JPH06167873A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06167873A
JPH06167873A JP4318558A JP31855892A JPH06167873A JP H06167873 A JPH06167873 A JP H06167873A JP 4318558 A JP4318558 A JP 4318558A JP 31855892 A JP31855892 A JP 31855892A JP H06167873 A JPH06167873 A JP H06167873A
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JP
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image
voltage
transfer
forming apparatus
image forming
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Application number
JP4318558A
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English (en)
Inventor
Norio Hashimoto
典夫 橋本
Toshio Watanabe
敏男 渡辺
Hiromichi Yamada
博通 山田
Takayasu Yunamochi
貴康 弓納持
Akihiko Takeuchi
竹内  昭彦
Kazuro Ono
和朗 小野
Koichi Tanigawa
耕一 谷川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電バイアスが誘導その他で乱されることに
よる像担持体の帯電ムラを防止して良好な画像を得るこ
とができる画像形成装置を提供すること(第1発明)。 【構成】 感光ドラム(像担持体)1に接触する帯電ロ
ーラ(帯電部材)2に電圧を印加して感光ドラム1を帯
電する接触帯電手段と、感光ドラム1上に形成された潜
像を現像剤で顕像化するために現像スリーブ(現像剤担
持体)17に振動バイアス電圧を印加する現像手段を備
えた画像形成装置において、前記現像スリーブ17を前
記帯電ローラ2に対してホルダー(導電性部材)29で
隠すよう構成する(第1発明)。本発明によれば、ホル
ダー29と感光ドラム1とが現像スリーブ17の帯電ロ
ーラ2に対しての電気的シールドとして作用し、現像振
動バイアスが帯電バイアスを乱すことがないため、感光
ドラム1に帯電ムラが生ずることがなく、感光ドラム1
が均一に帯電されて良好な画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を採用す
る複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真の帯電装置としては、コ
ロナ帯電器が使用されてきたが、近年、これに代わって
接触帯電装置が実用化されてきている。この接触帯電装
置は、オゾンレス、低電力、装置簡略化を目的としてお
り、この中でも特に帯電部材として導電ローラを用いた
ローラ帯電方式を用いたものが帯電の安定性という点か
ら好ましい。
【0003】ローラ帯電方式においては、導電性の弾性
ローラを像担持体に加圧当接させ、これに電圧を印加す
ることによって像担持体の帯電を行なう。
【0004】具体的には、帯電は帯電部材から像担持体
への放電によって行なわれるため、或る閾値電圧以上の
電圧を印加することによって帯電が開始される。例え
ば、厚さ25μmのOPC感光体に対して帯電ローラを
加圧当接させた場合には、約640V以上の電圧を印加
すれば感光体の表面電位が上昇し始め、それ以降は印加
電圧に対して傾き1で線形に感光体表面電位が増加す
る。ここで、帯電が開始される電圧を帯電開始電圧Vth
と定義する。
【0005】以上のことから、電子写真に必要とされる
感光体表面電位Vd を得るためには、帯電ローラには
(Vd +Vth)のDC電圧を印加すれば良いことにな
る。このようにしてDC電圧のみを接触帯電部材に印加
して帯電を行なう方法を、以下、DC帯電と称する。
【0006】又、更なる帯電の均一化を図るために特開
昭63−149669号公報に開示されるように、所望
の電位Vd に相当するDC電圧に(2×Vth)以上のピ
ーク間電圧を持つAC成分を重畳した電圧を接触帯電部
材に印加する帯電方式(以下、AC帯電と称す)が用い
られる。この方式は、ACによる電位のならし効果を目
的としたものであり、像担持体の電位はAC電圧のピー
クの中央であるVd に収束し、環境等の外乱は影響され
ることはない。
【0007】一方、現像装置としては、特公昭58−3
2375号公報等に示されるように、現像剤担持体に、
交流電圧に直流電圧を重畳した振動バイアス電圧を印加
することにより、該像担持体との間に働く電界の作用で
該像担持体に形成された静電潜像を現像剤により顕像化
する方式(以下、ジャンピング現像方式と称す)が装置
簡略化、高画質及び安定性において優れているため、広
く用いられている。
【0008】ここで、図29に従って従来の画像形成装
置を説明する。
【0009】図29において像担持体である感光ドラム
1は図示矢印方向に回転し、帯電バイアス電源19にて
帯電バイアスを印加されて矢印方向に回転する帯電ロー
ラ2によって感光ドラム1は前述のように所定電位に帯
電される。そして帯電された感光ドラム1は、不図示の
露光手段から発せられる画像信号に応じて変調されたレ
ーザ光L等により露光されて静電潜像が形成される。
【0010】一方、現像剤である磁性トナーを収容した
トナーホッパー15から撹拌手段16により搬送された
トナーは、内部に固定磁石17’を有して矢印方向に回
転する現像スリーブ17に引き付けられ、摩擦電荷を与
えられながらトナー層厚規制のための弾性ブレード18
によりトナー層厚がほぼ均一になるように規制され現像
部に搬送される。
【0011】而して、感光ドラム1に形成された前記静
電潜像は、現像スリーブ17に振動バイアス電圧を与え
る現像バイアス電源20によりトナーをジャンピング現
像することによりトナー像として顕像化される。そし
て、トナー像は、給紙手段21により給紙される転写材
P上へ転写手段23により転写された後、定着ローラ2
4、加圧ローラ25から成る定着装置により加熱されて
永久定着される。尚、転写後に感光ドラム1に残留した
トナーはクリーナ7で除去され、除去されたトナーは廃
トナースペース7aに回収される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図29
に示す従来の画像形成装置においては、現像スリーブ1
7に印加される振動バイアスによって帯電バイアスが誘
導その他で乱されてしまい、感光ドラム1上に帯電ムラ
が引き起こされることが分かった。特に、AC帯電方式
においては、帯電、現像双方の振動周波数の関係によ
り、所謂波の干渉が生じ、干渉に応じた帯電ムラが発生
することも分かった。
【0013】従って、第1発明の目的とする処は、帯電
バイアスが誘導その他で乱されることによる像担持体の
帯電ムラを防止して良好な画像を得ることができる画像
形成装置を提供することにある。
【0014】ここで、図30に示すレーザビームプリン
タについて説明する。
【0015】図30において、1は像担持体である感光
ドラム、2は帯電ローラ、Lはレーザ光、9は現像器、
21はペーパーガイド、23は転写ローラ、7はクリー
ナ、Pは転写材である。
【0016】斯かるレーザビームプリンタにおいて、不
図示のホストコンピュータから送られて来る電気信号化
された文字や画像情報は、インターフェイスコントロー
ラに入力されて信号処理され、その出力によってレーザ
光Lが適宜発光し、このレーザ光Lは、感光ドラム1の
表面に、該感光ドラム1の回転方向に直角な方向に走査
しなが投影される。
【0017】一方、感光ドラム1は図示矢印方向に回転
し、前記帯電ローラ2によって一様に帯電された後、前
述のレーザ光Lの照射を受ける。この感光ドラム1にお
いて、レーザ光Lが当った所は電荷が減衰し、当らない
所は電荷が残留するため、該感光ドラム1の表面にはレ
ーザ光LのON/OFFに応じた静電潜像が形成され、
この静電潜像は前記現像器9によってトナー像として顕
像化される。
【0018】他方、転写材Pがペーパーガイド21に沿
って適当なタイミングで感光ドラム1と転写ローラ23
間の転写ニップ部に供給され、転写ローラ23の作用に
よって該転写材P上には感光ドラム1上のトナー像が転
写される。そして、トナー像の転写を受けた転写材P
は、自重或いは除電によって感光ドラム1から分離され
た後、不図示の定着器に送られ、そこでトナー像の定着
を受け、最後に不図示の排紙トレイに排出される。尚、
感光ドラム1は、転写工程終了後にクリーナ7によって
残留トナーを除去され、次の画像形成プロセスに入る。
【0019】ところが、上記従来のレーザビームプリン
タにおいては、環境によってトナー(現像剤)の電荷量
が変動するために所望の画像濃度が得られなかったり、
時には、トナーの流動性が悪くなり、トナーの補給がで
きなくなったり、画像が全く出なくなることもある。
【0020】従って、第2発明の目的とする処は、環境
(特に、湿度変化)によらず、最適な画像を得ることが
できる画像形成装置を提供することにある。
【0021】ここで、転写手段として弾性ゴムローラを
用いる画像形成装置を図31に示すレーザプリンタにつ
いて説明する。
【0022】図31において、1は像担持体である感光
ドラムであり、これは周速(プロセススピード)90m
m/secで図示矢印方向(時計方向)に回転駆動され
ている。
【0023】上記感光ドラム1は、一次帯電器2によっ
てその表面を均一に暗電位(VD電位)−650Vに帯
電される。その後、露光装置3によって感光ドラム1上
に像露光が施されると、該感光ドラム1上には静電潜像
が形成される。尚、感光ドラム1の画像部の電位(VL
電位)は−150Vである。
【0024】上記静電潜像は、現像器9によってトナー
像として顕像化されるが、この顕像化は、現像器9に設
けられた現像ローラ9aに現像剤であるトナーを薄層コ
ートし、該現像ローラ9aにバイアスを印加することに
よって行なわれる。ここで、トナーはマイナス帯電され
ており、現像ローラ9aには−500Vの直流バイアス
を重畳したピーク間電圧が1600Vの交流バイアスが
印加される。この交流バイアスの直流成分をVDCとすれ
ば、感光ドラム1上の静電潜像は、この直流成分VDC
露光部電位VL との電位差に基づいてトナーによって顕
像化(現像)される。
【0025】一方、転写材Pは、給紙ローラ21によっ
て装置内に搬送され、搬送ガイド21aを経てレジスト
ローラ対12に達し、該レジストローラ対12によって
タイミングを合わせられ、感光ドラム1上のトナー像と
同期して感光ドラム1と転写ローラ23で形成される転
写ニップ部へ搬送される。
【0026】而して、転写材Pが転写ニップ部に至る
と、転写ローラ23には転写バイアス電源27から転写
バイアスが印加され、感光ドラム1上のトナー像は転写
材P上に転写される。
【0027】そして、トナー像の転写を受けた転写材P
は、搬送ガイド21bを経て定着器9を通過し、このと
きトナー像は加熱、加圧されて転写材P上に定着され、
トナー像の定着を受けた転写材Pは排紙トレイ36上に
排出される。尚、転写されないで感光ドラム1上の残っ
たトナーはクリーナ7によって回収される。
【0028】ところで、当該レーザプリンタはA4サイ
ズの転写材Pに印字を行なうものであって、感光ドラム
1の外径はφ30mm、長さは230mm、転写ローラ
23の外径はφ20mm、長さは210mmに設定され
ている。
【0029】ここで、転写工程について説明する。
【0030】一般に転写を良好に行なうためには、転写
ローラの芯金−ニップ間の抵抗値は107 Ω以上が必要
であり、このような転写ローラを構成する材料としては
EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)が代表
的である。転写ローラの抵抗を制御する方法としては、
内添するカーボンブラック、酸化亜鉛、パラフィンオイ
ルの添加量と加硫条件を制御する方法がある。
【0031】上記のように構成された転写ローラは、図
32にR4,R5,R6にて示すように、印加バイアス
が大きくなると抵抗値が小さくなり、印加バイアスが小
さくなると抵抗値が大きくなるという電圧−抵抗特性
(V−R特性)を有する。斯かる特性を示す理由は、電
圧を大きくするとEPDMに分散された導電粒子(酸化
亜鉛、カーボンブラック)間で放電(リーク)が発生し
て電流が増加するためであると考えられる。
【0032】尚、この種の転写ローラの抵抗値の電圧に
よる変動分は、印加電圧1KV当り0.6倍程度であ
る。
【0033】而して、転写ローラに印加すべきバイアス
の値は、転写を行なわない非通紙時に決定される。
【0034】図33は転写ローラにバイアスを印加した
場合の電圧−電流特性(V−I特性)を示す。図33中
の実線は非通紙時の特性を、一点鎖線は通紙時の特性を
それぞれ示す。
【0035】良好な転写を行なうためには、転写材に十
分な電荷を与えなければならないが、図31に示す構成
の場合には転写電流は通紙時において4μA以上必要と
なる。ここで、通紙時に4μAの電流値とするための電
圧は、非通紙時に感光ドラムに4μAの電流を流すため
の電圧に転写材の分圧分1.1KVを加えた電圧に等し
い。例えば、図33に示す例では、非通紙時4μAで
1.3KV、通紙時で2.4KVとなる。
【0036】一方、非通紙時に転写ローラに大きなバイ
アスを印加して電流を流し過ぎると、感光ドラムを一次
帯電器でVD電位に収束できない程プラスに帯電してし
まい、非画像部に紙跡と称される地汚れが発生してしま
う。最適な電流値は一次帯電器の能力によって決まる
が、図31に示す構成では最適電流値は35μAであ
る。このことから、図33に示す特性を有する転写ロー
ラの場合、使用可能な電圧範囲は2.4KV〜4.3K
Vとなる。
【0037】図34は転写ローラの抵抗値が低い場合の
V−I特性と使用可能な電圧範囲を示す図であり、該転
写ローラのV−R特性は図32のR5に対応する。
【0038】図35は転写ローラの抵抗値が高い場合の
V−I特性と使用可能な電圧範囲を示す図であり、該転
写ローラのV−R特性は図32のR6に対応する。尚、
図32において、破線Aは使用可能電圧範囲の下限(転
写不良を発生させない下限の電圧値)を示し、破線Bは
使用可能電圧範囲の上限(紙跡を発生させない上限の電
圧値)を示す。
【0039】ところで、図31に示すレーザプリンタに
おける転写バイアスは、非通紙時に電流値4μAの定電
流バイアスを印加、このとき発生した電圧に転写材の分
圧分1.1KV以上の電圧を加えることによって決定さ
れるが、実際には、転写ローラの使用可能電圧範囲と電
圧制御系のバラツキを考慮して決定される。この制御
は、図31に示す電圧系39、転写用高圧電源27を駆
動するCPU61、I/O62及びメモリ63によって
行なわれる。
【0040】ところが、以上に説明した転写ローラを使
用した場合には、転写ローラに印加する電圧が大きくな
ると転写ローラの抵抗値が小さくなるため、使用可能電
圧範囲が狭くなり、もともと使用可能電圧範囲の狭い抵
抗値下限側の転写ローラでは制御系の誤差によって転写
不良や紙跡等が発生し易く、良好な画像が得られないと
いう問題があった。
【0041】従って、第3発明の目的とする処は、転写
ローラに印加すべき電圧の使用可能範囲を拡大して転写
バイアス制御系の誤差に起因する不良画像の発生を防ぐ
ことができる画像形成装置を提供することにある。
【0042】ところで、従来、転写材を像担持体から分
離する方法としては、像担持体の曲率を大きくして転写
材の腰で分離する曲率分離方式や、像担持体に静電吸着
している転写材の電荷を除電して分離する除電分離方式
が知られている。尚、曲率分離方式だけでは、腰が無い
(剛度が小さい)薄紙を分離する場合や転写材が帯電し
易い低湿環境下で分離する場合には、分離能力が低下す
る場合があるため、曲率分離方式と除電分離方式が組み
合わせて使用される場合もある。
【0043】図36に曲率分離方式と除電分離方式を組
み合わせた例を示す。
【0044】図36に示すように、像担持体である感光
ドラム1上の現像像は、転写帯電器23からの放電によ
って転写材Pに転写され、現像像の転写を受けた転写材
Pは感光ドラム1から分離されて図示矢印方向に搬送さ
れる。
【0045】ところで、感光ドラム1の外径はφ30m
mに設定されており、該感光ドラム1は60g/m2
上の重さの転写材であれば、これを曲率分離方式によっ
て分離することができる。
【0046】しかしながら、低湿環境下で転写材Pの帯
電量が大きくなった場合や、転写材Pが腰の弱い薄紙で
ある場合には、分離方式だけでは転写材Pを分離するこ
とができない。斯かる場合には、除電針14によって転
写材Pの裏面の電荷を除去して該転写材Pの分離を助け
る方法が採られる。このとき、除電針14に転写バイア
スの極性と逆極性のバイアスをかける方法も知られてい
る。
【0047】ところが、除電分離方式には次のような問
題がある。
【0048】即ち、図37に示すように転写手段として
転写ローラ23を用いた場合、転写材Pの分離方向が転
写ローラ23寄りに行き過ぎると、転写材Pと転写ロー
ラ23間よりも感光ドラム1と転写材P間で放電が起こ
り、転写材Pが転写ローラ23のバイアスと逆極性に帯
電してしまうという現象が起きる。このとき、除電針1
4にはその電荷を逃がす方向(つまり、通常の除電電流
と逆方向)の電流が流れてしまう。
【0049】そして、上記現象が起こると、表側の画像
に乱れが生じてしまうことが分かった。
【0050】従って、第4発明の目的とする処は、分離
手段を構成する除電手段に除電電流とは逆方向の電流が
流れるのを防いで画像の乱れを防止することができる画
像形成装置を提供することにある。
【0051】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく第
1発明は、像担持体に接触する帯電部材に電圧を印加し
て像担持体を帯電する接触帯電手段と、像担持体上に形
成された潜像を現像剤で顕像化するために現像剤担持体
に振動バイアス電圧を印加する現像手段を備えた画像形
成装置において、前記現像手段を前記接触帯電手段に対
して導電性部材で隠すよう構成したことを特徴とする。
【0052】第2発明は、像担持体に接触する帯電部材
に電圧を印加して像担持体を帯電する接触帯電手段と、
像担持体上に形成された潜像を現像剤で顕像化するため
に現像剤担持体に現像バイアス電圧を印加する現像手段
を備えた画像形成装置において、前記帯電部材に定電流
制御された電圧を印加し、そのときの電圧を検知してそ
の値に応じて現像バイアス電圧、現像剤担持体の回転速
度と該現像剤担持体内のマグネットの回転速度の少なく
とも一方、現像ブレード圧、現像剤撹拌補給手段の速
度、或いは像担持体面と現像剤担持体との間隔を変化さ
せることを特徴とする。
【0053】第3発明は、像担持体とこれに圧接される
転写ローラを備え、像担持体上に形成された現像像を、
像担持体とバイアスを印加した転写ローラとの間を通過
する転写材に転写する画像形成装置において、前記転写
ローラへの印加電圧変化量ΔV(KV)に対する同転写
ローラの抵抗値変化率を0.9ΔV〜1.1ΔVに設定
したことを特徴とする。
【0054】第4発明は、像を担持する像担持体と、該
像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、像担持体
上に形成された潜像を現像剤で顕像化する現像手段と、
像担持体上の顕像化された現像像を転写材に転写する転
写手段と、現像像の転写を受けた転写材を像担持体から
分離する分離手段を備える画像形成装置において、前記
分離手段を少なくとも除電手段を含んで構成するととも
に、該除電手段で除電する電荷の極性を限定したことを
特徴とする。
【0055】
【作用】第1発明によれば、ジャンピング現像を行なう
現像手段が接触帯電手段に対して電気的にシールドされ
るため、現像振動バイアスによって帯電バイアスが誘導
その他で乱されることがなく、像担持体が均一に帯電さ
れて良好な画像が得られる。
【0056】第2発明によれば、接触帯電手段の帯電部
材に定電流制御された電圧を印加し、そのときの電圧を
検知してその値によって、先の電圧とそのときの良好な
現像条件を予め記憶し、それに基づいて現像条件を制御
するため、環境(特に、湿度変化)によらず、常に最適
な画像を安定して得ることができる。
【0057】第3発明によれば、転写ローラを印加電圧
による抵抗値変動が小さい材料で構成したため、該転写
ローラに印加すべき電圧の使用可能範囲を拡大して転写
バイアス制御系の誤差に起因する不良画像の発生を防ぐ
ことができる。
【0058】第4発明によれば、分離手段を構成する除
電手段で除電する電荷の極性が限定されるため、該除電
手段に除電電流とは逆方向の電流が流れるのが防がれ、
画像の乱れが効果的に防がれる。
【0059】
【実施例】
[第1発明]以下に第1発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0060】<第1実施例>図1は本発明の第1実施例
に係る画像形成装置(プロセスカートリッジ)の断面図
であり、ここでは、図29に示した従来の画像形成装置
との相違点のみ説明する。
【0061】図1において、18は現像スリーブ17上
のトナー層厚を規制するために現像スリーブ17に弾性
的に圧接される弾性ブレード(ゴムブレード等)であ
り、該弾性ブレード18を固定保持するホルダー29
は、金属等の導電性部材で構成され、振動バイアス電圧
が印加される導電性部材から成る現像スリーブ17を帯
電ローラ2に対して隠すように配置されている。又、感
光ドラム1としては、アルミ基体上にOPCを塗工した
ものが用いられている。そして、ホルダー29及び感光
ドラム1のアルミ基体は接地されている。
【0062】上記構成において画像形成動作を行なった
場合、ホルダー29と感光ドラム1とが現像スリーブ1
7の帯電ローラ2に対しての電気的シールドとして作用
し、現像振動バイアスが帯電バイアスを乱すことがなく
なった。
【0063】従って、従来のように感光ドラム1に帯電
ムラを生ずることがなく、感光ドラム1が均一に帯電さ
れて良好な画像が得られた。
【0064】<第2実施例>図2は本発明の第2実施例
に係る画像形成装置の断面図である。
【0065】ここでは、図29に示した従来の画像形成
装置と相違する点についてのみ説明する。
【0066】図2において、18’は現像スリーブ17
上に塗布されるトナー層厚を規制するブレードであり、
これは金属等の導電性部材で構成されている。この規制
ブレード18’は、好ましくは特公昭59−8831号
公報に記載されているように鉄等の磁性体で構成され、
その先端は現像スリーブ17に近接しており、且つ、固
定磁石17’の1つの磁極(N)に対向していて、この
磁極からの磁束が当該ブレード18’に集中するように
なっている。このようにして形成された集中磁界によ
り、現像スリーブ17上に塗布される磁性トナーの層厚
が規制される。
【0067】而して、上記ブレード18’は、振動バイ
アス電圧が印加される現像スリーブ17を帯電ローラ2
に対して隠すように配置されている。又、感光ドラム1
はアルミ基体上にOPCを塗工して構成されている。そ
して、ブレード18’及び感光ドラム1のアルミ基体は
接地されている。
【0068】上記構成において画像形成動作を行なった
場合、ブレード18’と感光ドラム1とは現像スリーブ
17の帯電ローラ2に対しての電気的シールドとして作
用し、現像振動バイアスが帯電バイアスを乱すことがな
くなった。
【0069】従って、本実施例においても、従来のよう
に感光ドラム1に帯電ムラを生ずることがなく、感光ド
ラム1が均一に帯電されて良好な画像が得られた。
【0070】<第3実施例>図3は本発明の第3実施例
に係る画像形成装置の断面図である。
【0071】ここでは、図29に示した従来の画像形成
装置と相違する点についてのみ説明する。
【0072】図3において、30,31は現像スリーブ
17、固定磁石17’及び弾性ブレード18を保持する
ケーシングであり、これらはトナーホッパー15を構成
している。尚、ケーシング30はポリスチレン等の樹脂
材にて構成され、ケーシング31は金属等の導電性部材
にて構成され、該ケーシング31はホッパー15内のト
ナーを封印するとともに、振動バイアス電圧が印加され
る現像スリーブ17を帯電ローラ2に対して隠すようケ
ーシング30に接着若しくはビス止めされている。
【0073】又、感光ドラム1としてはアルミ基体上に
OPCを塗工したものが用いられている。そして、ケー
シング31及び感光ドラム1のアルミ基体は接地されて
いる。
【0074】上記構成において画像形成動作を行なった
場合、ケーシング31と感光ドラム1とが現像スリーブ
17の帯電ローラ2に対しての電気的シールドとして作
用し、現像振動バイアスが帯電バイアスを乱すことがな
くなった。
【0075】従って、本実施例においても、従来のよう
に感光ドラム1に帯電ムラを生ずることがなく、感光ド
ラム1が均一に帯電されて良好な画像が得られた。
【0076】<第4実施例>図4は本発明の第4実施例
に係る画像形成装置の断面図である。
【0077】ここでは、図29に示した従来の画像形成
装置と相違する点についてのみ説明する。
【0078】図4において、2は帯電ローラであり、こ
れは感光ドラム1によって現像スリーブ17から隠れる
位置に配設されている。
【0079】上記位置関係を図5を用いて説明する。
【0080】つまり、帯電ローラ2は、現像スリーブ1
7と感光ドラム1とを結ぶ仮想直線A−A’,B−B’
の間に配設されることによって現像スリーブ17から隠
れる。本実施例では図5の仮想直線A−A’に接する位
置に帯電ローラ2が配設されている。尚、図5におい
て、点線は仮想直線B−B’に接して配されている帯電
ローラ2を示している。又、7はクリーナ、7aは廃ト
ナースペース、35はケーシングである。
【0081】本実施例では、感光ドラム1としてはアル
ミ基体上にOPCを塗工したものを用いおり、アルミ基
体は接地されている。
【0082】而して、上記構成において画像形成動作を
行なった場合、感光ドラム1が現像スリーブ17の帯電
ローラ2に対しての電気的シールドとして作用し、現像
振動バイアスが帯電バイアスを乱すことがなくなった。
【0083】従って、本実施例においても、従来のよう
に感光ドラム1に帯電ムラを生ずることがなく、感光ド
ラム1が均一に帯電されて良好な画像が得られた。
【0084】ところで、以上の各実施例においては、導
電性部材として金属を用いたが、これに限らず、カーボ
ン等の導電体を分散した部材を用いても良い。特に、1
3Ω・cm以下の体積抵抗値を持つ部材が好ましい。
【0085】又、接触帯電部材として帯電ローラを用い
たが、これに限ることなくブレード状のものを用いても
良い。 [第2発明]以下に第2発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0086】<第1実施例>本実施例はレーザビームプ
リンタについて説明するが、本発明は電子写真複写機、
液晶プリンタ、LEDプリンタ、マイクロフィルムプリ
ンタ等に対しても適用できることは勿論である。
【0087】図6は第1実施例に係るレーザビームプリ
ンタ主要部の詳細図、図7は同レーザビームプリンタの
概要図である。
【0088】図7において、101はインターフェイス
コントローラ、102はレーザ駆動回路、103はレー
ザダイオード、104はポリゴンミラー、105はfθ
レンズ、106は反射ミラー、2は帯電ローラ、1は像
担持体である感光ドラム、9は現像器、24は給紙ロー
ラ、11はペーパーカセット、12はレジストローラ、
23は転写ローラ、14は除電針、25は定着器、7は
クリーナ、21はペーパガイド、118はコリメータ、
22は定着入口ガイド、26は除電針14に電圧を印加
するための電源である。
【0089】而して、不図示のホストコンピュータより
送られて来る電気信号化された文字や画像情報は、イン
ターフェイスコントローラ101に入力されて信号処理
され、この出力によりレーザ駆動回路102でレーザダ
イオード103が適宜発光する。
【0090】上記レーザダイオード103からのレーザ
光Lはコリメータ118に集光され、回転するポリゴン
ミラー104上に投影された後、fθレンズ105やポ
リゴンミラー104の面倒れを補正する光学系(図示せ
ず)及び反射ミラー106を経て感光ドラム1上に、そ
の回転方向とは直角な方向に走査しながら、投影され
る。
【0091】感光ドラム1は帯電ローラ2により一様に
帯電された後、上述のレーザ光Lの照射を受けるが、該
感光ドラム1においてはレーザ光Lが当った所では電荷
が減衰し、レーザ光Lが当らない所で電荷が残留するた
め、感光ドラム1上にはレーザダイオード103のON
/OFFに応じた静電潜像が形成される。
【0092】上記静電潜像は、現像器9によってトナー
像として顕像化され、感光ドラム1上のトナー像は転写
ローラ2によって転写材Pに転写される。尚、転写材P
は、給紙ローラ24によってペーパーカセット11より
取り出され、レジストローラ12によってタイミングを
合わされて感光ドラム1と転写ローラ23間の転写ニッ
プ部に供給される。
【0093】トナー像の転写を受けた上記転写材Pは、
その自重と腰、更には除電針14による除電で感光ドラ
ム1から分離された後、定着器25に送られ、そこでト
ナー像の定着を受け、最後に不図示の排紙トレイに排出
される。
【0094】尚、感光ドラム1は転写工程終了後、クリ
ーナ7により残留トナーを除去された後、次の画像形成
プロセスに入る。
【0095】而して、本実施例においては、帯電ローラ
2には直流定電圧、交流定電流制御を行なう帯電電源1
9が接続されている。
【0096】帯電ローラ2は、37mm/secの周速
で回転駆動される感光ドラム1に従動回転し、これは芯
軸径φ9mmのメッキされた鉄棒の表面に長さ312m
m幅で体積抵抗108 〜1012Ω・cmのヒドリンゴム
の中抵抗層を設けて構成され、その外径はφ14mmに
設定されており、転写ローラ23には転写電源27が接
続されている。
【0097】斯かる帯電ローラ2を用い、定電圧制御に
よって感光ドラム1上の暗電位VdがVd =−600V
になるように、直流電圧VP =−620Vと交流定電流
(周波数f=342Hz,電流値Iac=590μA)を
重畳したところ、環境(特に湿度変化)に拘らず帯電電
位VPPが収束した。
【0098】図8に示すように、交流電流値Iacが39
0μA以下(Iac≦390μA)では砂地模様の帯電不
良が発生し、帯電電位VPPが2400V以上(VPP≧2
400V)では感光ドラム1にリークするため、ここで
は交流電流値Iac=590μAに設定した。そのときの
交流の帯電電位VPPは、環境による帯電ローラ2の吸湿
や乾燥状態により図8及び図9に示すように変化する。
【0099】そこで、本実施例では帯電ローラ2に印加
する交流定電流値Iacを検知し、その値から最適なジャ
ンピング現像に必要な現像バイアスを実験的に求めて交
流電圧VPPを図10に示すように変化させると最適な画
像が得られることを確認し、図9に示す帯電電位VPP
相対湿度(現像条件)との関係を予め入力しておき、相
対湿度から求められる帯電電位VPPによって帯電ローラ
2に印加すべき交流電圧VPPを図10に示すように制御
し、最適な画像を得るようにした。
【0100】尚、現像バイアス電圧VPPは図10に示す
ようにアナログ的に変えても良いし、デジタル的に不連
続に変化させても良い。又、現像バイアスのデューティ
比や周波数、或いは直流成分を変化させても良い。
【0101】制御回路の1例を図11にブロック図にて
示すが、同図中、40はDCコントローラ、41はコン
パレータ、42は平滑回路、43はコンパレータ41と
平滑回路42で構成される1次定電流回路、44は1次
発振器、45は現像バイアスである。
【0102】而して、帯電ローラ2に印加する1次定電
流回路43から出力される電流Iacによって発生する交
流電圧VPPをモニターしてこれを平滑回路42によって
平滑化し、DCコントローラ40に入力すべき帯電電位
PPと現像バイアス電圧VPPを得る。尚、2成分現像の
接触系では、直流のみの現像バイアスであればDC分を
可変させても良い。又、接触帯電部材である帯電ローラ
に定電流制御された直流電圧のみを印加する場合でも同
様な手段で現像条件を制御することができる。
【0103】<第2実施例>本実施例では、帯電ローラ
2に定電流制御された電圧を印加してそのときの電圧を
検知する手段は第1実施例と同じであるが、図12に示
すように、現像スリーブ9aの回転数を変化させる点が
異なる。
【0104】一般的に現像スリーブ9aの周速と感光ド
ラム1の周速の比は1:1であるが、前者を後者より大
きくすると画像濃度はアップする。特に、図12に示す
ような構成では、現像スリーブ9aの周速を大きくする
と、該現像スリーブ9a上のトナーの厚みが増えて画像
濃度がアップする。
【0105】又、2成分現像の接触系では、画像へのト
ナーの付いた穂が当たる回数が増えるために画像濃度が
アップする。
【0106】従って、上記手段で検知した電圧と現像ス
リーブ9aの周速との最適な関係を予め実験より求め、
入力しておけば良い。
【0107】図13は現像スリーブ9aと現像マグネッ
ト9bが共に回転する構成を示し、斯かる構成において
も前記と同様な制御によって最適な画像を得ることがで
きる。
【0108】<第3実施例>本実施例においては、図1
4に示すような現像スリーブ9aに現像ブレード9cを
接触させてトナーにトリボを与える構成において、帯電
ローラ2に交流定電流制御された電圧を印加してそのと
きの電圧を検知する方法は前記第1実施例と同じである
が、現像ブレード9cの圧力をソレノイド10のON/
OFF動作によって変化させている。
【0109】<第4実施例>本実施例は、図15に示す
ようなトナーを現像スリーブ9aへ撹拌補給する現像器
9において、撹拌補給手段9dのスピードをアップする
ものである。
【0110】一般的に低湿環境ではトナーのトリボアッ
プによってトナー消費量が増加するため、本実施例のよ
うに現像器9内の撹拌補給手段9dのスピードをアップ
するば、トナーの補給が追いつかなくなることが解消さ
れる。
【0111】尚、本実施例では、接触帯電部材として帯
電ブレード83を用いている。
【0112】<第5実施例>本実施例においては、帯電
ローラ2に交流定電流制御された電圧を印加してそのと
きの電圧を検知する方法は前記第1実施例と同じである
が、図16及び図17に示すように、2つのSDコロ3
2を感光ドラム1の端部に突き当てることによって、現
像スリーブ9aと感光ドラム1の間隔を一定に保ってい
る。
【0113】図17(a)に示すようにSDコロ32を
移動させれば現像スリーブ9aと感光ドラム1の間隔は
大きくなり、同図(b)に示すようにSDコロ32を移
動させれば現像スリーブ9aと感光ドラム1の間隔は小
さくなる。
【0114】<第6実施例>本実施例は、前記第1実施
例と同様に接触帯電部材に交流定電流制御された電圧を
印加してそのときの電圧を検知するが、像担持体に接触
する帯電部材に画像形成のための定電流値よりも低い定
電流値で制御した電圧を印加し、そのときの電圧を検知
する方法を採用する。
【0115】<第7実施例>本実施例は、前記第1実施
例と同様に接触帯電部材に交流定電流制御された電圧を
印加してそのときの電圧を検知するするが、一般的に画
像形成時外に行なわれる定着ローラや加圧ローラの周方
向の温度均一化やジャム時に像担持体上に残った電位の
均一化のため等の目的で行なわれる画像形成時外の前多
回転や前回転時に、像担持体に接触する帯電部材に定電
流制御された電圧を印加し、そのときの電圧を検知する
ものである。
【0116】<第8実施例>本実施例においては、接触
帯電部材として図15に示した帯電ブレード83、又は
図18に示す帯電ブラシ86が採用されており、帯電ブ
レード83は、体積抵抗102 Ω・cmのウレタンゴム
から成る2mm厚の導電層に、帯電を均一にするための
中抵抗層として体積抵抗108 〜109 Ω・cm、厚さ
30μmのN−メチルメトキシ化ナイロンを被覆して構
成され、感光ドラム1の回転方向に対してカウンタ方向
に当接されている。
【0117】又、帯電ブラシ86は、感光ドラム1の表
面に接触する繊維状導電子で構成され、該導電子の太さ
は1.5〜10デニール、毛の長さは1.5mm、毛ブ
ラシ密度は16000〜20000本/cm2 、繊維方
向の抵抗は約108 〜109Ω・cmである。尚、本実
施例では帯電ブラシ86として固定型の平板タイプを用
いているが、ローラ状のブラシを用いても良い。 [第3発明]以下に第3発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0118】<第1実施例>図19は本発明の第1実施
例に係る画像形成装置要部(転写部)の構成図である。
【0119】本実施例においては、転写ローラ23の弾
性層23aはシリコンゴムから成るソリッドゴム層で構
成されており、その抵抗値はフッ素系界面活性剤を0.
5〜3wt%添加することにより107 〜1011Ωに調
整されている。この結果、転写ローラ23に対する印加
電圧変化量ΔV(KV)に対する該転写ローラ23の抵
抗値変化率は0.9ΔV〜1.1ΔVに抑えられてい
る。
【0120】而して、本実施例に係る転写ローラ23
は、上述のように抵抗の調整を界面活性剤の添加によっ
て行なっているため、導電性粒子を分散する場合と異な
り高電圧を印加した場合も材料内での放電が起こらな
い。このため、印加電圧による抵抗値変動はなく(印加
電圧1KV当たりの抵抗値変動が1倍)、転写ローラ2
3は図20中のR1,R7,R8に示すようなV−R特
性を示す。
【0121】図20のR1の特性を示す転写ローラを使
用した場合のV−I特性を図21に示す。この転写ロー
ラは印加電圧が大きくなっても抵抗が小さくならないた
め、これに大きな電圧を印加しても電流値が余り大きく
ならない。このため、図21に示す特性を有する転写ロ
ーラの場合、転写不良の発生しない最小電圧が2.4K
V、紙跡が発生しない(非通紙時の転写電流が35μA
を超えない)最大電圧が5.2KVとなり、使用可能電
圧範囲は従来の分散系転写ローラの約1.5倍となる。
【0122】図20に示すR7は抵抗値が低い転写ロー
ラのV−R特性を、R8は抵抗値が高い転写ローラのV
−R特性をそれぞれ示す。
【0123】V−R特性上では通紙時4μAの(転写不
良防止の)線分Aと非通紙時35μAの(紙跡防止の)
線分Bは変わらないため、印加電圧による抵抗値変動が
ない本実施例のような転写ローラを使用する場合には、
使用可能電圧範囲が広がり、転写バイアス制御系のバラ
ツキによる不良画像の発生を防ぐことができる。
【0124】<第2実施例>図22に本発明の第2実施
例に係る画像形成装置要部(転写部)の構成を示す。
【0125】本実施例に係る転写ローラ23の抵抗層2
3aは弾性に富んだ発泡ウレタンから構成されている。
【0126】詳細に説明すると、本実施例ではウレタン
原材料に界面活性剤を添加した後に発泡させることによ
って、抵抗値の制御を行ないながら低硬度化(アスカー
C硬度20°〜30°)を図っている。
【0127】従来、ウレタンエラストマの抵抗値は、ウ
レタンの重合(ウレタン原材料のイソシアナートとポリ
オールの重合)の度合いを架橋剤、鎖延長剤、触媒、架
橋条件等により制御することで行なっているが、抵抗値
制御が困難であり、又、硬度が高くて脆い等の理由から
実用化が困難とされていた。
【0128】これに対し、本実施例の方法であれば抵抗
値を重合度に依存することがないので、ウレタンの架橋
を十分に行なって強度を確保しながら転写ローラ5の抵
抗値を適正値にすることができる。
【0129】而して、本実施例に係る転写ローラ23を
用いても、V−R特性とV−I特性は前記第1実施例の
場合と変わらず、同様の効果が得られることが判明し
た。
【0130】更に、本実施例の場合、転写ローラ23の
材料自体の弾力性が大きいため、該転写ローラ23を感
光ドラム1に押し付ける力が一定であれば、転写ニップ
を大きくすることができる。このため、滑り易いOHP
シートでも安定して転写しながら搬送することができ
る。又、転写ローラ23の弾力性により、厚みのある転
写材でもこれの安定した転写、搬送を行なうことができ
る。
【0131】<第3実施例>本実施例では、転写ローラ
の抵抗層を発泡NBR(アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム)で構成している。
【0132】発泡NBRの場合、機械的な硬度は十分で
あるが、発泡ウレタンの場合と同様に抵抗値の制御が難
しくなる。本実施例のNBRの場合、材料中のブタジエ
ン比率を変えることにより抵抗値を制御する方法が有効
である。
【0133】電気的な転写性能としては、第1実施例の
場合と同様に印加電圧による抵抗値の変動がないため、
バイアス制御系のバラツキの影響を受けにくい構成とす
ることができる。
【0134】更に、発泡NBRは第2実施例の場合と同
様に弾性に富み、紙搬送に対して有利であり、しかも、
第2実施例で挙げたウレタンよりも材料が安価であるた
め、転写ローラを低コストで作ることができる。
【0135】<第4実施例>以上の第1〜第3実施例で
は、導電性粒子を弾性材料中に混入しない場合について
述べたが、機械的に大きな強度が必要な場合は、補強剤
としてのカーボンや金属酸化物の混入が必要になってく
る。
【0136】しかし、このような場合でも、強度確保の
ための上記物質の添加量は少なくて済み、抵抗値の電圧
依存性には大きな影響を与えない場合がある。
【0137】例えば、発泡NBRにカーボンを5wt%
内添した場合のV−R特性を図23に示す。印加電圧を
大きくした場合の抵抗低下率は1KV当たり0.95倍
である。
【0138】図24は図23中のR11で示される特性
を有する転写ローラを使用して転写を行なった場合のV
−I特性を示す図である。
【0139】この場合、転写不良を発生しない通紙時4
μAとなる電圧は2.4KVであり、紙跡が発生しない
最大電圧(非通紙時35μAとなる電圧)は4.8KV
であり、従来のEPDMの転写ローラに比べ使用可能電
圧範囲は約1.3倍になり、実用上十分な大きさとな
る。
【0140】尚、図23中のR12は抵抗値が小さい転
写ローラのV−R特性、R13は抵抗値が大きい転写ロ
ーラのV−R特性である。
【0141】以上のように、材料の強度アップ等の目的
で材料中に導電粒子を分散する系においても、内添量が
少量で印加電圧に対する抵抗値変動量を小さく抑えるこ
とができれば、安定した転写を行なう転写装置を構成す
ることができる。 [第4発明]以下に第4発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0142】<第1実施例>図25は本発明をレーザビ
ームプリンタに応用した例を示す転写部の概略図であ
る。
【0143】像担持体である感光ドラム1は、直径φ3
0mmのOPCドラムであって、これは帯電ローラ2に
よってその表面が略−700Vに帯電される。そして、
不図露光装置から画像信号に応じて変調されたレーザ光
Lが感光ドラム1上に照射されると、感光ドラム4上に
は静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器9に
おける所謂反転現像方式によってトナー像として顕像化
され、転写ローラ23で転写材Pに転写された後、不図
示の定着器にて加熱、加圧されて転写材P上に定着され
る。
【0144】ところで、転写ローラ23にはトナーと逆
極性であるプラスの電圧が印加されており、転写直後に
は転写材Pは通常プラスに帯電されている。そして、こ
の転写材Pの電荷はダイオード51を介して接地されて
いる除電針14により除電される。
【0145】このとき、転写材Pの転写ニップからの分
離方向が転写ローラ23寄りになった場合、転写材Pは
前述の理由でマイナスに帯電してしまうことがある。こ
の電荷をそのまま除電してしまうと、トナーと同極性の
電荷の流れが生じるために画像に乱れが発生してしまう
が、ダイオード51により除電電流の流れる方向が決め
られているため、逆方向の電流は流れず、マイナス電荷
の移動による画像の乱れも生じない良好な画像が得られ
る。
【0146】<第2実施例>図26に本発明の第2実施
例を示す。
【0147】構成は第1実施例のそれとほぼ同様である
が、除電針14は定着ローラ24の芯金と同時にダイオ
ード51を介して接地されている。尚、定着ローラ24
の芯金をダイオード51を介して接地する構成は、特開
平3−145681号公報等に開示されているように、
定着時の静電オフセット現象を防止するのに有効な手段
である。
【0148】而して、本実施例のように除電針14と同
時にダイオード51を介して接地すると、画像乱れが発
生するようなとき、即ち転写材Pがマイナスに帯電して
いるとき、定着ローラ24の芯金電位は積極的にマイナ
スにされ、静電オフセット現象を防止する方向に電位を
与えることができる。
【0149】このような構成とすることにより、除電針
14に逆方向電流が流れることを防ぐことができ、乱れ
の無い良好な画像を得ることができると同時に、定着オ
フセットの発生を防ぐことができる。又、ダイオード5
1を共通化することでコストダウンも図ることができ
る。
【0150】<第3実施例>図27は本発明の第3実施
例を示す図であり、除電針14部分の略図を図28に示
す。
【0151】本実施例では、除電針14を長手方向(転
写材Pの搬送方向に対して直角方向)に6分割し、それ
ぞれに対してダイオード51を設けてあり、更に抵抗5
2を介して接地してある。
【0152】先ず、除電針14を分割することによる効
果について説明する。
【0153】実験の結果によると、例えばA3サイズ等
の比較的大きな紙を転写材Pとして用いた場合、印字パ
ターンによって紙の左右で紙の帯電極性が異なることが
あることが分った。これは、紙が左右に長いので分離方
向が変わってしまうことがあるためである。
【0154】このとき、第1実施例等のように長手方向
に1枚の除電針14を用いると、除電針14の内部で閉
回路を作って逆方向電流の防止効果が薄れてしまうた
め、画像の乱れが若干発生することがあることが分っ
た。
【0155】そこで、除電針14を複数に分割し、それ
ぞれをダイオード51を介して接地することにより、閉
回路をできるだけ小さくしてその影響を抑え、画像の乱
れを防ぐことを可能とした。
【0156】次に、抵抗52を挿入することについて簡
単に説明する。
【0157】この抵抗52は過電流が流れたとき、ダイ
オード51の保護を目的とする。例えば、プリンタ本体
を開けたとき、ダイオード51の繋がっている回路に人
が直接手を触れることができるような構成になっている
と、静電気による過電圧のためにダイオード51が破損
してしまう虞れがある。これを防ぐために抵抗52を挿
入する構成とした。
【0158】本実施例では100KΩの抵抗52を用い
たところ、15KVの静電ノイズを加えてもダイオード
51の破損はなく、乱れの無い良好な画像を得ることが
できた。
【0159】尚、本実施例では除電針14の分割数を6
としたが、これに限るものではなく、分割数を更に増や
しせば閉回路を構成してしまう部分を小さくすることが
でき、画像乱れの防止効果がより高まることは言うまで
もない。
【0160】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、第1発明に
よれば、ジャンピング現像を行なう現像手段が接触帯電
手段に対して電気的にシールドされているため、現像振
動バイアスによって帯電バイアスが誘導その他で乱され
ることがなく、像担持体が均一に帯電されて良好な画像
が得られる。
【0161】第2発明によれば、接触帯電手段の帯電部
材に定電流制御された電圧を印加し、そのときの電圧を
検知してその値によって、先の電圧とそのときの良好な
現像条件を予め記憶し、それに基づいて現像条件を制御
するため、環境(特に、湿度変化)によらず、常に最適
な画像を安定して得ることができる。
【0162】第3発明によれば、転写ローラを印加電圧
による抵抗値変動が小さい材料で構成したため、該転写
ローラに印加すべき電圧の使用可能範囲を拡大して転写
バイアス制御系の誤差に起因する不良画像の発生を防ぐ
ことができる。
【0163】第4発明によれば、分離手段を構成する除
電手段で除電する電荷の極性が限定されるため、該除電
手段に除電電流とは逆方向の電流が流れるのが防がれ、
画像の乱れが効果的に防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の第1実施例に係る画像形成装置(プ
ロセスカートリッジ)の断面図である。
【図2】第1発明の第2実施例に係る画像形成装置(プ
ロセスカートリッジ)の断面図である。
【図3】第1発明の第3実施例に係る画像形成装置(プ
ロセスカートリッジ)の断面図である。
【図4】第1発明の第4実施例に係る画像形成装置(プ
ロセスカートリッジ)の断面図である。
【図5】第1発明の第4実施例における現像スリーブ、
感光ドラム及び帯電ローラの位置関係を示す説明図であ
る。
【図6】第2発明の第1実施例に係る画像形成装置(レ
ーザビームプリンタ)要部の構成を示す断面図である。
【図7】第2発明の第1実施例に係る画像形成装置(レ
ーザビームプリンタ)の概要図である。
【図8】AC定電流値と帯電VPPとの関係を示す図であ
る。
【図9】相対湿度と帯電VPPとの関係を示す図である。
【図10】現像VPPと帯電VPPとの関係を示す図であ
る。
【図11】制御回路の構成を示すプロック図である。
【図12】第2発明の第2実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の構成を示す断面図であ
る。
【図13】第2発明の第2実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の構成を示す断面図であ
る。
【図14】第2発明の第3実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の構成を示す断面図であ
る。
【図15】第2発明の第4実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の構成を示す断面図であ
る。
【図16】第2発明の第5実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の構成を示す断面図であ
る。
【図17】第2発明の第5実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の構成を示す断面図であ
る。
【図18】第2発明の第8実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の構成を示す断面図であ
る。
【図19】第3発明の第1実施例に係る画像形成装置の
要部(転写部)の断面図である。
【図20】第3発明の第1実施例に係る転写ローラのV
−R特性図である。
【図21】第3発明の第1実施例に係る転写ローラのV
−I特性図である。
【図22】第3発明の第2実施例に係る画像形成装置の
要部(転写部)の断面図である。
【図23】第3発明の第2実施例に係る転写ローラのV
−R特性図である。
【図24】第3発明の第2実施例に係る転写ローラのV
−I特性図である。
【図25】第4発明の第1実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の断面図である。
【図26】第4発明の第2実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の断面図である。
【図27】第4発明の第3実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)要部の断面図である。
【図28】第4発明の第3実施例に係る画像形成装置
(レーザビームプリンタ)の除電針部分の構成図であ
る。
【図29】従来の画像形成装置の構成を示す断面図であ
る。
【図30】従来の画像形成装置(レーザビームプリン
タ)要部の構成を示す断面図である。
【図31】従来の画像形成装置の構成図である。
【図32】従来の転写ローラのV−R特性図である。
【図33】従来の転写ローラのV−I特性図である。
【図34】従来の転写ローラのV−I特性図である。
【図35】従来の転写ローラのV−I特性図である。
【図36】従来の転写材の分離方式を説明するための図
である。
【図37】転写材の分離方向の違いを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ(帯電部材) 9 現像器(現像手段) 9a 現像スリーブ(現像剤担持体) 14 除電針(除電手段) 19 帯電電源 23 転写ローラ(転写手段) 27 転写電源 30,31 ケーシング 51 ダイオード 52 抵抗 83 帯電ブレード(帯電部材) 86 帯電ブラシ(帯電部材) P 転写材
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/16 103 (72)発明者 弓納持 貴康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 竹内 昭彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小野 和朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 谷川 耕一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に接触する帯電部材に電圧を印
    加して像担持体を帯電する接触帯電手段と、像担持体上
    に形成された潜像を現像剤で顕像化するために現像剤担
    持体に振動バイアス電圧を印加する現像手段を備えた画
    像形成装置において、前記現像手段を前記接触帯電手段
    に対して導電性部材で隠すよう構成したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記導電性部材は、接地されていること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材は、前記現像剤担持体へ
    の現像剤塗布量を規制する現像剤規制部材の一部又は全
    部であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材は、前記現像手段のケー
    シングの一部であることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材は、前記像担持体の一部
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体は、前記現像手段と前記接
    触帯電手段を遮る位置に配されることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像担持体に接触する帯電部材に電圧を印
    加して像担持体を帯電する接触帯電手段と、像担持体上
    に形成された潜像を現像剤で顕像化するために現像剤担
    持体に現像バイアス電圧を印加する現像手段を備えた画
    像形成装置において、前記帯電部材に定電流制御された
    電圧を印加し、そのときの電圧を検知してその値に応じ
    て現像バイアス電圧、現像剤担持体の回転速度と該現像
    剤担持体内のマグネットの回転速度の少なくとも一方、
    現像ブレード圧、現像剤撹拌補給手段の速度、或いは像
    担持体面と現像剤担持体との間隔を変化させることを特
    徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電部材には、画像形成のための定
    電流値よりも低い定電流値で制御された電圧が印加され
    ることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像形成時外において、前記帯電部材に
    定電流制御された電圧が印加されることを特徴とする請
    求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 像担持体とこれに圧接される転写ロー
    ラを備え、像担持体上に形成された現像像を、像担持体
    とバイアスを印加した転写ローラとの間を通過する転写
    材に転写する画像形成装置において、前記転写ローラへ
    の印加電圧変化量ΔV(KV)に対する同転写ローラの
    抵抗値変化率を0.9ΔV〜1.1ΔVに設定したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 像を担持する像担持体と、該像担持体
    上に潜像を形成する潜像形成手段と、像担持体上に形成
    された潜像を現像剤で顕像化する現像手段と、像担持体
    上の顕像化された現像像を転写材に転写する転写手段
    と、現像像の転写を受けた転写材を像担持体から分離す
    る分離手段を備える画像形成装置において、前記分離手
    段を少なくとも除電手段を含んで構成するとともに、該
    除電手段で除電する電荷の極性を限定したことを特徴と
    する画像形成装置。
  12. 【請求項12】 限定される除電電荷の極性は、前記転
    写手段に印加される転写バイアスと同極性であることを
    特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記転写手段は、転写ローラで構成さ
    れることを特徴とする請求項11又は12記載の画像形
    成装置。
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