属性を割当てた属性テーブルを設定しておく。
このような設定のもとで、数値制御装置でマンマシン制
御プログラムに基づいて表示命令が生じると、属性選択
部によりその表示命令に応じた表示属性が属性テーブル
から選択され、表示制御部によりこの表示属性で表示命
令された情報が表示される。従って、先の属性テーブル
の設定により使用者が任意に表示属性を変更することが
可能となるとともに、マンマシン制御プログラムには変
更を加える必要がなくなり、かつ属性テーブルの設定は
表示条件に基づいて行えるようになるため識別が容易と
なる。これらにより、表示属性の変更やその管理が容易
に行えるようになって前記目的が達成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には本発明に基づく表示属性可変式数値制
御装置10が示されている。表示属性可変式数値制御装置
10は、NCメモリ11に外部記憶装置12からNCプログラ
ム13を読み込み、プロセッサ14がこのNCプログラム13
に基づいて工作機械15の動作制御を行うものである。
明する。図1には本発明に基づく表示属性可変式数値制
御装置10が示されている。表示属性可変式数値制御装置
10は、NCメモリ11に外部記憶装置12からNCプログラ
ム13を読み込み、プロセッサ14がこのNCプログラム13
に基づいて工作機械15の動作制御を行うものである。
【0013】表示属性可変式数値制御装置10には、管理
者が各種設定や指令操作等を行うためにキーボード等の
操作部16が設けられている。また、動作状態や警報等を
管理者に表示するためにCRTディスプレイ等の表示部
17が設けられている。そして、これらの操作部16からの
入力や表示部17への表示等の処理を行うためにマンマシ
ン制御プログラム18が設定されている。マンマシン制御
プログラム18は、いわゆる組み込み式のソフトウェアプ
ログラムであり、NCメモリ11の一部もしくは他の不揮
発性記憶領域に予め格納されている。
者が各種設定や指令操作等を行うためにキーボード等の
操作部16が設けられている。また、動作状態や警報等を
管理者に表示するためにCRTディスプレイ等の表示部
17が設けられている。そして、これらの操作部16からの
入力や表示部17への表示等の処理を行うためにマンマシ
ン制御プログラム18が設定されている。マンマシン制御
プログラム18は、いわゆる組み込み式のソフトウェアプ
ログラムであり、NCメモリ11の一部もしくは他の不揮
発性記憶領域に予め格納されている。
【0014】このマンマシン制御プログラム18に基づい
て、プロセッサ14は操作部16からの操作入力(運転の開
始や終了、プログラムの読み込み、各種調整等)を認識
し、所定処理を行う。また、プロセッサ14は処理中のマ
ンマシン制御プログラム18に各種情報の表示命令18A を
読み込むと、表示制御ルーチン19によって所定の文字列
や図形等の表示内容が所定の表示色や太線、反転、ブリ
ンク等の表示属性をつけて表示部17に表示させる。表示
制御ルーチン19は、専用の表示制御用ハードウェアおよ
び不揮発性記憶領域に予め格納された組み込み式のソフ
トウェアプログラム等により構成されている。
て、プロセッサ14は操作部16からの操作入力(運転の開
始や終了、プログラムの読み込み、各種調整等)を認識
し、所定処理を行う。また、プロセッサ14は処理中のマ
ンマシン制御プログラム18に各種情報の表示命令18A を
読み込むと、表示制御ルーチン19によって所定の文字列
や図形等の表示内容が所定の表示色や太線、反転、ブリ
ンク等の表示属性をつけて表示部17に表示させる。表示
制御ルーチン19は、専用の表示制御用ハードウェアおよ
び不揮発性記憶領域に予め格納された組み込み式のソフ
トウェアプログラム等により構成されている。
【0015】図2には、表示属性可変式数値制御装置10
の表示部17に表示される一般的な表示画面20が示されて
いる。表示画面20は、上からタイトル表示域21、主画面
表示域22、サブ画面表示域23、NC状態表示域24および
アラーム表示域25、文字入力域26、ソフトキーメニュ表
示域27に区分されている。
の表示部17に表示される一般的な表示画面20が示されて
いる。表示画面20は、上からタイトル表示域21、主画面
表示域22、サブ画面表示域23、NC状態表示域24および
アラーム表示域25、文字入力域26、ソフトキーメニュ表
示域27に区分されている。
【0016】タイトル表示域21は、表示画面20の最上行
に配置され、現在の画面全体のタイトル211 が表示され
る。主画面表示域22は、表示画面20で最も大きい面積を
有し、タイトル221 に続いて項目222 が表示され、各々
に対応するデータ223 が多数表示され、各々の間には適
宜区切りの罫線225 が表示されている。なお、図2は主
画面表示域22が選択された状態であり、周囲の枠226 が
太線となっている。また、データの一部は選択中を示す
マーク224 による反転等の強調表示となっている。さら
に、各文字等の背景227 にも適宜な背景色等が設定され
る。これらの選択中を示す表示等は他の画面区画でも同
様である。
に配置され、現在の画面全体のタイトル211 が表示され
る。主画面表示域22は、表示画面20で最も大きい面積を
有し、タイトル221 に続いて項目222 が表示され、各々
に対応するデータ223 が多数表示され、各々の間には適
宜区切りの罫線225 が表示されている。なお、図2は主
画面表示域22が選択された状態であり、周囲の枠226 が
太線となっている。また、データの一部は選択中を示す
マーク224 による反転等の強調表示となっている。さら
に、各文字等の背景227 にも適宜な背景色等が設定され
る。これらの選択中を示す表示等は他の画面区画でも同
様である。
【0017】サブ画面表示域23は、表示画面20で二番目
に大きい面積を有し、タイトル231に続いて常時監視等
が必要な現在位置等の項目232 およびデータ233 が表示
される。NC状態表示域24は、表示属性可変式数値制御
装置10の現在状態等を示す項目241 およびデータ242 を
略号等で表示する。アラーム表示域25は、表示属性可変
式数値制御装置10あるいは工作機械15に異常事態等が発
生した際に、その内容を表示する。
に大きい面積を有し、タイトル231に続いて常時監視等
が必要な現在位置等の項目232 およびデータ233 が表示
される。NC状態表示域24は、表示属性可変式数値制御
装置10の現在状態等を示す項目241 およびデータ242 を
略号等で表示する。アラーム表示域25は、表示属性可変
式数値制御装置10あるいは工作機械15に異常事態等が発
生した際に、その内容を表示する。
【0018】文字入力域26は、操作する管理者がタイプ
動作を確認できるように、操作部16からのキータイプ入
力をそのままエコーバック表示するものである。ソフト
キーメニュ表示域27は、複数のボタン部分271 に区分け
され、各々を選択することで、各々に表示された項目27
2 の処理の実行を指示する。各ボタン部分271 の選択
は、カーソルによる画面上選択や操作部16の補助キー等
によるもの等、既存の方式と同様であり、選択に伴って
マーク273 による反転等の強調表示となる。なお、図2
には表示されていないが、表示部17の画面にはボタン部
分271 の選択に伴って適宜表れるポップアップウィンド
ウおよび切り換えにより表示されるその他のウィンドウ
が表示されるようになっている。
動作を確認できるように、操作部16からのキータイプ入
力をそのままエコーバック表示するものである。ソフト
キーメニュ表示域27は、複数のボタン部分271 に区分け
され、各々を選択することで、各々に表示された項目27
2 の処理の実行を指示する。各ボタン部分271 の選択
は、カーソルによる画面上選択や操作部16の補助キー等
によるもの等、既存の方式と同様であり、選択に伴って
マーク273 による反転等の強調表示となる。なお、図2
には表示されていないが、表示部17の画面にはボタン部
分271 の選択に伴って適宜表れるポップアップウィンド
ウおよび切り換えにより表示されるその他のウィンドウ
が表示されるようになっている。
【0019】このような表示画面20における各表示は、
表示制御ルーチン19に文字列データや罫線データ、枠デ
ータ等を送ることで実行される。そして、各々の表示色
や枠226 等の太線表示、選択を示すマーク224, 273の反
転等の強調表示等は、表示制御ルーチン19に表示属性を
指定することで実現される。ここで、本実施例における
表示制御ルーチン19に対する表示属性の指定は、表示命
令18A に表示属性までを含める等の従来方式とは異な
り、属性選択ルーチン31が属性テーブル32を参照して表
示命令18A が含む表示位置や内容等の表示条件に適合す
る表示属性を選択し、この表示属性を表示制御ルーチン
19に指定するようになっている。
表示制御ルーチン19に文字列データや罫線データ、枠デ
ータ等を送ることで実行される。そして、各々の表示色
や枠226 等の太線表示、選択を示すマーク224, 273の反
転等の強調表示等は、表示制御ルーチン19に表示属性を
指定することで実現される。ここで、本実施例における
表示制御ルーチン19に対する表示属性の指定は、表示命
令18A に表示属性までを含める等の従来方式とは異な
り、属性選択ルーチン31が属性テーブル32を参照して表
示命令18A が含む表示位置や内容等の表示条件に適合す
る表示属性を選択し、この表示属性を表示制御ルーチン
19に指定するようになっている。
【0020】図3には、属性テーブル32のデータ構造が
模式的に示されている。属性テーブル32は、NCメモリ
11上に展開されるデータテーブルであり、第一ないし第
四の4つのデータ階層L1〜L4により構成されている。第
一階層L1は、表示域に関する条件を選択するものであ
り、「タイトル表示域」、「主画面表示域」、「サブ画
面表示域」、「NC状態表示域」、「ソフトキーメニュ
表示域」、「ウィンドウ表示域」、「ポップアップウィ
ンドウ表示域」の7つの選択項目を備えている。これら
の選択項目は、それぞれ前述した表示画面20のタイトル
表示域21、主画面表示域22、サブ画面表示域23、NC状
態表示域24、ソフトキーメニュ表示域27、表示画面20に
適宜表示されるウィンドウ表示域、ポップアップウィン
ドウ表示域に対応するものである。
模式的に示されている。属性テーブル32は、NCメモリ
11上に展開されるデータテーブルであり、第一ないし第
四の4つのデータ階層L1〜L4により構成されている。第
一階層L1は、表示域に関する条件を選択するものであ
り、「タイトル表示域」、「主画面表示域」、「サブ画
面表示域」、「NC状態表示域」、「ソフトキーメニュ
表示域」、「ウィンドウ表示域」、「ポップアップウィ
ンドウ表示域」の7つの選択項目を備えている。これら
の選択項目は、それぞれ前述した表示画面20のタイトル
表示域21、主画面表示域22、サブ画面表示域23、NC状
態表示域24、ソフトキーメニュ表示域27、表示画面20に
適宜表示されるウィンドウ表示域、ポップアップウィン
ドウ表示域に対応するものである。
【0021】第二階層L2は、表示種別に関する条件を選
択するものであり、「タイトル」、「項目」、「デー
タ」、「マーク」、「罫線」、「枠」、「背景」の7つ
の選択項目を備えている。これらの選択項目は、それぞ
れ前述した表示画面20の各表示域21〜27における表示に
対応したものである。「タイトル」は、タイトル表示域
21のタイトル211 や主画面表示域22のタイトル221 等に
対応する。「項目」および「データ」は、主画面表示域
22の項目222 およびデータ223 、サブ画面表示域23の項
目232 およびデータ233 等に対応する。
択するものであり、「タイトル」、「項目」、「デー
タ」、「マーク」、「罫線」、「枠」、「背景」の7つ
の選択項目を備えている。これらの選択項目は、それぞ
れ前述した表示画面20の各表示域21〜27における表示に
対応したものである。「タイトル」は、タイトル表示域
21のタイトル211 や主画面表示域22のタイトル221 等に
対応する。「項目」および「データ」は、主画面表示域
22の項目222 およびデータ223 、サブ画面表示域23の項
目232 およびデータ233 等に対応する。
【0022】「マーク」は、主画面表示域22の選択中を
示すマーク224 、ソフトキーメニュ表示域27の選択中を
示すマーク273 等に対応する。「罫線」は、主画面表示
域22のデータ仕切を示す罫線225 等に対応する。「枠」
は、主画面表示域22の選択中を示す周囲の枠226 (太
線)および他の表示域の枠(細線)等に対応する。「背
景」は、主画面表示域22の各文字等の背景227 等に対応
する。これらの第二階層L2の選択項目は、前述した第一
階層L1の各選択項目毎にそれぞれ設定される。
示すマーク224 、ソフトキーメニュ表示域27の選択中を
示すマーク273 等に対応する。「罫線」は、主画面表示
域22のデータ仕切を示す罫線225 等に対応する。「枠」
は、主画面表示域22の選択中を示す周囲の枠226 (太
線)および他の表示域の枠(細線)等に対応する。「背
景」は、主画面表示域22の各文字等の背景227 等に対応
する。これらの第二階層L2の選択項目は、前述した第一
階層L1の各選択項目毎にそれぞれ設定される。
【0023】第三階層L3は、前述した第二階層L2の各選
択項目毎に、その他の条件に対応した合計6つの属性セ
ットを備えている。これらの属性セットのうち、有効属
性1〜3は、表示を行う表示域やデータ等が選択状態に
あるとき(前述した表示画面20で選択中の主画面表示域
22、そのマーク224 のあるデータ等)に使用され、非有
効属性1〜3は、これらが非選択状態にあるときに使用
される。また、各属性1〜3は、例えば「マンマシン制
御プログラム#1を実行中は有効属性1および非有効属性
1を使用し、マンマシン制御プログラム#2を実行中は有
効属性3および非有効属性3を使用する」等、別途指定
により特定のプログラム実行中などに切り換え使用され
る。
択項目毎に、その他の条件に対応した合計6つの属性セ
ットを備えている。これらの属性セットのうち、有効属
性1〜3は、表示を行う表示域やデータ等が選択状態に
あるとき(前述した表示画面20で選択中の主画面表示域
22、そのマーク224 のあるデータ等)に使用され、非有
効属性1〜3は、これらが非選択状態にあるときに使用
される。また、各属性1〜3は、例えば「マンマシン制
御プログラム#1を実行中は有効属性1および非有効属性
1を使用し、マンマシン制御プログラム#2を実行中は有
効属性3および非有効属性3を使用する」等、別途指定
により特定のプログラム実行中などに切り換え使用され
る。
【0024】第四階層L4は、前述した第三階層L3の属性
セットの具体的な内容を示すものであり、合計16個の属
性指定ビットにより各種表示属性が指定される。これら
の属性指定ビットのうち、第14ないし第16の3ビットは
表示色を示す。各ビットは光の三原色である青、緑、赤
の各色に対応し、各々の合成により8色の表示が可能で
ある。例えば、001なら赤、011なら赤+緑で黄、
101なら赤+青で紫(マゼンタ)であり、000なら
黒、111なら白となる。
セットの具体的な内容を示すものであり、合計16個の属
性指定ビットにより各種表示属性が指定される。これら
の属性指定ビットのうち、第14ないし第16の3ビットは
表示色を示す。各ビットは光の三原色である青、緑、赤
の各色に対応し、各々の合成により8色の表示が可能で
ある。例えば、001なら赤、011なら赤+緑で黄、
101なら赤+青で紫(マゼンタ)であり、000なら
黒、111なら白となる。
【0025】第2ないし第4の3ビットは中間色表示を
示す。例えば、001なら同じ色でも薄い表示、010
なら濃い表示となる。第9ビットは太文字ビットであ
り、このビットが1だと太文字または太線で表示が行わ
れる。第12ビットは反転ビットであり、このビットが1
だと文字や図形が反転表示される。第13ビットはブリン
クビットであり、このビットが1だと文字や図形が周期
的に点滅表示される。
示す。例えば、001なら同じ色でも薄い表示、010
なら濃い表示となる。第9ビットは太文字ビットであ
り、このビットが1だと太文字または太線で表示が行わ
れる。第12ビットは反転ビットであり、このビットが1
だと文字や図形が反転表示される。第13ビットはブリン
クビットであり、このビットが1だと文字や図形が周期
的に点滅表示される。
【0026】図4には、属性選択ルーチン31における処
理が示されている。属性選択ルーチン31は、NCメモリ
11上に展開されてプロセッサ14で実行されるソフトウェ
アとして構成され、プロセッサ14が処理中のマンマシン
制御プログラム18に表示命令18A があった際に起動され
る。図4において、起動された属性選択ルーチン31は、
表示命令18A が表示しようとする文字や図形等の表示位
置が表示部17の表示画面20のどの表示域21〜27にあたる
か(表示域条件)を調べ、属性テーブル32の第一階層L1
の各選択項目の中から該当する表示域に対応するものを
選択する (処理S41)。
理が示されている。属性選択ルーチン31は、NCメモリ
11上に展開されてプロセッサ14で実行されるソフトウェ
アとして構成され、プロセッサ14が処理中のマンマシン
制御プログラム18に表示命令18A があった際に起動され
る。図4において、起動された属性選択ルーチン31は、
表示命令18A が表示しようとする文字や図形等の表示位
置が表示部17の表示画面20のどの表示域21〜27にあたる
か(表示域条件)を調べ、属性テーブル32の第一階層L1
の各選択項目の中から該当する表示域に対応するものを
選択する (処理S41)。
【0027】次に、属性選択ルーチン31は、表示命令18
A による表示位置が各表示域21〜27にタイトル〜背景等
のうち何を表示するものか(表示種別条件)を調べ、属
性テーブル32の第二階層L2の各選択項目の中から該当す
る表示種別に対応するものを選択する (処理S42)。続い
て、属性選択ルーチン31は、表示命令18A が表示しよう
とする表示内容が現在選択中か非選択か、指定されたプ
ログラムの実行中であるか否かを調べ、属性テーブル32
の第三階層L3の各属性セットの中から適合するものを選
択する (処理S43)。
A による表示位置が各表示域21〜27にタイトル〜背景等
のうち何を表示するものか(表示種別条件)を調べ、属
性テーブル32の第二階層L2の各選択項目の中から該当す
る表示種別に対応するものを選択する (処理S42)。続い
て、属性選択ルーチン31は、表示命令18A が表示しよう
とする表示内容が現在選択中か非選択か、指定されたプ
ログラムの実行中であるか否かを調べ、属性テーブル32
の第三階層L3の各属性セットの中から適合するものを選
択する (処理S43)。
【0028】そして、属性選択ルーチン31は、属性テー
ブル32の第四階層L4から、選択した属性セットの属性指
定ビットを読みだし、これを表示すべき文字や図形等と
ともに表示制御ルーチン19に送る (処理S44)。更に、表
示制御ルーチン19は、表示命令18A に指定された文字や
図形等を、属性選択ルーチン31で指定された表示属性で
表示部17に表示する (処理S45)。
ブル32の第四階層L4から、選択した属性セットの属性指
定ビットを読みだし、これを表示すべき文字や図形等と
ともに表示制御ルーチン19に送る (処理S44)。更に、表
示制御ルーチン19は、表示命令18A に指定された文字や
図形等を、属性選択ルーチン31で指定された表示属性で
表示部17に表示する (処理S45)。
【0029】以上の処理S41 〜S45 により、属性選択ル
ーチン31が表示命令18A の表示条件に応じた表示属性を
属性テーブル32から選択することで、表示命令18A によ
る文字や図形等の表示が適切な属性つきで実行される。
これらの属性選択ルーチン31の起動、属性テーブル32の
各階層毎の検索、属性指定ビットデータの読み出し、転
送された属性による表示等の個々の処理は既存のソフト
ウェア技術を適用して実現されるものであり、ここでは
各々の詳細についての説明を省略する。
ーチン31が表示命令18A の表示条件に応じた表示属性を
属性テーブル32から選択することで、表示命令18A によ
る文字や図形等の表示が適切な属性つきで実行される。
これらの属性選択ルーチン31の起動、属性テーブル32の
各階層毎の検索、属性指定ビットデータの読み出し、転
送された属性による表示等の個々の処理は既存のソフト
ウェア技術を適用して実現されるものであり、ここでは
各々の詳細についての説明を省略する。
【0030】図1に戻って、本実施例の表示属性可変式
数値制御装置10では、属性選択ルーチン31による表示属
性選択にあたって、管理者等が所望の表示属性を属性テ
ーブル32に設定しておく必要がある。このために、属性
テーブル32に設定すべき内容を所定の言語で記述した表
示属性ファイル33が用いられている。そして、表示属性
ファイル33の内容から属性テーブル32を展開するため
に、属性テーブル展開ルーチン34が用いられている。
数値制御装置10では、属性選択ルーチン31による表示属
性選択にあたって、管理者等が所望の表示属性を属性テ
ーブル32に設定しておく必要がある。このために、属性
テーブル32に設定すべき内容を所定の言語で記述した表
示属性ファイル33が用いられている。そして、表示属性
ファイル33の内容から属性テーブル32を展開するため
に、属性テーブル展開ルーチン34が用いられている。
【0031】表示属性ファイル33は、属性テーブル展開
ルーチン34が解析可能な所定の文法に基づきかつ属性テ
ーブル32に設定すべき表示条件と表示属性との対応関係
を管理者等が容易に識別できる自然言語に近い記述言語
で記載されている。図5には、表示属性ファイル33の一
例が示されている。表示属性ファイル33は、複数行にわ
たる命令文リスト330 で構成され、各行には主制御文33
1 、パラメータ332 、副制御文333 が記入されている。
ルーチン34が解析可能な所定の文法に基づきかつ属性テ
ーブル32に設定すべき表示条件と表示属性との対応関係
を管理者等が容易に識別できる自然言語に近い記述言語
で記載されている。図5には、表示属性ファイル33の一
例が示されている。表示属性ファイル33は、複数行にわ
たる命令文リスト330 で構成され、各行には主制御文33
1 、パラメータ332 、副制御文333 が記入されている。
【0032】主制御文331 は、リスト330 の 001行、 0
09行、 011行にあるスクリーン指定334 と、 015行にあ
るファイル終了指定335 との二種類がある。スクリーン
指定334 は、属性テーブル32の表示域条件(第一階層L
1)の内、どの条件項目に属性設定を行うかを指定する
ものであり、009 行の「SCREEN=TI 」はタイトル表示域
指定、011 行の「SCREEN=MA 」は主画面表示域指定であ
る。
09行、 011行にあるスクリーン指定334 と、 015行にあ
るファイル終了指定335 との二種類がある。スクリーン
指定334 は、属性テーブル32の表示域条件(第一階層L
1)の内、どの条件項目に属性設定を行うかを指定する
ものであり、009 行の「SCREEN=TI 」はタイトル表示域
指定、011 行の「SCREEN=MA 」は主画面表示域指定であ
る。
【0033】「= 」に続くオペランドは、他に「SU」が
サブ画面表示域、「NC」がNC状態表示域、「SM」がソ
フトキーメニュ表示域、「WI」がウィンドウ表示域、
「PO」がポップアップウィンドウ表示域が指定できる。
また、 001行の「SCREEN=*」は全表示域指定であり、こ
の指定があると属性テーブル32の第一階層L1における全
ての表示域条件項目が対象となる。立ち上げ時等の属性
テーブル32が全く未定義である場合には、この全表示域
指定により属性テーブル32に基本的な属性を設定する等
の処理が行われる。
サブ画面表示域、「NC」がNC状態表示域、「SM」がソ
フトキーメニュ表示域、「WI」がウィンドウ表示域、
「PO」がポップアップウィンドウ表示域が指定できる。
また、 001行の「SCREEN=*」は全表示域指定であり、こ
の指定があると属性テーブル32の第一階層L1における全
ての表示域条件項目が対象となる。立ち上げ時等の属性
テーブル32が全く未定義である場合には、この全表示域
指定により属性テーブル32に基本的な属性を設定する等
の処理が行われる。
【0034】ファイル終了指定335 は、リスト330 の終
わりを示すものであり、リスト330の各行を順次読み込
んで処理していた属性テーブル展開ルーチン34は、ファ
イル終了指定335 を読み込むことでリスト330 の終了を
認識し、他の処理に移行するようになっている。
わりを示すものであり、リスト330の各行を順次読み込
んで処理していた属性テーブル展開ルーチン34は、ファ
イル終了指定335 を読み込むことでリスト330 の終了を
認識し、他の処理に移行するようになっている。
【0035】パラメータ332 は、先にスクリーン指定33
4 で指定された表示域条件項目の表示種別条件(属性テ
ーブル32の第二階層L2)の内、どの条件項目にどのよう
な属性を設定するかを指定するものであり、リスト330
の 002〜008 行、 010行、 013〜014 行に記載されてい
る。このパラメータ332 は、先頭に「- 」 (ハイフン)
を附した項目指定部336 と、属性を表す複数の属性指定
部337 とからなる。項目指定部336 は、「-TITL 」が第
二階層L2の「タイトル」を示し、同様に「-ITEM 」が
「項目」、「-DATA 」が「データ」、「-MARK 」が「マ
ーク」、「-LINE 」が「罫線」、「-FLAM 」が「枠」、
「-BACK 」が「背景」を示す。
4 で指定された表示域条件項目の表示種別条件(属性テ
ーブル32の第二階層L2)の内、どの条件項目にどのよう
な属性を設定するかを指定するものであり、リスト330
の 002〜008 行、 010行、 013〜014 行に記載されてい
る。このパラメータ332 は、先頭に「- 」 (ハイフン)
を附した項目指定部336 と、属性を表す複数の属性指定
部337 とからなる。項目指定部336 は、「-TITL 」が第
二階層L2の「タイトル」を示し、同様に「-ITEM 」が
「項目」、「-DATA 」が「データ」、「-MARK 」が「マ
ーク」、「-LINE 」が「罫線」、「-FLAM 」が「枠」、
「-BACK 」が「背景」を示す。
【0036】属性指定部337 は、表示色やブリンク、反
転、太文字等の属性指定を示すものであり、属性テーブ
ル32の属性指定ビット(第四階層L4)を指定する属性指
定を表示属性セット(第三階層L3)の数まで複数指定で
きる。属性指定部337 に指定できる属性指定としては、
基本的な色として「BK」が黒、「RE」が赤、「GR」が
緑、「YE」が黄、「BL」が青、「MA」が紫、「CY」が水
色、「WH」が白である。
転、太文字等の属性指定を示すものであり、属性テーブ
ル32の属性指定ビット(第四階層L4)を指定する属性指
定を表示属性セット(第三階層L3)の数まで複数指定で
きる。属性指定部337 に指定できる属性指定としては、
基本的な色として「BK」が黒、「RE」が赤、「GR」が
緑、「YE」が黄、「BL」が青、「MA」が紫、「CY」が水
色、「WH」が白である。
【0037】また、黒を除いては薄色が指定でき、「L
R」が赤、「LG」が緑、「LY」が黄、「LB」が青、「L
M」が紫、「LC」が水色、「LA」が灰色 (薄い白) であ
る。そして、白と黒を除いては濃色が指定でき、「HR」
が赤、「HG」が緑、「HY」が黄、「HB」が青、「HM」が
紫、「HC」が水色である。さらに、他の属性が指定で
き、「B 」がブリンク、「I 」が反転、「O 」が太文字
を示す。これらの他の属性は、例えば白の反転が「WH+
I」のように、色指定に+記号で続けて併用できる。な
お、前述した薄色、濃色でついてはブリンクのみ併用可
能である。
R」が赤、「LG」が緑、「LY」が黄、「LB」が青、「L
M」が紫、「LC」が水色、「LA」が灰色 (薄い白) であ
る。そして、白と黒を除いては濃色が指定でき、「HR」
が赤、「HG」が緑、「HY」が黄、「HB」が青、「HM」が
紫、「HC」が水色である。さらに、他の属性が指定で
き、「B 」がブリンク、「I 」が反転、「O 」が太文字
を示す。これらの他の属性は、例えば白の反転が「WH+
I」のように、色指定に+記号で続けて併用できる。な
お、前述した薄色、濃色でついてはブリンクのみ併用可
能である。
【0038】属性指定部337 には、表示属性セットの
「有効属性1〜3」および「非有効属性1〜3」の各々
に対応して前述した属性指定が指定できる。基本的な記
載形式は「有効属性1/ 非有効属性1, 有効属性2/ 非
有効属性2, 有効属性3/ 非有効属性3」となる。ただ
し、有効/非有効の「2」と「3」は省略可能であり、
「2」と「3」ともに省略された場合には各々には
「1」の指定が適用され、「2」まで指定した際には
「3」に「2」の指定が適用される。また、非有効属性
を省略した際には有効属性の指定が全ての属性セットに
適用される。
「有効属性1〜3」および「非有効属性1〜3」の各々
に対応して前述した属性指定が指定できる。基本的な記
載形式は「有効属性1/ 非有効属性1, 有効属性2/ 非
有効属性2, 有効属性3/ 非有効属性3」となる。ただ
し、有効/非有効の「2」と「3」は省略可能であり、
「2」と「3」ともに省略された場合には各々には
「1」の指定が適用され、「2」まで指定した際には
「3」に「2」の指定が適用される。また、非有効属性
を省略した際には有効属性の指定が全ての属性セットに
適用される。
【0039】例えば、 007行では「-FLAM WH/GR 」と指
定されているが、これは「枠に色は、有効時には白で、
非有効時には緑」の意味であり、「枠」の有効属性1〜
3は「緑」、非有効属性1〜3は「白」となる。また、
002行では「-TITL BK」と指定されているが、これは
「タイトルは黒」の意味であり、「タイトル」の有効属
性1〜3および非有効属性1〜3は全て「黒」となる。
定されているが、これは「枠に色は、有効時には白で、
非有効時には緑」の意味であり、「枠」の有効属性1〜
3は「緑」、非有効属性1〜3は「白」となる。また、
002行では「-TITL BK」と指定されているが、これは
「タイトルは黒」の意味であり、「タイトル」の有効属
性1〜3および非有効属性1〜3は全て「黒」となる。
【0040】副制御文333 は、前述した主制御文331 お
よびパラメータ332 による指定に加え、実行状態に応じ
た属性指定といった更に細かな条件を指定するために用
いられる。副制御文333 には、第一に「TYPE」に続いて
オプションが付加されるもの、第二に「TYPE1 」等の識
別番号つきでオプションが付かないものがある。
よびパラメータ332 による指定に加え、実行状態に応じ
た属性指定といった更に細かな条件を指定するために用
いられる。副制御文333 には、第一に「TYPE」に続いて
オプションが付加されるもの、第二に「TYPE1 」等の識
別番号つきでオプションが付かないものがある。
【0041】オプションが付くものとしては、主画面表
示域22およびウィンドウ表示域に対応したものがある。
スクリーン指定334 が「MA」 (主画面表示域指定) であ
る場合、副制御文「TYPE」に続けて画面番号もしくはプ
ログラムグループ名を指定することにより、続くパラメ
ータ332 による属性指定は、主画面表示域22に指定され
た画面番号の画面が表示されている状態、あるいは指定
されたプログラムグループが実行中である状態にのみ有
効となる。
示域22およびウィンドウ表示域に対応したものがある。
スクリーン指定334 が「MA」 (主画面表示域指定) であ
る場合、副制御文「TYPE」に続けて画面番号もしくはプ
ログラムグループ名を指定することにより、続くパラメ
ータ332 による属性指定は、主画面表示域22に指定され
た画面番号の画面が表示されている状態、あるいは指定
されたプログラムグループが実行中である状態にのみ有
効となる。
【0042】例えば、リスト330 の012 行の副制御文33
3 では、主制御文「SCREEN=MA 」の後に副制御文「TYPE
PRG* 」を指定することで、続くパラメータ「-TITL W
H」等に限定が加えられ、「プログラムグループ実行中
に限り、主画面表示域のタイトルは白とする」という意
味となる。スクリーン指定334 が「WI」 (ウィンドウ表
示域指定) である場合、副制御文「TYPE」に続けてウィ
ンドウ番号を指定することにより、続くパラメータ332
による属性指定は、表示画面20に指定されたウィンドウ
番号のウィンドウが表示されている状態にのみ有効とな
る。
3 では、主制御文「SCREEN=MA 」の後に副制御文「TYPE
PRG* 」を指定することで、続くパラメータ「-TITL W
H」等に限定が加えられ、「プログラムグループ実行中
に限り、主画面表示域のタイトルは白とする」という意
味となる。スクリーン指定334 が「WI」 (ウィンドウ表
示域指定) である場合、副制御文「TYPE」に続けてウィ
ンドウ番号を指定することにより、続くパラメータ332
による属性指定は、表示画面20に指定されたウィンドウ
番号のウィンドウが表示されている状態にのみ有効とな
る。
【0043】オプションが付かないものとしては、タイ
トル表示域21、ソフトキーメニュ表示域27、ポップアッ
プメニュ表示域に対応したものがある。スクリーン指定
334 が「TI」 (タイトル指定) である場合、副制御文
「TYPE1」の指定により、続くパラメータ332 による属
性指定は、図2の表示画面20のうち主画面表示域22が有
効な状態にのみ有効となる。また、副制御文「TYPE2 」
の指定により、表示画面20に表示されたウィンドウ表示
域が有効な状態にのみ有効となる。
トル表示域21、ソフトキーメニュ表示域27、ポップアッ
プメニュ表示域に対応したものがある。スクリーン指定
334 が「TI」 (タイトル指定) である場合、副制御文
「TYPE1」の指定により、続くパラメータ332 による属
性指定は、図2の表示画面20のうち主画面表示域22が有
効な状態にのみ有効となる。また、副制御文「TYPE2 」
の指定により、表示画面20に表示されたウィンドウ表示
域が有効な状態にのみ有効となる。
【0044】スクリーン指定334 が「SM」 (ソフトキー
メニュ指定) である場合、副制御文「TYPE1 」の指定に
より、続くパラメータ332 による属性指定は、表示画面
20でプログラム編集作業が行われている状態にのみ有効
となる。また、副制御文「TYPE2 」の指定により、表示
画面20でデータ編集作業が行われている状態にのみ有効
となる。更に、副制御文「TYPE3 」の指定により、それ
以外の状態にのみ有効となる。スクリーン指定334 が
「PO」 (ポップアップウィンドウ指定) である場合、副
制御文「TYPE1 」の指定により、続くパラメータ332 に
よる属性指定は、表示画面20に表示されて有効な状態に
あるポップアップウィンドウにのみ有効となる。また、
副制御文「TYPE2 」の指定により、表示画面20に表示中
だが非有効状態にあるポップアップウィンドウにのみ有
効となる。
メニュ指定) である場合、副制御文「TYPE1 」の指定に
より、続くパラメータ332 による属性指定は、表示画面
20でプログラム編集作業が行われている状態にのみ有効
となる。また、副制御文「TYPE2 」の指定により、表示
画面20でデータ編集作業が行われている状態にのみ有効
となる。更に、副制御文「TYPE3 」の指定により、それ
以外の状態にのみ有効となる。スクリーン指定334 が
「PO」 (ポップアップウィンドウ指定) である場合、副
制御文「TYPE1 」の指定により、続くパラメータ332 に
よる属性指定は、表示画面20に表示されて有効な状態に
あるポップアップウィンドウにのみ有効となる。また、
副制御文「TYPE2 」の指定により、表示画面20に表示中
だが非有効状態にあるポップアップウィンドウにのみ有
効となる。
【0045】なお、表示属性ファイル33のリスト330 の
各行には、コロン記号「; 」を用いたコメント指定338
を記入することで、各行の後半にコメント339 を記入す
ることができる。これらのコメント指定338 およびコメ
ント339 は、属性テーブル展開ルーチン34で解釈される
際には無視される。
各行には、コロン記号「; 」を用いたコメント指定338
を記入することで、各行の後半にコメント339 を記入す
ることができる。これらのコメント指定338 およびコメ
ント339 は、属性テーブル展開ルーチン34で解釈される
際には無視される。
【0046】また、表示属性ファイル33は一つのファイ
ルに限らず、複数の表示属性ファイル33を用いて一つの
属性テーブル32を構成することもできる。例えば、リス
ト330 の 001〜008 行の全体的な属性指定部分を基本フ
ァイルとしておき、 009〜010 行および 011〜014 行の
部分的な属性指定部分をそれぞれ変更ファイルとしてお
き、始めに基本ファイルで属性テーブル32の全体的な基
本設定を行い、各変更ファイルで部分変更を行うように
設定してもよい。なお、このような各ファイルには、そ
れぞれ最終行にファイル終了指定335 を記入する。
ルに限らず、複数の表示属性ファイル33を用いて一つの
属性テーブル32を構成することもできる。例えば、リス
ト330 の 001〜008 行の全体的な属性指定部分を基本フ
ァイルとしておき、 009〜010 行および 011〜014 行の
部分的な属性指定部分をそれぞれ変更ファイルとしてお
き、始めに基本ファイルで属性テーブル32の全体的な基
本設定を行い、各変更ファイルで部分変更を行うように
設定してもよい。なお、このような各ファイルには、そ
れぞれ最終行にファイル終了指定335 を記入する。
【0047】図6には、属性テーブル展開ルーチン34に
おける処理が示されている。属性テーブル展開ルーチン
34は、NCメモリ11上に展開されてプロセッサ14で実行
されるソフトウェアとして構成され、表示属性可変式数
値制御装置10の起動時、または稼働中に操作部16からの
操作により、属性テーブル32の展開命令があった際に起
動される。
おける処理が示されている。属性テーブル展開ルーチン
34は、NCメモリ11上に展開されてプロセッサ14で実行
されるソフトウェアとして構成され、表示属性可変式数
値制御装置10の起動時、または稼働中に操作部16からの
操作により、属性テーブル32の展開命令があった際に起
動される。
【0048】図6において、起動された属性テーブル展
開ルーチン34は、NCメモリ11上にロードされている表
示属性ファイル33を探し、基本設定等の優先度の高いも
のから選択する。 (処理S61)。次に、選択された表示属
性ファイル33中のリスト330 から各行の命令文を順次読
み出し、その内容に応じて属性テーブル32に設定を行う
(処理S62)。これらの命令文の読み出しないし設定の処
理は、読み出した命令文がファイル終了指定335 となる
まで繰り返す (処理S63)。一方、ファイル終了指定335
に達したら、そのファイルを閉じてNCメモリ11上の他
の表示属性ファイル33を探し、同様な処理S61 〜S63 を
繰り返し、表示属性ファイル33が他になければ展開処理
を終了する (処理S64)。
開ルーチン34は、NCメモリ11上にロードされている表
示属性ファイル33を探し、基本設定等の優先度の高いも
のから選択する。 (処理S61)。次に、選択された表示属
性ファイル33中のリスト330 から各行の命令文を順次読
み出し、その内容に応じて属性テーブル32に設定を行う
(処理S62)。これらの命令文の読み出しないし設定の処
理は、読み出した命令文がファイル終了指定335 となる
まで繰り返す (処理S63)。一方、ファイル終了指定335
に達したら、そのファイルを閉じてNCメモリ11上の他
の表示属性ファイル33を探し、同様な処理S61 〜S63 を
繰り返し、表示属性ファイル33が他になければ展開処理
を終了する (処理S64)。
【0049】以上の処理S61 〜S64 により、属性テーブ
ル展開ルーチン34が展開命令に応じて属性テーブル32を
展開することで、前述した属性選択ルーチン31および属
性テーブル32による属性つき表示が可能な状態となる。
これらの属性テーブル展開ルーチン34の起動、表示属性
ファイル33の選択や各命令文の解釈、属性テーブル32の
設定等の個々の処理は、既存のソフトウェア技術を適用
して実現されるものであり、ここでは各々の詳細につい
ての説明を省略する。
ル展開ルーチン34が展開命令に応じて属性テーブル32を
展開することで、前述した属性選択ルーチン31および属
性テーブル32による属性つき表示が可能な状態となる。
これらの属性テーブル展開ルーチン34の起動、表示属性
ファイル33の選択や各命令文の解釈、属性テーブル32の
設定等の個々の処理は、既存のソフトウェア技術を適用
して実現されるものであり、ここでは各々の詳細につい
ての説明を省略する。
【0050】図1に戻って、前述した表示属性ファイル
33は、NCメモリ11から外部記憶装置12に保存可能であ
り、必要に応じて外部記憶装置12からNCメモリ11に転
送できるようになっている。また、表示属性ファイル33
を作成するために、表示属性可変式数値制御装置10には
表示属性ファイル作成手段35が接続されている。
33は、NCメモリ11から外部記憶装置12に保存可能であ
り、必要に応じて外部記憶装置12からNCメモリ11に転
送できるようになっている。また、表示属性ファイル33
を作成するために、表示属性可変式数値制御装置10には
表示属性ファイル作成手段35が接続されている。
【0051】表示属性ファイル作成手段35は、いわゆる
パーソナルコンピュータ等により前述した主制御文331
やパラメータ332 等のプリセットによる支援機能を有す
る専用のエディタプログラムを実行することで実現され
るものであり、既存のコンピュータプログラム用ソース
リストと同様な手順で容易に表示属性ファイル33を作成
できるようになっている。ここで、表示属性ファイル作
成手段35は、NCメモリ11上の表示属性ファイル33の編
集、あるいは外部記憶装置12に保存された表示属性ファ
イル33の編集等を任意に行えるようになっている。
パーソナルコンピュータ等により前述した主制御文331
やパラメータ332 等のプリセットによる支援機能を有す
る専用のエディタプログラムを実行することで実現され
るものであり、既存のコンピュータプログラム用ソース
リストと同様な手順で容易に表示属性ファイル33を作成
できるようになっている。ここで、表示属性ファイル作
成手段35は、NCメモリ11上の表示属性ファイル33の編
集、あるいは外部記憶装置12に保存された表示属性ファ
イル33の編集等を任意に行えるようになっている。
【0052】このような本実施例においては、表示属性
可変式数値制御装置10の動作に先立って、表示属性ファ
イル作成手段35等により表示条件に応じて所望の表示属
性を指定する表示属性ファイル33を作成し、この表示属
性ファイル33をNCメモリ11上にロードし、属性テーブ
ル展開ルーチン34で展開する。これにより、表示条件毎
に所望の表示属性が設定された属性テーブル32が作成さ
れる。この状態で表示属性可変式数値制御装置10を作動
させ、マンマシン制御プログラム18に表示命令18A があ
ると、属性選択ルーチン31が表示命令18A の表示条件に
基づいて属性テーブル32を検索し、表示命令18A に適合
する表示属性を選択して表示制御ルーチン19に送り、こ
れにより所望の属性つき表示が行われる。
可変式数値制御装置10の動作に先立って、表示属性ファ
イル作成手段35等により表示条件に応じて所望の表示属
性を指定する表示属性ファイル33を作成し、この表示属
性ファイル33をNCメモリ11上にロードし、属性テーブ
ル展開ルーチン34で展開する。これにより、表示条件毎
に所望の表示属性が設定された属性テーブル32が作成さ
れる。この状態で表示属性可変式数値制御装置10を作動
させ、マンマシン制御プログラム18に表示命令18A があ
ると、属性選択ルーチン31が表示命令18A の表示条件に
基づいて属性テーブル32を検索し、表示命令18A に適合
する表示属性を選択して表示制御ルーチン19に送り、こ
れにより所望の属性つき表示が行われる。
【0053】ここで、特定の状態における一部の表示属
性を変更する場合、その状態および部分を示す内容を表
示属性ファイル33に追加または別ファイルで作成し、属
性テーブル展開ルーチン34で再展開することで、当該部
分的な属性変更指定を含む属性テーブル32が再作成され
る。そして、再作成された属性テーブル32に基づいて前
述した表示動作を行うことで、変更内容に応じた属性つ
き表示が行われる。さらに、表示属性を全て別の設定に
したい場合には、全ての属性指定を含む表示属性ファイ
ル33を再展開することにより、属性テーブル32の全内容
が入れ換えられる。
性を変更する場合、その状態および部分を示す内容を表
示属性ファイル33に追加または別ファイルで作成し、属
性テーブル展開ルーチン34で再展開することで、当該部
分的な属性変更指定を含む属性テーブル32が再作成され
る。そして、再作成された属性テーブル32に基づいて前
述した表示動作を行うことで、変更内容に応じた属性つ
き表示が行われる。さらに、表示属性を全て別の設定に
したい場合には、全ての属性指定を含む表示属性ファイ
ル33を再展開することにより、属性テーブル32の全内容
が入れ換えられる。
【0054】従って、本実施例によれば、属性選択ルー
チン31で表示命令18A 等の表示条件に基づいて属性テー
ブル32から表示属性を得るようにしたため、情報の表示
属性の設定を属性テーブル32に集中化することができ
る。このため、表示属性を設定や変更するために、各マ
ンマシン制御プログラム18の再編集等を行う必要がなく
なり、表示属性の設定や変更に伴う作業を容易かつ迅速
に行うことができる。また、表示属性の設定を属性テー
ブル32に集中化することで、一部のマンマシン制御プロ
グラム18に変更漏れ等が生じる等の不都合を解消でき、
保守性をも高めることができる。
チン31で表示命令18A 等の表示条件に基づいて属性テー
ブル32から表示属性を得るようにしたため、情報の表示
属性の設定を属性テーブル32に集中化することができ
る。このため、表示属性を設定や変更するために、各マ
ンマシン制御プログラム18の再編集等を行う必要がなく
なり、表示属性の設定や変更に伴う作業を容易かつ迅速
に行うことができる。また、表示属性の設定を属性テー
ブル32に集中化することで、一部のマンマシン制御プロ
グラム18に変更漏れ等が生じる等の不都合を解消でき、
保守性をも高めることができる。
【0055】さらに、属性テーブル32は、管理者等が容
易に内容を識別できる言語による表示属性ファイル33を
属性テーブル展開ルーチン34で展開して使用されるもの
であるため、表示属性の設定や変更の作業の際の識別性
を高めることができ、作業を更に迅速かつ容易にでき
る。そして、表示属性ファイル33から属性テーブル32を
展開するようにしたため、表示属性ファイル33の追加に
より表示属性の部分的な変更等も容易にできる他、全て
の設定を一新する場合でも他の表示属性ファイル33を指
定することで極めて簡単かつ迅速に作業を行うことがで
きる。
易に内容を識別できる言語による表示属性ファイル33を
属性テーブル展開ルーチン34で展開して使用されるもの
であるため、表示属性の設定や変更の作業の際の識別性
を高めることができ、作業を更に迅速かつ容易にでき
る。そして、表示属性ファイル33から属性テーブル32を
展開するようにしたため、表示属性ファイル33の追加に
より表示属性の部分的な変更等も容易にできる他、全て
の設定を一新する場合でも他の表示属性ファイル33を指
定することで極めて簡単かつ迅速に作業を行うことがで
きる。
【0056】一方、本実施例では、属性テーブル32を四
つの階層L1〜L4で構成し、第一階層L1に表示域条件、第
二階層L2に表示種別条件を設定するようにしたため、多
様な表示形態のうちの一部の表示属性の設定等であって
も細かく対応することがができる。また、第三階層L3に
は複数の属性セットを設定し、有効/ 非有効の各々に対
応するとともに、各々の状態に応じた表示属性を設定で
きるようにしたため、一層細かな対応を行うことができ
る。さらに、表示属性ファイル33では、主制御文331 お
よびパラメータ332 による基本的な指定に加えて、副制
御文333 による指定を行うことで、前述した第三階層L3
の属性セットに対応することができ、管理者等は細かな
条件の設定であっても容易に行うことができる。
つの階層L1〜L4で構成し、第一階層L1に表示域条件、第
二階層L2に表示種別条件を設定するようにしたため、多
様な表示形態のうちの一部の表示属性の設定等であって
も細かく対応することがができる。また、第三階層L3に
は複数の属性セットを設定し、有効/ 非有効の各々に対
応するとともに、各々の状態に応じた表示属性を設定で
きるようにしたため、一層細かな対応を行うことができ
る。さらに、表示属性ファイル33では、主制御文331 お
よびパラメータ332 による基本的な指定に加えて、副制
御文333 による指定を行うことで、前述した第三階層L3
の属性セットに対応することができ、管理者等は細かな
条件の設定であっても容易に行うことができる。
【0057】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明は以下に示すような変形等をも含む
ものである。すなわち、属性選択ルーチン31および属性
テーブル展開ルーチン34は、NCプログラム13と同様
に、予め外部記憶装置12に保存しておいて動作にあたっ
てNCメモリ11にロードされるソフトウェアプログラム
により実現してもよく、あるいは組込み式のプログラム
や表示属性可変式数値制御装置10に専用のハードウェア
として構成してもよい。そして、これらの具体的構成等
は実施にあたって適宜選択すればよく、それぞれ前記実
施例に示した処理を実現できるように構成すればよい。
のではなく、本発明は以下に示すような変形等をも含む
ものである。すなわち、属性選択ルーチン31および属性
テーブル展開ルーチン34は、NCプログラム13と同様
に、予め外部記憶装置12に保存しておいて動作にあたっ
てNCメモリ11にロードされるソフトウェアプログラム
により実現してもよく、あるいは組込み式のプログラム
や表示属性可変式数値制御装置10に専用のハードウェア
として構成してもよい。そして、これらの具体的構成等
は実施にあたって適宜選択すればよく、それぞれ前記実
施例に示した処理を実現できるように構成すればよい。
【0058】また、前記実施例では、表示画面20に対応
するべく属性テーブル32の各階層および各設定項目を設
定したが、表示画面は前記実施例のものに限らず、属性
テーブル32の構造は表示する画面の形式に応じて構成す
ればよい。例えば、属性テーブル32は前記実施例のよう
な四つの階層L1〜L4によるものに限らず、更に多数の階
層としてもよく、あるいは三以下の階層であってもよ
く、各階層の項目数等も表示画面に応じて適宜設定すれ
ばよい。さらに、表示属性ファイル33の形式やその命令
文の形式等も実施にあたって適宜設定すればよく、ファ
イル形式については属性テーブル展開ルーチン34による
展開処理に適するように、また命令文形式については属
性テーブル32の設定が確実にできかつ管理者等に対する
記述性や識別性が良好となるようにすることが望まし
い。
するべく属性テーブル32の各階層および各設定項目を設
定したが、表示画面は前記実施例のものに限らず、属性
テーブル32の構造は表示する画面の形式に応じて構成す
ればよい。例えば、属性テーブル32は前記実施例のよう
な四つの階層L1〜L4によるものに限らず、更に多数の階
層としてもよく、あるいは三以下の階層であってもよ
く、各階層の項目数等も表示画面に応じて適宜設定すれ
ばよい。さらに、表示属性ファイル33の形式やその命令
文の形式等も実施にあたって適宜設定すればよく、ファ
イル形式については属性テーブル展開ルーチン34による
展開処理に適するように、また命令文形式については属
性テーブル32の設定が確実にできかつ管理者等に対する
記述性や識別性が良好となるようにすることが望まし
い。
【0059】また、前記実施例では情報をCRT等の表
示部17の画面に表示するものとしたが、プリンタ等の印
刷装置に表示する場合の属性設定に適用してもよい。例
えば、プリンタ等で色属性やブリンク等が使えない場合
には属性指定が反転や太文字のみの属性テーブル32を作
成するような表示属性ファイル33を用いればよく、プリ
ンタ等に特有の強調表示属性等があればこれらを選択で
きるようにしてもよい。そして、表示部17に表示するた
めの表示属性ファイル33とプリンタ用の表示属性ファイ
ル33とを準備しておき、出力装置に応じてこれらを切り
換えて展開し、属性テーブル32を逐次変更して出力装置
に最適の表示属性で表示させるようにしてもよい。
示部17の画面に表示するものとしたが、プリンタ等の印
刷装置に表示する場合の属性設定に適用してもよい。例
えば、プリンタ等で色属性やブリンク等が使えない場合
には属性指定が反転や太文字のみの属性テーブル32を作
成するような表示属性ファイル33を用いればよく、プリ
ンタ等に特有の強調表示属性等があればこれらを選択で
きるようにしてもよい。そして、表示部17に表示するた
めの表示属性ファイル33とプリンタ用の表示属性ファイ
ル33とを準備しておき、出力装置に応じてこれらを切り
換えて展開し、属性テーブル32を逐次変更して出力装置
に最適の表示属性で表示させるようにしてもよい。
【0060】この他、表示属性可変式数値制御装置10の
他の部分の構成や基本的な形式等は任意であり、既存の
ものに準じて適宜構成すればよい。また、表示属性可変
式数値制御装置10が動作制御する対象も工作機械に限ら
ず他の装置等であってもよく、この場合には制御対象の
情報の表示に適した表示画面を用い、この表示画面に適
合するように属性テーブル32の構造等を変更することが
望ましい。
他の部分の構成や基本的な形式等は任意であり、既存の
ものに準じて適宜構成すればよい。また、表示属性可変
式数値制御装置10が動作制御する対象も工作機械に限ら
ず他の装置等であってもよく、この場合には制御対象の
情報の表示に適した表示画面を用い、この表示画面に適
合するように属性テーブル32の構造等を変更することが
望ましい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、属性テ
ーブルに表示条件に応じた表示属性をまとめておき、こ
れを参照して表示命令等に適合する表示属性を付与する
ようにしたため、表示属性の設定等は属性テーブルに対
して行えばよく、従って表示属性の変更やその管理を容
易にすることができる。
ーブルに表示条件に応じた表示属性をまとめておき、こ
れを参照して表示命令等に適合する表示属性を付与する
ようにしたため、表示属性の設定等は属性テーブルに対
して行えばよく、従って表示属性の変更やその管理を容
易にすることができる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】前記実施例の表示画面を示す模式図。
【図3】前記実施例の属性テーブルのデータ構造を示す
模式図。
模式図。
【図4】前記実施例の属性選択ルーチンの処理を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図5】前記実施例の表示属性ファイルを示す図。
【図6】前記実施例の属性テーブル展開ルーチンの処理
を示すフローチャート。
を示すフローチャート。
10 表示属性可変式数値制御装置 17 表示部 18 マンマシン制御プログラム 18A 表示命令 19 表示制御部である表示制御ルーチン 20 表示画面 31 属性選択部である属性選択ルーチン 32 属性テーブル 33 表示属性ファイル 34 属性テーブル展開部である属性テーブル展開ルーチ
ン L1〜L3 表示条件が設定される属性テーブルの第一階層
ないし第三階層 L4 表示属性が設定される属性テーブルの第四階層
ン L1〜L3 表示条件が設定される属性テーブルの第一階層
ないし第三階層 L4 表示属性が設定される属性テーブルの第四階層
Claims (2)
- 【請求項1】 表示部に各種情報を所定の表示属性で表
示しかつ当該表示属性を変更設定可能な表示属性可変式
数値制御装置であって、 情報の表示条件に応じた表示属性を保持する属性テーブ
ルと、情報表示命令に応じて前記属性テーブルを参照し
て当該命令で表示すべき情報の表示条件に対応した表示
属性を選択する属性選択部と、選択された表示属性に基
づいて前記表示すべき情報を表示する表示制御部とを備
えていることを特徴とする表示属性可変式数値制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された表示属性可変式数
値制御装置であって、所定の言語で記述された表示属性
ファイルに基づいてその内容に応じた前記属性テーブル
を作成する属性テーブル展開部を備えていることを特徴
とする表示属性可変式数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4321822A JPH06168020A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 表示属性可変式数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4321822A JPH06168020A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 表示属性可変式数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06168020A true JPH06168020A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18136811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4321822A Pending JPH06168020A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 表示属性可変式数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06168020A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004102591A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Kubota Corp | 機器状態データ取得プログラムと機器状態データ取得装置 |
DE102016003685A1 (de) | 2015-03-30 | 2016-10-06 | Fanuc Corporation | Numerische Steuerung mit Funktion für eine hochsichtbare Programmanzeige |
DE102016012744A1 (de) | 2015-10-28 | 2017-05-04 | Fanuc Corporation | Robotersystem mit einer CNC-Steuerung und einer Robotersteuereinrichtung, die über ein Kommunikationsnetzwerk miteinander verbunden sind |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP4321822A patent/JPH06168020A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004102591A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Kubota Corp | 機器状態データ取得プログラムと機器状態データ取得装置 |
DE102016003685A1 (de) | 2015-03-30 | 2016-10-06 | Fanuc Corporation | Numerische Steuerung mit Funktion für eine hochsichtbare Programmanzeige |
DE102016012744A1 (de) | 2015-10-28 | 2017-05-04 | Fanuc Corporation | Robotersystem mit einer CNC-Steuerung und einer Robotersteuereinrichtung, die über ein Kommunikationsnetzwerk miteinander verbunden sind |
US10303495B2 (en) | 2015-10-28 | 2019-05-28 | Fanuc Corporation | Robot system including CNC and robot controller connected through communication network |
DE102016012744B4 (de) | 2015-10-28 | 2022-03-31 | Fanuc Corporation | Robotersystem mit einer CNC-Steuerung und einer Robotersteuereinrichtung, die über ein Kommunikationsnetzwerk miteinander verbunden sind |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021203 |