JPH06167914A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JPH06167914A
JPH06167914A JP31915492A JP31915492A JPH06167914A JP H06167914 A JPH06167914 A JP H06167914A JP 31915492 A JP31915492 A JP 31915492A JP 31915492 A JP31915492 A JP 31915492A JP H06167914 A JPH06167914 A JP H06167914A
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JP
Japan
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roller
elastic
elastic roller
molding
skin layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP31915492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nakajima
正幸 中島
Masahiko Maeda
雅彦 前田
Shoji Tomita
章嗣 冨田
Koji Umeno
幸司 梅野
Masao Uyama
雅夫 宇山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP31915492A priority Critical patent/JPH06167914A/ja
Publication of JPH06167914A publication Critical patent/JPH06167914A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適度な外径変位と凹凸のない外周面とが得ら
れる弾性ローラをクリーニングローラ7として最適の硬
度と表面粗さとに形成した弾性ローラを用いたクリーニ
ング装置を提供する。 【構成】 軸芯の周囲に発泡材層を所定径で形成させる
成型時に,成型及び発泡の温度及び時間を所定値に設定
することによって,成型金型に接触する発泡材層の外周
に生じるスキン層をクリーニングローラ7として用いる
に適した硬度に形成させ,成型完成後に前記スキン層の
周方向表面粗さをクリーニングローラ7として用いるに
適した表面粗さに研磨して,外径寸法精度及び振れ精度
を所定値に仕上げて弾性ローラを製作する。この弾性ロ
ーラの採用により,現像後の感光体5上に残留するトナ
ーを効率よく回収することができるので,感光体5のク
リーニングが良好になされ,解像度のよい画像形成がな
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複写機等の画像形成装
置における感光体のクリーニング装置に関し,詳しく
は,クリーニングローラを構成する発泡材層の成型時
に,表面に形成されるスキン層を所定硬度と所定粗さに
形成させた弾性ローラを用いたクリーニング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】非磁性一成分トナーを用いる現像装置に
おいて,感光体に接触して現像後の感光体上に残留する
トナーを回収し,感光体のクリーニングを行うクリーニ
ングローラとして弾性ローラが用いられる。上記クリー
ニングローラとして用いることのできる弾性ローラとし
て,ゴムローラやスポンジローラが知られている。しか
し,ゴムローラはゴム硬度の限界から充分な弾性変位を
得ることが困難であり,一方,スポンジローラは充分な
弾性変位を得ることができるものの,表面に凹凸面があ
るため接触物との密着性に欠け,凹部に回収トナーが溜
まる等の欠点がある。また,いずれも外径寸法精度や振
れ精度を確保するために,外径の研磨する場合の加工性
が悪く,充分な精度の確保が困難な問題点もある。ゴム
ローラやスポンジローラの上記のごとき問題点を解決す
るための弾性ローラとして,特開平4−143769号
公報に開示されているものを示すことができる。該公報
に示される弾性ローラ20は,図4に示すように,シャ
フト21と,シャフト21の周囲に形成される発泡部材
22と,発泡部材22の周囲に形成される円筒部材23
とを一体的に成型して構成されている。この弾性ローラ
20は,発泡部材22を成形する金型内の中心位置にシ
ャフト21を固定すると共に,該シャフト21と同心に
円筒部材23を固定した後,シャフト21と円筒部材2
3との間に発泡材料を注入して発泡成型することにより
製作される。この構成によれば,円筒部材23が薄肉に
形成されているので,シャフト21との間に形成された
発泡部材22の充分な弾性変位により,接触物に圧接し
たときに充分な外径変位が得られると共に,外周面に凹
凸のない円筒面が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,多層構
造からなる弾性ローラを一体的に成型するには,成型工
程が複雑になり,生産コストの高くなることが避けられ
ない問題点があった。本発明は,上記問題点に鑑みて創
案されたもので,上記従来構成になる弾性ローラと同等
の外径変位と凹凸のない外周面が得られる弾性ローラを
簡易に成型すると共に,クリーニングローラとして最適
の硬度と表面粗さとに形成した弾性ローラを用いたクリ
ーニング装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する手段は,感光体上の残留トナーを回
収するクリーニングローラとして,剛性材からなる軸心
の周囲に発泡材層を設け,該発泡材層の周囲に弾性材層
を設けてなる弾性ローラを用いたクリーニング装置にお
いて,前記弾性材層が前記発泡材層のスキン層により構
成され,該スキン層の硬度がアスカC硬度計による測定
硬度30〜50度に,前記スキン層の周方向表面粗さが
Ra5〜10に設定されてなることを特徴とする弾性ロ
ーラを用いたクリーニング装置として構成される。
【0005】
【作用】本発明によれば,軸芯の周囲に発泡材層を所定
径で形成させる成型時に,成型及び発泡の温度及び時間
を所定値に設定することによって,成型金型に接触する
発泡材層の外周に生じるスキン層をクリーニングローラ
として用いるに適した硬度であるアスカC硬度計による
測定硬度30〜50度に形成させることができ,発泡材
層の外周に弾性材層に相当するスキン層が成型される。
更に,成型完成後に前記スキン層の周方向表面粗さをR
a5〜10に研磨して,外径寸法精度及び振れ精度を所
定値に仕上げることによって,外周面に凹凸面がなく接
触物との密着性のよい弾性材層と,この弾性材層に充分
な外径変位を与えることができる発泡材層とを備えた弾
性ローラが簡易に形成される。このようにして形成され
た弾性ローラをクリーニングローラとして用いるとき,
感光体上の残留トナーは効率よく回収され,感光体上の
クリーニング処理が安定するので,画像形成が安定して
なされる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発明
の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1は
本発明の実施例に係る弾性ローラを用いた現像装置の構
成を示す模式図,図2は実施例に係る弾性ローラの断面
図,図3は実施例に係る弾性ローラを用いた別態様現像
装置の部分構成を示す模式図である。まず,図1に示す
クリーニング装置10のクリーニングローラ7として用
いる弾性ローラの製造方法について説明する。図2に断
面図として示す弾性ローラ1は,金属材からなる軸芯2
の周囲に発泡体3を一体的に成型することにより形成さ
れる。即ち,弾性ローラ1の外径寸法を形成するに適し
た型寸法に形成された金型内の中心軸位置に軸芯2を固
定して,発泡材料を金型内に注入し,金型を所定温度に
加熱して発泡材料を発泡させると共に,発泡材料が接す
る金型内面にスキン層4が所定の厚さと硬度で形成され
るようにして成型する。スキン層4の厚さと硬度とは,
金型の加熱温度,加熱時間,発泡材料の組成等によって
左右されるので,これらの要素を所定のスキン層4が得
られるよう選択して,外周部に所定厚さと硬度とを備え
たスキン層4を形成させた発泡体3が軸芯2の周囲に成
型される。上記スキン層4の形成は,発泡材料として熱
硬化性樹脂を用いた場合,次に示すような成型方法によ
り実現される。 (1)熱硬化性樹脂の硬化温度より低い温度で発泡作用
を開始する発泡材を,前記熱硬化性樹脂に所望の発泡率
が得られる量で混合させて発泡材料とする。 (2)この発泡材料を金型内に注入して,金型の加熱温
度を熱硬化性樹脂の硬化温度にする。このとき,金型内
面に接触する発泡材料及び金型内面の至近位置に在る発
泡材料は,急速に加熱されるため発泡温度を一気に通過
して硬化温度に達し硬化する。そのため,熱硬化性樹脂
が硬化する速度が発泡の圧力に勝り,金型内面との接触
位置及び至近位置に在る発泡材料は,泡を形成すること
なくスキン層4となる。 (3)金型内面から離れた位置に在る発泡材料は,金型
からの熱の伝導が遅れるため,発泡温度中に長く滞留す
ることになり,充分な発泡がなされた後,硬化温度に達
して発泡体が形成される。 (4)発泡及び硬化が終了する所定時間後,金型の加熱
を停止し,次いで冷却した後,成型が完了した発泡体を
取り出す。 上記のようにして成型が完了した後,弾性ローラ1とし
ての外径寸法及び振れ精度と,外周面の仕上げのために
スキン層4を研磨して弾性ローラ1が完成される。この
スキン層4は,凹凸のない薄い弾性材層として接触物と
の密着性に優れた外周面となり,発泡体3はスポンジ状
材質が所定の層厚で形成された弾性変形に優れた発泡材
層となって,充分な密着性と弾性変形とを備えた弾性ロ
ーラとなる。上記のようにして形成される弾性ローラ1
を,図1に示すクリーニング装置10のクリーニングロ
ーラ7として採用する場合には,成型時に形成されるス
キン層4の硬度がアスカC硬度計による測定硬度30〜
50度になるよう発泡材料を選択すると共に,金型の加
熱温度及び加熱時間を設定して成型を実施する。更に,
成型後の表面研磨において,表面粗さをRa5〜10に
なるように研磨して,振れ精度と外径寸法とを所定値に
仕上げる。このクリーニングローラ7は,感光ドラム5
の所定位置に所定圧力で接触して残留トナーを表面に付
着させ,感光ドラム5の表面から残留トナーを除去す
る。クリーニングローラ7上に付着した残留トナーはブ
レード8,もしくは,図3に示すようなファーブラシ9
によって掻き落とされて回収される。このクリーニング
ローラ7を上記構成になる弾性ローラで構成することに
より,適度な硬度と表面粗さとを備え,適度な弾性変位
により感光ドラム5に接触させることができるので,残
留トナーの除去が効率よく実施される。
【0007】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,軸芯
への発泡体の成型時に生じるスキン層をクリーニングロ
ーラとして使用する使途に対応する硬度に生成させると
共に,該スキン層の表面を使途に対応する表面粗さに研
磨することにより,感光体との適度な密着性と適度な弾
性変形とを備え,振れ精度と外径寸法精度のよい弾性ロ
ーラが簡易に形成される。この弾性ローラをクリーニン
グローラとして採用するときには,感光ドラム上の残留
トナーの除去が有効に実施されるので,安定した現像画
質を得ることができるクリーニング装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る現像装置の構成を示す
模式図。
【図2】 実施例に係る弾性ローラの断面図。
【図3】 実施例に係る現像装置の別実施態様の部分構
成を示す模式図。
【図4】 従来例に係る弾性ローラの断面図。
【符号の説明】
1──弾性ローラ 2──軸芯 3──発泡体(発泡材層) 4──スキン層 5──感光ドラム(感光体) 6──現像ローラ 7──クリーニングローラ 10──クリーニング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅野 幸司 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号三 田工業株式会社内 (72)発明者 宇山 雅夫 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号三 田工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の残留トナーを回収するクリー
    ニングローラとして,剛性材からなる軸心の周囲に発泡
    材層を設け,該発泡材層の周囲に弾性材層を設けてなる
    弾性ローラを用いたクリーニング装置において,前記弾
    性材層が前記発泡材層のスキン層により構成され,該ス
    キン層の硬度がアスカC硬度計による測定硬度30〜5
    0度に,前記スキン層の周方向表面粗さがRa5〜10
    に設定されてなることを特徴とする弾性ローラを用いた
    クリーニング装置。
JP31915492A 1992-11-30 1992-11-30 クリーニング装置 Pending JPH06167914A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31915492A JPH06167914A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 クリーニング装置

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JP31915492A JPH06167914A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 クリーニング装置

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JPH06167914A true JPH06167914A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18107041

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JP31915492A Pending JPH06167914A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 クリーニング装置

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JP (1) JPH06167914A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008275669A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置用弾性ローラ、画像形成装置用弾性ローラの製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2011107653A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Kyocera Mita Corp クリーニングローラ及びこれを備えたクリーニング装置並びに画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008275669A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置用弾性ローラ、画像形成装置用弾性ローラの製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
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