JPH06167750A - 原稿走査装置 - Google Patents

原稿走査装置

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JPH06167750A
JPH06167750A JP4341407A JP34140792A JPH06167750A JP H06167750 A JPH06167750 A JP H06167750A JP 4341407 A JP4341407 A JP 4341407A JP 34140792 A JP34140792 A JP 34140792A JP H06167750 A JPH06167750 A JP H06167750A
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JP
Japan
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fin member
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original glass
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Pending
Application number
JP4341407A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Tagami
和之 田上
Motofumi Kawamoto
基史 川元
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で原稿ガラス台の温度上昇を抑制
でき、消費電力の節電をも可能とする原稿走査装置を提
供する。 【構成】 原稿ガラス台1の上に載置された原稿の走査
の為に原稿ガラス台1の下を左右方向に往復動する露光
ランプ11、反射ミラー12,17,18等の光学系か
ら成り、この原稿の光像を感光体ドラムの感光面に投影
するようにした原稿走査装置10において、該装置10
の上部に原稿ガラス台1の下面に近接するフィン部材2
0を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査露光型の電子写真
複写機における原稿走査装置に関し、更に詳しくは原稿
ガラス面の温度上昇を抑制できるようにした原稿走査装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の走査露光型(スリット露
光型とも呼ばれる)の電子写真複写機の構造の一例を示
す側面図である。
【0003】図中、1は原稿ガラス台であり、2は原稿
ガラス台1の上に載置された原稿を走査露光し、この原
稿の光像を感光体ドラム3の感光面に投影する原稿走査
装置で、原稿走査の為に原稿ガラス台1の下を左右方向
に往復動する露光ランプ、反射ミラー等の光学系から成
っている。一方、感光体ドラム3の周囲には、その回転
方向にしたがって、順次、帯電部4、現像部5、転写搬
送部6、クリーニング・除電部7が配設され、更に給紙
部8、定着部9等を有して上記複写機は構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記複写機
は構造上熱がこもりやすいこともあって、露光ランプと
近接する原稿ガラス台の温度上昇は著しくなる傾向にあ
る。原稿ガラス台は通常使用者が直接手で触れる可能性
があり、ゆえに温度上昇による危険性を防止するため、
複写機内にファン等の送風手段を設け、これによって生
じる空気の流れにより冷却することを従来から行ってい
る。
【0005】しかしながら、上記の如く、複写機内に送
風手段を設けることは消費電力の増大を余儀無くされて
おり、節電が叫ばれている今日にあって、このような消
費電力の増大を招くような手段は好ましくなく、改善が
望まれるところである。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みな
されたもので、簡単な構成で原稿ガラス台の温度上昇を
抑制でき、消費電力の節電をも可能とする原稿走査装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、原稿ガラス台の上に載置された原稿を走
査露光し、この原稿の光像を感光体ドラムの感光面に投
影するようにした原稿走査装置において、該装置の上部
に原稿ガラス台の下面に当接又は近接し且つ原稿ガラス
台下面に対する垂直成分を有するように配置されたフィ
ン部材を有する構成とした。
【0008】また、本発明は、上記構成において、上記
フィン部材が、原稿ガラス台の下面で反射した不要光を
遮るように配置される構成とした。
【0009】また、本発明は、上記構成において、上記
フィン部材を、露光光源の長手方向に対する原稿ガラス
面の温度上昇分布に対応して、その形状を長手方向に異
ならしめる構成とした。
【0010】
【作用】本発明は上述の如く構成されているので、原稿
走査時に露光ランプの照射により高温となった原稿ガラ
ス台下面の空気をフィン部材が往復動しながら剥離、分
散するため、原稿ガラス台の温度上昇が抑制される。な
お、フィン部材の往復動は原稿走査装置自体の往復動
(走査)によって得られるので、特別の駆動機構は必要
とせず、構成は簡単である。
【0011】このようにフィン部材を設けることによ
り、原稿ガラス台の温度上昇の抑制効果が得られるの
で、その分、複写機内に設けた冷却用の送風手段の能力
を落して消費電力の節電が図れる。
【0012】また、原稿ガラス台の温度上昇分布が露光
ランプの長手方向に対して一様でない場合には、その温
度上昇分布に対応させて上記フィン部材の形状を長手方
向に異ならしめることにより、高温空気の剥離、分散が
より効果的に行われ、分布が一様ではない温度上昇も抑
制される。
【0013】また、上記フィン部材を、原稿ガラス台の
下面で反射した不要光を遮るような位置に配置すること
により、上述の原稿ガラス台の温度上昇の抑制効果に加
えて、原稿ガラス台の下面で反射した不要光が原稿走査
装置外へ出ないように遮られるので、洩れ光が無くな
る。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
詳述する。
【0015】図1は本発明の原稿走査装置の一実施例の
構成を示す要部の概略側面図、図2は同じく一実施例の
要部の概略斜視図である。
【0016】本実施例の原稿走査装置10は、原稿ガラ
ス台1の上に載置された原稿(図示せず)の走査の為に
原稿ガラス台1の下を左右方向(図2では矢印Xで示す
方向)に往復動する露光ランプ11、反射ミラー12,
17,18等の光学系を有して成り、走査露光による原
稿の光像を感光体ドラムの感光面に投影するように構成
されている。この構成をさらに詳しく説明すると、露光
ランプ11および第1反射ミラー12並びに露光ランプ
の背面側に設けた反射鏡13はこれらが一体的にケーシ
ング14に保持固定されており、図示しない駆動源より
ケーシング14に付与される駆動によって、露光ランプ
11および第1反射ミラー12は一体的に左右方向へ往
復動する。また、第2反射ミラー17および第3反射ミ
ラー18はケーシング19に保持固定されており、これ
らの部材も図示しない駆動源により左右方向へ一体的に
往復動する。但し、上記ケーシング14は、原稿ガラス
台1上に載置される最大サイズの原稿の端から端まで走
査できるようにある一定の速度(全速)で往復動するの
に対し、上記ケーシング19は光路長を一定にするた
め、上記ケーシング14の移動速度の 1/2(半速)で往
復動するようになっている。つまり、露光ランプ11お
よび第1反射ミラー12は全速で移動し、第2および第
3反射ミラー17,18は半速で移動する。
【0017】さらに、本実施例の原稿走査装置10で特
徴的なのは、ケーシング14の一側板15の上部に原稿
ガラス台1の下面に近接するフィン部材20が原稿ガラ
ス台下面に対して垂直成分を有するように配置固定され
ており、ケーシング14の往復動によりフィン部材20
も一緒に左右方向へ往復動する。なお、フィン部材20
の材質は特に問わないが、例えば鋼板や耐熱性の弾性体
(ポリエチレンテレフタレート樹脂シートなど)等が使
用される。特に、フィン部材20が原稿ガラス台1の下
面に当接する場合には、負荷をおさえるため、少なくと
も当接する部分の材質は樹脂シートのような弾性体を使
用するのが望ましい。
【0018】かかる構成において、露光ランプ11より
放射された光は原稿ガラス台1の下面で反射し、その反
射光、つまり原稿の光像はケーシング14に穿けられた
透光窓16を通過し、図示した矢印で示すように、第1
反射ミラー12、第2反射ミラー17、第3反射ミラー
18で順次所定方向へ反射され、さらに図示しないレン
ズ、固定反射ミラー等を介して感光体ドラムの感光面に
投影される。こうして、露光ランプ11、第1反射ミラ
ー12等が移動しつつ原稿の走査露光が行われるが、走
査露光中、露光ランプ11より放射される熱によって高
温となった原稿ガラス台1下面の空気は、往復動してい
るフィン部材20により剥離、分散されるため、原稿ガ
ラス台1の温度上昇は抑制される。
【0019】なお、こうした原稿ガラス台1の温度上昇
分布が露光ランプ11の長手方向に対してほぼ一様であ
る場合には、フィン部材20の高さ形状も一様なもので
構わないが、この温度上昇分布が一様ではない場合も多
くあり、そのような場合にはその温度上昇分布に対応さ
せてフィン部材20の形状を長手方向に異ならしめるこ
とが望ましい。こうすることにより、高温空気の剥離、
分散がより効果的に行われ、分布が一様ではない温度上
昇も十分抑制することが出来る。使用する露光ランプ1
1の種類にもよるが、一般的に露光ランプ11の長手方
向の中央における温度上昇が特に大きくなる傾向が高
く、そのような場合にはフィン部材20を例えば図3の
(a)に示すような中央が突出した形状(図2に示すも
のも同様)とすることが望ましい。また、図3の(b)
及び(c)に示す如き三角形状や台形状とすることも任
意である。さらに、図3の(d)に示す全体が三角形状
で櫛形状のものも移動に対する空気の抵抗力の調整が容
易であるため好ましい。
【0020】少なくとも、装置のケーシング上部と原稿
ガラス台下面との間隔の50%以上の割合をフィン部材が
占めるような形状であることが効果の上では望ましい。
また、フィン部材と原稿ガラス台下面との間隔は最も接
近する箇所で 0.1〜2mm程度であることが望ましい。
【0021】図4は、現行の電子写真複写機において、
上記のようなフィン部材20の有無により原稿ガラス台
1の温度上昇がどの程度異なるのかを示したもので、曲
線Aはフィン部材有りの場合、曲線Bはフィン部材無し
の場合をそれぞれ示している。図4に示す結果より、フ
ィン部材20による原稿ガラス台1の温度上昇を抑制す
る効果が得られることが明白であり、よって、その分、
複写機内に従来より設けられている冷却用の送風手段の
能力を落して消費電力の節電を図ることが可能である。
【0022】図5は本発明の原稿走査装置の別の実施例
の構成を示す要部の概略側面図である。
【0023】本実施例では、フィン部材20をケーシン
グ14の一側面15とは対向する側の一側面21に固定
している。このような位置に、フィン部材20を設ける
ことにより、上述の原稿ガラス台1の温度上昇を抑制す
る効果に加えて、図中の矢印aに示すような原稿ガラス
台1の下面で反射した原稿の光像以外の不要光がそのま
ま原稿走査装置外へ出ないようにフィン部材20で遮光
することによりいわゆる洩れ光を無くすことが出来る。
但し、前述のようにフィン部材20の形状を長手方向で
異ならしめる場合には、遮光性を損わない範囲で行なう
ことが望ましい。
【0024】なお、本発明において、フィン部材20を
設ける位置は、原稿ガラス台1の下面に近接する位置で
あれば、上述の実施例に限定されるものではなく、また
1箇所に限る必要もなく、複数箇所に同時に設けるよう
にしてもよい。
【0025】また、上述の実施例のように、フィン部材
20を原稿ガラス台1の下面に近接するのではなくて当
接する位置に設けるようにしてもよい。この場合、前記
のようにフィン部材の材質を本発明の効果を損わない範
囲で比較的軟質なものとすることで、接触による負荷を
最小限におさえることが可能である。また、上述の実施
例では、フィン部材20をケーシング14の一側面に固
定しているが、フィン部材20はこのようにケーシング
14と別体ではなく一体に形成されていても勿論かまわ
ない。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の原
稿走査装置によれば、原稿走査時に露光ランプの照射に
より高温となった原稿ガラス台下面の空気をフィン部材
が往復動しながら剥離、分散するので、原稿ガラス台の
温度上昇を抑制することが出来る。しかも、このフィン
部材の往復動は原稿走査装置自体の往復動(走査)によ
って得られるので、特別の駆動機構は不要で、きわめて
簡単な構成にて優れた効果が発揮される。
【0027】また、このようなフィン部材を設けること
で、原稿ガラス台の温度を抑制する優れた効果が得られ
るので、その分、複写機内に設けた冷却用の送風手段の
能力を落して消費電力の節電を図ることが出来る。
【0028】また、原稿ガラス台の温度上昇分布が露光
ランプの長手方向に対して一様でない場合にあっては、
その温度上昇分布に対応させて上記フィン部材の形状を
長手方向に異ならしめることで、高温空気の剥離、分散
がより効果的に行われるので、分布が一様でない温度上
昇も抑制することが出来る。
【0029】また、特に、上記フィン部材を、原稿ガラ
ス台の下面で反射した不要光を遮るような位置に配置す
れば、原稿ガラス台の温度上昇を抑制する効果に加え
て、上記不要光を原稿走査装置外へ出ないように遮るこ
とで洩れ光を無くする効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿走査装置の一実施例の構成を示す
要部の概略側面図である。
【図2】同じく一実施例の要部の概略斜視図である。
【図3】フィン部材の形状の具体例を示す図である。
【図4】フィン部材を設けることによる効果を示すグラ
フ図である。
【図5】本発明の原稿走査装置の別の実施例の構成を示
す要部の概略側面図である。
【図6】従来の走査露光型の電子写真複写機の構造の一
例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 原稿ガラス台 2 原稿走査装置 3 感光体ドラム 4 帯電部 5 現像部 6 転写搬送部 7 クリーニング・除電部 8 給紙部 9 定着部 10 原稿走査装置 11 露光ランプ 12 第1反射ミラー 13 反射鏡 14 ケーシング 16 透光窓 17 第2反射ミラー 18 第3反射ミラー 19 ケーシング 20 フィン部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿ガラス台の上に載置された原稿を走
    査露光し、この原稿の光像を感光体ドラムの感光面に投
    影するようにした原稿走査装置において、該装置の上部
    に原稿ガラス台の下面に当接又は近接し且つ原稿ガラス
    台下面に対する垂直成分を有するように配置されたフィ
    ン部材を有することを特徴とする原稿走査装置。
  2. 【請求項2】 前記フィン部材は、原稿ガラス台の下面
    で反射した不要光を遮るように配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の原稿走査装置。
  3. 【請求項3】 前記フィン部材は、露光光源の長手方向
    に対する原稿ガラス面の温度上昇分布に対応して、その
    形状を長手方向に異ならしめたことを特徴とする請求項
    1または2記載の原稿走査装置。
JP4341407A 1992-11-27 1992-11-27 原稿走査装置 Pending JPH06167750A (ja)

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JP4341407A JPH06167750A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 原稿走査装置

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JP4341407A JPH06167750A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 原稿走査装置

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JPH06167750A true JPH06167750A (ja) 1994-06-14

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JP4341407A Pending JPH06167750A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 原稿走査装置

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JP (1) JPH06167750A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318406A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318406A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置

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