JPH1063089A - 現像ローラの製造方法 - Google Patents
現像ローラの製造方法Info
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- JPH1063089A JPH1063089A JP8219715A JP21971596A JPH1063089A JP H1063089 A JPH1063089 A JP H1063089A JP 8219715 A JP8219715 A JP 8219715A JP 21971596 A JP21971596 A JP 21971596A JP H1063089 A JPH1063089 A JP H1063089A
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- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B51/00—Arrangements for automatic control of a series of individual steps in grinding a workpiece
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B21/00—Machines or devices using grinding or polishing belts; Accessories therefor
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- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B29/00—Machines or devices for polishing surfaces on work by means of tools made of soft or flexible material with or without the application of solid or liquid polishing agents
- B24B29/02—Machines or devices for polishing surfaces on work by means of tools made of soft or flexible material with or without the application of solid or liquid polishing agents designed for particular workpieces
- B24B29/04—Machines or devices for polishing surfaces on work by means of tools made of soft or flexible material with or without the application of solid or liquid polishing agents designed for particular workpieces for rotationally symmetrical workpieces, e.g. ball-, cylinder- or cone-shaped workpieces
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- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B5/00—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor
- B24B5/36—Single-purpose machines or devices
- B24B5/37—Single-purpose machines or devices for grinding rolls, e.g. barrel-shaped rolls
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/08—Details of powder developing device not concerning the development directly
- G03G2215/0855—Materials and manufacturing of the developing device
- G03G2215/0858—Donor member
- G03G2215/0863—Manufacturing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】初期の状態と印刷を繰り返した後の状態との間
で印刷結果に濃度差が発生することがない現像ローラの
製造方法を提供する。 【解決手段】二次加硫が施された原型ローラ13を回転
させるとともに、回転砥石11を軸方向に移動させなが
ら回転させて原型ローラ13に対して仕上研磨を施し、
仕上研磨が施された後の原型ローラ13を回転させると
ともに、繊維研磨材を軸方向にかつ周方向に移動させ
て、原型ローラ13の表面にラッピング処理を施す。母
材に加えられたシリコーンボールが原型ローラ13の表
面に十分に現れるようになるので、付着するトナーの量
がその分多くなる。したがって、初期の状態と、繰り返
し印刷を行った後の状態との間で印刷結果に濃度差がほ
とんど発生することがなくなる。
で印刷結果に濃度差が発生することがない現像ローラの
製造方法を提供する。 【解決手段】二次加硫が施された原型ローラ13を回転
させるとともに、回転砥石11を軸方向に移動させなが
ら回転させて原型ローラ13に対して仕上研磨を施し、
仕上研磨が施された後の原型ローラ13を回転させると
ともに、繊維研磨材を軸方向にかつ周方向に移動させ
て、原型ローラ13の表面にラッピング処理を施す。母
材に加えられたシリコーンボールが原型ローラ13の表
面に十分に現れるようになるので、付着するトナーの量
がその分多くなる。したがって、初期の状態と、繰り返
し印刷を行った後の状態との間で印刷結果に濃度差がほ
とんど発生することがなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像ローラの製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタにおいては、感
光体ドラムの表面が、帯電器によって均一にかつ一様に
帯電させられ、露光装置によって露光されて静電潜像が
形成されるようになっている。また、該静電潜像は現像
器によって現像されてトナー像になり、該トナー像は転
写器によって印刷媒体に転写され、定着器によって定着
される。そして、前記現像器は、トナーを収容するトナ
ー収容槽及び現像ローラを有し、前記トナーを現像ロー
ラによって感光体ドラムに搬送するようになっている。
光体ドラムの表面が、帯電器によって均一にかつ一様に
帯電させられ、露光装置によって露光されて静電潜像が
形成されるようになっている。また、該静電潜像は現像
器によって現像されてトナー像になり、該トナー像は転
写器によって印刷媒体に転写され、定着器によって定着
される。そして、前記現像器は、トナーを収容するトナ
ー収容槽及び現像ローラを有し、前記トナーを現像ロー
ラによって感光体ドラムに搬送するようになっている。
【0003】ところで、前記現像ローラを製造する場
合、ゴム製の母材を100部と、粒径が約15〔μm〕
のシリコーンボールを130部とを加えて混練し、その
後、更に加硫剤を加えて混練し、得られた材料をシート
状にしてシーティング材とする。そして、該シーティン
グ材及び接着剤が塗布されたシャフトを金型内にセット
し、該金型によって前記シーティング材をローラ状に成
形した後、粗研磨を施してシャフトの端部からはみ出た
シーティング材をカットし、原型ローラにする。その
後、該原型ローラに二次加硫、仕上研磨及び仕上洗浄を
順に施し、出荷検査を行うようにしている。
合、ゴム製の母材を100部と、粒径が約15〔μm〕
のシリコーンボールを130部とを加えて混練し、その
後、更に加硫剤を加えて混練し、得られた材料をシート
状にしてシーティング材とする。そして、該シーティン
グ材及び接着剤が塗布されたシャフトを金型内にセット
し、該金型によって前記シーティング材をローラ状に成
形した後、粗研磨を施してシャフトの端部からはみ出た
シーティング材をカットし、原型ローラにする。その
後、該原型ローラに二次加硫、仕上研磨及び仕上洗浄を
順に施し、出荷検査を行うようにしている。
【0004】なお、前記原型ローラは、前記仕上研磨を
施すことによって所定の径にされ、感光体ドラムに必要
なだけトナーを付着させることができるように、表面が
所定の面粗さに仕上げられる。
施すことによって所定の径にされ、感光体ドラムに必要
なだけトナーを付着させることができるように、表面が
所定の面粗さに仕上げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の現像ローラの製造方法においては、原型ローラに仕
上研磨が施されるときに、母材と共にシリコーンボール
が離脱してしまい、仕上研磨後の原型ローラの表面に十
分な量のシリコーンボールが現れなくなってしまう。
来の現像ローラの製造方法においては、原型ローラに仕
上研磨が施されるときに、母材と共にシリコーンボール
が離脱してしまい、仕上研磨後の原型ローラの表面に十
分な量のシリコーンボールが現れなくなってしまう。
【0006】その結果、完成された現像ローラを使用し
て印刷を行った場合、原型ローラの表面に十分な量のシ
リコーンボールが現れない分だけ、原型ローラの表面に
凹凸がなくなり、付着するトナーの量がその分少なくな
ってしまう。そして、印刷を繰り返すうちに原型ローラ
の表面にシリコーンボールが現れ、付着するトナーの量
が多くなっていく。
て印刷を行った場合、原型ローラの表面に十分な量のシ
リコーンボールが現れない分だけ、原型ローラの表面に
凹凸がなくなり、付着するトナーの量がその分少なくな
ってしまう。そして、印刷を繰り返すうちに原型ローラ
の表面にシリコーンボールが現れ、付着するトナーの量
が多くなっていく。
【0007】したがって、初期の状態と、印刷を繰り返
し、例えば、約5000枚の印刷を行った後の状態との
間で印刷結果に濃度差が発生してしまう。本発明は、前
記従来の現像ローラの製造方法の問題点を解決して、初
期の状態と印刷を繰り返した後の状態との間で印刷結果
に濃度差が発生することがない現像ローラの製造方法を
提供することを目的とする。
し、例えば、約5000枚の印刷を行った後の状態との
間で印刷結果に濃度差が発生してしまう。本発明は、前
記従来の現像ローラの製造方法の問題点を解決して、初
期の状態と印刷を繰り返した後の状態との間で印刷結果
に濃度差が発生することがない現像ローラの製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の現
像ローラの製造方法においては、二次加硫が施された原
型ローラを回転させるとともに、回転砥(と)石を軸方
向に移動させながら回転させて原型ローラに対して仕上
研磨を施し、該仕上研磨が施された後の原型ローラを回
転させるとともに、繊維研磨材を軸方向にかつ周方向に
移動させて、原型ローラの表面にラッピング処理を施
す。
像ローラの製造方法においては、二次加硫が施された原
型ローラを回転させるとともに、回転砥(と)石を軸方
向に移動させながら回転させて原型ローラに対して仕上
研磨を施し、該仕上研磨が施された後の原型ローラを回
転させるとともに、繊維研磨材を軸方向にかつ周方向に
移動させて、原型ローラの表面にラッピング処理を施
す。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における円筒研削盤と現像ローラとの
セット状態を示す概略図、図2は本発明の第1の実施の
形態における繊維研磨材による研磨状態を示す側面図、
図3は本発明の第1の実施の形態における繊維研磨材に
よる研磨状態を示す斜視図、図4は本発明の第1の実施
の形態における回転砥石による研磨条件を示す図、図5
は本発明の第1の実施の形態における繊維研磨材による
研磨条件を示す図である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における円筒研削盤と現像ローラとの
セット状態を示す概略図、図2は本発明の第1の実施の
形態における繊維研磨材による研磨状態を示す側面図、
図3は本発明の第1の実施の形態における繊維研磨材に
よる研磨状態を示す斜視図、図4は本発明の第1の実施
の形態における回転砥石による研磨条件を示す図、図5
は本発明の第1の実施の形態における繊維研磨材による
研磨条件を示す図である。
【0010】図において、10は円筒研削盤、11はポ
ーラスの回転砥石、12は試料台、13は原型ローラで
ある。この場合、ゴム製の母材を100部と、粒径が約
15〔μm〕のシリコーンボールを130部とを加えて
混練し、その後、更に加硫剤を加えて混練し、得られた
材料をシート状にして図示しないシーティング材とす
る。
ーラスの回転砥石、12は試料台、13は原型ローラで
ある。この場合、ゴム製の母材を100部と、粒径が約
15〔μm〕のシリコーンボールを130部とを加えて
混練し、その後、更に加硫剤を加えて混練し、得られた
材料をシート状にして図示しないシーティング材とす
る。
【0011】そして、該シーティング材及び接着剤が塗
布された図示しないシャフトを図示しない金型内にセッ
トし、該金型によって前記シーティング材をローラ状に
成形した後、粗研磨を施してシャフトの端部からはみ出
たシーティング材をカットし、原型ローラ13にする。
次に、該原型ローラ13に二次加硫を施し、一昼夜放置
する。
布された図示しないシャフトを図示しない金型内にセッ
トし、該金型によって前記シーティング材をローラ状に
成形した後、粗研磨を施してシャフトの端部からはみ出
たシーティング材をカットし、原型ローラ13にする。
次に、該原型ローラ13に二次加硫を施し、一昼夜放置
する。
【0012】そして、前記原型ローラ13を前記円筒研
削盤10の試料台12にセットし、前記円筒研削盤10
の電源をオンにし、原型ローラ13を回転させるととも
に、回転砥石11を軸方向に移動させながら回転させて
接触させ、原型ローラ13に仕上研磨を施す。この場
合、原型ローラ13の回転速度を138〔rpm〕と
し、回転砥石11の周速度を1800〔m/min〕と
して、原型ローラ13と回転砥石11とを同方向に回転
させ、原型ローラ13の表面と回転砥石11の表面とを
逆方向に移動させる。
削盤10の試料台12にセットし、前記円筒研削盤10
の電源をオンにし、原型ローラ13を回転させるととも
に、回転砥石11を軸方向に移動させながら回転させて
接触させ、原型ローラ13に仕上研磨を施す。この場
合、原型ローラ13の回転速度を138〔rpm〕と
し、回転砥石11の周速度を1800〔m/min〕と
して、原型ローラ13と回転砥石11とを同方向に回転
させ、原型ローラ13の表面と回転砥石11の表面とを
逆方向に移動させる。
【0013】すなわち、図4に示すように、まず、所定
の切込量で回転砥石11を原型ローラ13に押し付け、
回転砥石11を原型ローラ13に沿って300〔mm/
min〕の速度で左方向に移動させ、続いて、0.03
〔mm〕の切込量で回転砥石11を原型ローラ13に押
し付け、回転砥石11を原型ローラ13に沿って250
〔mm/min〕の速度で右方向に移動させる。そし
て、最後に、0〔mm〕の切込量で回転砥石11を原型
ローラ13に沿って350〔mm/min〕の速度で左
方向に移動させる。なお、回転砥石11として#GC1
50、ポーラス状のものが使用される。
の切込量で回転砥石11を原型ローラ13に押し付け、
回転砥石11を原型ローラ13に沿って300〔mm/
min〕の速度で左方向に移動させ、続いて、0.03
〔mm〕の切込量で回転砥石11を原型ローラ13に押
し付け、回転砥石11を原型ローラ13に沿って250
〔mm/min〕の速度で右方向に移動させる。そし
て、最後に、0〔mm〕の切込量で回転砥石11を原型
ローラ13に沿って350〔mm/min〕の速度で左
方向に移動させる。なお、回転砥石11として#GC1
50、ポーラス状のものが使用される。
【0014】続いて、仕上研磨に使用された回転砥石1
1と図2及び3に示すブラシ状の繊維研磨材21とを交
換し、原型ローラ13を回転させるとともに、繊維研磨
材21を軸方向に移動させながら回転させて原型ローラ
13の表面にラッピング処理を施す。前記繊維研磨材2
1は、砥石軸22及び該砥石軸22の軸方向に複数枚固
定されたラップホイール23から成り、該ラップホイー
ル23は、既存の不織布に研削砥粒を含浸固定すること
によって形成される。なお、前記ラップホイール23が
硬すぎると、原型ローラ13に研削加工が施されてしま
うので、適度な柔軟性が得られるように、研削砥粒の量
が調整される。
1と図2及び3に示すブラシ状の繊維研磨材21とを交
換し、原型ローラ13を回転させるとともに、繊維研磨
材21を軸方向に移動させながら回転させて原型ローラ
13の表面にラッピング処理を施す。前記繊維研磨材2
1は、砥石軸22及び該砥石軸22の軸方向に複数枚固
定されたラップホイール23から成り、該ラップホイー
ル23は、既存の不織布に研削砥粒を含浸固定すること
によって形成される。なお、前記ラップホイール23が
硬すぎると、原型ローラ13に研削加工が施されてしま
うので、適度な柔軟性が得られるように、研削砥粒の量
が調整される。
【0015】この場合、原型ローラ13の表面と繊維研
磨材21の表面とが接触させられ、原型ローラ13の回
転速度を300〜450〔rpm〕とし、繊維研磨材2
1の回転速度を1500〜2000〔rpm〕として、
原型ローラ13と繊維研磨材21とを同方向に回転さ
せ、原型ローラ13の表面と繊維研磨材21の表面とを
周方向において逆に移動させる。すなわち、図5に示す
ように、まず、所定の切込量で繊維研磨材21を原型ロ
ーラ13に押し付け、繊維研磨材21を原型ローラ13
に沿って250〜300〔mm/min〕の速度で左方
向に移動させ、続いて、0.2〔mm〕の切込量で繊維
研磨材21を原型ローラ13に押し付け、繊維研磨材2
1を原型ローラ13に沿って250〜300〔mm/m
in〕の速度で右方向に移動させる。
磨材21の表面とが接触させられ、原型ローラ13の回
転速度を300〜450〔rpm〕とし、繊維研磨材2
1の回転速度を1500〜2000〔rpm〕として、
原型ローラ13と繊維研磨材21とを同方向に回転さ
せ、原型ローラ13の表面と繊維研磨材21の表面とを
周方向において逆に移動させる。すなわち、図5に示す
ように、まず、所定の切込量で繊維研磨材21を原型ロ
ーラ13に押し付け、繊維研磨材21を原型ローラ13
に沿って250〜300〔mm/min〕の速度で左方
向に移動させ、続いて、0.2〔mm〕の切込量で繊維
研磨材21を原型ローラ13に押し付け、繊維研磨材2
1を原型ローラ13に沿って250〜300〔mm/m
in〕の速度で右方向に移動させる。
【0016】また、繊維研磨材21として、外径が31
0〔mm〕で、内径が20〔mm〕のディスク状のもの
を使用し、研削砥粒をS、グレードをウルトラファイ
ン、仕上粗さを#600〜800にする。その結果、母
材に加えられたシリコーンボールが原型ローラ13の表
面に十分に現れる。
0〔mm〕で、内径が20〔mm〕のディスク状のもの
を使用し、研削砥粒をS、グレードをウルトラファイ
ン、仕上粗さを#600〜800にする。その結果、母
材に加えられたシリコーンボールが原型ローラ13の表
面に十分に現れる。
【0017】このように、本実施の形態においては、仕
上研磨を施した後の原型ローラ13に更にラッピング処
理を施すことによって、母材に加えられたシリコーンボ
ールが原型ローラ13の表面に十分に現れるようになる
ので、完成された現像ローラを使用して印刷を行った場
合、現像ローラの表面に凹凸が形成され、付着するトナ
ーの量がその分多くなる。
上研磨を施した後の原型ローラ13に更にラッピング処
理を施すことによって、母材に加えられたシリコーンボ
ールが原型ローラ13の表面に十分に現れるようになる
ので、完成された現像ローラを使用して印刷を行った場
合、現像ローラの表面に凹凸が形成され、付着するトナ
ーの量がその分多くなる。
【0018】したがって、初期の状態と、印刷を繰り返
し、例えば、約5000枚の印刷を行った後の状態との
間で印刷結果に濃度差が発生するのを防止することがで
きる。図6は本発明の第1の実施の形態における現像ロ
ーラを使用して印刷を行ったときの濃度の推移を示す図
である。なお、図において、横軸に印刷枚数を、縦軸に
濃度を採ってある。
し、例えば、約5000枚の印刷を行った後の状態との
間で印刷結果に濃度差が発生するのを防止することがで
きる。図6は本発明の第1の実施の形態における現像ロ
ーラを使用して印刷を行ったときの濃度の推移を示す図
である。なお、図において、横軸に印刷枚数を、縦軸に
濃度を採ってある。
【0019】図に示すように、仕上研磨後にラッピング
処理を施した現像ローラを使用して印刷を行うと、黒ベ
タパターンの印刷の場合、及びハーフトーンの印刷の場
合は、初期の状態と、5000枚の印刷を行った後の状
態との間で濃度差がほとんどないことが分かる。また、
5000枚の印刷を行ったときに、トナーと共に現像ロ
ーラ13(図3)を交換した場合、交換前と交換後とで
印刷結果に濃度差がほとんどないことが分かる。
処理を施した現像ローラを使用して印刷を行うと、黒ベ
タパターンの印刷の場合、及びハーフトーンの印刷の場
合は、初期の状態と、5000枚の印刷を行った後の状
態との間で濃度差がほとんどないことが分かる。また、
5000枚の印刷を行ったときに、トナーと共に現像ロ
ーラ13(図3)を交換した場合、交換前と交換後とで
印刷結果に濃度差がほとんどないことが分かる。
【0020】このように、仕上研磨後にラッピング処理
を施した現像ローラ13を使用して印刷を行うと、初期
の状態と、繰り返し印刷を行った後の状態との間で印刷
結果に濃度差がほとんど発生することがなくなる。しか
も、仕上研磨後にラッピング処理を施すことによって、
現像ローラ13の表面上の研磨目を目立たなくすること
ができるので、面粗度が仕様どおりの値(Rz値:6〜
10〔μm〕)になる。
を施した現像ローラ13を使用して印刷を行うと、初期
の状態と、繰り返し印刷を行った後の状態との間で印刷
結果に濃度差がほとんど発生することがなくなる。しか
も、仕上研磨後にラッピング処理を施すことによって、
現像ローラ13の表面上の研磨目を目立たなくすること
ができるので、面粗度が仕様どおりの値(Rz値:6〜
10〔μm〕)になる。
【0021】その結果、黒ベタパターンの印字を行った
ときに画像に斜めのすじが発生するのを防止することが
できる。図7は本発明の第2の実施の形態における繊維
研磨材による研磨状態を示す側面図である。図におい
て、13は原型ローラ、31は矢印方向に回転させられ
る駆動ローラ、32は従動ローラ、33は前記駆動ロー
ラ31と従動ローラ32との間に張設され、矢印方向に
走行させられるベルト状の繊維研磨材であり、該繊維研
磨材33は、既存の不織布に研削砥粒を含浸固定するこ
とによって形成される。
ときに画像に斜めのすじが発生するのを防止することが
できる。図7は本発明の第2の実施の形態における繊維
研磨材による研磨状態を示す側面図である。図におい
て、13は原型ローラ、31は矢印方向に回転させられ
る駆動ローラ、32は従動ローラ、33は前記駆動ロー
ラ31と従動ローラ32との間に張設され、矢印方向に
走行させられるベルト状の繊維研磨材であり、該繊維研
磨材33は、既存の不織布に研削砥粒を含浸固定するこ
とによって形成される。
【0022】前記原型ローラ13の表面と繊維研磨材3
3の表面とを接触させた状態で、原型ローラ13を矢印
方向に回転させ、かつ、繊維研磨材33を軸方向に移動
させながら走行させることによって、原型ローラ13の
表面にラッピング処理が施される。この場合、原型ロー
ラ13と駆動ローラ31とは同方向に回転させられ、原
型ローラ13の表面と繊維研磨材33の表面とが周方向
において逆に移動させられる。
3の表面とを接触させた状態で、原型ローラ13を矢印
方向に回転させ、かつ、繊維研磨材33を軸方向に移動
させながら走行させることによって、原型ローラ13の
表面にラッピング処理が施される。この場合、原型ロー
ラ13と駆動ローラ31とは同方向に回転させられ、原
型ローラ13の表面と繊維研磨材33の表面とが周方向
において逆に移動させられる。
【0023】図8は本発明の第3の実施の形態における
繊維研磨材による研磨状態を示す側面図である。図にお
いて、13は原型ローラ、35はローラ、36は該ロー
ラ35の周囲に複数個固定された短冊状の繊維研磨材で
あり、該繊維研磨材36は、既存の不織布に研削砥粒を
含浸固定することによって形成される。
繊維研磨材による研磨状態を示す側面図である。図にお
いて、13は原型ローラ、35はローラ、36は該ロー
ラ35の周囲に複数個固定された短冊状の繊維研磨材で
あり、該繊維研磨材36は、既存の不織布に研削砥粒を
含浸固定することによって形成される。
【0024】前記原型ローラ13の表面と繊維研磨材3
6の表面とを接触させた状態で、原型ローラ13を矢印
方向に回転させ、かつ、ローラ35及び繊維研磨材36
を軸方向に移動させながら矢印方向に回転させることに
よって、原型ローラ13の表面にラッピング処理が施さ
れる。この場合、原型ローラ13とローラ35及び繊維
研磨材36とは同方向に回転させられ、原型ローラ13
の表面と繊維研磨材36の表面とが周方向において逆に
移動させられる。
6の表面とを接触させた状態で、原型ローラ13を矢印
方向に回転させ、かつ、ローラ35及び繊維研磨材36
を軸方向に移動させながら矢印方向に回転させることに
よって、原型ローラ13の表面にラッピング処理が施さ
れる。この場合、原型ローラ13とローラ35及び繊維
研磨材36とは同方向に回転させられ、原型ローラ13
の表面と繊維研磨材36の表面とが周方向において逆に
移動させられる。
【0025】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、これらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、これらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、現像ローラの製造方法においては、二次加硫が施
された原型ローラを回転させるとともに、回転砥石を軸
方向に移動させながら回転させて原型ローラに仕上研磨
を施し、仕上研磨が施された後の原型ローラを回転させ
るとともに、繊維研磨材を軸方向にかつ周方向に移動さ
せて、原型ローラの表面にラッピング処理を施す。
れば、現像ローラの製造方法においては、二次加硫が施
された原型ローラを回転させるとともに、回転砥石を軸
方向に移動させながら回転させて原型ローラに仕上研磨
を施し、仕上研磨が施された後の原型ローラを回転させ
るとともに、繊維研磨材を軸方向にかつ周方向に移動さ
せて、原型ローラの表面にラッピング処理を施す。
【0027】この場合、仕上研磨を施した後の原型ロー
ラに更にラッピング処理を施すことによって、母材に加
えられたシリコーンボールが原型ローラの表面に十分に
現れるようになるので、完成された現像ローラを使用し
て印刷を行った場合、現像ローラの表面に凹凸が形成さ
れ、付着するトナーの量がその分多くなる。したがっ
て、初期の状態と、繰り返し印刷を行った後の状態との
間で印刷結果に濃度差がほとんど発生することがなくな
る。
ラに更にラッピング処理を施すことによって、母材に加
えられたシリコーンボールが原型ローラの表面に十分に
現れるようになるので、完成された現像ローラを使用し
て印刷を行った場合、現像ローラの表面に凹凸が形成さ
れ、付着するトナーの量がその分多くなる。したがっ
て、初期の状態と、繰り返し印刷を行った後の状態との
間で印刷結果に濃度差がほとんど発生することがなくな
る。
【0028】しかも、仕上研磨後にラッピング処理を施
すことによって、現像ローラの表面上の研磨目を目立た
なくすることができるので、黒ベタパターンの印字を行
ったときに画像に斜めのすじが発生するのを防止するこ
とができる。
すことによって、現像ローラの表面上の研磨目を目立た
なくすることができるので、黒ベタパターンの印字を行
ったときに画像に斜めのすじが発生するのを防止するこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における円筒研削盤
と現像ローラとのセット状態を示す概略図である。
と現像ローラとのセット状態を示す概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における繊維研磨材
による研磨状態を示す側面図である。
による研磨状態を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における繊維研磨材
による研磨状態を示す斜視図である。
による研磨状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における回転砥石に
よる研磨条件を示す図である。
よる研磨条件を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における繊維研磨材
による研磨条件を示す図である。
による研磨条件を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における現像ローラ
を使用して印刷を行ったときの濃度の推移を示す図であ
る。
を使用して印刷を行ったときの濃度の推移を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態における繊維研磨材
による研磨状態を示す側面図である。
による研磨状態を示す側面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における繊維研磨材
による研磨状態を示す側面図である。
による研磨状態を示す側面図である。
11 回転砥石 13 原型ローラ 21、33、36 繊維研磨材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下田 努 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)二次加硫が施された原型ローラを
回転させるとともに、回転砥石を軸方向に移動させなが
ら回転させて原型ローラに対して仕上研磨を施し、
(b)該仕上研磨が施された後の原型ローラを回転させ
るとともに、繊維研磨材を軸方向にかつ周方向に移動さ
せて、原型ローラの表面にラッピング処理を施すことを
特徴とする現像ローラの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8219715A JPH1063089A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 現像ローラの製造方法 |
US08/911,791 US5975993A (en) | 1996-08-21 | 1997-08-15 | Method of manufacturing developing roller |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8219715A JPH1063089A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 現像ローラの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1063089A true JPH1063089A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16739842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8219715A Pending JPH1063089A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 現像ローラの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5975993A (ja) |
JP (1) | JPH1063089A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7869743B2 (en) * | 2006-04-28 | 2011-01-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, process cartridge used therein, and production method of charging roller |
CN109676476A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-04-26 | 郭秋娥 | 一种工业设计用模型制作工具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2925776B1 (fr) * | 2007-12-21 | 2009-12-25 | Renault Sas | Agencement pour le raccordement securise d'un dispositif electronique |
JP6109117B2 (ja) * | 2014-06-13 | 2017-04-05 | 住友ゴム工業株式会社 | 半導電性ローラおよびその製造方法 |
CN104259975B (zh) * | 2014-09-25 | 2016-06-08 | 浙江理工大学 | 双列辊子式球形珠宝抛光机 |
CN106853608B (zh) * | 2015-12-09 | 2021-07-16 | 可口可乐公司 | 一种玻璃制品的抛光工艺和抛光设备 |
CN110524252A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-12-03 | 上海洪田机电科技有限公司 | 一种用于阴极辊的抛磨车削装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4841683A (en) * | 1987-12-23 | 1989-06-27 | Williams Clarence W | Roll grinding system |
US5148639A (en) * | 1988-07-29 | 1992-09-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Surface roughening method for organic electrophotographic photosensitive member |
JP3070899B2 (ja) * | 1994-09-09 | 2000-07-31 | 沖電気工業株式会社 | 電子写真現像装置 |
JP3183111B2 (ja) * | 1995-07-14 | 2001-07-03 | 信越化学工業株式会社 | 半導電性シリコーンゴムロール用半導電性シリコーンゴム組成物 |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP8219715A patent/JPH1063089A/ja active Pending
-
1997
- 1997-08-15 US US08/911,791 patent/US5975993A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7869743B2 (en) * | 2006-04-28 | 2011-01-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, process cartridge used therein, and production method of charging roller |
CN109676476A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-04-26 | 郭秋娥 | 一种工业设计用模型制作工具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5975993A (en) | 1999-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020416 |